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日本工業規格

JIS

 S

3102

-1992

障子紙

SHOJIGAMI

1.

適用範囲  この規格は,機械すきの障子紙(以下,障子紙という。)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS P 8110

  試験用紙採取方法

JIS P 8111

  試験用紙の前処置

JIS P 8112

  紙及び板紙のミューレン低圧形試験器による破裂強さ試験方法

JIS P 8117

  紙及び板紙の透気度試験方法

JIS P 8120

  紙の繊維組成試験方法

JIS P 8123

  紙及びパルプのハンター白色度試験方法

JIS P 8124

  紙のメートル坪量測定方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2.

種類  種類は,使用するレーヨン,マニラ麻,こうぞなど長繊維原料の混合率によって,表 のとお

りとする。

表 1  配合率

種類

長繊維原料の配合率

○○(

1

)

障子紙

長繊維原料のいずれか 1 種類を 40%以上配合
したもの。

○○(

1

)

入障子紙

長繊維原料のいずれか 1 種類を 20%以上,40%
未満配合したもの。

混抄○○(

2

)

障子紙

長繊維原料を 2 種類以上混抄し,その合計が

40%

以上のもの。

(

1

)

○○には,使用する長繊維原料名を入れる。

(

2

)

○○には,最高配合率の長繊維原料名を入れる。

3.

品質・性能  障子紙の品質・性能は,次の各項目に適合しなければならない。

(1)

障子紙として適当な腰の強さがあり,地合い,風合いをもっていること。

(2)

すきむら,あな,破れ,形など使用上の欠陥がないこと。

(3)

著しい蛍光色を発しないこと。

(4)

変退色が少ないこと。

(5)

巻式は,その継ぎ目が外れていないこと。

(6)

湿度による伸縮は,適当であること。

(7)

ガラス繊維などで表面に加飾加工したものは,使用中はがれ落ちないこと。


2

S 3102-1992

(8)

長繊維原料の配合率は,6.2 によって試験し,

表 に適合すること。

(9)

ひょう(坪)量は,6.3 によって試験し,40g/m

2

以上であること。

(10)

物理特性は,6.46.6 によって試験し,

表 に適合すること。

表 2  物理特性

破裂強さ  kPa

白色度

(

3

)

  %

透気度  S

78.45

以上 80 以上

4

以上

(

3

)

色つきのものは除く。

4.

