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R 3410

:2006

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,硝子繊維協会(GFA)

/財団法人  日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 3410:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実

用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


R 3410

:2006

3

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

3.1

  ガラスの基本 

2

3.2

  ガラス繊維製造工程(ガラス溶融及び紡糸)

2

3.3

  ガラス繊維加工工程

4

3.4

  ガラス繊維製品

7

3.5

  検査及び試験 

13

3.6

  品質

18

 


日本工業規格

JIS

 R

3410

:2006

ガラス繊維用語

Glossary of terms relating to textile glass

1. 

適用範囲  この規格は,ガラス長繊維及びその製品において用いる主な用語について規定する。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1321

  建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法

JIS C 6480

  プリント配線板用銅張積層板通則

JIS L 1091

  繊維製品の燃焼性試験方法

JIS L 1096

  一般織物試験方法

JIS R 3103-1

  ガラスの粘性及び粘性定点  −  第 1 部:軟化点の測定方法

JIS R 3411

  ガラスチョップドストランドマット

JIS R 3412

  ガラスロービング

JIS R 3413

  ガラス糸

JIS R 3414

  ガラスクロス

JIS R 3415

  ガラステープ

JIS R 3416

  処理ガラスクロス

JIS R 3417

  ガラスロービングクロス

JIS R 3420

  ガラス繊維一般試験方法

JIS R 3421

  集じん用処理ガラスクロス

JIS R 3425

  表面ばり用ガラスクロス

ISO 472:

1999  Plastics – Vocabulary

3. 

定義  用語及び定義は,3.1 から 3.6 による。

なお,参考のために対応英語を示す。

    備考1.

用語に丸括弧が付いている場合,括弧内は,読み又は同異義語などを示す。

    2.

対応英語に丸括弧がついている場合,括弧内は,省略することができる。

    3. 用語及び対応英語において,二つ以上の字句を並べた場合は,その記載の順に従って優先使用

する。

    4. 用語の並べ方は,六つの項目別に分類した後,各項目の中を五十音順とした。 
    5. 索引は使用の便宜を考えて日本語索引及び英語索引を併記した。


2

R 3410

:2006

3.1 

ガラスの基本

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1001 

E

ガラス

はん用繊維用ガラス。電気絶縁性に優れている。アルカリ

(Na

2

O

,K

2

O

)含有率が,2.0  %以下の組成のガラス。無アル

カリガラスともいう(JIS R 3413 参照)

E-glass

1002 

ECR

ガラス

電気絶縁性と耐酸性の両方に優れた繊維用ガラス。 ECR-glass

1003 

AR

ガラス,ARG  耐アルカリ性に優れた繊維用ガラス。セメント強化用に用いら

れる。

alkali resistant glass

AR-glass

1004 

A

ガラス

アルカリを多く含む繊維用ガラスの一つ。含アルカリガラスと

もいう。ガラス短繊維に用いられる。

A-glass

1005 

S

ガラス

高強度繊維用ガラス。 S-glass

1006 

C

ガラス

アルカリを多く含む繊維用ガラスの一つ。耐酸性に優れる。一
般的に 5~20  %程度のアルカリ酸化物(Na

2

O+K

2

O

)を含む。含

アルカリガラスともいう。

C-glass

1007 

D

ガラス

低誘電率の繊維用ガラス。 D-glass

1008 

軟化点

近似的にこれより低い温度では,そのガラスのほとんどの成形

操作が不可能な温度。一般的には JIS R 3103-1 により測定され
る。

softening point

1009 

ベアガラス

マッフル炉で 625±25  ℃,15 分間熱処理し,正味質量をはか

るために脱油,脱サイジングしたガラス(JIS R 3420 参照)

bare glass

3.2 

ガラス繊維製造工程(ガラス溶融及び紡糸)

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2001 

アプリケータ

紡糸工程で繊維束に集束剤又はバインダを付着させるための

装置。バインダアプリケータともいう。

applicator

binder applicator

2002 

アプリケータロ
ーラ

サイズをフィラメントに転写塗布するための円筒状のローラ。

回転させ,サイズをフィラメントに塗布するのが一般的。

applicator roller

2003 

あや(綾)振り幅  ワインダにストランドをあや(綾)がけしながら巻き取るとき

のあや(綾)がけ幅。

traverse stroke

2004 

エアバブラ

ガラスをつくるとき,均質なガラスにするため,溶解炉内の溶
融ガラスを炉底から発生させた気泡によりかくはん(攪拌)す

るための空気供給装置。

air bubbler

2005 

窯,炉

ガラス溶融窯(炉)

,又は溶解炉。 furnace

2006 

ガラス組成

ガラスを構成する成分の百分率。一般の化学式では表現できな
いため,通例は酸化物の形式で記述する。

glass composition

2007 

ガラスマーブル   
マーブル

再溶融紡糸法(MM 法)に用いるガラス原料。通常は球状であ
るが,ペレット状などのものもある(2014 参照)

glass marble

2008 

ガラス溶解窯, 
ガラス溶解炉, 
ガラス溶融窯, 
ガラス溶融炉

組成調合した原料(バッチ)を溶解して,均質なガラスを作る

ための装置。耐火物でつくった炉又は窯と呼ばれる箱型の装置
で,重油,ガス,電気などを加熱熱源として利用する。

glass melting furnace

2009 

カレット

ガラス溶融時に原料に加えて使用される廃ガラス繊維及び廃
ガラス。

cullet


3

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2010 

ギャザリングシ

ュー

紡糸工程で,紡糸繊維を 1 本又は複数本のストランドに束ねる
ための部材。ギャザリングホイールともいう。同じ機能をもつ
部材として,ギャザリングコムがある。

gathering shoe

gathering wheel

gathering comb

2011 

クーリングフィ

ン,

冷却フィン

紡糸工程で,ブッシングノズルから流下する溶融ガラスを均一
に冷却するための金属製の板状水冷冷却装置。

cooling fin

2012 

ケーキ,ケーク

紡糸工程で,ブッシングから繊維化された直後のストランドを
巻き取った,筒状に巻かれた糸の塊。

cake

2013 

ケーキ水分率

巻取り機で巻き取った糸の塊(ケーキ)の含水率。 cake

water

content

2014 

原料ガラス

マーブルメルティング法(MM 法)用ガラス原料。あらかじめ

溶融炉で溶解し,マーブル又はペレット状に成形し,取り扱い
やすくなっている(2007 参照)

glass marble

2015 

合ねん(撚)機

糸を引きそろえてよ(撚)りをかける機械。 doubling and

twister

2016 

コレット

紡糸工程でブッシングから繊維を高速で巻き取る回転ドラム。 collet

2017 

サイジング剤

サイズに使用される液剤(2020 参照)

。 fibe size

sizing agent

2018 

サイズ 

紡糸工程で繊維を保護するために付与される塗布剤。カップリ

ングサイズ(プラスチックサイズ)

,でんぷん(澱粉)系サイズ

がある。一次サイズとも呼ばれる。

size

primary saize

2019 

集束剤

紡糸工程で紡糸した単繊維をストランドに束ねるために塗布
するもの(20182033 参照)

 

size

binder

2020 

集束本数

繊維束を構成する単繊維の本数。

number of filaments

2021 

ダイレクトカッ

ト法

紡織用繊維を紡糸工程で繊維化後,巻き取らずに直接連続的に
カットするチョップドストランドの製造方法。

direct cutting method

2022 

ダイレクトチョ

ッパ

紡糸工程で繊維化直後の繊維を巻き取らずに直接連続的にカ
ットするための切断装置。

direct chopper

2023 

ダイレクトチョ

ップドストラ
ンド

紡糸工程で繊維化直後の繊維を巻き取らずに直接連続的にカ
ットする方法で生産したチョップドストランド。

direct chopped strand

2024 

ダイレクトメル

ティング法,

DM

ガラス溶融炉に直接紡糸装置を多数接続して紡糸する方法。大
量生産向きの方式。マーブルメルティング(MM)法と比較し
て直接紡糸法という。

direct melting method

2025 

チップ

ブッシングに付いている突起状ノズル。 tip

2026 

チューブ

紡糸工程で繊維を巻き取るための筒。コレットに装着する。 forming tube

2027 

トラバース

ワインダにストランドをあや(綾)がけしながら巻き取るとき
のあや(綾)振り装置。

traverse

2028 

生原料

調合する前の個々の成分に対応したガラス原料。 raw

materials

2029 

ねん(撚)糸機

糸によ(撚)りをかける機械。 twister

2030 

廃ガラス繊維

ガラス繊維の製造工程で発生するくずガラス繊維。

waste glass fiber

2031 

廃ガラス繊維の

再生

廃ガラス繊維の再利用。通常はガラス原料として再使用する操

作を指す。カレット参照(2009 参照)

recycling of waste

glass fiber

2032 

パイプクーラ

ブッシングノズルから流下する溶融ガラスを均一に冷却する
ための装置。中空のパイプ状をしており,内部に水を流して冷

却する。ブッシングクーラともいう。

pipe coollar

2033 

バインダ 
結合剤

紡糸工程で主にロービングに使われる集束剤のこと(2019 

照)

