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T 0921:2017

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  用語及び定義  

1

4  点字の仕様  

3

4.1  点字の点の間隔及びマスとマスとの間隔  

3

4.2  空白スペース  

4

4.3  点字の点の寸法及び形状  

4

4.4  点字寸法の関連性  

5

5  標識,設備及び機器への点字の適用  

5

5.1  全般  

5

5.2  標識の点字  

5

5.3  設備及び機器の操作部の点字  

6

6  略語表記  

7

附属書 JA(参考)標識に表示する点字表示の例  

8

附属書 JB(参考)略語表記の例  

11

附属書 JC(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

13


T 0921:2017

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。これによって,JIS T 0921:2006 は改正されこの規格に置き換えられ,また,JIS T 0923:

2009 は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 T

0921

:2017

アクセシブルデザイン-

標識,設備及び機器への点字の適用方法

Accessible design-

Application of braille on signage, equipment and appliances

序文 

この規格は,2013 年に第 1 版として発行された ISO 17049 との整合を図るため,技術的内容を変更して

作成した日本工業規格である。標識及び設備への点字表示は,障害者が自由に活動するための情報伝達を

行うもので,社会的自立を支援する重要な役割を果たしている。また,機器の操作部に正しい点字表示を

行うことにより,正確な情報を得て安全かつ円滑に操作を行うことができる。そのため,点字自体の間違

い及び不適切な表示を防ぐための規定が求められる。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書 JC に示す。

適用範囲 

この規格は,標識,設備及び機器へ点字を使用する際の基本的要求事項,点字の寸法,及び使用する材

料の特性並びに実際に適用する方法について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 17049:2013,Accessible design-Application of braille on signage,equipment and appliances

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS S 0011  高齢者・障害者配慮設計指針-消費生活用製品における凸点及び凸バー

JIS S 0052  高齢者・障害者配慮設計指針-触覚情報-触知図形の基本設計方法

JIS T 9253  紫外線硬化樹脂インキ点字-品質及び試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS S 0011 及び JIS T 9253 によるほか,次による。

3.1

操作部


2

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使用者が製品を操作するために,直接力を加える部分,及び操作の仕方,操作方向,操作手順,製品の

状態などを示す表示部分の集合体。

3.2

墨字(すみじ)

点字に対して,鉛筆,ペンなどで書いたり又は印刷した文字。

3.3

凸記号

操作の手がかりとなる,操作ボタンの識別に用いる凸点及び凸バー。

注記  凸処理をした図記号(凸図記号)とは区別して定義する。

3.4

点字表示

視覚障害者が読むための,墨字に代わる符号による表示。

3.5

標識(signage)

名称,方向,位置,使用方法,安全性,行動様式などについての情報を伝達する手段。

3.6

設備(equipment)

家庭,事務所又は公共空間で日常使用される,常置された機器及び機械。

例  厨房設備,コピー・印刷機,ATM,券売機並びにエレベータのような機器及び機械。

3.7

機器(appliance)

日常生活で使用される移動可能な機具。

例  典型的なものとしては,家庭用又は事務所用の電気製品などがある。

3.8

触知(tactile reading)

点字又は他の触覚情報に手指で触れて認知すること。

3.9

触読性(tactile readability)

点字又は他の触覚情報に手指で触れた場合の認知のしやすさ。

3.10

マス(braille cell)

縦 3 点及び横 2 点の組合せで構成される点字の単位。

3.11

空白スペース(exclusion zone)

点字の一マス又は複数のマスの周囲の空白域。

3.12

ボタン(button)

圧力を感知する部位及び面,並びに触れて感知するボタン及び面のような操作機器の部分。

3.13

ダイアル(dial)


3

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人が物理的に回転させて機能させるつまみ。

点字の仕様 

4.1 

点字の点の間隔及びマスとマスとの間隔 

点字の点の間隔及びマスとマスとの間隔は,図 に示す ab及び の変数とし,それらの値は,表

による。

なお,水平点間隔(b)とマス間隔(p)との関係を,参考として表 に示す。

表 1-点字の点の間隔及びマスとマスとの間隔 

単位  mm

変数

説明

中心間距離

垂直点間隔(点 1 と点 2 との間隔)

