>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義  

2

4

  一般的な力量要求事項  

2

5

  QMS 審査員に対する力量要求事項  

2

6

  QMS 審査員以外の要員に対する力量要求事項  

4

附属書 A(参考)QMS の審査及び認証に関する知識  

5

参考文献  

6


Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Q 17021

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Q 17021

適合性評価−マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項

JIS Q 17021-2

第 2 部:環境マネジメントシステムの審査及び認証に関する力量要求事項

JIS Q 17021-3

第 3 部:品質マネジメントシステムの審査及び認証に関する力量要求事項


日本工業規格

JIS

 Q

17021-3

:2014

(ISO/IEC TS 17021-3

:2013

)

適合性評価−マネジメントシステムの審査及び

認証を行う機関に対する要求事項−

第 3 部:品質マネジメントシステムの審査及び

認証に関する力量要求事項

Conformity assessment-Requirements for bodies providing audit and

certification of management systems-

Part 3: Competence requirements for auditing and certification of

quality management systems

序文 

この規格は,2013 年に第 1 版として発行された ISO/IEC TS 17021-3 を基に,技術的内容及び構成を変

更することなく作成した日本工業規格である。

この規格は,JIS Q 17021 を補足するものである。特に,JIS Q 17021 の箇条 7(資源に関する要求事項)

及び

附属書 A(求められる知識及び技能)に規定された,認証プロセスに関与する要員の力量に関する要

求事項を明確化する。

認証機関は,必要とされる力量をもつと実証した審査員だけが品質マネジメントシステム(以下,QMS

という。

)審査を実施することを確実にする責任を,依頼者及び被認証組織の顧客を含む利害関係者に対し

て負っている。

この規格は,全ての QMS 審査員及び認証の機能に関与するその他の要員が,JIS Q 17021 に規定された

一般的な力量に加え,この規格に規定する QMS に固有の知識をもつことを意図している。

認証機関は,個々の QMS 審査の審査範囲に必要とされる審査チームの力量を特定することが必要とな

る。QMS 審査チームの選定は,依頼者の専門分野及び固有のプロセスを含む,様々な要因に依存する。

適用範囲 

この規格は,JIS Q 17021 に規定する要求事項を補足し,品質マネジメントシステム(QMS)の認証プ

ロセスに関与する要員に対する具体的な力量要求事項について規定する。

注記 1  この規格は,JIS Q 9001 に基づく QMS の審査及び認証に適用される。また,その他の QMS

規格を適用する際にも用いることができる。

注記 2  この規格の対応国際技術仕様書及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC TS 17021-3: 2013

,Conformity assessment−Requirements for bodies providing audit and

certification of management systems

− Part 3: Competence requirements for auditing and


2

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

certification of quality management systems

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)は適用しない。

JIS Q 17021:2011

  適合性評価−マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項

注記  対応国際規格:ISO/IEC 17021:2011,Conformity assessment−Requirements for bodies providing

audit and certification of management systems

(IDT)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 17021 による。

一般的な力量要求事項 

認証機関は,JIS Q 17021 

表 A.1(知識及び技能に関する表)に規定する認証の機能別に力量要求事項

を定めなければならない。これらの力量要求事項を定めるに当たって,認証機関は,JIS Q 17021 に規定す

る全ての要求事項,並びにこの規格の箇条 及び箇条 に規定する全ての要求事項{これらは自身が定め

た QMS における専門分野[JIS Q 17021 の 7.1.2(力量の判断基準の決定)参照]に関連する。

}を考慮し

なければならない。

注記 1  特定の認証の機能に関与する要員に対する力量要求事項の概要を,附属書 に示す。

注記 2  審査の原則に関する情報が,JIS Q 19011 に示されている。

5 QMS

審査員に対する力量要求事項 

5.1 

一般 

QMS

審査員は,JIS Q 17021 に規定する一般的な力量,及びこの規格の 5.25.6 に規定する QMS の知

識を含む力量をもたなければならない。

注記  審査チームの各審査員が同じ力量をもつ必要はないが,審査チーム全体としての力量は,審査

目的を達成するのに十分であることが必要である。

5.2 

品質マネジメントの用語,原則,実務及び技術 

QMS

審査員は,次の知識をもたなければならない。

a)

品質マネジメントに関連する用語及び定義

b)

品質マネジメントの原則及びその適用

c) PDCA

(Plan-Do-Check-Act)の適用及びプロセスアプローチ

d)

品質マネジメントに固有な文書の構造,階層及び相互関係

e)

適用範囲,及び適用除外の適用

f)

品質マネジメントに関連するツール,方法及び技法,並びにこれらの適用

注記 1  品質マネジメントのツール,方法及び技法の例には,次が含まれる。

−  品質の経済的側面についての原則

−  プロセスマッピング


3

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

−  顧客の受け止め方及び顧客満足を特定し,監視するための方法

−  改善ツール[例えば,無駄取り(lean)

,シックスシグマ,カイゼン(Kaizen)

