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S 2103

:2010

(1) 

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  用語及び定義 

2

4

  区分

3

4.1

  設置形態による区分

3

4.2

  機種別の区分 

3

5

  性能

3

6

  構造,材料及び寸法

20

6.1

  一般

20

6.2

  機種別構造 

20

6.3

  設置形態別の構造及び材料 

23

6.4

  各部の構造 

24

7

  試験方法

24

7.1

  性能試験 

24

7.2

  機器の設置状態

24

7.3

  機器の使用状態

24

7.4

  構造,材料及び寸法の試験 

25

8

  検査

26

8.1

  形式検査 

26

8.2

  製品検査 

27

9

  表示

27

10

  取扱説明書 

27


S 2103

:2010

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本ガス

機器検査協会(JIA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS S 2103:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 S

2103

:2010

家庭用ガス調理機器

Gas cooking appliances for domestic use

序文 

この規格は,1967 年に制定され,その後 5 回の改正を経て今日に至っている。今般,JIS S 2092 及び JIS 

S 2093

の改正並びに技術進歩に伴う対応のため改正したものである。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,液化石油ガス又は都市ガス(以下,ガスという。

)を燃料とする,主として一般家庭用の調

理機器(以下,機器という。

)であって,

表 に掲げる機器について規定する。

なお,この規格では,圧力は,大気圧と示しているもの以外はすべてゲージ圧力とする。

表 1−機器 

機種

表示ガス消費量 kW

機能など

(参考図)

ガスこんろ

(カセットこんろを除く。

(以下,こんろという。

14 以下 
こんろバーナ 1 個当た
り 5.8 以下

バーナの上になべなどを支え

て,調理する機器。

図 15∼図 20

ガスグリル

(以下,グリルという。

7.0 以下

食品を主としてじかび(直火)

で焼く機器。

図 21∼図 23

ガスオーブン

(以下,オーブンという。

7.0 以下 

食品をじかび(直火)によらず,

放射熱及び/又は対流熱で調
理する機器。

図 24∼図 26

ガス炊飯器 
(最大炊飯量 4 L 以下) 
(以下,炊飯器という。

4.7 以下

米飯の炊き上がりを探知し,自
動的にメーンバーナを消火さ
せる装置を備えた機器。

図 27∼図 30

ガスクッキングテーブル 
(以下,クッキングテーブ

ルという。

7.0 以下

こんろ,グリルなどの機器を備
えたテーブル(食卓)

図 38 

ガスグリル付こんろ 
(以下,グリル付こ

んろという。

14 以下

グリルを備えたこんろ。

図 31∼図 35

ガスレンジ

(以下,レンジとい
う。

21 以下

オーブンとこんろ又はグリル

付こんろとを組み合わせた機
器。

図 36,図 37

a)

形 

グリル付こんろ及び
レンジを除くその他
のもの

21 以下

こんろ,グリル,オーブン,炊
飯器のいずれか二つ以上を組
み合わせた機器。

a)

  複合形の個々のガス消費量は,機種別の表示ガス消費量のとおりとする。


2

S 2103

:2010

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 9504

  人造鉱物繊維保温材

JIS K 6253

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方

JIS S 2010

  アルミニウム板製品器物

JIS S 2091

  家庭用燃焼機器用語

JIS S 2092

  家庭用ガス燃焼機器の構造通則

JIS S 2093

  家庭用ガス燃焼機器の試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS S 2091JIS S 2092 及び JIS S 2093 によるほか,次による。

3.1 

表示ガス消費量 

機器をガスの消費量が最も多い状態で使用したときに消費するガス量で,機器に表示する値。

3.2 

こんろバーナ 

一つの被加熱物(例えば“なべ”

)を加熱することを目的としたこんろ用のバーナ。 

3.3 

最大炊飯量 

炊飯器で 1 回に炊飯できる米の最大量(L)で,かまその他に表示する値。

3.4 

高温モード 

揚げ物調理を目的とせず,焼き物,いた(炒)め物などの高温調理を目的とした,調理油過熱防止装置

が作動する温度より高温に設定できる機能。

3.5 

加熱時間

室温から所定の庫内温度に上昇するまでに要する時間。

3.6 

調理用具 

焼き物用鉄板,陶板,ジンギスカンなべ,たこ焼き用具など。

3.7 

形式検査 

製品の品質が設計で示されたすべての品質項目を満足するかどうかを判定するための検査。

3.8 

製品検査 

既に形式検査に合格したものと同じ設計,製造による機器の受渡しにおいて,必要と認められる品質項

目を満足するものであるかどうかを判定するための検査。

3.9 

予熱時間 


3

S 2103

:2010

予熱開始からオーブン庫内温度が設定温度に上昇するまでに要する時間。

区分 

4.1 

設置形態による区分 

機器の設置形態による区分は,JIS S 2092 

表 4(設置形態による区分)による。

4.2 

機種別の区分 

4.2.1 

こんろ 

こんろは,バーナの数によって

表 のとおり区分する。

表 2−こんろのバーナの数による区分

バーナの数

区分内容

(参考図) 

一口

こんろのバーナが 1 個のもの。

二口以上

こんろのバーナが 2 個以上のもの。

図 15∼図 20

4.2.2 

炊飯器 

炊飯器は,保温の有無及び保温方式によって

表 のとおり区分する。

表 3−炊飯器の保温の有無及び保温方式による区分 

保温の有無

保温方式

区分内容

(参考図)

なし

保温しないもの。

図 27

保温バーナ方式

保温バーナによって保温するもの。

図 28,図 29

あり 

電気方式

電気によって保温するもの。

図 30

性能 

機器は,箇条 によって試験したとき,

表 の性能を満足しなければならない。また,複合形及び二つ

以上の機能を兼用するものは,それぞれの機能の性能を満足しなければならない。

なお,試験条件,試験ガス,試験用計測器及び試験装置は,JIS S 2093 による。


4

S 2103

:2010

白      紙


5

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

器具栓を通して漏れる量が 70 mL/h 以下

器具栓以外のガス閉止弁を通して漏れる量が 
550 mL/h 以下

ガス通路の気密 

ガス接続口から炎口まで外部漏れがあっては
ならない。

表 

表示ガス消費量に対する精度が±10 %

表 

個々のバーナの表示に対する精度は,取扱説明
書に表示する値の±10 %

表 8

ガス消費量

個々のバーナのガス消費量の総和に対する全
ガス消費量の比は,80 %以上

表 

同時に使用できる個々のバーナのガス消費量及び同時使用時の全ガス消費量をそれぞれ
測定し,次の式によって算出する。

100

i ×

=

Q

Q

r

Σ

ここに,r

:個々のバーナのガス消費量の総和に対する全ガス消費量の比(%)

Q:全ガス消費量(kW) 
ΣQi:個々のバーナのガス消費量の総和(kW)

確実に火移りし,爆発的着火があってはならな
い。

リフティングがあってはならない。

消火があってはならない。

炎が均一でなければならない。

逆火があってはならない。

連続騒音が 60 dB(A)以下

消火時に爆発音があってはならない。

理論乾燥燃焼ガス中の一酸化炭素(以下,CO

という。

)濃度(体積分率%)

(以下,CO %とい

う。

)が 0.14 %以下

すすが発生してはならない。

電極部などに黄炎が常時接触してはならない。

炎のあふれがあってはならない(こんろ部を除
く。

無風状態

パイロットバーナの消火及び逆火があっては
ならない。

表 9 a) 

燃焼ガス採取方法

1) 

こんろ部は,次の採取位置の全周にわたって一様に採取する。

単位  mm

こんろ部の燃焼ガスの採取位置 

2) 

グリル,オーブン及び炊飯器は,それぞれの排気口に適合した漏斗状のフード又
はサンプラなどによって一様に採取する。

b) 

こんろ及び炊飯器の連続騒音については,沸騰しない条件で調べる。 

燃焼状態

過大なべ使用状態
( こ ん ろ 部 に 適
用)

炎のふらつき,もやもや及び刺激臭があっては
ならない。

表 に示す試験用なべよりも,口径が 60 mm±10 mm 大きいなべ(載せられない場合は
載せられる最大のもの)を使用し,試験ガスの条件を B-1 又は 1-1 として,こんろの各
バーナごとに点火し,器具栓を全開にし,目視などによって調べる。


