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S 3015

:2007

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類

3

5

  品質

4

5.1

  外観及び材料

4

5.2

  性能

4

6

  寸法

5

7

  試験方法

6

7.1

  試験の一般条件

6

7.2

  チェーン横引強度試験

6

7.3

  上止部縦引強度試験

7

7.4

  下止部引裂強度試験

7

7.5

  開部横引強度試験

8

7.6

  開具箱縦引強度試験

9

7.7

  スライダ総合強度試験

10

7.8

  スライダ引手ねじり強度試験

10

7.9

  スライダロック強度試験

11

7.10

  往復開閉耐久試験

12

7.11

  洗濯によるチェーン寸法変化率試験

13

7.12

  めっき耐食性試験

13

7.13

  塗装の耐ドライ性試験

13

7.14

  洗濯に対する染色堅ろう度試験

13

7.15

  摩擦に対する染色堅ろう度試験

13

7.16

  紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験

13

7.17

  しゅう動抵抗試験

13

7.18

  寸法測定方法

14

8

  検査方法

15

9

  表示

15

参考文献

16


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(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国スライドファ

スナー協会連合会(ASFA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS S 3015:1993 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 S

3015

:2007

スライドファスナ

Slide fasteners

1

適用範囲

この規格は,衣料,袋物などに用いられる一般用のスライドファスナ(以下,ファスナという。

)につい

て規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7507

  ノギス

JIS L 0842

  紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 0844

  洗濯に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 0849

  摩擦に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 1096

  一般織物試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による(

図 及び図 参照)。

3.1

エレメント

テープに取り付けた金属又はプラスチック製のかみ合う部品で,エレメントには次のものがある。

a)

単独エレメント  エレメントが一つ一つ独立したもの(図 参照)。

b)

連続エレメント  エレメントが連続したもの(図 参照)。

図 1−単独エレメント


2

S 3015

:2007

図 2−連続エレメント

3.2

ストリンガ

エレメントの列の付いたテープ。

3.3

チェーン

二つの適合するストリンガをかみ合わせたもの。

3.4

スライダ

移動させることによって,チェーンの開閉を行うもの。

3.5

上止

スライダの閉じる方向の動きを阻止するために,チェーンの端に取り付けられているスライダ止め具。

3.6

下止

スライダの開く方向の動きを阻止するために,チェーンの端に取り付けられているスライダ止め具。

3.7

開具

スライダによってチェーンが開き切った状態で,ストリンガを分離したり組み合わせたりする部品で,

開具は次のもので構成される。

a)

ちょう(蝶)棒  ストリンガ下端部に設けた,開具を構成する管状の部品で,開具を構成するもう一

方の部品である箱の穴に差し込み,ファスナ下端部を結合する部品。

b)

箱  ストリンガ下端部に設けた,開具を構成する箱状の部品で,開具を構成するもう一方の部品であ

るちょう棒が差し込まれ,ファスナ下端部を結合する部品。

3.8

スライダロック機構

スライダのチェーン開閉を阻止する機構。


3

S 3015

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図 3−止製品

図 4−開製品

4

種類

種類は,チェーン幅(かみ合ったエレメントの幅)によって区分し,

表 による。


4

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表 1−種類

単位  mm

チェーン幅

種類

2.5

以上    4.0 未満 UL 級

4.0

以上    5.5 未満

L

5.5

以上    7.0 未満

M

7.0

以上    8.5 未満 MH 級

8.5

以上   12.0 未満

H

   12.0

以上 UH 級

5

品質

5.1

外観及び材料

ファスナには,色むら,しみ,きず並びに使用上支障となるばり及びエッジがあってはならない。

テープの材料は,通常,化繊又は綿を用いる。エレメント及びスライダは,金属又は樹脂とする。

5.2

性能

性能は,箇条 によって試験したとき,

表 の規定に適合しなければならない。


5

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表 2−性能

項目

性能

適用する
試験項目

チェーン横引強度試験

7.2 

上止部縦引強度試験

7.3 

下止部引裂強度試験

7.4 

開部横引強度試験

7.5 

開具箱縦引強度試験

7.6 

スライダ総合強度試験

7.7 

スライダ引手ねじり強度試験

7.8 

スライダロック強度試験

試料が破損しない限り負荷を加え続け,破
損したときの最大荷重が規定の負荷(

表 5

表 参照)以上とする。

7.9 

往復開閉耐久試験 500 回の開閉作動で異常が生じない。

7.10 

洗濯によるチェーン寸法変化率試験

a)

