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S 6013

:2009

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  分類

2

5

  寸法

7

5.1

  口径(ノック式 及び回転式のシャープペンシル)

7

5.2

  製図用のガイドパイプの外径及び長さ 

7

6

  品質

7

6.1

  性能

7

6.2

  有害物質 

8

6.3

  キャップの安全要件

8

7

  材料及び構造 

8

8

  試験方法

8

8.1

  試験条件 

8

8.2

  数値の丸め方 

8

8.3

  寸法

8

8.4

  さび止め耐久性

9

8.5

  さび止め耐食性

10

8.6

  作動性

10

8.7

  しんの保持性 

10

8.8

  しんの戻り 

10

8.9

  しんの残存長さ

10

8.10

  先端荷重 

11

8.11

  金属クリップの弾性

11

8.12

  耐衝撃性 

11

8.13

  耐久性

11

8.14

  有害物質 

11

9

  検査方法

12

9.1

  一般

12

9.2

  形式検査 

12

9.3

  受渡検査 

12

10

  表示

12

11

  試験報告書

13

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

14


S 6013

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本筆記具工業会

(JWIMA)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS S 6013:2002 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 S

6013

:2009

シャープペンシル

Mechanical pencils

序文 

この規格は,1989 年に第 1 版として発行された ISO 9177-1 を基に,我が国の使用実態を反映させるた

め,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,筆記及び/又は製図に用いるシャープペンシルの分類,寸法,品質及び試験方法について

規定する。ただし,プロッターなどの機械器具に装着して用いるものを除く。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 9177-1:1989

,Mechanical pencils−Part 1: Classification, dimensions, performance requirements

and testing (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS H 8617

  ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき

JIS K 0050

  化学分析方法通則

JIS K 0116

  発光分光分析通則

JIS K 0121

  原子吸光分析通則

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS R 6111

  人造研削材

JIS S 6005

  シャープペンシル用しん

注記  対応国際規格:ISO 9177-2 : 1989, Mechanical pencils−Part 2 : Black leads−Classification and

dimensions

及び ISO 9177-3 : 1994, Mechanical pencils−Part 3 : Black leads−Bending strengths of

HB leads

(全体評価:MOD)

JIS S 6060

  14 歳までの子供用の筆記・マーキング用具のキャップ−安全要件

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態


2

S 6013

:2009

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

シャープペンシル 

筆記及び/又は製図のために,しんを保持し繰り出す筆記具。

3.2 

シャープペンシルの表示直径 

シャープペンシルに用いるしんの表示直径に対応し,JIS S 6005 に規定する表示直径とする。

3.3

しんの残存長さ

ノックすることによって,しんチャックからしんが外れ,筆記などができなくなったとき,口金部に残

ったしんの長さ。

分類 

シャープペンシルは,用途,機構による種類(

表 参照)及び表示直径(表 参照)によって分類する。

シャープペンシル用しんの分類,品質,寸法(直径及び長さ)及び試験方法については,JIS S 6005 によ

る。

a)

用途による種類  用途による種類は,次による。

1)

一般用

2)

製図用

b)

機構による種類  機構による種類は,表 による。

表 1−機構による種類

機構

タイプ

説明

関連図

F

ノック操作を行うことによって,軸の内部に収納され

たしんが一定量ずつ繰り出される機構のもの。

図 

ノック式

L

ノック操作を行うことによって,軸の内部に収納され

たしんが自重で落下して出てくる機構のもの。

図 

回転式 S

回転操作を行うことによって,軸の内部に収納された
しんが出てくる機構のもの。

図 


3

S 6013

:2009

c) 

表示直径による種類 

表示直径による種類は,

表 による。

表 2−表示直径による種類 

単位  mm

JIS S 6005

によるしんの直径(参考)

シ ャ ー プ ペ ン シ

ルの表示直径

表示直径

呼び直径

実寸法

ISO 128-20

によ

る線幅(参考)

− 0.25

a)