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S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

パイロットバーナの消火及び逆火があってはな
らない。

試験ガスの条件を P-2 又は 3-2 として,パイロットバーナだけに点火し,燃焼状態が安定
した後又は 5 分以後にオーブン扉の開閉操作を通常の速さで 5 回行い,目視によって調

べる。

オーブン扉開閉時 
(オーブン扉の開

閉操作時に燃焼を
継続するバーナを
もつオーブン部に

適用)

消火及び逆火があってはならない。

試験ガスの条件を P-3 又は 3-3 として,パイロットバーナ及びメーンバーナに点火し,オ

ーブン庫内中央部の温度をほぼ 150  ℃に保つようにガス量を調節した状態で,オーブン
扉の開閉操作を通常の速さで 5 回行い,目視によって調べる。

キャビネット扉開
閉時(組込形及び
キャビネット形の

こんろ部に適用)

消火及び逆火があってはならない。

つまみに最小位置の表示があるものは,その位置で,表示がないものは全開時の 1/3 のガ
ス量になる位置に調節し,試験ガスの条件を P-3 又は 3-3 として,バーナに点火し 15 分
以上燃焼した後に,キャビネット扉の開閉操作を通常の速さで 5 回行い,目視によって

調べる。

消火及び逆火があってはならない。 
(サーモスタット作動時に消火しないオーブン

バーナをもつオーブン部に適用)

試験ガスの条件を P-3 又は 3-3 として,バーナに点火し,約 200  ℃に温度設定したサー
モスタットが作動している状態で目視によって調べる。

燃焼状態

オーブンサーモス
タット作動時

確実に火移りし,爆発的着火があってはならな

い。 
(サーモスタット作動時に消火するオーブンバ
ーナをもつオーブン部に適用)

試験ガスの条件を P-3 又は 3-3 として,バーナに点火し,約 200  ℃に温度設定したサー

モスタットが作動した後,オーブン庫内の温度の低下によって再点火したときに,この
表の燃焼状態の無風状態の試験方法によって調べる。

金属製,陶磁器製及びガラ
ス製のもの

60  ℃以下

外枠の取っ手,ふたのつま

み(炊飯器に適用)

75  ℃以下

操 作 時 に 手 を 触
れる部分の表面

(つまみ類)

その他のもの

70  ℃以下

操作時に手を触れるおそれがある部分の表面

(燃焼ガスの排出部及び炊飯器の外枠,ふたな
どは除く。

140  ℃以下

温度上昇

平常時温度上昇 
(機器の各部)

足の触れるおそれがある部分(クッキングテー
ブルに適用)

100  ℃以下

表 12 a) 

機器の設置状態は,機器を

図 3∼図 13 に示す測温板に,機器と測温板との間隔が次

に示す間隔となるように,製造業者が指定する要領(取扱説明書などに示す要領)

で設置する。

なお,測温板との間隔について,火災予防上有効な措置が施されたもので,製造

業者が指定する間隔が次の表に規定する寸法未満である場合は,その指定の条件に

よる。


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S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

乾電池の表面

55  ℃以下

ガス接続口(ねじ接続口を除く。

)の表面

60  ℃以下

表 12

ガス閉止弁(器具栓
を含む。)本体のガ

ス の 通 る 部 分 の 外
表面

85  ℃又は耐熱試験によ
っ て ガ ス 通 路の 気 密 の

項に適合し,かつ,使用
上 支 障 が な いこ と が 確
認された温度以下

点火ユニット(圧電
素子を含む。)の表

85  ℃又は耐熱試験によ
っ て 電 気 点 火の 項 に 適
合し,かつ,使用上支障

が な い こ と が確 認 さ れ
た温度以下

平常時温度上昇 
(機器の各部)

器 具 ガ バ ナ の ガ ス
の 通 る 部 分 の 外 表

70  ℃又は耐熱試験によ
っ て ガ ス 通 路の 気 密 の
項に適合し,かつ,調整

圧力の変化が 
(0.05P

1

+30) Pa

以 下 で あ る こと が 確 認

された温度以下 
P

1

:耐熱試験前の調整圧

表 12 
表 16

機器後面,側面及び
上 方 天 井 面 の 木 壁

の表面,並びに機器
下面の木台の表面 

図 3∼図 13 参照)

温度上昇

平常時温度上昇 
(木壁など)

カ ウ ン タ の 表 面 及
び 機 器 が 接 す る カ

ウンタの表面(クッ
キングテーブル,組
込形に適用)

図 10

図 13 参照)

100  ℃以下

表 12

機器と測温板との間隔 

 
b) 

機器の使用状態は,次による。

1)

こんろバーナは,機器の各部の温度を測定するときは,ガス消費量が表示の 1/2 に

なるように器具栓を調節し,木壁などの温度を測定するときは,器具栓を全開に
した状態とする。

なお,温度制御装置をもつもので温度設定可能のものは最高温度に設定する。

2)

グリルは,器具栓を全開にした状態とする。

3)

オーブンは,サーモスタットによるか又はサーモスタットがないものは器具栓な
どによってオーブン庫内中央の温度を 230  ℃に保っている状態とする。ただし,
230  ℃に達しない場合は,達する最高温度とする。

4)

炊飯器は,かまに最大炊飯量の水位付近まで水を入れた状態とする。

5)

複合形機器にあっては,それぞれの機能に応じた状態として,使用できるすべて

のバーナを同時に使用する。ただし,グリル兼用のこんろバーナはこんろの使用
状態とする。

6)

機能を兼用するもの(グリル兼用こんろ,こんろ兼用炊飯器など)は,それぞれ

の機能の状態について行う。

単位  mm

機器周囲

機種の種類

機器上方

本体周囲

 

本 体 上 方
の周囲

設置状態

加熱部が開放され
ているもの(一口
こんろ,グリル)

1 000

150

150

図 3,図 

加熱部が隠閉され
ているもの(オー

ブン,箱型グリル)

 500

 45

 45

図 3,図 

炊飯器

300

100

100

図 3,図 

卓上形

二 口 以 上 の こ ん
ろ,グリル付こん

1 000

  0

150

図 7,図 

据 置 形 ,
キ ャ ビ ネ

ット形

レンジ,こんろ,
グリル付こんろ

1 000

  0

150

図 7,図 

レンジ,こんろ,

グリル付こんろ

1 000

  0

150

図 10,図 11

組込形

オーブン

        0

    0

図 12 

クッキングテーブル

図 13 


8

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

平常時温度上昇 
(木壁など)

排気管 貫通部の壁
表面( 組込形に適

用)

100  ℃以下

表 12 7) 

クッキングテーブルは,焼物用鉄板又は陶板の場合,同板上表面中央部の温度を
250  ℃に保つように器具栓などを調節して行う。また,こんろとして使用する場
合は 1)と同様とする。ただし,焼物用鉄板,陶板,ジンギスカンなべ及びたこ焼
用具などを使用する場合,取扱説明書又は本体に器具栓の使用位置若しくは,調
節方法が明示されているものはそれによる。

c) 

燃焼時間は,次に示すように機器の各部については,バーナに点火してから 30 分間
とし,機器周囲の木壁などについては,引き続き 30 分間とする。ただし,炊飯器の
メーンバーナについては,それぞれの 30 分間の前半の 15 分間だけ燃焼させるもの

とする。また,複合形機器のグリル部については,それぞれの後半の 15 分間だけ燃
焼させるものとする。

d) 

測温時間は,次に示すようにそれぞれの 30 分間行う。ただし,炊飯器の外枠の取っ

手及びふたのつまみについては,試験開始後 30 分経過した時点(木壁などの温度上
昇試験を開始する直前)の温度を測定する。

機器の燃焼時間及び測温時間 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

時間

  点火

          30  分

          60  分

機器の各部

木壁など

種類

こんろ,グリル,
オーブンなど

炊飯器



複 合形の グリル

●  測温時点



こんろ,グリル,

オーブン,炊飯器
など

炊飯器の取っ手などに適

温度上昇

異常時温度上昇 
(木壁など)

機器後面,側面及び
上方天 井面の木壁

の表面,並びに機器
下面の 木台の表面

図 3∼図 13 参照)

135  ℃以下

表 12

a) 

機器の設置状態は,平常時温度上昇試験と同じ状態とする。

b) 

