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R 3211

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類及び記号  

2

5

  品質 

2

5.1

  全般  

2

5.2

  厚さ  

3

5.3

  破片の状態  

4

5.4

  耐衝撃性  

5

5.5

  耐貫通性  

6

5.6

  ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃 

6

5.7

  耐摩耗性  

7

5.8

  耐熱性  

8

5.9

  耐光性  

8

5.10

  耐湿性  

8

5.11

  可視光線透過率  

9

5.12

  透視ひずみ  

9

5.13

  二重像  

10

5.14

  色の識別  

10

5.15

  耐薬品性  

10

5.16

  耐燃焼性  

11

5.17

  耐候性  

11

5.18

  寸法安定性  

11

5.19

  温度依存性  

11

6

  試験 

11

7

  検査 

11

7.1

  全般  

11

7.2

  破片の状態  

12

7.3

  耐衝撃性  

12

7.4

  耐貫通性  

12

7.5

  ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃 

13

7.6

  耐摩耗性  

13

7.7

  耐熱性  

13

7.8

  耐光性  

13


R 3211

:2015  目次

(2)

ページ

7.9

  耐湿性  

13

7.10

  可視光線透過率  

13

7.11

  透視ひずみ  

13

7.12

  二重像  

13

7.13

  色の識別  

13

7.14

  耐薬品性  

13

7.15

  耐燃焼性  

13

7.16

  耐候性  

14

7.17

  寸法安定性  

14

7.18

  温度依存性  

14

8

  表示 

14


R 3211

:2015

(3)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,

板硝子協会

(FGMAJ)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS R 3211:1998 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 R

3211

:2015

自動車用安全ガラス

Safety glazing materials for road vehicles

序文 

この規格は,1979 年に制定され,その後 4 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1998 年に

行われたが,その後の品質の明確化に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,主として自動車の窓に使用する安全ガラス(以下,安全ガラスという。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS R 3212