形状・寸法  障子紙は,形状によって巻式,平判式及び一枚ばり式とし,その寸法は表 及び表 

よる。

参考  紙幅は,大別して半紙判と美濃判の 2 種類があり,一般的な紙幅は半紙判で 250mm,美濃判で

280mm

である。ただし,地域によっては紙幅が半紙判で 242∼266mm,美濃判で 272∼303mm

の場合がある。

表 3  一般的に使用されているもの

巻式 

適合する障子の種類

紙幅

紙幅の許
容差

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間

の内のり寸法

cm

mm mm

紙長さ  m

紙長さ  m

384 250

±2 22.5 以上 26.3 以上

 280

18.8

以上 22.5 以上

364, 354

250

21.4

以上 24.9 以上

 280

17.8

以上 21.4 以上

273, 263

250

16.9

以上 19.7 以上

 280

14.1

以上 16.9 以上

182 250

11.2

以上 13.1 以上

 280

9.4

以上 11.2 以上

平判式 

適合する障子の種類

紙幅

紙幅の許

容差

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間 
の内のり寸法

cm

mm

mm

紙長さ

cm

枚数

紙長さ

cm

枚数

384 250

±2 94 以上

24 94

以上 28

280

 20  24

364, 354

250

89

以上

24 89

以上 28

280

 22  24

273, 263

250

70

以上

24 70

以上 28

280

 22  24


3

S 3102-1992

一枚ばり式 

紙幅

適合する障子の種類

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間 
の内のり寸法

cm

mm

紙長さ  m

紙長さ  m

384 930

以上

6.3

以上 7.2 以上

    364, 354

880

以上

273 690

以上

263 660

以上

表 4  その他のもの

巻式 

紙幅

紙幅の許容差

適合する障子の種類

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間 
の内のり寸法

cm

mm mm

紙長さ  m

紙長さ  m

384

242, 254, 257,

260, 263, 266

±2 22.5 以上 26.3 以上

272, 284, 287,

290

 18.8

以上 22.5 以上

 266

 303

364, 354

242, 254, 257,

260, 263, 266

 21.4

以上 24.9 以上

272, 284, 287,

290

 17.8

以上 21.4 以上

 303

273, 263

242, 254, 257,

260, 263, 266

 16.9

以上 19.7 以上

272, 284, 287,

290

 14.1

以上 16.9 以上

 303

182

242, 254, 257,

260, 263, 266

 11.2

以上 13.1 以上

272, 284, 287,

290

9.4

以上 11.2 以上

 303

平判式 

適合する障子の種類

紙幅

紙幅の許 
容差

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間

の内のり寸法

cm

mm mm

紙長さ

cm

枚数

紙長さ

cm

枚数

384

242, 254, 257,

260, 263, 266

±2 94 以上

24 94

以上 28

272, 284, 287,

290

 20  24

 533

30

 266

20

364, 354

242, 254, 257,

260, 263, 266

 89

以上

24 89

以上 28

272, 284, 287,

22

24


4

S 3102-1992

適合する障子の種類

紙幅

紙幅の許 
容差

腰板付き

腰板なし

区分

適合する柱間

の内のり寸法

cm

mm mm

紙長さ

cm

枚数

紙長さ

cm

枚数

290

273

242, 254, 257,

260, 263, 266

 70

以上

24 70

以上 28

272, 284, 287,

290

 22  24

備考  適合する柱間の内のり寸法とは図 に示す寸法をいい,384cm,364cm 及び 354cm は 2 間ばり,

273cm

及び 263cm は 1.5 間ばり,182cm は 1 間ばりに対応する。

図 1

5.

材料  材料は,基材のパルプ(木材を原料とした化学パルプ)及び長繊維(レーヨン,マニラ麻,こ

うぞなど)を主原料として作られるものとする。

6.

試験方法

6.1

一般的事項  一般的事項は,次のとおりとする。

(1)

試料は,JIS P 8110 によって採取する。

(2)

前処理は,JIS P 8111 によって行う。ただし,JIS P 8111 によって実施できない場合は温度 20±5℃に

おいて亜硝酸ナトリウムの飽和溶液によって湿度 (65±5) %になるようにした密閉容器中で前処理を

行い,平衡状態にした後,速やかに試験する。

(3)

試験結果は,

表 及び表 の数値の次の位まで求め,JIS Z 8401 によって表 及び表 の数値の位に

丸める。

6.2

長繊維原料の配合率試験  長繊維原料の配合率試験は,JIS P 8120 による。

6.3

ひょう(坪)量試験  ひょう(坪)量試験は,JIS P 8124 による。

6.4

破裂強さ試験  破裂強さ試験は,JIS P 8112 による。この場合,判定は平均値で行う。

6.5

白色度試験  白色度試験は,JIS P 8123 による。

6.6

透気度試験  透気度試験は,JIS P 8117 による。ただし,試験器,通気孔,通過空気量,試験片及び

透気度は,次のとおりとする。

(1)

試験器は,B 形を用いる。

(2)

通気孔の直径は,10mm とする。

(3)

通過空気量は,200ml とする。

(4)

試験片は,2 枚重ねて行うものとする。

(5)

透気度は,直径 10mm の通気孔を障子紙 2 枚を通して空気 200ml が通過する平均秒数をいう。

7.

検査  障子紙は,3.及び 4.の規定に適合するかどうか検査する。この場合,検査は合理的な抜取りに

よって行ってもよい。


5

S 3102-1992

8.

表示  障子紙は,1 巻又は最小包装ごとに,次の事項を表示しなければならない。ただし,(2)(5)

(6)については(7)によって表示される場合には省略してよい。

また,寸法,枚数についての表示は,10.5 ポイント(5 号)活字以上の大きさとする(表示例参照)

(1)

種類  ○○障子紙,○○入障子紙,混抄○○障子紙

例  レーヨン障子紙,レーヨン入障子紙,混抄レーヨン障子紙

(2)

寸法及び枚数  寸法及び枚数の表示は,次による。

(a)

巻式及び一枚ばり式は,紙幅 (cm) 及び紙長さ(m 又は cm)とする。

(b)