。一次バインダとも呼ばれる。

binder

size

binding agent

2034 

バッチ

目的組成のガラスを作るために組成調合された原料。 batch

2035 

フォアハース

ガラス溶融炉の下流側に位置し,ブッシングにガラス素地を分

forehearth


4

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

配する装置。分配槽ともいう。

2036 

ブッシング

紡糸するための白金製装置。箱状白金容器の底部に多数のノズ

ルがあり,溶融ガラスを上部からノズルを通して流下させ繊維
化する装置。

bushing

2037 

ブ ッ シ ン グ ブ ロ

ック

溶融ガラス供給炉又はフォアハースに設けられた耐火物製の

ブッシング取付け口。

bushing block

2038 

プ ラ ス チ ッ ク サ

イズ

ガラス繊維の界面と樹脂との結合をよくするためのカップリ
ング表面処理剤を使用したサイズ。

plastic size

2039 

紡糸 
採糸

ブッシングを用いて溶融ガラスから繊維を連続的につくる操
作。

fiber forming

fiberizing

2040 

紡糸機

紡糸工程でブッシング下部で,繊維を巻き取る装置。巻取機と
もいう。

forming winder

2041 

紡糸溶融窯

ガラス原料を溶融した後,接続したブッシングからガラスを引
き出し直接繊維化する方式の窯。ダイレクトメルティング
(DM)法の窯。

direct melt furnace

2042 

ボビン

糸を巻き取り保管するための巻きしん(芯)。又は,巻きしん
に糸を巻きつけた製品。

bobbin

2043 

巻取機

ブッシングノズルから流れ落ちる溶融ガラスを連続的に高速
で巻き取る機械。巻き取った姿はケーキ状又はロービング状に
なる。紡糸機ともいう。

winder

2044 

マーブル成形機

溶融ガラスからガラスマーブルを成形する機械。 marble

machine

2045 

マ ー ブ ル メ ル テ

ィング法,

MM

繊維製造方法の一つ。ガラス溶解炉で別につくった球状又はペ
レット状ガラスを紡糸装置内で再溶融しながら繊維化する方
法。

marble melting method

2046 

ミ ル ク ボ ト ル ボ

ビン

糸巻きしんの一つのタイプ。下部に大きなつばのあるしん。糸
を巻き終わった形状がミルクボトルに似ていることから名前
がついた。又は糸を巻いたそのものをいうこともある。

milk bottle bobbin

2047 

ヤーンサイズ

紡糸工程から織物工程までの加工性,作業性を容易にするため
に設計されたヤーン用表面処理又は表面処理剤。一般的には,

主成分にでんぷんのり(糊),合成のり(糊)を使う。用途によって
はカップリング表面処理剤を使用することがある。

textile size

size for yarn

2048 

冷修

ガラス溶融炉又は紡糸炉で,ガラスが固化してしまう常温まで

冷却して炉材の交換や補修を行う操作。大掛かりな修理。

cold repair

2049 

ワインド比

コレットとあや(綾)掛け機との回転比率。 collet-to-traverse

speed

ratio

3.3 

ガラス繊維加工工程

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3001 

荒巻整経機

織物を作る前工程で,たて糸を準備するための機械。たて糸を
織物のピッチより広い間隔で平行にかつ均一な張力で引きそ

ろえ,けたに巻き取って準備する機械。

beam warper

3002 

エアージェット

織機

織機の一つ。よこ糸入れのときにエアージェットを用いるタイ

プの織機(3020 参照)

air jet loom

3003 

おさ(筬)

織機の部品の一つ。たて糸を規定の密度に配列し,たて糸の開
口部に通されたよこ糸を押し付け,織物の密度を高くするくし

状の用具。

reed


5

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3004 

おさ(筬)打ち

織物をつくるとき,よこ入れされた糸を織り前に押し付け織物
の織密度を高める工程。

beating

3005 

おさ(筬)通し

織物を作るために,あらかじめ,たて糸をおさ(3003 参照)に
通す作業。

reed drawing-in

  entering

3006 

織り方

織物を構成するたて糸とよこ糸の交錯状態の違いをつくりだ

す方法。織機の動かし方。指定された組織(3028 参照)に基づ
いて織機を動かすことで,織物が作られる。

weave

3007 

カップリング剤

複合材料を作るとき,樹脂などのマトリックスと繊維界面の結
合状態を改善するための薬剤。複合材の性能,物性に大きく影
響する。シラン系化合物が主流である。

coupling agent

3008 

カップリングサ

イズ

樹脂などのマトリックスと繊維界面の結合状態を改善する薬
剤を含む繊維への塗布剤。一般的に紡糸工程で塗布する。また,
次工程以下の作業性,加工性,保存性などを改善するための機

能をもつ他の薬剤を多種混合する。

coupling size

plastic size

size for plastic

reinforcement

3009 

含浸

マトリックスとなる液状樹脂などを織物,マットなどの繊維基

材組織又は構造のすき間にしみ込ませる操作。

impregnation

3010 

含水処理

含水形チョップドストランドを作るための乾燥チョップドマ
ットへの加水処理。

wet treatment

3011 

クリーニング処

生機(きばた)を使用目的に合致した表面処理をする前に,洗
剤,溶剤又は加熱によって集束剤を除去することによって清浄

な状態に戻す処理。

cleaning treatment

3012 

クリール

糸をつかって二次加工するとき,給糸用糸巻を取り付けておく
架台。

creel

3013 

ゲル化

熱硬化性樹脂が硬化する途中段階でゼリー状になる現象。 gelation

3014 

コロナイジング

生機(きばた)を炉中を通して,集束剤を半焼きにする処理。 coronizing

3015 

サイズ 
二次サイズ

製織工程のダメージからたて糸を保護する目的でたて糸に付
着された薬剤(集束剤)

。二次サイズとも呼ばれる。

size

secondary size

3016 

仕上げ剤

使用目的に合致し,目的性能を向上させるための表面処理剤。 finish

coupling finish

finishing agent

3017 

斜文織

組織の一つ。たて糸又はよこ糸の浮が,斜めに続いてうね状の
線(斜文線という。

)をつくる組織。あや織ともいう(3028 

照)

twill weave

3018 

朱子織

組織の一つ。たて糸とよこ糸の交錯点が一定の間隔で配置し
た,浮き糸が多い組織。浮きの程度によって,5 枚朱子織又は

8

枚朱子織などがある(3028 参照)

satin weave

3019 

準備

整経・糊付・引通し工程の総称。製織するための準備工程。 Preparation

3020 

織機

織物をつくるための機械の総称。あらかじめ準備した多数のた
て糸を,平行に機台上に張り,これによこ糸を組織にしたがっ
て直行に交錯させて織物を織る機械。織機の種類は,有ひ(杼)

織機と無ひ(杼)織機との 2 種類に大別され,シャトル織機,レ
ピア織機,エアージェット織機(3002 参照)

