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T 7231-2 : 1998 (ISO/DIS 7376-2 : 1996) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生大臣が制定した日本工

業規格である。 

JIS T 7231-2には,次に示す附属書がある。 

附属書A(参考) 材料とデザインについての推奨事項

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

T 7231-2 : 1998 

(ISO/DIS 7376-2 : 1996) 

こう(喉)頭鏡接合部−第2部 

従来形のブレード用 

電球のねじ及びソケット 

Laryngoscopic fittings−Part 2 : Miniature electric lamps− 

Screw-threads and sockets for conventional blades 

序文 この規格は,1984年に第1版として発行され,1996年に改正案として提示されたISO/DIS 7376-2, 

Laryngoscopic fittings−Part 2 : Miniature electric lamps−Screw-threads and sockets for conventional bladesを翻

訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で下線(点線)を施してある箇所は,原国際規格の規定内容を変更した事項又は原国際規

格にはない事項である。 

この規格は,個々の製造業者によって作られる従来形のこう頭鏡のブレードに用いられる電球の互換性を

確実にするために,JIS T 7231-1 (ISO 7376-1) に規定された従来形のこう頭鏡のブレードに用いられる電

球のねじとソケットについて規定する。5.2と6.2に規定するねじの寸法はインチ系寸法で表してある。こ

れは,過去50年間にわたって硬性こう頭鏡に最も広く使われてきた電球及びソケットのねじのシステムは

インチねじの規格に従ってきたからである。 

1. 適用範囲 この規格は,JIS T 7231-1 (ISO 7376-1) に規定されたこう頭鏡のブレードに使われている

電球とソケットに用いるねじに関する要求事項,及びこれらの電球の接触性,形状,寸法について規定す

る。 

2. 引用規格 この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS B 0206 ユニファイ並目ねじ 

JIS B 0210 ユニファイ並目ねじの許容限界寸法及び公差 

JIS T 7231-1 : 1998 こう(喉)頭鏡接合部−第1部 従来形のフックオン式ハンドル・ブレード間接

合部 

備考 ISO 7376-1 : 1994, Laryngoscopic fittings−Part 1 : Conventional hook-on type handle-blade fittings

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

ISO 5864 ISO inch screw threads−Allowances and tolerances 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 

3.1 

電球 (lamp)  こう頭鏡使用中の照明を与えるためのフィラメント豆電球。

T 7231-2 : 1998 (ISO/DIS 7376-2 : 1996) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.2 

金属キャップ (metal cap)  おねじをもち電球の電気的接触と機械的かみ合わせを確実にする電球

の金属製外殻。 

3.3 

ソケット (socket)  電球との電気的接触及び機械的かみ合わせを確実にするために,こう頭鏡のブ

レードに取り付けた,めねじをもつ部品。 

4. 材料 電気接点は,ソケットと電球の間の電気回路内の耐久性及び接触性を確実にするために,耐食

性の電気伝導性材料で作られていなければならない。 

5. 電球 

5.1 

金属キャップ及び基部接点 

5.1.1 

電球の金属キャップと絶縁体及びワッシャーを含む基部接点は,図1及び表1に従わなければなら

ない。 

5.1.2 

金属キャップの外側は,ソケットヘの電球の挿入とソケットからの取り外しを容易にするように設

計されていなければならない。 

5.1.3 

電球の基部接点は,強固に取り付けられ,電球の挿入中に加えられる軸方向の力によく耐えうるも

のでなければならない。そのすべての寸法は,ワッシャーが圧縮される分を除いて,正常な使用で変化し

てはならない。 

5.2 

電球用のねじ 

5.2.1 

小さい方の電球の金属キャップのねじは,1/8-72 UN-3Aの呼び及び名称のものに適合し(表1参

照),ISO 5864に従って設計されなければならない。 

5.2.2 

大きい方の電球の金属キャップのねじは,JIS B 0206及びJIS B 0210の規定によるNo.8-32 UNC-2A

の呼び及び名称のものに適合し(表1参照),ISO 5864によって設計されなければならない。 

6. ソケット 

6.1 

寸法及び中央接点 

6.1.1 

ソケットの寸法は,図1及び表1によらなければならない。 

6.1.2 

電球を緩める場合には,消灯するまでに1.5回転以上を要し,次いで電球がソケットから外れるよ

うに作られていなければならない。 

備考 ソケットは,電球がいったん定位置にねじ込まれたとき,電球が回転しないようにしっかりと

保持されることが望ましい。 

6.1.3 

ソケットの中央接点には,電球との電気的接触を確実に保持する機構,例えば,スプリングなどを

備えていなければならない。 

6.2 

ソケットのめねじ 

6.2.1 

小さい方の電球用のソケットのめねじは,1/8 72 UN-3Bの呼び及び名称のものに適合し,ISO 5864

に従って設計されなければならない。 

6.2.2 

大きい方の電球用のソケットのめねじは,JIS B 0206及びJIS B 0210の規定によるNo.8-32 UNC-2B

の呼び及び名称のものに適合し,ISO 5864によって設計されなければならない。 

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T 7231-2 : 1998 (ISO/DIS 7376-2 : 1996) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 電球及びソケットの寸法 

