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日本工業規格

JIS

 T

5201

-1992

歯科用バー

Dental burs

1.

適用範囲  この規格は,歯科用バー(以下,バーという。)について規定する

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 4706

  製材のこやすり

JIS G 4404

  合金工具鋼鋼材

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって参

考として併記したものである。

2.

用途,形状,番号,刃の数及び寸法  用途,形状,番号,刃の数及び寸法は,表 のとおりとする。

表 1

寸法 mm

全長

頭部

用途

形状

番号

刃の数

アングルハンド

ピース用

ストレートハン

ドピース用

長さ

厚さ

2

1

6 22.22

±0.25 44.45±0.25 0.63±0.05

1 6 22.22

±0.25 44.45±0.25 0.81±0.05

2 6 22.22

±0.25 44.45±0.25 0.99±0.05

3 6 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.19±0.05

4 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.39±0.05

5 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05

6 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.82±0.05

7 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05

8 8

∼10 22.22±0.25 44.45±0.25 2.28±0.05

ラウンド

9 10 22.22

±0.25 44.45±0.25 2.51±0.05

  33

2

1

6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.63±0.05 0.4 −

34 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.81±0.05 0.7 −

35 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.96±0.05 0.8 −

36 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.19±0.05 1.0 −

37 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.39±0.05 1.2 −

38 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05 1.3 −

歯牙切削

インバー

テッド

コーン

39 8 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.82±0.05 1.5 −


2

T 5201-1992

寸法 mm

全長

頭部

用途

形状

番号

刃の数

アングルハンド

ピース用

ストレートハン

ドピース用

長さ

厚さ

700 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.99±0.05 3.5

*

4.0

701 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.19±0.05 3.5

*

4.5

702 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05 4.5

*

5.2

703 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05 4.5

*

6.0

557 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.99±0.05 3.5

*

4.0

558 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.19±0.05 3.5

*

4.5

559 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.39±0.05 4.5

*

4.9

560 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05 4.5

*

5.3

561 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.85±0.05 4.5

*

5.6

フラット

エンド

フィッ

シャ

562 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05 4.5

*

6.0

56 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.81±0.05 3.0

*

3.5

57 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 0.99±0.05 3.5

*

4.0

フィッシ

59 6

∼ 8

22.22

±0.25 44.45±0.25 1.39±0.05 4.5

*

4.5

600 8

∼14 22.22±0.25 44.45±0.25 1.09±0.12 3.5

*

4.0

600 8

∼14 22.22±0.25 44.45±0.25 1.39±0.22 3.5

*

4.5

フィッシ

テーパー

プレーン

602 8

∼16 22.22±0.25 44.45±0.25 1.50±0.22 3.5

*

4.5

7

9 22.22

±0.25 44.45±0.25 5.00±0.10

8

9 22.22

±0.25 44.45±0.25 6.00±0.10

歯牙切削

フェサー

ルート

9

9 22.22

±0.25 44.45±0.25 7.00±0.10

A 12 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.00±0.05

B 14 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.20±0.05

C 16 22.22

±0.25 44.46±0.25 1.39±0.05

D 16 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05

200 20  22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05

201 20  22.22

±0.25 44.45±0.25 2.30±0.05

202 24  22.22

±0.25 44.45±0.25 3.02±0.05

フィニッ

シング

ラウンド

203 28  22.22

±0.25 44.45±0.25 3.50±0.05


3

T 5201-1992

寸法 mm

全長

頭部

用途

形状

番号

刃の数

アングルハンド

ピース用

ストレートハン

ドピース用

長さ

厚さ

218 20  22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05 1.0 −

219 20  22.22

±0.25 44.45±0.25 2.46±0.05 1.4 −

オーバル

220 24  22.22

±0.25 44.45±0.25 3.00±0.05 1.5 −

パッド 224

20

22.22

±0.25 44.45±0.25 2.05±0.05 3.1 −

ペア 231  20  22.22±0.25 44.45±0.25 2.51±0.05 2.6 −

242 10  22.22

±0.25 44.45±0.25 0.99±0.05 4.3 −

フィニッ

シング

ーロー

シュガ

245 16  22.22

±0.25 44.45±0.25 1.60±0.05 5.4 −

1 16 22.22

±0.25 44.45±0.25 1.7 2.0

2 18 22.22

±0.25 44.45±0.25 2.1 2.0

3 20 22.22

±0.25 44.45±0.25 2.3 2.5

インレー

バー

インレー

バー

4 24 22.22

±0.25 44.45±0.25 3.0 2.5

A

− 44.45±0.25 2.10±0.05

B

− 44.45±0.25 2.80±0.05

D

− 44.45±0.25 2.10±0.05

E

− 44.45±0.25 2.80±0.05

G

− 44.45±0.25 2.10±0.05

バニッシ

ャーズ

K

− 44.45±0.25 2.20±0.05

ソー

ウン

クラ

− 255 −

− 44.45±0.25 5.00±0.05

− 0.30

±0.05

備考1.  頭部の寸法の径は,最も大きい部分を示す。

2.

歯牙切削のテーパードフィッシャ,フラットエンドフィッシャ,プレーンテーパードフィ
ッシャの頭部の寸法の長さにおいて

*

印のないものはアングルハンドピース用の寸法を示

し,

*

印のあるものは,ストレートハンドピース用の寸法を示す。

3.

公差のない寸法は,標準を示す。

3.

シャンクの形状・寸法  シャンクの形状・寸法は,図 1,図 及び表 のとおりとする

図 1  アングルハンドピース用


4

T 5201-1992

図 2  ストレートハンドピース用

表 2

単位 mm

記号

D

H

d

L

アングルハンドピース用 2.34±0.02

1.86

±0.09

1.39

±0.08

2.56

±0.17

ストレートハンドピース用 2.34±0.02

記号

l

1

l

2

l

3

アングルハンドピース用 0.76±0.11

0.91

±0.06

1.80

±0.06

ストレートハンドピース用

4.

