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T 5506-4

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本歯科材料工業協同組合(JDMA)/財団法

人日本規格協会(JSA)から

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本 工 業 規 格 を 基 礎 に し た 国 際 規 格 原 案 の 提 案 を 容 易 に す る た め に ,ISO 7787-4:2002 , Dental rotary

instruments

−Cutters−Part 4:Miniature carbide laboratory cutters を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS T 5506-4

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 5506

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS T 5506-1

  第 1 部:技工用スチール切削器具

JIS T 5506-2

  第 2 部:技工用カーバイド切削器具

JIS T 5506-3

  第 3 部:技工用カーバイド切削器具―ミリング装置用

JIS T 5506-4

  第 4 部:技工用カーバイド切削器具―ミニチュア


T 5506-4

:2005

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  記号及び用語

2

4.

  品質

2

4.1

  合格品質水準

2

4.2

  材料

2

4.3

  形状

2

4.4

  寸法及び刃の数

9

4.5

  偏心

10

5.

  試験方法

10

5.1

  サンプリング方法

10

5.2

  形状

10

5.3

  寸法及び刃の数

10

5.4

  偏心試験

10

6.

  切削器具の刃状の呼称

10

7.

  表示

10

8.

  包装

10

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

13


日本工業規格

JIS

 T

5506-4

:2005

歯科用回転器具−カッタ−

第 4 部:技工用カーバイド切削器具−ミニチュア

Dental rotary instruments

−Cutters−

Part 4: Miniature carbide laboratory cutters

序文  この規格は,2002 年に第 1 版として発行された ISO 7787-4,Dental rotary instruments−Cutters−Part

4

:Miniature carbide laboratory cutters を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,歯科用回転器具の一種である技工用カーバイド切削器具ミニチュア(以下,

切削器具という。

)において通常最も多く使用される 10 種について,形状,寸法及びその他の性質につい

て規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 7787-4:2002

,Dental rotary instruments−Cutters−Part 4:Miniature carbide laboratory cutters

(MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS T 5501

  歯科用回転器具―番号表示法

JIS T 5502

  歯科用回転器具―試験方法

備考  ISO/DIS 8325 : 1997,Dental rotary instruments―Test methods からの引用事項は,この規格の

該当事項と同等である。

JIS T 5503

  歯科用回転器具―寸法及び呼び

JIS T 5504-1

  歯科用回転器具―軸―第 1 部:金属製

備考  ISO 1797-1 : 1992,Dental rotary instruments―Shanks―Part 1 : Shanks made of metals からの引用

事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 9015-1

  計数値検査に対する抜取検査手順―第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型抜

取検査方式

備考  ISO/DIS 2859-1.2 : 1997,Sampling procedures for inspection by attributes−Part 1 : Sampling

schemes indexed by acceptable quality level (AQL) for lot-by-lot inspection

が,この規格と一致し

ている。


2

T 5506-4

:2005

3.

記号及び用語  記号及び用語は,次による。

d

1

  作業部(又は頭部)の直径

d

2

  けい(頸)部の直径

l    作業部(又は頭部)の長さ

α

  作業部の角度

4.

品質

4.1

合格品質水準  切削器具の検査は,JIS Z 9015-1 に規定する方法によって行い,合格品質水準(AQL)

は,軸は,JIS T 5504-1 の軸部形式 2 が適用され,直径が 2.350 mm を超える寸法欠点については 2.5,2.334

mm

未満の寸法欠点については 6.5 とする。他の品質については 6.5 とする。

4.2

材料

4.2.1

作業部  作業部の材料は,タングステンカーバイドとする。

4.2.2

軸  軸の材料は,鋼鉄又はその他の適したものとし,JIS T 5504-1 に適合しなければならない。軸

の材料の種類及び軸の材料の処理は,製造業者による。

4.3

形状  作業部の形状は,図 115 とする。その形状の許容範囲は,5.2 によって試験したとき,表 1

15 の各表題に示される形状とする。

なお,全長は,すべて 44.5±1 mm とする。

a)

円形(ラウンド)

単位  mm

  1

  1  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

010

012

014

016

018

021

023

025

027

031

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.1

2.3

2.5

2.7

3.1

0.75

0.85

0.95

1.05

1.20

1.35

1.45

1.50

1.60

1.80

 0.85

 1.05

 1.25

1.4

1.6

1.9

2.1

2.3

2.5

2.6


3

T 5506-4

:2005

b)

逆円すい(錐)形(インバーテッドコーン)

1)

逆円すい形(インバーテッドコーン)レギュラー

単位  mm

  2

  2  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

α 

014

018

031

1.4

1.8

3.1

0.95

1.25

2.35

1.2

1.55

3.0

10

°∼16°

2)

