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R 3412

:2006

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,硝子繊維協会(GFA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 3412:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


R 3412

:2006

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類

2

5.

  品質

2

6.

  外観

2

7.

  試験方法

2

7.1

  試験室の条件 

2

7.2

  番手

2

7.3

  水分率

2

7.4

  引張強さ 

2

7.5

  アルカリ含有率

2

7.6

  外観

3

8.

  検査

3

9.

  包装

3

10.

  製品の呼び方 

3

11.

  表示 

3

 
 
 


日本工業規格

JIS

 R

3412

:2006

ガラスロービング

Textile glass roving

1. 

適用範囲  この規格は,主としてプラスチックの強化に用いるガラスロービング(

1

)

(以下,ロービン

グという。

)について規定する。

注(

1

) 

ロービングとは,E ガラス(無アルカリガラス)

(以下,E ガラスという。

)のストランド又はス

トランドを引きそろえたもの。通常は,円筒状に巻き取ったもの。

なお,ストランドとは,ガラスの単繊維に集束剤を塗布し集束した,よりのないものをいう。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 0101

  テックス方式

JIS R 3410

  ガラス繊維用語

JIS R 3420

  ガラス繊維一般試験方法

JIS R 3911

  補強用糸−線密度の試験方法

備考

ISO 1889:1997

,Reinforcement yarns−Determination of linear density が,この規格と一致して

いる。

JIS R 3913

  強化繊維製品の水分の試験方法

備考

ISO 3344:1997

,Reinforcement products−Determination of moisture content からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 9015-1 

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型

        抜取検査方式

備考

ISO/DIS 2859-1:1997

,Sampling procedure for inspection by attributes−Part 1:Sampling schemes

indexed by acceptance quality limit(AQL)for lot-by-lot inspection

が,この規格と一致している。

ISO 2078:1993

  Textile glass−Yarns−Designation

3. 

定義  この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS R 3410 による。


2

R 3412

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4. 

種類  ロービングの種類は番手によって分類し,種類を表す記号は表 による。

  なお,表 に記載のない種類については,受渡当事者間の協定によって追加することが出来る。

  1  ロービングの種類

種類を表す記号(

2

)

番手(

3

)

ER    575 575

ER 1150

1150

ER 2200

2200

ER 2310

2310

ER 2400

2400

ER 3460

3460

ER 4400

4400

ER 4630

4630

ER 4800

4800

ER 8800

8800

ER 9260

9260

(

2

ここに示す種類を表す記号は,10.a)による。

(

3

)

ここに示す番手は,JIS L 0101 のテックス(tex)を表し,こ
の値は,JIS R 3911 の 8.3(サイズされた試験片での試験)

又は 8.2(脱サイズした試験片での試験)による。 

5. 

品質  ロービングの品質は,7.によって試験を行ったとき,次の各項の規定に適合しなければならな

い。

a)

番手の許容差  ロービングの番手の許容差は,表 による。

  2  番手の許容差

個々の測定値の許容差  %

±10

b)

水分率  ロービングの水分率は,0.50 %以下とする。

c)

引張強さ  ロービングの引張強さは,0.245 N/tex 以上とする。

d)

アルカリ含有率  E ガラスのアルカリ含有率は,2  %以下とする。ただし,電気・電子用など特定の

用途においては,受渡当事者間の協定によって 0.8 %未満とすることができる。

6

  外観  ロービングは,外観が均一で,しっかりと巻かれていなければならない。主な外観欠点を表 3

に示す。

  なお,外観欠点の程度及び許容数については,受渡当事者間の協定によって決めることができる。

  3  主な外観欠点

分類

欠点

集束剤のむら

ロービングの外観

汚れ

ロービングの巻外観

巻きくずれ

7. 

試験方法

7.1

試験室の条件  試験室の条件は JIS R 3420 の 4.(試験室の標準状態及び試験条件)による。

7.2

番手  番手は,JIS R 3420 の 7.1(番手)又は JIS R 3911 の 8.3(サイズされた試験片での試験)に

よる。


3

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7.3

水分率  水分率は,JIS R 3420 の 7.3(水分率及び強熱減量)又は JIS R 3913 による。

7.4

引張強さ  引張強さは,JIS R 3420 の 7.4.3(ガラス糸及びロービングの場合)による。

7.5   

アルカリ含有率  アルカリ含有率は,JIS R 3420 の 7.11(アルカリ含有率)による。

7.6 

外観  外観は適切な照明の下で,目視によって行う。

8. 

検査  ロービングの検査は,JIS Z 9015-1 などの合理的な抜取方法によって試料を採取し,5.及び 6.

について,7.のあらかじめ定めた試験条件及び試験方法によって試験を行い,合否を決定する。

9. 

包装  ロービングは,損傷のおそれのないように,適切な方法で包装する。巻しんを使用する場合は,

その内径を約 76 mm とする。ただし,受渡当事者間の協定によって,これ以外の寸法のものを用いてもよ

い。

10. 

製品の呼び方  ロービングの呼び方は,次による。

a) 

製品の呼び方は,Eガラスを表す記号(E)

,ロービングを表す記号(R)及び番手をこの順序に組み

合わせて呼ぶ。

E

R   2310 

                                      ロービングの番手

                                      ロービングの記号

                                      E ガラスの記号

b)  ISO 2078:1993

による製品の呼び方は,Eガラスを表す記号(E)

,長繊維を表す Continuous-filament

yarns

の頭文字(C)

,ロービング形成ストランドの単繊維直径及びロービングの番手をこの順番に組

み合わせて呼ぶ。

E

C   10   2310 

                                      ロービングの番手

                                      ストランドの単繊維直径

                                      長繊維を表す Continuous-filament yarns の頭文字

                                      E ガラスの記号

11. 

表示  ロービングには,包装の見やすい所に,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

a) 

種類(10.a)及び b)による呼び方を表示するか、又はそのいずれかを表示する。

b) 

質量(1 巻又は 1 包装の質量)

c) 

製造業者名又はその略号

d) 

製造年月又はその略号

関連規格 ISO 

2797:1986

  Textile glass‐Roving‐Basis for a specification


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