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R 6217:2017

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  用語及び定義  

1

4  種類及び型番  

2

4.1  種類  

2

4.2  型番  

2

5  品質 

2

5.1  外観  

2

5.2  形状・寸法,寸法許容差及び外周振れ公差  

2

5.3  結合度  

2

5.4  組織  

2

5.5  安全度  

2

6  材料 

4

6.1  研削材  

4

6.2  粒度  

4

6.3  結合剤  

4

6.4  軸  

4

7  試験方法  

5

7.1  形状・寸法及び外周振れ  

5

7.2  結合度  

5

7.3  軸の寸法  

5

7.4  軸の強さ  

5

7.5  接着強さ  

5

8  検査方法  

5

9  表示 

5

9.1  一般事項  

5

9.2  包装の表示  

5


R 6217:2017

(2)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,研削砥石工業会(GIS)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 6217:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 R

6217

:2017

軸付といし

Spindle mounted wheels

序文 

この規格は,1972 年に制定され,その後 6 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2006 年に

行われたが,その後,軸付といしの形状・寸法について規定する ISO 603-17(Bonded abrasive products-

Dimensions-Part 17: Spindle mounted wheels)が発行され,それに伴い制定された JIS R 6211-17 に対応する

ために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,JIS R 6111 のアルミナ質研削材及び炭化けい素質研削材を使用した自由研削用軸付といし

(以下,軸付といしという。)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS R 6004  研削材及び研磨材,といし並びに研磨布紙-用語及び記号

JIS R 6211-17  といし-寸法-第 17 部:軸付といし

JIS R 6240  研削といしの試験方法

JIS R 6242  といし-一般的要求事項

JIS R 6244  結合研削材といし-寸法許容差及び振れ公差

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 6004 及び JIS R 6242 によるほか,次による。

3.1 

 

といしを保持し回転させるための円筒形をした棒状のもので,その一部をといし部に埋め込んで使用す

る。一般に鋼材を使用し,といし部に埋め込む部分はローレット加工をする。

3.2 

といし部 

軸付といしの軸を除く部分。

3.3 

型番 


2

R 6217:2017

   

軸付といしの詳細形状を表す記号。新たに JIS R 6211-17ISO 603-17)の型番を採用したので,国内で

使用していた JIS R 6211-12:2014 の 4.4(52 号軸付といし)は,“旧 JIS 型番”とする。

種類及び型番 

4.1 

種類 

軸付といしの種類は,表 による。

表 1-軸付といしの種類 

種類

結合剤記号

ビトリファイド軸付といし V

レジノイド軸付といし B

ゴム軸付といし R

4.2 

型番 

型番及び旧 JIS 型番は JIS R 6211-17 による。

品質 

5.1 

外観 

軸付といしの外観は,割れ,ひび,かけ,きずなど,使用上支障のある欠点があってはならない。

5.2 

形状・寸法,寸法許容差及び外周振れ公差 

形状・寸法,寸法許容差及び外周振れ公差は,7.1 の試験を行い,次による。

a)

軸付といしの形状及び寸法は,JIS R 6211-17 の箇条 による。

b)  軸付といしの寸法許容差及び外周振れ公差は,JIS R 6244 の 8. による。ただし,この規格によらない

場合は,受渡当事者間の協定による。

5.3 

結合度 

軸付といしに使用する結合度は,7.2 の試験を行い JIS R 6242 の 5.4.6 による。

5.4 

組織 

軸付といしの組織は,JIS R 6242 の 5.4.7 による。

5.5 

安全度 

5.5.1 

最高使用周速度 

軸付といしのオーバーハング 13 mm のときの最高使用周速度は,表 による。この場合のオーバーハン

グとは,図 の L

0

をいう。


3

R 6217:2017

表 2-最高使用周速度 

単位  m/s

型番

旧 JIS 

型番

型番

旧 JIS 

型番

型番

旧 JIS 

型番

最高使用周速度

a)

