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R 7201

:2010

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  電極

2

4.1

  電極の構成

2

4.2

  ポールの直径

3

4.3

  ポールの長さ

4

4.4

  ソケット及びニップルの形状及び寸法

4

4.5

  製品の呼び方

8

5

  ソケット及びニップルの寸法許容差

8

6

  測定方法

8

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表

9


R 7201

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,炭素協会(JCA)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 7201:2002 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 R

7201

:2010

人造黒鉛丸形電極の寸法

Dimensions of cylindrical machined graphite electrodes

序文

この規格は,2005 年に第 4 版として発行された IEC 60239 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,主として電気製鋼炉に使用される人造黒鉛丸形電極(以下,電極という。

)の寸法について

規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60239:2005

,Graphite electrodes for electric arc furnaces−Dimensions and designation(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS R 7202

  人造黒鉛丸形電極のテーパねじの角度及び有効径測定方法

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

人造黒鉛丸形電極

電気製鋼用アーク炉の導電体として使用する円柱形の人造黒鉛電極。

3.2

ポール

黒鉛製で円柱形の両端に接続のための加工を施した電極本体。

3.3

ニップル

ポール両端ねじソケットにかん合し,ポール同士の接続を行うための双円すい台形(そろばん玉状)黒

鉛製継ぎ手。


2

R 7201

:2010

3.4

ソケット

ポール両端にあり,ニップルによる接続のためのテーパ状ねじ孔部。

3.5

電極カラム

ニップルを用いて数本のポールを接続したもの。

3.6

テーパ

ねじ山のピッチ線で表される円すいの全角度。

3.7

こう(勾)配

ねじ山ピッチ線とねじの中心軸線との間の角度。

こう配角はテーパ角の半分である

図 及び図 参照)。

3.8

ニップルの有効径

ニップルの中央の位置でニップル軸に直交する平面と,ニップルねじ山のピッチ線を構成する円すいと

の交差部にある円の直径(

図 及び図 の d

2

を参照)

3.9

ニップルの最大径

ニップル中央のねじ山外径。ニップルのねじ山の頂部を連ねた円すい面が,互いに交わってできた円の

最大直径(

図 及び図 の d

1

を参照)

3.10

ソケットの有効径

ソケット軸に直交する平面,すなわち,ポールの末端部に一致する平面と,ソケットねじ山のピッチ線

を構成する円すいとの交差部にある円の直径(

図 及び図 の d

4

を参照)

3.11

ソケットの内径

ポールの末端部に一致する平面と,ソケットねじ山の頂を連結する線を構成する円すいとの交差部にあ

る円の直径(

図 及び図 の d

3

を参照)

4

電極

4.1

電極の構成

電極は,通常,ポールにニップルを装着した状態で構成する。

図 に示す。また,電極カラムは,通常,

ニップルを用いてポールを 3∼4 本接続した状態で構成する。

図 に示す。


3

R 7201

:2010

d

:ポールの直径

:ポールの長さ

図 1−ニップルを取り付けた状態の電極

図 2−電極カラム

4.2

ポールの直径

呼び径に対するポールの直径の許容範囲及び呼び長さを,

表 に示す。ポールはその全体が所定の直径

になるように加工する。

表 1−呼び径に対するポールの直径の許容範囲及び呼び長さ

単位  mm

直径(d)の許容範囲

呼び径

最大

最小

呼び長さ

 75

 78

 73

  1 000,1 200,1 500

100 103  98

  1 000,1 200,1 500

130 132 127

  1 000,1 200,1 500

150 154 149

  1 200,1 500,1 800

175 179 174

  1 200,1 500,1 800

200 205 200

  1 500,1 800

225 230 225

  1 500,1 800

250 256 251

  1 500,1 800,2 100

300 307 302

  1 500,1 800,2 100

350 358 352

  1 500,1 800,2 100,2 400

400 409 403

  1 500,1 800,2 100,2 400

450 460 454

  1 500,1 800,2 100,2 400,2 700

500 511 505

  1 800,2 100,2 400,2 700


4

R 7201

:2010

表 1−呼び径に対するポールの直径の許容範囲及び呼び長さ(続き)

単位  mm

直径(d)の許容範囲

呼び径

最大

最小

呼び長さ

550 562 556

  1 800,2 100,2 400,2 700

600 613 607

  2 100,2 400,2 700

650 663 659

  2 100,2 400,2 700

700 714 710

  2 100,2 400,2 700

750 765 761

  2 400,2 700

4.3

ポールの長さ

呼び長さに対するポールの長さの許容範囲を,

表 に示す。

表 2−呼び長さに対するポールの長さの許容範囲

単位  mm

長さ(l)の許容範囲(標準)

長さ(l)の許容範囲(短尺)