  自動車用安全ガラス試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

安全ガラス 

窓ガラスが破損した場合,人身傷害の軽減を目的とした板ガラス加工製品であって,合わせガラス,強

化ガラス,部分強化ガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの総称。

3.2 

合わせガラス 

2 枚以上の板ガラスをプラスチックを中間膜として接着したもの。外力の作用によって破損しても中間

膜によって破片の大部分が飛び散らないようにしたもの。中間膜とは,板ガラスと板ガラス又はプラスチ

ック(板状又はフィルム状のもの)とを接着する材料。

なお,合わせガラスのうち,中間膜の耐貫通性能を重視したものを合わせガラス A と呼び,また,中間

膜の接着性能を重視したものを合わせガラス B と呼んで区別する。

3.3 

強化ガラス 

板ガラスを熱処理して,ガラス表面に強い圧縮応力層を作り,外力の作用及び温度変化に対する強さを

増加させ,かつ,破損したときに細片になるようにしたもの。


2

R 3211

:2015

3.4 

部分強化ガラス 

破損したときに運転視野を確保するために破片の一部がやや粗片になるようにした強化ガラス。

3.5 

有機ガラス 

ポリカーボネート(炭酸エステル結合を主鎖にもつ重合体をいう。

)材,メタクリル樹脂(メタクリル酸

メチルを主成分とする共重合体をいう。

)材などの硬質合成樹脂材。

3.6 

ガラス−プラスチック 

車外側を板ガラス,合わせガラス又は強化ガラスとし,車内側にプラスチックを直接接着したもの又は

中間膜によって接着したもの。

3.7 

M

1

カテゴリ 

乗用定員 10 人以下の乗用の用に供する自動車で,四輪以上のもの又は自動車総重量(自動車総質量)が

1 トンを超える三輪のもの。

3.8 

M

1

以外のカテゴリ 

M

1

カテゴリ以外の自動車。

3.9 

大型特殊自動車など 

大型特殊自動車などとは,大型特殊自動車,最高速度 20 km/h 未満の自動車及び被けん引自動車をいう。

種類及び記号 

安全ガラスの種類及び記号は,

表 のとおりとする。

表 1−安全ガラスの種類及び記号 

種類

記号

区分

合わせガラス A L

表 の合わせガラス A に規定するもの

合わせガラス B

表 の合わせガラス B に規定するもの

部分強化ガラス Z

表 の部分強化ガラスに規定するもの

強化ガラス T

表 の強化ガラスに規定するもの

有機ガラス RP

表 の有機ガラスに規定するもの

ガラス−プラスチック GP

表 のガラス−プラスチックに規定するもの

品質 

5.1 

全般 

安全ガラスの品質は,箇条 によって試験したとき,5.25.19 の規定に適合しなければならない。ただ

し,安全ガラスの種類に対する品質項目は,

表 のとおりとする。

なお,安全ガラスの形状・寸法(厚さを除く。

)及び外観は,受渡当事者間の協定による。

注記  受渡当事者間の協定の例として,JASO M 501(自動車用安全ガラス)(社団法人自動車技術会

発行)がある。


3

R 3211

:2015

表 2−安全ガラスに対する品質項目 

品質項目

安全ガラスの種類

JIS R 3212

の適用箇条

合わせ

ガラス A

合わせ

ガラス B

部分強化

ガラス

強化

ガラス

有機

ガラス

ガラス−

プラスチック

5.2 

厚さ 

5.2 

厚さの測定 

5.3 

破片の状態 

5.3 

破砕試験 

5.4 

耐衝撃性 

5.4 

耐衝撃性試験 

5.5 

耐貫通性 

5.5 

耐貫通性試験 

5.6

    ヘッドフォーム 

(人頭模型)衝撃 

5.6

    ヘッドフォーム

(人頭模型)衝撃試験

5.7 

耐摩耗性 

5.7 

耐摩耗性試験 

5.8 

耐熱性 

5.8 

耐熱性試験 

5.9 

耐光性 

5.9 

耐光性試験 

5.10 

耐湿性 

5.10 

耐湿性試験 

5.11 

可視光線 
透過率 

5.11 

可視光線 
透過率試験 

5.12 

透視ひずみ 

5.12 

透視ひずみ試験

5.13 

二重像 

5.13 

二重像試験 

5.14 

色の識別 

5.14 

色の識別試験 

5.15 

耐薬品性 

5.15 

耐薬品性試験 

5.16 

耐燃焼性 

5.16 

耐燃焼性試験 

5.17 

耐候性 

5.17 

耐候性試験 

5.18 

寸法安定性 

5.18 

寸法安定性試験

5.19 

温度依存性 

5.19 

温度依存性試験

5.5

は,合わせガラス A 及びガラス−プラスチックを前面窓に使用しない場合には適用しない。

5.6

は,前面窓に使用する合わせガラス A,部分強化ガラス及びガラス−プラスチック,並びに前面以外の窓に使

用する合わせガラス A に適用する。

5.11

5.125.13 及び 5.14 は,次のいずれかの場合において JIS R 3212 

附属書 JA に規定する試験領域に適用す

る。 
−  合わせガラス A 及びガラス−プラスチックを前面窓に使用する場合。

−  合わせガラス B,部分強化ガラス,強化ガラス及び有機ガラスを大型特殊自動車などの前面窓に使用する場合。

−  合わせガラス A,合わせガラス B,強化ガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックを前面以外の窓に使用

する場合。

注記  ○印は適用する品質項目を示す。

5.2 

厚さ 

安全ガラスの呼び厚さ及びその許容差は,

表 のとおりとする。


4

R 3211

:2015

表 3−安全ガラスの呼び厚さ及びその許容差 

単位  mm

種類

呼び厚さ

厚さ及びその許容差

合わせガラス A 
合わせガラス B

t

a)

t

±0.2・n

b)

部分強化ガラス 5

5.0±0.2

6 6.0±0.2

強化ガラス

t

a)

t

±0.2

有機ガラス

t

a)

c)

t

±0.1・  t

ガラス−プラスチック

t

a)

t

±0.1・  t

a)

  合わせガラス,強化ガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの呼び厚さは,受渡当事者間の協定によ

る。

b)