WPL 03 06 03

W144

WPL 05 10 03

W153

WCC 06 13 03

B135

13

WPL 03 10 03

W145

WPL 05 13 03

W154

WOE 10 20 03

B52

WPL 03 10 03

W146

WPL 06 13 03

W163

CRE 13 25 03

BJ6

WPL 04 10 03

WJ1

WPL 13 25 03

W187

WPL 04 13 03

WJ2

CNE 04 13 03

BJ1

WPL 04 06 03

W149

WPL 16 50 06

W197

SPH 06 03

BJ2

18

WPL 05 06 03

W152

WPL 19 38 06

W207

EGG 06 13 03

BJ3

WPL 06 06 03

W160

WPL 19 50 06

W208

CCN06 10 03

BJ4

WPL 06 10 03

W162

WPL 25 50 06

W222

SPH 10 03

B122

WPL 08 10 03

W169

WCR 16 32 06

A12

SPH 10 13

B132

WPL 08 13 03

W170

WOE 19 38 06

AJ2

SPH 13 03

B121

WPL 10 10 03

W175

WCR 19 38 06

AJ3

WCC 13 13 03

B131

WPL 10 13 03

W176

WOE 19 45 06

AJ4

CNE 13 16 03

BJ5

WPL 13 19 03

W186

WOE 22 50 06

A11

CTE 13 16 03

B91

WPL 13 38 06

W188

WCR 25 50 06

AJ6

WCR 16 16 03

B41

WPL 16 32 06

WJ4

WRE 25 50 06

AJ7

WPL 10 06 03

W174

WPL 19 19 06

W204

WCR 19 28 06

A5

25

WPL 16 13 03

W194

WPL 19 25 06

W205

SPH 25 06

A25

WPL 19 10 03

W202

WPL 25 25 06

W220

WRE 25 25 06

A21

WPL 19 13 03

W203

WPL 25 38 06

W221

WCR 32 32 06

A4

WPL 16 16 06

WJ3

SPH 16 06

A26

WPL 16 25 06

W196

CNE 19 25 06

AJ1

WPL 13 03 03

W182

WPL 25 19 06

W219

WPL 50 13 06

WJ6

33

WPL 19 03 03

W200

WPL 32 06 06

W225

WPL 50 25 06

W242

WPL 19 06 03

W201

WPL 32 10 06

W226

CTE 25 10 06

A35

WPL 25 03 03

W215

WPL 32 19 06

W228

PPP 32 08 06

A37

WPL 25 06 03

W216

WPL 38 13 06

W236

CIF 25 13 06

AJ5

WPL 25 10 06

W217

WPL 38 19 06

WJ5

CIF 16 05 03

B103

WPL 25 13 03

W218

WPL 38 25 06

W237

PPC 19 08 03

B61

a)

  最高使用周速度は,軸付といしの最外径での周速度を表す。

図 1-オーバーハング 

5.5.2 

接着強さ 

軸付といしのといし部と軸との接着強さは,表 に適合しなければならない。ただし,外径が 10 mm 以

下のものは除く。


4

R 6217:2017

   

表 3-といし部と軸との接着強さ 

軸径 S

d

(mm)

接着強さ(N・m)

3 2.94 以上

6 9.81 以上

注記  S

d

は図 による。

材料 

6.1 

研削材 

軸付といしに使用する研削材の種類及び記号は,JIS R 6242 の 5.4.3 による。

6.2 

粒度 

軸付といしに使用する研削材の粒度は,JIS R 6242 の 5.4.4 による。

6.3 

結合剤 

軸付といしに使用する結合剤の種類は,JIS R 6242 の 5.4.8 による。具体的にはビトリファイド結合剤(結

合剤記号:V),レジノイド結合剤(結合剤記号:B)及びゴム結合剤(結合剤記号:R)とする。

6.4 

 

a)

軸付といしの軸の寸法及び形状は,表 及び図 による。

図 2-軸 

表 4-軸の寸法 

単位  mm

軸径 S

d

軸長さ L

2

3 30,40

6 40

b)  軸付といしに用いる軸は,表 に適合したものを用いる。

表 5-軸の強さ 

軸径 S

d

(mm)

