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T 6525-1

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類 

2

5

  品質 

2

5.1

  生体適合性  

2

5.2

  pH   

2

5.3

  微生物汚染  

2

5.4

  安定性  

2

5.5

  洗浄性  

2

5.6

  粘着強さ  

2

6

  サンプリング  

2

7

  試験方法  

2

7.1

  試験条件  

2

7.2

  pH   

2

7.3

  安定性−経時変化手順  

3

7.4

  洗浄性  

3

7.5

  粘着強さ I  

3

7.6

  粘着強さ II  

6

7.7

  評価  

7

8

  包装 

7

9

  表示及び添付文書  

8

9.1

  表示  

8

9.2

  添付文書  

8

参考文献  

9

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

10


T 6525-1

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本歯科材料工業

協同組合(JDMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格であ

る。

これによって,JIS T 6525-1:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS T 6525

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS T 6525-1

  第 1 部:粘着型義歯床安定用こ(糊)材

JIS T 6525-2

  第 2 部:密着型義歯床安定用こ(糊)材


日本工業規格

JIS

 T

6525-1

:2013

義歯床安定用こ(糊)材−

第 1 部:粘着型義歯床安定用こ(糊)材

Denture adhesives-Part 1: Glue type denture adhesives

序文 

この規格は,2010 年に第 1 版として発行された ISO 10873 を基とし,適用範囲及び規定項目の中から,

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に該当する部分を選択し,用語及び引用規格の変更など技術的内容を変更

して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,可撤性義歯の装着者が用いる粘着型義歯床安定用こ(糊)材について規定する。

この規格は,一般の人が使用する安定用こ(糊)材に適用し,歯科用ライニング材には適用しない。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 10873:2010

,Dentistry−Denture adhesives(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

なお,平成 28 年 8 月 31 日まで JIS T 6525-1:2005 は適用することができる。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6718-2

  プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第 2 部:押出板

注記  対応国際規格:ISO 7823-2,Plastics−Poly (methyl methacrylate) sheets−Types, dimensions and

characteristics

−Part 2: Extruded sheets(MOD)

JIS K 8837

  プロピレングリコール(試薬)

JIS T 0993-1

  医療機器の生物学的評価−第 1 部:リスクマネジメントプロセスにおける評価及び試験

JIS T 6001

  歯科用医療機器の生体適合性の評価

JIS Z 8802

  pH 測定方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。


2

T 6525-1

:2013

3.1

粘着型義歯床安定用こ(糊)材(glue type denture adhesives)

口くう(腔)粘膜面に対して可撤性義歯(以下,義歯という。

)を粘着力によって維持させるために用い

る粉末,ペースト又はシート若しくはテープ状の材料。

種類 

粘着型義歯床安定用こ(糊)材[以下,安定用こ(糊)材という。

]は,材質及び形状によって,次のよ

うに分類する。

a)

粉末型  水溶性高分子を粘着成分とした粉末状のもの。

b)

クリーム型  水溶性高分子を粘着成分としたペースト状のもの。

c)

シート又はテープ型  水溶性高分子を粘着成分としたシート状又はテープ状のもの。

品質 

5.1 

生体適合性 

生体適合性については,JIS T 0993-1 及び JIS T 6001 によって生物学的安全性を評価する。安定用こ(糊)

材から溶出する金属イオンの,生体適合性への影響に特別な注意を払うことが望ましい。

5.2 pH

 

pH

値は,7.2 によって試験したとき,4∼10 でなければならない。

5.3 

微生物汚染 

微生物汚染についての試験は,適切な方法,例えば,参考文献[1]∼[12]に規定又は記載する方法によっ

て行う。

5.4 

安定性 

安定用こ(糊)材は,7.3 によって試験した後,この規格の品質に影響する劣化の兆候を示してはならな

い。

5.5 

洗浄性 

洗浄性については,7.4 によって試験したとき,塊状の残さがあってはならない。

5.6 

粘着強さ 

粘着強さは,7.5 及び 7.6 によって試験したとき,5 kPa 以上でなければならない。

サンプリング 

試料は,同一ロットから採取し,その量は,規定する試験全てを完了するのに十分な量とする。

試験方法 

7.1 

試験条件 

試験は,23±3  ℃で行う。

7.2 pH

 

