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S 2006

:2016

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類

3

4.1

  ガラス製まほうびんの種類

3

4.2

  ステンレス鋼製まほうびんの種類

3

5

  主要部の名称

3

5.1

  ガラス製まほうびんの主要部の名称

3

5.2

  ステンレス鋼製まほうびんの主要部の名称

5

6

  性能

8

6.1

  使用性能

8

6.2

  品質性能

8

7

  構造

11

7.1

  構造一般

11

7.2

  種類別構造

11

8

  外観

11

9

  材料

12

10

  試験方法

13

10.1

  試験の一般条件

13

10.2

  数値の丸め方

13

10.3

  栓の臭気及び内容湯の味

13

10.4

  保温・保冷効力

13

10.5

  耐衝撃性

13

10.6

  印刷塗装の密着性

15

10.7

  鉄鋼素地上のめっき

15

10.8

  プラスチック上のめっき

15

10.9

  パッキン及びその他のゴム製品の耐熱水性

15

10.10

  容量

16

10.11

  転倒角度

16

10.12

  ハンドル(取っ手)及びつり手の取付け強度

16

10.13

  転倒流水

16

10.14

  自然吐出

16

10.15

  注水機構の耐久性

16

10.16

  湯漏れ及び水漏れ

17

10.17

  中栓の取付けはめ合い

17


S 2006

:2016  目次

(2)

ページ

10.18

  下げひもの強度

18

10.19

  袋(ポーチなど)及び下げひもの染色堅ろう度

18

10.20

  アルカリ溶出試験

18

11

  検査方法

18

11.1

  型式検査

18

11.2

  製品検査

18

11.3

  記録

19

12

  表示

19

13

  取扱い上の注意事項

19


S 2006

:2016

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国魔法瓶工業組

合(JVBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。こ

れによって,JIS S 2006:2009 は改正され,この規格に置き換えられ,また,JIS S 2053:2009 は廃止され,

この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 S

2006

:2016

まほうびん

Vacuum bottles

1

適用範囲

この規格は,主として飲料物の保温及び保冷を目的としてガラス製真空二重容器(以下,中瓶という。

を用いたまほうびん(以下,ガラス製まほうびんという。

)及びステンレス鋼製真空二重容器(以下,容器

という。

)を用いたまほうびん(以下,ステンレス鋼製まほうびんという。

)について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3303

  ぶりき及びぶりき原板

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS H 3100

  銅及び銅合金の板並びに条

JIS H 4000

  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

JIS H 8617

  ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき

JIS K 6718-1

  プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第 1 部:キャスト板

JIS K 6718-2

  プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第 2 部:押出板

JIS K 6744

  ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯

JIS L 0803

  染色堅ろう度試験用添付白布

JIS L 0848

  汗に対する染色堅ろう度試験方法

JIS R 3502

  化学分析用ガラス器具の試験方法

JIS S 2010

  アルミニウム製加熱調理器具

JIS S 2029

  プラスチック製食器類

JIS Z 1522

  セロハン粘着テープ

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

外装

本体並びにコップ,栓蓋,蓋(上蓋)及び底を含む器具全体の外郭。ステンレス鋼製まほうびんにおい


2

S 2006

:2016

ては,主に容器の外筒が外装を兼ねる。

3.2

本体

中瓶又は容器が装置された部分。

3.3

中瓶

ガラス製で真空二重構造の器。

3.4

容器

ステンレス鋼製で外筒と内筒とからなる真空二重構造の器。

3.5

蓋(上蓋)

卓上用まほうびんの本体に附属し,外装の一部を開閉する機能をもつ部分。

3.6

コップ

携帯用まほうびん一般式の本体に附属し,飲料物を入れる器。

3.7

中栓,栓蓋,飲み口などの総称。

3.8

中栓

中瓶又は容器の開口部を閉止する機能をもつ部分。卓上用まほうびん一般式においては,傾けることに

よってそのまま注水できる自動栓式を含む。

3.9

栓蓋

携帯用まほうびん直飲式の本体に附属し,外装の一部を開閉する機能をもつ部分。容器の開口部を閉止

する機能を兼ねる。直飲式とは,開栓して飲み口から飲料物を直接飲むもの。

3.10

飲み口

携帯用まほうびん直飲式の本体に附属し,飲料物を直接飲む目的で口を付ける部分。筒形状,ストロー

式などがある。

3.11

パッキン

口ゴム,中栓パッキン,栓パッキンなどの総称。

3.12

注水機構

卓上用まほうびん空気圧利用式に属し,本体を持ち上げずに中瓶又は容器の中の飲料物を注ぐことがで

きる機能をもつ部分。

3.13

ベローズ


3

S 2006

:2016

注水機構に属し,ベローズポンプ機能(蛇腹構造)をもち,伸縮管継手として圧縮することによって気

体を送り出す部分。

3.14

保冷専用

熱い飲料物の保温用途を禁止し,

専ら保冷用途として使用するもの。

携帯用まほうびん直飲式に属する。

3.15

通常使用する状態

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんに,コップ,飲み口,栓蓋,中栓,蓋(上蓋)などを取り付け,