  は,合わせガラスを構成した材料板ガラスの枚数を示す。

c)

  設計上製品の厚さが均一でない場合は,受渡当事者間の協定による。

5.3 

破片の状態 

5.3.1 

部分強化ガラスの破片の状態 

部分強化ガラスの破片の状態は,

表 を合格とする。

表 4−試験領域に対する試験後の状態 

区分

破片の状態

周辺域

・ 50

mm×50 mm の正方形の領域内の破片数は 40 個以上 350 個以下。

なお,50 mm×50 mm の正方形の領域内の破片数が 40 個未満であった場合,その部分を含

む 100 mm×100 mm の正方形の領域内の破片数は 160 個以上あればよい。

・  大きさが 3 cm

2

を超える破片は 3 個以下,かつ,直径 100 mm の円内に 1 個以下。

・  長さが 75 mm を超え,150 mm 以下の細長い破片は,5 個以下。 
・  供試体の周辺に達している細長い破片は,辺に対し 45  °以下で,かつ,その長さは 75 mm

以下。

透視域

・ 2

cm

2

以上の破片の総合面積は 500 mm×200 mm の長方形の面積の少なくとも 15 %以上。た

だし,供試体の縦寸法が 440 mm 未満のもの,又は実車取付角度が垂直方向から 15  °未満の

ものは評価領域

a)

の長方形の面積の 10 %以上。

・ 16

cm

2

を超え,25 cm

2

未満の破片は衝撃点から半径 100 mm 以内では 3 個以下,透視域全体で

は 8 個以下。

・  長さが 100 mm を超え,175 mm 以下の細長い破片は,4 個以下。 
・  面積が 2 cm

2

を超え,

直径 40 mm の円に収まらないとがった部分のある破片は,

任意の 500 mm

×200 mm の領域の中で 10 個以下又は製品 1 枚中に 25 個以下。

中間域

破片の状態は,周辺域と透視域の破片の状態の中間的な特徴をもたなければならない。

a)

  評価領域は,供試体の縦寸法が 440 mm 未満の場合は 500 mm×150 mm の長方形とし,440 mm 以上の場合は

500 mm×200 mm の長方形とする。

5.3.2 

強化ガラスの破片の状態 

強化ガラスの破片の状態は,

表 を合格とする。


5

R 3211

:2015

表 5−強化ガラスの試験後の状態 

種類

破片の状態

強化ガラス

・ 50

mm×50 mm の正方形の領域内の破片数は 40 個以上 400 個以下。ただし,呼び厚さ

3.5 mm 以下の供試体については,40 個以上 450 個以下。

なお,50 mm×50 mm の正方形の領域内の破片数が 40 個未満であった場合,その部

分を含む 100 mm×100 mm の正方形の領域内の破片数は 160 個以上あればよい。

・  大きさが 3 cm

2

を超える破片は 3 個以下,かつ,直径 100 mm の円内に 1 個以下。

・  長さが 75 mm を超え,150 mm 以下の細長い破片は 5 個以下。

・  供試体の周辺に達している細長い破片は,辺に対し 45  °以下で,かつ,その長さは

75 mm 以下。

5.4 

耐衝撃性 

5.4.1 

一般 

耐衝撃性は,前面窓に合わせガラス及びガラス−プラスチックを使用する場合は 5.4.2,前面以外の窓に

合わせガラス,ガラス−プラスチック又は強化ガラスを使用する場合,及び大型特殊自動車などの前面窓

に強化ガラス及びガラス−プラスチックを使用する場合は 5.4.3 の規定に適合しなければならない。前面

以外の窓及び大型特殊自動車などの前面窓に有機ガラスを使用する場合は,5.4.4 の規定に適合しなければ

ならない。

5.4.2 

前面窓に使用する場合 

前面窓に使用する場合は,次による。

a)

合わせガラス A 及びガラス−プラスチックの耐衝撃性は,

表 を合格とする。

表 6−合わせガラス 及びガラス−プラスチックの衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス A