2.2

~ 2.8

水平点間隔(点 1 と点 4 との間隔)

2.0

~ 2.8

マス間隔(点 1 と点 1'との間隔)

5.1

~ 6.8

行間隔(点 1 と点 1''との間隔)

10.0

~ 15.0

a:垂直点間隔(点 1 と点 2 との間隔)

b:水平点間隔(点 1 と点 4 との間隔)

p:マス間隔  (点 1 と点 1'との間隔)

q:行間隔    (点 1 と点 1''との間隔)

図 1-点字の点の間隔及びマスとマスとの間隔 

表 2-点字の水平点間隔(b)とマス間隔(p)との関係(参考) 

単位  mm

水平点間隔(b

マス間隔(p)の範囲

2.0 5.1

~ 6.0

2.1 5.2

~ 6.1

2.2 5.4

~ 6.2

2.3 5.6

~ 6.3

2.4 5.8

~ 6.3

2.5 6.0

~ 6.3


4

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4.2 

空白スペース 

空白スペースは,次による。

a)

突起物によって点字解読時の指の動きに支障を与えないようにするために,空白スペースを設けなけ

ればならない(図 参照)。

図 2-点字解読時に支障を与える突起物の例 

b)  一マス又は複数のマスの点字を独立して使用する場合は,空白スペース(x)として,少なくとも周囲

を 6 mm ずつ空けることが望ましい(図 参照)。

x:空白スペース

図 3-個々のマスの周囲の空白スペース 

4.3 

点字の点の寸法及び形状 

点字の点の寸法及び形状は,次による。

a)

点字の点の断面寸法は,図 及び表 による。ただし,点字の形状は,平ら又はとがった形状ではな

く,丸くなければならない。

d:底面の直径

h:点の中心の垂直の高さ

図 4-点字の点の断面形状 

表 3-点字の点の断面の寸法 

単位  mm

変数

寸法

1.0  ~ 1.7

0.3  ~ 0.7


5

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b)  点字の点の中心の垂直の高さ

h)は,屋外又は交通手段の車両の外部若しくは内部で使用する場合は,

0.5 mm 以上であることが望ましい。

4.4 

点字寸法の関連性 

点字の寸法,間隔などは,互いの数値が関連し合ったものでなければならない。例えば,点の直径と点

間隔とが一番小さな値を選択する場合には,マス間隔及び行間隔も小さい寸法を採用するなどとし,それ

と釣り合わなければならない。

標識,設備及び機器への点字の適用 

5.1 

全般 

標識,設備及び機器への点字は,次による。

a)

点字の表示及びレイアウトは,点字をいずれの場所に表示する場合でも,左から右に触読できるよう

に配置する。点字表示の表記方法は,正しく行う。

注記  日本点字の表記方法は,日本点字委員会が発行する“日本点字表記法”によるのがよい。

b)  点字表示をする場合,製品の企画又は設計時には,点字の表示場所をあらかじめ考慮することが望ま

しい。

c)

製品には,点字と誤認する形状の突起物などを設けないようにすることが望ましい。

d)  点字に使用する材料は,次による。

-  触読性が良好なものとする。

-  手指を傷付けない表面及び先端形状を形成できるものとする。

-  耐久性のあるものとする。

-  通常の使用で損傷しないものとする。

-  外的熱環境,湿度及び液体によって,不利な影響を受けないものとする。

-  紫外線硬化樹脂インキによって製作する場合には,JIS T 9253 に規定する品質を満たす材料とする。

e)

点字と墨字とを併用する場合は,一方の様式による可読性によって他方の可読性が損なわれてはなら

ない。

f)

点字は,例えば,熱源,鋭い先端などから遠い場所で,触って安全なところに表示しなければならな

い。

g)