,ウォータージェ

ット織機,ニードル織機などがある。

Loom

3021 

処理

ガラスクロスとマトリックス樹脂との界面親和性を向上させ
るために,脱油したガラスクロスに表面処理剤を塗布し,付着

させる操作。

Finishing

3022 

シラン系表面処

理剤

表面処理剤の一つ。分子中に SiO 構造と有機官能基をもってい
る化合物。

silane coupling agent

3023 

シラン処理

複合材料をつくるとき,繊維表面とマトリックスの樹脂,ゴム
などとの界面結合性を向上させるためシラン系表面処理剤で

silane treatment

silane finishing


6

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

処理する操作。

3024 

整経

製織準備のために,個々のたて糸を規定の本数・長さ・幅に均
整配列してビームに巻き上げる工程。

warping

3025 

整経機

製織準備のために,個々のたて糸を規定の本数・長さ・幅に均

整配列してビームに巻き上げる装置。

warper

3026 

製織

あらかじめ準備した多数のたて糸を,平行に機台上に張り,こ

れによこ糸を組織にしたがって直行に交錯させて織物を作る
工程。

weave

3027 

接着

継ぎ目と同じ(3032 参照)

。 splice

3028 

組織

織物を形成するたて糸とよこ糸の組合せ方。たて糸とよこ糸が
立体的に直角に交差することを組織するといい,この交錯の状

態を組織,又は織物組織という。組織には,たて糸がよこ糸の
上に浮く交錯の仕方と,たて糸がよこ糸の下に沈む交錯の仕方
がある。組織は多数存在するが,その基礎となるのは平織,斜

文織,朱子織の 3 種類の組織であり,これを三元組織という。

textile design

3029 

脱油

原反(生機)に付着した集束剤を除去する操作。温水を使って洗
い落とす方法と熱焼却する方法とがある(3039 参照)

desizing

3030 

たて(経)糸

織物を構成する長手方向の糸。 warp

end

3031 

調合

集束剤・表面処理剤に複数の薬剤を配合し,混合物をうる操作。

 mixing

3032 

継ぎ目

一巻の織物製品で,織物をつなぎ合わせたもののつなぎ部分。 joints

3033 

トランスファテ

イル

ボビンで,外側に出してある糸の巻き始めの部分。製織でよこ
糸に使用する場合,これを次のボビンの巻き終わり部分と接続
することで,連続使用が可能になる。

transfer tail

3034 

熱可塑性樹脂

各樹脂固有の温度範囲で加熱による軟化及び冷却による硬化
を繰り返すことができる樹脂の総称。軟化状態で成形し,冷却

によって形状を固定する。実用樹脂の過半をしめる。

thermoplastics

3035 

熱硬化性樹脂

一般的には粘性液体で,加熱,触媒,光又は放射線などで硬化
させる樹脂の総称。硬化したものは不融で不溶性である。ガラ

ス繊維系複合材料のマトリックスとして多用する。

thermosetting resins

3036 

のり(糊)付け

サイズをたて糸に付着させる操作。 sizing

3037 

マットバインダ 
結合剤

チョップドストランドマット,コンティニュアスストランドマ
ット,サーフェイスマットなどの形状をしっかり保持する目的
で,ストランド又はフィラメント同士を結合するための塗布

剤。二次バインダとも呼ばれる。

binder

secondary binder

mat binder

binding agent

3038 

引通し

準備工程で織機部品のドロッパ・ヘルド・おさ(筬)にたて糸を

通す操作。

drawing

3039 

ヒートクリーニ

ング

糸又は織物に付着している集束剤を加熱することで分解させ,
焼却除去し,清浄な繊維表面をつくる方法。

heat cleaning

3040 

ビームドヤーン

大形円筒形運搬用糸巻き枠(ビーム)に並行に巻き上げられて
いる織物のたて糸。

beamed yarn

3041 

表面処理

脱油したガラスクロスに,目的に合致した表面処理剤を付着さ
せる操作。

surface treatment

finishing

3042 

表面処理剤

繊維表面の性質を改質するための薬剤を複合した複雑な混合
薬液。摩擦に弱い繊維を被覆保護するための薬剤,帯電防止の
ための薬剤,複合材としたときにマトリックスとの界面結合性

を改善するための薬剤などを製品の使用目的に合致するよう
に組み合わせてつくる。また,目的を達成後クリーニング処理
により除去する場合もある。

size

coupling finish

finish

finishing agent


7

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3043 

平織

組織の一つ。たて糸とよこ糸が一本ごとに交錯し浮沈する組織
3028 参照)

plain weave

3044 

フェザータイプ

耳組織

ジェットルーム又はグリッパ織機のような無ひ(杼)織機によ
って形成される織物の両端部(耳部)組織。羽毛状になってい
るのが特徴。

feather selvage

3045 

房耳

フェザータイプ耳組織で形成された織物の両端部(耳部)

。 feathered

edges

FE

3046 

部分整経機

織物を作る前工程で,たて糸を準備するための機械。たて糸の
総本数の 1/本の糸を 回ドラムに巻き取り,準備する機械。

sectional warper

3047 

ボックス型脱油

集束剤を,巻物の姿のまま 1 回 1 回加熱脱油方式で脱油する機

械。バッチオーブン。

batch oven

3048 

ポリエステルパ

ウダ

マットなどを構成する繊維束同士の結合に用いる粉状樹脂。加

熱により接着する。ビスフェノール系アルキッド樹脂を用い
る。

polyester powder

3049 

巻しん

ガラスクロス製品を巻き取るしん。紙しん,プラスチックしん

などがある。

core tube

3050 

マット,織物などにおいて,製造した状態のままで,整形して

いない幅方向の両端部。

selvage

3051 

耳カット

ガラスクロスの両端耳部(フェザータイプ耳組織)に樹脂を塗
布した後,製品規格幅にカットする操作。

sealed edges

SE

coating cut

3052 

模しゃ(紗)織

組織の一つ。たて・よこに透かし目を作り,からみ織りの外観

に類似させたもの(3028 参照)

mock leno weave

3053 

よこ(緯)糸

織物を構成する幅方向(横方向)の糸。 f

yarn

filling yarn

weft yarn

3054 

連続型脱油機

クロスを連続的に炉(3055 参照)の中を通すことで,原反(生

機)に付着している集束剤を加熱脱油する機械。カルメライジン
グともいう。

carmelizing

3055 

脱油機において,ガラスクロスを加熱する部分。 oven

3056 

ワープサイズ

製織工程において,特に,たて糸を機械的損きずから保護し,
かつ,ヤーンサイズと親和性をもつように設計されたサイズ。

textile size

size for warp

3.4 

ガラス繊維製品

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4001 

編物

糸の連続的ループを組み合わせて作ったシート状又は円筒状
組成物。

knitted fabric

4002 

荒目地クロス

たて糸の間隔及びよこ糸の間隔を広くとり,開口部の大きな織
物。スクリム織物に同じ(4062 参照)

woven scrim

4003 

E

ガラスクロス

E

ガラスを用いて製造された織物。電気絶縁性に優れた特性を

示す(JIS R 3416 参照)

E-glass fabric

4004 

一方向織物

一方向の強度を高めるために,たて糸又はよこ糸の密度を極端
に大きくし,これと交差する方向の糸の密度を小さく,かつ,
比較的細い糸を用いた織物。

unidirectional fabrics

4005 

ウエットチョッ

プドストラン

含水処理により水を含ませたチョップドストランド。

wet chopped strand


8

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4006 

ウエブ

シート状に配列した繊維の集合体。 web

4007 

SMC

チョップドストランド又はチョップドストランドマットに樹
脂を含浸させたシート状の半製品。Sheet Molding Compound の
略。

sheet molding

compound

4008 

FRTP

繊維基材と熱可塑性樹脂の組合せによる複合材料の総称。Fiber

Reinfored Thermoplastics

の略。

(glass) fiber reinforced

thermoplastics

4009 

FRP

繊維基材と熱硬化性樹脂の組合せによる複合材料の総称。Fiber

Reinfored Plastics

の略。

(glass

)fiber reinforced

(thermosetting

)plastics

4010 

オーバレイマッ

ガラス糸又は紡織糸を目を粗く接着させた不織シート。ベール
ともいう。

overlay mat

veil

4011 

織物 
クロス

糸をたてとよこにおき,一定の方式に従って交錯させたもの。

織物はそれぞれ平行に並べられたたて糸とよこ糸が立体的に
交錯してできており,そのほとんどが直行している。

textile fabric

cloth

woven fabric

4012 

織物用ガラス

ガラスで作られ,ガラス糸(連続フィラメント糸)又は紡織糸
(ステープルファイバ糸)を基にしたすべての織物製品をいう
一般用語(ISO 472:1999 参照)

