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T 8032-2

:2015

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  原理

2

5

  試験物質及び被験者

2

5.1

  試験物質

2

5.2

  被験者

2

6

  試験装置など

4

6.1

  法−塩化ナトリウム(NaCl)法

4

6.2

  法−六ふっ化硫黄(SF

6

4

6.3

  その他の装置

4

7

  試験手順

5

8

  計算

6

9

  試験報告書

6

附属書 A(参考)サンプリング用プローブ及びその配置例

7

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表

9


T 8032-2

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)及

び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出が

あり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS T 8032

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

T

8032-1

  第 1 部:ガス気密性の求め方(内部圧力試験)

JIS

T

8032-2

  第 2 部:エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)

JIS

T

8032-3

  第 3 部:液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェット試験)

JIS

T

8032-4

  第 4 部:液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)

JIS

T

8032-5

  第 5 部:液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)


日本工業規格

JIS

 T

8032-2

:2015

化学防護服完成品の試験方法−第 2 部:エアロゾル

及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)

Protective clothing-Test methods for clothing providing protection against

chemicals-Part 2: Determination of resistance to inward leakage of

aerosols and gases (inward leakage test)

序文

この規格は,2012 年に第 1 版として発行された ISO 17491-2 を基とし,使用上の利便性を考慮するため

技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,化学防護服のうち気密服及び陽圧服(以下,防護服という。

)の服内部への漏れ率の求め方

をエアロゾル雰囲気(A 法)又は気体雰囲気(B 法)を用いて試験する方法を規定する。

この方法を用いて,被験者による動的条件の下での防護服の防護性能を評価することができる。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 17491-2:2012

,Protective clothing−Test methods for clothing providing protection against

chemicals−Part 2: Determination of resistance to inward leakage of aerosols and gases (inward

leakage test)(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS T 8032-1

  化学防護服完成品の試験方法−第 1 部:ガス気密性の求め方(内部圧力試験)

JIS T 8157

  電動ファン付き呼吸用保護具

JIS T 8159

  呼吸用保護具の漏れ率試験方法

EN 136

,Respiratory protective devices−Full face masks−Requirements, testing, marking

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 8032-1 によるほか,次による。


2

T 8032-2

:2015

3.1

陽圧服(positive pressured non-gas-tight suit)

手,足及び頭部を含め全身を防護する防護服で,外部から呼吸可能な空気を取り入れ服内部を陽圧に保

つ構造の非気密形全身化学防護服。

4

原理

試験用防護服を着用した被験者が,試験チャンバの中にあるトレッドミル上を歩く。試験チャンバ内に

は,一定濃度の試験物質(A 法は塩化ナトリウム,B 法は六ふっ化硫黄)が導入されている。防護服内の

空気を防護服内部に配置されたプローブを通して採取して,服内の試験物質濃度を測定する。別のプロー

ブで試験チャンバ内の試験物質濃度を測定する。服内に呼吸可能な空気を送り込む場合の流量は,公称最

小流量とする。気密服で,外部空気源が装備されていない場合,被験者は,適切な自給式呼吸器を装備す

ることとし,

試料空気の採取によって服内部が陰圧になることから発生する内部への漏れを防止するため,

採取流量と同じ流量の清浄な乾燥空気を服内に補充する。代表的な配置を,

図 に示す。

注記  A 法はエアロゾルの,B 法は気体の模擬試験である。

5

試験物質及び被験者

5.1

試験物質

5.1.1

A

法−塩化ナトリウム(NaCl)法

A 法で使用する試験物質は,EN 136 又は JIS T 8157 で規定する NaCl エアロゾルとする。

被験者は試験の対象となる防護服を着用し,NaCl 試験雰囲気に囲まれた状態で試験する(

図 参照)。

a)

EN 136

で規定する NaCl エアロゾル

1)

試験チャンバ内の NaCl の平均濃度は(8±4)mg/m

3

とし,濃度平均値に対する変動幅が 15 %を超

えてはならない。

2)

粒径分布は,0.02 μm から 2 μm 空気力学相当径とする(質量中央径は 0.6 μm)

b)  JIS T 8157

で規定する NaCl エアロゾル

1)

試験チャンバ内の NaCl の平均濃度は(12±6)mg/m

3

とし,濃度平均値に対する変動幅が 10 %を超

えてはならない。

2)