0.3 0.3 0.35

0.37

∼0.39 0.35

0.5 0.5 0.5

0.55

∼0.58 0.5

0.7 0.7 0.7

0.69

∼0.73 0.7

0.9 0.9 1

0.88

∼0.92 1

− 1.4

a)

2 2 2

1.95

∼2.05 2

a)

現時点で対応するしんはない。

 


図 1−ノック式 タイプシャープペンシルの例

4

S 6013


2009

4

S 6013


2009


5

S 6013

:2009

図 2−ノック式 タイプシャープペンシルの例

5

S 6013


2009

5

S 6013


2009


図 3−回転式 タイプシャープペンシルの例

6

S 6013


2009

6

S 6013


2009


7

S 6013

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寸法 

5.1 

口径(ノック式 及び回転式のシャープペンシル) 

ノック式 F 及び回転式のシャープペンシルの口径は,8.3 a)によって試験したとき,

表 の規定に適合し

なければならない。

なお,口径とは,しんの出てくる口金又はガイドパイプの内径をいう。

表 3−口径

単位  mm

表示直径

口径の実寸法

0.3 0.40

∼0.44

0.5 0.59

∼0.63

0.7 0.74

∼0.78

0.9 0.93

∼0.97

5.2 

製図用のガイドパイプの外径及び長さ   

製図用のガイドパイプの外径は,8.3 b)によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。また,

最小長さは,3 mm とし,8.3 c)  によって試験する。

表 4−製図用のガイドパイプの外径

単位  mm

表示直径

ガイドパイプの外径

0.3

0.84

0

03

.

0

0.5

0.95

0

03

.

0

0.7

1.12

0

04

.

0

0.9

1.30

0

04

.

0

品質 

6.1 

性能 

性能は,8.48.13 によって試験したとき,

表 の規定に適合しなければならない。

表 5−性能

項目

性能

試験箇条

さび止め耐久性

  a)

下地が現れてはならない。

8.4

さび止め耐食性

  b)

侵食を示す青色はん点があってはならない。

8.5

ノック式

8.6 a)

作動性

回転式

作動が円滑でなければならない。

8.6 b)

ノック式 F  しんが口金端面までもぐり込んではならない。

8.7

しんの保持性

ノック式 L  しんがしんチャックを滑ってはならない。

しんの戻り

回転式

しんが 0.7 mm 以上引っ込んではならない。

8.8

しんの残存長さ

  c)

ノック式 15

mm

以下とする。

8.9


8

S 6013

:2009

表 5−性能(続き)

項目

性能

試験箇条

先端荷重

5

回のうち 4 回はしんが折れてはならない。

8.10

金属クリップの弾性

  d)

軸の表面とクリップにすき間があってはならない。

8.11

耐衝撃性

作動性に異常があってはならない。

8.12

ノック式 F  作動性及びしんの保持性に異常があってはならない。  8.13 a)

耐久性

回転式

作動性及びしんの戻りに異常があってはならない。

8.13 b)

  a)

貴金属(金,銀など)及び耐食性合金(ステンレス鋼など)以外の金属に適用する。

b)

鉄鋼素地上に銅−ニッケルめっき,ニッケル−クロムめっき及び銅−ニッケル−クロムめっき
を施したものにだけ適用し,塗装によってさび止めを施したもの,刻印などの加工を施した部
分には適用しない。

c)

しんチャックが露出しているものには適用しない。

d)

