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R 3416

:2010

(1) 

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  種類及び製品の呼び方 

1

5

  品質

1

6

  外観

2

7

  試験方法

2

7.1

  幅 

2

7.2

  密度(織り密度)

2

7.3

  厚さ

2

7.4

  長さ

3

7.5

  質量(1 m

2

当たりの質量)

3

7.6

  外観

3

8

  検査

3

9

  包装

3

10

  表示

4

附属書 A(規定)処理ガラスクロスの種類及び品質

5


R 3416

:2010

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,硝子繊維協会(GFA)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 3416:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 R

3416

:2010

処理ガラスクロス

Finished textile glass fabrics

序文 

この規格は,1966 年に制定され,その後 5 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2003 年に

行われたが,その後の JIS R 3414 の改正に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,プラスチック(熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂など)の強化材として使用される処理ガラス

クロスについて規定する。この規格の処理ガラスクロスとは,JIS R 3414 に規定するガラスクロス及びこ

れに準じるガラスクロスを用い,プラスチックの種類,用途などの使用目的に合致するよう,クリーニン

グ処理後,カップリング剤などで表面処理した織物とする。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 0101

  テックス方式

JIS R 3410

  ガラス繊維用語

JIS R 3414

  ガラスクロス

JIS R 3420

  ガラス繊維一般試験方法

JIS R 3911

  補強用糸−線密度の試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 3410 による。

種類及び製品の呼び方 

処理ガラスクロスの種類及び種類を表す記号は,

表 A.1 及び表 A.2 による。

なお,製品の呼び方は,

表 A.1 及び表 A.2 による。

品質 

処理ガラスクロスの品質は,箇条 によって試験を行ったとき,次の各項の規定に適合しなければなら

ない。

a)

幅  100 mm 以上 2 351 mm 未満とし,表示に対する許容差は,表 による。


2

R 3416

:2010

   

表 1−幅の許容差 

単位  mm

許容差

100

以上 901 未満

+10

0

901

以上 1

351

未満

+15

0

1 351

以上 2

351

未満

+30

0

b)

密度(織り密度)  たて糸及びよこ糸の 25 mm 又は 10 mm 間の密度(織り密度)は,表 A.1 及び表

A.2

による。また,その許容差は,

表 による。

表 2−密度(織り密度)の許容差 

密度(織り密度)

本/25 mm

許容差

密度(織り密度)

本/10 mm

許容差

20

未満

±1.0 8 未満

±0.4

20

以上

±2.0 8 以上

±0.8

c)

厚さ  厚さの許容差は,±15 %とする。

なお,厚さの中心値は,受渡当事者間の協定によるものとする。

d)  1

巻の長さ  通常,30 m,50 m 又はこれらの整数倍とする。ただし,受渡当事者間の協定がある場合

は,これ以外の長さとすることができる。1 巻の中に継ぎ目のある場合は,1 片の長さは 10 m 以上と

し,3 片以下をもって 1 巻の長さとすることができる。

e)

質量(1 m

2

当たりの質量)  “質量(1 m

2

当たりの質量)

”の下限値は,

表 A.1 及び表 A.2 による。

なお,A.1 及び A.2 に規定のない種類については,JIS R 3414 の 5. e)(1 m

2

当たりの質量)の計算

式によって算出した値を下限値とする。ただし,中心値を設けた場合,質量(1 m

2

当たりの質量)の

許容差は,±5 %とする。

なお,質量(1 m

2

当たりの質量)の中心値は,受渡当事者間の協定によるものとする。

外観 

外観は,7.6 によって試験したとき平均減点数は 15 以下とする。また,使用上重大な障害となる欠点が

あってはならない。主な外観の欠点は,JIS R 3414 

表 による。

試験方法 

7.1 

 

幅の測定は,JIS R 3420 の 7.7(クロスの幅及び長さ)による。

7.2 

密度(織り密度) 

密度(織り密度)の測定は,JIS R 3420 の 7.9(織り密度)による。

7.3 

厚さ 

厚さの測定は,JIS R 3420 の 7.10.1(クロスの厚さ)による。ただし,約 75 mm 以上の間隔をおいた 5

か所について測定する。


3

R 3416

:2010

7.4 

長さ 

長さの測定は,JIS R 3420 の 7.7(クロスの幅及び長さ)による。

7.5 

質量(1 m

2

当たりの質量) 