個数粒径分布の中央値は,0.06 μm∼0.2 μm とし,幾何標準偏差が,2.0 以下でなければならない。

5.1.2

B

法−六ふっ化硫黄(SF

6

B 法で使用する試験物質は,SF

6

ガスとする。被験者は試験の対象となる防護服を着用し,SF

6

試験雰囲

気に囲まれた状態で試験する(

図 参照)。SF

6

が防護服の内側に蓄積する可能性があることから,0.1  体

積%の SF

6

試験雰囲気を推奨する。

防護服の排気装置が,試験中,試験化学物質を含まない雰囲気と接続しているのでなければ,排気装置

としてフィルターを利用した防護服に SF

6

を用いてはならない。

5.2

被験者

a)

試験に当たっては,この試験装置又は同様の装置の利用に精通した,適切な人員を選択する。被験者

に対する試験前の検診の必要性又は試験中の監督の必要性は,試験監督者の裁量に委ねられる。

b)

試験前に,防護服が試験を行うに良好な状態にあり,危険有害性を伴わずに使用可能かを検査する。2

着の防護服をそれぞれ 2 人の被験者に着用させて試験する。1 着の防護服は前処理する。

注記  想定される使用条件に基づき前処理する。必要な場合を除いて,高温又は低温による前処理


3

T 8032-2

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は行わない。

c)

試験する防護服は,被験者に,製造業者の説明書に従って適切なサイズを選択させる。次いで,被験

者に,製造業者の着用説明書を読ませる。必要に応じて,試験監督者が,着用説明書に従って被験者

に防護服の正しい着用方法を示す。防護服を被験者に試着させ,被験者に“サイズは適正か”と尋ね

る。答えが“適正である”であれば,試験を実施することができる。もし答えが“適正でない”であ

れば,被験者を被験者リストから外し,その事実を報告する。

1

ダクト

2

バッフル

3

アトマイザー(A 法)

4

ファン

5

バルブ

6

ポンプ

7

検出器

8

補助給気(A 法)

9

試験チャンバ内サンプル

10  呼吸帯域のサンプル 
11  呼吸用空気供給 
12  試験チャンバ 
13  トレッドミル

図 1−内部への漏れ率試験の配置例


4

T 8032-2

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6

試験装置など

6.1

A

法−塩化ナトリウム(NaCl)法

6.1.1

エアロゾル発生器

NaCl エアロゾルは,試薬用 NaCl を質量比 2 %に精製水で希釈した NaCl 水溶液を用い,アトマイザーを

使用して発生させる。アトマイザーのノズルは,正しい位置で使用する。

アトマイザー及びその収納ケースにダクトをはめ込み,ダクトから間断なく空気を流す。エアロゾルの

粒子を完全に乾燥させるために,空気の加熱又は除湿の必要が生じる場合もある。

6.1.2

NaCl

検出器

a)

検出器は,連続的に試験雰囲気中の NaCl を分析できなければならない。試験チャンバ内雰囲気のサ

ンプリング用プローブは,被験者のフード近傍に配置する。防護服内の NaCl 濃度を分析し,記録す

る。防護服の頭部域内での測定濃度が,内部への漏れ(漏れ率)の尺度となる。試験は,試験チャン

バ内の相対湿度 60 %未満で実施する。検出器のタイプによっては,清浄な乾燥空気でサンプルを希釈

(補助給気)する必要がある。補助給気を行った場合は,サンプリング流量は,全流量から補助給気

量を引いた値となる。

注記  サンプリング用プローブ及びその配置例は,附属書 に示してある。

b)

試験雰囲気の分析に適する分析器には,炎光光度計,光散乱検知器などがある。

6.2

B

法−六ふっ化硫黄(SF

6

6.2.1

SF

6

検出器

a)

検出器は,連続的に試験雰囲気中の SF

6

を分析できなければならない。ただし,連続的に分析できる

検出器が用意できない場合は,断続的に測定するものでもよい。少なくとも 3 分間隔で試験雰囲気を

分析する。試験チャンバ内雰囲気のサンプリング用プローブは被験者のフード近傍に配置する。防護

服内の SF

6

濃度を分析し,記録する。防護服の頭部域内での測定濃度が,内部への漏れ(漏れ率)の

尺度となる。

注記  サンプリング用プローブ及びその配置例は,附属書 に示してある。

b)