7.2.1 

器具 

7.2.1.1

pH

計  JIS Z 8802 に規定する形式 I 又はこれと同等のもの。精度±0.02

7.2.1.2

ガラス容器  容量 500 mL


3

T 6525-1

:2013

7.2.2 

試薬 

7.2.2.1

プロピレングリコール  JIS K 8837 に規定するもの。

7.2.2.2

水  蒸留水又は精製水

7.2.3 

手順 

7.2.3.1 

粉末型及びクリーム型 

安定用こ(糊)材 1.0±0.1 g を採り,プロピレングリコール 5 g を加えて分散させ,かくはん下で水 300

mL

を加え,十分にかくはんする。pH 計の電極を分散液中に挿入し,挿入 3 分後の pH 値を読み取る。5

回の試験結果を求める。

7.2.3.2

シート又はテープ型 

安定用こ(糊)材 1.0±0.1 g を採り,水 300 mL を加え,十分にかくはんする。pH 計の電極を分散液中

に挿入し,挿入 3 分後の pH 値を読み取る。5 回の試験結果を求める。

7.3 

安定性−経時変化手順 

安定用こ(糊)材を,容器に入ったまま,40±2  ℃,相対湿度(75±5)%で 3 か月間保存するか,又は

室温(15∼25  ℃)で 30 か月間の安定性を保証する時間・温度条件で保存する。

7.4 

洗浄性 

7.4.1 

機器及び材料 

7.4.1.1

水槽  温度 37±2  ℃に維持できるもの。

7.4.1.2

メタクリル樹脂板  JIS K 6718-2 に規定するメタクリル樹脂(以下,PMMA という。)製で,約

50 mm

×50 mm の大きさのもの。

7.4.2 

試薬 

7.4.2.1

水  蒸留水又は精製水

7.4.3 

手順 

製造販売業者が指定する方法によって,安定用こ(糊)材を PMMA 板上に均一に塗布(シート又はテ

ープ状の場合は,貼付)し,その PMMA 板を 37±2  ℃に維持した水槽中に 1 時間浸せきする。製造販売

業者が指定する方法によって PMMA 板を洗浄し,拡大せずに裸眼で PMMA 板表面を観察する。5 回の試

験結果を求める。

7.5 

粘着強さ 

7.5.1 

一般 

粘着強さ試験は,水槽から取り出した後,3 分以内に行う。

7.5.2 

機器 

7.5.2.1

粘着強さ試験装置  試料台をもち,荷重 10 N,クロスヘッド速度 5 mm/min で測定できるもの(図

1

参照)


4

T 6525-1

:2013

1

荷重検出部

2

感圧軸

3

安定用こ(糊)材

4

試料ホルダ

5

試料台

図 1−粘着強さ試験装置例

7.5.2.2

試料ホルダ I  直径 22±1 mm,深さ 0.5±0.1 mm の穴を加工した,JIS K 6718-2 に適合する PMMA

板[

図 2 a)  参照]。

7.5.2.3

試料ホルダ II  直径 22±1 mm,高さ 5.0±0.1 mm の凸状部を加工した,JIS K 6718-2 に適合する

PMMA

板[

図 2 b)  参照]。

7.5.2.4

感圧軸  直径 20.0±0.5 mm の円形基部をもつ,JIS K 6718-2 に適合する PMMA 製のもの[図 3

参照]

7.5.2.5

水槽  温度 37±2  ℃に維持できるもの。


5

T 6525-1

:2013

単位  mm

a)

  試料ホルダ I b)  試料ホルダ II 

図 2−試料ホルダ例

7.5.3 

試薬 

7.5.3.1

水  蒸留水又は精製水

7.5.4 

手順 

7.5.4.1 

粉末型 

粉末型の手順は,次による。

a)

安定用こ(糊)材粉末 1∼3 g に質量比で 4 倍量の水を加え,均一に練和し,密閉容器中に 5 分間置い

たものを試料とする。

b)

試料ホルダ I の穴に,試料を少し過剰に充塡し,表面を平らにした後,試料及び試料ホルダ I 一体物

(以下,一体物という。

)を 37±2  ℃に維持した水槽中に,1 分間浸せきする。水槽から一体物を取り

出し,1 回振って試料面の水を除く。

c)