    %

−3∼0

7.11 

めっき耐食性試験

b)

さびのはん(斑)点が出ない。

7.12 

塗装の耐ドライ性試験

c)

面積 0.25 mm

2

のはく離が 30 個以下,又は

それに相当する面積以下のはく離

d)

7.13 

変退色

4

級以上

洗濯に対する染色堅ろう度試験

汚染

3

級以上

7.14 

乾燥

3

−4 級以上

摩擦に対する染色堅ろう度試験

湿潤

2

−3 級以上

7.15 

濃色

4

級以上




紫外線カーボンアーク灯光に対

する染色堅ろう度試験

e)

淡色

3

級以上

7.16 

UL

 

4.9

以下 

L

 

5.9

以下 

M

 

6.9

以下 

MH

 

7.9

以下 

H

 

8.8

以下 

しゅう動抵抗試験

N 

UH

 

 

7.17 

a)

たて糸に綿又はレーヨンを 20  %以上含むテープなどには適用しない。

b)

鉄鋼素地上にめっきを施した部品にだけ適用する。

c)

塗装を施した部品だけに適用し,また,適用するかどうかは,受渡当事者間の協定による。

d)

スライダ角部のはく離は除く。

e)

紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験については,受渡当事者間の協定による。 

6

寸法

寸法は,7.18 によって試験したとき,次による。

a)

チェーン幅は,表示された種類に応じ,

表 のチェーン幅による。

b)

製品の長さ l(表示値)の許容範囲は,表示された長さに応じ,

表 による[7.18 の b)参照]。

表 3−製品の長さの許容範囲

製品の長さ l

mm

許容差

300

以下

± 5 mm

300

を超え

600

以下

±10 mm

600

を超え 1

200

以下

±15 mm

1 200

を超える

±2.0  %


6

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7

試験方法

7.1

試験の一般条件

試験の一般条件は,次による。

a)

試験室の温度及び湿度  試験室の温度及び湿度は,JIS Z 8703 に基づき,常温 20±15  ℃,常湿(65

±20)%とする。ただし,エレメント部及び/又はテープ部に,温湿度が品質に影響する材質(例え

ば,ナイロンなど)を用いている場合は,あらかじめ標準状態[温度 20±2  ℃,湿度(65±4)%]

で 24 時間以上調整した後,標準状態に保たれた試験室において試験を行う。

注記  試験室を標準状態に保つことができない場合は,できるだけ標準状態に近い場所で試験を

行う。また,試料は,標準状態で調整後,速やかに試験に供するのがよい。

b)

数値の丸め方  試験の結果は,規定の数値より 1 けた下の位まで求め,JIS Z 8401 によって丸める。

c)

装置及び器具  特に指定しない限り,装置及び器具は,次による。

1)

ノギス  JIS B 7507 に規定するもの。

2)

スケール  最小目盛 1 mm 以下のもの。

3)

引張試験機  一定の速度で負荷が移動するもので,二つのかみ合い部(ジグ)を備えているもの。

また,特に規定しない限り引張速度は 300 mm/min,クランプ幅は 25 mm とする。

7.2

チェーン横引強度試験

チェーン横引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを

図 に示すように固定し,テープ

又はエレメントのかみ合い部が破損するまで負荷を加え続け,破損したときの最大荷重が

表 で規定の負

荷以上であるかどうかを試験する。

単位  mm

図 5−チェーン横引強度試験


7

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表 4−チェーン横引強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL L  M MH H UH

補強された化繊テープの場合

a)

 300 400 500 600 700 800

化繊テープの場合

b)

150 230 300 390 490 690

単独エレメント

化繊テープ以外の場合

c)