機器の使用状態は,次による。

1) 

こんろバーナは,最大のガス消費量の状態とし,

表 に示す試験用なべよりも,

口径が 60 mm±10 mm 大きいなべ(載せられない場合は,載せることのできる最
大のもの)を用いて行う。 


9

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

バ ー ナ 下 部 の 裏 面
の内外表面(こたつ

板 兼 用 ク ッ キ ン グ
テ ー ブ ル に 適 用 )

図 14 参照)

カ ウ ン タ の 表 面 及
び 機 器 が 接 す る カ

ウンタの表面(クッ
キングテーブル,組
込形に適用)

図 10

図 13 参照)

温度上昇

異常時温度上昇 
(木壁など)

排 気 管 貫 通 部 の 壁

表面 
(組込形に適用)

135  ℃以下

表 12 2)  グリルは,グリル水入れ皿に,水を入れない状態とする。

3) 

オーブンは,サーモスタットがあるものは作動しない状態とし,ないものは器具

栓を全開にした状態とする。

4) 

炊飯器は,かまに最小炊飯量の水位まで水を入れ,自動消火装置は作動しない状
態とする。

5) 

複合形機器にあっては,各機能のうち,一つを 1)2)3)4)の状態とし,他の機
能を平常時温度上昇試験と同じ状態として,それぞれの組合せについて使用でき
るすべてのバーナを同時に使用した状態で行う。ただし,グリル兼用こんろバー

ナはグリルの使用状態,及びこんろ兼用炊飯器は炊飯器の使用状態とする。

c) 

測温時間は,時間が経過しても測温部の温度が変わらなくなるまで(ただし,バー
ナに点火してから 1 時間まで)とする。 

耐熱衝撃

グリル扉,ふた,オ

ーブン扉,トッププ
レ ー ト な ど の ガ ラ
ス部分

異 常 が あ っ て は な ら な

い。

平常時温度上昇試験に引続き又はガラスがこれと同じ状態のとき,温度 5  ℃の水を,ト

ッププレートにあっては 200 mL,その他の箇所にあっては 5 mL 及び 10 mL の各々を,2
回ずつガラスの中央部に注ぐ。 
  なお,繰り返し注水を行う場合には,ガラスの温度が定常状態になるのを待って行う。

電気点火

家庭用電源又は乾電池を用いた連続放電点火
方式のものにあっては 20 回中 19 回,その他の

ものにあっては 10 回中 9 回以上点火しなけれ
ばならない。また,爆発的点火があってはなら
ない。

表 13 

ガス量を調節するものにあっては,最大及び最小の状態で確認する。


10

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

点火した場合の開
弁時間

90 秒以内とする(ただし,こんろバーナにあっては
10 秒以内とする。)。

表 14 

 

消火した場合の閉
弁時間

−  消火後 1 回目の閉弁時間は,フレームロッド式

のものにあっては 3 秒以内,その他のものにあ

っては 60 秒以内とする。ただし,家庭用電源
又は乾電池を使用して熱電対式立消え安全装
置を強制的に閉弁させるものにあっては 50 秒

以内とする。

−  2 回目以降の閉弁時間は,1 回の閉弁時間につ

き,フレームロッド式のものにあっては 7 秒以

内,その他のものにあっては 60 秒以内とする。
ただし,家庭用電源又は乾電池を使用して熱電
対式立消え安全装置を強制的に閉弁させるも

のにあっては 50 秒以内とする。

−  2 回以上閉弁するものにあっては,閉弁時間の

積算は 60 秒以内とする。

表 14 

点火時に不点火し
た場合の閉弁時間

(点火動作が自動
的に行われるもの
に適用)

−  1 回の閉弁時間につき,フレームロッド式のも

のにあっては 7 秒以内,その他のものにあって

は 60 秒以内とする。ただし,家庭用電源又は
乾電池を使用して熱電対式立消え安全装置を
強制的に閉弁させるものにあっては 50 秒以内

とする。

−  2 回以上閉弁するものにあっては,閉弁時間の

積算は 60 秒以内とする。

表 14 



爆発的点火及び使
用上支障がある炎
のあふれ

消火した後及び点火時に不点火した後,再び点火動
作をしたときに爆発的点火及び使用上支障がある
炎のあふれがあってはならない。

表 14 

点火した場合の開
弁時間

90 秒以内とする(ただし,こんろバーナにあっては
10 秒以内とする。)。

表 14 

 










消火した場合の閉
弁時間

−  消火後 1 回目の閉弁時間は,フレームロッド式

のものにあっては 3 秒以内,その他のものにあ

っては 60 秒以内とする。ただし,家庭用電源
又は乾電池を使用して熱電対式立消え安全装
置を強制的に閉弁させるものにあっては 50 秒

以内とする。

−  2 回目以降の閉弁時間は,1 回の閉弁時間につ

き,フレームロッド式のものにあっては 7 秒以

内,その他のものにあっては 60 秒以内とする。
ただし,家庭用電源又は乾電池を使用して熱電
対式立消え安全装置を強制的に閉弁させるも

のにあっては 50 秒以内とする。

−  2 回以上閉弁するものにあっては,閉弁時間の

積算は 60 秒以内とする。

表 14 

 


11

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

点火時に不点火し
た場合の閉弁時間

(点火動作が自動
的に行われるもの
に適用)

−  1 回の閉弁時間につき,フレームロッド式のも

のにあっては 7 秒以内,その他のものにあって

は 60 秒以内とする。ただし,家庭用電源又は
乾電池を使用して熱電対式立消え安全装置を
強制的に閉弁させるものにあっては 50 秒以内

とする。

−  2 回以上閉弁するものにあっては,閉弁時間の

積算は 60 秒以内とする。

表 14 








爆発的点火及び使
用上支障がある炎

のあふれ 
(繰り返し点火動
作が自動的に行わ

れるものに適用)

消火した後及び点火時に不点火した後,再び点火動
作をしたときに爆発的点火及び使用上支障がある

炎のあふれがあってはならない。

表 14 

過熱防止装置

作動後バーナへのガス通路を閉ざし,自動的に再び

開いてはならない。

表 14 

異常時温度上昇の項による。



調理油過熱防止装置(こんろ
バーナに適用)

油の最高温度                                          300  ℃未満 
(高温モード設定時を除く。

表 に示す 20 cm の試験用なべに 200 mL のサラダ油を入れ,試験ガスの条件を S-2
とし,バーナに点火し,油の最高温度を測定する。

この場合,温度設定の調節可能なものは最高温度に設定して行う。

平 常時 温度

上昇試験前

1 MΩ 以上

絶 縁 性

能 
( 絶 縁
抵抗)

異 常時 温度

上昇試験後

0.3 MΩ 以上

耐電圧

耐えなければならない。

耐衝撃電圧

使用上支障があってはならない。

始動

始動しなければならない。

電圧変動

運転が継続しなければならない。

定格消費電力  W

許容差  %

定格消費電力に対する
精度

                               10 以下 
   10 を超え         30 以下 
   30 を超え       100 以下 
  100 を超え  1 000 以下 
1 000 を超えるもの

+25 
±25

±20 
±15 
±10

電気部

( 交 流
電 源 を
使 用 す

る 機 器
に適用)

巻線の温度上昇(括弧
内の値は回転機の巻線

に適用する。

A 種絶縁:100  ℃以下 
E 種絶縁:115  ℃以下 
B 種絶縁:125(120)℃以下 
F 種絶縁:150(140)℃以下 
H 種絶縁:170(165)℃以下

表 20 


12

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

停電

安全性に支障があってはならない。

交流電
源異常  電圧降下

安全性に支障があってはならない。

電気部 
( 交 流 電 源

を 使 用 す る
機 器 に 適
用)

電源雑音

(電子制御装置を
もつものに適用)

安全性に支障があってはならない。

表 20 

電気部

( 直 流 電 源
を 使 用 す る
機 器 に 適

用)

電圧降下

(0 V まで)

安全性に支障があってはならない。

表 20

回路の短絡又は断

安全性に支障があってはならない。

表 20 

電気部

( 電 子 制 御
装 置 を も つ
も の に 適

用)

はんだの耐久性

通常使用時の温度変化に耐え,かつ,はんだ

クラック進行ランクが 7 未満

表 20 a) 

