>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 S

3008

-1981

手縫針

Hand Sewing Needles

1.

適用範囲  この規格は,手縫針(以下,針という。)について規定する。

引用規格:

JIS B 7502

  外側マイクロメータ

JIS B 7507

  ノギス

JIS G 3505

  軟鋼線材

JIS G 3506

  硬鋼線材

2.

種類  針の種類は,表 のとおりとする。

表 1

区分

種類

普通針

和裁用

絹針,つむぎ針,ガス針,木綿針

洋裁用

洋服針(又はメリケン針)

,洋服針(又はメリケン針)

長針

特殊針

フランス刺しゅう針,毛糸止針

3.

品質

3.1

穴かけ,先折れ,さび,きずなどの欠点があってはならない。

3.2

針の表面及び針穴内面は,滑らかでつやがあり,仕上げは良好でなければならない。

3.3

針穴は,針の中心に正しく位置し,針穴の幅は針の直径の

5

2

以上でなければならない。

3.4

そりは,6.2 によって測定したとき,針の長さの

50

1

以下でなければならない。

3.5

適当な弾力性をもっていて,6.3 によって試験したとき,その折り曲げ破壊したときの挟み角度が 80

∼165°以内でなければならない。

また,破砕面は粒度が密であって,外周からほぼ均一に中心に向かって硬化されたものでなければなら

ない。

4.

寸法

4.1

針の長さ及び直径は,6.1 によって測定し,

表 2(普通針)及び表 3(特殊針)に適合しなければな

らない。

なお,針の直径は針の中央部で測り,針の直径の許容差は±0.05mm とする。

4.2

針の先頭部分(

1

)

の長さは,次の規定に適合しなければならない。

(1)

普通針  直径の 15 倍以上。ただし,木綿針の 8 号,9 号,10 号,12 号及び 14 号は直径の 11 倍以上,


2

S 3008-1981

洋服針(又はメリケン針)は直径の 9 倍以上。

(2)

特殊針  フランス刺しゅう針は,直径の 9 倍以上。毛糸止針は,直径の 6 倍以上。

(

1

)

針の先頭部分とは,針の先端から針径がほぼ直径寸法になる部分までをいう。

表 2  普通針

単位 mm

区分

種類

番号

長さ

直径

参考

和裁用

絹針

  2

号 54.5±1.4 0.56

絹えりしめ,絹 8 分,絹しつけ

  3

号 51.5±1.3 0.56

絹えりしめ,絹 7 分,絹しつけ

  5

号 45.5±1.1 0.56

絹くけ,4 の 5

  6

号 42.4±1.1 0.56

4

の 4,絹大くけ

  7

号 40.9±1.0 0.56

4

の 3 半

  8

号 39.4±1.0 0.56

絹 3 分,4 の 3

  9

号 36.4±0.9 0.56

絹 2 分,4 の 2,絹つま

10

号 33.3±0.8 0.56

絹 1 分,4 の 1,絹つま

13

号 28.8±0.7 0.51

絹縫

つむぎ針

  1

号 60.6±1.5 0.64

つむぎえりしめ

  2

号 54.5±1.4 0.64

つむぎえりしめ,つむぎしつけ,つむぎ 8 分

  3

号 51.5±1.3 0.64

つむぎしつけ,つむぎ 7 分

  5

号 45.5±1.1 0.64

つむぎくけ

  8

号 39.4±1.0 0.64

つむぎ 3 分,木綿つむぎ

  9

号 36.4±0.9 0.64

つむぎ 2 分,つむぎつま

10

号 33.3±0.8 0.64

つむぎ 1 分,かたびら

11

号 31.8±0.8 0.56

つむぎ縫

ガス針

  1

号 60.6±1.5 0.76 又は 0.71 木綿えりしめ

  2

号 54.5±1.4 0.76 又は 0.71 木綿えりしめ,木綿しつけ,細 8 分,唐糸えりしめ,ガスえ

りしめ

  3

号 51.5±1.3 0.71

木綿しつけ,ガスくけ,細 7 分,さんとめくけ

  4

号 48.5±1.2 0.71

細 6 分

  5

号 45.5±1.1 0.71

ガスくけ,3 の 5,さんとめくけ

  6

号 42.4±1.1 0.71

3

の 4

  8

号 39.4±1.0 0.71

細 3 分,3 の 3

  9

号 36.4±0.9 0.71

唐糸縫,中木綿,もめんぬい,細 2 分,3 の 2,双子ぬい

10

号 33.3±0.8 0.71

さんとめ,小木綿,ガス縫,細 1 分,3 の 1

木綿針

  0

号 66.7±1.7 0.97,

1.02

又は 1.07

ふとん針,大ずなし,みぞ大ずなし,角耳大ずなし,大なげ

だし

  2

号 54.5±1.4 0.84 又は 0.89 大くけ

  3

号 51.5±1.3 0.84 又は 0.89 大くけ,中くけ,太 7 分,角耳大くけ,みぞ大くけ

  5

号 45.5±1.1 0.84

中くけ,小くけ

  8

号 39.4±1.0 0.84

大ちゃぼ,太 3 分,みぞ大ちゃぼ

  9

号 36.4±0.9 0.84

中ちゃぼ,太 2 分

10

号 33.3±0.8 0.84

小ちゃぼ,太 1 分,太 1 寸 1 分

12

号 30.3±0.8 0.84 又は 0.76 学生針

14

号 27.3±0.7 0.84 又は 0.76 学生針

備考  参考は,現在一般商取引に用いられるもので,その名称を示す。


3

S 3008-1981

表 2  普通針(つづき)