質量(1 m

2

当たりの質量)の測定は,JIS R 3420 の 7.2(質量)による。JIS R 3420 の 7.2.5 a) 2)のクロ

ス 1 巻の正味質量から算出する場合は,JIS R 3420 の 7.7(クロスの幅及び長さ)によって求めたクロスの

幅及び長さの値を用いる。クロス 1 巻の正味質量は,その質量の 1 000 分の 1 以下の感量をもつはかりで

量り,有効数字 3 けたで表す。

7.6 

外観 

外観の試験は,目視又は同等の検知能力をもつ機器によって,処理ガラスクロス全長にわたり欠点検査

を行う。欠点は減点として扱い,処理ガラスクロス長さ 100 m 当たりの平均減点数として表す。また,減

点数は欠点を含む長さ方向 1 m の範囲を減点範囲とし,複数個の欠点があっても減点数“1”とする。

なお,目視による場合には,欠点を判別できる明るさの照明の下で検査を行う。外観検査機の例を,

1

に示す。

図 1−外観検査機の概念図(例) 

検査 

検査は,合理的な抜取検査方式によって試料を採取し,箇条 によって試験を行い,箇条 及び箇条 6

の規定に適合しなければならない。ただし,合理的な理由がある場合は,受渡当事者間の協定によって検

査項目の一部を省略することができる。

包装 

処理ガラスクロスは,つぶれないような強さをもった巻しんを用いたロール状のものを,処理ガラスク


4

R 3416

:2010

   

ロスが損傷しないような適切な方法及び包装材を用いて包装する。

10 

表示 

処理ガラスクロスには,包装の見やすいところに,かつ,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

a)

規格番号

b)

種類を表す記号

c)

幅及び 1 巻の長さ

d)

継ぎ目のある場合にはその数

e)

製造業者名又はその略号

f)

製造年月又はその略号


5

R 3416

:2010

附属書 A

(規定)

処理ガラスクロスの種類及び品質

A.1 

処理ガラスクロスの種類(ガラス) 

処理ガラスクロスの種類(E ガラス)は,

表 A.1 による。

表 A.1−処理ガラスクロスの種類及び品質(ガラス) 

密度(織り密度)

番手

b)c)

tex

本/25 mm

本/10 mm

種 類 を 表
す記号

a)

たて

よこ

たて

よこ

たて

よこ

質 量 ( 1 m

2

当 た り の 質

量)の下限値

g/m

2

組織

(織り組織)