金属クリップをもつものについてだけ適用する。

6.2 

有害物質 

軸の塗膜及びシャープペンシルに付ける消しゴム又はプラスチック字消しは,8.14 によって試験したと

き,アンチモン 60 mg/kg 以下,ひ素 25 mg/kg 以下,バリウム 1 000 mg/kg 以下,カドミウム 75 mg/kg 以下,

クロム 60 mg/kg 以下,鉛 90 mg/kg 以下,水銀 60 mg/kg 以下,及びセレン 500 mg/kg 以下でなければなら

ない。

なお,軸がキャップ付きのものは,キャップを含む。

6.3 

キャップの安全要件 

14

歳までの子供のために設計された,又は明らかに意図された,口金部を保護するキャップ付きシャー

プペンシルのキャップは,JIS S 6060 に適合しなければならない。

材料及び構造 

使用する材料は,環境側面及び安全性について配慮する。また,シャープペンシル用しんの補充方法が

容易な構造とする。

試験方法 

8.1 

試験条件 

特に規定しない限り,JIS Z 8703 に規定する常温・常湿で行う。また,化学分析に共通する一般事項は,

JIS K 0050

による。

なお,試験に用いるしんは,JIS S 6005 に規定するシャープペンシル用しんの HB とする。

8.2 

数値の丸め方 

試験結果は,規定の数値より 1 けた下の位まで求めて,JIS Z 8401 によって丸める。

8.3 

寸法 

寸法の測定は,次による。

a)

口径寸法  口径寸法の測定は,0.01 mm まで測定できる精度をもつ寸法測定具によって測定する。

b) 

製図用のガイドパイプの外径  製図用のガイドパイプの外径は,0.01 mm まで測定できる精度をもつ

寸法測定具によって測定する。

c)

製図用のガイドパイプの長さ  製図用のガイドパイプの長さは,0.1 mm まで測定できる精度をもつ寸


9

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法測定具を用い,

図 の測定箇所を測定する。

図 4−ガイドパイプの長さの測定箇所 

8.4 

さび止め耐久性 

さび止め耐久性の試験は,次の条件で炭化けい素質研削材の粒子を漏斗から試料に落下させ,下地が現

れるかどうかを目視で調べる(

図 参照)。

a)

炭化けい素質研削材は,JIS R 6111 に規定する GC F 36 とする。

b)

漏斗の角度は 60°,足の長さは 50 mm 及び足の内径は 5.5±0.1 mm とする。

c)

漏斗の開閉板から試料までの距離は,250 mm とする。

d)

試料面と鉛直落下する炭化けい素粒子とのなす角度は,45°とする。

e)

炭化けい素粒子の落下量は,1  分間に 450±10 g とする。

f)

炭化けい素粒子の使用回数は,300  回を限度とする。

g)

試験の時間は,貴金属めっき又は塗装でさび止め処理を施したものは 60  秒,その他のものは 90  秒と

する。

単位  mm

 
 
 
 
 
 
 

図 5−さび止め耐久性試験装置 


10

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8.5 

さび止め耐食性 

さび止め耐食性の試験は,JIS H 8617 

附属書 3(フェロキシル試験方法)に規定する試験方法によっ

て行い,試験紙上に試料表面の侵食を示す青色はん点の有無を調べる。この場合の試料は,脱脂洗浄した

ものを用いる。ただし,褐色又は黄色のはん点が現れる場合があるがこれは検査の対象としない。

なお,試験紙の大きさは 1 cm

2

とし,角部及び端部を含まない表面で試験する。また,試験の該当箇所

の面積が 1 cm

2

未満の場合は,該当する箇所の大きさとする。

8.6

作動性 

作動性の試験は,次による。

a)

ノック式  しんをしんタンクに入れた後,口金部を下に向け鉛直に保持しノック作動を行い,しんが

円滑に送り出されてくるかどうかを調べる。

なお,2 本以上のしんを収納する機構のものは,1 本目が送り出された後,2 本目のしんが連続して

送り出されてくるかどうかを調べる。

b)