単位 mm

区分

種類

番号

長さ

直径

洋裁用

洋服針

(又はメリ
ケン針)

  1

号 40.9±1.0 1.14

  2

号 37.9±0.9 1.07

  3

号 36.4±0.9 0.97

  4

号 34.8±0.9 0.89

  5

号 33.3±0.8 0.84

  6

号 31.8±0.8 0.76

  7

号 30.3±0.8 0.71

  8

号 28.8±0.7 0.64

  9

号 27.3±0.7 0.56

10

号 25.8±0.6 0.56

11

号 24.2±0.6 0.51

12

号 22.7±0.6 0.51

洋服針 
(又はメリ

ケン針) 
長針

  6

号 39.4±1.0 0.76

  7

号 37.9±0.9 0.71

  8

号 36.4±0.9 0.64

  9

号 34.8±0.9 0.56

表 3  特殊針

単位 mm

種類

番号

長さ

直径

フランス刺しゅう針

  3

号 48.5±1.2 0.89

  4

号 45.5±1.1 0.89

  5

号 42.4±1.1 0.84

  6

号 39.4±1.0 0.76

  7

号 36.4±0.9 0.71

毛糸止針

15

号 54.5±1.4 1.35

16

号 51.5±1.3 1.24

17

号 48.5±1.2 1.24 又は 1.14

18

号 45.5±1.1 1.07

19

号 42.5±1.1 1.07 又は 0.97

20

号 40.0±1.0 0.89

5.

材料  針の材料は,軟鋼線材を使用する場合は,JIS G 3505(軟鋼線材)の SWRM 6K 又はこれと同

等以上の材質のものとし,硬鋼線材を使用する場合は,JIS G 3506(硬鋼線材)の SWRH27 又はこれと同

等以上の材質のものでなければならない。

6.

試験方法

6.1

長さ及び直径の測定

(1)

長さの測定は,JIS B 7507(ノギス)に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をもつ測定器を用

いて行う。

(2)

直径の測定は,JIS B 7502(外側マイクロメータ)に規定するマイクロメータ又はこれと同等以上の

精度をもつ測定器を用いて行う。


4

S 3008-1981

6.2

そりの測定  針の中央部を支持し,中央部を図 のように回し,針の両端のそれぞれの振れを測定

する。

図 1

6.3

折曲げ破壊試験  支点間距離を表 に示すように固定し,図 に示すように針の長さの中心をセン

ター軸に合わせ,支え軸とセンター軸の間に挟んで支え,支え軸を矢印方向に回転させていき,針が破壊

したときの挟み角度を読み取る。

図 2

表 4

単位 mm

針の直径

支点間距離

針の直径

支点間距離

0.46

∼0.62 18

1.06

∼1.10 35

0.63

∼0.83 20

1.11

∼1.23 40

0.84

∼0.94 25  1.23 以上 45

0.95

∼1.05 30

7.

検査  針は,各製品ごとに 3.4.及び 5.の規定に適合するかどうかを検査する。

この場合,検査は合理的な抜取り方式によって行ってもよい。


5

S 3008-1981

8.

包装  針は,すずはく又は鉛はくその他,さび止めを考慮した方法で包装しなければならない。ただ

し,さび止め処理を施してある針については,他の適当な方法によって包装してもよい。

9.

表示  針には一包装ごとに適当な方法によって,次の事項を表示しなければならない。

(1)

製造業者名又はその略号

(2)

種類

(3)

番号

日用品部会  手縫針専門委員会  構成表(昭和 49 年 8 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

高  橋  敏  雄

萬国製針株式会社

日下部  光  昭

通商産業省生活産業局

山  村      昭

工業品検査所雑貨部

宮  沢  和  夫

工業技術院標準部

田  中      彰

株式会社昭和製針所

佐  川  正  司

佐川製針株式会社

川  野  蔦  男

有限会社川野要次郎製針所

片  山  新一郎

財団法人日本消費者協会商品テスト部

和  泉  妙  子

主婦連合会

河  原  久  世

関西主婦連合会東京支部

小  藤  博  子

消費生活コンサルタント

(事務局)

山  本  繁  文

工業技術院標準部電気規格課

内  田  秋  雄

工業技術院標準部電気規格課

(事務局)

青  木  誠  治

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 56 年 10 月 1 日改正のとき)

内  田  富  雄

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 56 年 10 月 1 日改正のとき)