こんろ,クッキングテーブル,グリル付こんろ及びレンジ

試験条件は,次に示すとおりとする。 
  低温 T

A

          −40  ℃

  高温 T

B

         100 ℃

  放置時間 t

1

          30  分

  サイクル数      400 回 
ただし,製造業者の指定する試験条件が次に示す内容の場合,上記の試験条件を

次に示す内容とすることができる。

  低温 T

A

          −40  ℃

  高温 T

B

          80 ℃

  放置時間 t

1

          30  分

  サイクル数      500 回

b) 

グリル,オーブン及び炊飯器

試験条件は,次に示すとおりとする。 
  低温 T

A

          −40  ℃

  高温 T

B

         100 ℃

  放置時間 t

1

          30  分

  サイクル数      200 回

電気部 
( 点 火 ヒ ー
タ を 使 用 す

る 機 器 に 適
用)

電圧降下 
(0 V まで)

安全性に支障があってはならない。

機器の状態をガス消費量試験と同様とし,試験ガスの条件を S-2 としてバーナに点火し
15 分以後に,電源電圧を定格電圧から 0 V まで徐々に降下させ,その間に安全性に支障
のないことを確認する。


13

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

器具栓 6

000

ガス通路の気密の項
に適合し,かつ,使

用上支障があっては
ならない。

電気点火装置 6

000

電気点火の項に適合
し,かつ,使用上支
障があってはならな

い。

表 15

器具ガバナ 30

000

ガス通路の気密の項

に適合し,かつ,調
整圧力の変化が 
(0.05P

1

+30)Pa

以下でなければなら
ない。 
P

1

:試験前の調整圧

表 15

立消え安全装置 1

000

ガス通路の気密の項
及び安全装置の立消

え安全装置の項に適
合しなければならな
い。

電磁弁 30

000

ガス通路の気密の項
に適合し,かつ,使

用上支障があっては
ならない。

表 15 

2 000  回 
(電磁弁方式に適用)

ガス通路の気密の項
に適合し,使用上支
障がなく,かつ,作

動 時 限 の 変 化 が
10 %以下でなければ
ならない。

反復使用

タイマ 
(電子式のものを
除く。

2 000  回 
(直動弁方式に適用)

ガス通路の気密の項
に適合し,使用上支

障がなく,かつ,作
動 時 限 の 変 化 が
10 %以下でなければ
ならない。

表 15 


14

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

6 000  回 
(電磁弁方式に適用)

ガス通路の気密の項
及び庫内温度の項に

適合し,かつ,使用
上支障があってはな
らない。

バイパス付き 
1 000  回 
(直動弁方式に適用)

サーモスタット 
(電子式のもの及

び比例制御式のも
のを除く。

バイパスなし 
6 000  回 
(直動弁方式に適用)

ガス通路の気密の項
及び庫内温度の項に

適合し,かつ,使用
上支障があってはな
らない。

表 15 

サーモスタットの設定温度をほぼ 200  ℃に設定した状態で,サーモスタットが作動する
温度の熱風及び冷風をほぼ 1 分間ずつ感熱部に交互にあて,作動を繰り返した後,調べ

る。

器具コンセント 6

000

ガス通路の気密の項

に適合し,かつ,着
脱が円滑確実でなけ
ればならない。

表 15 

自在ガス接続口 1

000

ガス通路の気密の項
に適合し,かつ,使

用上支障があっては
ならない。

表 15 

自動消火装置 1

000

ガス通路の気密の項
及び炊飯性能の項に
適合しなければなら

ない。

a) 

自動消火専用のものは,炊飯状態と同様の条件によって,ガス通路を開閉する操作
を一定周期で繰り返した後,調べる。

b) 

電気点火装置と連動するものは,a)に引き続き自動消火装置の開閉操作を手動又は機

械操作によって,5∼20 回/分の速さで電気点火装置の項に規定する回数を繰り返し
た後,調べる。この場合の回数は,a)で行う回数を含む合計の回数とする。

調理油過熱防止装
置 
(こんろバーナ部

に適用)

1 000  回

ガス通路の気密の項
及び安全装置の調理
油過熱防止装置の項

に適合しなければな
らない。

一定の周期で感熱部の加熱及び冷却を行うことによって,装置の作動を繰り返した後,
調べる。

反復使用

グリル,オーブンな

どの扉

500  回

使用上支障があって

はならない。

開閉の操作を 5∼20  回/分の速さで繰り返した後,扉及び扉に連動する機構部について,

使用上支障がある破損などの有無を調べる。

耐振動

ガス通路の気密の項に適合しなければならな

い。

表 18 


15

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き)

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

こ ん ろ の 使
用性能

熱効率

こんろ専用バーナ 40 %以上 
グリル兼用バーナ 35 %以上

炊飯器兼用バーナ 37 %以上

試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 とし,次による。

a) 

機器の状態  機器をガス消費量試験に用いる試験装置に接続し,こんろバーナ上に
表 に示す試験用なべに,同表に示す量の水を入れて載せ,器具栓などは全開とし,
空気調節をして使用するバーナは,良好な燃焼状態に調節した状態とする。

b) 

試験方法  水を入れた試験用なべに試験用のふたを載せ,バーナに点火し,水温が
初温より 45±0.5  ℃上昇したとき,かくはん器でかくはんを開始し,初温から 50±
0.5  ℃上昇したときガスを止め,更にかくはんを続行し,その到達最高温度を水の最
終温度とし,その間のガス使用量及びその他所要の値を測定し,熱効率を次の式に

よって算出する。

(

)

100

m

3

.

101

273

273

g

1

2

×

+

×

+

×

×

×

=

S

P

B

t

Q

V

t

t

C

M

η

ここに,η:熱効率(%)

M:加熱(試験)に用いた水の質量(kg) 
C:加熱に用いた水の比熱[MJ/(kg・K)]=4.19×10

3

t

2

:加熱された水の最終温度(℃)

t

1

:加熱に用いた水の初温(℃)

V:実測ガス量(m

3

Q:使用ガスの総発熱量(MJ/m

3

N

t

g

:測定時のガスメータ内のガス温度(℃)

B:測定時の大気圧(kPa) 
P

m:測定時のガスメータ内のガス圧力(kPa)

S:温度 t

g

℃における飽和水蒸気圧(kPa)


16

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

こ ん ろ の 使
用性能

熱効率

こんろ専用バーナ 40 %以上 
グリル兼用バーナ 35 %以上

炊飯器兼用バーナ 37 %以上

試験用のふたは,試験用なべに適用するもので,次に示すように,ふたのほぼ中央部に
あけた孔に水銀棒状温度計を,球部が水のほぼ中央部に位置するように取り付け,かく

はん器を球部に触れないように取り付けたものを用いる。使用する水銀棒状温度計は,
測定範囲が 0∼100  ℃,最小目盛 0.1  ℃のものを用いる。 

厚さ:0.5 mm

h:なべの深さの

l:なべの内径の

支持棒の径:2 mm

試験用ふた 

 
加熱試験に用いる水の初温は,室温±0.5  ℃とする。

グ リ ル の 使

用性能

グリル焼き性能

表面に,著しい焦げ,むらがなく,内部に生焼

けがあってはならない。

試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 として,バーナに点火し,生あじ,魚の切り身,肉などを

焼いて調べる。ただし,取扱説明書に予熱に関する記載がある場合はそれによる。

オ ー ブ ン の

使用性能

オーブン焼き性能  表面に著しい焼きむらがあってはならない。

試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 として,バーナに点火し,オーブン庫内中央部の温度を
170∼190  ℃に保ち,次によってロールケーキ(素地)焼き試験を行う。 
a) 

ケーキ材料  材料比(質量)鶏卵 100,上白砂糖 80,薄力小麦粉 60

b) 

調整の仕方 

1) 

薄力小麦粉及び砂糖は,あらかじめふるいに 2 回かけておく。

2) 

卵白を十分に泡立てる(泡立て器を持ち上げ,卵白が“ぴん”となるまで泡立て
る)

3) 

砂糖を始めに 1/4 加えてよくかき混ぜて,泡を安定させ,残りの砂糖を加えて,さ
っと混ぜる。

4) 

卵黄を,クリーム状になるまでかき混ぜてから加えて混ぜる。

5)