鉛直に置いた状態。

4

種類

4.1

ガラス製まほうびんの種類

ガラス製まほうびんの種類は,

表 のとおりとする。

表 1−種類

ガラス製まほうびんの種類

主な用途・構造

卓上用 
まほうびん

一般式

主として屋内で使用されるもので,通常外装に中栓及びハンドル(取っ手)
を付け,本体を傾けて注水するもの。

空気圧利用式

主として屋内で使用されるもので,通常外装に蓋(上蓋)及びつり手を付け,

空気圧を利用した注水機構をもつもので,プッシュ又はレバー操作によって

ベローズ内の圧縮空気が水面を押して注水するもの。

4.2

ステンレス鋼製まほうびんの種類

ステンレス鋼製まほうびんの種類は,

表 のとおりとする。

表 2−種類

ステンレス鋼製まほうびんの種類

主な用途・構造

携帯用

まほうびん

一般式

屋外・屋内で使用されるもので,通常,外装にコップをもつもの。

携帯用の下げひもなどを付けたものもある。

直飲式

(保冷専用を含む。

屋外・屋内で使用されるもので,コップをもたないもの。

開栓して主に飲み口から直接飲むもの。

卓上用

まほうびん

一般式

主として屋内で使用されるもので,通常,外装に中栓,及びハンドル(取っ

手)又はつり手を付けたもの。 
開栓して本体を傾けて注水するもの(自動栓式のものを含む。

空気圧利用式

主として屋内で使用されるもので,通常,外装に蓋(上蓋)及びつり手を付

け,空気圧を利用した注水機構をもつもので,プッシュ又はレバー操作によ

って,ベローズ内の圧縮空気が水面を押して注水するもの。

5

主要部の名称

5.1

ガラス製まほうびんの主要部の名称

ガラス製まほうびんの主要部の名称は,

図 1,図 及び表 のとおりとする。


4

S 2006

:2016

表 3−主要部の名称

番号

名称

蓋(上蓋)

上蓋ロック

ヒンジ(丁番)

プッシュ又はレバー

ベローズ(蛇腹)

吸気口

排気口

中栓

中栓パッキン

揚水パイプ

揚水パイプ保護具(保護カバー)

給水パイプ

ハンドル(取っ手)

つり手

口金(プラスチック製の場合がある。

口ゴム

中瓶

中瓶カバー

21

締上げねじ

図 1−卓上用まほうびん一般式の例


5

S 2006

:2016

図 2−卓上用まほうびん空気圧利用式の例

5.2

ステンレス鋼製まほうびんの主要部の名称

ステンレス鋼製まほうびんの主要部の名称は,

図 3∼図 及び表 のとおりとする。


6

S 2006

:2016

表 4−主要部の名称

番号

名称

コップ(外コップ)

コップ(内コップ)

中栓

栓パッキン

栓蓋

飲み口

肩部

口ゴム

外筒(外装を兼ねる場合がある。

内筒

ハンドル(取っ手)

下げひも

つり手

内筒の内口径

内筒の胴内径

蓋(上蓋)

上蓋ロック

ヒンジ(丁番)

21

プッシュ又はレバー

22

ベローズ(蛇腹)

23

吸気口

24

排気口

25

揚水パイプ

26

給水パイプ

図 3−携帯用まほうびん一般式の例


7

S 2006

:2016

図 4−携帯用まほうびん直飲式の例

図 5−卓上用まほうびん一般式の例

図 6−卓上用まほうびん空気圧利用式の例


8

S 2006

:2016

6

性能

6.1

使用性能

ガラス製及びステンレス鋼製のまほうびんは,次の項目に適合しなければならない。

a)

中栓及び開閉機構をもつ蓋は,その機能が確実に保持され,かつ,作動が円滑である。

b)

ねじ部のあるコップ,栓及び開閉機構をもつ蓋(上蓋)は,その機能が確実に保持され,かつ,作動

が円滑である。

c)

注水時に,飲料物が外装の内部に入ったり,口ゴムはめ合い部から外側に漏れ出たりすることなく,

かつ,水切りが良好である。

d)

卓上用まほうびんで回転式の底は,その作動が円滑である。

e)

卓上用まほうびん空気圧利用式の注水機構は,その機能が確実に保持され,かつ,作動が円滑である。

f)