試料の中心に荷重がかかるように一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

d)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 a)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

7.5.4.2 

クリーム型 

クリーム型の手順は,次による。

a)

試料ホルダ I の穴に,安定用こ(糊)材を少し過剰に充塡し,表面を平らにした後,一体物を 37±2  ℃

に維持した水槽で,水中に 1 分間浸せきする。水槽から一体物を取り出し,1 回振って試料面の水を

除く。

b)

試料の中心に荷重がかかるように一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

c)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 a)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

7.5.4.3 

シート又はテープ型 


6

T 6525-1

:2013

シート又はテープ型の手順は,次による。

a)

総面積の最小寸法が 21 mm×21 mm となるように,安定用こ(糊)材を採り,37±2  ℃に維持した水

槽に 5 秒間浸せきした後,取り出し,1 回振って試料面の水を除く。

b)

直ちに試料を,試料ホルダ II の円盤状凸部の全上面を覆うようにして置き,試料の中心に荷重がかか

るように試料及び試料ホルダ II 一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

c)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 b)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

単位  mm

a)

  粉末型又はクリーム型 b)  シート又はテープ型 

1

荷重検出部

2

感圧軸

3

試料ホルダ I

4

粉末型又はクリーム型試料

5

試料ホルダ II

6

シート又はテープ型試料

図 3−粘着強さ試験装置の配置例

7.6 

粘着強さ II 

7.6.1 

一般 

次の粘着強さ試験を,水槽から取り出した後,3 分以内に行う。

7.6.2 

機器  7.5.2 による。 

7.6.3 

試薬  7.5.3 による。 

7.6.4 

手順 

7.6.4.1 

粉末型 


7

T 6525-1

:2013

粉末型の手順は,次による。

a)

安定用こ(糊)材粉末 1∼3 g に質量比で 4 倍量の水を加え,均一に練和し,密閉容器中に 5 分間置い

たものを試料とする。

b)

試料ホルダ I の穴に,試料を少し過剰に充塡し,表面を平らにした後,試料及び試料ホルダ I 一体物

(以下,一体物という。

)を 37±2  ℃に維持した水槽中に,10 分間浸せきする。水槽から一体物を取

り出し,1 回振って試料面の水を除く。

c)

試料の中心に荷重がかかるように一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

d)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 a)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

7.6.4.2 

クリーム型 

クリーム型の手順は,次による。

a)

試料ホルダ I の穴に,安定用こ(糊)材を少し過剰に充塡し,表面を平らにした後,一体物を 37±2  ℃

に維持した水槽で,水中に 10 分間浸せきする。水槽から一体物を取り出し,1 回振って試料面の水を

除く。

b)

試料の中心に荷重がかかるように一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

c)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 a)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

7.6.4.3 

シート又はテープ型 

シート又はテープ型の手順は,次による。

a)

総面積の最小寸法が 21 mm×21 mm となるように,安定用こ(糊)材を採り,37±2  ℃に維持した水

槽に 10 分間浸せきした後,取り出し,1 回振って試料面の水を除く。

b)

直ちに試料を,試料ホルダ II の円盤状凸部の全上面を覆うようにして置き,試料の中心に荷重がかか

るように試料及び試料ホルダ II 一体物を粘着強さ試験装置の試料台に固定する。

c)

感圧軸によって,クロスヘッド速度 5 mm/min,荷重 9.8±0.2 N になるまで試料を圧着し,その位置で

30

秒間保持した後,クロスヘッド速度 5 mm/min で逆方向に引っ張る。感圧軸にかかる最大力を記録

し,感圧軸の円形基部底面の面積で除して単位面積当たりの力を粘着強さとして求める[

図 3 b)  参照]。

5

回の試験結果を求める。

7.7 

評価 

評価は,次による。

a)  5

個のうち,4 個以上が 5.25.5 及び 5.6 に適合したときに,合格とする。

b)  5

個のうち,3 個以上が 5.25.5 及び 5.6 のいずれかに適合しなかったときは,不合格とする。

c)

