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T 1021

:2008

(1) 

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  定格,極数,種類及び極配置

2

5

  使用環境

2

6

  性能

2

6.1

  医用コンセント

2

6.2

  医用差込プラグ

4

7

  構造,材料及び寸法

5

7.1

  構造一般

5

7.2

  材料

6

7.3

  刃及び刃受穴の形状及び寸法

6

8

  試験方法

6

8.1

  保持力試験

6

8.2

  接地刃受の保持力試験

6

8.3

  耐異常引抜性試験

6

8.4

  温度上昇試験

7

8.5

  接地極温度上昇試験

7

8.6

  接地極接触抵抗試験

7

8.7

  開閉試験

7

8.8

  絶縁抵抗試験

7

8.9

  耐電圧試験

7

8.10

  耐過電流試験

7

8.11

  耐熱性試験

7

8.12

  ねじ端子及びリード線付端子強度試験

7

8.13

  組立強度試験

8

8.14

  衝撃強度試験(コンセント)

8

8.15

  アンモニアガス耐久性試験

8

8.16

  ねじなし端子引張強度試験

8

8.17

  ねじなし端子曲げ強度試験

8

8.18

  ねじなし端子ヒートサイクル試験

8

8.19

  ねじなし端子耐過電流試験

8

8.20

  コード引止部強度試験

8

8.21

  コード引出部強度試験

9


T 1021

:2008  目次

(2) 

ページ

8.22

  押圧試験

9

8.23

  衝撃強度試験(医用差込プラグ)

9

8.24

  外郭強度試験

9

8.25

  刃取付部強度試験

9

8.26

  耐燃性試験

10

9

  検査

10

9.1

  形式検査

10

9.2

  受渡検査

11

10

  製品の呼び方

12

11

  表示

12

 


T 1021

:2008

(3) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電気設備

学会(IEIEJ)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS T 1021:1997 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


T 1021

:2008  目次

(4) 

白      紙


   

日本工業規格

JIS

 T

1021

:2008

医用差込接続器

"Hospital grade" outlet-sockets and plugs

序文

この規格は,1982 年に制定され,その後 2 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は,1997 年に

行われたが,その後最新の医用場所における電気設備に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1

適用範囲

この規格は,医用電気機器と周波数 50 Hz 又は 60 Hz の交流 100 V の電路との接続に使用する医用差込

接続器について規定する。

ただし,この規格には,マルチタップ及びコードコネクタボディは含まず,また,床取付用,防水形,

防爆形など特殊用途のものも含まない。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 3306

  ビニルコード

JIS C 3307

  600 V ビニル絶縁電線(Ⅳ)

JIS C 3612

  600 V 耐燃性ポリエチレン絶縁電線

JIS C 8303

  配線用差込接続器

JIS C 8306

  配線器具の試験方法

JIS T 0601-1

  医用電気機器−第 1 部:安全に関する一般的要求事項

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8303 及び JIS T 0601-1 によるほか,次による。

3.1

医用差込接続器

医用電気機器の電源を接続するための差込接続器。

3.2

医用コンセント

医用差込接続器のプラグ受で,刃受,配線接続端子,絶縁物の外郭などから構成され,造営材に固定で

きるもの。


2

T 1021

:2008

   

3.3

医用差込プラグ

刃及びコード(キャブタイヤケーブルを含む。

)の接続部を絶縁物で覆った外郭などから構成され,これ

を手に持ってプラグ受に抜差しするもの。

4

定格,極数,種類及び極配置

定格,極数,種類及び極配置は,

表 による。ただし,一体成形の医用差込プラグの定格電流は,取り

付けたコード(キャブタイヤケーブルを含む。以下同じ。

)の太さ(導体公称断面積)に従い,

表 による。

表 1−定格,極数,種類及び極配置

定格電流

及び定格電圧

極数

a)