下げひもをもつものは,下げひも及びその附属品は堅ろうで,使用中に容易に外れない。

6.2

品質性能

6.2.1

ガラス製まほうびん

ガラス製まほうびんは,箇条 10 によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。

表 5−品質性能

項目

性能

試験方法

栓の臭気及び内容湯の味

栓に臭気がなく,かつ,内容湯に味がない。ただし,臭気は,

僅かに感知できるものは差し支えない。

10.3 

保温効力

表 に適合しなければならない。

10.4.1 

耐衝撃性(落下衝撃)

中瓶に異常があってはならない。

10.5.1 

印刷塗装の密着性

碁盤目が 100 個のうち 90 個以上残留しなければならない。

10.6 

鉄鋼素地上のめっき

ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好

で,斑点数は 5 点/cm

2

未満

a)

でなければならない。

10.7 

プラスチック上のめっき

ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好

で,碁盤目が 100 個のうち 97 個以上が残留しなければならな
い。また,ヒートサイクル試験後には,めっき面に膨れを生

じてはならない。

10.8.1

及び

10.8.2 

パッキン及びその他のゴム製品

の耐熱水性

b)

粘り付き及び外観上の著しい変化があってはならない。

10.9 

容量

表示容量に対して±5 %でなければならない。

10.10 

転倒角度

満量時,15°の傾きで転倒してはならない。

10.11 

ハンドル(取っ手)及びつり手

の取付け強度

異常があってはならない。

10.12 

転倒流水

c)

上蓋ロックが外れず,かつ,流水量が 40 mL 以下でなければ

ならない。

10.13 

自然吐出

d)

吐出してはならない。

10.14 

注水機構の耐久性

d)

注水機構の作動に著しい異常がなく,かつ,自然吐出があっ

てはならない。

10.15 

湯漏れ

胴内部への湯漏れがあってはならない。

10.16.1 

中栓の取付けはめ合い

e)

注水時に中栓が外れて落ちてはならない。

10.17 

a)

  JIS H 8617

附属書 3(フェロキシル試験方法)の 6.(計算)によって算出する。

b)

飲料物に触れる部分のゴム製品に適用する。

c)

自動栓式を除く。

d)

卓上用まほうびん空気圧利用式に適用する。

e)

卓上用まほうびん一般式に適用する。


9

S 2006

:2016

表 6−保温効力

容量

L

保温効力  ℃

10

時間

内口径 40 mm

内口径 45 mm

0.75 64

以上

1.0 66

以上 65 以上

1.3 70

以上 69 以上

1.6 72

以上 71 以上

1.9

− 73 以上

2.2 74

以上

2.5 75

以上

3.0

6.2.2

ステンレス鋼製まほうびん

ステンレス鋼製まほうびんは,その種類・構造に応じた該当する性能項目について,箇条 10 によって試

験したとき,

表 に適合しなければならない。

表 7−品質性能

項目

性能

試験方法

栓の臭気及び内容湯の味

栓に臭気がなく,かつ,内容湯に味がない。ただし,臭気は,

僅かに感知できるものは差し支えない。

10.3 

保温効力

a)

表 に適合しなければならない。

10.4.1 

保冷効力

b)

表 に適合しなければならない。

10.4.2 

耐衝撃性

落下衝撃

漏れ,亀裂,破損などの使用上有害な欠点がなく,保温効力が
表 に適合しなければならない。

10.5.1

又は

10.5.2.1 

振子衝撃

(下げひも付き)

10.5.2.2 

印刷塗装の密着性

碁盤目が 100 個のうち 90 個以上残留しなければならない。

10.6 

鉄鋼素地上のめっき

ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好

で,斑点数は 5 点/cm

2

未満

c)

でなければならない。

10.7 

プラスチック上のめっき

ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好

で,碁盤目が 100 個のうち 97 個以上が残留しなければならな

い。また,ヒートサイクル試験後には,めっき面に膨れを生じ
てはならない。

10.8.1

及び

10.8.2 

パッキン及びその他のゴム製品の

耐熱水性

d)

粘り付き及び外観上の著しい変化があってはならない。

10.9 

容量

表示容量に対して±5 %でなければならない。

10.10 

転倒角度

e)

満量時,15°の傾きで転倒してはならない。

10.11 

ハンドル(取っ手)及びつり手の取
付け強度

異常があってはならない。

10.12 

転倒流水

f)

上蓋ロックが外れず,かつ,流水量が 40 mL 以下でなければな

らない。

10.13 

自然吐出

g)

吐出してはならない。

10.14 

注水機構の耐久性

g)