5

個のうち,3 個が 5.25.5 及び 5.6 の一つ以上に適合したときは,3 個が適合した試験について,5

個の追加試料を作製して,再試験を行い,5 個全てが適合したときに,合格とする。

包装 

包装は,安定用こ(糊)材が汚染されないよう保護されなければならない。


8

T 6525-1

:2013

表示及び添付文書 

9.1 

表示 

安定用こ(糊)材の包装には,次の事項を表示しなければならない。

a)

製品名

b)

種類

c)

質量又は内容量

d)

保管条件(必要な場合)

e)

毒性,危険性又は刺激性に関する警告(必要な場合)

f)

製造番号又は製造記号

g)

製造販売業者名及び所在地

h)

他の法定表示事項

9.2 

添付文書 

安定用こ(糊)材には,次の事項を記載した添付文書を添付しなければならない。

a)

使用方法

b)

主要成分

c)

使用方法の注意事項  使用方法の注意事項は,次による。

1)

粘着効果の発現についての注意

2)

使用後の洗浄についての注意

3)

その他の使用方法の注意

d)

安全性についての注意事項  安全性についての注意事項は,次による。

1)

過敏症についての注意

2)

長期間の連用についての注意

3)

歯科受診の推奨

4)

その他の使用上の注意

e)

保管及び取扱い上の注意

f) pH

g)

他の法定記載事項


9

T 6525-1

:2013

参考文献

[1]  ISO 16212

,Cosmetics−Microbiology−Enumeration of yeast and mould

[2]  ISO 18416

,Cosmetics−Microbiology−Detection of Candida albicans

[3]  ISO 21148

,Cosmetics−Microbiology−General instructions for microbiological examination

[4]  ISO 21149

,Cosmetics−Microbiology−Enumeration and detection of aerobic mesophilic bacteria

[5]  ISO 21150

,Cosmetics−Microbiology−Detection of Escherichia coli

[6]  ISO 22717

,Cosmetics−Microbiology−Detection of Pseudomonas aeruginosa

[7]  ISO 22718

,Cosmetics−Microbiology−Detection of Staphylococcus aureus

[8]  ISO 29621

, Cosmetics − Microbiology − Guidelines for the risk assessment and identification of

microbiologically low-risk products

[9]  CTFA

,Determination of adequacy of preservation of cosmetic and toiletry formulations. 1973

[10] CTFA

,Microbiological limit guidelines for cosmetic and toiletries,1973

[11]  CTFA

,Microbial quality management,1990

[12]

第十六改正日本薬局方(平成 23 年 3 月 24 日  厚生労働省告示第 65 号)


10

T 6525-1

:2013

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS T 6525-1:2013

  義歯床安定用こ(糊)材−第 1 部:粘着型義歯床安定用こ(糊)

 

ISO 10873:2010

  Dentistry−Denture adhesives 

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

粘 着 型 義 歯 床 安 定 用 こ

(糊)材について規定

 1

義歯床安定用こ(糊)

材について規定

変更

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に

ついてだけ規定した。

JIS

では,粘着型義歯床安定用こ

(糊)材及び密着型義歯床安定用こ
(糊)材の個別規格を規定してい

る。

1

ISO 7405

及 び ISO 

10993-1

については適

用範囲で記載

削除

ISO

規格の規定を削除した。

JIS

では生体適合性を品質の箇条で

規定した。

3

用語及び

定義

粘 着 型 義 歯 床 安 定 用 こ

(糊)材について規定

 3

義歯床安定用こ(糊)

材について規定

変更

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に

ついてだけ規定した。

JIS

では,粘着型義歯床安定用こ

(糊)材及び密着型義歯床安定用こ

(糊)材の個別規格を規定してい
る。

4

種類

粘 着 型 義 歯 床 安 定 用 こ

(糊)材について規定

 4

義歯床安定用こ(糊)

材について規定

変更

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に

ついてだけ規定した。

JIS

では,粘着型義歯床安定用こ

(糊)材及び密着型義歯床安定用こ

(糊)材の個別規格を規定してい
る。

a)

粉末型

b)

クリーム型

c)

シート又はテープ型

 4

クラス名だけの記載

追加

各型について説明文を追加した。

旧規格に整合させた。

5

品質

5.1

一般

削除

ISO

規格の“一般”を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材につ
いてだけ規定した。

5.1

生体適合性

5.1.1

追加

JIS

では生体適合性について規定

した。

旧規格に整合させた。JIS では品質

の箇条で規定した。

10

T

 65

25
-1


2013


11

T 6525-1

:2013

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

5

品質

(続き)

