>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

S 4001

:2009

(1) 

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類

1

4

  品質

1

5

  入本数

2

6

  材料

2

7

  試験方法

4

7.1

  頭薬の付着強度

4

7.2

  頭薬及び側薬の発火性能

4

7.3

  軸への燃え移り

4

7.4

  軸木の折れにくさ

4

7.5

  側薬の硬さ

4

7.6

  容器中の不良軸数及び不良軸混入率

4

7.7

  小箱の引出しと側との適合性

4

7.8

  頭薬の耐湿性

4

7.9

  インプル加工性能

4

7.10

  入本数

4

7.11

  軸木の含水率

4

7.12

  軸の寸法

5

8

  検査

5

9

  表示

5


S 4001

:2009

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本燐寸

工業会(JMMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって,JIS S 4001:1985 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 S

4001

:2009

安全マッチ

Safety match

1

適用範囲

この規格は,側薬との摩擦によってのみ発火する安全マッチ(以下,マッチという。

)について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7507

  ノギス

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3

種類

マッチの種類は,容器の形状及び軸の材料によって区分し,

表 のとおりとする。

表 1−マッチの種類

容器の形状

軸の材料

平形 
大平形(寸六形)

並形 
家庭小形

ブック形

4

品質

マッチの品質は,箇条 の試験を行ったとき,次の各項目に適合しなければならない。

a)

頭薬の付着強度  頭薬は,容易に離脱せず,また指圧で破砕しない。

b)

頭薬の発火性能  容易に発火する。ただし,発火するときに火かすが飛散しない。

c)

側薬による発火性能  側薬面で,1 容器中の頭付軸をすべて発火できる。

d)

軸への燃え移り  軸への燃え移りが良好で,著しくばい煙が出ない。

e)

軸木の折れにくさ  使用中,軸木が容易に折損しない。

f)

側薬の硬さ  側薬は,指頭でやや強く往復摩擦しても,はげ落ちない。

g)  1

容器中の不良軸数及び不良軸混入率  1 容器中の不良軸の総計は,表 の本数以下とする。ただし,

平均不良軸混入率は,各種類とも 3

%以下とする。


2

S 4001

:2009

表 2容器中の不良軸数

種類

項目

平形

大平形

(寸六形)

並形

家庭小形

ブック形

不良軸(本)

3  3  4 40 2

h)

小箱の引出しと側との適合性  小箱の引出しが側から容易に抜け落ちない。

i)

頭薬の耐湿性  頭薬の耐湿性は,7.8 によって試験を行い,全数発火する。

j)

インプル加工性能  軸は,インプル加工

1)

を施し,次の各項目に適合する。

1)

炎を吹き消した後,赤く燃え残った残火が 3 秒を超えるものは,全体の 5

%以下とする。

2)

燃えかすが硬く,灰化しない。

1)

軸が燃えるときに,炭化して燃えかすが落ちないようにするため,りん酸アンモニウムなどを

軸木に浸透,又は紙軸の製紙原料に混ぜる加工。

5

入本数

入本数は,

表 による。ただし,ブック形については,10 本,15 本,20 本,30 本又は 40 本とする。

表 3−入本数

容器の形状

標準入本数(本)

最少入本数(本)

平形

 24

 17

大平形(寸六形)

 33

 25

並形

 45

 37

家庭小形 840

750

6

材料

マッチに使用する主な材料は,次の各項目に適合しなければならない。

a)

軸木  軸木は,アスペン,はくよう,ポプラ,どろ,さわぐるみ,しな又はこれらと同等以上の木材

を使用する。また,紙軸は,坪量 600 g/m

2

以上の軸原紙を使用する。

b)

軸木の含水率  軸木の湿量基準含水率(以下,軸木の含水率という。)は,7.11 によって試験を行い,

13

%以下とする。

c)

軸の寸法  軸の寸法は,7.12 によって試験を行い,10 本の平均値が表 に適合する。


3

S 4001

:2009

表 4−寸法

a)

  軸木

b)

  紙軸

単位 mm

項目

軸木

紙軸

長さ 50.0±1.0

30

以上

太さ

2.2

±0.1

3

以上

厚さ

− 0.8 以上

全長

− 44.5±1.0

d)

容器に用いる紙素地の坪量  容器に用いる紙素地の坪量は,表 による。

表 5−容器に用いる紙素地の坪量

単位  g/m

2

種類

項目

平形

大平形

(寸六形)

並形

家庭小形

ブック形

側 280 以上 280 以上 300 以上

− 300 以上

引出し 180 以上 180 以上 200 以上

ふた

− 300 以上

− 300 以上

e)

