>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

T 6124

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本歯科材料工業協同組合(JDMA)/財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


T 6124

:2005

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類

1

4.

  品質

1

4.1

  生体適合性

1

4.2

  外観

1

4.3

  化学成分

1

4.4

  特性

1

4.5

  固相点

1

5.

  試験

1

5.1

  外観試験

1

5.2

  引張試験

1

5.3

  固相点試験

2

6.

  表示

2

7.

  説明書

2

 


日本工業規格

JIS

 T

6124

:2005

歯科非鋳造用金合金

Dental wrought gold alloys

1.

適用範囲  この規格は,歯科で用いる非鋳造用金合金(以下,合金という。)について規定する。ただ

し,インプラント用及びアタッチメント用を除く。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS T 0993-1

  医療機器の生物学的評価―第 1 部:評価及び試験

JIS T 6001

  歯科用医療機器の生体適合性の前臨床評価―歯科材料の試験方法

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

3.

種類  種類は,形状によって線及び板の 2 種類とする。

なお,線又は板を加工したものを含む。

4.

品質

4.1

生体適合性  生体適合性については,JIS T 0993-1 及び JIS T 6001 によって生物学的安全性を評価す

る。

4.2

外観  合金の外観は,5.1 によって試験したとき,均質であって金属光沢をもち,表面は,異種物質

で覆われていてはならない。

4.3

化学成分  化学成分は,金の含有量が 65 %以上で,金及び白金族元素の合計が 75 %以上でなければ

ならない。ただし,白金族元素は,白金,パラジウム,イリジウム,ルテニウム及びロジウムとする。

4.4

特性  特性は,5.2 によって試験したとき,表 による。

  1  特性

種類

熱処理の

方法

耐力

MPa

伸び

%

硬化 450 以上

3

以上

軟化

80

以上 10 以上

4.5

固相点  固相点は,5.3 によって試験したとき,6. c)  の表示値より 20  ℃を下回ってはならない。

5.

試験

5.1

外観試験  外観試験は,目視によって行う。

5.2

引張試験


2

T 6124

:2005

5.2.1

試験片  試験片は,製造業者が指定する方法で熱処理を行ったものを用い,板は JIS Z 2201 に規

定する 6 号試験片,線は標点距離を 50±0.1 mm とする。試験片は,それぞれ 4 本作製する。

5.2.2

試験方法  試験は,JIS Z 2241 に規定する方法又はクロスヘッドスピード(1.5±0.5 mm/min)で,

耐力 (0.2 %) 及び伸びについて行う。試験結果は,

表 に適合するものの 3 本以上の平均で表す。

なお,適合するものが 2 本以下の場合には,再度試験を行う。その結果,適合するものが 2 本以下の場

合には,そのロットを不合格とする。

5.3

固相点試験  合金をるつぼ内で溶融し,温度計を用いて放冷時における温度の変化を測定し,これ

によって冷却曲線を描き,固相点を求める。又はこれと同等の方法で測定できる装置を用い,固相点を求

める。

6.

表示  合金の包装には,次の事項を表示しなければならない。

a)

製品名及び種類

b)

成分分量 (%)

c)

固相点

d)

質量

e)

板の厚さ(mm)又は線の径(mm)

f)

製造業者名及び所在地

g)

製造番号又は製造記号

h)

他の法定表示事項

7.

説明書  合金には,次の事項を記載した説明書を添付しなければならない。

a)

熱処理方法

b)

耐力

c)

伸び

d)

推奨するろう材及びろう付方法

e)

使用上の注意事項