種類

極配置

JIS C 8303

の図

医用コンセント

2 極接地極付

医用差込プラグ

図 A.9 

15A125V

2 極接地極なし

b)

医用差込プラグ

図 A.1

(刃のみ)

医用コンセント

2 極接地極付

医用差込プラグ

図 A.11 

20A125V

2 極接地極なし

  b)

医用差込プラグ

図 A.3

(刃のみ)

a)

  極数は,常時通電を目的とした刃又は刃受の極数で表し,接地専用の極は含めない。

b)

  2 極接地極なしのものについては,医用電気機器のうちクラスⅡ機器だけに使用することができ,

クラスⅠ機器には使用してはならない。

c)

  極性を付ける必要がないもの,又は構造上困難なものは,極性を付けなくてもよい。

表 2−一体成形の医用差込プラグの定格電流と取付コードの最小太さとの関係

一体成形の医用差込プラグの定格電流      A

7  12 15 20

取付コードの最小太さ(導体公称断面積)mm

2

 0.75

1.25

2.0

3.5

極配置(JIS C 8303 の図)

図 A.1 
図 A.9

図 A.3

図 A.11

5

使用環境

使用環境は,JIS T 0601-1 の 10.2.1(環境)による。ただし,周囲温度は−5∼+40

℃とする。

6

性能

6.1

医用コンセント

6.1.1

保持力

刃受の保持力は,8.1 によって試験を行ったとき,

表 に示す値でなければならない。


3

T 1021

:2008

表 3−定格電流と保持力との関係

定格電流 A

試験プラグ

保持力 N

接地極付 15∼ 60

15

接地極なし 10∼ 60

接地極付 20∼100

20

接地極なし 15∼ 60

6.1.2

接地刃受の保持力

8.2

によって試験を行ったとき,標準接地ピンが落下してはならない。

6.1.3

耐異常引抜性

8.3

によって試験を行ったのち,次の事項に適合しなければならない。

a)

図 に示す質量 115 g の標準接地ピンを,下向きにした医用コンセントの接地刃受に差し込んだとき,

標準接地ピンが落下しない。

b) 2

極接地極付のプラグを用いたときの保持力を 8.1 によって測定したとき,定格電流 15 A のものは 10

∼60 N,定格電流 20 A のものは 15∼100 N とする。

c)

使用上有害な異常がない。

6.1.4

温度上昇

刃と刃受との接触部及びねじなし端子の温度上昇値は,8.4 によって試験を行ったとき,次の事項に適合

しなければならない。

a)

刃と刃受との接触部は,定格電流 15 A のものは 30

℃以下,定格電流 20 A のものは 40

℃以下とする。

b)

ねじなし端子は 35

℃以下とする。

6.1.5

接地極温度上昇

8.5

によって試験を行ったとき,温度上昇値は 30

℃以下でなければならない。

6.1.6

接地極接触抵抗

8.6

によって試験を行ったとき,接触抵抗値は 10 mΩ 以下でなければならない。

6.1.7

開閉

8.7

によって試験を行ったとき,極間短絡その他の使用上有害な異常を生じてはならない。

6.1.8

絶縁抵抗

8.8

によって試験を行ったとき,絶縁抵抗値は 100 MΩ 以上でなければならない。

6.1.9

耐電圧

8.9

によって試験を行ったとき,1 250 V の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

6.1.10

耐過電流

8.10

によって試験を行ったとき,使用上有害な異常がなく,かつ,2 極接地極付のプラグを引き抜き,

再び差し込んだとき,接地刃と接地刃受との導通に異常があってはならない。

6.1.11

耐熱性

8.11

によって試験を行ったとき,10

%を超える寸法変化,外郭突合せ面に 0.8 mm 以上のすき間を生じ

る反り,その他の使用上有害な異常があってはならない。

6.1.12

ねじ端子及びリード線付端子の強度

8.12

によって試験を行ったとき,端子及び端子ねじの破損,リード線の外れ,その他の異常を生じては

ならない。


4

T 1021

:2008

   

