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R 5214:2016

(1)

追補 1 のまえがき

この JIS R 5214 の追補 1 は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣

が JIS R 5214:2009 を改正した内容だけを示すものである。

JIS R 5214:2009 は,この追補 1 の内容の改正がされ,JIS R 5214:2016 となる。


   

日本工業規格

JIS

 R

5214

:2016

エコセメント

(追補 1)

Ecocement

(Amendment 1)

JIS R 5214:2009 を,次のように改正する。

箇条 1(適用範囲)の“附属書 B”を,“附属書 C”に置き換える。

箇条 2(引用規格)を,次に置き換える。

JIS A 1144  フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法

JIS A 1203  土の含水比試験方法

JIS K 0557  用水・排水の試験に用いる水

JIS K 8155  塩化バリウム二水和物(試薬)

JIS K 8180  塩酸(試薬)

JIS K 8576  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8951  硫酸(試薬)

JIS M 8850  石灰石分析方法

JIS P 3801  ろ紙(化学分析用)

JIS R 5201  セメントの物理試験方法

JIS R 5202  セメントの化学分析方法

JIS R 5204  セメントの蛍光 X 線分析方法

JIS R 9151  セメント用天然せっこう

JIS Z 1505  クラフト紙袋-セメント用

6.3(硫酸ナトリウム)を,次に置き換える。

6.3 

硫酸ナトリウム 

硫酸ナトリウム(Na

2

SO

4

)として含有率が 97.5 %以上,かつ,水分が 1.0 %以下の硫酸ナトリウムとす

る。硫酸ナトリウムの含有率及び水分の試験方法は,附属書 に規定する。

7.2(化学成分)の“JIS R 5202 の箇条 21(塩素の定量方法)

”を,“JIS R 5202 の箇条 18(塩素の定量方

法)”に置き換える。


2

R 5214:2016

   

附属書 A(エコセメントの塩化物イオン残存比の測定方法)の A.1.1(試料)の“JIS R 5201 の 4.(試料)”

を,“JIS R 5201 の箇条 5(試料)”に置き換える。

附属書 として次の内容を追加する。これに伴い,“附属書 B(参考)技術上重要な改正に関する新旧対

照表”を,“附属書 C(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表”に,置き換える。

附属書 B

(規定)

硫酸ナトリウムの品質の試験方法

B.1 

硫酸ナトリウムの含有率 

B.1.1 

原理 

試料を水に溶かし,塩酸酸性にして塩化バリウムを加えて硫酸バリウムの沈殿をつくり,これをろ過後,

強熱して沈殿の質量を量る。

B.1.2 

装置及び器具 

a)  電気炉  温度を 950±25 ℃に調節できるもの。

b)  電熱器 

c) 

化学分析用磁製るつぼ又は白金るつぼ 

d)  ろ紙  JIS P 3801 に規定する 6 種(110 mm)

B.1.3 

試薬 

a)  水  JIS K 0557 に規定する A2 又は A3 の水。

b)  塩酸(11)  JIS K 8180 に規定する塩酸を用いて調製したもの。

c) 

硫酸  JIS K 8951 に規定するもの。

d)  水酸化ナトリウム溶液(80 g/L)  JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウムを用いて調製したもの。

e) 

塩化バリウム溶液  JIS K 8155 に規定する塩化バリウム二水和物 100 g を水に溶かして 1 L としたも

の。

f) 

メチルオレンジ溶液(0.5 g/L)  化学分析用のメチルオレンジを用いて調製したもの。

B.1.4 

操作 

a)

試料約 1 g を 0.1 mg まで正確に量り採り,ビーカー300 mL に入れ,水 100 mL とメチルオレンジ溶液

(0.5 g/L)1,2 滴を加え,試料を溶解する。溶液が赤みの黄色を呈していれば,赤に変わるまで塩酸

(1+1)を 1 滴ずつ加える。溶液が赤を呈していれば,赤みの黄色に変わるまで水酸化ナトリウム溶液

(80 g/L)を 1 滴ずつ加え,その後,赤に戻るまで塩酸(1+1)を加える。

b)  a)  の溶液に塩酸(1+1)2 mL を加え,かき混ぜた後,10 分間沸騰し,時計皿でビーカーに蓋をして,

更に沸騰水浴中で 30 分間加熱する。

c)

b)  の溶液をろ紙を用いてろ過し,温水で 8 回洗浄する。ろ液及び洗液はビーカー500 mL に受け,室

温まで冷却する。その後,全量フラスコ 250 mL に洗い移し,標線まで水を加えて振り混ぜる。

d)  c)  の溶液から 50 mL を全量ピペットでビーカー500 mL に分取し,水を加えて約 200 mL とした後,連

続的にかき混ぜなから煮沸させ,塩化バリウム溶液 10 mL を約 1 分 30 秒かけて滴加し,更に数分間

煮沸を続ける。


3

R 5214:2016

次いで,時計皿でビーカーに蓋をして,煮沸に近い温度で約 3 時間静置する。この間,溶液の量が

ほぼ 200 mL に保たれるように注意し,必要ならば適宜温水を加える。

e)