textile glass

4013 

かさ(嵩)高糸

ガラス糸を構成する単繊維同志が平行状態でなく,絡み合い,
乱れた状態で引きそろえられた占有容積の大きな糸。

textureized yarn

4014 

飾り糸

一般の糸と外観がかなり異なるよう加工した装飾用特別糸。 fancy

yarn

novely yarn

4015 

ガラス糸 
ガラスヤーン 
ヤーン

多数のガラス単繊維をよ(撚)りまとめて糸状にしたもの。さ
らに,これらを複数よ(撚)り合わせたねん(撚)糸(4084

参照)と撚り合わせずに引きそろえた合糸(4044 参照)を含ん
だ総称。略して糸,ヤーンということがある(JIS R 3413 参照)

glass yarn

textile glass yarn

yarn

4016 

ガラスクロス, 
ガラス布

ガラス糸を用いた織物。略してクロス,布ということがある
JIS R 3414 参照)

glass fabrics

4017 

ガラスコード

ガラス糸又は紡績糸を用い,合ねん(撚)加工又は編組加工に
よりつくるひも状製品。略してコードということがある。

glass cord

4018 

ガラスステープ

ル糸,

ガラスステープ

ルヤーン

綿状のガラス短繊維を紡績して糸状にしたもの。スライバヤー
ン(4067 参照)

glass staple yarn

4019 

ガラスステープ

ルヤーンクロ

ガラスステープル糸を用いたかさ(嵩)高な織物。略してステ

ープルクロスということがある。

glass staple yarn

fabrics

staple cloth

4020 

ガラスストラン

紡糸ノズルから引き出した複数のガラス単繊維を直接引きそ

ろえて集束した繊維束。単繊維の本数は数十本から数千本のも
のがある。略してストランドということがある。

glass strand

strand

4021 

ガラススリーブ

糸を管状に編んだ製品。 glass

sleeve

4022 

ガラス繊維強化

プラスチック

FRP

,FRTP に同じ(4008 及び 4009 参照)

。 glass

fiber

reinforced

plastics

glass fiber reinforced

thermo plastics


9

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4023 

ガラス短繊維

繊維長の短い綿状のガラス繊維。溶融ガラスに高圧蒸気や圧縮
空気を吹き付けて溶融ガラスを吹き飛ばし繊維化する方法,溶
融ガラスを高速回転スピナで遠心力で飛ばし繊維化する方法,

ガラス棒の先端部を火炎で溶融しながら吹き飛ばし繊維化す
るなどの方法でつくる。

glass wool

glass staple fiber

4024 

ガラス中繊維

紡糸直後に約 3 m に切断したガラス繊維。主として鉛蓄電池用
に使用するガラス繊維で,日本独自の呼称。

---

4025 

ガラス長繊維

溶融ガラスをブッシングと呼ばれる白金製ノズルを通して流

下させ引き伸ばし,連続的に繊維化する操作によりつくる繊
維。

continuous glass fiber

continuous filament

textile fiber

4026 

ガラスチョップ

ドストランド

ガラスストランド(4020 参照)を規定の長さに切断したもの。
繊維束長が 1.5∼25 mm のもの及びマット用の 50 mm のものが
ある。

glass chopped strand

4027 

ガラスチョップ

ドストランド
マット

約 50 mm 長のガラスチョップドストランドを無方向に均一な
厚さに積み重ね,結合剤を用いてマット状に成形したもの。

glass chopped strand

mat

4028 

ガラステープ

幅 100 mm 以下の平織帯状織物(JIS R 3415 参照)

。 glass

tapes

4029 

ガラス縫い糸

ガラス繊維製の縫い糸。

glass sewing thread

4030 

ガラスパウダ

粉末状ガラス。樹脂の充てん材に用い,寸法精度,硬さ,耐熱

性などを改善する。繊維を粉砕したもの,繊維を極く短く切断
したもの(ミルドファイバ),フレークを粉砕したもの,塊を
粉砕したものなどがある。

glass powder

4031 

ガラス不織布

連続又は切断した単繊維を無方向に分散させ,繊維同士を接着
剤で固定してつくる比較的薄いシート状の製品。マットと混同

されることがある。

non-woven glass fabric

4032 

ガラスフレーク

薄片状ガラス。繊維と同様にアスペクト比の大きな形状材料。
複合材料の樹脂中への充てん材に用い耐食性及び反り防止性

を向上させる。

glass flake

4033 

ガラスペーパ

ガラスチョップドストランド用い,抄造して紙状にしたもの。

略してペーパという。

glass paper

4034 

ガラスマット

連続又は切断したストランドを無方向に分散させ,ストランド
同士を接着剤で固定してつくる比較的厚さのあるシート状の

もの。略してマットという。

mat

glass mat

4035 

ガラスロービン

ロービング

繊維又は繊維束を引きそろえたもの。構成単繊維の本数や太さ

の異なる多くのものがある。ブッシングの大形化によって,引
きそろえる操作をせずに,直接一度に多数の単繊維を紡糸して
つくるものをダイレクトロービング(4074 参照)という。

glass roving

roving

4036 

ガラスロービン

グクロス

ロービングクロ

ガラスロービングを用いた織物。略してロービングクロスとい
う(JIS R 3417 参照)

woven glass roving

woven roving

4037 

乾式ろ過

気体の中から固体粒子を分離する操作。 dry type

filtration

4038 

含水形

一般の乾燥タイプではなく,一定の含水量をもつチョップドス
トランド。

wet type

4039 

生機 

きばた)

織り上げたままの織物。 Greige

4040 

基布

樹脂などを含浸させ,複合材料をつくるための基材となる織

物。

glass fabrics for

reinforcement

4041 

組ひも(紐)

すべての糸が長手方向に斜めに交差するように編組したテー

プ状又は管状のもの。

Braid


10

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4042 

ケースメント

薄地のカーテン用織物。厚手のものはドレープカーテン(4082
参照)

Casement

4043 

ケーブルヤーン

複数の糸をよ(撚)り合わせた太い糸。 cabled yarn

4044 

合糸

複数の糸をよ(撚)りをかけずに引きそろえた糸。合糸ヤーン
ともいう。

doubled yarn

multiple wound yarn

4045 

合糸数

合糸を構成する糸の本数。

number of strand

4046 

合ねん(撚)糸

複数の糸を引きそろえてよ(撚)りをかけた糸。

doubling & twisted

yarn

4047 

コーテッドヤー

使用目的に合致するよう樹脂,ゴムなどで被覆した糸。着色糸

など。

coated yarn

4048 

コード

多数の糸をよ(撚)り合わせたケーブルを更により合わせるか,
組ひもにした綱状の製品。

cord

4049 

コンティニュア

スストランド
マット

連続したストランドを均一な厚さに積み重ね,結合剤を用いて
マット状に形成したもの。スワールマットともいう。

continuous strand mat

4050 

コンティニュア

スフィラメン
ト/ステープル
ファイバ織物

通常,たて糸に通常糸,よこ糸に紡績糸を用いてつくった織物。

  continuous filament /

staple fiber woven

fabric

4051 

コンティニュア

スフィラメン
ト織物

たて糸,よこ糸ともに通常糸を用いた織物。 continuous

filament

woven fabric

4052 

先染糸 

さきぞめいと)

織る前に着色した糸。 colored yarn

4053 

サーフェイスマ

ット

単繊維を無方向に均一な厚さに積み重ね,結合剤を用いて薄い
マット状に成形したもの。通常 15∼100 g・m

-2

で FRP の表面層

に表面平滑性向上,耐食性向上などの目的で使用される。単繊

維マット又はフィラメントマットともいう。

surfacing mat

4054 

ジーイーフォー

ガラスクロスを基材としたエポキシ樹脂銅張積層板の規格を
表す記号。NEMA(米国電機工業会)の G-10 に対応する(JIS 

C 6480

参照)

GE4

G-10

4055 

集じん用クロス

集じん機用乾式ろ過装置のろ過布用織物。ろ過布に適合するよ

うに処理したものを処理クロスという(4086 参照)

fabrics for bag filter

4056 

集じん用処理ガ

ラスクロス

E

ガラスクロスを用い,集じん機用乾式ろ過装置のろ過布に適

合する処理を施した織物(JIS R 3421 参照)

finished glass cloth for

bag filter

4057 

処理ガラスクロ

生機(きばた)を使用目的に合致するよう,クリーニング処理

後,シランカップリング剤の処理などで表面処理をした織物。

finished glass cloth

4058 

処理ガラステー

使用目的に合致するよう,クリーニング処理後,シランカップ

リング剤の処理などで表面処理をしたテープ。

finished glass tapes

4059 

処理クロス

処理ガラスクロスに同じ(4057 参照)