6.1.13

組立強度

8.13

によって試験を行ったとき,本体のひび割れ,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならな

い。

6.1.14

衝撃強度

8.14

によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常があってはならない。

6.1.15

アンモニアガス耐久性

8.15

によって試験を行ったとき,刃受,端子ねじ,その他の黄銅製部材に破損及びひび割れを生じては

ならない。

6.1.16

ねじなし端子の性能

6.1.16.1

一般事項

ねじなし端子の性能は,次による。

なお,試験に使用する電線は,JIS C 3307 又は JIS C 3612 の軟銅単線のものとする。また,特に規定す

る場合を除き,二つ以上の太さ(呼び)の電線を接続できる端子の場合は,最小及び最大の太さ(呼び)

の電線で,それぞれ別個の試験品について試験を行う。

6.1.16.2

引張強度

8.16

によって試験したとき,電線の外れ,端子の破損,その他の使用上有害な故障を生じてはならない。

6.1.16.3

曲げ強度

8.17

によって試験したとき,電線のはずれ,端子の破損,その他の使用上有害な故障を生じることなく,

かつ,6.1.4 に適合しなければならない。

6.1.16.4

ヒートサイクル

8.18

によって試験を行い,25 サイクル目における温度上昇と 125 サイクル目における温度上昇との差が

8

℃以下でなければならない。

6.1.16.5

耐過電流

8.19

によって試験したとき,端子部に使用上有害な故障を生じてはならない。

6.2

医用差込プラグ

6.2.1

絶縁抵抗

8.8

によって試験を行ったとき,絶縁抵抗値は 100 MΩ 以上でなければならない。

6.2.2

耐電圧

8.9

によって試験を行ったとき,1 250 V の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

6.2.3

耐熱性

8.11

によって試験を行ったとき,10

%を超える寸法変化,外郭突合せ面に 0.8 mm 以上のすき間を生じ

る反り,その他の使用上有害な異常があってはならない。

6.2.4

ねじ端子強度

8.12.1

によって試験を行ったとき,端子及び端子ねじの破損,その他の使用上有害な異常を生じてはな

らない。

6.2.5

コード引止部強度

6.2.5.1

一般事項

コード引止部強度は,次による。

6.2.5.2

引張り

8.20.1

によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から 1 mm 以上移動してはならない。


5

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6.2.5.3

ねん(捻)回

8.20.2

によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から 1 mm 以上移動してはならない。

6.2.5.4

衝撃張力

8.20.3

によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から 1 mm 以上移動してはならない。

6.2.5.5

繰返し引張強度

8.20.4

によって試験を行ったとき,接続部のずれが 2 mm 以下でなければならない。

6.2.6

コード引出部強度

一体成形の医用差込プラグに適用し,8.21 によって試験を行ったとき,線間短絡を生じることなく,か

つ,素線の断線率が 20

%以下でなければならない。

6.2.7

押圧

8.22

によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。

6.2.8

衝撃強度

8.23

によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。

6.2.9

外郭強度

8.24

によって試験を行ったとき 1 000 回までに曲がり,ひび割れ,部品の外れ,その他の使用上有害な

異常がなく,かつ,6.1.9 に適合しなければならない。

6.2.10

刃取付部強度

8.25

によって試験を行ったとき,JIS C 8303 の 5.9(刃取付部強度)に適合しなければならない。

6.2.11

アンモニアガス耐久性

8.15

によって試験を行ったとき,刃,端子ねじ,その他の黄銅製部材に破損及びひび割れを生じてはな

らない。

6.2.12

耐燃性

一体成形の医用差込プラグは 8.26 によって試験を行ったとき,炎を取り去った後,60 秒以内に自然に消

えなければならない。

7

構造,材料及び寸法

7.1

構造一般

JIS C 8303

の 6.1(構造一般)及び 6.2(端子)によるほか,次の事項に適合しなければならない。

a)

