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日本工業規格

JIS

 R

3301

-1995

路面標示塗料用ガラスビーズ

Glass beads for traffic paint

1.

適用範囲  この規格は,路面標示塗料に使用する無色透明な反射用ガラスビーズ(以下,ガラスビー

ズという。

)について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8271

  キシレン(試薬)

JIS M 8100

  粉塊混合物−サンプリング方法通則

JIS R 3505

  ガラス製体積計

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8801

  試験用ふるい

2.

種類  ガラスビーズは,粒度によって区分し,次の 3 種類とする。

1

2

3

3.

品質  ガラスビーズの品質は,5.によって試験し,表 の規定に適合しなければならない。

表 1  ガラスビーズの品質

種類

項目

1

2

3

比重 2.4∼2.6

粒度

標準網ふるい

(

3

)

標準網ふるい

(

3

)

標準網ふるい

(

3

)

 850

µm に残留するもの。 0%

(

1

)

600

µm に残留するもの。 0%

(

1

)

212

µm に残留するもの。 0%

(

1

)

 850

µm を通過し,600µm

に残留するもの。

5

∼30%

600

µm を通過し,300µm

に残留するもの。 40∼90%

90

µm を通過するもの。

0

∼4%

 600

µm を通過し,300µm

に残留するもの。

30

∼80%

150

µm を通過するもの。

0

∼5%

 300

µm を通過し,106µm

に残留するもの。 10∼40%

 106

µm を通過するもの。  0∼5%

外観,形状  球形の粒子であって,だ円,鋭角,不透明,異物及び粒子間の融着などの欠点をもつものの総計が 20%

(

2

)

以下

であること。

屈折率 1.50∼1.64


2

R 3301-1995

種類

項目

1

2

3

耐水性 0.01mol/塩酸の消費量が 10ml 以下であり,ガラスビーズの表面に曇りの

ないこと。

0.01mol/l

塩酸の消費量が 15ml 以下

であり,ガラスビーズの表面に曇り

のないこと。

(

1

)

質量%を示す。

(

2

)

個数%を示す。

(

3

)  JIS Z 8801

の内枠寸法 200mm 又は 150mm,深さ 45mm 又は 60mm の標準網ふるいで

表 に規定した目

の開きをもつもの。

4.

ガラスビーズの状態  ガラスビーズの状態は正常な粒子の集合であって,軽い衝撃を与えても,崩れ

ないような塊まりがあってはならない。

5.

試験方法

5.1

試料  試料は,よくかくはんしたものを JIS M 8100 の 6.5.2(インクリメント縮分方法)又は JIS M 

8100

の 6.5.3(二分器による方法)によって縮分し,約 500g とする。

備考  採取した試料を保存する場合には,適当な容器に入れ,外気の影響を受けないようにする。

5.2

比重  JIS R 3505 の 100ml メスシリンダーに JIS K 8271 のキシレン 1 級を 100ml の目盛線まで加え,

その質量 W

a

を 1g まで正しく量った後,メスシリンダー内のキシレンを除く。次に約 100g の試料の質量

W

o

を 1g まで正しく量り,これをメスシリンダーに入れ,更にキシレンを 100ml の目盛線まで加え,その

質量 W

b

を 1g まで正しく量る。この試験は常温で行い,比重は,次の式によって算出する。

b

o

a

o

g

W

W

W

D

W

S

+

=

ここに,

S

g

:  ガラスビーズの比重

W

o

:  試料の質量 (g)

W

a

:  キシレンだけを満たしたメスシリンダーの質量 (g)

W

b

:  キシレンとガラスビーズを満たしたメスシリンダーの質量 (g)

D

:  測定時の温度におけるキシレンの比重

5.3

粒度  あらかじめ 105∼110℃で約 1 時間乾燥した試料約 100g を 0.1g まで正しく量り,あらかじめ

準備した標準網ふるい(

3

)

に入れる。ただし,3 号については試料約 50g とする。

次に,この標準網ふるいにふたをかぶせて,ロータップ試験機(

4

)

又はこれに準じる試験機によって 5 分

間振とうする。

その後,標準網ふるいを試験機から取り外し,各標準網ふるい及び受皿上に残った試料(

5

)

を 0.1g まで正

しく量る。ただし,この合計質量が,初めの試料採取量の 98%以下の場合には,再測定を行うものとする。

次の式によって,ふるい分けられた試料の質量百分率(粒度分布)を小数点以下 1 けたまで算出し,JIS 

Z 8401

によって整数に丸める。

100

×

=

M

m

G

ここに,

G

各標準網ふるい及び受皿上に残留した試料の質量百分率

 (%)

M

ふるい分け後の合計質量

 (g)

m

各標準網ふるい及び受皿上に残留した試料の質量

 (g)


3

R 3301-1995

(

4

)

ロータップ試験機は,衝動数

156

/

分,回転数

290

/

分で用いること。

(

5

)