試験雰囲気の分析に適する分析器には,熱伝導度,赤外分光法,又は希釈を伴う電子捕獲に基づくも

のがある。電子捕獲検出器又は赤外線システムを用いて,防護服内の SF

6

濃度をモニタリングしても

よい。

6.3

その他の装置

6.3.1

サンプル採取ポンプ

サンプル採取ポンプは,試験中の防護服から空気サンプルを抜き取るためのポンプが検出器に備えられ

ていない場合に使用する。このポンプは,サンプリングプローブから一定の速度で採取できるように調節

する。

6.3.2

チャンバ内濃度検出器

チャンバ内濃度検出器は,服内濃度検出器と独立した別個の検出器を使用することが望ましい。検出器

をもう 1 台用意できない場合は,1 台の検出器で測定してもよい。この場合,検出器を清浄時のバックグ

ラウンドレベルに戻す時間が必要になる。

6.3.3

サンプリング用プローブ

サンプリング用プローブは,適切な長さのプラスチック管とこれに取り付けられた多孔プローブから成

る。多孔プローブの例としては,

附属書 に示すプローブ,JIS T 8159 の図 に示すプローブなどがある。

サンプリング用プローブは,

図 の 9 及び 10 のサンプリング管の先端部に取り付ける。


5

T 8032-2

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6.3.4

試験チャンバ

試験チャンバは透明材料を使用し,横断面の最小寸法は 0.7 m とし,トレッドミルに乗った被験者の頭

上に適切な空間が確保される高さとする(

図 参照)。試験チャンバは,5.1.1 又は 5.1.2 の試験雰囲気を維

持できなければならない。有効作業容積内では試験化学物質の濃度が均一であることを確認する。

6.3.5

トレッドミル

チャンバ内に設置し,2 %の勾配をもち,5 km/h の一定速度を維持できるトレッドミルとする。

7

試験手順

a)

防護服の説明書に従って,被験者が防護服を着用する。防護服の下に着用する衣服は,標準的な下着,

ズボン及び長袖のシャツとする。試験中に防護服の調整を行ったときは,再度,始めから全ての運動

を試験する。試験進行中は,試験結果を被験者に知らせない。

b)

表 の手順に従って試験を行う。SF

6

の試験チャンバ内濃度に関しては,試験中,少なくとも 3 分間

隔でサンプリングを行う。

c)

試験結果を次の運動の試験結果にもち越さないため,各運動時間(

表 の想定作業時間)の最後の 2

分間の算術平均濃度を測定する。

表 1−服内部への漏れ率試験の手順

作業

想定作業時間

a)

(分)

a)

被験者が防護服を着用する。

b)

製造業者の説明書に従って,フットウエア,手袋などを着用する。

c)

静止立位の状態で被験者の服内のサンプリング点の平均濃度を測定し,バックグラ
ウンド濃度とする(試験チャンバの外で測定)

3

d)

試験チャンバへの試験物質の導入を開始し,安定化させる。

e)

被験者が試験チャンバ内に入り,サンプリング管をサンプリング点に接続する。

f)

被験者を静止させたまま,サンプリング点における平均濃度を記録する。 3

g)

トレッドミルを作動させ,3 分間歩行する。5 km/h 歩行における,サンプリング点

における平均濃度を記録する。

3

h)

トレッドミルを停止する。

i)

頭上の高さまで腕を上下させ,腕が上を向いている状態[例えば,物体(1/2 のレン

ガ)を机から棚に持ち上げる]での,サンプリング点における平均濃度を記録する。

3

j)

スクワット動作を連続的に行っている状態での,サンプリング点における平均濃度
を記録する。

b)

3

k)

気体サンプリング用の手動ポンプを使っている状態での,サンプリング点における
平均濃度を記録する。

3

l)

胸のところで腕組みし,腰をひねっている状態での,サンプリング点における平均

濃度を記録する。

b)

3

m)

サンプリング管を外し,被験者は試験チャンバから退室し,防護服を脱衣する。

a)

  試験時間の合計は異なることがある。全ての試験時間は概略の時間であり,試験は適切な状態で実施する必

要がある。SCBA(自給式呼吸器)又はその他の短時間しか使用できない呼吸用保護具を使用する場合は,

運動時間を適切な時間に区切って,空気供給の変化に対応し,運動時間全体が完了するように配慮しなけれ
ばならない。

b)

  スクワット動作,腰ひねり動作などを行う場合には,例えば,3 秒間に 1 回のペースなど,ゆっくりとした

動作で行う。


6

T 8032-2

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8

計算

個別の試験運動について,運動時間の最後の 2 分間の算術平均を計算する。

各運動による個別漏れ率 L

m

は,式(1)を用いて計算する。

100

m

×

=

C

m

L

   (1)