墨字で表示している情報内容を変更する場合は,点字の情報も早急に訂正しなければならない。

5.2 

標識の点字 

5.2.1 

全般 

標識の点字は,次による。

a)

点字の付いた標識は,指で触りやすい適切な位置に配置されなければならない(附属書 JA 参照)。

b)  1 行のマスの数は,次による。

-  1 行に点字による説明等を一つだけ表示する場合は,マス数が 40 を超えてはならない。

-  1 行に複数の点字の項目を表示する場合は,一つの項目のマス数が 40 を超えず,1 行のマスの総数

が 80 を超えてはならない。

c)

1 行の中に,点字のまとまりを幾つか並べて表記している場合は,それぞれのまとまりの間には,3

マス以上のスペースを空けることが望ましい。

5.2.2 

手すり 

点字表示の代表的な利用方法の一つが,手すりへの適用であり,次による(図 及び JA.1 参照)。


6

T 0921:2017

a)

点字は,手すりの長手方向と平行に表示する。

b)  点字は,最も簡単に触読できる場所に表示しなければならず,手で手すりをつか(掴)んだときに,

触って安全に読めなければならない。その場所は,手すりの形状,太さ及び周囲,並びに手すりなど

を固定している方法を考慮して,選択しなければならない。

c)

階段に設置する手すりでは,階段手前に歩行面への視覚障害者誘導用ブロックの警告ブロックがある

場合は,その延長線上の手すりの末端部に表示することが望ましい。

d)  点字の付いた手すりは,安全に点字を解読できるように手すり付階段の両端に少なくとも 300 mm の

延長部を付けることが望ましい。

     部に点字を表示する。

図 5-階段の点字表示例 

e)

部屋のドアの両側に手すりがある場合は,点字の標識はドアが開く所(突き出る側)の手すりに配置

しなければならない。ドア又は開口部(ドアのない入口,廊下の交差する場所などを含む。)の方向を

表示するためには,点字の標識は,手すりの両側に配置することが望ましい。その方向は,矢印を表

す点字又は触知できる矢印のような記号の組合せによって表示する(図 参照)。

     部に点字を表示する。

図 6-部屋の出入口の点字表示例 

5.3 

設備及び機器の操作部の点字 

5.3.1 

全般 

設備及び機器の操作部の点字は,次による。


7

T 0921:2017

a)

操作部の点字の表示位置は,通常,操作ボタンの左側又は上側とする(図 参照)。

図 7-点字の表示位置 

b)  操作部の点字は,操作部のある面と同じ面に表示する。

c)

点字は,斜めには表示しない。点字は,斜め方向又は扇のように湾曲させた表示はしない。さらに,

上下を逆に配置して表示しない。

d)  点字の一マス又は複数のマスの周囲には空白スペースを置かなければならない。

注記  高く盛り上がっている操作ボタン及び同種の突起物に点字を近付け過ぎると,点字解読時の

指の動きに支障を与える場合がある(図 参照)。

e)

互いに関連のない独立した操作部が隣接している場合に,同じ行に点字を表示するときは,誤読を避

けるために 2 マス以上のスペースを空けることが望ましい。表示スペースに限界がある場合でも,1.5

マスのスペースを空けなければならない(図 参照)。

図 8-隣接した点字の空白スペース 

5.3.2 

ボタン 

ボタンは,次による。

a)

点字は,ボタン上には表示しないことが望ましい。

b)  点字が水平に表示できる場合を除き,点字をボタンの周りに丸く配置してはならない。

c)

ボタンに触れてもボタンを認知できない場合,ボタンの周囲に点字のスペースがない場合,又は点字

を読むことで意図しない操作をする可能性がない場合は,ボタン上に点字を表示することができる。

d)  ボタンが水平に配置されている場合は,点字は該当するボタンの上側に隣接して表示する。

e)

