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日本工業規格

JIS

 T

5902

-1979

歯科用スピットン

Dental Spittoon

1.

適用範囲  この規格は,歯科用ユニットに取り付けるスピットン(以下,スピットンという。)につい

て規定する。

引用規格:

JIS H 3100

  銅及び銅合金の板及び条

JIS H 5101

  黄銅鋳物

JIS H 8617

  ニッケル及びニッケル−クロムめっき

2.

種類  スピットンは取付方法により,内止式と外止式の 2 種類とする。

3.

外観及び性能

3.1

ガラスばちには,傷・あわ・脈理・ひび・割れ・ひずみその他有害な欠点がなく,体裁は優美でな

ければならない。

3.2

ガラスばちは汚物を吐いたとき,患者及びその付近のものにはねかえったりせず,また,吐出液が

きれいに流れ出る構造のものでなければならない。

3.3

はち締付金具・はち受金具・はち受締付金具及びごみよけには,ニッケルめっき又はニッケルクロ

ムめっきを施さなければならない。

3.4

はち締付金具は,取り外しが簡単にできるような構造でなければならない。

3.5

ごみよけには適当な孔を設け,吐出液などがたまらないような構造でなければならない。

3.6

はち受環は,簡単に老化したり,また,薬品におかされたりせず,長期の使用に耐えるものでなけ

ればならない。

4.

構造及び寸法  内止式スピットンは,ガラスばち・はち締付金具・はち受金具・はち受締付金具・は

ち受環及びごみよけからなり,外止式スピットンは,ガラスばち・はち受金具・はち受環及びごみよけか

らなるもので,その寸法は

図 1∼図 のとおりとする。

4.1

内止式の寸法 


2

T 5902-1979

図 1  ガラスばち

図 2  はち締付金具

図 3  はち受金具

図 4  はち受締付金具


3

T 5902-1979

4.2

外止式の寸法

図 5  ガラスばち

図 6  はち受金具

図 7  はち受環

5.

材料  ガラスばちは良質のソーダガラスを,はち締付金具・はち受金具・はち受締付金具は JIS H 5101

(黄銅鋳物)を,ごみよけは JIS H 3100(銅及び銅合金の板及び条)を,はち受環は良質の合成ゴム又は

皮革を用いるものとする。

6.

試験

6.1

試験項目  スピットンの試験項目は,次のとおりとする。

(1)

外観及び構造検査

(2)

めっき試験

6.2

外観及び構造検査  3.に規定する事項について検査する。

6.3

めっき試験  JIS H 8617(ニッケル及びニッケル−クロムめっき)に規定された方法により試験を行

い,次の規定に合格しなければならない。

フェロキシル試験 1cm

2

当たりはん点数

曲げ試験

厚さ試験

1

未満

2

回ではがれない 0.007 以上


4

T 5902-1979

7.

製品の呼び方  呼び方は,次による。

例: 歯科用スピットン  内止式

8.

表示  スピットンには,適当なところに製造業者のマークを表示しなければならない。