逆円すい形(インバーテッドコーン)ロング

単位  mm

  3

  3  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

014

016

023

1.4

1.6

2.3

0.95

1.10

1.45

4.75

4.75

5.5


4

T 5506-4

:2005

c)

円柱形(シリンダ)

1)

円柱形(シリンダ)レギュラ

単位  mm

  4

  4  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

014

023

025

1.4

2.3

2.5

1.30

1.85

2.35

4.75

5.5

5.5

2)

円柱形(シリンダ)ロング

単位  mm

  5

  5  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

023 2.3 2.35 15.0


5

T 5506-4

:2005

d)

半球端円柱形(ドームドシリンダ)

1)

半球端円柱形(ドームドシリンダ)レギュラ

単位  mm

  6

  6  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

014

023

1.4

2.3

1.30

1.85

4.75

5.5

2)

半球端円柱形(ドームドシリンダ)ロング

単位  mm

  7

  7  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

016

023

1.6

2.3

1.6

2.35

9.5

15.0


6

T 5506-4

:2005

e)

ドーム端円すい形(ドームドコーン)

1)

ドーム端円すい形(ドームドコーン)レギュラ

単位  mm

  8

  8  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

α 

014

016

018

023

1.4

1.6

1.8

2.3

1.25

1.50

1.60

1.95

4.75

5.0

5.5

5.5

10

°∼14°

2)

ドーム端円すい形(ドームドコーン)ロング

単位  mm

  9

  9  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

α 

016

023

1.6

2.3

1.6

2.35

9.5

11.5

6

°∼10°


7

T 5506-4

:2005

f)

鋭端平頭円すい形(シャープエンドコーン)

単位  mm

 10

 10  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

α 

023 2.3 2.35 15.0

6

°∼10°

g)

卵形(エッグ)

単位  mm

 11

 11  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

014

023

1.4

2.3

1.0

1.7

2.9

3.8


8

T 5506-4

:2005

h)

砲弾形(ロケット)

1)

砲弾形(ロケット)レギュラ

単位  mm

 12

 12  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

012

023

1.2

2.3

1.15

1.85

4.5

5.5

2)

砲弾形(ロケット)ロング

単位  mm

 13

 13  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

016

023

1.6

2.3

1.6

2.35

9.5

15.0


9

T 5506-4

:2005

i)

なし形(ペア)

単位  mm

 14

 14  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

023

029

2.3

2.9

1.45

2.00

5.5

5.5

j)

つぼみ形(バッド)

単位  mm

 15

 15  寸法

単位  mm

呼び

d

1

±0.1

d

2

最大

l

±0.5

012

029

1.2

2.3

0.90

1.70

3.50

5.50

4.4

寸法及び刃の数

4.4.1

作業部  作業部の寸法は,5.3 によって試験したとき,表 115 に適合しなければならない。表中

の呼びは,JIS T 5503 の規定による。


10

T 5506-4

:2005

4.4.2

軸  軸の形式は,JIS T 5504-1 の軸部形式 2 とし,軸の寸法は,5.3 によって試験したとき,JIS T 

5504-1

に適合しなければならない。

4.4.3

刃の数  刃の数は,5.3 によって試験したとき,表 16 とする。

4.5

偏心  切削器具の最大偏心量は,5.4 によって試験したとき,0.08 mm 以下でなければならない。

5.

試験方法

5.1

サンプリング方法  サンプリング方法は,JIS Z 9015-1 による。

5.2

形状  形状は,目視によって確認する。

5.3

寸法及び刃の数  寸法は,JIS T 5502 の 3.1(寸法測定試験)による。刃の数は,目視によって求め

る。

5.4

偏心試験  偏心試験は,JIS T 5502 の 3.2(偏心試験)による。

なお,その測定点は,最大直径の部分,又は円柱形のものについては,作業部の中央とする。

6.

切削器具の刃状の呼称  切削器具の刃状の呼称は,次による。

a)

切削器具の刃状は,

表 16 に規定する用語から選ぶ。例えば,細かい,粗いなどによって呼称される。

b)

切削器具の刃状は,

表 16 に規定する略語から選ぶ。例えば,F,M などによって呼称される。

c)

切削器具の刃状は,

表 16 に規定する色から選び,呼称される。

d)

切削器具の頭部の大きさは,JIS T 5501 に規定する 3 けたの数字のコード番号に一致し,これによっ

て呼称される。

7.

表示  切削器具の包装には,次の事項を表示しなければならない。

なお,表示は,

表 16 に規定する用語,略語,色,及び JIS T 5501 に規定する 3 けたの数字のコード番

号からなる。色による表示は,作業部の後ろ又は装着部の外側に行う。

a)

製品名

b)

軸部形状

c)

形状及び呼び

d)

寸法

e)

刃状の特性

f)

数量(単品は除く。

g)

製造業者名及び所在地

h)

製造番号又は製造記号

i)

他の法定表示事項

備考  情報は,すべて JIS T 5501 の適切な部分に準拠して与えられる。

8.