回転式  回転作動を行い,1 本のしんの繰出し及び繰入れが円滑に行われているかどうかを調べ,更

に,しん排出ピンによって,しんが口金部から排出されるかどうかを調べる。

8.7 

しんの保持性 

しんの保持性の試験は,しんを約 1 mm 出したシャープペンシルを鉛直に置き,表示直径 0.3 に対して

は 5 N,表示直径 0.5 又はそれを超えるものに対しては 8 N の鉛直圧縮荷重をしんに加え,ノック式 F はし

んが口金部端面までもぐり込まないかどうかを調べる。また,ノック式 L はしんがしんチャックを滑って

いるかどうかを調べる。

なお,鉛直圧縮荷重は,台ばかりなどを用いて加える。台ばかりを用いる場合,シャープペンシルを鉛

直に保持し,表示直径 0.3 に対しては 500 g,表示直径 0.5 又はそれを超えるものに対しては 800 g を示す

まで力を加える。

8.8 

しんの戻り 

しんの戻りの試験は,しんを 2.5 mm 以上出し約 1.3 mm の長さに戻した後,シャープペンシルを鉛直に

置き,4 N の鉛直圧縮荷重をしんに加えしんの戻りを調べる。

なお,鉛直圧縮荷重は,保持試験機,台ばかりなどを用いて加える。台ばかりを用いる場合,シャープ

ペンシルを鉛直に保持し目盛が 400 g を示すまで力を加える。

8.9 

しんの残存長さ 

しんの残存長さの試験は,

表 に規定する線ゲージをしんチャックに挿入し,口金部端面まで戻した後,

口金部を外し,

図 のように線ゲージの先端からしんチャックの端面までの長さを測定する。

なお,口金部端面が移動するものについては,ノックすることによって移動部分を最大まで押し出した

状態で測定する。

表 6−線ゲージの直径

単位  mm

表示直径

線ゲージ

a)

の直径

許容差

0.3 0.38

0.5 0.57

0.7 0.71

0.9 0.90

±0.00 5

a)

測定に適した剛性のある物質とする。


11

S 6013

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図 6−しんの残存長さ測定 

8.10 

先端荷重 

先端荷重の試験は,

表 によってしんを出し先端荷重試験機を用い,しんの接面角度 60°において,表

示直径 0.3 は 4 N,表示直径 0.5 以上は 5 N の鉛直荷重を加えて,しんが折れるかどうかを調べる。この場

合の試験は,シャープペンシル 1 本に対し任意の 5 本のしんを用いて,それぞれ 1 回ずつ試験する。

なお,荷重を加える速度は,1 分間に 10 mm とする。

表 7−先端荷重試験のしんを出す長さ 

単位  mm

表示直径

しんを出す長さ

0.3 0.6

0.5

及び 0.7 1.0

0.9 1.5

2 3.0

8.11

金属クリップの弾性 

金属クリップの弾性の試験は,クリップの先端及び軸又はキャップの間に厚さ 3 mm の硬質プラスチッ

ク板を挟み,10  分間放置後,板を取り外したときすき間の有無を目視によって調べる。

8.12

耐衝撃性 

耐衝撃性の試験は,床上に厚さ 30 mm 以上の杉板を置き,杉板上 1 m の高さにしんの入っていないシャ

ープペンシルを床面と平行に保ち,その位置から杉板上に 1 回落下させた後,シャープペンシルにしんを

入れて 8.6 の試験を行う。

8.13

耐久性 

耐久性の試験は,次による。

a)

ノック式 F  ノック作動試験機を用いて作動させ,しんがなくなった場合は,更に,補充して引き続

きノック作動を繰り返し,連続 10 000 回作動させしんの送り出しを行った後,8.6 a)及び 8.7 の試験を

行う。

なお,作動回数は,1 分間に 60 回とする。

b)

回転式  しんを入れないで連続 100 回作動させた後,8.6 b)及び 8.8 の試験を行う。ただし,1 回は,

回転作動の最大ストロークの 1 往復とする。

8.14 

有害物質 

有害物質の試験は,次による。

a)

シャープペンシルの軸の場合には,塗装されている塗膜を全体から削り取って試料とし,シャープペ

ンシルに付ける消しゴム又はプラスチック字消しの場合は,6 mm 以下の小片に裁断して試料とし,

それぞれ 0.1 g 以上試料を取り,その質量を 0.1 mg まで正しく量る。


12

S 6013

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b)

適切な大きさの容器を用い,試料とその質量の 50 倍量の 0.07 mol/L 塩酸溶液 (37±2  ℃)  と混合し,

1

分間振り混ぜる。

容器は,総容量が塩酸抽出液の 1.6 倍∼5.0 倍の容器とする。また,塩酸は,JIS K 8180 に規定する

ものとする。

c)