注水機構の作動に著しい異常がなく,かつ,自然吐出があって

はならない。

10.15 

湯漏れ及び

水漏れ

携帯用まほうびん

湯漏れがあってはならない。ただし,保冷専用は除く。

10.16.2.1 

水漏れがあってはならない。

10.16.2.2 

卓上用まほうびん

湯漏れがあってはならない。

10.16.2.3 


10

S 2006

:2016

表 7−品質性能(続き)

項目

性能

試験方法

中栓の取付けはめ合い

h)

注水時に中栓が外れて落ちてはならない。

10.17 

下げひもの強度

異常があってはならない。

10.18 

袋(ポーチなど)及び下げひもの染

色堅ろう度

添付白布の汚染が 3 級以上でなければならない。

10.19 

a)

保冷専用は除く。

b)

保冷専用のものに適用する。

c)

  JIS H 8617

附属書 3(フェロキシル試験方法)の 6.(計算)によって算出する。

d)

飲料物に触れる部分のゴム製品に適用する。

e)

卓上用まほうびんに適用する。

f)

卓上用まほうびん(自動栓式は除く。

)に適用する。

g)

卓上用まほうびん空気圧利用式に適用する。

h)

携帯用まほうびん一般式及び卓上用まほうびん一般式に適用する。

表 8−保温効力(直飲式の保冷専用を除く。)

容量

L

保温効力  ℃

携帯用まほうびん

卓上用まほうびん

6

時間 10 時間

一般式

直飲式

一般式

空気圧利用式

内筒の内口径

φ39 mm 未満  φ39 mm 以上

φ54 mm 未満

φ54 mm 以上

 0.3

未満 62 以上

− 47 以上

0.3

以上 0.4 未満 66 以上 64 以上

− 53 以上

0.4

以上 0.6 未満 70 以上 68 以上 66 以上 58 以上

0.6

以上 0.9 未満 74 以上 72 以上 70 以上 62 以上 57 以上

0.9

以上 1.2 未満 77 以上 75 以上 73 以上 66 以上 61 以上

1.2

以上 1.5 未満 80 以上 78 以上 76 以上

− 65 以上 61 以上

1.5

以上 1.8 未満 82 以上 80 以上 78 以上

− 68 以上 64 以上

1.8

以上 2.3 未満

− 81 以上 79 以上

− 70 以上 66 以上

2.3

以上

− 80 以上

− 71 以上 67 以上

表 9−携帯用まほうびん直飲式(保冷専用に限る。)の保冷効力

容量

L

保冷効力  ℃

6

時間

 0.3

未満

13

以下

0.3

以上 0.4 未満

0.4

以上 0.6 未満

11

以下

0.6

以上 0.9 未満

10

以下

0.9

以上 1.2 未満

  9

以下

1.2

以上 1.5 未満

1.5

以上 1.8 未満

1.8

以上 2.3 未満

2.3

以上


11

S 2006

:2016

7

構造

7.1

構造一般

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんの一般構造は,次の項目に適合しなければならない。

a)

構造は,安全上問題がないものとする。

b)

外装の形状は,均整で,接合,組合せ及びはめ合い状態が良好でなければならない。

c)

外装に使用するハンドル(取っ手)

,つり手などは堅ろうで,容易に外れてはならない。

d)

外装に耐食処理を必要とする材料を用いた場合は,表面に樹脂加工,印刷塗装,めっきなどの耐食処

理を施し,また,ガラス製まほうびんで鉄鋼素地のものは,内面にさび止めを施してなければならな

い。

e)

作動部は,円滑でなければならない。

f)

中瓶及び容器は,正常に固定され,安定していなければならない。

g)

底の取付けは,堅ろうで,製品のすわりは,良好でなければならない。

7.2

種類別構造

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんの種類別構造は,次の項目に適合しなければならない。

a)

卓上用まほうびんの一般式

1)

ねじ締めによって固定する中栓の注ぎ口表示は見やすく,容易に消えてはならない。

2)

ガラス製まほうびんは,底の緩みを防止する緩み止めねじが付いていなければならない。

b)

卓上用まほうびんの空気圧利用式

1)

プッシュ又はレバー操作の誤使用を防止するロック装置が付いていなければならない。

2)

ガラス製まほうびんは,底の緩みを防止する緩み止めねじが付いていなければならない。

c)

携帯用まほうびん  携帯用まほうびんの下げひものあるものは,図 のように下げひもの長さを測定

したとき,40 cm 以上で,かつ,長短を調節できる構造のものとする。ただし,手下げ用のものは除

く。

図 7−下げひもの長さの測定方法

8

外観

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんの外観は,次の項目に適合しなければならない。


12

S 2006

:2016

a)

各部の仕上げは良好で,変形及びきずが目立たない。

b)

