>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

R 6010 : 2000

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,研削材工業協会

(AAIA)

及び財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業標準を改正すべきとの申し

出があり,工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって JIS 

R 6010 : 1991

は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS R 6010

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


日本工業規格

JIS

 R

6010

: 2000

研磨布紙用研磨材の粒度

Coated abrasive grain sizes

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 6344-1, Coated abrasives−Grain size analysis−Part

1 : Grain size distribution test, ISO 6344-2, Coated abrasives

−Grain size analysis−Part 2 : Determination of grain

size distribution of macrogrits P12 to P220

及び ISO 6344-3, Coated abrasives−Grain size analysis−Part 3 :

Determination of grain size distribution of microgrits P240 to P2500

を基に,対応する部分については対応国際

規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格に規定され

ていない規定内容(電気抵抗試験方法による規定)を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,JIS R 6111 に規定する人造研削材のうち,研磨布紙に使用する研磨材の粒度

について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6344-1 : 1998

  Coated abrasives−Grain size analysis−Part 1 : Grain size distribution test (MOD)

ISO 6344-2 : 1998

  Coated abrasives−Grain size analysis−Part 2 : Determination of grain size

distribution of macrogrits P12 to P220 (MOD)

ISO 6344-3 : 1998

  Coated abrasives−Grain size analysis−Part 3 : Determination of grain size

distribution of microgrits P240 to P2500 (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を引用する。

JIS R 6011

  研磨布紙用研磨材の粗粒の粒度試験方法

JIS R 6012

  研磨布紙用研磨材の微粉の粒度試験方法

JIS R 6111

  人造研削材

3.

粒度の種類  粒度の種類は,表 による。


2

R 6010 : 2000

表 1  粒度の種類

区分

粒度の種類

粗粒 P12  P16  P20  P24  P30  P36  P40

P50

  P60  P80  P100  P120  P150

P180

  P220

微粉 P240  P280  P320  P360  P400

P500

  P600  P800  P1000  P1200

P1500

  P2000  P2500

備考  粒度の表示の方法は,粒度を表す数字

の前に P を付けて示し,呼び方はピー
○○とする。

4.