表1 電球及びソケットの寸法 

単位mm 

寸法 

C(1) 

φD 

E(2) 

φG 

φH(3) J(4) 

ワッシャー O−シール 

小 
1/8-72 UN 

0.5(5) 
±0.1 

0.8 
±0.2 

1.0 
±0.2 

1.4 
±0.4 

2.6 
±0.4 

4.0 
±0.3 

4.3 
±0.2 

3.7 
±0.2 

0.2 

最小 

11.5 
±2.5 

大 
No.8-32 UNC 

0.5(6) 
±0.1 

0.9(6) 
±0.05 

(断面) 

0.9 
±0.2 

1.2 
±0.2 

2.0 
±0.5 

3.5 
±0.4 

4.9 
±0.3 

5.5 
±0.5 

4.6 
±0.2 

0.2 

最小 

12 
±2.5 

注(1) “C” は,完全ねじ部が始まるまでの寸法 

(2) “E” は,ソケット内で電球を差し込んで電気接点に至る深さ 
(3) “φH” は,ソケットのねじの面取り部の外径 
(4) “J” は,シール用平面の最小幅 
(5) 小さい方の電球の電気的接続は,挿入中,ワッシャーが (35±10) %まで圧縮されたときに確実

となる。 

(6) 大きい方の電球の電気的接続は,挿入中,ワッシャーが (15±5) %まで圧縮されたとき,又はO

−シールが (65±5) %まで圧縮されたときに確実となる。 

T 7231-2 : 1998 (ISO/DIS 7376-2 : 1996) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(参考) 

材料及びデザインについての推奨事項 使用できるように組み立てられたこう頭鏡のブレードは,そのま

まオートクレープ滅菌できることが望ましい。 

原案作成委員会構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

瀧 野 善 夫 

日本麻酔学会(東京歯科大学市川総合病院) 

新 井 豊 久 

日本麻酔学会(藤田保健衛生大学医学部) 

川 島 康 男 

日本麻酔学会(関東逓信病院) 

木 谷 泰 治 

日本麻酔学会(群馬大学医学部) 

釘 宮 豊 城 

日本麻酔学会(順天堂大学医学部) 

佐 藤   暢 

日本麻酔学会(鳥取大学医学部) 

田 勢 長一郎 

日本麻酔学会(福島県立医科大学) 

阿 部 伸 二 

日本医科器械学会(五十嵐医科工業株式会社) 

市 河 鴻 一 

日本医科器械学会(株式会社アイカ) 

大 友 康 伸 

日本医科器械学会(株式会社オメダ) 

加 藤 文 彦 

日本医科器械学会(株式会社アコマ) 

河 本   晋 

日本医科器械学会(日本メディコ株式会社) 

菰 田 重 雄 

日本医科器械学会(泉工医科工業株式会社) 

村 田   治 

日本医科器械学会(株式会社ムラコ) 

安 光   秀 

日本医科器械学会(株式会社アイエムアイ) 

医療安全用具部会 麻酔器専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

佐 藤   暢 

鳥取大学 

山 田   満 

国立大蔵病院 

市 河 鴻 一 

日本医用機器工業会 

西 出 徹 雄 

通商産業省工業技術院標準部 

渡 辺   敏 

北里大学 

新 田 好 広 

日本メディコ株式会社 

小 池 英 二 

アトムメディカル株式会社 

加 藤 文 彦 

アコマ医科工業株式会社 

新 井 豊 久 

藤田保健衛生大学 

滝 澤 秀次郎 

厚生省薬務局 

与五沢 利 夫 

国立国際医療センター病院 

安 光   秀 

アイ・エム・アイ株式会社 

増 田 恒 夫 

テルモ株式会社 

瀧 野 善 夫 

東京歯科大学市川総合病院 

井 上 政 昭 

泉工医科工業株式会社 

川 島 康 男 

関東逓信病院 

(事務局) 

早 野 幸 雄 

工業技術院標準部消費生活規格課 

橋 田 安 弘 

工業技術院標準部消費生活規格課