外装金属の耐食処理は良好で,ばり,まくれ及びさびがない。

c)

プラスチック部品の仕上げは良好で,亀裂,欠け,ひび及び不足成形がない。

d)

袋(ポーチなど)

,装飾カバー,下げひも及びその他の附属品は,本体とのはめ合い及び取付けが良好

である。

e)

下げひもは,切れ,変色などの欠点がない。

f)

本体と附属品とのはめ合い及び取付けが良好である。

g)

栓の開閉などの表示,文字及び装飾を目的とした部分は,見やすく,容易に消えない。

9

材料

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんに使用する材料は,次の項目に適合しなければならない。

なお,通常使用する状態において,飲食物に接する部分に用いる材料は,食品衛生法(昭和 22 年法律第

233

号)に基づく食品,添加物等の規格基準の規定に適合するものでなければならない。

a)

胴,外筒,底,蓋(上蓋)及び口金  胴,外筒,底,蓋(上蓋)及び口金に使用する材料及びこれら

の厚さは,

表 10 による。ただし,これ以外の材料を使用する場合は,表 10 に規定する材料と同等以

上の機械的性質をもつものを使用しなければならない。

表 10−使用材料及びその厚さ

単位  mm

使用材料 1.31

L

未満

のもの

1.31 L

以上

のもの

JIS G 3303

に規定する電気めっき 2.8/2.8 以上のぶりき又はぶりき原板 0.25 以上 0.3 以上

JIS G 3141

に規定する鋼板又は鋼帯 0.25 以上 0.3 以上

JIS G 4305

に規定する鋼板又は鋼帯 0.25 以上 0.3 以上

JIS K 6744

に規定するポリ塩化ビニル被覆金属板又は金属帯

a)

 0.25

以上 0.28 以上

JIS H 3100

に規定する板又は条 0.3 以上 0.3 以上

JIS H 4000

に規定する板又は条 0.3 以上 0.3 以上

JIS K 6718-1

又は JIS K 6718-2 に規定する材料を使用した成形品 0.5 以上 1.0 以上

a)

ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯は,下地金属の厚さをいう。

b)

中栓,口金,コップ,肩部及び蓋(上蓋)  中栓,口金,コップ,肩部及び蓋(上蓋)に使用する材

料は,次の項目に適合するもの又はこれらと同等以上の品質をもつものとする。

1)

プラスチック製のもの  JIS S 2029 に規定するもの。

2)

アルミニウム製のもの  JIS S 2010 に規定するもの。

3)

ステンレス鋼製のもの  JIS G 4305 に規定するもの。

c)

パッキン  パッキンに使用する材料は,耐熱水性をもつ合成ゴムとする。

d)

中瓶  中瓶に使用する材料は,次の項目に適合しなければならない。

1)  10.20

のアルカリ溶出試験をしたとき,アルカリ溶出量が一酸化ナトリウム (Na

2

O)

として 0.1 mg

以下でなければならない。

2)

平均熱膨張係数は,60×10

7

/K

以下のものでなければならない。

3)

原料として,ほうけい酸ガラスを用いている。

e)

内筒  内筒に使用する材料は,JIS G 4305 に規定する SUS 304 に適合するもの,又はこれと同等以上


13

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の機械的性質及び耐食性をもつものとする。

10

試験方法

10.1

試験の一般条件

試験の一般条件は,特に規定しない限り,JIS Z 8703 に規定する常温(温度 20±15  ℃)

,常湿[相対湿

度(65±20)%]で行う。

10.2

数値の丸め方

試験結果の数値の丸め方は,規定の数値より 1 桁下の位まで求めて,JIS Z 8401 の規則 B(四捨五入)

によって丸める。

10.3

栓の臭気及び内容湯の味

栓の臭気及び内容湯の味の試験は,ガラス製又はステンレス鋼製まほうびんに 95±1  ℃の熱湯を満量入

れ,十分に洗浄した栓を取り付け,通常使用する状態とし,約 30 分間放置する。その後開栓して,栓の臭

気の程度及び内容湯の味の有無を調べる。ただし,臭気は,僅かに感知できるものは“臭気がない”とす

る。

なお,判定は,5 名中 3 名以上が臭気及び味を感じない場合,

“栓に臭気がなく,かつ,内容湯に味がな

い”とする。

10.4

保温・保冷効力

10.4.1

保温効力

保温効力の試験は,次のとおり行う。

a)

室温が 20±2  ℃で無風に近い状態の部屋に 2 時間以上開栓をして放置したガラス製又はステンレス鋼

製まほうびんの中瓶又は容器に,栓を取り付けたときの栓の最下端部まで沸騰水を入れ,湯の温度が

95

±1  ℃になったときに栓又は蓋(上蓋)をする。ねじ締めによって固定する栓又は蓋(上蓋)は,

100 N

・cm で締め付ける。

b)