。 finished

fabrics

4060 

シリカファイバ

二酸化けい素(SiO

2

)の含有率が 96  %以上のガラス繊維。石

英ガラスファイバなど。

silica fiber

4061 

スクリム織物

たて糸及びよこ糸双方の間隔を広く置いた,編み目の粗い織

物。

woven scrim

4062 

ステープルファ

イバ

綿状のガラス単繊維を紡績して糸状にしたもの。 staple

fiber

staple yarn

discontinuous fiber

4063 

ステープルファ

イバ織布

たて糸及びよこ糸にステープルファイバ(4062 参照)を用いて

織った織物(ISO 472:1999 参照)

staple fiber woven

fabric


11

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4064 

スパンロービン

ロービングを形成するために,それ自身の上に繰り返し折り曲
げられ,ときには 1 又は 2 以上のまっすぐなストランドによっ
て強化されたガラス繊維ストランド。

spun roving

4065 

スプリットスト

ランド

一つのブッシングから紡糸した繊維を,一本の繊維束にせずに
分割して複数の繊維束にして巻取機で巻き取った製品。

split strand

4066 

スライバ

よ(撚)りのないかさ高の単繊維。高圧ガス噴射流によって紡
糸する。

sliver

4067 

スライバヤーン

スライバによ(撚)りをかけてつくる糸。 sliver yarn

4068 

スリーブ

ガラス糸で筒ひも状に編み上げた組織。中は空洞になってい
て,柔軟性に優れ,保護材又は断熱用途に使われる(ISO 

472:

1999 参照)

sleeving

4069 

スワールマット

コンティニュアスストランドマットに同じ(4049 参照)

。 swirl

mat

4070 

石英ファイバ

石英ガラスでできた耐熱性に優れた繊維。純 SiO

2

溶融紡糸繊

維。

quarts fiber

4071 

積層板

シート状繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸させたものを複数枚
積み重ねて硬化してつくる板状複合材料。

laminated sheet

4072 

繊維

アスペクト比(厚さ又は直径に対する長さの比)が大きいこと

を特徴とする材料。細長い材料。

fiber

4073 

双糸

2

本の繊維束をよ(撚)り合わせた糸。 plie yarn

4074 

ダイレクトロー

ビング

合糸によらず,紡糸工程で大形ブッシングを用い,直接多数の
繊維を1本に巻き取ったロービング。ダイレクトワインドロー
ビングともいう(4020 参照)

4035 参照)

direct roving

direct winding roving

4075 

単糸

単一ストランドによ(撚)りをかけたもの。 single

yarn

4076 

中空ガラス繊維

パイプ状の繊維。断熱機能,緩衝機能などが期待される。 hollow

glass

fiber

4077 

チュービング

折りたたみ幅が,100 mm より大きい管状の織物又は編物(4021
参照)

tubing

4078 

チョップドスト

ランド

ガラスチョップドストランドに同じ(4026 参照)

。 chopped

strand

4079 

チョップドマッ

ガラスチョップドストランドマットの略称。

chopped strand mat

4080 

電気絶縁用ガラ

ステープ

電気絶縁性に優れた,E ガラス製テープ。

electric nsulating glass

tapes

4081 

ドレープカーテ

厚地のカーテン用織物。 curtain drapery

4082 

ニードルマット

長さ約 50 mm のチョップドストランドを無方向に均一な厚さ
に積み重ね,針打ちによってマット状にまとめたもの。

needled mat

needle punched mat

4083 

縫い糸

単糸から製造され,通常,高いよ(撚)り数をもつ強く滑らか
な織物用糸(4029 参照)

ISO 472:1999 参照)

sewing thread

4084 

ねん(撚)糸

よ(撚)りをかけた糸。よ(撚)り糸。 twiste yarn

plied yarn

folded yarn

4085 

ハイシリカ繊維

E

ガラスを化学処理して SiO

2

成分を 96  %以上とした耐熱性繊

維。

96 % silica glass fiber

4086 

バグフィルタ

気体中の粉じんをろ別する集じん装置において,粉じんをろ別
するためのフィルタ。袋状をしている。

bag filter


12

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4087 

パッケージ

巻戻しができ,かつ,取扱い,貯蔵,輸送及び使用に都合がよ
い単位の糸,ロービングなど。

備考  パッケージは,かせ又はケーキのように支持具のない 
      ものと,ボビン,コップ,コーン,パーン,スプール,

      チューブ又はビームの上に巻き上げた形態のものと 
      がある。

package

4088 

バルキー加工糸

エアージェットなどでかさ高に加工した糸。テキスチャードヤ
ーンともいう。

bulked yarn

textured yarn

4089 

BMC

熱硬化性樹脂に硬化剤,充てん(填)剤,顔料,増粘剤を配合
し,チョップドストランドと混練した成形材料。不飽和ポリエ
ステル樹脂を用いる。Bulk Molding Compound の略。

bulk molding

compound

4090 

引きそろえ糸

2

本以上引きそろえて,よ(撚)りをかけていない糸。合糸(ヤ

ーン)に同じ(4044 参照)

paralleled yarn

4091 

表面張り用ガラ

スクロス

ガラスウール及びロックウールからなる保温材,吸音材などの
表面にはる,E ガラス糸による簡易な織物(JIS R 3425 参照)

textile glass fabrics for

surfacing

4092 

フィラメント

ブッシングから紡糸されたストランドを構成する一本一本の
繊維。 

filament

4093 

フィルタクロス

バグフィルタ用織物。 filte cloth

4094 

不飽和ポリエス

テル樹脂積層

代表的な熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂をマト

リックスとした積層板。

unsaturated polyester

resin laminated

sheet

4095 

プリプレグ

熱硬化性樹脂をマトリックスに用いた複合材料の半製品。樹脂

の硬化を途中(B ステージ)に止めたもの。これを用いて最終
成形後,硬化を進め製品を完成させる。

prepreg

pre-impregnation

4096 

ビィーファイバ

極細繊維の呼称。単繊維呼び直径が,3  μm のもの。記号は

B

で表す。 

B- Fibers

4197 

ボンデッドマッ

鋼管などの外面の防食に用いる薄いマット。 bonded

mat

4198 

膜構造建築

外装材料に膜材料を用いた建築方式。骨格構造物に膜をかぶせ

たりワイヤでつったりしたサスペンション膜構造,風船のよう
に膨らませた空気膜構造などがある。

membrane structure

4199 

膜材料

膜構造建築に使われる外装材料。大面積又は大空間の膜材料と

してガラスクロスに樹脂をコーティングしたものが使われる。

materials for

membrance

structure

4100 

マット

ガラスマットに同じ。 mat

4101 

マルチフィラメ

ント

多くの単繊維から構成される糸。 multifilament

4102 

耳付きテープ

幅が 100 mm 未満の耳付きの帯状織物。

tape with selvage

4103 

耳付き細幅布

幅が 100∼300 mm の耳付きの帯状織物。 narrow

fa

with

selvage

4104 

耳なしテープ

幅が 100 mm 未満の耳を除去した帯状織物。

tape without selvage

4105 

耳なし細幅布

幅が 100∼300 mm の耳を除去した帯状織物。 narrow

fabric

without

selvage

4106 

ミルドファイバ

ストランドを極く短い長さに粉砕又は切断してつくったガラ
ス繊維製品。

milled fibers

4107 

無ねん(撚)ロー

ビング

無よ(撚)りのロービング。ノンツイストロービングともいう。

  no twist roving

4108 

モノフィラメン

紡糸した繊維一本。単繊維。 monofilament


13

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4109 

ろ布

液体又は気体の中から固体粒子をろ過して分離するのに用い
る織物。

filter cloth

3.5 

検査及び試験

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5001 

厚さ

シート状製品の評価値の一つ。厚さ方向の寸法。単位は mm(JIS 

R 3420

参照)

thickness

5002 

アルカリ含有率

ガラスの組成評価値の一つ。ガラス中のアルカリ(Na

2

O

,K

2

O

の含有量の質量分率(%)

