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日本工業規格

JIS

 S

1011

-1994

事務用いすの寸法

Standard size of chairs for office

1.

適用範囲  この規格は,事務用いす(以下,いすという。)の寸法及び各部の寸法について規定する。

備考1.  事務用いすとは,一般事務に使用される執務用のいすをいう。

2.

この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考値である。

2.

いすの基準面  いすには,次のように基準面を設ける。

(1)

間口方向及び奥行方向  間口方向及び奥行方向は,脚部を除いた最大外形の面に接して,それぞれ垂

直に基準面を設ける。

(2)

高さ方向  高さ方向は,床に接する面及び脚部を含む最大高さの床面に,それぞれ基準面を設ける。

3.

いすの基準点  いすの基準点は,次による。

(1)

座位基準点及び背もたれ点  いすには,座位基準点及び背もたれ点を設ける。

(2) 

座位基準点及び背もたれ点の求め方  座位基準点及び背もたれ点は,表 による。

表 1

基準点

区分

求め方

座位基準点

回転いす

座の回転軸の中心を通る鉛直線上に,

図 に示す座位

模形測定器の X 点を合わせて載せ,静止した位置。

非回転いす

背もたれ点から前方 150mm の鉛直線上に,

図 に示す

座位模形測定器の X 点を合わせて載せ,

静止した位置。

背もたれ点

背あて可動

背あての可動軸の中心から 20mm 下を通る水平面と背
あての中央垂直断面の内側表面との交わる点。

背あて固定

背あての中央垂直断面の内側表面上で,回転軸又は座
の中心を通る鉛直線に最も近い点。ただし,背もたれ
点が複数となる場合は,その中の最も高い点。


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図 1  座位模形測定器

備考1.  荷重は,でん部372.7N {38kgf},だいたい(大腿)部34.4N {3.5kgf},計441.3N

{45kgf}

とする。

2.

連結部分の荷重は,だいたい部に含むものとする。

3.

寸法の許容差は±2mm,重さの許容差は全質量に対して±0.5kg とする。

4.

いすの寸法  いすの間口方向  (W),奥行方向  (D)  及び高さ方向  (H)  の寸法は,基準面間の距離で測

る。

5.

各部の寸法

5.1

寸法条件  いすの各部は,図 及び表 に示す寸法条件を満たしていなければならない。


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図 2

表 2

単位 mm

方向

記号

寸法

備考(

1

)

間口方向

W

1

 420

以上

座位基準点を含む垂直面上にお

けるひじ掛間の有効幅

W

2

 330

以上

座位基準点を含む垂直面上にお

ける座面の幅

W

3

 300

以上

背もたれ点を通る水平面上にお
ける背もたれ幅

奥行方向

d

1

回転いすの場合  130∼180 
非回転いすの場合     150

座位基準点から背もたれ点まで
の水平距離

d

2

 480

以下

背もたれ点から座の前縁までの
水平距離

d

3

 80

以上

座位基準点から座の後縁までの
水平距離


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単位 mm

方向

記号

寸法

備考(

1

)

高さ方向

h

1

 380

以上 410 以下。ただし,上

下調節のものは,この範囲を含

んで調整できなければならな
い。

座位基準点の高さ

h

2

 200

以上 250 以下(

2

)

座位基準点から背もたれ点まで
の垂直距離

h

3

 210

以上 250 以下

座位基準点を通る横断面上にお

ける座位基準点からひじ掛上面
までの距離

h

4

2

°以上 9°以下

座位基準点を通る水平面と

図 1

に示す測定器で測った座位基準
点と座の前縁とのなす角度

(

1

)

備考欄に記載されている面とは、

2に示す方向のものをいう。

(

2

)  5.2(2)

に規定する厚張りの場合は,この限りでない。

5.2

背あての形状  背あての形状は,次による。

(1)

背もたれ点を通る水平面における背あての内側の表面は,

図 に示す斜線の範囲内になければならな

い。

図 3

(2)

背もたれは,次の方法によって薄張りと厚張りとに区分する。薄張りについては,垂直断面の形状を

(3)

のように規定し,厚張りについては規定しない。

いすは背もたれ面を水平にし,

図 の球面の加圧板を載せ,これに 78.5N {8kgf}  の荷重をかける。

測定位置は,背もたれ点を通る水平線上及び鉛直線上の abcdの 5 点とする(

図 5)。

(2.1)

薄張り  点の沈みが 25mm 未満のもの,及び 点とその他の点との沈みの差が 10mm 以下のもの。

(2.2) 

厚張り  点の沈みが 25mm 以上のもの。ただし,点とその他の点との沈みの差が 10mm 以下の

ものは,薄張りとして取り扱うものとする。


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図 4

備考1.  加圧部分は球形とし,その直径は76mm とする。

2.

荷重は,加圧板の重さを含めて 78.5N {8kgf}  とする。

図 5

備考  は背もたれ点。

(3)

背あての中央垂直断面の表面形状は,背もたれ点を含み

図 に示す斜線の範囲内になければならない。

図 6

6.

背もたれの動く範囲  背もたれが前後方向に動くいすは,背あてに 176.6N {18kgf}  の水平荷重を後方

にかけたとき,その倒れる範囲は 20mm 以下でなければならない。測定点は,背もたれ点とする。


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7.

寸法の表示  いすの寸法の表示をする場合は,次の順序で記載する。

(1)

いすの寸法  [間口  (W)  ×奥行  (D)  ×高さ  (H)]又はいずれの外形寸法(投影最大寸法)

(2) 

各部の寸法

(a)

座位基準点の高さ  h

1

(b)

上下調節のものは,調節できる範囲  S

(c)

座位基準点から背もたれ点までの垂直距離  h

2

(d)

背もたれ点から座の前縁までの水平距離  d

2

例  h

1

400, 380

∼430, h

2

 230, d

2

 450

建築部会  鋼製事務用家具専門委員会  構成表(昭和 53 年 2 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員長)

笠  石      正

笠石建築事務所

小  原  二  郎

千葉大学工学部

池  辺      陽

東京大学生産技術研究所

脇  山      俊

通商産業省生活産業局

帆  足  万  里

工業技術院標準部

吉  永      淳

工業技術院製品科学研究所

小  川  一  哉

会計検査院事務総長官房

中  村  卓  雄

郵政省大臣官房

田  中  敏  男

日本国有鉄道

大  橋  眞  一

東京都出納長室

岡  本      巌

社団法人用度需要者協会

山  口  秀  郎

株式会社岡村製作所

梶  原  健  志

株式会社伊藤喜工作所

鈴  木  文  彦

株式会社コトブキ

新  倉  正  二

ネコス工業株式会社

田  崎  道  明

共栄工業株式会社

酒  巻  高  一

日本金属家具工業組合

(事務局)

田  村  尹  行

工業技術院標準部材料規格課

大久保  和  夫

工業技術院標準部材料規格課

大  磯  義  和

工業技術院標準部材料規格課