通常使用する状態で,携帯用まほうびんは 6 時間,卓上用まほうびんは 10 時間放置した後,中瓶内又

は内筒内の中央付近の内容湯の温度を測定する。

10.4.2

保冷効力

保冷効力の試験は,次のとおり行う。

a)

室温が 20±2  ℃で無風に近い状態の部屋に 2 時間以上開栓をして放置した携帯用まほうびんに,栓を

取り付けたときの栓の最下端部まで 4  ℃以下の冷水

(氷は含めないこと。

を入れ,

水の温度が 4±1  ℃

になったときに栓をする。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。

b)

通常使用する状態で 6 時間放置した後,内筒内の中央付近の内容水の温度を測定する。

10.5

耐衝撃性

10.5.1

卓上用まほうびんの耐衝撃性

耐衝撃性試験は,常温において卓上用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を満量入れ,通常使用する状態

とする。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。試験品を

図 のように,10 cm の高さ

から垂直状態で水平に固定した厚さ 3 cm 以上の硬質の木板上に落下させ,中瓶又は容器の異常の有無を調

べる。


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単位  cm

図 8−耐衝撃性試験

10.5.2

携帯用まほうびんの耐衝撃性

10.5.2.1

落下衝撃

落下衝撃の試験は,常温において携帯用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を満量入れ,通常使用する状

態とする。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。試験品を

図 9 a)のように,40 cm の

高さから垂直状態で,水平に固定した厚さ 3 cm 以上の硬質の木板上に落下させて水の漏れ及び外観上の変

化を調べ,さらに,10.4.1 の試験によって保温効力に異常がないかを調べる。ただし,横づり及び横置き

できるものについては,別の試験品を用いて

図 9 b)のように水平状態で同様の試験を行う。

単位  cm

a)

  縦づりの場合

b)

  横づりの場合 

図 9−落下衝撃試験方法

10.5.2.2

振子衝撃

振子衝撃の試験は,常温において携帯用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を満量入れ,通常使用する状

態とする。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。試験品を

図 10 のように,下げひも


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の長さを 40 cm にして 45°の位置に持ち上げ,鉛直に固定した厚さ 3 cm 以上の硬質の木板に衝突させて

水の漏れ及び外観上の変化を調べ,さらに,10.4.1 の試験によって保温効力に異常がないかを調べる。

単位  cm

図 10−振子衝撃試験方法

10.6

印刷塗装の密着性

印刷塗装の密着性の試験は,印刷塗装面に,鋭利な刃物で角度約 30°で,素地に達する 1 mm

2

の碁盤目

100

個(10×10)を作り,その上に JIS Z 1522 に規定するセロハン粘着テープを貼り付け,表面に直角に

一気に引き離して,剝離しないで残留する碁盤目の個数を求める。ただし,文字及び装飾を目的とした部

分は除く。

10.7

鉄鋼素地上のめっき

鉄鋼素地上のめっきの試験は,JIS H 8617 の 9.6 c)(フェロキシル試験方法)によって行う。

10.8

プラスチック上のめっき

10.8.1

密着性

密着性の試験は,めっき面に,鋭利な刃物で角度約 30°で,素地に達する 1 mm

2

の碁盤目 100 個(10

×10)を作り,その上に JIS Z 1522 に規定するセロハン粘着テープを貼り付け,表面に直角に一気に引き

離して,剝離しないで残留する碁盤目の個数を求める。

10.8.2

ヒートサイクル

ヒートサイクルの試験は,試験品を約 70  ℃で 1 時間放置し,その後,常温で 30 分間放置する。次に,

0

℃で 1 時間放置し,再び常温で 30 分間放置する。以上の操作を 1 サイクルとして 3 サイクル行った後,

めっき面の状態を目視によって調べる。

10.9

パッキン及びその他のゴム製品の耐熱水性

パッキン及びその他のゴム製品の耐熱水性の試験は,パッキン,ゴム製品などの試験品を

図 11 に示すよ

うな,還流冷却器を取り付けた容器に入れ,4 時間煮沸した後取り出し,粘り付きの有無を調べる。さら

に,常温で 2 時間放置した後,外観上の変化を目視で調べる。


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図 11−パッキン及びその他のゴム製品の耐熱水性試験方法

10.10

容量

容量の試験は,ガラス製又はステンレス鋼製まほうびんの中瓶又は容器に常温水(20±15  ℃)を満たし

て,栓を施したときの製品の質量から,水を入れない製品の質量を差し引いた値を容量換算(1 g を 1 mL

とみなす。

)して,その製品の容量を求め,表示された容量との差の百分率を求める。

10.11

転倒角度

転倒角度の試験は,卓上用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を満量入れ,通常使用する状態とする。滑