JIS R 3420 参照)

alkali content

5003 

異物

ガラス繊維及び製品に本来存在しない物質。 foreign

inclusions

foreign material

5004 

ウエットアウト

複合材料をつくるとき,繊維基材を樹脂などのマトリックスで

含浸する工程で,繊維束間から繊維束を構成する単繊維間まで
樹脂が完全に浸透した状態。含浸完了状態。

wet-out

5005 

ウエットスルー

複合材料をつくるとき,繊維基材を樹脂などのマトリックスで
含浸する工程で,樹脂が繊維束表面をぬらし,まだ繊維束を構
成する単繊維間まで浸透していない状態。ウエットアウト

5004 参照)の前段階。不完全含浸状態。

wet-through

5006 

S

よ(撚)り

糸のよ(撚)り方向が左ねじ方向のよ(撚)り。Z よ(撚)り
5041 参照)の逆。

S-twist

5007 

MIT

形試験機

製品評価のための試験機の一つ。織物の耐折強さを測定する
JIS R 3420 参照)

MIT type tester

5008 

エレメンドルフ

形引裂強さ試
験機

製品評価のための試験機の一つ。ペンジュラム法による織物の
引裂き強さを測定する(JIS R 3420 参照)

tear strength testing

machine of

Eremendolf type

5009 

エンド

ヤーン,ロービングを構成する単繊維。織物のたて糸。ワープ
ともいう。

end

warp

5010 

エンド数

ヤーン,ロービングを構成する単繊維の本数。織物のたて糸本
数。

end count

5011 

汚染用グレース

ケール

染色堅ろう度試験用用具。白布に生じた汚染の程度を判定する
のに用いる標準見本。

grey scale for

assessing staining

5012 

織物分解鏡

織物の組織,密度などを調べるための用具。拡大鏡。 textile-fabric

magnification glass

5013 

開差率

測定値と規格値との差の絶対値を規格値で除して,100 倍した

値。よ(撚)り数,番手の品質評価に用いる(JIS R 3420 参照)

percentage of deviation

5014 

かさ密度

物質の質量を,その物質の空げきを含むかさ容積で除して求め
た値。

bulk density

5015 

カット長

チョップドストランドを構成する繊維束の切断長さ。 cut

length

5016 

カテナリ

ロービングの評価の一つ。均一性を評価する。ロービングを構

成する繊維束同士の張力のばらつき度合い。ロービングを十数
メートルに切断し,その両端を固定して張り,水平に張られた
繊維束 1 本 1 本をほぐしたとき,中央部での繊維束の垂れ下が

り程度。

catenary

5017 

ガラス含有率

ガラス繊維を基材とする複合材で,その中に含まれるガラス質

量の百分率。

glass content

5018 

乾摩擦堅ろう度

カーテン織物の評価値の一つ。カーテン地の摩擦に対する染色
堅ろう度。

color fastness to

rubbing

(dry type)


14

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5019 

強熱減量

乾燥した試料を規定の条件で加熱したときの質量減少分率
(%)

。処理剤の付着量などをこれで評価する(JIS R 3420 

照)

loss on ignition

ignition loss

combustible matter

content

volatile content

5020 

グレースケール

染色堅ろう度試験の判定に用いる標準見本(スケール)。変退
色及び汚染の度合いを調べる(JIS R 3420 参照)

grey scale for

assessing change in

color

5021 

検反機

検査機の一つ。織物を巻き返しながら品質検査を行う機械。 grading

frame

inspection machine

5022 

検ねん(撚)機

検査機の一つ。糸のよ(撚)り数を調べる機械(JIS R 3420 
照)

twist counter

5023 

恒量

質量に関する試験の判断値。規定時間間隔で質量を測定し,そ

の前後の質量差が後の質量の規定値(通常は 0.1  %)以内とな
った状態。

constant weight

5024 

光量測定装置

発煙係数を求めるために用いる測定装置(JIS A 1321 参照)

light quantity

measuring apparatus

5025 

残炎時間

カーテンなどの燃焼試験方法の一つ。試験片を加熱着炎後,バ

ーナーを取り去ってから炎をあげて燃える状態が止むまでの
経過時間。

after flame time

5026 

残じん時間

カーテンなどの燃焼試験方法の一つ。試験片を加熱着火後,バ
ーナーを取り去ってから炎をあげずに燃える状態が止むまで
の経過時間。

after glow time

5027 

湿潤状態

試料を水中に規定の時間又は水分が規定量率になるまで浸漬
し,十分に給水させた状態。

wet condition

5028 

クロス質量 
ロール質量 
カット質量

ものの重さ。質量の単位はキログラム(kg)

。ガラスクロス 1 m

2

当たりの重さ。ロール質量及びカット質量がある。単位質量と
もいう。

mass

mass per unit area

basic weight

5029 

集煙箱

発煙量(単位面積当たりの発煙係数)を測定するために加熱炉
の上部に設置して煙を捕集する箱。煙かくはん装置及び光量測
定装置を備えている(JIS A 1321 参照)

smoke collecting box

5030 

収縮率

ものの元の寸法に対する縮み又は伸びの度合い。元の長さに対
する百分率で表す。

shrinkage percentage

5031 

シングルタング

クロスの引裂強さを測定する方法の一つ。短冊状の試験片の短
辺中央に切れ目を入れて試験を行う(JIS R 3420 参照)

single tongue method

5032 

水分率

試料に含まれている水分量。乾燥減量の質量分率(%)で表す
JIS R 3420 参照)

moisture content

5033 

スチレン溶解性

ガラス繊維に付与された結合剤のスチレンモノマーに対する

溶解性。ガラス繊維基材の不飽和ポリエステル樹脂に対するな
じみやすさを表す(JIS R 3411 参照)

styrene solubility

5034 

ストランド解束

複数の繊維束を引きそろえたロービングで,加工工程で再び繊
維束 1 本,1 本に分離するタイプの製品における分かれやすさ
の度合い。ストランド分割率ともいう(JIS R 3412 参照)

strand dispersibility

strand splitting

efficency

strand splitting ratio

5035 

ストランド結合

複数の単繊維で構成されている繊維束の集束剤による結束力。 strand

integrity

5036 

ストランドの硬

繊維束の曲げに対する剛直性。 strand

stiffness

5037 

ストランド番手

繊維束の太さを表す数値。 stra

count

strand tex


15

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5038 

積層板の曲げ強

ガラス繊維基材の強化特性の代表特性の一つ。積層板の,曲げ
荷重によって破断する場合の最大応力。

MPa

又は GPa の単位で

表す(JIS R 3420 参照)

bending strength of

laminated sheet

5039 

絶縁抵抗

絶縁物に一組の電極を取り付け,この間に直流電流を加えると
試料の表面と内部の両方に電流が流れる。加えた電圧を全電流

で除した値を絶縁抵抗といい,オーム(Ω)又はメガオーム(M
Ω)の単位で表す。

insulation resistance

5040 

接着数

継ぎ目の数。 splice

5041 

Z

よ(撚)り

よ(撚)り方向が右ねじ方向のよ(撚)り。S よ(撚)り(5006
参照)の逆。

Z-twist

5042 

染色堅ろう度

着色材料を色相変化(変退色)させる日光又は SO

x

・NO

x

などの

ガスに対する堅ろう性。通常,変退色の程度を 1 級から 5 級ま
でクラス分けして数値表示している。

color fastness

5043 

洗濯堅ろう度

染色物の退色の,洗濯に対する強さ(JIS R 3420 参照)

color fastness to

washing

5044 

線密度

脱油して加熱炉で乾燥したガラス糸の単位長さ当たりの質量
ISO 472:1999 参照)

linear density

5045 

耐光堅ろう度

染色物の変色の,各種の光に対する強さ。

color fastness to light

5046 

耐折強さ

試験片を一定の張力のもとで繰り返し折り曲げるときの耐久
性。破断するまでの往復回数を用いて表す(JIS R 3420 参照)

folding endurance

5047 

たて糸引裂き強

織物の試験片のたて糸を切断した場合の引裂き強さ。

warp tear strength

5048 

ダブルタング法

クロスの引裂き強さを測定する方法の一つ。短冊状の試験片の
短辺を 3 等分する位置に切れ目を入れて試験を行う(JIS R 

3420

参照)