平判式は,紙幅 (cm),紙長さ(m 又は cm)及び枚数とする。

(3)

適合する障子の図と適合する柱間の内のり寸法  一般的に使用されている障子紙(紙幅 25cm 又は

28cm

)に適合する障子の種類は

図 のとおり 8 種類とし,適合する障子の図を入れて“(柱間の内の

り○○cm 以内)

”と記載する。

表 の障子紙については,これに準じる。

図 2

(4)

製造番号

(5)

製造業者名及び所在地

(6)

製品及び苦情についての連絡先,名称,住所,電話番号


6

S 3102-1992

表示例 

種類  レーヨン障子紙

寸法  紙幅 28cm×紙長さ 18.8m

適合する障子

腰板つき 5 段

(柱間の内のり

○○cm 以内)

製造番号  1234

製造業者名  ○○株式会社○○市○○町

連絡先    ○○○株式会社  ○○市○○町

TEL

  ○○○○

(7)

家庭用品品質表示法による表示

参考  家庭用品品質表示法による表示項目は,次のとおりとする。

(1)

製法

(2)

材料

(3)

寸法  幅×長さ

(4)

枚数

(5)

模様

(6)

使用上の注意

(7)

表示した者の氏名又は名称及び住所並びに電話番号

9.

取扱い上の注意事項  障子紙には,使用方法,使用条件,禁止事項などについて表示又は注意書を添

付しなければならない。ただし,8.(7)によってこれらの事項が表示されている場合には省略してもよい。

見直し委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

吉  満  行  孝

通商産業省工業品検査所

榎  元  宏  明

通商産業省生活産業局紙業課

村  田  照  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課

(分科会主査) 武  藤  良  雄

岐阜県紙業試験場

沢  村      守

同和製紙株式会社

一  瀬      憲

山一和紙工業株式会社

中  村  正  喜

株式会社中村製紙所

松  田  慶  助

三木特殊製紙株式会社

甲  斐  麗  子

主婦連合会

川  又  幸  子

全国地域婦人団体連絡協議会

片  岡  秀  樹

全国建具組合連合会

染  谷      昇

日本チェーンストア協会

奥  山  峰  男

小津産業株式会社

青  沼      勲

王将製紙株式会社

村  松      正

化繊和紙工業株式会社

石  川  俊  六

ニコー製紙株式会社

一  瀬  秀  治

有限会社一秀製紙工場


7

S 3102-1992

氏名

所属

一  瀬  盛  正

株式会社市川紙業

森  沢  豊  明

三和製紙株式会社

井  上      米

丸好製紙株式会社

益  本  尚  幸

福陽製紙株式会社

小  林  豊  彦

マルト和紙工業株式会社

浅  野      康

丸三製紙株式会社

(事務局)

阿  部  重  仕

機械すき和紙連合会

備考  “本”は本委員会を示し,“分”は分科会を示す。

日用品部会  障子紙専門委員会  構成表(昭和 52 年 10 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

村  越      康

工業技術院製品科学研究所

沢  田      仁

通商産業省生活産業局

西  田  誠  次

工業技術院標準部

岡  本  瑞  石

全国表具経師組合連合会

一  瀬      憲

山一和紙工業株式会社

沢  村      守

同和製紙株式会社

三  木  輝  久

三木特種製紙株式会社

中  村  正  喜

株式会社中村製紙所

遠  藤      優

広文堂製紙株式会社

石  田  貞  生

機械すき和紙連合会

研  野  富貴子

主婦連合会

川  又  幸  子

全国地域婦人団体連絡協議会

茂  木  友里乃

関西主婦連合会

岩  崎  美  枝

財団法人消費科学連合会

金  森  房  子

財団法人日本消費者協会

磯  崎  公  子

日本生活協同組合連合会

木  田  清  子

日本消費者連盟

金  井  武  夫

阿部興業株式会社

浅  谷  矩  之

日本チェーンストア協会

奥  山  峯  男

小津産業株式会社

(事務局)

山  本  繁  文

工業技術院標準部電気規格課

岩  永  明  男

工業技術院標準部電気規格課

(事務局)

工  藤  英  武

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 4 年 5 月 1 日改正のとき)

平  塚  智  章

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 4 年 5 月 1 日改正のとき)