薄力小麦粉を加えて,ねばりの出ないようにさっくりと混ぜる。

6)

ケーキ材料を,紙を敷いたオーブン皿に流し入れ,約 20 mm の厚さになるように
平均にならす。

7)

オーブン皿のケーキ材料の高さを整え,かつ,気泡を取り除くために調理台上に
皿ごと数回たたきつける。

2

1

4

1


17

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

オ ー ブ ン 焼 き 性

表面に著しい焼きむらがあってはならない。

c)

試験方法  ケーキ材料をオーブン庫内に入れ,適当な焼き色が付くまで(15∼30 分
程度)焼いた後消火し,約 5 分経過後に取り出し,目視によって焼け具合を調べる。

ケーキ材料及び焼き方(温度設定,時間など)について,製造業者の指定する条

件,方法などがある場合は,それによる。

温度分布

中央部との温度差 
20  ℃以内

次に示す測温板を入れたオーブン皿を,測温板の表面がオーブン庫内のほぼ中央になる
段に入れた後,試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 とし,バーナに点火して,測温板の中央の
温度が 180±10  ℃になるように保ち,1 時間経過後に,中央の測定点と他の 6 測定点の

それぞれの温度差を調べる。 

単位  mm

オーブン温度分布測定用測温板 

 
測温板は,附属のオーブン皿に入る大きさであって JIS A 9504 に規定する 96 K 厚さ 12 
mm のグラスウール保温板(以下,保温板という。)を 2 枚重ね,その間に上に示す位置
(7 点)に熱電対を入れる(2 枚の保温板に熱電対を入れた後,すき間を少なくするよう

にテープなどで密着させ,保温板の表面に黒色塗装を施す。

加熱時間 20

分以内

オーブン庫内は空にし,器具栓などはガス量が最大となる使用状態とする。

サーモスタットを備えている機器は最高温度表示位置にセットする。庫内中央部の温度
が室温のとき試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 としてバーナに点火し,200  ℃に達するまで
の時間を測定し,加熱時間を次の式によって算出する。

R

0

c

200

180

t

T

T

×

=

ここに,T

c

:加熱時間(分)

(室温 20  ℃のとき 200  ℃の温度に達するまでの時間)

T

0

:実測時間(分)

t

R

:室温(℃)

オ ー ブ ン の
使用性能

最高温度 220

℃以上

加熱時間の試験をそのまま続け,到達する最高温度を調べる。


18

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

サーモスタットによるもの 
表示温度との差 20  ℃以内

オ ー ブ ン の
使用性能

庫内温度

温度指示器によるもの 
表示温度との差 25  ℃以内

オーブン庫内を空にして,ほぼその中央部に次に示す熱電対を設置し,試験ガスの条件
を P-2 又は 1-2 として,バーナに点火し,次による。

a)

  サーモスタットをもつものは,150  ℃,200  ℃及び 250  ℃に相当する位置にセット

した状態で,

サーモスタットの作動開始 20 分後に中央部と表示温度との差を調べる。

この場合,温度を調節する方法は,取扱説明書に指示する方法による。

なお,250  ℃は表示がある場合に行う。

b)

  温度指示器をもつものは 150  ℃,200  ℃及び 250  ℃に相当する表示位置に温度を保

った状態で中央部と表示温度との差を調べる。

この場合,温度を調節する方法は,取扱説明書に指示する方法による。 
なお,250  ℃は表示がある場合に行う。 

単位  mm

オーブン温度測定用熱電対 

炊 飯 器 の 使

用性能

炊飯性能

しんがなく,また,著しい炊きむら,焦げ,び

しょつき及び吹きこぼれがあってはならない。

試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 とし,最大炊飯量,最小炊飯量のそれぞれについて,次に

よって調べる。

a)

  試験に用いる米は,精米とし,炊飯前に十分吸水させたものを用いる。ただし,取

扱説明書に指定する条件がある場合は,それによる。

b)

  取扱説明書による方法で炊飯し,自動消火装置が作動してから 15 分後に炊飯の状態

を調べる。メーンバーナ消火後,保温状態を継続しているものは,その状態で調べ
る。


19

S 2103

:2010

表 4−性能及び試験方法(続き) 

適用機種

試験方法

項目

性能

JIS S 2093 

この規格で規定する試験方法

 

こんろ

グリル

オーブン

炊飯器

テーブル

クッキング

こんろ

グリル付

レンジ

保温バーナ方
式によるもの

中心部の温度が 80  ℃以上あり,かつ,著しい焦
げがあってはならない。

炊飯性能試験と同じ条件で最大炊飯量の炊飯を行い,メーンバーナが消火した後,風の
影響を受けない状態で保温を行い,1 時間経過後に米飯の中央部の温度及び米飯の状態を

調べる。


温性能

︵保温

機能を

もつも

のに適

用︶

電気方式によ

るもの

温度が 71±6  ℃であり,著しい異臭及び褐変が

あってはならない。

炊飯性能試験と同じ条件で最大炊飯量の炊飯を行い,メーンバーナが消火した後,15 分

間むらしを行い,米飯をかき混ぜた後,風の影響を受けない状態において定格電圧で,
12 時間保温した後,米飯の温度及び米飯の状態を調べる。温度は,次に示す点の温度の
平均値とする。 

炊飯器
の使用

性能

熱効率 40

%以上

機器をガス消費量試験に用いる試験装置に接続し,炊飯用のかまには,最大炊飯量の 2
倍の水を入れ,こんろの熱効率試験と同様の方法で調べる。

クッキ
ングテ
ーブル

の使用
性能

鉄板焼き性能

表面に,著しい焦げむらがあってはならない。

バーナの上に鉄板を載せ,器具栓は全開又は取扱説明書に示す状態とし,空気調節をし
て使用するバーナは,良好な燃焼状態とする。 
試験ガスの条件を P-2 又は 1-2 として,バーナに点火し予熱した後,直径 15 cm 程度のお

好み焼きを焼いて調べる。

トッププレートの耐衝撃性試験 
(ガラス製のトッププレートに
適用)

通常の使用状態で発生する可能性のある負荷に
対し,変形及び破損があってはならない。

ごとくの上に直径 130 mm 以上の鋼板を載せ,

質量 1.80 kg±0.01 kg のおもり

(直径 120 mm

±10 mm の平らな,銅又はアルミニウムの底をもち,その端は少なくとも 10 mm の半径
の丸みが付いたもの)を各バーナごとにごとく上方 150 mm の高さから,おもりの底面が

鋼板に水平に当たるように 10  回落下させて調べる。

ガス通路の気密

ガス通路の気密の項に適合しなければならな

い。

CO %は 0.14 %以下

連続燃

燃焼状態

逆火があってはならない。

試験ガスの条件を S-1 とし,次による。

a)

  機器の状態  機器を平常時温度上昇試験の使用状態とする。

b)

  試験方法  機器を連続 8 時間燃焼させた後,次の各項について調べる。

なお,温度又は時間による自動消火装置を備えるものにあっては,温度は最高,

時間は最長に調節した状態で,自動消火装置が作動するまでとする。

1)

  ガス通路の気密  ガス通路の気密は,JIS S 2093 の表 7(ガス通路の気密試験)に

よって調べる。

2)

  燃焼状態  燃焼状態は,無風状態における逆火の有無及び燃焼ガス中の CO %につ

いて JIS S 2093 

表 9(無風燃焼状態試験)によって調べる。

温度上昇試験における基準周囲温度は 35  ℃,巻線の温度上昇試験における基準周囲温度は 30  ℃とする。

注記  適用機種の欄の記号(○,−)は,適用の義務付けの有無にかかわらず該当するかどうかを表す。


20

S 2103

:2010

表 5−試験用なべの大きさ 

ガス消費量

kW

な べ の 大 き さ
の呼び

cm

口径

mm

深さ

mm

なべ底の丸み 
(曲率半径)

mm

質量

g

熱効率測定時
の水の質量

kg

1.26 以下

14 140

64 20 130 0.65

1.26 を超え
1.60 以下

16 160

73 23 155 1.0

1.60 を超え
2.02 以下

18 180

82 26 190 1.4

2.02 を超え
2.44 以下

20 200

91 29 250 2.0

2.44 を超え
2.93 以下

22 220 100 32 300 2.7

2.93 を超え
3.49 以下

24 240 109 35 380 3.5

3.49 を超え
4.19 以下

26 260 118 38 470 4.4

4.19 を超え
5.23 以下

28 280 128 41 585 5.6

5.23 を超え
るもの

30 300 137 44 720 6.9

ガス消費量は,個々のバーナのガス消費量で,製造業者が取扱説明書などに表示する値による。 
なべは,JIS S 2010 によるなべを使用する。なべの形状は,ずん胴のものとする。 
なべの各部の寸法は,JIS S 2010 の規定によるものとし,寸法許容差は,口径については,±3 %,深さについ