材質  バーの材質は,原則として JIS G 4404 に規定する SKS2 とし,焼入れ後の破断面が微粒で絹目

状の光沢をもっていなければならない。

5.

外観  表面が滑らかで刃面のだれ,かえり及びばりがなく,また,焼割れ,きず及び汚れがあっては

ならない。

6.

偏心  9.2 によって試験をしたとき,全体の偏心量が 0.1mm 以下でなければならない。

7.

硬さ

7.1

9.3

によって試験をしたとき,バーのけい部の硬さは,HV600 以上とする。

7.2

9.4

によって試験をしたとき,刃は後ろ側にめくれてはならない。

8.

切れ味  9.5 及び 9.6 によって試験をしたとき,最初と最後の穴あけ所要時間及び切削所要時間に著し

い変動があってはならない。

9.

試験

9.1

試験項目  バーの試験項目は,次のとおりとする。

(1)

偏心試験

(2)

硬さ試験

(3)

引かき試験

(4)

先端穴あけ試験

(5)

側刃切削試験

なお,バーの試験は,バーの用途,形状及び番号によって,

表 に示す試験を行う。


5

T 5201-1992

表 3

切削試験の被削材の厚さ tmm

用途

形状

番号

行う試験

メタクリル酸

メチル成型板

みがき帯鋼第 1

2

1

∼5 1.0

1.0

ラウンド

6

∼ 9

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験

2.0 1.0





33

2

1

∼39

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験

1.0 1.0

700

∼701 1.0

1.0

ィッシャ

ーパード

フレーン

702

∼703

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験
側刃切削試験

2.0 1.0

557

∼559 1.0

1.0

ィッ

シャ

エン

ドフ

フラット

560

∼562

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験
側刃切削試験

2.0 1.0

フイッシ

56

∼59

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験
側刃切削試験

1.0 1.0

ィッシャ

ーパード

プレーン

600

∼602

偏心試験 
硬さ試験 
先端穴あけ試験
側刃切削試験

1.0 1.0

歯牙切削

フェサー

ルート

7

∼ 9

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験

ラウンド

A

∼ D

200

∼203

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験

オーバル

218

∼220

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験

パッド

224

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験

ぺア

231

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験

フィニッ

シング

ローフ

シュガー

242

∼245

偏心試験 
硬さ試験 
引かき試験


6

T 5201-1992

切削試験の被削材の厚さ tmm

用途

形状

番号

行う試験

メタクリル酸

メチル成型板

みがき帯鋼第 1

ーイ

ンレ

1

∼ 4

偏心試験

硬さ試験

引かき試験

ャーズ

バニッシ

A

∼ K

偏心試験

硬さ試験

ソー

クラウン

− 225

偏心試験

硬さ試験

引かき試験

9.2

偏心試験  次の三つの方法のいずれかによって試験を行う。

(1)

平行定盤上でバーを回転させて,透き間の最大値を測定する。

(2)

投影器の画面内でバーを回転させて,振れの最大値を測定する。

(3)

バーのシャンクを精密に仕上げられた V ブロック上に置き,切刃の根本に近いけい部に 0.01mm 目盛

のダイヤルゲージの測定子に取り付けたナイフエッジをあてがい,静かにバーを回転させダイヤルゲ

ージの振れの最大値を測定する。

9.3

硬さ試験  硬さ試験を行う箇所は,けい部とする。ただし,硬さ試験機を使用できないときは JIS B 

4706

に規定されたやすりを用いて,少なくとも 2 か所以上を測定する。

9.4

引かき試験  バーを手に持って,乾燥したガラス板の上にバーのけい部を押して引っかき,刃が後

ろ側にめくれるかどうかを調べる。この試験は少なくとも 2 か所以上について行う。

9.5

先端穴あけ試験  図 に示すように,バーを高速ボール盤に偏心がないように取り付け,回転数約 2

000rpm

,定荷重 4.9N{約 0.5kgf}で

表 に示す A,B,C の順序で穴あけ試験を行い,最初と最後の穴あ

け所要時間に著しい変動があるかどうかを調べる。この試験には,切削液を使わない。

図 3


7

T 5201-1992

表 4

区分

被削材

先端穴あけ回数

側刃切削距離

A

メタクリル酸メチル成型板

(

2

)

5

5D(

3

)

B

みがき帯鋼第 1 種

1

(

1

) 5D

C

メタクリル酸メチル成型板

(

2

)

5

回 5D

(

1

)

この場合だけ定荷重11.8 N{約1.2 kgf}とする。

(

2

)

この被削材の硬さは,約 HV27 とする。

(

3

)  D

は,バーの頭部の径を示す。

9.6

側刃切削試験  バーを高速ボール盤又は高速フライス盤に偏心がないように取り付け(あらかじめ

バーの径よりやや大きい下穴をあけておく)

,回転数約 2 000 rpm,定荷重 4.9 N{約 0.5 kgf}で試験を行う。

図 に示すように,側刃の中央に被削材をあてがい,表 に示す ABC の順序で切削試験を行い,最初

と最後の切削所要時間に著しい変動があるかどうかを調べる。

この試験には,切削液を使わない。

図 4

10.

製品の呼び方  製品の呼び方は,名称,使用ハンドピースの名称(又は記号),形状及び番号による。

例  歯科用バー

ストレートハンドピース用ラウンド  4

11.

表示  バーの容器には,使用ハンドピースの名称(又は記号),形状,番号,製造業者名及び所在地又

は製造業者の略号を表示しなければならない。