軸材質の引張強さ(N/mm

2

3 588 以上

6 392 以上


5

R 6217:2017

試験方法 

7.1 

形状・寸法及び外周振れ 

軸付といしの形状・寸法は,JIS R 6240 の 4.1 による。外周振れは,JIS R 6240 の 4.1.7 b)  による。

7.2 

結合度 

結合度は,JIS R 6240 の 4.2 による。

7.3 

軸の寸法 

軸付といしの軸の寸法は,JIS R 6240 の 4.1.7 a)  による。

7.4 

軸の強さ 

軸付といしの軸の強さは,JIS R 6240 の 4.5.4.1 による。

7.5 

接着強さ 

軸付といしのといし部と軸との接着強さは,JIS R 6240 の 4.5.4.2 による。

検査方法 

軸付といしの製品ロットごとの検査は,箇条 の試験を行ったとき,箇条 及び箇条 の規定に適合し

たものを合格とする。

なお,製品検査における抜取検査方式は,合理的な抜取検査方式によるか又は,受渡当事者間の協定に

よる。

表示 

9.1 

一般事項 

軸付といしの包装の表示の一般事項は,JIS R 6242 の 6.2.1 による。

9.2 

包装の表示 

軸付といしには,1 包装ごとに次の a)l)  の事項を明記する。

なお,d)h)  は,この順序に記載しなければならない。

a)

規格番号

b)  形状記号又は/及び型番

c)

寸法(外径 D×厚さ T×軸径 S

d

×軸長 L

形状・型番の明確なものについては省略することができる。軸長 40 mm のものについては,軸長の

記入を省略することができる。

d)  研削材の種類,又は細分記号及び種類(研削材の細分記号は,JIS R 6242 の 5.4.3 を参照)

e)

研削材の粒度及び混合粒度記号(混合粒度の記号は,JIS R 6242 の 5.4.5 を参照)

粗粒を使用する場合は,F を省略して表示することができる。一般研磨用微粉を使用する場合は,F

を省略して表示してはならない。精密研磨用微粉を使用する場合は,#を省略して表示することができ

る。

f)

結合度

g)

組織

h)  結合剤の種類及び細分記号(結合剤の細分記号は,JIS R 6242 の 5.4.8 を参照)

i)

最高使用周速度

j)

製造業者名又はその略号

k)  製造番号


6

R 6217:2017

   

l)

製造年月又はその略号

例 1  研削材に粗粒を使用する場合

規格番号:JIS R 6217

型番:WPL 10 13 03(W176)

寸法:外径 10 mm,厚さ 13 mm,軸径 3 mm,軸長 30 mm

研削材の種類,又は細分記号及び種類:A,又は 51A

研削材の粒度:F60

結合度:P

組織:7

結合剤の種類及び細分記号:V23

最高使用周速度:18 m/s

製造業者名:○○○K.K.

製造番号:第×××号

製造年月:20××年××月

上記内容のといしであれば,次のように表示することができる。

包装の表示例:

JIS R 6217, WPL 10 13 03(W176)

, A, 60, P, 7, V23, 18 m/s

○○○K.K.,第×××号,20××,××

例 2  研削材に精密研削用微粉を使用する場合

規格番号:JIS R 6217

型番:WPL 10 13 03(W176)

寸法:外径 10 mm,厚さ 13 mm,軸径 3 mm,軸長 40 mm

研削材の種類,又は細分記号及び種類:A,又は 51A

研削材の粒度:#240

結合度:P

組織:7

結合剤の種類及び細分記号:V23

最高使用周速度:18 m/s

製造業者名:○○○K.K.

製造番号:第×××号

製造年月:20××年××月

上記内容のといしであれば,次のように表示することができる。

包装の表示例:

JIS R 6217, WPL 10 13 03(W176)

, A, 240, P, 7, V23, 18 m/s

○○○K.K.,第×××号,20××,××