ては,    %,なべ底の丸み(曲率半径)については,±10 %とする。

質量は,熱効率試験用のなべにだけ適用し,許容差は,取っ手,ふたなどを取り除いた状態で規定の±5 %とす

る。

構造,材料及び寸法 

6.1 

一般 

機器及び機器の各部の構造,材料及び寸法は,JIS S 2092 によるほか,次による。

なお,構造,材料及び寸法の試験は,7.4.1 によって行う。

a) 

複合形及び二つ以上の機能を兼用するものは,それぞれの項目を満足しなければならない。

b) 

食品と接する部分の材料又は表面処理は,通常の使用状態で人体に有害な化学変化を起こしたり,有

害な物質を溶出したりしないものでなければならない。

6.2 

機種別構造 

6.2.1 

こんろ 

こんろは,次による。

a) 

こんろバーナは,燃焼状態が外部から確認できなければならない。

b) 

こんろバーナは,容易に掃除ができなければならない。ただし,煮こぼれなどがかからない構造のも

のは,この限りではない。

c) 

二口以上の機器のこんろバーナの間隔は,隣のこんろバーナ及びグリル兼用のこんろバーナとの中心

距離が 180 mm 以上でなければならない。

d) 

二口以上のバーナを備えるトッププレートは,7.4.2  a) 1) に規定する方法で試験し,中央部のひずみ

量が 5 mm 以下でなければならない。

+10 
− 3


21

S 2103

:2010

e) 

こんろで,なべなどを支える部分(以下,ごとくなどという。

)は,次による。

1)

こんろバーナのガス消費量が 2.9 kW 以下のものは,中央部に底の直径 120 mm 容器を置いたとき,

支えられなければならない。

2) 7.4.2 a) 2) 

に規定する方法で試験し,使用上支障がない強度をもたなければならない。

3)

通常の使用状態で安定していなければならない。

f) 

こんろは,7.4.3  b)  に規定する方法で試験し,煮こぼれがガス導管及び電装品の端子部など

1) 

にかか

ってはならない。ただし,耐食性のある材料を用いるなど,煮こぼれの付着に対して措置が施してあ

る部位は除く。

1)

  腐食した場合又は煮こぼれによって短絡した場合に,ガス漏れ又は機器の通常使用に影響を

及ぼす可能性のある部位をいう。

g)

煮こぼれを受ける部分は,次による。

1)

煮こぼれを受ける部分は,500  ℃で溶融しない金属材料であって,耐食性があるもの,若しくは表

面に耐食性がある表面処理を施したもの,

又はこれらの金属と同等以上の材料でなければならない。

2)

取扱説明書などに,掃除などのために取外しをする記載がある煮こぼれを受ける部分については,

工具を用いないで容易に取外し及び取付けができなければならない。ただし,煮こぼれを受ける部

分がトッププレートと一体になっているものについては,通常の工具を用いて取外し及び取付けが

できる構造でもよい。

h)

こんろバーナには,立消え安全装置を備えていなければならない。ただし,点火ヒータなどによって,

不点火及び立消えを防止する機能をもつものは,この限りではない。

i) 

こんろバーナには,調理油過熱防止装置を備えていなければならない。ただし,卓上形一口ガスこん

ろは,この限りではない。 

j)

調理油過熱防止装置は,次による。

1) 

調理油が 300  ℃以上に加熱されない構造でなければならない。ただし,高温モードをもつバーナで

は,高温モード設定時は,この限りではない。 

2)

感熱部が損傷した場合に調理油が 300  ℃以上に加熱されない構造でなければならない。

3) 7.4.2 a) 3) 

に規定する方法で試験し,感熱部に使用上支障がある変化を生じてはならない。

4)

通常の使用状態において,その取付位置が容易に変化してはならない。

5)

調理油過熱防止装置と制御基板との接続部にあっては,特殊工具,専用端子などを使用しないと接

続できない構造とする。ただし,接続部が特殊工具で固定するボックスなどで保護されている構造

でもよい。

6)

高温モードをもつバーナは,次の項目に適合しなければならない。

6.1)

点火時及び使用中に使用者の意識なしに,高温モードに設定できない。

6.2)

使用時は,高温モードであることが表示ランプなどによって明確に区分できなければならない。

6.3)

高温モードから消火への操作は,1 操作で実施可能とする。

6.4)

高温モードのための設定ボタン,つまみなどは,他の調理モード用のものと兼用してはならない。

ただし,モード設定を解除するためのボタン及びつまみとの兼用にあっては,この限りではな

い。

6.5)  1

回の高温モード使用後,解除しなければならない。

6.2.2 

グリル 

グリルは,次による。


22

S 2103

:2010

a)

グリルバーナは,焼き汁などによって火が消えないものでなければならない。また,焼き汁などによ

って詰まるおそれがある部分は,掃除できる構造でなければならない。

b)

グリル水入れ皿及びグリル焼き網は,次による。

1)

グリル水入れ皿は,焼き汁を受けるのに十分な広さがなければならない。

2)

グリル水入れ皿は,500  ℃で溶融しない金属材料であって,耐食性があるもの,若しくは表面に耐

食性がある表面処理を施したもの,又はこれらの金属と同等以上の材料でなければならない。

3)

グリル焼き網は,7.4.2  b)  に規定する方法で試験し,焼物の質量で曲がったり,焼物が網目から容

易に落ちたりしてはならない。

4)

グリル水入れ皿及びグリル焼き網は,円滑に出し入れでき,入れた状態で容易に落下してはならな

い。

c)

グリル扉を閉じた状態でも燃焼ガスが十分に排出できなければならない。ただし,使用時に閉じない

よう明示してあるものを除く。

d)

グリルにあっては,電気点火装置をもつグリルバーナには,立消え安全装置を備えていなければなら

ない。グリル付こんろ及びレンジにあっては,グリルバーナには,立消え安全装置を備えていなけれ

ばならない。ただし,点火ヒータなどによって,不点火及び立消えを防止する機能をもつものは,こ

の限りではない。

6.2.3 

オーブン 

オーブンは,次による。

a) 

オーブン庫内の温度を調節するサーモスタット又は温度指示器を備えていなければならない。

b)

サーモスタットは,次による。

1)

バイパスガス調節機能をもつものは,通常の使用操作で設定位置が変化してはならない。

2)

オーブン庫内の設定温度を示す表示は,150  ℃相当,200  ℃相当及び 250  ℃以上に設定できるもの

は,250  ℃相当のほか,製造業者が機器に応じて必要な表示をサーモスタットつまみ,器体などに

しなければならない。

c)

温度指示器は,次による。

1)

オーブン使用時のオーブン庫内の温度を示す表示があり,作動が円滑,かつ,確実でなければなら

ない。

2)

表示は,150  ℃相当の表示(150 又は低温)

,200  ℃相当の表示(200 又は中温)

,及び 250  ℃以上

になるものは 250  ℃相当の表示(250 又は高温)をするほか,製造業者が機器に応じて表示しなけ

ればならない。

d)

オーブン扉は,次による。

1)

閉じた状態で,機能上必要な気密がなければならない。

2)

下に開くオーブン扉で,開いた状態でその上にオーブン皿を載せることができる構造のものは,

7.4.2

c) 

に規定する方法で試験し,転倒してはならない。また,使用上支障がある変形,破損などがあっ

てはならない。

e)

マッチ又は点火棒で点火する構造のオーブン部は,オーブン扉を開かないと器具栓が開いてはならな

い。

f)

オーブンバーナには,立消え安全装置を備えていなければならない。ただし,点火ヒータなどによっ

て,不点火及び立消えを防止する機能をもつものは,この限りではない。

g) 