混合液の酸性度を pH 計で調べ,pH が 1.5 以上あるときは 2 mol/L 塩酸溶液を pH が 1.0∼1.5 となるま

で振り混ぜながら滴下する。また,pH 計は,±0.2 pH 単位の精度をもつ計器を使用する。

d)

混合液に光が当たらないようにし,

混合液を 37±2  ℃  に保持し,

1

時間連続で振り混ぜた後,

37

±2  ℃

で 1 時間放置する。

e)

混合液をろ過し,得られた溶液を原子吸光法又は誘導結合プラズマ発光分光分析法を用いて,JIS K 

0121

又は JIS K 0116 の規定によって分析する。

なお,ろ過する場合は,0.45

μm 孔サイズの膜フィルタを使用してろ過し,必要がある場合は 49 km/s

2

以下で遠心して固形物を効率よく分離する。

f)

分析結果は,

表 の補正値を用い,次の式によって補正する。

100

2

B

1

B

1

B

B

ρ

ρ

ρ

ρ

×

=

ここに,

ρ

B

分析結果の補正後の値 (mg/kg)

ρ

B1

分析結果 (mg/kg)

ρ

B2

分析元素の補正値(%)

表 8−補正値  (

ρ

B2

元素

アンチモン  ひ素

バリウム カドミウム クロム

水銀

セレン

補正値(%) 60

60  30

30

30 30 50 60

9

検査方法 

9.1 

一般 

シャープペンシルの検査は,形式検査と受渡検査とに区分する。

9.2 

形式検査 

シャープペンシルは,箇条 及び箇条 について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的

な抜取検査方式によって行う。新しい種類の材料を使用したとき又は材料の種類の変更,材料の購入先な

ど生産技術条件が変更されたときにも検査を行う。また,6.2 の有害物質に関しては,上記の変更がない場

合でも,少なくとも 5 年に 1 回は検査を行う。

9.3 

受渡検査 

シャープペンシルの受渡検査は,少なくとも次の項目について行う。

a)

作動性

b)

しんの保持性

c)

しんの戻り

10

表示 

シャープペンシルの表示は,次の要素から構成する。表示は,シャープペンシルの表面に容易に消えな

い方法で明りょうに行う。ただし,a)  及び c)  は省略してもよい。


13

S 6013

:2009

a)

シャープペンシル

b)

規格番号又は規格名称

c)

シャープペンシルのタイプ(F,L 又は S)

d)

表示直径

e)

用途別(製図用又は一般用,ただし,一般用は省略してもよい。

f)

製造業者名又はその略号

11 

試験報告書 

試験報告書を求められた場合には,次の情報を含むものとする。

a)

この規格に基づいて試験を行ったことの記載

b)

試験年月日及び試験場所

c)

試料の識別(箇条 10 参照)

d)

試験結果

e)

規定の試験方法からの逸脱(箇条 参照)

f)

試験者の特定及び署名

参考文献 ISO 

128-20

,Technical drawings−General principles of presentation−Part 20: Basic conventions for

lines


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS S 6013:2009

  シャープペンシル

ISO 9177-1:1989

Mechanical pencils

− Part 1:Classification, dimensions,

performance requirements and testing

(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1

適 用 範

シ ャ ー プ ペ ン シ ル

の分類,寸法,品質
及 び 試 験 方 法 に つ
いて規定。

1

適用範

囲及び分

シ ャ ー プ ペ ン シ ル の 分

類,寸法,性能及び試験
方法について規定。

一致

2

引 用 規

3

用 語 及

び定義

a)

シャープペンシ

b)

シャープペンシ

ルの表示直径

c)

  しんの残存長さ

3

定義

シャープペンシル

追加

JIS

には,ISO 規格にない“シ

ャープペンシルの表示直径”及
び“しんの残存長さ”を追加し

ている。

“表示直径”の定義を明らかにし
た。また,  “しんの残存長さ”を品
質及び試験方法の項目で規定して

いるため,定義の必要性から JIS
に追加した。

4

分類 a)

用途による種類

b)

機構による種類

c)