包装  切削器具は,製造業者の裁量によって,1 本ずつ又は数本をセットして,包装する。


11

T 5506-4

:2005

 16  呼称及び刃数

呼び

010 012 014 016 018 021 023 025 027 029 031

刃の数

用語

略語

VF

  

12-16

14-16

16-20

           

非 常
に 細
か い

VFX

8-12

14-16

8-12

16-20

12-16

20-24

12-18

20-24

12-18

20-24

12-18

F

10-12

10-12

12-14

12-14

細 か

FX

10-12

6-8

10-12

6-8

12-14

8-12

12-14

8-12

14-22

8-18

14-22

8-18

14-22

8-18

18-22

12-18

18-22

12-18

M

6-8    6-8   8-10

8-10

10-12

         8-16  8-16  8-16  12-16

 12-16

中 程

MX

6-8 4-6 6-8 4-6 8-10 5-8 8-10 6-8 10-12

6-9

  10-16

6-14

10-16

6-14

10-16

6-14

12-16

8-14

12-16

8-14

備考1.  呼びは,表 115 中の直径を示す。

2.

右/左は,らせん刃状の右/左を示す。

3.  X

は,刃状がクロスカットのカッタを示す。

4.

空欄は,カッタが存在しないことを示す。

11

T

 5506-4


2005


12

T 5506-4

:2005

関連規格  JIS T 5210  歯科用回転器具―技工用アブレーシブ研削器具

JIS T 5505-1

  歯科用回転器具―ダイヤモンド研削器具―第 1 部:ポイント―寸法,要求事項,

表示及び包装

JIS T 5505-2

  歯科用回転器具―ダイヤモンド研削器具―第 2 部:ディスク

JIS T 5505-3

  歯科用回転器具―ダイヤモンド研削器具―第 3 部:粒度,呼び及びカラーコード

JIS T 5506-1

  歯科用回転器具―カッタ―第 1 部:技工用スチール切削器具

JIS T 5506-2

  歯科用回転器具―カッタ―第 2 部:技工用カーバイド切削器具

JIS T 5506-3

  歯科用回転器具―カッタ―第 3 部:技工用カーバイド切削器具―ミリング装置用


13

T 5506-4

:2005

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 5506-4

:2005  歯科用回転器具−カッタ−第 4 部:技工用カーバイド切削器具−ミ

ニチュア

ISO 7787-4

:2002,歯科用回転器具−カッタ−第 4 部:技工用カーバイドカ

ッターミニチュア

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

1.

適用 範

技 工 用 カ ー バ イ ド 切削 器
具 ミ ニ チ ュ ア の 形 状, 寸

法,及びその他の性質につ
いて規定。

ISO 

7787-4

1

JIS

に同じ。 IDT

JIS Z 9015-1

2

ISO/DIS 2859-1.2 

IDT

JIS T 5502

JIS T 5504-1 

ISO/DIS 8325

ISO 1797-1 

MOD/

変更

JIS

か ら の 引 用 事 項

は,対応 ISO 規格の該

当事項と同等である。

JIS T 5501

ISO 6360-1 MOD/

変更

実質的な差異はない。

2.

引用 規

JIS T 5503

− MOD/追加

実質的な差異はない。

3.

記号 及

び用語

d

1

d

2

L

,α

3

IDT

4.

品質 4.1

合格品質水準

4.2

材料

4.3

形状

4.4

寸法及び刃の数

4.5

偏心

 6

4.1

4.2

4.3

4.4

4.5

合格品質水準

材料 
形状 
寸法及び刃数

刃状 
偏心

MOD/

追加

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

軸の直径の合格品質水
準を追加した。

− 
− 

− 

軸の直径の精度が重要なため。

ISO

規格の次回見直し時に提案を検討

する。

− 
− 

− 

13

T

 5506-4


2005


14

T 5506-4

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

5.

試験 方

5.1

サンプリング方法

5.2

形状

5.3

寸法及び刃の数

5.4

偏心

 5

5.1

5.2

5.3

5.4

試験方法

形状

寸法及び刃数 
刃状 
ふれ

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

− 
− 

− 
− 

6.

切削 器

具の刃状

の呼称

刃状における刃の数, 
呼称及び表示

 7

刃状の呼称及び刃数

IDT

7.

表示

表示方法を規定。   8

9

器 具 の 刃 状 及 び 色 の

表示 
包装上のラベリング

IDT

MOD/

追加

“他の法定表示事項”
を追加

薬事法による。

8.

包装

業 者 の 仕 様 に よ っ て包 装
する。

 10

包装 IDT −

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。 

14

T

 5506-4


2005