ふるい目に目詰まりした試料は,裏面からブラシで払い落とし,この標準網ふるいに残留した

ものとする。

5.4

外観,形状  試料約

1g

を透明なガラス板又はプラスチック板上に重なりのないよう均一に広げ試験

片とし,スクリーン径

200mm

以上の拡大投影機又は顕微鏡を用い中心粒径(

6

)

のガラスビーズの輪郭に焦

点を合わせ,透過光によって

表 の倍率で試験する。

表 2  試験倍率

種類

1

2

3

倍率

20 20 50

拡大投影機を用いる場合には,スクリーンの中央部に縦

115

±

10mm

,横

160

±

10mm

の枠を設け,その

枠の内の総個数(

7

)

及び欠点をもつものの個数(

8

)

を数える。

顕微鏡を用いる場合には,視野内の総個数(

7

)

及び欠点をもつものの個数を数える。

試験は

2

回行い,次の式によって欠点をもつものの混入率を算出し,小数点以下

1

けたまで求め,この

値を JIS Z 8401 によって整数に丸める。

100

2

1

2

1

×

+

+

=

n

n

c

c

P

ここに,

P

:  欠点をもつものの混入率 (%)

n

1

:  1 回目に試験した総個数

n

2

:  2 回目に試験した総個数

c

1

:  1 回目に試験した欠点をもつものの個数

c

2

:  2 回目に試験した欠点をもつものの個数

(

6

)

  1

号については中心粒径約480

µm,2号については中心粒径約380µm,3号については中心粒径約

150

µm とする。

(

7

)

視野内のガラスビーズの個数は,約 200 とする。

(

8

)

二つ以上の欠点をもつ 1 個のガラスビーズは,

“欠点をもつもの”1 個とする。

5.5

屈折率  スライドガラス板上に屈折率 1.50 の浸液(

9

)

を 1 滴滴下し,ガラスビーズを乳鉢を用いて粉

砕し,この微細片を浸したものを試験片とする。

この試験片をナトリウムランプ又はこれに準じるものを透過光源とし,約 100 倍の顕微鏡を用いてベッ

ケライン(

10

)

の移動を観察する。

次に,屈折率 1.64 の浸液(

11

)

を用いた試験片をつくり,同様の操作を行う。

なお,この試験は,常温で行うものとする。

(

9

)

浸液は精度

000

1

1

以上の屈折率計を用い,屈折率が1.495∼1.504であることを確認したもの。

(

10

)

ベッケラインとは,透過光の屈折差によって生じる試験片の輪郭上の輝線。

(

11

)

浸液は,精度

000

1

1

以上の屈折率計を用い,屈折率が 1.635∼1.644 であることを確認したもの。

5.6

耐水性  試料 10.0g を正しく量りとり,冷却器付三角フラスコに入れ,純水 100ml を加えて沸騰湯浴

中で 1 時間加熱する。

その後,直ちにろ過し,ガラスビーズの表面を観察する。

ろ液については冷却した後,フェノールフタレインを指示薬とし,JIS K 8180 の 0.01mol/

l

塩酸で滴定す

る。


4

R 3301-1995

6.

表示  容器の見やすいところに,次の事項を表示する。

(1)

製品の名称

(2)

種類

(3)

製造年月又はその略号

(4)

製造業者名又はその略号

窯業部会  ガラスビーズ専門委員会  構成表(昭和 50 年 3 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

東          堯

東京芝浦電気株式会社東芝科学館

斎  藤  治  一

財団法人日本塗料検査協会

浅  井  新一郎

建設省道路局企画課

岡  本  博  之

警察庁交通局交通規制課

今  村  晴  知

日本ペイント株式会社研究開発部

末  岡      力

信号器材株式会社交通部

横  山  建  男

日立化成工業株式会社検査部

長  坂  幸  雄

アトム化学塗料株式会社

師  岡  一  雄

東芝バロティーニ株式会社

小  林  秀  雄

日本ガラスビーズ協会

布留宮      弘

ユニオン硝子工業株式会社

高  村  利  秋

岳南光機株式会社

真  木      勝

長谷川硝子工業株式会社

酒  井      宏

ブライト標識工業株式会社

鈴  木  玄八郎

通商産業省生活産業局日用品課

菊  地  邦  雄

工業技術院標準部

(事務局)

鎌  田  矩  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課

保戸田  晴  一

工業技術院標準部繊維化学規格課

(事務局)

宅  間  昌  輔

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 62 年 12 月 1 日改正のとき)

遠  藤      薫

工業技術院標準部繊維化学規格課(昭和 62 年 12 月 1 日改正のとき)

(事務局)

武  田  尚  志

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 7 年 4 月 1 日改正のとき)

小  川  和  雄

工業技術院標準部繊維化学規格課(平成 7 年 4 月 1 日改正のとき)