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R 6251

:2006

(1)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,

研磨布紙協会(ACPA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 6251:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3366:1999,Coated abrasives−

Abrasive rolls

及び ISO 21948:2001,Coated abrasives−Plain sheets を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS R 6251

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


R 6251

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類

1

4.

  品質

2

4.1

  外観

2

4.2

  特性

2

5.

  寸法及び寸法許容差

2

5.1

  寸法

2

5.2

  寸法許容差 

2

6.

  材料

2

6.1

  基材

2

6.2

  研磨材

3

6.3

  接着剤

3

7.

  試験方法

3

7.1

  引張強さ 

3

7.2

  柔軟性

4

8.

  検査

4

9.

  表示

4

9.1

  製品

4

9.2

  包装

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

5

 


日本工業規格

JIS

 R

6251

:2006

研磨布

Abrasive cloths

序文  この規格は,1999 年に第 2 版として発行された ISO 3366,Coated abrasives−Abrasive rolls 及び 2001

年に初版として発行された ISO 21948,Coated abrasives−Plain sheets を翻訳し,原国際規格の適用範囲で

ある研磨布紙のうち研磨布だけを対象とし,かつ,対応する部分(種類,寸法及び許容差,並びに表示)

については技術的内容を変更して作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規

定項目(品質,材料,試験方法及び検査)を日本工業規格として追加している。

なお,項目 2.3.5.及び 9.で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項

である。変更の一覧表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,金属,木材などの研削・研磨加工に使用する研磨布について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 3366:1999

,Coated abrasives−Abrasive rolls (MOD)

ISO 21948:2001

,Coated abrasives−Plain sheets (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 1096

  一般織物試験方法

JIS R 6010

  研磨布紙用研磨材の粒度

JIS R 6111

  人造研削材

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3. 

種類  研磨布の種類は,形状,研磨材の材質及び研磨材の粒度によって,表 のとおりとする。

  1  研磨布の種類

形状による種類

研磨材の材質による種類(記号)

研磨材の粒度による種類

シート

ロール

アルミナ質研削材(A,WA,PA,HA,AZ)

炭化けい素質研削材(C,GC) 
ガーネット(G)

P24

,P30,P36,P40,P50,P60,

P80

,P100,P120,P150,P180,

P220

,P240,P280,P320,P360,

P400

,P500,P600,P800,P1 000

備考1.  研磨材の材質は,JIS R 6111 の規定による。

2.

研磨材の粒度は,JIS R 6010 の規定による。


2

R 6251

:2006

4. 

品質

4.1 

外観  研磨布には,使用上有害なきず,しわ,破れ,穴及び研磨材の塗装むらがあってはならない。

4.2 

特性  研磨布の特性は,表 による。特性の試験は,7.による。

  2  研磨布の特性

単位  N/25 mm

特性

引張強さ

形状による種類

粒度による種類

幅方向

長さ方向

柔軟性

P24

∼P60 147 以上 441 以上

シート

P80

∼P1 000

  98

以上 196 以上

P24

∼P60

― 539 以上

ロール

P80

∼P1 000

― 196 以上

割れ目の幅(一箇所ご

と)は,研磨布の厚さ
の 1.5 倍を超えてはな
らない。

5. 

寸法及び寸法許容差

5.1 

寸法  研磨布の寸法は,通常,表 による。

  3  研磨布の寸法

単位  mm

形状による種類

寸法

シート

    幅×長さ 70×115,70×230,93×230,115×140,115×280,140×230,

230

×280

    幅 12.5,15,25,35,40,50,75,80,93,100,115,120,125,150,

200

,300,600

ロール

    長さ 25

000

,36 500,50 000

5.2 

寸法許容差  研磨布の寸法許容差は,表 による。

  4  研磨布の寸法許容差

形状による種類

寸法許容差

±3 mm

シート

長さ

±3 mm

35 mm

未満

±1 mm

35 mm

以上

±2 mm

ロール

長さ

±1  %

6. 