・  鋼球が供試体を貫通してはならない。

ガラス−プラスチック

・  衝撃面の反対側からの剝離破片の総質量が

表 の値を超えない。

表 7−剝離破片の総質量 

単位  g

呼び厚さ

t

(mm)

剝離破片の総質量

40  ℃

−20  ℃

t

≦4.5 12

4.5<t≦5.5 15 
5.5<t≦6.5 20 
6.5<t 25

b)

合わせガラス B の耐衝撃性は,

表 を合格とする。

表 8−合わせガラス の衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス B

・  鋼球が供試体を貫通してはならない。

・  衝撃面の反対側からの剝離破片の総質量は 20 g 以下。


6

R 3211

:2015

5.4.3 

前面以外の窓に合わせガラス,ガラス−プラスチック又は強化ガラスを使用する場合,及び大型特

殊自動車などの前面窓に強化ガラス及びガラス−プラスチックを使用する場合 

前面以外の窓に合わせガラス,ガラス−プラスチック又は強化ガラスを使用する場合,及び大型特殊自

動車などの前面窓に強化ガラス及びガラス−プラスチックを使用する場合,耐衝撃性は,

表 を合格とす

る。

表 9−合わせガラス,ガラス−プラスチック又は強化ガラスの衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス A

合わせガラス B 
ガラス−プラスチック

・  鋼球が供試体を貫通してはならない。

・  衝撃面の反対側からの剝離破片の総質量は 15 g 以下。

強化ガラス

供試体は破壊してはならない。

5.4.4 

前面以外の窓及び大型特殊自動車などの前面窓に有機ガラスを使用する場合 

前面以外の窓及び大型特殊自動車などの前面窓に有機ガラスを使用する場合,

有機ガラスの耐衝撃性は,

表 10 を合格とする。

表 10−有機ガラスの衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

有機ガラス

・  破断

a)

が生じてはならない。

・  破断が生じていない供試体のうち,3 枚以上に鋼球が通る大きさの穴,

割れ目

b)

が生じてはならない。

a)

  破断:供試体が複数個に分断された状態をいう。

b)

  割れ目:供試体表面から裏面まで達する欠損をいう。

5.5 

耐貫通性 

合わせガラス A 及びガラス−プラスチックの耐貫通性は,

表 11 を合格とする。

表 11−衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス A

ガラス−プラスチック

衝撃後,5 秒間以内に鋼球が貫通してはならない。

5.6 

ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃 

前面窓に安全ガラスを使用する場合は,次の a)又は b)のいずれかを合格とする。前面以外の窓に使用す

る合わせガラス A の場合は,b)の条件を合格とする。

a)

製品を供試体とする場合は,

表 12 を合格とする。


7

R 3211

:2015

表 12−製品を供試体とする場合の衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス A

・  衝撃点を中心に多数の円形状の亀裂を生じ,衝撃点に最も近い亀裂は衝撃点

から 80 mm 以内。

・  ガラスと中間膜とは接着している。ただし,衝撃点の中心から 60 mm の外

側では,幅 4 mm 未満の剝離は許容する。

・  衝撃面で 20 cm

2

を超える中間膜の露出がない。

・  中間膜の裂け目の長さは 35 mm 以下。

ガラス−プラスチック

・  衝撃点を中心に多数の円形状の亀裂を生じ,衝撃点に最も近い亀裂は衝撃点

から 80 mm 以内。

・  ガラスと中間膜又はプラスチックとは接着している。ただし,衝撃点の中心

から 60 mm の外側では,幅 4 mm 未満の剝離は許容する。

・  衝撃面で 20 cm

2

を超える中間膜の露出がない。ただし,合わせガラスを使用

したものだけに適用する。

・  中間膜又はプラスチックの裂け目の長さは 35 mm 以下。

部分強化ガラス

供試体は破壊しなければならない。

b)

試験片を供試体とする場合は,

表 13 を合格とする。

表 13−試験片を供試体とする場合の衝撃後の状態 

種類

衝撃後の状態

合わせガラス A 
ガラス−プラスチック

衝撃点を中心に多数の円形状の亀裂が生じた場合, 
・  貫通しない。

・  大きな破片が剝離しない。

部分強化ガラス

供試体は破壊しなければならない。

5.7 

耐摩耗性 

合わせガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐摩耗性は,

表 14 を合格とする。

表 14−摩耗による曇価 

種類

摩耗による曇価

試験領域 1

a)

