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日本工業規格

JIS

 T

1206

-1992

自動視野計

Computer-aided perimeters

1.

適用範囲  この規格は,コンピュータの支援によって被検者の視野を測定する器械であって,背景面

上に呈示された視標を用いた自動視野計(以下,視野計という。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS T 1001

  医用電気機器の安全通則

JIS T 1002

  医用電気機器の安全性試験方法通則

JIS T 1005

  医用電気機器取扱説明書の様式

JIS T 1011

  医用電気機器用語(共通編)

JIS Z 8120

  光学用語

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS T 1011 及び JIS Z 8120 によるほか,次による。

(1)

視標  視野の検査に用いる測定点での刺激。

(2)

視標輝度  視標の絶対輝度と隣接する背景輝度との差。

(3)

背景輝度  視標が呈示される背景面の輝度。

(4)

仕様値  製造業者が製品仕様で定めた値。

(5)

固視点  被検者が注視する点であり,視野の座標の原点。

3.

安全  安全に関する事項は,JIS T 1001 の 4.(機器の分類)∼13.(異常作動及び故障状態)による。

ただし,電撃に対する保護の形式はクラス I 機器,電撃に対する保護の程度は B 形機器とする。

4.

性能  視野計の性能は,6.3 によって試験したとき,次の事項を満足しなければならない。

(1)

視標輝度  視標輝度は,仕様値(単位:cd/m

2

)に対して±20%とする。

(2)

背景輝度  背景輝度は,仕様値(単位:cd/m

2

)に対して±20%とする。

(3)

視標位置  視標位置は,仕様値に対して中心から 30 度以内は±1 度,その他は±2 度とする。

(4)

視標の大きさ  視標の大きさは,立体角に換算して仕様値に対して±20%とする。

(5)

視標呈示時間  視標呈示時間は,仕様値に対して±10%とする。

5.

構成及び構造

5.1

構成  視野計は,少なくとも次の機能要素によって構成する。

(1)

背景輝度の制御機能

(2)

視標の制御機能

(3)

被検者が固視点を注視していることを確認する機能


2

T 1206-1992

5.2

構造  構造は,JIS T 1001 の 14.(構造)によるほか,次による。

(1)

各部の構造は,いずれも良質の材料を用い,加工組立てを入念に行い,丈夫であること。

(2)

作動部は,円滑,かつ,確実に作動すること。

(3)

光学系は,実用上差し支えるような収差がなく,有害な内面反射及び迷光がないこと。

(4)

光学部品は,曇り,かび,接着切れ及び銀浮きがなく,実用上有害な泡,脈理,きず,砂目残り,や

け,ごみ,反射防止膜のきず,色むらなどがないこと。

(5)

光源その他に使用するランプは,点滅が確実であること。

6.

試験

6.1

試験条件  試験条件は,次による。

(1)

通電しない状態で次の環境条件を順次経た後,JIS T 1002 の 4.(試験の条件)に規定する条件で試験

を行う。

(a)

周囲温度  −10±3℃の環境に,16 時間置く。

(b)

周囲温度  55±2℃の環境に,16 時間置く。

(2)

試験に用いる輝度計の精度は,±4%であること。

(3)

輝度の試験は,背景輝度に与える影響が 10%以下の暗室で行うこと。

6.2

安全性試験  安全性試験は,JIS T 1002 による。ただし,光学器械の性質上,JIS T 1002 の 14.(機

械的強度)の(1)の衝撃試験は適用しない。

6.3

性能試験  性能試験は,次による。

(1)

視標輝度は,各象限につき任意の位置での視標を輝度計で測定し,各測定値と仕様値との差を求める。

(2)

背景輝度は,背景面の各象限につき任意の位置を輝度計で測定し,各測定値と仕様値との差を求める。

(3)

視標位置は,各象限につき中心から 30 度以内及びその他の任意の位置で測定し,各測定値と仕様値と

の差を求める。

(4)

視標の大きさは,各象限につき任意の位置での視標の面積を測定し,立体角に換算して各測定値と仕

様値との差を求める。

(5)

視標呈示時間は,各象限につき任意の位置で測定し,各測定値と仕様値との差を求める。

7.

表示  視野計は,本体の外部の見やすいところに,次の事項を銘板などで表示しなければならない。

(1)

製造業者名及び所在地

(2)

製品の名称,形名及び製造番号

(3)

定格電源周波数 (Hz) 及び定格電源電圧 (V)

(4)

電源入力[A,VA 又は W(力率が 90%を超える場合)

(5)

電撃に対する保護の形式及び保護の程度

(6)

ヒューズの定格値(ヒューズホルダ又はその付近に表示する。

8.

環境条件  環境条件は,JIS T 1001 の 3.1(環境条件)による。

9.

附属文書  視野計には,JIS T 1005 による取扱説明書を付けなければならない。


3

T 1206-1992

JIS

原案作成委員会  構成表

(委員長)

松  尾  治  亘

東京医科大学医学部

(委員長代行)

可  児  一  孝

滋賀医科大学医学部

江  森  康  文

東京情報大学経営情報学部

平  井  俊  樹

厚生省薬務局医療機器開発課

稲  葉  裕  俊

工業技術院標準部電気規格課

遠  藤  成  美

遠藤眼科医院

古  野  史  郎

日産玉川病院

原  沢  佳代子

東京医科大学病院

二  羽  英  明

興和株式会社電機光学事業部

増  岡  邦  明

アラガン SKB 株式会社ハンフリー眼科機器事業部

塚  田      央

株式会社トプコン医用機器事業部

医療安全用具部会  ME 機器専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

菊  地      眞

防衛医科大学校

井  出  正  男

武蔵工業大学

稲  葉  裕  俊

工業技術院標準部

小  川  契以知

東京都城東地域中小企業振興センター

齋  藤  正  男

東京大学医学部

都  築  正  和

東京大学附属病院

中  村  誠  一

財団法人機械電子検査検定協会

三  宅  信  弘

通商産業省機械情報産業局

澤      宏  紀

厚生省薬務局

市  河  鴻  一

株式会社アイカ

菊  川  武  明

日本電気三栄株式会社

小  島  正  男

社団法人日本電子機械工業会

坪  田  祥  二

株式会社東芝

竹  内      清

フクダ電子株式会社

楡  木  武  久

社団法人日本電子工業振興協会

保  坂  栄  弘

日本光電工業株式会社

山  根      巌

株式会社日立メディコ

柄  川      順

国立がんセンター病院

小  野  哲  章

三井記念病院

須  磨  幸  蔵

東京女子医科大学附属第二病院

早  川  弘  一

日本医科大学

古  幡      博

東京慈恵会医科大学

(事務局)

柾  谷  栄  吾

工業技術院標準部電気規格課

金  地  隆  志

工業技術院標準部電気規格課