EPF03D

5.6

2.8

60

52

24.0

20.8

17

平織

EPF03F

5.6

5.6

39

70

15.6

28.0

22

平織

EPF03E

5.6

5.6

56

56

22.4

22.4

23

平織

EPF03G

5.6

5.6

60

30

24.0

12.0

18

平織

EPF03A

5.6

5.6

60

35

24.0

14.0

20

平織

EPF03B

5.6

5.6

60

51

24.0

20.4

23

平織

EPF04A

11.2

5.6

48

30

19.2

12.0

26

平織

EPF05A

11.2

5.6

60

35

24.0

14.0

32

平織

EPF05B

11.2

11.2

55

49

22.0

19.6

44

平織

EPF06

11.2

11.2

60

46

24.0

18.4

44

平織

EPF06B

11.2

11.2

70

60

28.0

24.0

54

平織

EPF08D

16.5

16.5

60

62

24.0

24.8

72

平織

EPF08A

22.5

11.2

60

64

24.0

25.6

77

平織

EPF08B

22.5

22.5

39

39

15.6

15.6

65

平織

EPF08C

22.5

22.5

42

42

16.8

16.8

70

平織

EPF09F

22.5

11.2

70

70

28.0

28.0

88

平織

EPF09A

22.5

22.5

54

49

21.6

19.6

87

平織

EPF09B

33.7

33.7

20

20

8.0

8.0

47

平織

EPF09E

33.7

33.7

30

25

12.0

10.0

66

平織

EPF09C

33.7

33.7

30

30

12.0

12.0

73

平織

EPF09D

33.7

67.5

20

10

8.0

4.0

47

平織

EPF10A

22.5

22.5

60

58

24.0

23.2

99

平織

EPF10C

22.5

22.5

62

58

24.8

23.2

101

平織

EPF10D

22.5

22.5

65

55

26.0

22.0

101

平織

EPF10B

22.5

33.7

43

39

17.2

15.6

83

平織

EPF10E

33.7

33.7

33

33

13.2

13.2

80

平織

EPF11F

33.7

33.7

40

32

16.0

12.8

88

平織

EPF11C

33.7

33.7

42

32

16.8

12.8

92

平織

EPF11D

67.5

67.5

13

13

5.2

5.2

63

平織

EPF11E

67.5

67.5

16

15

6.4

6.0

76

平織

EPF12D

33.7

67.5

30

20

12.0

8.0

83

平織

EPF12E

67.5

67.5

19

17.5

7.6

7.0

90

平織

EPF12C

67.5

67.5

19

19

7.6

7.6

94

平織

EPF13C

33.7

33.7

60

50

24.0

20.0

138

平織

EPF13B

67.5

67.5

25

25

10.0

10.0

121

平織


6

R 3416

:2010

   

表 A.1−処理ガラスクロスの種類及び品質(ガラス)(続き)

密度(織り密度)

番手

b)c)

tex

本/25 mm

本/10 mm

種 類 を 表
す記号

a)

たて

よこ

たて

よこ

たて

よこ

質 量 ( 1 m

2

当 た り の 質
量)の下限値

g/m

2

組織

(織り組織)

