>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

T 5505-2 : 2001

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本歯科材料工業協同組合 (JDMA) から工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生

労働大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS T 5505 : 1993 は廃止され,この規格に置き

換えられる。

制定に当たっては,国際規格に整合した日本工業規格を作成するため,ISO 7711-2 : 1992, Dental rotary

instruments

−Diamond instruments−Part 2 : Discs  を基礎として用いた。

JIS T 5505-2

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 5505

の規格群には,次に示す部構成がある。

JIS

T

5505-1

  歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第 1 部:ポイント−寸法,要求事項,表示及

び包装

JIS

T

5505-2

  歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第 2 部:ディスク

JIS

T

5505-3

  歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第 3 部:粒度,呼び及びカラーコード


日本工業規格

JIS

 T 5505-2

: 2001

歯科用回転器具−

ダイヤモンド研削器具−

第 2 部:ディスク

Dental rotary instruments

−Diamond instruments−Part 2 : Discs

序文  この規格は,1992 年に第 1 版として発行された ISO 7711-2, Dental rotary instruments−Diamond

instruments

−Part 2 : Discs  を元に,対応する部分について原国際規格を翻訳し,技術的内容を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,歯科用回転器具の一種であるダイヤモンドディスク(平面)研削器具(以下,

研削器具という。

)において,通常最も多く使用される 5 種類の形状の寸法及びその他の性質について規定

する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 7711-2 : 1992

  Dental rotary instruments−Diamond instruments−Part 2 : Discs (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS T 5501

  歯科用回転器具−番号表示法

JIS T 5502

  歯科用回転器具−試験方法

備考  ISO/DIS 8325 : 1997, Dental rotary instruments−Test methods  からの引用事項は,この規格の該

当事項と同等である。

JIS T 5504-1

  歯科用回転器具−軸−第 1 部:金属製

備考  ISO 1797-1 : 1992, Dental rotary instruments−Shanks−Part 1 : Shanks made of mentals からの引

用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

ISO 10323

  Dental rotary instruments−Bore diameters for discs and wheels.

3.

記号及び用語  記号及び用語は,次による。


2

T 5505-2 : 2001

d

1

  ディスク(ダイヤ砥粒付着部)の最大径

d

2

  ディスク(ダイヤ砥粒付着部)の最小径

L

1

  ディスク(ディスク基材+ダイヤ砥粒付着部)の厚み

L

2

  ディスク基材の厚み

L

3

  オーバーハング部の寸法(

図 参照)

4.

品質

4.1

材料  ディスク基材の材料は,ステンレス鋼で,そのタイプ及びその処理は,製造業者の任意とす

る。

4.2

形状  ディスクの形状は,図 1とする。

4.3

寸法

4.3

適合  寸法試験の結果,各形状の 20 個のうち,最低 16 個が表 1に適合しなければならない。

4.3.2

作業部  ディスクの各部の寸法は,5.2 によって試験したとき,表 1に適合しなければならない。

4.3.3

穴径  穴径は,5.2 によって試験したとき,

05

.

0

0

6

.

1

+

mm

mm

7

.

1

05

.

0

0

+

,又は

05

.

0

0

8

.