5.3

微生物汚染

5.1.3

ISO

規格

削除

ISO

規格を削除した。

JIS

では,ISO 規格を参考文献とし

て記載した。

5.2

タイプ 1 こ(糊)材だ
けに対する要求事項

削除

ISO

規格の項目名を削除した。

JIS

では,粘着型義歯床安定用こ

(糊)材及び密着型義歯床安定用こ

(糊)材の個別規格を規定している

ので必要ない。

5.6

粘着強さ

5.2.2

補てつ(綴)物への粘
着強さ

変更

項目名を変更した。

補てつ(綴)物への粘着強さを試験
する訳ではない。

5.3

タイプ 2 こ(糊)材だ

けに対する要求事項

削除

ISO

規格の規定を削除した。

JIS

では,粘着型義歯床安定用こ

(糊)材及び密着型義歯床安定用こ

(糊)材の個別規格を規定している
ので必要ない。

7

試験方法

7.2.1

器具

7.2.1

機器及び材料

削除

“材料”を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材には

用いない。

7.2.1.1 pH

7.2.1.1

ガラス電極及び比較電

極をもち,精度±0.02

変更

該当する JIS で規定した。

JIS Z 8802

に規定する形式 I 又はこ

れと同等のもの。

7.2.1.3

円形ろ紙

削除

ISO

規格の規定を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材には
用いない。

7.2.2.1

プ ロ ピ レ ン グ リ

コール

 7.2.2.1

分析試薬グレード

変更

該当する JIS で規定した。

JIS K 8837

に規定するもの。

7.2.2.2

7.2.2.2

ISO 3696

に規定する

グレード 3

変更

ISO

規格の規定を削除した。

7.4.2.1

,7.5.3.1 も同様

他の JIS に整合させた(蒸留水又は

精製水)

7.2.3.1

粉 末 型 及 び ク リ

ーム型

5

回の試験結果を求める。

 7.2.3.1

.1

試験を 4 回繰り返し
て,5 回の結果を求め

る。

削除

“試験を 4 回繰り返して”を削除
した。

特に記載する必要がない。

7.3

安定性−経時変化手

 7.3

室温

追加

(15∼25  ℃)を追加した。

国際的な“室温”の認識と国内の定

義にかい(乖)離があるため,具体
的に表した。

7.4.3

手順

製造販売業者

 7.4.3

製造業者

変更

“製造業者”から“製造販売業者”

に変更した。以下の項も同様とす

る。

薬事法による。

11

T

 65

25
-1


2013


12

T 6525-1

:2013

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

7

試験方法

(続き)

7.5.4.1

粉末型

d)

感圧軸の円形基部底
面の面積で除して

 7.5.4.1

追加

JIS

の規定を追加した。

7.5.4.2 c)

,7.5.4.3 c),7.6.4.1 d),

7.6.4.2 c)

,7.6.4.3 c)も同様

分かりやすくした。

7.7

密着強さ試験

削除

ISO

規格の規定を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に必

要なものだけ規定した。

7.8

剥離性試験

削除

ISO

規格の規定を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に必

要なものだけ規定した。

7.9

ちょう度試験

削除

ISO

規格の規定を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材に必
要なものだけ規定した。

7.7

評価

7.10

表 1 を規定

変更

表 1 を削除し,表 1 の内容を記載

した。

分かりやすくした。

8

包装

包装

8.1

g)

として規定

変更

箇条を独立させて規定した。

分かりやすくした。

9

表示及び

添付文書

8.2

f)

として規定

削除 f)を削除した。

薬事法の要請が優先されるため。

9.1 h)

8.2

追加

“他の法定表示事項”を追加した。 他の JIS に整合した。

9.2

添付文書

8.1

タイプ 2 こ(糊)材だ

けに関する注意を規定

削除

ISO

規格の規定を削除した。

粘着型義歯床安定用こ(糊)材につ

いてだけ規定した。

9.2 g)

8.1

追加

“他の法定記載事項”を追加した。 他の JIS に整合した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 10873:2010,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

12

T

 65

25
-1


2013