100 150 200 250 300

化繊テープの場合

b)

200 250 450 540 590

連続エレメント

化繊テープ以外の場合

150 200 200 300 350

a)

化繊テープの中でも,ジーンズなどの高強度要求分野に適用する。

b)

化繊テープでもニットテープの場合は,用途が薄地分野に対応したものとなるため化繊テープ以外の場合

の区分を適用する。

c)

単独エレメントの材質がアルミニウム合金の場合は,すべて化繊テープ以外の場合の区分を適用する。 

7.3

  上止部縦引強度試験

上止部縦引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを

図 に示すように固定し,スライダ

が上止部を超えて抜けるか,又は上止がずれて外れるまで負荷を加え続け,抜け又は外れたときの最大荷

重が

表 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。

                                        単位  mm

図 6−上止部縦引強度試験

表 5−上止部縦引強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL L 

M MH

H  UH

金属製スライダ 40  50  70 100

120

200

樹脂製スライダ 30  40  60  80 100

170

7.4

下止部引裂強度試験

下止部引裂強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを

図 に示すように固定し,下止がず


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れて外れるか,又はスライダが片方のストリンガから外れるまで負荷を加え続け,外れたときの最大荷重

表 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。このとき,スライダのロック機構は働かないように

する。

単位  mm

図 7−下止部引裂強度試験

表 6−下止部引裂強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL

L M

MH H UH

金属製スライダ

15 40 50 80 100

150

化繊テープの場合

a)

樹脂製スライダ

15 30 40 60 100

150

金属製スライダ

15 30 50 80 100

150

単独エレメント

化繊テープ以外の場合

b)

樹脂製スライダ

15 30 40 60 100

150

金属製スライダ

30 50 70 120

150

連続エレメント

すべてのテープ

樹脂製スライダ

20 30 60 90 120

a)

化繊テープでも,ニットテープの場合は,用途が薄地分野に対応したものとなるため,化繊テープ以外の

場合の区分を適用する。

b)

単独エレメントの材質がアルミニウム合金の場合は,すべて化繊テープ以外の場合の区分を適用する。 

7.5

開部横引強度試験

開部横引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを

図 に示すように,最終エレメント末

端がクランプ縁線と一致するように固定し,開具がテープ部より外れるか,又はテープ部が切れるまで負

荷を加え続け,外れ又は切れたときの最大荷重が

表 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。


9

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単位  mm

図 8−開部横引強度試験

表 7−開部横引強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL L 

M MH

H  UH

単独エレメント  50 70 80 120

150

300

連続エレメント

− 50 80 120

150

7.6

開具箱縦引強度試験

開具箱縦引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,箱の付いたストリンガを

図 に示すように固定

し,箱がテープ部から抜けるか,又はテープ部が切れるまで負荷を加え続け,抜け又は切れたときの最大

荷重が

表 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。

                                              単位  mm

図 9−開具箱縦引強度試験


10

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表 8−開具縦引強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