医用コンセントの接地端子は,リード線付きとする。リード線は JIS C 3307 又は JIS C 3612 に適合す

る長さ約 150 mm,公称断面積 2.0 mm

2

以上で絶縁体が緑及び黄のしま模様であって,銅製の圧着端子

によって医用コンセント本体の接地導体に堅固に圧着又はかしめによって取り付ける。ただし,やむ

を得ず絶縁体の色が緑の電線を使用する場合は,端子部近傍に図記号

で表示する。また,文字記号

PE,保護アース,保護接地の文字,

,E,G,アース,接地又は接地端子の表示でもよい。

なお,圧着端子には適切な振止めを施す。

b)

医用差込プラグの各端子は,それぞれ絶縁物で分離し,端子部でコードのほつれによる短絡を生じに

くい構造とする。

c) 2

極接地極付の医用差込プラグの接地刃は,本体から取り外せない形状とする。

d)

医用差込プラグは,JIS C 8303 に規定する複式コンセントに 2 個同時に差し込むことができる大きさ

とする。

e)

医用差込プラグ(一体成形の医用差込プラグを除く。

)には,コードグリップを附属する。


6

T 1021

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7.2

材料

JIS C 8303

の 6.1(構造一般)

6.2(端子)及び 6.3(絶縁体)によるほか,次の事項に適合しなければ

ならない。

a)

接地極の刃受及び刃は,すず又はニッケルめっきを施した銅合金とする。

b)

接地極の導電金具の材料は,銅又は銅合金とする。

7.3

刃及び刃受穴の形状及び寸法

JIS C 8303

の 6.7(埋込コンセントの取付部の寸法)によるほか,刃及び刃受穴の形状及び寸法は,JIS C 

8303

図 A.1(刃のみ),図 A.3(刃のみ),図 A.9 及び図 A.11 による。ただし,各図の刃相互間又は刃受

相互間の中心線は,外郭の中心線と一致しなくてもよい。

8

試験方法

8.1

保持力試験

JIS C 8306

の 6.(保持力試験)による。

8.2

接地刃受の保持力試験

供試コンセントの接地刃受へ

図 に示す大形試験接地ピンを 20 回抜差しする。引き続いて,刃受穴を下

向きにして

図 に示す質量 115 g の標準接地ピンを差し込む。

8.3

耐異常引抜性試験

図 の試験装置に供試コンセントを通常の使用状態で取り付け,JIS C 8303 の図 A.9 又は図 A.11 の形状

及び寸法の銅合金製の刃を鋼製の本体に取り付けた試験プラグを差し込み,試験プラグの裏面から出てい

る棒の先端に垂直方向に衝撃力を加えた後,試験プラグを引き抜く。この操作を供試コンセントの通常の

使用状態の位置並びに差込面と平行な面内で 90 度,180 度及び 270 度回転させた位置で,それぞれ 2 回ず

つ計 8 回行う。

なお,試験プラグは,2 極接地極付のものを用い,その刃は毎回取り換える。

単位  mm

図 1−耐異常引抜性試験装置


7

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8.4

温度上昇試験

刃と刃受との接触部及びねじなし端子の温度上昇試験は,JIS C 8306 の 4.(温度上昇試験)による。た

だし,容易に分解することが困難な医用コンセントは,刃と刃受との接触部の温度上昇の測定は刃の根元

で行ってもよい。

なお,ねじなし端子の測定は,接続した電線の根元で行ってもよい。

8.5

接地極温度上昇試験

供試コンセントヘ適合する医用差込プラグを差し込み,接地極へ定格電流が 15 A のものについては 25 A,

定格電流が 20 A のものについては 32 A の試験電流を流し,1 時間経過後に医用差込プラグの接地極刃の

温度上昇を,熱電対を用いて測定する。

なお,この場合,通常通電を目的とする極には,試験電流を通電しない。

8.6

接地極接触抵抗試験

供試コンセントの接地リード線かしめ部とこれに適合する医用差込プラグの接地端子部との間の接触抵

抗を JIS C 8306 の 5.2(交流法による接触抵抗試験)によって測定する。

8.7

開閉試験

JIS C 8306

の 10.(開閉試験)による。ただし,10.1 (2)