容器の外形寸法  容器の外形寸法は,表 による。

表 6−容器の外形寸法

a)

平形・大平形(寸六形)・並形

b)

家庭小形


4

S 4001

:2009

表 6−容器の外形寸法(続き)

単位  mm

種類

項目

平形

大平形

(寸六形)

並形

家庭小形

長さ 55∼58 55∼58 55∼58 105∼114

幅 35∼38 47∼50 35∼38

88

∼ 93

高さ

  9

∼11

9

∼11 16∼18

48

∼ 54

7

試験方法

7.1

頭薬の付着強度

頭薬の付着強度の試験は,頭薬を指で押さえて付着状態を調べる。

7.2

頭薬及び側薬の発火性能

頭薬及び側薬の発火性能の試験は,頭薬を側薬で摩擦したとき発火するか,及び火かすの飛散状況を目

視などによって調べる。

7.3

軸への燃え移り

軸への燃え移り試験は,発火した後,軸が燃えることを目視などによって調べる。

7.4

軸木の折れにくさ

軸木の折れにくさの試験は,7.2 の発火性能の試験のときに,折損状況を調べる。

7.5

側薬の硬さ

側薬の硬さ試験は,側薬を指で摩擦し,側薬のはげ落ちの状態を目視などによって調べる。

7.6

1

容器中の不良軸数及び不良軸混入率

不良軸数及び不良軸混入率は,1 容器中の頭付軸の相互接着,折損,頭なし,通常の大きさの半分以下

の過小頭などの不良軸を数えて調べる。

7.7

小箱の引出しと側との適合性

引出しと側との適合性の試験は,小箱を手で持ったときに,引出しが自然に抜け落ちないかを調べる。

7.8

頭薬の耐湿性

頭薬の耐湿性の試験は,頭付軸 10 本を平形又は並形の箱に入れて,水蒸気を飽和した 30

℃±2

℃の容

器中に入れ,1 時間後に取り出し,直ちにその側薬面で発火させ,発火状態を目視などによって調べる。

7.9

インプル加工性能

インプル加工性能の試験は,発火の後,消火したとき,赤く燃え残った残火が 3 秒を超えるものの比率,

並びに燃えかすの硬さ及び灰化の状態を目視などによって調べる。

7.10

入本数

入本数は,1 容器中の頭付軸の本数を数えて調べる。

7.11

軸木の含水率

軸木を約 5 g 採り,その質量(m

1

)を 0.01 g まで量った後,換気の良好な状態にして,温度 100

℃∼105

で恒量に達するまで乾燥した後,その質量(m

2

)を量る。

次の式によって,含水率(A)を算出し,JIS Z 8401 によって丸めの幅 0.1 に丸める。

100

1

2

1

×

=

m

m

m

A

ここに,

A

:  含水率(%)

m

1

:  乾燥前の質量(g)


5

S 4001

:2009

m

2

:  乾燥後の質量(g)

7.12

軸の寸法

寸法の測定は,次による。

a

)

軸の長さは,JIS B 7507 に規定するノギスを用いて測定する。

b

)

軸木の太さ,並びに紙軸の幅及び厚さは,10 本を並列にまとめて JIS B 7507 に規定するノギスを用い

て測定し,その値を 10 で除し,JIS Z 8401 によって丸めの幅 0.01 に丸める。

8

検査

マッチの検査は,形式検査

2)

と受渡検査

3)

とに区分し,検査の項目は,次による。

なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。

2)

製品の品質が,箇条 の a)∼j)

のすべての特性を満足するかどうかを判定するための検査。

3)

既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める

特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。

a

)

形式検査項目

1

)

頭薬の付着強度

2

)

発火性能(頭薬及び側薬)

3

)

軸への燃え移り

4

)

軸木の折れにくさ

5

)

側薬の硬さ

6

) 1

容器中の不良軸数及び不良軸混入率

7

)

小箱の引出しと側との適合性

8

)

頭薬の耐湿性

9

)

インプル加工性能

10

)

入本数

11

)

材料(軸木の含水率及び軸の寸法)

b

)

受渡検査項目

1

)

頭薬の付着強度

2

)

発火性能(頭薬及び側薬)

3

)

軸への燃え移り

4

)

軸木の折れにくさ

5

)

側薬の硬さ

6

) 1

容器中の不良軸数及び不良軸混入率

7

)

小箱の引出しと側との適合性

8

)

入本数

9

表示

マッチには,1 包装又は 1 容器ごとに,次の事項を外面に表示しなければならない。

a

)

規格番号又は規格名称,及び種類。ただし,種類は省略してもよい。

b

)

製造業者名又はその略号