呼び長さ

最大

最小

最大

最小

1 000

1 050

925

925

未満 800

1 200

1 250

1 100

1 100

未満 975

1 500

1 600

1 400

1 400

未満 1

225

1 800

1 900

1 700

1 700

未満 1

525

2 100

2 225

1 975

1 975

未満 1

825

2 400

2 525

2 275

2 275

未満 2

125

2 700

2 900

2 550

2 550

未満 2

400

4.4

ソケット及びニップルの形状及び寸法

4.4.1

ソケット及びニップルのテーパ並びにねじ山の形状

テーパ正接は 1/3 でなければならない(こう配の正接は 1/6 でなければならない。

。ねじ山には 25.4 mm

当たり,4 ねじ山の T4 及び 3 ねじ山の T3 の 2 種類がある。タイプ T4 については

図 3,タイプ T3 につい

ては

図 に示す。


5

R 7201

:2010

単位  mm

d

1

:ニップルの最大径

l

1

:ニップルの長さ

d

2

:ニップルの有効径

l

2

:ソケットの深さ

d

3

:ソケットの内径

l

3

:ねじ部の有効長さ(ソケット)

d

4

:ソケットの有効径

l

4

:ニップルの逃げ

l

5

:ソケットの逃げ

図 3−ソケット及びニップル(タイプ T4


6

R 7201

:2010

単位  mm

d

1

:ニップルの最大径

l

1

:ニップルの長さ

d

2

:ニップルの有効径

l

2

:ソケットの深さ

d

3

:ソケットの内径

l

3

:ねじ部の有効長さ(ソケット)

d

4

:ソケットの有効径

l

4

:ニップルの逃げ

l

5

:ソケットの逃げ

図 4−ソケット及びニップル(タイプ T3


7

R 7201

:2010

4.4.2

ソケット及びニップルの寸法

ソケット及びニップルの寸法を,

表 及び表 に示す。

表 3−電極のソケット及びニップルの寸法(タイプ T4

単位  mm

ポールの

呼び径

接続部の

呼び名

a)

ソケットの

有効径

d

4

ニップルの

最大径

c)

d

1

ニップルの

長さ

l

1

ソケットの

深さ

l

2

ねじ部の 
有効長さ

(ソケット)

l

3

ニップル及
びソケット

の逃げ

d)

l

4

l

5

 75

  45T4N

b)

42.88 46.04 76.20 44.10 40.10

6

100

69T4N 66.69 69.85

101.60 56.80 52.80

6

130

79T4N 76.22 79.38

127.00 69.50 65.50

6

150

92T4N 88.92 92.08

139.70 75.90 71.90

6

175 107T4N

104.79 107.95 165.10  88.60  84.60

6

200  122T4N 119.08 122.24 177.80  94.90  90.90

6

225 139T4N

136.54 139.70 177.80  94.90  90.90

6

250  152T4N 149.24 152.40 190.50 101.30  97.30

10

300 177T4N

174.64 177.80 215.90 114.00 110.00  10

350  203T4N 200.04 203.20 254.00 133.00 129.00

10

350  203T4L 200.04 203.20 304.80 158.40 154.40

10

400  222T4N 219.09 222.25 304.80 158.40 154.40

10

400  222T4L 219.09 222.25 355.60 183.80 179.80

10

450  241T4N 238.14 241.30 304.80 158.40 154.40

10

450  241T4L 238.14 241.30 355.60 183.80 179.80

10

500  269T4N 266.72 269.88 355.60 183.80 179.80

10

500  269T4L 266.72 269.88 457.20 234.60 230.60

10

550  298T4N 295.29 298.45 355.60 183.80 179.80

10

550  298T4L 295.29 298.45 457.20 234.60 230.60

10

600  317T4N 314.34 317.50 355.60 183.80 179.80

10

600  317T4L 314.34 317.50 457.20 234.60 230.60

10

650  355T4N 352.44 355.60 457.20 234.60 230.60

10

650  355T4L 352.44 355.60 558.80 285.40 281.40

10

700  374T4N 371.49 374.65 457.20 234.60 230.60

10

700  374T4L 371.49 374.65 558.80 285.40 281.40

10

750  406T4N 403.24 406.40 609.60 310.80 306.80

10

ニップルの有効径 d

2

は,ソケットの有効径 d

4

に等しい。ソケットの内径 d

3

は,ソケットの有効径 d

4

から 3.16 mm

を減じた値に等しい。 

a)

接続部の呼び名は該当するニップルの最大径の整数,テーパねじの文字“T”

,25.4 mm 当たりのニップルの

ねじ山数及び長さを組み合わせて示す。

なお,ニップル長さは普通の場合は“N”

,長い場合は“L”で表示する。

b)

接続部の呼び名 45T4N はニップルの最大径の整数 46 と異なるが,IEC 規格の規定を採用した。

c)

ニップルの最大径は計算で求めた値である。

d)

ニップルの逃げ l

4

は最大寸法を表し,ニップルの逃げ部分の直径は,ねじ山の谷を連ねた線より 4∼10 mm

小さくしなければならない。また,ソケットの逃げ l

5

は最大寸法を示すが,取らなくてもよい。


8

R 7201

:2010

表 4−電極のソケット及びニップルの寸法(タイプ T3

単位  mm

ポールの

呼び径

接続部の

呼び名

a)