試験領域 2

b)

車外側

車内側

車外側

車内側

合わせガラス A

合わせガラス B

2 %以下

− 2

%以下

有機ガラス 4

%以下 15

%以下

ガラス−プラスチック

2 %以下 4

%以下

a)

JIS R 3212

附属書 JA で規定する試験領域 C,C',c,D 又は E。

b)

  JIS R 3212 の附属書 JA で規定する試験領域 C,C',c,D 又は E 以外の領域。


8

R 3211

:2015

5.8 

耐熱性 

合わせガラス及びガラス−プラスチックの耐熱性は,

表 15 を合格とする。

表 15−煮沸後の状態 

種類

煮沸後の状態

合わせガラス A

合わせガラス B

ガラス−プラスチック

ガラス部分に亀裂が入ることは許されるが,縁から 15 mm 又は亀裂から 10 mm を超えて,

泡,その他の欠点があってはならない。ただし,製品から切り出した際,新たに生じた縁

については 25 mm まで認める。

5.9 

耐光性 

合わせガラス及びガラス−プラスチックの耐光性は,前面窓に使用する場合には

表 16,又は前面以外の

窓に使用する場合には

表 17 を合格とする。

表 16−紫外線照射後の状態(前面窓に使用する場合) 

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

紫外線照射後の状態

合わせガラス A

合わせガラス B 
ガラス−プラスチック

M

1

C 又は c

b/a

×100 %≧95 %

M

1

以外

C'又は c

・  b≧70 %

ここに,a:紫外線照射前の可視光線透過率

b)

b

:紫外線照射後の可視光線透過率

b)

・  適切な照明のもとで白色の背景で目視で検査し

たとき,著しい変化(変色,泡,濁りなど)があ
ってはならない。

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示す試験領域を適用するが,

それを適用できないものについては小文字で示す試験領域による。

b)

  5.11 による。

表 17−紫外線照射後の状態(前面以外の窓に使用する場合) 

種類

紫外線照射後の状態

合わせガラス A 
合わせガラス B

ガラス−プラスチック

・  b/a×100 %≧95 % 
・  b≧70 %

a)

ここに,a:紫外線照射前の可視光線透過率

b)

b

:紫外線照射後の可視光線透過率

b)

・  適切な照明のもとで白色の背景で目視で検査したとき,著しい変化(変色,泡,濁り

など)があってはならない。

a)

  側面窓

c)

に使用する場合に適用する。

b)

  5.11 による。

c)

  運転者席より後方の部分を除く。

5.10 

耐湿性 

合わせガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐湿性は,

表 18 を合格とする。

表 18−耐湿性試験後の状態 

種類

耐湿性試験後の状態

合わせガラス A

合わせガラス B

有機ガラス 
ガラス−プラスチック

供試体の縁から 10 mm を超える部分,又は製品から切り出した際の新たに生じた切断辺の

縁から 15 mm を超える部分に著しい変化(変色,泡,剝離,濁りなど)があってはならな

い。ただし,供試体が有機ガラスの場合は,3 枚とも膨れ,剝がれ,ひび割れ及び著しい
変色及びつやの減退があってはならない。


9

R 3211

:2015

5.11 

可視光線透過率 

安全ガラスの可視光線透過率は,前面窓に使用する場合には

表 19,又は前面以外の窓に使用する場合に

表 20 を合格とする。

表 19−可視光線透過率(前面窓に使用する場合) 

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

可視光線透過率

合わせガラス A

合わせガラス B

部分強化ガラス 
強化ガラス

有機ガラス

ガラス−プラスチック

M

1

C 又は c 70

%以上

M

1

以外

C'又は c

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示

す試験領域を適用するが,それを適用できないものについては小文字で示す試験

領域による。

表 20−可視光線透過率(前面以外の窓に使用する場合) 

