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T 5210 : 2000

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生大臣が改正した日本工

業規格である。これによって JIS T 5210 : 1985 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,国際規格に整合した日本工業規格を作成するために,ISO/DIS 7786 : 1998, Dental rotary

instruments

−Laboratory abrasive instruments を基礎として用いた。

JIS T 5210

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 T

5210

 : 2000

歯科用回転器具−

技工用アブレーシブ研削器具

Dental rotary instruments

−Laboratory abrasive instruments

序文  この規格は,1998 年に発行された ISO/DIS 7786, Dental rotary instruments−Laboratory abrasive

in-struments

を元に,対応する部分について対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成し

た日本工業規格であるが,対応国際規格に規定されていない規定項目(表示)を日本工業規格として追加

している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,歯科用回転器具の一種である技工用アブレーシブ研削器具(以下,研削器具

という。

)において,通常最も多く使用される形状の寸法及び偏心について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/DIS 7786 : 1998

  Dental rotary instruments−Laboratory abrasive instruments (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS T 5502

  歯科用回転器具−試験方法

JIS T 5503

  歯科用回転器具−寸法及び呼び

JIS T 5504

  歯科用回転器具−軸

JIS Z 9015-1

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型抜

取検査方式

3.

記号  記号は,次による。

d

:作業部(又は頭部)の直径

l

1

:作業部(又は頭部)の長さ

l

2

:全長

α:作業部の角度

4.

品質

4.1

材料


2

T 5210 : 2000

4.1.1

作業部  作業部の材料は,研削材,その他の適切なものとし,研削材の種類,結合材の種類及び研

削材の処理は,製造業者の選択による。

4.1.2

軸  軸の材料は,鋼,その他の適切なものとし,JIS T 5504 に適合しなければならない。軸の材料

の種類及び軸の材料の処理は,製造業者の選択による。

4.2

形状  作業部の形状は,表 110 とする。ただし,規定された寸法内で,各表に示す形状と大きく

変動しない形状は許容する。

4.3

寸法

4.3.1

作業部の寸法  作業部の寸法は,5.1 によって試験したとき,表 110 とする。表中の呼びは,JIS 

T 5503

の規定による。


3

T 5210 : 2000

表 1  円柱形 1

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+1 
−0.5

l

2

±3

050 5 12 48

065 6.5 13 50

表 2  円柱形 2

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+1 
−0.5

l

2

±3

021 2  6 44

031 3  6 44

040 4  6 44

050 5  6 44

表 3  円柱形 3

呼び径

d

+0.5

  0

l

1

+1

−0.5

l

2

±3

060

6

3

44

060

6

5

44

100

10

2

44

100

10

3

44

100

10

4

44


4

T 5210 : 2000

表 4  平頭円すい形 1

α=6  °∼10  °

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+1 
−0.5

l

2

±3

031   3

  7

46.5

035   3.5   10.5

53.5

表 5  平頭円すい形 2

α=8  °∼14  °

呼び径

d

+0.5

  0

l

1

+1

−0.5

l

2

±3

021 2  6 44

031 3  6 44

040 4  6 44

050 5  6 44

表 6  ナイフエッジ形

呼び径

d

+0.5

  0

l

1

+0.5

  0

l

2

±3

090 9  4 46


5

T 5210 : 2000

表 7  側面凹状逆円すい形

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+0.5 
  0

l

2

±3

070 7  5 46

表 8  逆円すい形 1

α=20  °∼30  °

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+0.5 
  0

l

2

±3

065 6.5  6.5 48.5

表 9  逆円すい形 2

α=50  °∼90  °

呼び径

d

+0.5 
  0

l

1

+1 
−0.5

l

2

±3

040 4 2

42

050 5 2.5  42

060 6 3

42

070 7 3.5  42


6

T 5210 : 2000

表 10  球形

呼び径

d

+0.5 
  0

l

2

+3 
−3

031 3 45

040 4 46

050 5 47

060 6 48

4.3.2

軸の寸法  軸の寸法は,JIS T 5504 の軸部形式 2 とする。

4.4

偏心  研削器具の最大偏心は,5.2 によって試験したとき,0.3 mm 以下とする。

5.

試験

5.1

形状及び寸法  形状は目視によって及び寸法は JIS T 5502 の 4.1(寸法測定試験)による。

5.2

偏心  偏心は,JIS T 5502 の 4.2(偏心試験)による。

なお,その測定点は最大直径の部分,又は円柱形のものについては,作業部の中央とする。

6.

サンプリング方法及び合格品質水準  研削器具の検査は,JIS Z 9015-1 に規定する方法によって行い,

合格品質水準 (AQL) は,6.5 とする。ただし,軸部の径については,JIS T 5504 に規定した合格水準 (AQL)

2.5

とする。

7.

表示  研削器具の包装には,次の事項を表示しなければならない。

a)

規格の名称又は慣用名

b)

製品名

c)

形状及び呼び

d)

数量(単品は除く。

e)

注意事項

f)

製造業者名及び所在地

g)

製造番号又は製造記号

h)

他の法定表示事項

関連規格  JIS T 5501  歯科用回転器具−番号表示法


7

T

 52
10 :

2000

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 5210 : 2000

  歯科用回転器具−技工用アブ

                  レーシブ研削器具

ISO/DIS 7786 : 1998

  歯科用回転器具−技工用研削器具

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
  表示箇所:本体,附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項 目 ご と の

評価

技術的差異の内容

(V)JIS

国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1.

