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日本工業規格

JIS

 R

3415

-1995

ガラステープ

Textile glass tapes

1.

適用範囲  この規格は,主として,電気絶縁,ライニング及びプラスチックの強化に用いる無処理(

1

)

のガラステープ(

2

)

について規定する。

(

1

)

無処理とは,織り上げたままの状態をいう。

(

2

)

ガラステープとは,JIS R 3413 に適合する無アルカリガラス糸を用いて製織した,100mm 以下

の幅の織物をいう。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS R 3410

  ガラス繊維用語

JIS R 3413

  ガラス糸

JIS R 3420

  ガラス繊維一般試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS R 3410 の規定による。

3.

区分,種類及び記号  ガラステープの区分は,用途,織り方によって表 のとおりとし,種類は,表

2

及び

表 のとおりとする。

表 1  ガラステープの区分及び記号

区分及び記号

用途

織り方

ETMP

平織 (P)

ETMT

一般用(FRP,ライニング用など)

あや織 (T)

ETGP

電気絶縁用

平織 (P)


2

R 3415-1995

表 2  一般用ガラステープの種類

品質

番手  tex

密度

厚さ  mm

幅  mm

たて

よこ

種類及び記号

たて

よこ

本/幅

本/25 mm

寸法

許容差

寸法

許容差

質量

g/m

引張強さ

N {kgf}

ETMP

  10050A 90 以上 50

4.8

以上  1 254 {128}  以上

ETMP

  10075A 136 以上 75

±2.0

7.3

以上  1 891 {193}  以上

ETMP

  10100A

22.5

182

以上

20

以上

0.10

±0.02

100

±3.0 9.8 以上  2 528 {258}  以上

ETMP

  13050A 70 以上 50

5.7

以上 970  { 99}  以上

ETMP

  13075A 106 以上 75

±2.0

8.6

以上  1 470 {150}  以上

ETMP

  13100A

45.0

45.0

142

以上

31

以上

100

±3.0 11.2 以上  1 970 {201}  以上

ETMP

  13050B 36 以上 50

4.6

以上 755  { 77}  以上

ETMP

  13075B 55 以上 75

±2.0

6.9

以上  1 147 {117}  以上

ETMP

  13100B

67.5 67.5

74

以上

0.13

±0.03

100

±3.0 9.2 以上  1 539 {157}  以上

ETMP

  20050A 36 以上 50

9.2

以上  1 499 {153}  以上

ETMP

  20075A 55 以上 75

±2.0

13.9

以上  2 293 {234}  以上

ETMP

  20100A

135.0 135.0

74

以上

17

以上

0.20

±0.04

100

±3.0 18.5 以上  3 087 {315}  以上

ETMT

  30050A 154 以上 50

13.1

以上  3 205 {327}  以上

ETMT

  30075A 232 以上 75

±2.0

19.7

以上  4 831 {493}  以上

ETMT

  30100A

67.5 67.5

310

以上

28

以上

0.30

±0.06

100

±3.0 26.2 以上  6 458 {659}  以上

表 3  電気絶縁用ガラステープの種類 

品質

番手  tex

密度

厚さ  mm

幅  mm

たて

よこ

種類及び記号

たて

よこ

本/幅

本/25 mm

寸法

許容差

寸法

許容差

質量

g/m

引張強さ

N {kgf}

ETGP

  0513A 40 以上 13

0.6

以上

158 { 16}

以上

ETGP

  0519A 56 以上 19

0.9

以上

225 { 23}

以上

ETGP

  0525A 78 以上

40

以上

25 1.2

以上

323 { 33}

以上

ETGP

  0513B 36 以上 13

0.6

以上

137 { 14}

以上

ETGP

  0519B 52 以上 19

0.9

以上

205 { 21}

以上

ETGP

  0525B 68 以上 25

±1.0

1.2

以上

274 { 28}

以上

ETGP

  0538B

11.2

102

以上

44

以上

0.05

±0.01

38

±1.5 1.8 以上

421 { 43}

以上

ETGP

  0713A 34 以上

±0.02

13 0.9

以上

235 { 24}

以上

ETGP

  0719A 50 以上

19

1.4

以上

343 { 35}

以上

ETGP

  0725A 66 以上

25

±1.0

1.8

以上

461 { 47}

以上

ETGP

  0730A 80 以上

30

2.2

以上

549 { 56}

以上

ETGP

  0738A

11.2

100

以上

38

±1.5

2.8

以上

696 { 71}

以上

ETGP

  0713B 26 以上

13

1.0

以上

186 { 19}

以上

ETGP

  0719B 40 以上

19

1.5

以上

284 { 29}

以上

ETGP

  0725B 50 以上

25

±1.0

1.9

以上

353 { 36}

以上

ETGP

  0738B

22.5

74

以上

40

以上

 38

±1.5 2.8 以上

519 { 53}

以上