り止めを施した平らな木板を水平から 15°に傾け,その木板上に試験品を静かに置き,転倒の有無を調べ

る。

10.12

ハンドル(取っ手)及びつり手の取付け強度

ハンドル(取っ手)及びつり手の取付け強度の試験は,ガラス製又はステンレス鋼製まほうびんの中瓶

又は容器に常温水(20±15  ℃)を満量入れ,栓及び蓋(上蓋)を取り付けたときの質量をはかり,おもり

をかけるときは,その質量の約 6 倍のおもりを,また,引張試験機を用いるときは,その質量の約 6 倍に

相当する荷重を本体に 5 分間,静かにかけ,異常の有無を調べる。

10.13

転倒流水

転倒流水の試験は,卓上用まほうびん(自動栓式は除く。

)に 90  ℃以上の湯を満量入れ,栓又は蓋(上

蓋)をする。ねじ締めによって固定する栓又は蓋(上蓋)は,100 N・cm で締め付ける。試験品を水平な木

板上に置き,注ぎ口を斜め下に向け,注ぎ口が板上から約 10 cm の高さになるまで傾け,手を放して倒し

た後 10 秒間に流出した湯の量を測定する。

10.14

自然吐出

自然吐出の試験は,卓上用まほうびん空気圧利用式に 90  ℃以上の湯を容量の半量入れ,通常使用する

状態とする。試験品の底を支点として,左右方向に全振幅 10 cm,毎分 100 回の速度で 10 秒間円弧動に揺

すり,給水パイプから湯の吐出の有無を調べる。

10.15

注水機構の耐久性

注水機構の耐久性の試験は,揚水パイプを取り除いた卓上用まほうびん空気圧利用式に常温水(20±

15

℃)を満量入れ,通常使用する状態とする。

図 12 に示すように試験品及び水槽,メスシリンダなどを

置く。


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次に,毎分 6 回の速度で押す操作(レバー式のものはレバー操作)ができる試験機を用いて,10 000 回

押す操作(又はレバー操作)を繰り返した後,注水機構の異常の有無,及び 10.14 によって自然吐出の有

無を調べる。

単位  cm

図 12−注水機構の耐久性試験方法

10.16

湯漏れ及び水漏れ

10.16.1

ガラス製まほうびんの湯漏れ

ガラス製まほうびんの湯漏れ試験は,口ゴム上部まで 90  ℃以上の湯を満たし,約 30 分間放置した後,

湯を捨て,底及び中瓶を取り外して胴内部への湯漏れの有無を調べる。

10.16.2

ステンレス鋼製まほうびんの湯漏れ及び水漏れ

10.16.2.1

携帯用まほうびん(保冷専用は除く。)の湯漏れ

携帯用まほうびん(保冷専用は除く。

)の湯漏れ試験は,携帯用まほうびんに 90  ℃以上の湯を容量の半

量入れ,栓を取り付ける。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。試験品は通常使用す

る状態とし,栓を上にして上下に大きく 10 回振った後,横置きの状態で 10 分間放置した後の湯漏れの有

無を調べる。また,コップのあるものについてはコップを取り去り,湯漏れの有無を調べる。

10.16.2.2

携帯用まほうびんの水漏れ

携帯用まほうびんの水漏れ試験は,携帯用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を,栓を取り付けたときの

栓の最下端部まで入れ,栓をする。ねじ締めによって固定する栓は,100 N・cm で締め付ける。試験品は通

常使用する状態とし,栓を上にして上下に大きく 10 回振った後,横置きの状態で 10 分間放置した後の水

漏れの有無を調べる。また,コップのあるものについてはコップを取り去り,水漏れの有無を調べる。

10.16.2.3

卓上用まほうびんの湯漏れ

卓上用まほうびんの湯漏れ試験は,卓上用まほうびんの口ゴム上部まで 90  ℃以上の湯を満たし,約 30

分間放置した後,湯を捨て,外側への湯漏れの有無を調べる。

10.17

中栓の取付けはめ合い

中栓の取付けはめ合いの試験は,ねじ締めによって固定する中栓で,そのねじを回すことによって,取

り外さずに内容物を注ぎ出すことができる中栓を使用する携帯用まほうびん一般式又は卓上用まほうびん

一般式について試験する。これらに常温水(20±15  ℃)を容量の半量入れ,中栓を 100 N・cm で締め付け

た状態から中栓のねじを 270°開いた状態にして,試験品を正立状態から中栓の注ぎ口を約 135°傾け,水


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を注ぎ出したときの中栓の外れの有無を調べる。

10.18

下げひもの強度

下げひもの強度の試験は,携帯用まほうびんに常温水(20±15  ℃)を満量入れ,通常使用する状態にし

たときの質量をはかり,おもりをかけるときはその質量の約 10 倍のおもりを,引張試験機を用いるときは

その質量の約 10 倍に相当する荷重を,本体に 5 分間,

図 13 のように静かにかけ,異常の有無を調べる。

ただし,下げひもの長さを調節できるものは,その長さを最大にして試験するものとし,縦づり横づり兼

用のものは,別々の試験品を用いて,

図 13 の a)及び b)によって試験を行うものとする。

単位  cm

a)