材料

6.1 

基材  研磨布に使用する基材は,綿布又はこれに準じる織布とし,その区分は表 による。

  5  基材の種類

単位  g/m

2

形状による種類

粒度による種類

単位面積当たりの質量

P24

∼P60 130 以上

シート

P80

∼P1 000

  50 以上

P24

∼P60 200 以上

ロール

P80

∼P1 000

  50 以上

備考  研磨布に使用する基材の質量の試験方法は,JIS L 1096 の 8.4(単位面積当たり

の質量)による。


3

R 6251

:2006

6.2 

研磨材  研磨布に使用する研磨材の種類は,表 による。アルミナ質研削材及び炭化けい素質研削

材の品質は,JIS R 6111 に適合するもの又は同等以上のものとする。ガーネットの品質は,受渡当事者間

の協定による。研磨布に使用する研磨材の粒度は

表 に,その特性は,JIS R 6010 の規定による。

  6  研磨材の種類

研磨材の材質による区分

研磨材の種類(記号)

アルミナ質研削材

A

,WA,PA,HA,AZ

炭化けい素質研削材

C

,GC

ガーネット G

  7  研磨材の粒度

研磨材の粒度 P24,P30,P36,P40,P50,P60,P80,P100,P120,P150,P180,

P220

,P240,P280,P320,P360,P400,P500,P600,P800,P1 000

6.3 

接着剤  研磨材の塗装に使用する接着剤は,目的に対して良質のものでなければならない。

7. 

試験方法

7.1 

引張強さ  シートは幅方向及び長さ方向について,また,ロールは長さ方向だけについて引張強さ

を測定するものとし,その方法は,次による。

a) 

装置  引張試験機を用い,つかみの間隔は,125±0.5 mm とする。

b) 

試験片  シートの試験片は,幅 230 mm,長さ 280 mm のシートから採取し,それぞれの辺が研磨布の

幅及び長さの各方向にそれぞれ平行となるように切り取る。また,ロールの試験片は,幅 25 mm 以上

のものを対象とし,その長さ方向に平行となるように切り取る。試験片の幅は,25±0.5 mm,長さは

試験機のつかみの間隔に対し,十分なものとする(

図 参照)。

単位  mm

a

:つかみに必要十分な長さ

  1  試験片の寸法

c) 

試験片の前処理  試験片は,あらかじめ温度 20±2  ℃,相対湿度(65±5)  %の空気中に 1 時間保存し

た後,直ちに試験に供する。

d) 

操作及び測定値の処理  試験片をつかみに取り付けるには,まず,下部つかみに緩く挟んで一線にそ

ろえ,上部つかみにその上端をしっかり締め付け,次にその下部を締め付け,直ちに毎分 200∼350 mm

の速度で荷重をかける。試験片が滑ったり,又はつかみの端で切断した場合の読みは捨て,切断時に

おける引張強さを測定する。

測定値は,各方向について,5 枚の試験片の引張強さをそれぞれ小数点以下 1 けたまで求め,引張

強さの平均値を,JIS Z 8401 によって整数位に丸める。

125±0.5

125±0.5

48

50

48

25

±

0.

5

a

a

125

±0.5

25±0.

5


4

R 6251

:2006

30

φ

D

7.2 

柔軟性  柔軟性は,研磨布を温度 20  ℃±2  ℃,相対湿度(65±5)  %の空気中に 1 時間保持した後,

長さ方向を

表 に示す直径の丸棒に研磨材面を外側にして,図 のように,徐々に丸棒の曲面に密着させ

ながら 180 度折り曲げ,研磨材面の割れ目の状態を調べる。

  8  丸棒径の使用区分

単位  mm

粒度による区分

棒径(D)

P24

∼P60 60

P80

∼P220 30

P240

∼P1 000

15

  2  柔軟性の測定

8. 

検査  研磨布の検査は,受渡当事者間の協定によって合理的に設計された抜取方法で試料を採取し,

外観,引張強さ,柔軟性及び寸法について行い,4.及び 5.によって合否を決定する。

9. 