double tongue method

5049 

炭化面積

繊維製品の燃焼性試験方法において,燃え残った試験体の炭化
した面積。炭化面積の大小は材料の難燃性を示す一つの尺度

JIS L 1091 参照)

carbonized area

5050 

単繊維直径

単繊維の直径。単繊維の太さ(JIS R 3420 参照)

diameter of single fiber

5051 

単繊維の呼び径

繊維束を構成する単繊維の平均直径を表す符号(JIS R 3413 
照)

nominal diameter of

mono-filament

nominal diameter of

filaments or staple

fibres

5052 

通気度

織物又は不織布などの通気性材料の通気の程度を表す尺度。通

気度試験で空気の透過量を測定する。単位は cm

3

・cm

-2

・s

-1

で表

す(JIS L 1096 参照)

air permeability

5053 

定速荷重形

荷重試験で荷重を規定の割合で増加させる方式。CRL 型ともい
う(5070 参照)

constant rate loading

type

5054 

デシケータ

乾燥状態をつくりだす器具。内部に乾燥剤を入れることができ

る密閉容器。試験片などを保管するのに用いる。

desicator

5055 

テックス

糸の太さを表す単位。1  000 m 当たりのグラム数。 tex

5056 

トラペゾイド法

クロスの引張強さを測定する方法の一つ。台形状の試験片の短
辺中央に切れ目を入れて試験を行う(JIS R 3420 参照)

trapezoid method

5057 

トリミング用具

規定の形状の試験片を切り取るための用具。ナイフ,はさみ,
カッターなど。

trimming tail

5058 

燃焼性

燃えやすさ。燃えやすさの程度。 flammability

5059 

伸び

ひずみの一種で材料を引っ張った場合に起こる変形。普通,材

料の伸びの量と元の長さとの比を百分率で表す。

elongation


16

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5060 

発煙係数

材料の難燃性試験方法において,発煙量を数値化したもので,
難燃性を級別に分類する係数(JIS A 1321 参照)

emitting smoke factor

5061 

破裂強さ

均一な張力を加えて保持されているクロスの面に,ゴム膜を介
して圧力を加え試験片が破れるときの圧力をいう。N/cm の単
位で表す。

bursting strength

5062 

番手

サイズの有無にかかわらず,ガラス繊維糸の単位長さ当たりの
質量。単位はテックス(5055 参照)

JIS R 3420 参照)

count

5063 

番手開差率

番手の平均値と規格値との差の絶対値を規格値で除して百分
率で表した値(JIS R 3420 参照)

percentage of yarn

count deviation

5064 

番手変動率

番手の標準偏差を番手の平均値で除して百分率で表した値

JIS R 3420 参照)

coefficient of yarn

count variation

5065 

万能試験機

材料及び製品の複数の機械的強度測定ができる機械。普通,引

張強さ,圧縮強さ,曲げ強さなどが測定できる。

universal testing

machine

5066 

引裂き強さ

クロスに切れ目を入れ,その切れ目から試験片を引っ張ってち
ぎるときの引張強さ。単位は N。

tears

5067 

比強度

単位密度当たりの引張強さ。一般に,規定の温湿度条件におい
て測定した引張強さ(MPa)を密度(N/m

3

)で除して表す。他

の材料との性能比較に有効。

specific tensile

strength

5068 

比弾性率

単位密度当たりの弾性率。一般に,規定の温湿度条件において
測定した弾性率(MPa)を密度(N/m

3

)で除して表す。他の材

料との性能比較に有効。

specific modulus

5069 

引張強さ

引張荷重によって破断するまでの最大応力。ガラス織物の場合

は,最大荷重を試験片の元の断面積で除した値をいい,MPa 又
は GPa の単位で表す。ガラス糸,ロービングの場合はテックス
当たりの荷重として表す。単位は N/Tex(JIS R 3420 参照)

tensile strength

5070 

非定速荷重型

荷重増加が定速ではない方式。定速伸長型(CRE)と定速トラバ
ース型(CRT)とがある(5053 参照)

inconstant rate loading

type

5071 

標準状態

試験片や製品の評価値を公平に保つため,測定環境条件を定め
たもの。試験を行う場所の温度及び湿度が,規定の標準温度及
び標準湿度に保持されている状態。

standard atmospheric

conditions

5072 

フラジール形試

験機

織物の通気性を測定する試験機。

frajour type testing

machine

5073 

プラニメータ

機械的に面積を測定する装置。面積計。 planimeter

5074 

ブルースケール

染色堅ろう度試験で,試験片と比較判定するのに用いる標準青
色染布。

blue scale

5075 

ペンジュラム法

クロスの引裂強さを測定する方法の一つ。短冊状の試験片の中
央部に長辺と直角に両端部を残し切れ目を入れ試験を行う

JIS R 3420 参照)

pendulum method

5076 

変退色

製品の色の劣化。

change in color

5077 

曲げ試験

材料評価の一つ。試験片に曲げ応力を加えて行う試験(JIS R 

3420

参照)

bending test

flexural test

5078 

曲げ弾性率

材料評価値の一つ。弾性限度内において,材料が受けた曲げ応

力を,材料に生じたひずみで除した値をいい,MPa 又は GPa
の単位で表す。

modulus of elasticity

in bending

flexural rigidity

modulus

5079 

曲げ強さ

曲げ荷重によって破断するまでの最大応力。

MPa

又は GPa の単

位で表す(JIS R 3420 参照)

flexural strength

5080 

摩擦試験機Ⅱ形

織物の乾摩擦堅ろう度を試験する装置。 rubbing

testing

machine type

5081 

摩擦用白綿布

織物の乾摩擦堅ろう度試験に用いて着色を判定する綿布。

white cotton fabrics for


17

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

rubbing

5082 

マッフル炉

加熱源からの直接的な熱ふく射,対流,化学作用を避けるため

の遮へい体を備えた加熱炉。

muffle furnace

5083 

密度

材料評価値の一つ。織物の単位長さ当たりのたて糸又はよこ糸
の構成本数。

count

thread count

5084 

ミューレン形破

壊試験機

織物の破裂強さを測定する試験機。

muhlen type burshing

testing machine

5085 

メルティンググ

レード

ガラス溶融炉の能力を表す値。溶融槽の単位有効床面積当たり
の 1 日の生産量(ガラス引出し量)

。メルティングレシオとも

いう。単位は,t・m

-2

・day

-1

で表す。

melting rate

melting ratio

5086 

ヤーデイジ

ベアガラスの単位質量当たりの長さの公称値。SI 単位系では

m/kg

単位,US システムでは yd・lb

-1

で表す。

yardage

5087 

よこ(緯)糸引裂

強さ

試験片のよこ糸を切断した場合の引裂き強さ。

weft tear strength

5088 

呼び厚さ

織物の厚さを表す記号。ミリメートル単位で小数点以下 2 けた
まで表される厚さの数値のうち,下 2 けたの数字でいう。

nominal thickness

5089 

よ(撚)り

ストランド又はヤーンをその軸の周りに回転して,構成繊維に

ねじりを与えた状態。ストランド又はヤーンの集束性を与える
ストランドによ(撚)りをかけたもの(単糸),複数本の単糸
を単糸のよ(撚)り方向と逆方向へよ(撚)りをかけたもの(も

ろよ(撚)り糸・合ねん糸),複数本のもろよ(撚)り糸をも
ろよ(撚)り糸のよ(撚)り方向と逆方向へよ(撚)りをかけ
たもの(ケーブルヤーン)がある。

twist

structures with twist

5090 

よ(撚)り数

ストランド又はヤーンの単位長さ当たりのよ(撚)り(5091
参照)の数。糸の長さ 1 m 又は 25 mm 当たりで,小数点以下 1

けたまでの数値で表す。

count of twist

5091 

よ(撚)り縮み係

よ(撚)りがない糸に対する,よ(撚)りのために生じた長さ
の変化量の百分率表示(ISO 472:1999 参照)

coefficient of twist

contraction

5092 

よ(撚)り方向

糸によ(撚)りをかける方向。S よ(撚)り(5006 参照)及び

Z

よ(撚)り(5041 参照)がある。

direction of twist

5093 45

°ミクロバー
ナ法

燃焼性試験方法の一つ。

薄地の製品に適する

JIS R 3420 参照)