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

可視光線透過率

合わせガラス A 
合わせガラス B

強化ガラス

有機ガラス 
ガラス−プラスチック

M

1

 D

70

%以上

M

1

以外 E

 
 

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示

す試験領域を適用するが,それを適用できないものについては小文字で示す試験

領域による。

5.12 

透視ひずみ 

安全ガラスの透視ひずみは,

表 21 を合格とする。

表 21−透視ひずみの最大許容値 

単位  分

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

透視ひずみの

最大許容値

前面窓

側面窓

b)

合わせガラス A

合わせガラス B

部分強化ガラス 
強化ガラス

有機ガラス

ガラス−プラスチック

M

1

A 又は a

− 2

c)

B 又は b D

6

M

1

以外

I 又は a

− 2

c)

− E

6

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示す試験領域を適用す

るが,それを適用できないものについては小文字で示す試験領域による。

b)

  運転者席より後方の部分を除く。

c)

  試験領域 A 及び I のうち,安全ガラスの端から 100 mm 未満の部分については,6 分までは差し支えな

い。


10

R 3211

:2015

5.13 

二重像 

安全ガラスの二重像は,

表 22 を合格とする。

表 22−一次像と二次像との分離の最大値 

単位  分

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

一次像と二次像との

分離の最大値

前面窓

側面窓

b)

合わせガラス A 
合わせガラス B

部分強化ガラス

強化ガラス 
有機ガラス

ガラス−プラスチック

M

1

A 又は a

− 15

c)

B 又は b D

25

M

1

以外

I 又は a

− 15

c)

− E

25

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示す試験領域を適用す

るが,それを適用できないものについては小文字で示す試験領域による。

b)

  運転者席より後方の部分を除く。

c)

  試験領域 A 及び I のうち,安全ガラスの端から 100 mm 未満の部分については,25 分までは差し支え

ない。

5.14 

色の識別 

安全ガラスの色の識別は,

表 23 を合格とする。

表 23−色の識別 

種類

自動車のカテゴリ

試験領域

a)

色の識別

前面窓

側面窓

b)

合わせガラス A 
合わせガラス B

部分強化ガラス

強化ガラス 
有機ガラス

ガラス−プラスチック

M

1

B 又は b D

白,黄,赤,緑,青,ア
ンバーの各色について,

ガラスを通して,同一色

に同 定で き な けれ ばな
らない。

M

1

以外

I 又は a E

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示す試験領域を適用す

るが,それを適用できないものについては小文字で示す試験領域による。

b)

  運転者席より後方の部分を除く。

5.15 

耐薬品性 

有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐薬品性は,

表 24 を合格とする。

表 24−耐薬品性試験後の状態 

種類

耐薬品性試験後の状態

有機ガラス

ガラス−プラスチック

・  b/a×100 %≧95 %

ここに,a:耐薬品性試験前の可視光線透過率

b

:耐薬品性試験後の可視光線透過率

・  塗布表面に粘着又はひび割れがない。


11

R 3211

:2015

5.16 

耐燃焼性 

有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐燃焼性は,

表 25 を合格とする。

表 25−耐燃焼性試験後の状態 

種類

耐燃焼性試験後の状態

有機ガラス

ガラス−プラスチック

燃焼速度が 89 mm/min を超えない。ただし,1 回目及び 2 回目の点火後,第 2 標線に

達する前に自己消火した場合はよい。

5.17 

耐候性 

有機ガラスの耐候性は,

表 26 を合格とする。

表 26−耐候性試験後の状態 

種類

耐候性試験後の状態

有機ガラス

・  b/a×100 %≧95 %

ここに,a:耐候性試験前の可視光線透過率

b

:耐候性試験後の可視光線透過率

・  b≧70 %(試験領域 C,C',c,D 又は E)

a)

・  著しい変色,泡及び濁りを生じない。

a)