UL L 

M MH

H  UH

40 50 60 80 120

200

7.7

スライダ総合強度試験

スライダ総合強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,スライダを

図 10 に示すように,引手と本体

とが直角になるように取付けジグを用いて固定し,スライダの引手が外れるか,又はスライダを構成する

一部が破損して分離するまで負荷を加え続け,外れ又は破損によって分離したときの最大荷重が

表 で規

定の負荷以上であるかどうかを試験する。

なお,この場合の引張速度は,100 mm/min とする。

図 10−スライダ総合強度試験

表 9−スライダ総合強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL L 

M MH

H  UH

金属製スライダ 60 80 150

170

200

300

樹脂製スライダ 40 50 100

100

150

300

7.8

スライダ引手ねじり強度試験

スライダ引手ねじり強度試験は,試験機に,スライダを

図 11 に示すように,引手と本体とが直角になる

ように取付けジグ(バイスなど)を用いて固定する。このとき,引手の固定位置は,全引手長さ(l)の

1/2

の位置(l/2)とする。次に,グリッパを矢印のように時計方向に,スライダの引手が折れるか,又は

スライダを構成する一部が破損しない限りねじり方向に最大 180°まで負荷を加え続け,折れ又は破損し

たときの最大トルクが

表 10 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。

なお,180°までねじっても破損しない場合は,その旨試験結果に明記する。また,この場合のねじり速

度は 9  °

/s

とする。


11

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図 11−スライダ引手ねじり強度試験

表 10−スライダ引手ねじり強度試験の負荷

単位  N・cm

規定の負荷

区分

UL L 

M MH

H  UH

金属製スライダ 15 15 45 70 70 −

樹脂製スライダ 10 10 35 45 60 −

7.9

スライダロック強度試験

スライダロック強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを

図 12 に示すように固定し,ス

ライダが片方のストリンガから外れるか,又はロックが外れてエレメントの上を最初に滑り始めるまで負

荷を加え続け,外れ又は滑ったときの最大荷重が

表 11 で規定の負荷以上であるかどうかを試験する。こ

のとき,スライダのロック機構が確実に働くようにしておく。

単位  mm

図 12−スライダロック強度試験


12

S 3015

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表 11−スライダロック強度試験の負荷

単位  N

規定の負荷

区分

UL L M MH H UH

金属製スライダ  15 25 40 50 60 −

単独エレメント

樹脂製スライダ  10 20 25 35 50 −

金属製スライダ  10 10 35 50 60 −

連続エレメント

樹脂製スライダ  10 10 25 35 50 −

7.10

  往復開閉耐久試験

往復開閉耐久試験は,

図 13 に示すように試験片をセットできる試験機を用いて,200 mm 以上の長さの

ファスナをセットし,往復ストローク 75 mm,速度 30 回往復/min,開閉角度(左右のストリンガの開角度)