ETGP

  0713C 28 以上

13

1.1

以上

294 { 30}

以上

ETGP

  0719C 36 以上

19

1.5

以上

372 { 38}

以上

ETGP

  0725C 50 以上

25

±1.0

2.1

以上

519 { 53}

以上

ETGP

  0730C

22.5

60

以上

23

以上

0.07

 30

±1.5 2.5 以上

628 { 64}

以上

ETGP

  1013A 22 以上 0.10

13  1.2

以上

225 { 23}

以上

ETGP

  1019A 30 以上

19

1.7

以上

313 { 32}

以上

ETGP

  1025A 40 以上

25

±1.0

2.3

以上

421 { 43}

以上

ETGP

  1038A

33.7

33.7

60

以上

31

以上

38

±1.5 3.4 以上

627 { 64}

以上


3

R 3415-1995

品質

番手  tex

密度

厚さ  mm

幅  mm

たて

よこ

種類及び記号

たて

よこ

本/幅

本/25 mm

寸法

許容差

寸法

許容差

質量

g/m

引張強さ

N {kgf}

ETGP

  1013B 28 以上

13

1.5

以上 392  { 40}  以上

ETGP

  1019B 40 以上

19

2.2

以上 559  { 57}  以上

ETGP

  1025B 52 以上

25

±1.0

2.9

以上 725  { 74}  以上

ETGP

  1038B

45.0 22.5

68

以上

33

以上

38

±1.5 3.9 以上 941  { 96}  以上

ETGP

  1313A 28 以上 13

1.7

以上 392  { 40}  以上

ETGP

  1319A 40 以上 19

2.5

以上 559  { 57}  以上

ETGP

  1325A 52 以上 25

±1.0

3.3

以上 725  { 74}  以上

ETGP

  1338A

45.0

76

以上

35

以上

38

±1.5 4.9 以上  1 058 {108}  以上

ETGP

  1313B 24 以上 13

1.9

以上 500  { 51}  以上

ETGP

  1319B 32 以上 19

2.5

以上 666  { 68}  以上

ETGP

  1325B 42 以上 25

±1.0

3.3

以上 872  { 89}  以上

ETGP

  1338B 62 以上

21

以上

38

±1.5 5.0 以上  1 294 {132}  以上

ETGP

  1313C 22 以上 13

1.9

以上 460  { 47}  以上

ETGP

  1319C 30 以上 19

2.6

以上 627  { 64}  以上

ETGP

  1325C 40 以上 25

±1.0

3.4

以上 833  { 85}  以上

ETGP

  1338C

33.7

60

以上

27

以上

0.13

±0.02

38

±1.5 5.1 以上  1 255 {128}  以上

ETGP

  1813A 22 以上 13

2.1

以上 461  { 47}  以上

ETGP

  1819A 32 以上 19

3.1

以上 666  { 68}  以上

ETGP

  1825A 42 以上 25

±1.0

4.1

以上 872  { 89}  以上

ETGP

  1838A 62 以上

21

以上

38

±1.5 6.3 以上  1 294 {132}  以上

ETGP

  1813B 22 以上 13

2.4

以上 461  { 47}  以上

ETGP

  1819B 30 以上 19

3.3

以上 627  { 64}  以上

ETGP

  1825B 40 以上 25

±1.0

4.3

以上 833  { 85}  以上

ETGP

  1838B

67.5

60

以上

27

以上

0.18

±0.03

38

±1.5 6.4 以上  1 255 {128}  以上

ETGP

  2513A 24 以上 13

3.0

以上 755  { 77}  以上

ETGP

  2519A 35 以上 19

4.3

以上  1 098 {112}  以上

ETGP

  2525A 46 以上 25

±1.0

5.9

以上  1 441 {147}  以上

ETGP

  2538A

101.2

67.5

70

以上

21

以上

38

±1.5 8.9 以上  2 185 {223}  以上

ETGP

  2513B 14 以上 13

3.3

以上 755  { 77}  以上

ETGP

  2519B 22 以上 19

4.9

以上  1 098 {112}  以上

ETGP

  2525B 30 以上 25

±1.0

6.4

以上  1 441 {147}  以上

ETGP

  2538B

135.0 135.0

46

以上

19

以上

0.25

±0.04

38

±1.5 9.7 以上  2 185 {223}  以上

4.

品質  ガラステープの品質は,6.によって試験を行い,次の各項の規定に適合しなければならない。

(1)

ガラステープの使用糸の番手(

3

)

,密度(

4

)

,厚さ,厚さの許容差,幅,幅の許容差,質量(

5

)

及び引張強

さは,

表 及び表 のとおりとする。

(

3

)

番手は,tex(テックス)を表す。

(

4

)

密度は,たて糸の場合本/全幅,よこ糸の場合本/25mm を表す。

(

5

)

質量は,1m 当たりの g 数を表す。

(2)

ガラステープの密度は,

表 及び表 による。ただし,受渡当事者間で基準値を定めた場合,その許

容差は,たて糸はテープ幅が 50mm 未満のものは±1 本/全幅,50mm 以上のものは±2 本/全幅,よ

こ糸は±2 本/25mmn とする。


4

R 3415-1995

5.