ここに,

C

試験チャンバ内の濃度

m

各運動による防護服内の平均濃度

チャンバ内濃度及び防護服内濃度は,各測定値からバックグラウンド濃度を差し引いた値とする。

全漏れ率 L

T

は,式(2)を用いて計算する。

=

m

T

6

1

L

L

  (2)

9

試験報告書

試験報告書には,次の事項を記載する。

a)

この規格(JIS T 8032-2)の番号及び西暦年

b)

用いた試験方法,すなわち,A 法又は B 法

c)

製造業者名及び/又は供給者名,又はその略号

d)

試験チャンバ内の試験環境温度及び相対湿度

e)

試験中の試験チャンバ内の試験物質の平均濃度。必要であれば,試験中に試験環境をどのように作り

出したかに関する詳細を含む。

f)

個別漏れ率:各運動時における防護服内の試験物質濃度(個別漏れ率)

g)

箇条 で計算された内部への全漏れ率

h)

代替手順など,その他の特記事項及び観察結果


7

T 8032-2

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附属書 A

参考)

サンプリング用プローブ及びその配置例

サンプリング用プローブは,直径約 20 mm のプラスチック製のボールが取り付けられている 1 本のホー

スから成る。このプラスチック製のボールの外周には,直径 1.5 mm の 8 個の穴が等間隔にあけられてい

る(

図 A.1 参照)。

硬質のバイザー(アイピースともいう。

)が付いている化学防護服の場合には,適切な箇所にパーフォレ

ーション(目打ちなどによって付ける小さな穴)を付けることによって,バイザーのプレートをサンプリ

ング用プローブの接続に使用することができる。バイザーのパーフォレーションを通したサンプリング用

プローブに対する接合部は,全てしっかりと封止する。

軟質のフードが付いている化学防護服の場合には,

ヘッドギアが必要な場合がある。

このヘッドギアは,

サンプリング用プローブを正しい位置に取り付け,ホースを接続するためのものである(

図 A.2 参照)。

いずれのタイプの化学防護服も,試験を行う場合は,

図 A.1 と図 A.2 に示す方向にサンプリング用プロ

ーブの開口部を取り付ける。二つ目のサンプリング用プローブは,試験チャンバ内の試験物質濃度の測定

に用いる。いずれのサンプリング用プローブも,柔軟性のあるホース(できるだけ短くて薄いもの)を使

って,分析機器に接続する。

サンプリングは,最大流量 3 L/min で連続的に行う。

1

サンプリング用プローブ

2

バイザー

図 A.1−硬質のバイザーが付いている器具に使用するボール・プローブ


8

T 8032-2

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1

フード

2

ヘッドギア

3

可調整プローブホルダー

4

サンプリング用プローブ

5

ホース

図 A.2−軟質フードが付いている防護服の代表的なサンプリング装置

参考文献

[1]  JIS T 8115  化学防護服 
[2]  JIS T 8124-2  固体粉じんに対する防護服−第 2 部:微粒子エアロゾルに対する全身化学防護服内部へ

の漏れ率試験方法


9

T 8032-2

:2015

附属書 JA

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS T 8032-2:2015

  化学防護服完成品の試験方法−第 2 部:エアロゾル及び気体の漏れ

率の求め方(内部への漏れ率試験)

ISO 17491-2:2012

,Protective clothing−Test methods for clothing providing

protection against chemicals−Part 2: Determination of resistance to inward leakage 
of aerosols and gases (inward leakage test)