1

+

mm

でなければ

ならない。

4.4

ディスク基材の耐力  各ディスク基材の耐力は,5.4 によって試験したとき,表 に適合しなければ

ならない。

備考  耐力は,永久伸びが 0.2%の荷重とする。

図 1


3

T 5505-2 : 2001

表 1  極薄円板形,外周及び辺縁部研削用

単位 mm

d

2

呼び

d

1

+0.4

0

基準寸法

許容差

L

1

±0.03

L

2

±0.005

140 14  10

±0.3 0.15  0.05

160 16  10

180 18  12

±0.5

200 20  14

220 22  16

図 2

表 2  薄円板形,外周及び辺縁部研削用

単位 mm

呼び

d

1

+0.4

0

d

2

±0.5

L

1

±0.05

L

2

±0.01

160 16  13  0.3 0.1

180 18  15

200 20  17

220 22  19

250 25  21


4

T 5505-2 : 2001

図 3

表 3  厚円板形,外周及び辺縁部研削用

単位 mm

呼び

d

1

+0.4

0

d

2

±0.5

L

1

±0.05

L

2

±0.02

160 16  13 0.55 0.3

180 18  15

200 20  17

220 22  19

250 25  21

図 4


5

T 5505-2 : 2001

表 4  薄円板形,外周及び側面部研削用

単位 mm

呼び

d

1

+0.4

0

d

2

±0.5

L

1

±0.02

L

2

±0.01

160 16  7  0.2 0.1

180 18

200 20

220 22

250 25

図 5

表 5  標準円板形,外周及び側面部研削用

単位 mm

呼び

d

1

+0.4

0

d

2

±0.5

L

1

±0.03

L

2

±0.02

180 18  7  0.45 0.3

200 20

220 22

250 25

表 6  ディスク基材の耐力

単位 N/mm

2

ディスクの種類

ディスク基材の耐力

極薄円板形,外周及び辺縁部研削用 1

000

以上

薄円板形,外周及び辺縁部研削用 1

000

以上

厚円板形,外周及び辺縁部研削用 800 以上

薄円板形,外周及び側面部研削用 1

000

以上

標準円板形,外周及び側面部研削用 800 以上

4.5

偏心  ディスクの最大偏心量は,5.3 によって試験したとき,0.15mm 以下でなければならない。


6

T 5505-2 : 2001

4.6

ディスク使用時の注意  ダイヤモンドディスクは,歯科用マンドレルに装着し,歯科用ハンドピー

スに挿入して使用される。規制された偏心量を維持するためと,歯科用マンドレルの曲がりを防ぐために

オーバーハング長さ L

3

図 参照)を表 に規定する。

備考  ディスクの推奨される回転速度は,製造業者の使用説明書を参照する。

図 6

表 7  寸法及び許容誤差

単位 mm

歯科用回転器具−軸−第 1 部:金属製

JIS T 5504-1

L

3

±1

軸部形式 1 10 
軸部形式 2 15

5.

試験方法

5.1

サンプリング方法  サンプリングは,各形態について 1 サイズとする。同じサイズの 20 個からなる

サンプルを試験に用いる。

5.2

形状及び寸法  形状は,目視によって,寸法は,JIS T 5502 の 3.1 寸法測定試験による。

なお,穴径は,ISO 10323 に示す 0.01mm 精度のダイヤルインジケータ,コンパレータ,投影機又はタ

ングステンカーバイドのシャフトゲージで測定する。

5.3

偏心  偏心は,JIS T 5502 の 3.2 偏心試験による。

なお,測定点は,周辺部ディスク辺縁部の中間点とする。

5.4

ディスク基材の耐力  耐力は,JIS Z 2241 の引張試験による。

なお,試験片は,JIS Z 2201 に規定する 13 号試験片とする。

6.

表示  研削器具の包装には,次の事項を表示しなければならない。

a)

規格の名称又は略称

b)

製品名

c)

形状及び呼び

d)

寸法

e)

粒度

f)

数量(単品を除く。

g)

製造番号又は製造記号

h)

製造業者名及び所在地


7

T 5505-2 : 2001

i)

他の法定表示事項

備考  情報は,すべて JIS T 5501 の適切な部分に準拠して与えられる。

7.

包装  研削器具は,製造業者の裁量によって,1 個又は数個をセットにして,包装する。

関連規格  JIS B 0021  製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差の表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの

公差表示方式

JIS T 5204

  歯科用マンドレル

JIS T 5505-3

  歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第 3 部:粒度,呼び及びカラーコード

ISO 6360-2

  Dental rotary instruments −Number coding system−Part 2 : Shape and specific

characteristics/Amd.1 : 1991, Amendment 1.

ISO 13295

 : 1994

  Dental rotary instruments−Mandrels


 

8

T

 55
05-2 :

 20
01

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 5505-2 : 2001

歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第 2 部:ディスク

ISO 7711-2 : 1992

歯科用回転器具−ダイヤモンド器具−第 2 部:ディスク

(I)  JIS

の規定 (III)  国際規格の規定 (IV)  JIS と国際規格との技術的

差異の項目ごとの評価及び
その内容

表示箇所:本体

表示方法:点線の下線

項目番号

内容

(II)

  国際規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(V)

  JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

1.

適用範囲  ダイヤモンド研削器具の寸法,

要求事項,表示及び包装につい

て規定。

ISO 7711-2 : 1992

1.

JIS

に同じ。 IDT

2.

引用規格  JIS T 5501

JIS T 5502

JIS T 5504-1

JIS Z 2201

JIS Z 2241

ISO 10323 : 1991

 2.

ISO 1797-1 : 1992

ISO 2157 : 1992

ISO 3696 : 1987

ISO 6360-1 : 1985

ISO 6360-2 : 1986

ISO 7711-3 : 1992

ISO 8325 : 1985

MOD

/変更 JIS を引用。

便宜的に JIS を引用した。

3.

記 号 及 び
用語

d

1

d

2

d

3

L

1

L

2

L

3

 3.

JIS

に同じ。 IDT

4.