適 用 範

技工用アブ レーシ ブ研削
器具の品質 及び試 験方法

について規定。

ISO/DIS 

7786 : 1998

1.

JIS

に同じ。 IDT

2.

引 用 規

JIS T 5502

JIS T 5503

JIS T 5504

JIS Z 9015-1

 2.

ISO 1797-1 : 1992

ISO 2157 : 1992

ISO 2859-1 : 1989

ISO 6360-1 : 1985

ISO 6360-2 : 1986

ISO 8325 : 1985

MOD

/ 変 更

/削除

JIS

では ISO の引用規格と整合

した JIS を引用している。ただ
し,

ISO 6360-1ISO 6360-2

は JIS

に記載されていないため削除し

た。

ISO 6360-1,  ISO 6360-2

は JIS T 

5501

として関連規格に記載した。

3.

記号

dl

1

l

2

,

α

3.

JIS

に同じ。 IDT

4.

品質

・材料 
・形状

・寸法

表 110 

・偏心

 4.

5.

6.

・材料 
・寸法

  形状

  図 110

  寸法

  表 110

・偏心

IDT

IDT

IDT

− 

5.

試験

・形状及び寸法 
・偏心

 5.

6.

・寸法 
・偏心

IDT

IDT

− 

6.

サ ン プ

リ ン グ 方
法 及 び 合

格 品 質 水

合格品質水準は AQL6.5。 
また,軸部 の径だ けは,

AQL2.5

とする。

 7.

サ ン プ リ ン グ 及 び
許容レベル

MOD

/追加

JIS

には軸部の AQL を追加した。 ISO には記載されていないが,

JIS T 5504,  ISO 1797

に軸部径の

AQL

が記載されている。


8

T

 52
10 :

2000

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
  表示箇所:本体,附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項 目 ご と の

評価

技術的差異の内容

(V)JIS

国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

7.

表示

・規格の名称又は慣用名 
・製品名

・形状及び呼び 
・数量(単品は除く。

・注意事項

・製造業者名及び所在地 
・製造番号又は製造記号 
・他の法定表示事項

MOD

/追加

ISO

では規定していない。

使用上,独自の表現が使用されて
いるため,JIS 独自の規定項目を

追加した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT………………技術的差異がない。 
    −  MOD/削除………国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  MOD/追加………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  MOD/変更………国際規格の規定内容を変更している。

2

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD………………国際規格を修正している。


9

T 5210 : 2000

日本工業標準調査会医療安全用具部会  歯科材料専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

長谷川  二  郎

愛知学院大学歯学部

淺  井  康  宏

東京歯科大学

庵  原  靖  之

社団法人日本歯科医師会

飯  塚  恵  文

株式会社日本橋徳力松戸事業所

梅  田  昭  夫

社団法人日本歯科医師会

岡      英  男

社団法人日本歯科医師会

小  倉  英  夫

日本歯科大学新潟歯学部

小  田      豊

東京歯科大学

梶  山      進

社団法人日本歯科医師会

勝  木  紘  一

日本歯科材料器械研究協議会

加  藤      勇

社団法人日本歯科医師会

河  合  正  勝

株式会社松風研究開発部

川  原      章

厚生省医薬安全局

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

田  中  文  夫

昭和薬品化工株式会社

西  川  泰  蔵

工業技術院標準部

野  口  八九重

社団法人日本歯科医師会

野  原      建

石福金属興業株式会社研究部

平  澤      忠

鶴見大学歯学部

三  宅  公  雄

社団法人日本歯科医師会

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー

(事務局)

宗  像  保  男

工業技術院標準部標準業務課

山  下  晴  樹

工業技術院標準部標準業務課

日本歯科材料工業協同組合 JIS 原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(技術担当理事)

亀  水  忠  茂

亀水化学工業株式会社

(技術委員長)

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

(第 1 規格部会長)

中  村  悦  三

株式会社松風

(議長)

安  達      浩

株式会社松風

(委員)

藤  澤  睦  雄

株式会社東洋化学研究所

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー

(用語部会長)

村  松  寛  昭

株式会社ジーシー

(事務局)

前  川  市  男

日本歯科材料工業協同組合

日本歯科医師会・器材部会材料規格委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

長谷川  二  郎

愛知学院大学歯学部

(副委員長)

庵  原  靖  之

社団法人日本歯科医師会

(委員)

小  田      豊

東京歯科大学歯科理工学

長谷川  晃  嗣

東京歯科大学歯科理工学

宮  川  行  男

日本歯科大学新潟歯学部先端研究センター

加  藤      勇

社団法人日本歯科医師会

梶  山      進

社団法人日本歯科医師会

河  合  正  勝

株式会社松風

野  原      建

石福金属興業株式会社

渡  辺  一  弘

株式会社ジーシー


10

T 5210 : 2000

なお,社団法人日本歯科医師会・器材部材料規格委員会には,上記委員のほかに原案作成者又は関係者

の立場で次の各氏が参加している。

梅  田  昭  夫

社団法人日本歯科医師会

三  宅  公  雄

社団法人日本歯科医師会

神  成  粛  一

社団法人日本歯科医師会

野  口  八九重

社団法人日本歯科医師会

小  倉  英  夫

社団法人日本歯科医師会

杉  山      勉

社団法人日本歯科医師会

勝  木  紘  一

日本歯科材料器械研究協議会

窪  田  隆  夫

日本歯科材料工業協同組合

安  達      浩

日本歯科材料工業協同組合

(事務局)

輿  石  嘉  弘

日本歯科医師会