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日本工業規格

JIS

 R

2213

-1995

耐火れんがの曲げ強さの試験方法

Test method for modulus of rupture

of refractory bricks

1.

適用範囲  この規格は,耐火れんがの曲げ強さの試験方法について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS R 2202

  耐火れんがの寸法の測定方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2.

装置及び器具

2.1

曲げ強さ試験機  図 に示すような加圧装置のある試験機で,次の各項目に適合するものを用いる。

(1)

曲げ強さ試験機の容量は,予想される試験片の曲げ強さの 1.2 倍以上の容量で,油圧式の脈動のない

ものとする。

(2)

目盛の許容誤差は,容量 49kN 以上の場合は容量の±

100

1

,49kN 未満の場合は±

200

1

とする。

(3)

荷重用及び支持用ロールは,焼入硬鋼にみがき仕上げを施したものとし,そのショア硬さは,Hs70 以

上とする。

(4)

荷重用ロールは,球面座に取り付けることができ,支持用ロールは,回転できるものが望ましい。各

ロールの直径は,原則として 50mm とする。

(5)

荷重用及び支持用ロールは,互いに平行とし,荷重用ロールは,左右の支持用ロールから等しい距離

になければならない。

2.2

乾燥装置  温度 105∼120℃に保つことのできる自動温度調節器付電気恒温器を用いる。

2.3

長さ計  0.5mm 単位まで測定できる長さ計を用いる。

2.4

はかり  1g 単位まで測定できるはかりを用いる。


2

R 2213-1995

図 1  曲げ強さ加圧装置

3.

試料

3.1

並形れんがの場合は,供試れんがをそのまま試験片とする。

3.2

異形れんがの場合は,供試れんがから並形れんがと同一寸法のものを作り,試験片とする。ただし,

試験片はなるべく供試れんがの成形面の 1 面以上を残すようにする。

3.3

上記の試験片が採取できない異形れんがの場合は,供試れんがから並形れんがと相似形で,できる

だけ最大容積となるものを作り試験片とする。ただし,この場合も試験片は,なるべく供試れんがの成形

面の 1 面以上を残すようにする。

3.4

試験片は,いずれの場合もその上下加圧面は平行で,十分に平滑なものでなければならない。

4.

操作

4.1

予想される試験片の曲げ強さが,原則として曲げ強さ試験機の容量の 15∼85%になるよう試験機の

容量を調整する。

4.2

試験片は,あらかじめ 105∼120℃で恒量(

1

)

になるまで乾燥する。

(

1

)

測定した質量に1g 以上の差がなければ恒量とする。

4.3

試験片の加圧面は,並形れんがの場合は,原れんがの 230×114mm の面とする。

また,異形れんがの場合は,並形れんがに準じ,成形面をなるべく支持用ロールの側に置く。

4.4

試験片の幅,厚さは,あらかじめ試験片ごとに測定(

2

)

する。

(

2

)

寸法の測定は,JIS R 2202による。

4.5

支持用ロールの中心間の距離は,原則として 200mm とする。ただし,3.3 に規定する異形れんがの

場合,支持用ロールの中心間の距離は,試験片の厚さの 3 倍とする。

4.6

加圧速度は,毎秒 539±44N とし,加圧面の中心に荷重を加え,最大荷重を求める。試験片が 3.3 

よって作られた場合は,毎秒 6.86±0.98N×断面積 (cm

2

)

の均一速度で加圧する。

5.

計算  曲げ強さ T

r

は,次の式によって算出し,JIS Z 8401 によって整数に丸める。


3

R 2213-1995

2

2

3

bd

Wl

T

r

ここに,  T

r

:  曲げ強さ(N/cm

2

又は 10

-2

MPa

W

:  最大荷重 (N)

l

:  支持用ロールの中心間の距離 (cm)

b

:  試験片の幅 (cm)

d

:  試験片の厚さ (cm)

6.

報告  供試れんがの曲げ強さは,2 個の試料の計算値の平均値を整数に丸めて報告する。ただし,3.3

の試験片の場合は,寸法を記載しなければならない。