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R 8101 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS R 8101 : 1959 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

R 8101 :

1999

耐火度試験用標準コーン

Pyrometric reference cones

序文  この規格は,1988 年に第 1 版として発行された ISO 1146, Pyrometric reference cone for laboratory use

− Specification が規定している標準コーンを変更することなく採用し,従来から使用されてきたゼーゲル

コーンを追加して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で,側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,窯業原料及び窯業製品の耐火度試験に用いられる標準コーンについて規定す

る。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 1146 : 1988

  Pyrometric reference cones for laboratory use−Specification

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 7507

  ノギス

3.

定義  この規格で用いる用語の定義は,次のとおりとする。

a)

溶倒温度  所定の条件下で規定の加熱速度で昇温されたとき,標準コーンが曲がり,その先端が据え

付けられている受台に接触したときの温度。

4.

種類  標準コーンの種類は,ゼーゲルコーン及び ISO コーンとする。

5.

溶倒温度及び形状・寸法

5.1

ゼーゲルコーン

a)

ゼーゲルコーンの溶倒温度は,

付表 による。

なお,溶倒温度の許容差は,±5  ℃とする。

b)

ゼーゲルコーンの形状は,

図 による。


2

R 8101 : 1999

図 1  ゼーゲルコーンの形状

c)

ゼーゲルコーンの種類は,次の 2 種類とし,その詳細及び寸法許容差は,

表 による。

1)

1

種  付表 に示す SK 番号 022∼20 までのものに適用し,主として焼度測定に用いる。

2)

2

種  付表 に示す SK 番号 26∼42 までのものに適用し,主として耐火度試験に用いる。

表 1  ゼーゲルコーンの寸法

単位 mm

種類

A

B

C

a

b

1

種 18.5±2.0 17.0±2.0 62.5±3.0 5.0±1.0 4.5±1.0

2

種 7.0±2.0 6.5±2.0 27.0±3.0 3.0±1.0 2.5±1.0

5.2

ISO

コーン

a)

ISO

コーンの溶倒温度は,

付表 による。

b)  ISO

コーンの形状は,

図 又は図 による。

図 2  ISO コーンの形状

図 3  ISO コーンの形状

c)

ISO

コーンの寸法は,

図 による。


3

R 8101 : 1999

図 4  ISO コーンの寸法

6.

外観  標準コーンは,形状が正しく,有害なきず又はひび割れがあってはならない。

7.

試験方法

7.1

寸法

a)

測定器  標準コーンの寸法の測定器は,JIS B 7507 に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をも

つものを用いなければならない。

b)

測定方法  寸法は,標準コーンのそれぞれ該当箇所の端部を,ノギスによって軽く押さえて測定する。

7.2

溶倒温度の確認  標準コーンの溶倒温度は,製造ロットからランダムに 2 個以上採取したサンプル

について,次の加熱速度で溶倒温度を測定し,許容差の範囲であるかどうかを確認する。

なお,炉内の加熱雰囲気は,はなはだしい還元性とならないよう注意する。

a)

ゼーゲルコーンの場合 1 000℃以上では毎分約 10℃とし,標準コーンが曲がり始めてからは毎分平均

4

℃とする。

参考  溶倒温度の測定方法については,“SiO

2

−Al

2

O

3

系小型コーンの溶倒温度”

[窯業協会誌 89 [5]

270-751 (1980)

]などに記載されている。

b)  ISO

コーンの場合推定溶倒温度より 20℃までは 90∼120 分間をかけて温度を上げ,それ以降は毎分

2.5

℃の一定速度で昇温する。

8.

表示  標準コーンは,1 個ごとに次の事項を表示する。

a)

ゼーゲルコーンでは SK 番号,ISO コーンでは ISO 番号

b)

製造業者名又はその略号


4

R 8101 : 1999

付表 1  SK 番号と溶倒温度との関係

SK

番号

溶倒温度

SK

番号

溶倒温度

SK

番号

溶倒温度

022

600

02a

1 060

19

1 520

021

650

01a

1 080

20

1 530

020

670

1a

1 100

26

1 580

019

690

2a

1 120

27

1 610

018

710

3a

1 140

28

1 630

017

730

4a

1 160

29

1 650

016

750

5a

1 180

30

1 670

015a

790

6a

1 200

31

1 690

014a

815

7

1 230

32

1 710

013a

835

8

1 250

33

1 730

012a

855

9

1 280

34

1 750

011 a

880

10

1 300

35

1 770

010a

900

11

1 320

36

1 790

09  a

920

12

1 350

37

1 825

08 a

940

13

1 380

38

1850

07  a

960

14

1 410

39

1 880

06  a

980

15

1 435

40

1 920

05  a

1 000

16

1 460

41

1 960

04  a

1 020

17

1 480

42

2 000

03  a

1 040

18

1 500

付表 2  ISO 番号と溶倒温度との関係

ISO

番号

溶倒温度℃

ISO

番号

溶倒温度℃

ISO 150

1 500

ISO 166

1 660

ISO 152

1 520

ISO 168

1 680

ISO 154

1 540

ISO 170

1 700

ISO 156

1 560

ISO 172

1 720

ISO 158

1 580

ISO 174

1 740

ISO 160

1 600

ISO 176

1 760

ISO 162

1 620

ISO 178

1 780

ISO 164

1 640

ISO 180

1 800


5

R 8101 : 1999

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

山  口  明  良

名古屋工業大学材料工学科

(委員)

八  田      勲

工業技術院標準部

伊  熊  康  郎

神奈川工科大学

村  田      守

鳴門教育大学

三  橋      久

岡山セラミックス技術振興財団

荒  木  慎  介

耐火物協会

早  川  良  光

イソライト工業株式会社豊川工場

宮  川  三  郎

川崎炉材株式会社管理部

内  宮  房  雄

九州耐火煉瓦株式会社研究部

久保田      裕

黒崎窯業株式会社技術研究所

鹿  野      弘

黒崎窯業株式会社東京支社

朝  倉  秀  夫

品川白煉瓦株式会社技術研究所

畠  田  文比古

品川白煉瓦株式会社技術部

田  中  国  夫

大光炉材株式会社

江  頭  弘  晃

株式会社 TYK

河  合  和  秀

東芝セラミックス株式会社開発研究所

宮  脇  正  夫

日本特殊炉材株式会社

下  司      誠

ハリマセラミック株式会社赤穂工場

吉  澤  紀  男

株式会社ヨータイ技術研究所

行  縄  次  夫

旭硝子株式会社高砂工場

磯  村  敬一郎

川崎製鉄株式会社技術研究所

平      初  雄

新日本製鐵株式会社技術開発本部プロセス技術研究所

(事務局)

高  宮  陽  一

耐火物技術協会