粒度分布

4.1

粗粒  粗粒の粒度分布は,JIS R 6011 に規定するふるい分け試験方法によって粒度測定を行い,Q

1

Q

2

Q

3

Q

4

Q

5

及び

Q

表 の規定に適合しなければならない。

表 2  粗粒の粒度分布

1

段網上量

1

+2 段累積網上量

1

+2+3 段累積網上量 1+2+3+4段累積網上量 1+2+3+4+5段累積網上量  5 段ふるい

の網下量

粒度

1

段ふるい

の目開き

Q

1

  2

段ふるい

の目開き

Q

2

3

段ふるい

の目開き

Q

3

4

段ふるい

の目開き

Q

4

5

段ふるい

の目開き

Q

5

Q

 mm

µm % mm µm % mm

µm

%

mm

µm

%

mm

µm %

%

P12 3.35

− 0 2.36 −

1

以下 2.00

14

±4

1.70

61

±9

1.40

− 92 以上

8

以下

P16 2.36

− 0 1.70 −

3

以下 1.40

26

±6

1.18

75

±9

1.00

− 96 以上

4

以下

P20 1.70

− 0 1.18 −

7

以下 1.00

42

±8

850

86

±6

− 710 96 以上

4

以下

P24 1.40

− 0 1.00 −

1

以下

850

14

±4

710

61

±9

− 600 92 以上

8

以下

P30 1.18

− 0 − 850 1 以下

710

14

±4

600

61

±9

− 500 92 以上

8

以下

P36 1.00

− 0 − 710 1 以下

600

14

±4

500

61

±9

− 425 92 以上

8

以下

P40

− 710 0 − 500 7 以下

425

42

±8

355

86

±6

− 300 96 以上

4

以下

P50

− 600 0 − 425 3 以下

355

26

±6

300

75

±9

− 250 96 以上

4

以下

P60

− 500 0 − 355 1 以下

300

14

±4

250

61

±9

− 212 92 以上

8

以下

P80

− 355 0 − 250 3 以下

212

26

±6

180

75

±9

− 150 96 以上

4

以下

P100

− 300 0 − 212 1 以下

180

14

±4

150

61

±9

− 125 92 以上

8

以下

P120

− 212 0 − 150 7 以下

125

42

±8

106

86

±6

− 90 96 以上

4

以下

P150

− 180 0 − 125 3 以下

106

26

±6

90

75

±9

− 75 96 以上

4

以下

P180

− 150 0 − 106 2 以下

90

15

±5

75

62

±12

− 63 90 以上 10 以下

P220

− 125 0 − 90 2 以下

75

15

±5

63

62

±12

− 53 90 以上 10 以下

備考 

Q

1

:1 段ふるいの網上量

Q

2

:1+2 段ふるいの累積網上量

Q

3

:1+2+3 段ふるいの累積網上量

Q

4

:1+2+3+4 段ふるいの累積網上量

Q

5

:1+2+3+4+5 段ふるいの累積網上量

Q

:5 段ふるいの網下量

4.2

微粉

4.2.1

微粉 (P240P1200)    微粉 P240∼P1200 の粒度分布は,JIS R 6012 に規定する沈降試験方法によ

って測定し,粒子径 d

s

−0,d

s

−3,d

s

−50 及び d

s

−95 が

表 の規定に適合しなければならない。


3

R 6010 : 2000

表 3  微粉 (P240P1200)  の粒度分布

単位

µm

粒度

最大粒子径  累積沈降高さ 累積沈降高さ 累積沈降高さ

3%

の粒子径

50%

の粒子径

95%

の粒子径

d

s

−0

d

s

−3

d

s

−50

d

s

−95

P240 110

以下 81.7 以下 58.5±2.0 44.5 以上

P280 101

以下 74.0 以下 52.2±2.0 39.2 以上

P320 94

以下 66.8 以下 46.2±1.5 34.2 以上

P360 87

以下 60.3 以下 40.5±1.5 29.6 以上

P400 81

以下 53.9 以下 35.0±1.5 25.2 以上

P500 77

以下 48.3 以下 30.2±1.5 21.5 以上

P600 72

以下 43.0 以下 25.8±1.0 18.0 以上

P800 67

以下 38.1 以下 21.8±1.0 15.1 以上

P1000 63

以下 33.7 以下 18.3±1.0 12.4 以上

P1200 58

以下 29.7 以下 15.3±1.0 10.2 以上

4.2.2

微粉 (P1500P2500)    微粉 P1500∼P2500 の粒度分布は,JIS R 6012 に規定する沈降試験方法又

は電気抵抗試験方法によって測定し,沈降試験方法による場合は

表 の規定,電気抵抗試験方法による場

合は

表 に規定に適合しなければならない。

表 4  微粉 (P1500P2500)  の粒度分布(沈降試験方法による)

単位

µm

粒度

最大粒子径  累積沈降高さ 累積沈降高さ 累積沈降高さ

3%

の粒子径

50%

の粒子径

95%

の粒子径

d

s

−0

d

s

−3

d

s

−50

d

s

−95

P1500 58

以下 25.8 以下 12.6±1.0 8.3 以上

P2000 58

以下 22.4 以下 10.3±0.8 6.7 以上

P2500 58

以下 19.3 以下 8.4±0.5 5.4 以上

表 5  微粉 (P1500P2500)  の粒度分布(電気抵抗試験方法による)

単位

µm

粒度

最大粒子径  累積沈降高さ 累積沈降高さ 累積沈降高さ

3%

の粒子径

50%

の粒子径

95%

の粒子径

d

s

−0.1

d

s

−3

d

s

−50

d

s

−95

P1500 30

以下 20 以下 9.7±0.8 5.5 以上

P2000 20

以下 15 以下 7.5±0.6 4.0 以上

P2500 18

以下 13 以下 6.0±0.4 3.0 以上


4

R 6010 : 2000

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

ISO 6344-1 : 1998

研磨布紙−粒度分布  第 1 部  粒度分布測定

ISO 6344-2 : 1998

研磨布紙−粒度分布  第 2 部  P12∼P220 の粗粒
の粒度分布測定

JIS R 6010 : 2000

  研磨布紙用研磨材の粒度

ISO 6344-3 : 1998

研磨布紙−粒度分布  第 3 部  P240∼P2500 の微

粉の粒度分布測定

(IV)JIS

と国際規格との技

術的差異の項目ごとの評
価及びその内容

(I)JIS

の規定 (II)

国際 
規格 
番号

(III)

国際規格の規定

表示箇所:

表示方法:

本体,附属書

点線の下線又
は実線の側線

(V)JIS

と国際規格との技

術的差異の理由及び今後
の対策

項目番号  内容

項目 
番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

1.

適 用 範

研磨布紙用研磨材

の粒度

ISO 

6344 

-1

1.

JIS

に同じ IDT  −

2.

粒 度 の

種類

粗粒,微粉の種類
について規定

ISO 

6344 

-1

3.

4.

JIS

に同じ IDT  −

3.

粒 度 分

粗粒,微粉の粒度
分布について規定

ISO 

6344 

-1 

ISO 

6344 

-2 

ISO 

6344 

-3

5.

4.

5.

4.

5.

粗粒,微粉の粒度分
布について規定

MOD

追加

電気抵抗試験方法
を用いた場合の粒

度分布を追加して
いる。

電気抵抗試験方法が国内
で広く普及しているため。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT  技術的差異がない。 
    −  MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD 国際規格を修正している。


5

R 6010 : 2000

JIS R 6010

(研磨布紙用研磨材の粒度)原案作成委員会  構成表

1.

本委員会

氏名

所属

(委員長)

日  高  重  助

同志社大学工学部

(委員)

真  鍋      隆

通商産業省生活産業局住宅建材窯業建材課窯業室

八  田      勲

工業技術院標準部材料機械規格課

橋  本      進

財団法人日本規格協会

植  木  正  義

株式会社光陽社

堀      禎  之

研削砥石工業会

鈴  木  睦  郎

研磨布紙協会

佐  藤  完  司

昭和電工株式会社

勝  男  正  克

大平洋ランダム株式会社

久  保  昌  昭

株式会社フジミインコーポレーテッド

(事務局)

山  崎      保

研削材工業協会

2.

分科会

氏名

所属

(委員長)

佐  藤  完  司

昭和電工株式会社

(委員)

勝  男  正  克

大平洋ランダム株式会社

久  保  昌  昭

株式会社フジミインコーポレーテッド

関      一  郎

日本カーリット株式会社

本  多  一  紀

信濃電気製錬株式会社

(事務局)

山  崎      保

研削材工業協会