沈殿をろ紙を用いてろ過し,温水で 8~10 回洗浄する。

f)

沈殿をるつぼに入れて乾燥し,徐々に加熱して炎の出ないように注意しながらろ紙を灰化し,950±

25 ℃に調節した電気炉で 30 分間強熱し,シリカゲルを乾燥剤としたデシケーター中で放冷した後,

質量を 0.1 mg まで量る。

なお,焼成物が灰色を呈していれば,硫酸 1 滴を加えて湿らせた後,再び 950±25 ℃に調節した電

気炉で 15 分間加熱し,シリカゲルを乾燥剤としたデシケーター中で放冷する。

注記  ろ紙を燃焼させることなく炭化させるには,電熱器上で加熱するとよい。

B.1.5 

計算 

硫酸ナトリウム(Na

2

SO

4

)の含有率は,次の式によって算出し,四捨五入によって小数点以下 1 桁に丸

める。

(

)

100

250

50

6

608

.

0

1

2

×

×

×

=

S

W

W

A

ここに,

A

硫酸ナトリウム(Na

2

SO

4

)の含有率(%)

S

試料の質量(g)

W

1

: 沈殿物を入れる前のるつぼの質量(g)

W

2

: 強熱後の沈殿が入ったるつぼの質量(g)

0.608 6:

硫酸バリウムから硫酸ナトリウムへの換算係数

B.2 

水分 

B.2.1 

原理 

試料を 110±2 ℃で乾燥し,その減量を求め水分を定量する。

B.2.2 

装置及び器具 

a)  恒温乾燥器  110±2 ℃に調節できるもの。

b)  はかり瓶  平形はかり瓶(50 mm)

B.2.3 

操作 

a) 110±2 ℃で恒量としたはかり瓶の質量を 1 mg まで正確に量り,試料約 20 g を 1 mg まで正確に量り

採り,なるべく均等に広げる。

b)  試料を入れたはかり瓶を恒温乾燥器に入れ,はかり瓶の蓋をずらし,110±2 ℃で 2 時間乾燥する。

c)

b)  のはかり瓶をシリカゲルを乾燥剤としたデシケーター中で放冷した後,その質量を 1 mg まで正確

に量る。

B.2.4 

計算 

水分は,次の式によって算出し,四捨五入によって小数点以下 1 桁に丸める。

(

)

100

2

1

×

=

S

W

W

A

ここに,

A

水分(%)

S

試料の質量(g)

W

1

: 乾燥前の質量(g)

W

2

: 乾燥後の質量(g)


4

R 5214:2016

   

“附属書 C(参考)特許権等に関する情報”を,“附属書 D(参考)特許権等に関する情報”とし,次の内

容に置き換える。

附属書 D 
(参考)

特許権等に関する情報

この規格に関連する特許権等の情報を,次に示す。

権利者

特許権等の種類

特許番号/公開番号

発明の名称

太 平 洋 セ メ ン ト 株
式会社

出願公開後の特
許出願

4108818/H11-239774

重金属含有廃棄物の処理方法

4129311/H11-209758

空洞充填材

4249820/2000-034140

焼却灰の仮置方法

4283947/2001-054775

鉛・塩素の低減方法およびその装置

4248736/2002-037655

モルタル・コンクリート製品および
その製造方法

太 平 洋 セ メ ン ト 株
式会社 
荏 原 環 境 プ ラ ン ト
株式会社 
麻 生 セ メ ン ト 株 式
会社

出願公開後の特
許出願

3912440/H10-274481

ロータリーキルン内壁面の付着物
除去方法

3947609/H11-230676

ロータリーキルンの操業制御方法
及び装置

4340337/H11-278890

セメント及びセメント系固化材の
製造方法及び製造装置

国 立 研 究 開 発 法 人
新エネルギー・産業
技術総合開発機構 
太 平 洋 セ メ ン ト 株
式会社 
荏 原 環 境 プ ラ ン ト
株式会社 
麻 生 セ メ ン ト 株 式
会社

出願公開後の特
許出願

3926029/H11-304370

ロータリーキルンへの原料送入装

4420412/2000-034139

セメント原料への塩素またはアル
カリ源の供給装置及び方法