がスライダを上げた状態で 30°,下げた状態で 60゜の設定条件で 500 回作動させ,異常がないかどうかを

目視によって確認する。

なお,500 回作動の途中で,エレメントのかみ合いができなくなったり,又は目視でテープ部の切れ,

エレメントかみ合い部の割れ,及び/又は抜けが発生した場合は試験を中止する。また,横方向及び縦方

向の負荷は,

表 12 による。

単位  mm

図 13−往復開閉耐久試験


13

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表 12−往復開閉耐久試験負荷条件

単位  N

負荷

試験条件

UL L 

M MH H UH

横方向の負荷(各々のストリンガ) 6.9  9.8  15.7 23.5

29.4

39.2

縦方向の負荷(各々のストリンガ) 4.9  6.9  13.7 17.7

22.6

29.4

綿テープ若しくはニットテープを使用した場合,又はエレメントがアルミニウム合金の場合は,表示

条件よりも 1 ランク低い負荷条件で実施する(

例  MH の場合は,M で行う。)。ただし,UL について

は,上記 UL の負荷条件で実施する。

7.11

洗濯によるチェーン寸法変化率試験

洗濯によるチェーン寸法変化率試験は,JIS L 1096 の 8.64(寸法変化)の F-2 法によって行う。ただし,

試験片のチェーンは長さ 300 mm 以上のものを用い,中央部で 200 mm の距離の両端に印を付け,この間

の洗濯によるチェーン寸法変化率を求める。

7.12

めっき耐食性試験

めっき耐食性試験は,3  %塩化ナトリウム溶液にスライダを 180 min 浸せきした後,自然乾燥し,

目視でさびの有無を確認する。

7.13

塗装の耐ドライ性試験

塗装の耐ドライ性試験は,JIS L 0844 に規定の洗濯試験機を用いて,ステンレス鋼製の試験瓶(容量 550

±50 ml)にテトラクロロエチレン

200 ml

を入れて 60  ℃に加熱した後,これにスライダ 15 個を入れて密

閉し,60 min 回転させる。スライダを試験瓶から取り出して 60 min 自然乾燥し,目視で塗装のはく離状態

を確認する。

テトラクロロエチレンは吸い込んだり,繰り返しはだに触れたり,摂取すると有毒であるので,

排気装置のある場所又はドラフト内で作業する。また,試験に用いた後の廃棄物の取扱いは,

関係法令・規則などに従って十分に注意する。

7.14

洗濯に対する染色堅ろう度試験

洗濯に対する染色堅ろう度試験は,JIS L 0844 の A-2 号に基づき試験する。

7.15

摩擦に対する染色堅ろう度試験

摩擦に対する染色堅ろう度試験は,JIS L 0849 の 5.1 b)摩擦試験機Ⅱ形(学振形)に基づき試験する。

なお,試験は,テープ部だけを切り取るか,又は取り外して行う。

7.16

紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験

紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験は,JIS L 0842 の第 3 露光法に基づき試験する。

7.17

しゅう動抵抗試験

しゅう動抵抗試験は,引張試験機[7.1 c)  3)参照]又は使用範囲 2 kg のばねばかりを用い,

図 14 

示すように引手をクランプで固定し,引張速度 1 000 mm/min の定速で引っ張り,開・閉の両方向の抵

抗の安定値(100 mm の間の最大値及び最小値を除いた値の平均値)を算出する。

ばねばかりを用いた場合,各々のしゅう動抵抗は,次の式によって算出し,JIS Z 8401 によって小数点

以下 2 けたに丸める。

注記  1 kgf=9.8 N


14

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P

P

1

×9.8

ここに,

P

各々のしゅう動抵抗(N)

P

1

各々のしゅう動抵抗(kg)

図 14−しゅう動抵抗試験

7.18

寸法測定方法

寸法の測定方法は,次による。

a)

チェーン幅  外径 50 mm の半円筒にチェーンを巻く。このときチェーンが緩まない程度に張力をかけ

る(約 1.5 N)

。この状態でノギスを用いて押圧 0.5∼1.0 N を加え,

図 15 に示すチェーン幅を測定する。

                                          単位  mm

図 15−チェーン幅

b)

製品の長さ  ファスナの製品の長さは,ファスナを閉じて,止具の端,開具の端,スライダの頭端又

はエレメントの端のうち最も離れたところの長さ l

図 16 参照)を,ファスナに張力を加えずに水平

な台の上に置いて,スケールを用いて測定する。

注記  図中の は,ファスナの製品長さを表す。

図 16−ファスナの製品長さ


15

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8

検査方法

ファスナは,箇条 によって試験を行い,箇条 及び箇条 の規定に適合しなければならない。この場

合,検査は,合理的な抜取検査方式によって行う。

9

表示

ファスナには,一包装ごとに次の事項を表示しなければならない。

a)

規格番号及び種類(ただし,級の文字は省略してもよい。

b)

製造業者名又はその略号

c)

製品の長さ(cm)


16

S 3015

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参考文献

ASTM D 2050

Standard Terminology Relating to Subassemblies

ASTM D 2051

Standard Test Method for Durability of Finish of Zippers to Laundering

ASTM D 2052

Standard Test Method for Colorfastness of Zippers to Dry cleaning

ASTM D 2053

Standard Test Method for Colorfastness of Zippers to Light

ASTM D 2054

Standard Test Method for Colorfastness of Zipper Tapes to Crocking

ASTM D 2057

Standard Test Method for Colorfastness of Zippers to Laundering

ASTM D 2058

Standard Test Method for Durability of Finish of Zippers to Drycleaning

ASTM D 2059

Standard Test Method for Resistance of Zippers to Salt Spray (Fog)

ASTM D 2060

Standard Test Methods for Measuring Zipper Dimensions

ASTM D 2061

Standard Test Methods for Strength Tests for Zippers

ASTM D 2062

Standard Test Methods for Operability of Zippers

BS 3084

Slide fasteners (Zips) Specification

DIN 3416 Slide

fasteners

−Concepts

DIN 3417

Metallic slide fasteners

−Design types, dimentions, materials

DIN 3418 Plastic

slide

fasteners

−Design types, dimentions, materials

DIN 3419-1 Slide

fasteners

−Part 1: Technical delivery conditions

DIN 3419-2 Slide

fasteners

−Part 2: Labelling for consumers