表示

9.1 

製品  研磨布には,1 製品ごとに,次の事項を表示する。

a) 

研磨材の材質による種類(記号)

b) 

研磨材の粒度による種類

c) 

製造業者名又はその略号

9.2 

包装  研磨布には,1 包装ごとに,次の事項を表示する。

a) 

研磨材の材質による種類(記号)

b) 

研磨材の粒度による種類

c) 

寸法(幅×長さ)

d)

製造業者名又はその略号

φ


5

R 6251

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS R 6251:2005

  研磨布

ISO 3366:1999

    研磨布紙−研磨ロール

ISO 21948:2001

  研磨布紙−研磨シート

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)

国際
規格
番号

項目
番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格の規定

項目以外に,品質,材料,
試 験 方 法 及 び 検 査 の 項

目を追加

ISO

規格は,品質に関する標準化

がなされていない。JIS は製品規
格として必要な規定項目を追加。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

1.

適用範囲

研削・研磨加工に使用する研
磨布について規定。

ISO 

21948

ISO 

3366 

1

研磨シート及び研磨ロール
について,寸法及び寸法許容
差並びに製品の呼び方につ

いて規定。

MOD/

削除

JIS

は,研磨布紙のうち,

研磨布について規定。

研磨紙は JIS R 6252 で,耐水研
磨紙は JIS R 6253 で規定。

2.

引用規格

JIS L 1096

  JIS R 6010

JIS R 6111

  JIS Z 8401 

21948

3366 

2

MOD/

追加

        −

規定項目の相違によって,引用規

格を追加・削除。

ISO 554

MOD/

削除

3.

種類

形状(シート及びロール)

,研

磨材の材質及び研磨材の粒度
による分類を規定。

3366

3.1

ロールを巻く,しん(芯)及
びフランジの有無による,2
種類の分類を規定(シートの

分類は規定していない)

MOD/

変更

MOD/

追加

JIS

は,研磨布の種類を

細かく規定。

製品規格としての必要な規定内
容に変更。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

4.

品質

研磨布の外観及び特性(引張

強さ及び柔軟性)について規
定。

MOD/

追加

        −

製品規格としての必要な規定項

目として,追加。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

21948

3.1

シート:JIS と同じ。

IDT

5.

寸法及び

寸 法 許 容

研磨布の寸法及び寸法許容差
について規定

3366 

3.1

ロール:JIS とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,幅に,75,120

及び 125 mm を追加。ま
た,長さ 36 500 mm を追
加。

国内市場実態から追加が必要。

次回 JIS 見直し時に必要性を再検
討する。

5

R

 6251


2006


6

R 6251

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)

国際
規格

番号

項目

番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

6.

材料

研磨布の材料(基材,研磨材
及び接着剤)について規定。

MOD/

追加

製品規格としての必要な規定項
目として,追加。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

MOD/

追加

        −

品質のそれぞれの試験方法を追
加。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

7.

試験方法

研磨布の試験方法(引張強さ
及び柔軟性)について規定

21948

3366

3.2

寸法許容差測定時の試験環
境(温度及び湿度)を規定。

MOD/

削除

        −

ISO

規格の試験環境は,我が国の

実際とはかい(乖)離が大きいの

で採用せず。次回改正時に再検討
する。

8.

検査

研磨布の試料採取方法,検査
項目及び合否判定基準につい
て規定。

MOD/

追加

        −

製品規格としての必要な規定項
目として,追加。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

21948

5

シートの表示項目を規定。内
容は,JIS とほぼ同じ。

9.

表示

製品及び包装についての表示
項目について規定。

3366 

5

ロールについての表示は,製
造業者が決める。

MOD/

変更

        −

製品規格としての必要な規定内
容に変更。

ISO

規格の次回改正時に,提案の

検討を行う。

21948

3366 

4

この規格に適合するするシ
ート及びロールの製品の呼
び方を規定。

MOD/

削除

        −

JIS

は,呼び方として種類と寸法

を規定しているため ISO の呼び
方を入れることは,ダブル表示と

なるため ISO の呼び方を削除。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。

6

R

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7

R 6251

:2006

    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

7

R

 6251


2006