  試験領域は,JIS R 3212 の附属書 JA による。ただし,アルファベット大文字で示す試験領域を適用するが,

それを適用できないものについては小文字で示す試験領域による。

5.18 

寸法安定性 

有機ガラスの寸法安定性は,

表 27 を合格とする。

表 27−寸法安定性試験後の状態 

種類

寸法安定性試験後の状態

有機ガラス

反りの増加量が 1.3 mm を超えない。

5.19 

温度依存性 

ガラス−プラスチックの温度依存性は,

表 28 を合格とする。

表 28−温度依存性試験後の状態 

種類

温度依存性試験後の状態

ガラス−プラスチック

供試体の層にいかなるひび割れ,曇り,剝離もなく,その他の著しい劣化がない。

試験 

安全ガラスの試験は,JIS R 3212 の箇条 5(試験場所の条件及び試験方法)によって行う。

検査 

7.1 

全般 

安全ガラスの検査は,次の 7.27.18 の規定に適合しなければならない。

なお,必要に応じ,受渡当事者間の協定によって検査項目の一部を省略してもよい。


12

R 3211

:2015

7.2 

破片の状態 

7.2.1 

部分強化ガラスの破片の状態 

供試体を 6 枚試験し,

表 を合格とする。表 を満足する供試体が 3 枚以下の場合は不合格とする。ま

た,4 枚の場合は,新しく供試体 6 枚について追加試験し,6 枚とも満足すれば,合格とする。

なお,5 枚の場合は,新しく供試体 1 枚を用い,満足しなかった供試体と同一衝撃点で追加試験し,満

足すれば合格とする。

7.2.2 

強化ガラスの破片の状態 

a)

平面又は単一曲面の強化ガラスの破片の状態は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 を満足すれば合

格とする。また,2 枚の場合は,新しく供試体 1 枚を用い,満足しなかった供試体と同一衝撃点で追

加試験し,条件を満足すれば合格とする。

なお,1 枚以下の場合は,新しく供試体 3 枚について追加試験し,3 枚とも条件を満足すれば合格と

する。

b)

複曲面の強化ガラスの破片の状態は,供試体 4 枚を試験し,4 枚とも

表 を満足する場合は合格とす

る。また,3 枚の場合は,新しく供試体 1 枚を用い,満足しなかった供試体と同一衝撃点で追加試験

し,条件を満足すれば合格とする

なお,2 枚以下の場合は,新しく供試体 4 枚について追加試験し,4 枚とも条件を満足すれば合格と

する。

7.3 

耐衝撃性 

7.3.1 

前面窓に使用する場合 

a)

合わせガラス A 及びガラス−プラスチックの耐衝撃性は,供試体 10 枚を試験し,

表 を満足するも

のが 8 枚以上の場合は合格とし,7 枚以下の場合は新しく供試体 10 枚について追加試験し,10 枚とも

条件を満足すれば合格とする。

b)

合わせガラス B の耐衝撃性は,供試体 6 枚を試験し,

表 を満足するものが 5 枚以上の場合は合格と

し,3 枚以下の場合は不合格とする。また,4 枚の場合は,新しく供試体 6 枚を追加試験し,6 枚とも

満足すれば合格とする。

7.3.2 

前面以外の窓に合わせガラス,ガラス−プラスチック又は強化ガラスを使用する場合,及び大型特

殊自動車などの前面窓に強化ガラス及びガラス−プラスチックを使用する場合 

a)

合わせガラス及びガラス−プラスチックの耐衝撃性は,供試体 4 枚を試験し,4 枚とも

表 を満足す

る場合は合格とし,1 枚以下の場合は不合格とする。また,2 枚又は 3 枚の場合は,新しく供試体 4

枚について追加試験し,4 枚とも満足すれば合格とする。

b)