ボタンが垂直に配置されている場合は,点字は該当するボタンの左側に隣接して表示する。

5.3.3 

ダイアル 

点字は,ダイアル上又はダイアルの周囲に,墨字と同じ方向で表示する。

略語表記 

点字は,省略しないで表記することが望ましい。表示部分の面積が狭いなどの理由によってそれが困難

な場合には,略語表記を用いることができる。略語表記は,理解のしやすさに配慮する。略語表記の例を,

附属書 JB に示す。

なお,略語表記の選定に当たっては,専門機関に相談することが望ましい。


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T 0921:2017

附属書 JA

(参考)

標識に表示する点字表示の例

JA.1  手すり 

手すりの点字表示方法は,次による。

a)

点字の行数は,3 行以内とする。

b)  断面が円形状の手すりで,点字の行数が 1 行の場合は,点字部分を手すりの真上より少し壁側に表示

し,3 行の場合は,3 行目が手すりの真上になるように表示することが望ましい。上部が平面状の手す

りの場合は,点字部分が平たん部からはみ出さないように表示する(図 JA.1 参照)。

a)  点字 行の場合

b)  点字 行の場合

c)  点字 行の場合

図 JA.1-手すりの点字表示例 

c)

2 段手すりとなっている場合は,少なくとも上部の手すりに表示する。

d)  駅構内,歩道橋など,移動を目的とする施設では,行き先情報を優先することが望ましく,説明文の

前に行き先を表す矢印を表示する。また,必要に応じて現在地情報も表示する。その場合,現在地を

先に書き,改行し,行き先を示す矢印の後に行き先地を表示する。

e)

建物内の階段では,現在階の階数及びフロアの情報を手すりの末端部に表示する。また,必要によっ

て,現在階及び行き先階を表示する。その場合,現在階を先に書き,改行し,行き先を示す矢印の後

に行き先階を表示する(図 参照)。

JA.2  部屋 

墨字の室名表示とは別に点字表示する場合は,ドアノブ又は引戸取っ手がある壁側の高さ約 1.4 m の位

置に,ドアと壁との境の壁側に設置することが望ましい。墨字の室名表示と兼ねる場合は,この限りでな

い(図 JA.2 参照)。

注記  ホテルなどの部屋番号については,アラビア数字に限り,字形を浮き出させることで点字表示

に代える方法がある(JIS S 0052 参照)。その場合,ドアとの色相及びコントラストにも配慮す

る。


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図 JA.2-室名の点字表示例 

JA.3  エレベータ 

エレベータの点字表示方法は,次による。

a)  乗り場では,探しやすい位置に現在階を点字表示する。また,呼ボタンの左側に“ウエ”

,“シタ”と

表示することが望ましい。ただし,ボタン形状が上若しくは下の方向を表す三角形,又は半円形の場

合は,“ウエ”

,“シタ”の点字表示はしなくてもよい。

b)  エレベータのかご内の操作ボタンが縦配列の場合は,ボタンの左側に表示する(図 JA.3 参照)

     部に点字を表示する。

図 JA.3-エレベータの点字表示例 

c)

かご内に横配列のボタンがある場合は,横配列のボタンの上側に点字表示する。

d)  かご内の操作ボタンのうち,

“開”

,“閉”

,“非常呼”には,“アケ”

,“シメ”

,“ヒジョー”の点字表示

をすることが望ましい。

JA.4  自動販売機及び自動サービス機 

自動販売機(乗車券販売機など)及び自動サービス機(自動精算機など)には,操作可能な全てのボタ

ン,投入又は取出口などにも点字表示することが望ましい。


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JA.5  現金自動預払機(ATM 

ATM は,現金,カード,通帳などの出し入れ口付近に点字表示する。


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附属書 JB

(参考)

略語表記の例

この附属書の表で用いている“仮名表記”とは,墨字の読み方を表すもので,点字表記とは異なる。

JB.1  略語表記をする場合の配慮事項 

JB.1.1  二つ以上の単語を組み合わせた墨字の場合 

伝える意味にふさわしい単語部分を選択して,略語表記をすることができる(表 JB.1 参照)。

表 JB.1-二つ以上の単語を組み合わせた場合の略語表記の例 

墨字

仮名表記

略語

点字読み

点字表記

ロック解除

ろっくかいじょ

かいじょ

カイジョ

お好み仕上げ

おこのみしあげ

しあげ

シアゲ

JB.1.2  単語の一部を用いる場合 

伝える意味にふさわしい文字を選択し,2 マス以上で略語表記をする。ただし,濁音,半濁音,よう(拗)