オーブン庫内にある熱風循環用のファンは,オーブン扉を全開にしたとき運転が停止する構造である


23

S 2103

:2010

か又は調理物の出し入れのときに障害などの危険が生じないよう,保護枠,保護網などを取り付ける

などその他の安全装置が講じられていなければならない。

h)

オーブン皿をオーブン扉の当たり面からオーブン皿の奥行きの 2/3 程度まで(ストッパがあるものは

その位置まで)引き出したとき,オーブン皿の後端がオーブン棚から脱落してはならない。

6.2.4 

炊飯器 

炊飯器は,次による。

a)

炊飯器は,立消え安全装置を備えていなければならない。

b)

自動消火装置は,煮こぼれなどが直接かからないように保護されており,過度の熱などによって容易

に故障してはならない。

c)

炊飯器のかまは,次による。

1)

かまは,最大炊飯量を炊いた場合,米飯がふたに接触しない容量でなければならない。

2)

かまには,炊飯に必要な水位を表示していなければならない。

3)

かまに使用する金属は,500  ℃で溶融してはならない。

6.2.5 

クッキングテーブル 

クッキングテーブルは,次による。

a)

こんろ部は,6.2.1 に,グリル部は,6.2.2 に適合しなければならない。

b)

グリル機能をもつものは,専用の調理用具を備えていなければならない。また,調理用具は,安定し

て取り付けられて燃焼ガスが十分排出できる構造でなければならない。

c)

甲板は,次による。

1)  7.4.2 d) 1) 

に規定する方法で試験し,使用上支障がない強度をもたなければならない。

2)

表面は,通常の使用状態で,きずがつきにくく,熱による変形変色がない材料でなければならない。

d)

燃焼部のケースは,耐食性金属材料又は表面に耐食性がある表面処理を施した金属材料でなければな

らない。

e)

甲板に対して平らになる構造のバーナふたは,7.4.2  d) 2)  に規定する方法で試験し,使用上支障がな

い強度をもたなければならない。

f)

脚は,7.4.2 d) 3)  に規定する方法で試験し,使用上支障がない強度をもたなければならない。

6.3 

設置形態別の構造及び材料 

6.3.1 

卓上形 

卓上形の機器に用いる足は,次による。

a)

台に接する部分は,機器が容易に滑るおそれがないものでなければならない。

b)

台に接する部分が金属以外のものは,7.4.3  a)  に規定する方法で試験し,使用上支障がある著しい変

形があってはならない。

c)

台に接する部分に用いるゴムは,JIS K 6253 の 6.(デュロメータ硬さ試験)に規定する方法で試験し,

硬さ(タイプ A デュロメータ)A50∼90 のものでなければならない。

6.3.2 

組込形 

こんろ部をもつ組込形の機器は,機器内部に,煮こぼれなどが入りにくい措置が施されており,次のい

ずれかに適合しなければならない。

a)  7.4.3 b) 

に規定する方法で試験し,煮こぼれが,底板に浸入してはならない。

b)

底板は,密閉空間をもつ二重構造でなければならない。

c)

底板は,次のいずれかに適合する金属材料でなければならない。


24

S 2103

:2010

1)  JIS S 2093

表 19 の 2 a)(金属材料の塩水噴霧試験)によって,192 時間試験を行ったとき,腐食

のないこと又はレイティングナンバ 9.8 から 6 までの腐食面積率でなければならない。

2)  JIS S 2093

表 19 の 2 b)(塗膜の塩水噴霧試験)によって,192 時間試験を行ったとき,さび,膨

れ及びはく(剥)離があってはならない。

6.4 

各部の構造 

6.4.1 

点火ヒータ 

点火ヒータは,次による。

a)

通常の操作によって,水入れ皿などの可動部に点火ヒータが接触してはならない。

b)

点火ヒータが損傷した場合に,自動的にバーナへのガス通路を閉ざさなければならない。

6.4.2 

立消え安全装置 

立消え安全装置と制御基板との接続部にあっては,特殊工具,専用端子などを使用しないと接続できな

い構造とする。ただし,接続部が特殊工具で固定するボックスなどで保護されている構造でもよい。

6.4.3 

過熱防止装置 

過熱防止装置は,次による。

a)

検知部が損傷した場合に,自動的にバーナへのガス通路を閉ざさなければならない。

b)

通常の使用状態において,その取付位置が容易に変化してはならない。

c)

過熱防止装置と制御基板との接続部にあっては,特殊工具,専用端子などを使用しないと接続できな

い構造とする。ただし,接続部が特殊工具で固定するボックスなどで保護されている構造でもよい。

試験方法 

7.1 

性能試験 

性能試験は,

表 の試験方法による。

7.2 

機器の設置状態 

機器の設置状態は,JIS S 2093 及びこの規格の各項の試験方法による。ただし,各項に特に規定がない

場合は,製造業者の指定する状態(取扱説明書などに示す状態)とする。

なお,試験の項目によって試験結果に影響を及ぼさない場合は,これによらなくてもよい。

7.3 

機器の使用状態 

機器の使用状態は,JIS S 2093 及びこの規格の各項の試験方法による。ただし,各項に特に規定がない

場合は,次による。次の状態にできないものにあっては,製造業者の指定する状態(取扱説明書などに示

す状態)とする。

なお,試験の項目によって試験結果に影響を及ぼさない場合は,これによらなくてもよい。

a)

空気量を調節して使用するバーナについては,良好な燃焼状態に調節して使用する。

b)

こんろは,

表 に示す大きさの試験用なべを用い,なべの深さ 1/2 以上の水を入れて,こんろの上に

載せた状態とし,試験中になべの水がなくならないように注水する。

なお,上載せ天火を載せて使用できる機器(製造業者が使用できる旨の表示をした機器に限る。

)の

使用状態は,製造業者が取扱説明書などで指定する形式の上載せ天火を用い,指定されている方法に

よる。

c)

グリルは,グリル水入れ皿に水を入れて,試験中に水入れ皿の水がなくならないように注水する。

d)

クッキングテーブルのこんろとしての使用状態は,b)  による。また,グリルとしての使用状態は,製

造業者が取扱説明書などで指示する状態で鉄板をこんろの上に載せ,c)  による。


25

S 2103

:2010

e)

オーブンは,オーブン庫内のほぼ中央の段にオーブン皿を 1 枚入れた状態とする。

f)

炊飯器は,最大炊飯量の水位付近まで水を入れた状態とし,試験中に水量が 1/2 以下にならないよう

に注水する。

g) 

グリル兼用こんろ又はこんろ兼用炊飯器のこんろとしての使用状態は,b)  による。この場合,グリル

としての使用状態は,c)  による。

なお,その他の兼用機能をもつ機器の各々の状態については,製造業者が指示する状態による。

h)

グリル排気口上に容器を載せて使用できる機器(製造業者が使用できる旨の表示をした機器に限る。

の使用状態は,グリルの使用状態とし,グリル排気口の上には,製造業者が取扱説明書などで指定す

る大きさのなべを載せ,グリル水入れ皿は,c)  による。

なべの大きさの指定がない場合は,

表 に示す試験用なべを載せる。ただし,載せられない場合に

は,載せられる最大のものを載せる。

7.4 

構造,材料及び寸法の試験 

7.4.1 

試験一般 

構造,材料及び寸法の試験は,JIS S 2093 によるほか,その内容に応じて,目視,操作,適切な試験用

計測器又は試験装置によって行う。また,複合形及び二つ以上の機能を兼用するものは,それぞれの機能

の項目を満足しなければならない。

7.4.2 

機種別試験 

機種別試験は,次による。

a) 

こんろ 

1) 

二口以上のこんろのトッププレートの強度  トッププレートは,それぞれのごとくなどの上に 50 N

の力を 5 分間加え,そのままの状態でトッププレート中央部のひずみ量を調べる。 

2) 

ごとくなどの強度  ごとくなどの中央部に 100 N の力を 5 分間加え,転倒の有無及び使用上の支障

がある変形,破損などがないかどうかを調べる。

3)

調理油過熱防止装置の強度  表 に示す試験用なべにおもりを入れて,50 N の力をこんろ上に 5 分

間以上加えた後,

目視などによって,

感熱部に使用上支障がある変化を生じないかどうかを調べる。

b) 