ソケットの

有効径

d

4

ニップルの

最大径

b)

d

1

ニップルの

長さ

l

1

ソケットの

深さ

l

2

ねじ部の 
有効長さ

(ソケット)

l

3

ニップル及
びソケット

の逃げ

c)

l

4

l

5

225  139T3N 135.49 139.70 203.20 107.60 103.60  10

250 155T3N

151.36 155.57 220.00 116.00 112.00  10

300  177T3N 172.95 177.16 270.90 141.50 137.50  10

350

,400 215T3N  211.69  215.90  304.80  158.40  154.40

10

350

,400 215T3L  211.69  215.90  355.60  183.80  179.80

10

400

,450

241T3N 237.09 241.30 338.70 175.30 171.30  10

400

,450

241T3L 237.09 241.30 355.60 183.80 179.80  10

500

,550

273T3N 268.84 273.05 355.60 183.80 179.80  10

500  273T3L 268.84 273.05 457.20 234.60 230.60  10

550 298T3N 294.24 298.45 372.60 192.20 188.20 10

550  298T3L 294.24 298.45 457.20 234.60 230.60  10

ニップルの有効径 d

2

は,ソケットの有効径 d

4

に等しい。ソケットの内径 d

3

は,ソケットの有効径 d

4

から 4.22 mm

を減じた値に等しい。 

a)

接続部の呼び名は該当するニップルの最大径の整数,テーパねじの文字“T”

,25.4 mm 当たりのねじ山数及

び長さを組み合わせて示す。

b)

ニップルの最大径は計算で求めた値である。

c)

ニップルの逃げ l

4

は最大寸法を表し,ニップルの逃げ部分の直径は,ねじ山の谷を連ねた線より 4∼10 mm

小さくしなければならない。また,ソケットの逃げ l

5

は最大寸法を示すが,取らなくてもよい。

4.5

製品の呼び方

製品はポールの呼び径,呼び長さ及び接続部の呼び名をこの順序に組み合わせて呼ぶ(

例 及び例 

照)

例 1  普通ソケットの電極の呼び名  600×2100×317T4N

例 2  長いソケットの電極の呼び名  600×2100×317T4L

5

ソケット及びニップルの寸法許容差

ソケット及びニップルの寸法許容差を,

表 に示す。

表 5−ソケット及びニップルの寸法許容差(タイプ T3 及び T4

ソケット及びニップルの寸法許容差(括弧内は参考)

寸法

最小

最大

ソケットの深さ  l

2

(mm)

−3

(+10)

ねじ部の有効長さ(ソケット)  l

3

(mm)

−2

(+8)

ニップルの長さ  l

1

(mm)

(−4) 0

ニップルの有効径  d

2

(mm)

(−1) 0

ソケットの有効径  d

4

(mm) 0

(+0.5)

テーパ(分)

−7

+7

6

測定方法

電極の寸法の測定方法は,JIS R 7202 又はこれと同等以上の精度が得られる方法による。


附属書 JA

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS R 7201:2010

  人造黒鉛丸形電極の寸法

IEC 60239:2005

  Graphite electrodes for electric arc furnaces − Dimensions and

designation

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号及
び題名

内容

(II) 
国際規格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策

1

適用範囲

1

適用範

囲及び目

一致

2

引用規格

3

用語及び

定義

3

用語及

び定義

削除

はめ込み電極,ニップルの呼び
径,接合及びロースポットを削
除した。

技術的差異はない。

4.1

電極の

構成

4.1

製 品

の概要

一致

4.2

ポール

の直径

4.2

電 極

の直径

一致

4.3

ポール

の長さ

4.3

電 極

の長さ

一致

4.4

ソケッ

ト及びニッ
プルの形状
及び寸法

ソケット及びニッ

プルの形状及び寸
法を規定。

4.4

ソ ケ

ットの寸

5.1

ニ ッ

プルの寸

ソケット及びニップルの

形状及び寸法

追加

表 3 及び表 4 にニップル及びソ

ケットの逃げを追加した。

IEC

規格には,逃げの許容差しか記

載がないため,JIS では基準値を規定
した。

9

R

 720

1


20
1

0


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

4.5

製品の

呼び方

ポールの呼び径,呼
び 長 さ 及 び 接 続 部

の 呼 び 名 を こ の 順
序 に 組 み 合 わ せ て
呼ぶ。

4.5.2

極の呼び

一致

5

ソケット

及びニップ
ルの寸法許

容差

ソ ケ ッ ト 及 び ニ ッ
プ ル の 寸 法 許 容 差
を示す。

6.1

ソ ケ

ット及び
ニップル

の寸法許
容差

変更

表 5 にテーパを追加し,ニップ
ル及びソケットの逃げは基準
値がないため削除し,表 3 及び

表 4 に移動した。

テーパの精度は重要なので,テーパ
を追加した。

6

測定方法  電 極 の 寸 法 の 測 定

方法を規定。

追加

JIS R 7202

を規定。

接続部の精度は重要であり,測定方
法を IEC に提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60239:2005,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

10

R

 720

1


2

010