音,よう濁音及びよう半濁音を含む場合は,3 マス以上が望ましい(表 JB.2 参照)。

表 JB.2-単語の一部を用いる場合の略語表記の例 

墨字

仮名表記

選択した文字

点字読み

点字表記

揚げ物

あげもの

あげ

アゲ

緊急

きんきゅう

きゅう

キュー

JB.1.3  より短く分かりやすい同意義の単語に置き換えられる場合 

伝える意味を端的に表した略語表記をすることができる(表 JB.3 参照)。

表 JB.3-より短く分かりやすい同意義の単語に置き換える略語表記の例 

墨字

仮名表記

置換した単語

点字読み

点字表記

炊飯・スタート

すいはん・すたーと

たく(炊く)

タク

洗浄

せんじょう

あらい(洗い)

アラ

墨字

仮名表記

略語

点字読み

点字表記

時間  分

じかん  ふん

じ  ふん

ジ  フン

JB.1.4  略語表記をしてはならない場合 

略語表記をしてはならない場合は,次による。

a)  1 マスの略記表記はしない。特に,凸点(凸記号)との区別が付かないため,

“ア”及び“ワ”のよう

な 1 点だけの略語表記はしない(表 JB.4 参照)。


12

T 0921:2017

表 JB.4-してはならない略語表記の例 

墨字

仮名表記

略語

点字読み

点字表記

上げる

あげる

沸かす

わかす

b)  同一操作部において,同じ略語を用いてはならない(表 JB.5 参照)

表 JB.5-同じ略語を用いてはならない略語表記の例 

墨字

仮名表記

略語

点字読み

点字表記

洗濯

せんたく

せん

セン

専用洗剤コース

せんようせんざいこーす

せん

セン


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T 0921:2017

附属書 JC

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS T 0921:2017  アクセシブルデザイン-標識,設備及び機器への点字の適用方

ISO 17049:2013,Accessible design-Application of braille on signage,equipment and

appliances

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

3  用語及び
定義

3.1  操作部

3.2  墨字

3.3  凸記号

3.4  点字表示

 2

JIS とほぼ同じ

追加

JIS には,3.1 操作部,3.2 墨字,3.3 凸記号
及び 3.4 点字表示を追加した。

国際規格の見直しの際,提案を行
う。

4  点字の仕

4.1  水 平 点 間 隔 と マ
ス間隔との関係

 3.2

JIS とほぼ同じ

追加

JIS には,水平点間隔及びマス間隔の範囲
(表 2)を表示した。

我が国の使用状況による。国際規
格の見直しの際,提案を行う。

5  標識,設
備及び機器
への点字の
適用

5.1  全般

4.1

JIS とほぼ同じ

追加

JIS には,a)日本独自の左から右へ記載,b)
点字表示のスペース及び c)点字と誤認する
突起物を設けない並びに紫外線硬化樹脂イ
ンキの使用時を規定。

我が国の使用状況による。

5.3  設 備 及 び 機 器 の
操作部の点字

 4.3

JIS とほぼ同じ

追加

JIS には,操作部の点字表示位置を明確に
し,表示方法を図 7 に規定した。

我が国の使用状況による。国際規
格の見直しの際,提案を行う。

6  略語表記

略語表記の内容

追加

JIS には,点字の表示部分が狭い場合の略語
表記を規定。

国際規格の見直しの際,提案を行
う。

附属書 JA 
(参考)

標識に表示する点字
表示の例

附属書 JB 
(参考)

略語表記の例

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 17049:2013,MOD

13

T

 09

21

201

7


14

T 0921:2017

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

-  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

- MOD

国際規格を修正している。

14

T

 09

21

201

7