の定格負荷試験は

表 

(a)

によって連続 10 000

回とし,10.1 (1)

の過負荷試験は

表 

(a)

による。

8.8

絶縁抵抗試験

JIS C 8306

の 7.(絶縁抵抗試験)による。

このとき,極間にパイロットランプなどが取り付けられているものは,これを取り外してから試験を行

う。

8.9

耐電圧試験

JIS C 8306

の 8.(耐電圧試験)による。

このとき,極間にパイロットランプなどが取り付けられているものは,これを取り外してから試験を行

う。

8.10

耐過電流試験

供試コンセントの通常通電を目的とする極の 1 端子及び接地端子を JIS C 3307 に規定する導体径 1.6 mm,

長さ 1.5 m 以下の電線で試験回路の電源へ接続する。

供試コンセントに適合する 2 極接地極付の医用差込プラグの端子へ JIS C 3306 に規定する平形コードで,

定格電流が 15 A の場合は公称断面積 2 mm

2

,定格電流が 20 A の場合は公称断面積 3.5 mm

2

,定格電流 15 A

及び 20 A いずれの場合も長さは約 600 mm のものを接続し,コード他端の心線をはんだで終端接続する。

ただし,一体成形のプラグを使用する場合は,接続されたコードの太さとする。

供試コンセントへ 2 極接地極付の医用差込プラグを差し込み,短絡回路を構成し,試験回路へ定格電圧

で 1 000 A の試験電流を約 0.02 秒間通電する。

この試験終了後,医用差込プラグを引き抜き,再び差し込んで接地刃受と接地刃との間の接触状態を調

べる。

8.11

耐熱性試験

JIS C 8306

の 14.(耐熱試験)による。ただし,医用コンセントの試験温度は 90

℃,医用差込プラグの

試験温度は 80

℃とし,試験時間は各々7 時間とする。

8.12

ねじ端子及びリード線付端子強度試験

8.12.1

ねじ端子


8

T 1021

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JIS C 8306

の 13.1.1(ねじ端子の強度試験)(1)

及び

(2)

による。ただし,試験は,各端子について 5 回

ずつとする。

なお,試験に使用する電線は,毎回新しいものと取り換えて行う。

8.12.2

リード線付端子

JIS C 8306

の 13.1.3(リード線付き)による。ただし,引張方向は,圧着したリード線が出る方向とし,

100 N の引張力を 1 分間加える。

8.13

組立強度試験

供試コンセントを

図 6 b)

に示す取付装置へはめ込み,

図 6 c)

の押さえ金具で 445 N の力を 1 分間加える。

8.14

衝撃強度試験(コンセント)

金属製ボックスに供試コンセント及び金属製プレートを取り付け,コンクリート床面上の厚さ 3.2 mm

以上の鋼板上に受口を上向きにして置き,直径 32 mm,質量 2.3 kg の鋼製の円柱形おもりを 460 mm の高

さから供試コンセントの受口中心部へ 1 回落下させる。

なお,この場合,円柱の平面部が受口に当たるようにする。

8.15

アンモニアガス耐久性試験

JIS C 8306

の 18.(アンモニアガス耐久試験)による。

試験時間は,72 時間とする。ただし,医用コンセントは,受口を液面側として入れる。

なお,端子ねじの締付トルクは

表 の値とする。

表 4−端子ねじの呼び径と締付トルクとの関係

単位  N・m

端子ねじの呼び M3 M3.5 M4  M5

締付トルク  0.5 0.8 1.2 2.0

8.16

ねじなし端子引張強度試験

JIS C 8306

の 13.1.2(ねじなし端子の強度試験)(1)