 45

°microburner 
method

5094 45

°メッケルバ
ーナ法

燃焼性試験方法の一つ。

厚地の製品に適する

JIS R 3420 参照)

 45

°Meker-burner 
method

5095 

ラミネート評価

複合材料としての評価。はんだ耐熱性,各種電気特性試験など

がある。

laminate test

5096 

リボン化

処理ロービングで生じる現象。個々の繊維束が塊まるか,互い

に結束して帯状になる現象。

ribbonization

3.6 

品質

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6001 

厚段 

あつだん)

織物欠点の一つ。よこ糸打ち込み本数が,規格値以上に織り込
まれてできた,厚い織むら。織り段(6012 参照)

heavy mark

coarse pick

heavy filling bar

6002 

シート状製品の欠点の一つ。製品の一部が穴状に欠損した状

態。

holes

6003 

糸切れ

織物の欠点の一つ。よこ糸が織物の途中で切断した状態。 broken

pick

dropped pick


18

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6004 

糸抜け

織物の欠点の一つ。たて糸又はよこ糸が 1 本又は数本織物組織
から欠落した状態。

yarn cast-off

6005 

糸むら

糸の欠点の一つ。糸の長手方向に太さの不均一がある状態。 yarn evenness

6006 

異物の混入

製品の欠点の一つ。製品に本来存在しないものが混じりこんだ
状態。

foreign matters

6007 

色むら

製品の欠点の一つ。一つの製品で故意でない部分的な色の不均
一がある状態。

irregular colors

6008 

浮き織

織物の欠点の一つ。たて糸又はよこ糸が,部分的に織り込まれ
ないで浮き上がった状態。

float

6009 

薄段 

うすだん)

織物の欠点の一つ。よこ糸の打ち込み本数が,規格値以下であ
るためにできたうすい織りむら。織り段。

6012 参照)

light filling bar

light mark

6010 AQL 

許容品質レベル。許容できる最大欠点数の百分率。 AQL

Acceptable Quality

Level

6011 

汚点

製品の欠点の一つ。油などの付着による斑状汚れ。 dirty

spot

6012 

織り段

織物の欠点の一つ。よこ糸打ち込みの粗密によって,段の現れ

た状態。厚段と薄段とがある。

mark

set marks

weaving bar

6013 

織りむら

織物の欠点の一つ。織物の組織,密度などの部分的不均一。 weaving

irregularities

unevenness of weave

6014 

折れしわ

シート状製品の欠点の一つ。製品が折れ曲がって平面性が失わ

れた不規則な折り目が生じた状態。強い折れしわは,その部分
が破れの原因になりやすい。

crease

6015 

折れ目

シート状製品の欠点の一つ。製品が折れ曲がった部分又は折れ

曲がってできた跡。

folds

6016 

外観

製品の目視による外観状態。 appearance

6017 

機械段

織物の欠点の一つ。製織時にたて糸張力のばらつきによって,
よこ糸が均一に打ち込まれず,厚い部分とうすい部分が交互に
生じた状態。

waviness

6018 

きず

製品の欠点の一つ。製品に外力によってつくられた,目視で判
定できる損傷。

flaw

6019 

吸湿

製品が大気中の水分を吸着又は吸収する現象。 water

absorption

6020 

切れ

織物の欠点の一つ。製品に外力によって作られた切りきず。 cut

flaw

6021 

切れ目

製品の切断面又は切断部分。 breaks

6022 

くず(屑)糸つれ

込み

織物の欠点の一つ。織機上の毛羽状くず又はよこ糸の毛羽状く

ずなどが織り込まれ又は付着したもの。

waste

6023 

グリース汚れ

製品の欠点の一つ。機械装置などのグリースが付着してできた
汚れ。

grease stains

6024 

結合不良

ロービングの欠点の一つ。構成する繊維束同士の結束が悪くば
らけてかさ(嵩)高になってしまう状態。

ill cohesion of strands

6025 

欠点

製品中に存在する正常と異なる部分。 defect

6026 

欠点率 
減点率

ある長さのガラスクロスに存在する欠点の数を,その長さで除

した数(値)

。百分率で表す。

defect per hundred

units

6027 

毛羽織込み

織物の欠点の一つ。織機上の毛羽,よこ糸の毛羽などが織り込

まれ又は付着した状態。

waste

6028 

毛羽立ち

織物の欠点の一つ。糸を構成する単繊維が部分的に切断して毛
羽状となった状態。

fuzz

broken filament

6029 

減点数

ガラスクロス製品中に存在する欠点の数。 demerit


19

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6030 

裂け

製品の欠点の一つ。外力により組織が引裂かれた状態。破れ。 tears

6031 

斜行

織物の欠点の一つ。よこ糸がたて糸に対して直角になっていな

い織物の状態。目曲がりの一種。

bias or bowed filling

6032 

しわ

シート状製品の欠点の一つ。平面性が失われた不規則な折り
目。

crinklings

wrinkle

crease

6033 

製品の欠点の一つ。製品表面が筋状になった状態の総称。 streaks

6034 

ストランドの塊

マットなどでストランド解束性が弱かったり,ストランド同士

が絡まって 1 本 1 本に分かれず塊状になった状態。

clumps of strand

6035 

すれきず

織物の欠点の一つ。擦れてできる損傷。 abration

6036 

たて(経)糸切れ  織物の欠点の一つ。たて糸が途中で切断し,一部欠落している

状態。

broken end

6037 

たて抜け

織物の欠点の一つ。たて糸が 1 本又は数本織物組織から欠落し
た状態。

end missing

6038 

波状たるみ 
バギネス

織物の欠点の一つ。たて糸又はよこ糸の一部に吊り又は緩みが

あるため,織物の表面に現れた波状の欠点。

bagginess

6039 

ネップ

糸又は織物の欠点の一つ。毛羽玉。 nep

lint balls

fuzz balls

6040 

パッカリング

織物の欠点の一つ。局所的に波状たるみが生じた状態。 puckering

6041 

ひま(杼間)段

織物の欠点の一つ。よこ糸間に著しいすき間がが生じた状態。  coarse or light place

6042 

付着むら

製品の欠点の一つ。表面処理剤が均一に塗布されていない状

態。

adhesion irregularities

of binder

6043 

マイグレーショ

製品の欠点の一つ。ガラス繊維の集束剤が乾燥時,水とともに
ケーキの表面に移動する現象,又は移動してできた集束剤の付

着むら。

migration

6044 

巻きくずれ

製品の欠点の一つ。ロービング又はヤーン,マット又はクロス

が巻き取られている途中若しくはその後に,正常な巻き状態で
なくなった状態。

collapse of coil

6045 

巻き不良

製品の欠点の一つ。ロービング又はヤーン,マット又はクロス

の巻き状態が,正常でない状態。

ill rollings

6046 

ミスピック

織物の欠点の一つ。よこ糸が欠落した状態。 mispick

6047 

耳つり

織物の欠点の一つ。耳部が地組織に比べて引きつった状態。 tight

selvage

6048 

耳緩み

織物の欠点の一つ。耳部が地組織に比べて緩んでいる状態。 loose

selvage

6049 

目曲がり

織物の欠点の一つ。よこ糸が湾曲している状態。 bowed

filling

6050 

緩み

織物の欠点の一つ。よこ糸が局部的に緩み,筋又はループ状と
なって織物面に現れた状態。

loose fiber

6051 

よこ(緯)糸切れ  織物の欠点の一つ。よこ糸が途中で切断し,一部欠落している

状態。

broken pick

6052 

汚れ

製品の欠点の一つ。製品上に付着した,点状又は面積をもった
汚れ。

spots

stains

6053 

よこ(緯)ゆるみ  織物の欠点の一つ。よこ糸が局部的に緩み,節又は環状となっ

て織物の表面に現れた状態。

loose pick


20

R 3410

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6054 

よ(撚)りむら

糸の欠点の一つ。糸のよ(撚)り数が部分的に異なる状態。 twist

irregularities

6055 

レジンハジキ

織物製品にマトリックス樹脂を塗布した後に観察される欠点

の一つ。樹脂のぬれが悪く円状にくぼんだ状態。樹脂と織物又
は表面処理のなじみが悪い又は樹脂となじみが悪い異物が存
在して生じる。

fish eye