  縦づりの場合

b)

  横づりの場合 

図 13−下げひもの強度試験方法

10.19

袋(ポーチなど)及び下げひもの染色堅ろう度

袋(ポーチなど)及び下げひもの染色堅ろう度の試験は,JIS L 0848 によって行う。ただし,この試験

は,JIS L 0803 に規定するナイロンを第 1 添付白布とし,綿を第 2 添付白布として行うものとする。

10.20

アルカリ溶出試験

アルカリ溶出試験は,ガラス生地を JIS R 3502 の 3.1(アルカリ溶出試験)に規定する方法によって行

う。

11

検査方法

11.1

型式検査

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんは,新しく設計,改造又は生産技術条件が変更されたときに,

次の検査を行わなければならない。

a)

検査品の採り方及び検査数は,最初の製造ロットからランダムに 2 個以上の検査品をとる。

b)

検査項目は,箇条 及び箇条 とする。

c)

試験方法は,箇条 10 による。

d)

合否の判定基準は,検査品の全てが箇条 及び箇条 に適合したとき合格とする。

11.2

製品検査

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんは,次の項目について検査を行う。この場合,検査は,全数検


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査又は合理的な抜取検査方式によって行う。

a)

外観(箇条 による。

b)

材料(箇条 による。

c)

保温効力(保冷専用は,保冷効力)

d)

湯漏れ及び水漏れ

e)

使用性能

11.3

記録

検査を行ったときには,次の記録を保管しなければならない。

a)

型式検査の場合

1)

検査機関名

2)

検査担当者名

3)

検査年月日

4)

検査条件

5)

検査結果

6)

表示事項及び取扱説明書の確認結果

b)

製品検査の場合

1)

検査年月日

2)

検査担当者名

3)

検査方式(ロットの大きさ,検査数及び合否の判定基準)

4)

検査条件

5)

検査結果

12

表示

この規格の全ての要求事項に適合したガラス製及びステンレス鋼製まほうびんには,次の事項を表示し

なければならない。

なお,a)は,h)によって表示される場合に限り,省略してもよい。

a)

製造業者名又はその略号

b)

製造年月又はその略号

c)

品名

d)

容量

e)

保温効力(保冷専用は,保冷効力)

f)

材料の種類

g)

使用上の注意

h)

表示した者の氏名又は名称

注記  c)∼h)の項目は,家庭用品品質表示法による表示項目である。

13

取扱い上の注意事項

ガラス製及びステンレス鋼製まほうびんには,取扱説明書などに次の事項を記載しなければならない。

ただし,該当しない事項は,これを省略してもよい。

なお,記載事項の主旨を変えない範囲であれば,その表現は自由とする。


20

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a)

火のそばに置くと軟化又は変化することがあること。

b)

中の内容物が漏れ出ないように,栓を確実に締めること。

c)

卓上用まほうびんに熱湯を注入した場合,特に転倒させないこと。

d)

飲料物を栓の下端以下に入れること。

e)

子どものいたずらに注意する旨の注意事項。

f)

使用後は丸洗いをしないで,容器の内側(内筒)をよく洗うこと。

(ただし,丸洗いできるものについては洗い方に係る注意事項を記載すること。

g)

ドライアイス又は炭酸飲料を入れないこと。

h)

洗浄に際しての注意事項(磨き粉などきずの付きやすいもので洗わないなどの洗浄上の注意及びその

要領)

i)

強い衝撃を与えると性能が劣化することがある旨の注意事項。

j)

フレークス

1)

が発生した場合の注意事項(ガラス製まほうびんの場合)

1)

フレークスとは,お湯の中に溶け込んでいるミネラル成分が化合して,ガラスびんの内壁に

薄い膜を作り,その膜が剝がれてお湯の中に光って見える浮遊物。フレークス自体はミネラ

ル分からできたもので人体に害はない。

k)

栓の取換えについての注意事項。

l)

保冷専用は,熱い飲料物の保温用途を禁止する旨の注意事項。

m)

製造業者名,及びその所在地又は連絡先。

n)

その他,必要とする事項。