による。

8.17

ねじなし端子曲げ強度試験

JIS C 8306

の 13.1.2(ねじなし端子の強度試験)(2)

による。

8.18

ねじなし端子ヒートサイクル試験

JIS C 8306

の 16.(ヒートサイクル試験)による。

8.19

ねじなし端子耐過電流試験

JIS C 8306

の 12.(耐過電流試験)による。ただし,試験電流は,1 000 A とする。

8.20

コード引止部強度試験

医用差込プラグの製造業者が指定する適合コードのうち仕上外径が最小のものを,その先端を切断した

ままで,端子接続する場合と同じ位置に医用差込プラグへ取り付け,次によって試験を行う。

なお,一体成形の医用差込プラグは,コード心線と刃との接続を行わず,それ以外は通常使用のものと

同じ設計の試験品でこの試験を行う。

8.20.1

引張試験

コードの引出方向にまっすぐに,コードと供試品との間に引張力を徐々に加え,133 N に達した状態で 1

分間保持する。

8.20.2

ねん(捻)回試験

図 に示すように医用差込プラグを固定し,コードに質量 4.5 kg のおもりをつり下げながら,医用差込


9

T 1021

:2008

プラグから 150 mm の位置で直径 76 mm の円周に沿って毎分 9 回の速さで 2 時間コードに回転を加える。

図 2−ねん(捻)回試験方法

8.20.3

衝撃張力試験

壁面に通常取り付ける状態とした医用コンセントにプラグを差し込み,コードに取り付けた質量約 4.5

kg のおもりを高さ約 600 mm から 1 回落下させ,コードに衝撃張力を加える。さらに,医用コンセント及

び医用差込プラグの差込面と平行な面内で 90 度回転させてこの試験を行う。

8.20.4

繰返し引張強度試験

JIS C 8306

の 13.2.1[コード引止部(コード張力緩和装置)の強度試験]による。

8.21

コード引出部強度試験

JIS C 8306

の 13.2.2[コード引出部(コード屈曲性能)の強度試験](2)

による。

8.22

押圧試験

コードを接続した医用差込プラグを水平な 2 枚の鋼板間に挟み,上から押圧力を加え 2 224 N に達する

まで増加させ,次に徐々に減少させ 0 N に戻す。

8.23

衝撃強度試験(医用差込プラグ)

厚さ 42 mm,一辺の長さ 115 mm の正方形の堅木の上にコードを接続したプラグを置き,直径 50 mm,

質量 4.5 kg の円柱のおもりを,高さ 460 mm から落下させる。

なお,この場合,円柱の平面部が医用差込プラグに当たるようにする。

8.24

外郭強度試験

JIS C 8306

の 13.5.3(自重落下強度試験)(1)

による。ただし,落下高さ及びコードの長さは,それぞれ

1 m,落下回数は 1 000 回とする。

なお,200 回ごとにひび,割れ,変形などの有無を確認するとともに,組立ねじ及び端子ねじは締め直

してもよい。

この試験終了後,8.9 の試験を行う。

8.25

刃取付部強度試験

JIS C 8303

の 7.10(刃取付部の強度試験)による。ただし,接地極刃については次によって試験を行う。

8.25.1

押込試験

供試品を適切な試験台に固定し,接地極刃へ 60 N の押込力を 1 分間連続して加える(

図 参照)。


10

T 1021

:2008

   

a)

  プラグ移動防止板は対応するプラグ面に密着させる。

b)