外観  ガラステープの外観は,使用上障害となる汚れ,けば,織りむら,折れ目,糸抜け,巻き不良

などの欠点があってはならない。

6.

試験方法

6.1

試験室の条件  試験室の条件は,JIS R 3420 の 3.(試験条件)による。

6.2

密度  ガラステープの密度は,JIS R 3420 の 5.9(密度)による。ただし,たて糸については,テー

プの全幅に含まれる糸本数とし,約 300mm 以上の間をおいた 5 か所について測定し,その平均値で表す。

6.3

厚さ  ガラステープの厚さは,JIS R 3420 の 5.10(厚さ)による。

なお,約 500mm 以上の間をおいた 5 か所について測定し,その平均値で表す。

6.4

幅  ガラステープの幅は,JIS R 3420 の 5.7(幅)による。

なお,約 300mm 以上の間をおいた 5 か所について測定し,その平均値で表す。

6.5

長さ  ガラステープの長さは,JIS R 3420 の 5.8(長さ)による。

6.6

質量  ガラステープの質量は,JIS R 3420 の 5.2.2(3)(1m 当たりの質量)によって 1 巻の正味質量

を量り,次の式によって求める。

なお,試料は,5 巻とし,その平均値で表す。

d

c

b

a

=

ここに,

a

: 1m 当たりの質量 (g/m)

b

:  試料と巻しんの質量 (g)

c

:  巻しんの質量 (g)

d

:  試料の長さ (m)

6.7

引張強さ  ガラステープのたて方向の引張強さは,JIS R 3420 の 5.4(引張強さ)による。ただし,

幅が 30mm 未満のものは,原幅で測定する。30mm 以上のものは,次の式によって原幅に換算する。

なお,試料は,5 個とし,その平均値で表す。

25

g

f

I

×

=

ここに,

I

引張強さ

 (N) {kgf}

f

 25mm

幅の引張荷重

 (N/25mm) {kgf/25mm}

g

ガラステープの幅

 (mm)

6.8

外観  ガラステープの外観は,適切な照明の下で目視によって行う。

7.

検査  ガラステープの検査は,4.及び 5.について 6.によって試験を行い,合否を決定する。ただし,

受渡当事者間の協定によって検査項目の一部を省略することができる。

なお,検査は,合理的な抜取方法によって行うことができる。

8.

包装  ガラステープの包装は,次による。

(1)

ガラステープの

1

巻の長さは,原則として

30m

50m

又はこれらの整数倍とする。ただし,

1

巻中に

含まれる切れ目又は継ぎ目の許容数は,

1

巻の長さが

60m

未満のものについては,

1

か所までとし,

長さ

60m

以上のものについては,

2

か所までとする。

なお,切れ目又は継ぎ目の

1

片の長さは,

10m

以上とする。


5

R 3415-1995

(2)

ガラステープの包装は,十分な強さをもった巻しんを用い,損傷のおそれがないように適切な方法で

包装する。

9.

製品の呼び方  ガラステープの呼び方は,種類及び記号で呼ぶ。種類及び記号は,無アルカリガラス,

テープの記号,用途,織り方,呼び厚さ,公称幅並びに使用糸の番手の違い及び密度の違いをこの順序に

組み合わせて呼ぶ。

一般用ガラステープ

10.

表示  ガラステープの表示は,包装の見やすいところに,容易に消えない方法で,次の事項を表示す

る。

(1)

種類及び記号

(2)

  1

巻の長さ

(3)

巻数

(4)

製造業者名又はその略号

(5)

製造年月又はその略号


6

R 3415-1995

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

境  野  照  雄

東京工業大学名誉教授

平  松  博  久

通商産業省生活産業局

倉      剛  進

工業技術院標準部

黒  木  勝  也

財団法人日本規格協会

栗  原  貞  夫

社団法人強化プラスチック協会

田  村  正  勝

日本プラスチック工業連盟

堀      禎  夫

研削砥石工業会

梅  山  洋  一

株式会社有沢製作所

北  村  盾  夫

旭シュエーベル株式会社

長  峯  真  実

鐘紡株式会社

吉  沢      透

ユニチカ株式会社

田  中      好

日本硝子繊維株式会社

伊  藤  晴  康

旭ファイバーグラス株式会社

鈴  木  孝  夫

日東紡績株式会社

原  田  春  生

ユニチカユーエムグラス株式会社

高  木  克  征

富士ファイバーグラス株式会社

鈴  木  捷  宏

セントラル硝子株式会社

小  林  正  明

日本電気硝子株式会社

木  間  和  雄

硝子繊維協会

(事務局)

渡  部  恵  三

硝子繊維協会