表示直径による

種類

 4

分類

構造による分類

追加

JIS

には,ISO 規格にない“用

途”を追加し,更に“機構によ
る種類”の説明欄に内容を補

足。また,JIS S 6005 の改正に
伴い,表示直径による種類を追
加。

ISO

規格は製図用を対象としてい

るが,JIS は一般用も対象としてい
るため“用途”を追加し,ISO 

格見直しのとき,提案の検討が必
要。

5

寸法 a)

口径

b)

製図用のガイド
パイプの外径及

び長さ

5

寸法 a)

呼び直径

b)

ガイドパイプの口径

c)

ガイドパイプの外径

変更

ISO

規格は,呼び直径で規定し

ているが,JIS は表示直径に変
更し,国内市場の実態に合わせ

た。また,表示直径は箇条 4
の分類に移動した。

14

S 601

3


2

009

14

S 601

3


2

009


(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

6

品質

6.1

性能

6.2

有害

物質

6.3

キャ

ップの安
全要件

a)

さび止め耐久性

b)

さび止め耐食性

c)

作動性

d)

しんの保持性

e)

しんの戻り

f)

しんの残存長さ

g)

先端荷重

h)

金属クリップの
弾性

i)

耐衝撃性

j)

耐久性

6

性能 a)  総論

b)

保持力

c)

らせんすきまにかか
わるしんの位置

追加

JIS

には,ISO 規格にない品質

項目を追加。ただし,しんの保
持性及びしんの戻りは ISO 
格と一致。

キ ャ ッ プ 付 き シ ャ ー プ ペ ン シ ル

は,国内で流通しており,安全性
を考慮して追加した。また,ほか
の品質項目については,従来の項

目を継承している。

なお,ISO 規格見直しのとき,

提案の検討が必要。

7

材 料 及

び構造

材 料 は 環 境 側 面 及
び 安 全 性 に 配 慮 す
ること,また,しん

の 補 充 方 法 が 容 易
な 構 造 で あ る こ と
とした。

追加

ISO

規格では規定していない。 新規に規定した項目であるが,ISO

規格見直しのとき,提案の検討が
必要。

15

S 601

3


2

009

15

S 601

3


20
0

9


(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

8

試 験 方

a)

試験条件

b)

数値の丸め方

c)

寸法

d)

さび止め耐久性

e)

さび止め耐食性

f)

作動性

g)

しんの保持性

h)

しんの戻り

i)

しんの残存長さ

j)

先端荷重

k)

金属クリップの
弾性

l)

耐衝撃性

m)

耐久性

n)

有害物質

7

試験方

a)

保持力

b)

らせんすきまにかか
わるしんの位置

追加

JIS

には,ISO 規格にない試験

項目を追加。ただし,しんの保
持性及びしんの戻りは ISO 
格と一致。

従来の項目を踏襲しているが,ISO

規格見直しのとき,提案の検討が
必要。

9

検 査 方

a)

形式検査

b)

受渡検査

追加

ISO

規格では規定していない。 従来の項目を踏襲しているが,ISO

規格見直しのとき,提案の検討が
必要。

10

表示 a)

シャープペンシ

b)

規格番号又は規

格名称

c)

シャープペンシ
ルのタイプ

d)

表示直径

e)

用途別

f)

製造業者名又は

その略号

 8

名称 a)

シャープペンシル

b)  ISO 9177

の本パート

の番号

c)

シャープペンシルの
タイプ

d)

呼び直径

追加

JIS

には,用途別及び製造業者

名又はその略号を追加してい
る。

従来の項目を踏襲しているが,ISO
規格見直しのとき,提案の検討が
必要。

11

試験報

告書

試 験 報 告 書 を 求 め
ら れ た と き の 情 報

開示

追加

JIS

には,試験報告書を追加し

ている。

16

S 601

3


2

009

16

S 601

3


20
0

9


JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価: ISO 9177-1:1989,MOD

関連する外国規格

ISO 9177-2:1989

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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S 601

3


2

009

00
0

0

17

S 601

3


2

009