  プラグ固定板は対応するプラグ面で固定する。

図 3−押込試験

8.25.2

曲げ試験

8.25.1

で試験したものを適切な試験台に固定し,接地極刃が最も曲がりやすい方向に力を加える。

接地極刃の先端に近い部分に,40 N の力を毎分 10 回の割合で,連続して 30 往復加える。ただし,最大

曲げ角度は 15 度とする。

なお,往復の数え方及び曲げ角度は,JIS C 8303 

図 による。

8.26

耐燃性試験

一体成形の医用差込プラグの耐燃性試験は,JIS C 8303 の 7.22(耐燃性試験)による。

9

検査

9.1

形式検査

9.1.1

医用コンセント

次の検査項目の順序で,同一試験品について箇条 の試験方法によって行い,箇条 及び の規定に適

合しなければならない。ただし,a),d)

及び p)∼y)

の試験は,それぞれ別の試験品で行ってもよい。

a)

構造

b)

保持力

c)

接地刃受の保持力

d)

耐異常引抜性

e)

温度上昇

f)

接地極温度上昇

g)

接地極接触抵抗

h)

開閉

i)

保持力

j)

接地刃受の保持力

k)

温度上昇

l)

接地極温度上昇

m)

接地極接触抵抗

n)

絶縁抵抗


11

T 1021

:2008

o)

耐電圧

p)

耐過電流

q)

耐熱性

r)

ねじ端子及びリード線付端子の強度

s)

組立強度

t)

衝撃強度

u)

アンモニアガス耐久性

v)

ねじなし端子の引張強度(ねじなし端子に限る。

w)

ねじなし端子の曲げ強度(ねじなし端子に限る。

x)

ねじなし端子のヒートサイクル(ねじなし端子に限る。

y)

ねじなし端子の耐過電流(ねじなし端子に限る。

9.1.2

医用差込プラグ

次の検査項目について箇条 の試験方法によって行い,箇条 及び の規定に適合しなければならない。

ただし,b),c)

及び e)

の試験は,検査項目の順序によって同一試験品で行う。

a)

構造

b)

絶縁抵抗

c)

耐電圧

d)

耐熱性

e)

ねじ端子強度

f)

コード引止部強度

1)

引張り

2)

ねん(捻)回

3)

衝撃張力

4)

繰返し引張強度

g)

コード引出部強度(一体成形の医用差込プラグに限る。

h)

押圧

i)

衝撃強度

j)

外郭強度

k)

刃取付部強度

l)

アンモニアガス耐久性

m)

耐燃性(一体成形の医用差込プラグに限る。

9.2

受渡検査

医用コンセント及び医用差込プラグは,次の検査項目の順序によって同一試験品について箇条 の試験

方法によって行い,箇条 及び の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によっ

て検査の一部を省略してもよい。

a)

構造

b)

保持力

c)

接地刃受の保持力

d)

絶縁抵抗

e)

耐電圧


12

T 1021

:2008

   

10

製品の呼び方

種類,極数及び定格による。

例  医用コンセント  2 極接地極付  15 A  125 V

医用差込プラグ  2 極接地極なし  20 A  125 V

11

表示

医用差込接続器には,外郭の表面その他見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示しなけ

ればならない。

a)

定格電流

b)

定格電圧

c)

H マーク[ただし,医用差込プラグは,緑色の○印(直径 4.8∼6.4 mm)でもよい。]

d)

製造業者名又はその略号

e)

適合するコードの種類及びサイズ[プラグ(一体成形のプラグを除く。

)に適用し,やむを得ない場合

は製品最終包装箱又は取扱説明書に表示してもよい。

f)

端子に差し込める電線の太さ(呼び)

,種類及び導体の長さ(絶縁被覆をはく離する長さ。

単位  mm

a)

の寸法は,標準接地ピンの質量が 115 g になるようにする。

図 4−標準接地ピン

単位  mm

図 5−大形試験接地ピン


13

T 1021

:2008

単位  mm

注記  この図は,JIS C 8303 の図 A.30 の埋込コンセント(連用形を除く)15 A のものの例を示す。

図 6−組立強度試験