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R 3411

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類 

1

5

  品質 

2

6

  試験方法  

3

6.1

  チョップマットの質量(質量)及び最大偏差率  

3

6.2

  強熱減量  

3

6.3

  幅  

3

6.4

  長さ  

3

6.5

  巻の質量  

3

6.6

  外観  

3

7

  検査 

4

8

  包装 

4

9

  製品の呼び  

4

10

  表示  

4


R 3411

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,硝子繊維協会(GFA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 3411:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 26 年 9 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS マ

ーク表示認証において,JIS R 3411:2006 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 R

3411

:2014

ガラスチョップドストランドマット

Textile glass chopped strand mats

序文 

この規格は,1961 年に制定され,その後 7 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2006 年に

行われたが,その後の関連 JIS 及び ISO 規格に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,主としてプラスチックの強化に用いるガラスチョップドストランドマット(以下,チョッ

プマットという。

)について規定する。

注記  チョップマットとは,E ガラスのストランドを約 50 mm に切断し,無方向に均一な厚さに積み

重ね,結合剤を用いてマット状に成形したものをいう。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS R 3410

  ガラス繊維用語

JIS R 3420

  ガラス繊維一般試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語の定義は,JIS R 3410 による。

種類 

チョップマットの種類は 1 m

2

当たりの標準質量によって分類し,種類を表す記号は

表 による。

なお,

表 に記載のない種類については,受渡当事者間の協定によって追加することができる。

この場合の種類を表す記号は,1 m

2

当たりの標準質量を記載する(例えば,1 m

2

当たりの標準質量が 700

g

の場合,EM 700 とする)


2

R 3411

:2014

表 1−チョップマットの種類

単位  g

種類を表す記号

a)

 1

m

2

当たりの標準質量

EM 300

300

EM 360

360

EM 380

380

EM 450

450

EM 600

600

a)

ここに示す種類を表す記号は,箇条 を参照。

品質 

チョップマットの品質は,箇条 によって試験を行ったとき,次の各項の規定に適合しなければならな

い。

a)

チョップマットの質量(質量)及び最大偏差率  チョップマットの質量(質量)及びその最大偏差率

は,面積 1 000 cm

2

当たり又は 300 mm×300 mm 当たりで規定し,

表 による。ただし,受渡当事者間

の協定によって,

表 以外でチョップマットの質量(質量)及びその最大偏差率を定めることができ

る。その場合でも,チョップマットの質量(質量)及びその最大偏差率は,面積 1 000 cm

2

当たり又は

300 mm

×300 mm 当たりで規定する。

b)

強熱減量  チョップマットの強熱減量は,表 による。ただし,受渡当事者間の協定によって,表 2

以外の強熱減量の基準値を定めることができる。その場合でも,許容差は,

表 の範囲とする。

c)

幅  チョップマットの幅は,表 による。ただし,受渡当事者間の協定によって,表 以外の幅とす

ることができる。その場合でも,許容差は,

表 の範囲とする。

d)

長さ  チョップマットの長さは,表 による。ただし,受渡当事者間の協定によって,表 以外の長

さとすることができる。その場合でも,許容差は,

表 の範囲とする。

e)

1

巻の質量  チョップマットの 1 巻の質量は,表 による。ただし,受渡当事者間の協定によって,

表 以外で幅及び長さを取り決めた場合,1 巻の質量及びその許容差は,次の式による。

6

A

10

×

×

×

=

l

b

m

ρ

07

.

0

×

±

m

s

ここに,

m: 1 巻の質量(kg)

ρ

A

1 m

2

当たりの標準質量(g/m

2

b: 幅(mm)

l: 長さ(m)

s: 1 巻の質量の許容差(kg)


3

R 3411

:2014

表 2−チョップマットの品質 

種類を

表す

記号

質量及び最大偏差率

強熱減量

%

mm

長さ

m

1

巻の質量

kg

面積 1 000 cm

2

当たり 300

mm

×300 mm

当たり

質量

g

最大偏差率

%

質量

g

最大偏差率

%

基準値 許容差

寸法 許容差 寸法  許容差  質量

許容差

EM 300  30.0

20

以下 27.0 20 以下 10 以下 基 準 値

の±50

%

1 040

±5 96

+0.5

0

30

±2.1

EM 360  36.0

32.4

80

EM 380  38.0

34.2

76

EM 450  45.0

40.5

64

EM 600  60.0

54.0

48

f)

外観  チョップマットは,外観が均一で,その端面が過度に不ぞろいにならないように,しっかりと

巻かれていなければならない。主な外観欠点を

表 に示す。

なお,外観欠点の程度及び許容数については,受渡当事者間の協定によって決めることができる。

表 3−主な外観欠点

欠点項目

破れ

汚れ(油汚れ,汚れストラ

ンドを含む。

異物の混入

しわ

ストランドの塊

局部的に薄い箇所

ストランドの結合不良

結合剤の付着むら

試験方法 

6.1 

チョップマットの質量(質量)及び最大偏差率 

チョップマットの質量(質量)及び最大偏差率は,JIS R 3420 の 7.2[クロス及びマットの質量(質量)

による。

6.2 

強熱減量 

強熱減量は,JIS R 3420 の 7.3.2(強熱減量)による。

6.3 

 

幅は,JIS R 3420 の 7.7(クロス及びマットの幅及び長さ)による。

6.4 

長さ 

長さは,JIS R 3420 の 7.7.4(クロス及びマットの長さ)による。

6.5 1

巻の質量 

1

巻の質量は,200 g 以下の感量をもつはかりを用いて量る。1 巻の質量が 25 kg 未満の場合は,25 kg 以

上になる最低巻数を一緒に量り,その平均値を 1 巻の質量とする。試験雰囲気の調整は必要としない。

6.6 

外観 

JIS R 3420

の 7.22(外観)による。


4

R 3411

:2014

検査 

チョップマットの検査は,合理的な抜取検査方法によって試料を採取し,箇条 によって試験を行い,

箇条 の規定に適合したものを合格とする。ただし,合理的な理由がある場合には,受渡当事者間の協定

によって検査項目の一部を省略することができる。

包装 

チョップマットは,巻芯に巻き,損傷のおそれのないように包装する。

製品の呼び 

チョップマットの呼び方は,E ガラスを表す記号(E)

,チョップマットの記号(M)及び 1 m

2

当たりの

標準質量をこの順序に組み合わせて呼ぶ。

例     E   M   300

                                   1 m

2

当たりの標準質量

                                    チョップマットの記号

                                    E ガラスの記号

10 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合したチョップマットには,包装の見やすい所に容易に消えない方法で,

次の事項を表示する。

なお,端を切りそろえていないチョップマットの場合は,片耳付きはその記号 Y を,両耳付きはその記

号 DY を表示する。

a)

規格番号

b)

種類を表す記号

c)

幅及び長さ

d)

製造業者名又はその略号

e)

製造年月又はその略号