EPF14A  45.0 45.0 42  40  16.8 16.0  137

平織

EPF15C  45.0 45.0 46  42  18.4 16.8  146

平織

EPF15B  45.0 45.0 46  45  18.4 18.0  151

平織

EPF15D  45.0 45.0 49  42  19.6 16.8  151

平織

EPF16C  45.0 67.5 40  36  16.0 14.4  157

平織

EPF16A  67.5 67.5 32  25  12.8 10.0  139

平織

EPF16D 101.2 101.2  17.5  17.5  7.0  7.0  131

平織

EPF17B 101.2 101.2 19  19

7.6  7.6  142

平織

EPF18A  67.5 67.5 42  32  16.8 12.8  184

平織

EPF18B  67.5 67.5 44  32  17.6 12.8  191

平織

EPF19C  74.0 74.0 42  31  16.8 12.4  194

平織

EPF20 135.0

135.0

18  18  7.2 7.2 178

平織

EPF21A 135.0 135.0  19  18

7.6  7.2  184

平織

EPF21B 135.0 135.0 19  19

7.6  7.6  189

平織

EPF21C 33.7

337.5B

16  10  6.4 4.0 132

平織

EPF23  67.5

135.0

42 23 16.8 9.2

215

平織

EPF24 135.0

135.0

25 24 10.0 9.6

246

平織

EPF25 135.0

135.0

32 21 12.8 8.4

257

平織

EPF28A

135.0

135.0

32 25 12.8

10.0

293

平織

EPF30D

135.0

135.0

30 29 12.0

11.6

297

平織

EPF30E 135.0

135.0 32  27  12.8 10.8  297

平織

EPF30A 270.0 270.0  15  15

6.0  6.0  293

平織

EPF30B 270.0 270.0 16  15

6.4  6.0  304

平織

EPF33 270.0

270.0

11  11  4.4 4.4 210

平織

EPF35B

337.5

337.5

9 9 3.6

3.6

210

平織

EPF37B

404.9

404.9

9 9 3.6

3.6

251

平織

EPF38A 270.0 270.0  20  19

8.0  7.6  378

平織

EPF38B 337.5 337.5 10  10

4.0  4.0  236

平織

EPF40B 404.9 404.9 10  10

4.0  4.0  283

平織

EPF40C

472.5

472.5

8 8 3.2

3.2

256

平織

EPF42 337.5

337.5

16  16  6.4 6.4 394

平織

EPF44

540.0

540.0

8 8 3.2

3.2

314

平織

ESF07  22.5

11.2

65 33 26.0

13.2 69

朱子織

ESF09A  22.5 22.5 60  58  24.0 23.2  99

朱子織

ESF11B  45.0 22.5 54  30  21.6 12.0  115

朱子織

ESF13

67.5 22.5 50  30  20.0 12.0  150

朱子織

ESF13D  67.5 22.5 52  30  20.8 12.0  150

朱子織

ESF15A  67.5 33.7 57  30  22.8 12.0  175

朱子織

ESF16 101.2

22.5

46 25 18.4

10.0

193

朱子織

ESF22A  67.5 67.5 54  52  21.6 20.8  267

朱子織

ESF22B  67.5 67.5 57  54  22.8 21.6  281

朱子織

ESF22C

135.0

33.7

46 26 18.4

10.4

262

朱子織

ESF23 135.0

33.7

50 25 20.0

10.0

282

朱子織


7

R 3416

:2010

表 A.1−処理ガラスクロスの種類及び品質(ガラス)(続き)

密度(織り密度)

番手

b), c)

tex

本/25 mm

本/10 mm

種 類 を 表
す記号

a)

たて

よこ

たて

よこ

たて

よこ

質 量 ( 1 m

2

当 た り の 質
量)の下限値

g/m

2

組織

(織り組織)

ESF46 135.0

135.0

54  48 21.6

19.2 513

朱子織

ESF64 270.0

270.0

43  36 17.2

14.4 785

朱子織

ETF22 67.5

67.5

54 55 21.6

22.0

275

あや織

ETF26 67.5

67.5

77 39 30.8

15.6

293

あや織

ETF33 168.5

168.5

30  30  12.0

12.0 366

あや織

ETF45 270.0

270.0

34  22  13.6 8.8 562

あや織

ETF46 135.0

135.0

47  34  18.8

13.6 420

あや織

a)

種類を表す記号は,JIS R 3414 の製品の呼び方に処理ガラスクロスの記号“F”を付け加えて呼ぶ。

例  E  P  F  05  B

                            糸の番手の違い及び密度(織り密度)の違いを示すための任意の記号 
                            厚さを示す記号(JIS R 3414 の厚さで小数点以下の数値で表す。

                            処理ガラスクロスを示す記号 
                            組織(織り組織)を示す記号(平織は P,朱子織は S,あや織は T) 
                            ガラスの種類を示す記号(E ガラスは E,C ガラスは C)

b)

  JIS L 0101

によるテックス(tex)を表し,この値は JIS R 3911 の 8.3(サイズされた試験片での試験)又は JIS 

R 3911

の 8.2(脱サイズした試験片での試験)による。

c)

番手のよこに記載されている B は,バルキー加工糸をいう。

A.2 

処理ガラスクロスの種類(ガラス) 

処理ガラスクロスの種類(C ガラス)は,

表 A.2 による。

表 A.2−処理ガラスクロスの種類及び品質(ガラス)

密度(織り密度)

番手

b)

tex

本/25 mm

本/10 mm

種 類 を 表
す記号

a)

たて

よこ

たて

よこ

たて

よこ

質 量 ( 1 m

2

当 た り の 質
量)の下限値

g/m

2

組織

(織り組織)

CPF12 70.0

70.0

19 18 7.6

7.2

98

平織

CPF22 140.0

140.0 19  18 7.6 7.2  196

平織

a)

表 A.1 の注

a)

による。

b)

表 A.1 の注

b)

による。

参考文献 ISO 

1887

,Textile glass−Determination of combustible-matter content 

ISO 1889

,Reinforcement yarns−Determination of linear density

ISO 2113

,Reinforcement fibres−Woven fabrics−Basis for a specification

ISO 3374

,Reinforcement products−Mats and fabrics−Determination of mass per unit area

ISO 4602

,Reinforcements−Woven fabrics Determination of number of yarns per unit length of warp

and weft

ISO 4603

,Textile glass−Woven fabrics−Determination of thickness

ISO 4604

,Textile glass−Woven fabrics−Determination of conventional flexural stiffness−Fixed

angle flexometer method

ISO 5025

,Reinforcement products−Woven fabrics−Determination of width and length