品質

材料

3.

寸法及び材料要求仕様 IDT

形状

IDT

寸法

MOD

/追加

国内では,穴径 1.7mm が一般に

使用されている。

ディスク基材の耐力

IDT

偏心

4.

偏心 IDT

ディスク使用時の注意

5.

ディスクの装着 IDT

mm

7

.

1

05

.

0

0

+

を追加。


 

9

T

 55
05-2 :

 20
01

(I)  JIS

の規定 (III)  国際規格の規定 (IV)  JIS と国際規格との技術的

差異の項目ごとの評価及び

その内容

表示箇所:本体 
表示方法:点線の下線

項目番号

内容

(II)

  国際規格番号

項目
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(V)

  JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

5.

試験方法 5.1 サンプリング方法

− MOD/追加

ISO

には記載されて

いない。

JIS

様式 に 統 一す る ため ,ISO 

7711-1

に合わせた。

 5.2

形状及び寸法

− MOD/追加 同上。

同上。

 5.3

偏心

− MOD/追加 同上。

同上。

 5.4

ディスク基材の耐力

− MOD/追加 同上。

一般的測定方法を記載。

6.

表示

JIS T 5501-1

に準ずる。

MOD

/追加

JIS

様式 に 統 一す る ため ,ISO 

7711-1

に合わせた。

7.

包装

JIS T 5501-1

に準ずる。

MOD

/追加

同上。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT………………  技術的差異がない。 
− MOD/追加………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

− MOD/変更………国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− MOD………………国際規格を修正している。


10

T 5505-2 : 2001

日本歯科材料工業協同組合 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(技術担当理事)

亀  水  忠  茂

亀水化学工業株式会社

(技術委員長)

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

(第 1 規格部会長)

中  村  悦  三

株式会社松風

(議長)

安  達      浩

株式会社松風

(委員)

藤  澤  睦  雄

株式会社東洋化学研究所

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー

(用語部会長)

村  松  寛  昭

株式会社ジーシー

(事務局)

前  川  市  男

日本歯科材料工業協同組合

日本歯科医師会・器材部会材料規格委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

長谷川  二  郎

愛知学院大学歯学部歯科理工学

(副委員長)

庵  原  靖  之

社団法人日本歯科医師会

(委員)

小  田      豊

東京歯科大学歯科理工学

長谷川  晃  嗣

東京歯科大学歯科理工学

宮  川  行  男

日本歯科大学新潟歯学部先端研究センター

加  藤      勇

社団法人日本歯科医師会

梶  山      進

社団法人日本歯科医師会

河  合  正  勝

株式会社松風

野  原      建

石福金属興業株式会社

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー

日本歯科医師会・器材部会材料規格委員会  原案作成者,又は関係者  構成表

氏名

所属

氏名

所属

梅  田  昭  夫

社団法人日本歯科医師会

三  宅  公  雄

社団法人日本歯科医師会

神  成  粛  一

社団法人日本歯科医師会

野  口  八九重

社団法人日本歯科医師会

小  倉  英  夫

社団法人日本歯科医師会

杉  山      勉

社団法人日本歯科医師会

勝  木  紘  一

日本歯科材料器械研究協議会

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

安  達      浩

日本歯科材料工業協同組合

(事務局)

輿  石  嘉  弘

社団法人日本歯科医師会


11

T 5505-2 : 2001

医療安全用具部会  歯科材料専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

長谷川  二  郎

愛知学院大学歯学部

淺  井  康  宏

東京歯科大学

庵  原  靖  之

社団法人日本歯科医師会

飯  塚  恵  文

株式会社日本橋徳力松戸事業所技術部

井  堂  孝  純

社団法人日本歯科医師会

梅  田  昭  夫

社団法人日本歯科医師会

小  倉  英  夫

日本歯科大学新潟歯学部

小  田      豊

東京歯科大学

梶  山      進

社団法人日本歯科医師会

勝  木  紘  一

日本歯科材料器械研究協議会

加  藤      勇

社団法人日本歯科医師会

河  合  正  勝

株式会社松風研究開発部研究企画室

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

倉  田  幸  男

社団法人日本歯科医師会

佐々木  弥  生

厚生省医薬安全局

田  中  文  夫

昭和薬品化工株式会社

中  嶌      裕

明海大学

西  川  泰  蔵

工業技術院標準部標準業務課環境生活標準化推進室

野  原      建

石福金属興業株式会社研究部研究課

三  宅  公  雄

社団法人日本歯科医師会

桃  井  保  子

鶴見大学

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー

(事務局)

宗  像  保  男

工業技術院標準部標準業務課