強化ガラスの耐衝撃性は,供試体 6 枚を試験し,

表 を満足するものが 5 枚以上の場合は合格とし,3

枚以下の場合は不合格とする。また,4 枚の場合は,新しく供試体 6 枚について追加試験し,6 枚とも

満足すれば合格とする。

7.3.3 

前面以外の窓及び大型特殊自動車などの前面窓に有機ガラスを使用する場合 

有機ガラスの耐衝撃性は,供試体 12 枚を試験し,10 枚以上

表 10 を満足する場合は合格とし,9 枚以下

の場合は不合格とする。

7.4 

耐貫通性 

合わせガラス A 及びガラス−プラスチックの耐貫通性は,供試体 6 枚を試験し,6 枚とも

表 11 を満足す

る場合は合格とし,4 枚以下の場合は不合格とする。また,5 枚の場合は,新しく供試体 6 枚について追加

試験し,6 枚とも満足すれば合格とする。ただし,前面窓に使用しない場合には適用しない。


13

R 3211

:2015

7.5 

ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃 

前面窓に安全ガラスを使用する場合は,次の a)又は b)のいずれかを満足すれば合格,前面以外の窓に使

用する合わせガラス A の場合は,b)の条件を満足すれば合格とする。

a) 

製品を供試体とする場合  供試体 4 枚を試験し,4 枚とも表 12 を満足する場合は合格とし,2 枚以下

の場合は不合格とする。また,3 枚の場合は,新しく供試体 4 枚について追加試験し,4 枚とも満足す

れば合格とする。

b) 

試験片を供試体とする場合  供試体 6 枚を試験し,6 枚とも表 13 を満足する場合は合格とし,4 枚以

下の場合は不合格とする。また,5 枚の場合は,新しく供試体 6 枚について追加試験し,6 枚とも満足

すれば合格とする。

7.6 

耐摩耗性 

合わせガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐摩耗性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

14

を満足すれば合格とする。

7.7 

耐熱性 

合わせガラス及びガラス−プラスチックの耐熱性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 15 を満足する場

合は合格とし,1 枚以下の場合は不合格とする。また,2 枚の場合は,新しく供試体 3 枚について追加試験

し,3 枚とも満足すれば合格とする。

7.8 

耐光性 

合わせガラス及びガラス−プラスチックの耐光性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 16 又は表 17 

満足する場合は合格とし,1 枚以下の場合は不合格とする。また,2 枚の場合は,新しく供試体 3 枚につい

て追加試験し,3 枚とも満足すれば合格とする。

7.9 

耐湿性 

合わせガラス,有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐湿性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 18

を満足する場合は合格とし,1 枚以下の場合は不合格とする。また,2 枚の場合は,新しく供試体 3 枚につ

いて追加試験し,3 枚とも満足すれば合格とする。

7.10 

可視光線透過率 

安全ガラスの可視光線透過率は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 19 又は表 20 を満足すれば合格とす

る。ただし,運転上,必要としない部分には適用しない。

7.11 

透視ひずみ 

安全ガラスの透視ひずみは,供試体 4 枚を試験し,4 枚とも

表 21 を満足すれば合格とする。

7.12 

二重像 

安全ガラスの二重像は,供試体 4 枚を試験し,4 枚とも

表 22 を満足すれば合格とする。ただし,運転上,

必要としない部分には適用しない。

7.13 

色の識別 

安全ガラスの色の識別は,試験領域内で着色されている場合には,供試体 4 枚を試験し,4 枚とも

表 23

を満足すれば合格とする。

7.14 

耐薬品性 

有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐薬品性は,供試体 2 枚を試験し,2 枚とも

表 24 を満足すれば

合格とする。

7.15 

耐燃焼性 

有機ガラス及びガラス−プラスチックの耐燃焼性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 25 を満足すれば


14

R 3211

:2015

合格とする。

7.16 

耐候性 

有機ガラスの耐候性は,供試体 3 枚を試験し,3 枚とも

表 26 を満足すれば合格とする。

7.17 

寸法安定性 

有機ガラスの寸法安定性は,供試体 2 枚を試験し,2 枚とも

表 27 を満足すれば合格とする。

7.18 

温度依存性 

ガラス−プラスチックの温度依存性は,供試体 2 枚を試験し,2 枚とも

表 28 を満足すれば合格とする。

表示 

安全ガラスには,1 枚ごとに次の項目を容易に消えない方法で表示する。

a)

安全ガラスの種類又は記号,及び必要な場合は附加記号

b)

製造業者名又はその略号

関連規格  JASO M 501  自動車用安全ガラス 

UNR No.43

  自動車用窓材料に関する国連基準