(I)JIS の規定

(II)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1 適用範囲

試験手順には,A 法
及び B 法がある。

 1

JIS

とほぼ同じ

試験手順には,試験方法 1

及び試験方法 2 がある。

変更

呼称を統一した。

次回 ISO に提案する。

2  引用規格

追加

引用規格があり,それらを追加

した。

次回 ISO に提案する。

3  用語及び
定義

3.1  陽圧服   2.6

全 身

非気密防

護服

JIS

とほぼ同じ

変更

このタイプの防護服(タイプ 2
化学防護服)は,実態としては

陽圧服のことであり,我が国の

一般的呼称である陽圧服を用語
として用いた。

次回 ISO に提案する。

4  原理

チ ャ ン バ 内 試 験 濃

度を測定

 3

JIS

とほぼ同じ

防護服内部圧力を測定

変更

服内圧力の測定は,報告すべき

項目ではない。あえて圧力を測

定し記録する意味はないため。

次回 ISO に提案する。

5  試験物質
及び被験者

5.1.1 A 法−NaCl に
ついて規定

 4.1

追加

JIS T 8124-2

との整合のため JIS 

T 8157

で規定する NaCl エアロ

ゾルを追加

次回 ISO に提案する。

図 1  内部への漏れ

率試験の配置例

図 1 及び

図 2

JIS

とほぼ同じ

変更

図 1 及び図 2 を統合し,実態に

即した模式図に修正した。

次回 ISO に提案する。

図 3

アトマイザー配置例

削除

図面が不明確であり,かつ,あ
えて記載する必要性もないこと

から削除した

よ り 明 瞭 に す る こ と を 次 回

ISO

に提案する。

9

T

 80

32
-2


2015


10

T 8032-2

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

6  試験装置
など

6.1.2 NaCl 検出器

5.1.2 
 
 
 
 
 
5.1.2.1

NaCl 検出器の要件を規定

変更 

・5.1.2.1∼5.1.2.2 を統合した。

・6.2.1 の SF

6

検出器の要件に整

合させた。ただし,ISO 規格に

規定する NaCl 検出器に特有の

要 件 は そ の ま ま 残 す 規 定 と し
た。

JIS は附属書 A を“参考”と

した。このため附属書 A を引用
する箇所を“注記”とした。

次回 ISO に提案する

 6.2.1

SF

6

検出器

5.2.1  具体的な位置を指定して

いる。

変更

・チャンバ内サンプリングの位

置を NaCl と同じとした。技術的

な差異はない。

次回 ISO に提案する。

5.2.2 

JIS は附属書 A を“参考”と
した。このため附属書 A を引用

する箇所を“注記”とした。

 6.3

その他の装置

5.1.2.3,
5.1.2.4,
5.2.2∼ 
5.2.4

検 出 器 以 外 の 装 置 は ,
NaCl 及び SF

6

で共通であ

り,JIS では,その他の装

置として項を設けた。

変更

利用者の利便性向上のためであ

り,技術的な差異はない。

次回 ISO に提案する。

 6.3.3

サンプリング

用プローブ

 5.2.2

附属書 A に示すプローブ

追加 

我が国で使用しているため JIS 

T 8159

の図 3 を追加した。

 6.3.4

試験チャンバ

と し て 各 々 の 試 験

雰 囲 気 を 維 持 で き
るものと規定した。

 5.2.3

チャンバ内流速等を具体

的に規定する。

変更

チ ャ ン バ の サ イ ズ に よ っ て は

ISO

規格に規定する数値は意味

を な さ な く な る こ と が あ る た
め,規定内容を変更した。

次回 ISO に提案する。

5.2.5

圧力測定用プローブ

削除

報告事項でもなく,実態として

使用しないため削除した。

次回 ISO に提案する。

 
 

10

T

 80

32
-2


2015


11

T 8032-2

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

7 試験手順 a)

試験中に防護服

の 調 整 を 行 っ た 場
合は,試験は,最初

の 運 動 か ら 再 試 験

する。

 6.1

試験中に防護服の調整を

行った場合は,その運動か
ら再開する。

変更

各運動は,3 分間にすぎず,種

類も 6 種類であるため,誤差の
発生を避けるため,最初から繰

り返すことが望ましい。

次回 ISO に提案する。

表 1  服内部への漏
れ率試験の手順

表 1

JIS

とほぼ同じ

変更

具体的な手順に合わせた。技術
的な差異はない。

次回 ISO に提案する。

8  計算

求 め ら れ た 運 動 ご

と の 個 別 漏 れ 率 の
平 均 を 全 漏 れ 率 と

した。

 7

各運動による漏れ率の平

均から全漏れ率を計算す
る。

変更

より正確な計算式とした。技術

的な差異はない。

次回 ISO に提案する。

9  試験報告

試 験 報 告 書 の 記 載

事項を規定

 8

JIS

とほぼ同じ

削除

細別 h)  を削除。この試験は服内

部への漏れ率を測定するための
試験であり,服内部の圧力を測

定 す る た め の 試 験 で は な い た

め,圧力の測定及びその報告を
不要として削除した。

次回 ISO に提案する。

附属書 A

サ ン プ リ ン グ 用 プ

ロ ー ブ の 配 置 例 を

(参考)として示し
ている。

附属書 A

JIS

とほぼ同じであるが,

(規定)となっている。

変更

附属書のサンプリング用プロー

ブは,呼吸用保護具のための用

具の一例であり,この規格では
これに限定する必要はない。

次回 ISO に提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 17491-2:2012,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

11

T

 80

32
-2


2015