グリル 

グリル焼き網の強度  網の中心に直径 100 mm,質量 300 g のおもりを 5 分間加え,網に使用上支障

があるひずみが生じないこと,及び直径 30 mm の球形のものが網目から落ちないかどうかを調べる。

c) 

オーブン 

オーブン扉の強度  機器を堅固な台上に水平に置き,オーブン扉を全開にし,機器に附属するオー

ブン皿を載せ,その中央部に直径 260 mm の円形のおもりによって,卓上形の機器は 40 N,据置形又

は組込形の機器は 150 N の力を 5 分間加え扉の前縁の位置でのひずみ量(オーブン扉の全開時におけ

る位置及び力を加えたときの位置の差)が 15 mm 以下であり,かつ,扉の機能が損なわれないことを

調べる。また,卓上形及び据置形の機器は転倒しないことを調べる。

d) 

クッキングテーブル 

1) 

甲板の強度  甲板の中央に 600 mm×600 mm の当て板を載せ,その中央に板も含めて 1.2 kN の力を

1 分間加え,破損及び通常の使用に支障がある変形が生じないかどうかを調べる。

2) 

バーナふたの強度  底板の直径 100 mm,質量 30 kg のおもり 1 個を用いて,図 に示すそれぞれの

位置に 5 分間静置した状態で,甲板に対する変位量が 5 mm 以内かどうかを調べる。


26

S 2103

:2010

図 1−バーナふた及びおもりの位置

3) 

脚の強度  機器を水平な床上に置き,脚端を固定し,図 に示すように甲板の奥行き方向の側面中

央部を水平方向に,200 N の力を 5 秒間加える操作を左右方向交互に 10 回繰り返し,10 回目の力を

加えたときの甲板端部の変位量が 20 mm 以内かどうかを調べる。また,試験後,各部の状態を調べ

る。

図 2−脚のひずみ

7.4.3 

設置形態別試験 

設置形態別試験は,次による。

a) 

卓上形 

足の耐油性  試料を温度 20±15  ℃の食用油(大豆油など)に 24 時間浸せきし,使用上支障がある

著しい変形がないことを調べる。

b) 

組込形 

煮こぼれの浸入  試験ガスの条件を S-2 としてこんろバーナに点火し,15 分後に表 に示す 14 cm

の試験用なべに,なべの縁の下 10 mm まで牛乳を入れて,こんろに水平に載せ,ふたをしないで沸騰

させ,煮こぼれが始まって 15 秒後に消火し,各バーナについて煮こぼれの浸入がないかどうかを調べ

る。

検査 

8.1 

形式検査 

形式検査は,箇条 5,箇条 6,箇条 及び箇条 10 の各項について,箇条 7,目視などによって行い,箇

条 5,箇条 6,箇条 及び箇条 10 の規定に適合しなければならない。


27

S 2103

:2010

8.2 

製品検査 

製品検査は,各機器ごとに次の各項について,箇条 7,目視などによって行い,箇条 及び箇条 の規

定に適合しなければならない。

なお,検査は,合理的な抜取方式によってもよい。

a)

ガス通路の気密

b)

ガス消費量

c)

燃焼状態の無風状態。ただし,連続騒音は省略してもよい。

d)

電気点火

e)

絶縁性能。ただし,平常時温度上昇試験前とする。

f)

製品表示

表示 

機器には,JIS S 2092 の箇条 8(表示)によるほか,取扱注意表示(JIS S 2092 の 8.2.2 参照)に次の事

項を表示しなければならない。

a)

調理油過熱防止装置をもっていない卓上形一口ガスこんろにあっては,揚げ物調理に使用してはなら

ない旨

b)

調理油過熱防止装置に高温モードをもつものにあっては,高温モード使用時に揚げ物調理をしてはな

らない旨

c)

立消え安全装置をもっていないグリルにあっては,使用時に点火,使用中に燃焼,及び使用後に器具

栓を閉止させ消火していることを確認する旨

10 

取扱説明書 

機器には,JIS S 2092 の箇条 9(取扱説明書)によるほか,次の事項を記載した取扱説明書を添付しなけ

ればならない。

a)

二口以上のこんろ,グリル付こんろ,レンジ及びその他の複合形機器にあっては,個々のバーナのガ

ス消費量

b)

オーブン及びレンジにあっては,予熱時間

c)

調理油過熱防止装置をもっていない卓上形一口ガスこんろにあっては,揚げ物調理に使用してはなら

ない旨

d)

調理油過熱防止装置に高温モードをもつものにあっては,高温モード使用時に揚げ物調理をしてはな

らない旨

e)

立消え安全装置をもっていないグリルにあっては,使用時に点火,使用中に燃焼,及び使用後に器具

栓を閉止させ消火していることを確認する旨


28

S 2103

:2010

単位  mm

測定点の拡大図(例)

木台及び木壁の材料は,十分に乾燥した合板を圧着させて厚さ約 20 mm にし,木台の表面はワニス仕上げ,木壁の

表面は,つやがない黒ペイント仕上げとする。

木壁及び木台の大きさは,温度を測定する機器に対して十分な大きさとする。

熱電対の数は,できるだけ多く,碁盤目状に等間隔に埋め込み,任意の箇所の温度を測定できるようにする。 
銅円板と熱電対とをはんだ又は接着剤付けし,木台及び木壁の表面から約 1 mm の深さに埋め込むものとする。

図 3−卓上形(一口こんろ,グリル,オーブン,炊飯器など)の木壁及び木台表面温度測温板の形状

 
 


29

S 2103

:2010

単位  mm

単位  mm

単位  mm

  図 4−加熱部が開放されている

もの(こんろの例)

  図 5−加熱部が隠閉されている

もの(オーブンの例)

図 6−炊飯器

単位  mm

図 7−卓上形及び据置形(二口以上のこんろ,グリル付こんろ,レンジなど)の木壁及び 

木台表面温度測温板の形状

 
 


30

S 2103

:2010

単位  mm

a)

  機器後面の離隔距離を 150 mm にしたとき,機器前面から後壁までの距離が 550 mm を超えるものは

その距離を 550 mm とし,後面の距離を 150 mm 以下とする。

図 8−卓上形(グリル付二口こんろの例)

単位  mm

図 9−据置形及びキャビネット形(グリル付二口レンジの例)


31

S 2103

:2010

単位  mm

図 10−組込形(こんろなどの機器をカウンタ上部から落とし込んで設置するもの)の木壁及び 

木台表面温度測温板の形状


32

S 2103

:2010

単位  mm

図 11−組込形(こんろなどの機器をカウンタ上部から落とし込んでオーブンと 

組み合わせて設置するもの)の木壁及び木台表面温度測温板の形状 

 


33

S 2103

:2010

単位  mm

図 12−組込形(オーブン)の木壁及び木台表面温度測温板の形状 


34

S 2103

:2010

単位  mm

図 13−クッキングテーブル

図 14−こたつ板兼用クッキングテーブル


35

S 2103

:2010

図 15−卓上形一口こんろ

図 16−卓上形二口こんろ

図 17−組込形一口こんろ


36

S 2103

:2010

図 18−組込形二口こんろ

図 19−組込形三口こんろ

図 20−二口こんろの各部の名称 


37

S 2103

:2010

a)

  下火グリル b)  上火グリル 

図 21−卓上形グリル 

図 22−グリル(下火式)の各部の名称 


38

S 2103

:2010

図 23−グリル(上火式)の各部の名称 

 
 

a)

  オーブン b)  電子レンジ兼用オーブン 

図 24−卓上形オーブン 


39

S 2103

:2010

図 25−据置形オーブン


40

S 2103

:2010

図 26−オーブンの各部の名称 


41

S 2103

:2010

図 27−専用形,保温バーナなし炊飯器 

図 28−専用形,保温バーナ付炊飯器 


42

S 2103

:2010

図 29−保温バーナ付こんろ兼用炊飯器

図 30−電気保温付炊飯器 


43

S 2103

:2010

図 31−卓上形グリル付こんろ 

図 32−キャビネット形グリル付こんろ 


44

S 2103

:2010

図 33−組込形グリル付二口こんろ

図 34−組込形グリル付三口こんろ

図 35−グリル付二口こんろの各部の名称 


45

S 2103

:2010

図 36−据置形レンジ

図 37−据置形レンジの各部の名称 


46

S 2103

:2010

図 38−クッキングテーブル