−  統計的手法

−  リスクマネジメントアプローチ

−  問題解決の技法

−  プロセスの測定

−  根本原因分析

注記 2  品質マネジメント分野に固有の監査員の知識に関する情報が,JIS Q 19011:2012 の A.4 に示

されている。

5.3 QMS

の規格及び規準文書 

QMS

審査員は,次の知識をもたなければならない。

a)

認証プロセスで用いられる関連する QMS 規格及びその他の規準文書,並びにこれらの適用

b) QMS

規格及びその他の関連文書の要素間の相互関係

5.4 

ビジネスマネジメントの実務 

QMS

審査員は,次の知識をもたなければならない。

a)

一般的なビジネスマネジメントの概念,実務,及び方針と目標と結果との相互関係

b)

マネジメントプロセス及び関連する用語

注記  マネジメントプロセスには,人的資源のマネジメント,内部及び外部のコミュニケーション,

並びにその他の関連する支援プロセスも含む。

5.5 

依頼者の事業分野 

QMS

審査員は,次の知識をもたなければならない。

a)

依頼者の事業分野に関連する一般的な用語,プロセス及び技術

b)

関連する事業分野の実務

注記  事業分野とは,関連する専門分野を広く網羅する経済活動と理解される。

5.6 

依頼者の製品,プロセス及び組織 

QMS

審査員は,次の知識をもたなければならない。

a)

専門分野に固有の用語及び技術

b)

専門分野に固有の製品又はサービスに適用される,法令及び規制要求事項

注記 1  法令及び規制要求事項は,法的要求事項と表現されることがある。

c)

専門分野に固有のプロセス,製品及びサービスの特性

d)

製品及びサービスの品質に影響を与える,インフラストラクチャー及び作業環境

e)

外部委託の概念

f)

組織の種類,規模,ガバナンス,構造,機能及び関係が,QMS の開発及び実施並びに認証活動に及ぼ

す影響

注記 2  チームが業務を実施している依頼者の製品,プロセス及び組織に関する知識については,そ

のチーム内に専門知識が存在する必要があるが,技術専門家から提供されることもできる。

審査がチームによって実施されている場合,求められる技能のレベルは,チーム全体として

維持される必要があるが,必ずしもチームの個々のメンバーによって維持される必要はない。


4

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

6 QMS

審査員以外の要員に対する力量要求事項 

6.1 

一般 

QMS

審査以外の認証の機能に関与するグループ又は個人は,JIS Q 17021 に規定する一般的な力量,並

びにこの規格の 6.2 及び 6.3 に規定する QMS の知識を含む力量をもたなければならない。

注記  各個人が同じ力量をもつ必要はないが,グループ全体としての力量は,その機能の目的を達成

するのに十分であることが必要である。

6.2 

審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し,審査工数を決定するための

申請のレビューを実施する要員の力量 

6.2.1 QMS

の規格及び規準文書 

審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し,審査工数を決定するための申請

のレビューを実施する要員は,認証プロセスで用いられる関連する QMS 規格及びその他の規準文書の知

識をもたなければならない。

6.2.2 

依頼者の事業分野 

審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し,審査工数を決定するための申請

のレビューを実施する要員は,関連の事業分野の実務に関する一般的な用語及びプロセスの知識をもたな

ければならない。

6.2.3 

依頼者の製品,プロセス及び組織 

審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し,審査工数を決定するための申請

のレビューを実施する要員は,依頼者の製品及びプロセス,並びに組織の種類,規模,ガバナンス及び構

造(外部委託機能を含む。

)の知識をもたなければならない。

6.3 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員の力量 

6.3.1 

品質マネジメントの用語,原則,実務及び技術 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,次の知識をもたなければならない。

a)

品質マネジメントに関連する用語及び定義

b)

適用範囲,及び適用除外の適用

c)

品質マネジメントに関連するツール,方法及び技法,並びにこれらの適用の,認証プロセスへの影響

6.3.2 QMS

の規格及び規準文書 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,認証プロセスで用いられる関連する QMS 規格及

びその他の規準文書の知識をもたなければならない。

6.3.3 

依頼者の事業分野 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,関連の事業分野の実務に関する一般的な用語及び

プロセスの知識をもたなければならない。


5

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

附属書 A

(参考)

QMS

の審査及び認証に関する知識

表 A.1 は,QMS の審査及び認証に求められる知識の概要を提供するが,特定の認証の機能に関する知識

の分野だけを示すもので,参考情報である。

各機能に対する力量要求事項は,この規格の本体に規定しており,

表 A.1 では各要求事項への参照を示

す。

表 A.1QMS の審査及び認証に関する知識

知識

認証の機能

審査チームに要求される力量を判定し,

審査チームメンバーを選定し,審査工数
を決定するための申請のレビューの実施

審 査 報 告 書 の

レ ビ ュ ー 及 び
認証の決定

審 査 及 び 審 査

チームの指揮

品質マネジメントの用語,原則,

実務及び技術

 6.3.1 

5.2 

QMS

の規格及び規準文書

6.2.1 6.3.2 

5.3 

ビジネスマネジメントの実務

  

5.4 

依頼者の事業分野

6.2.2 6.3.3 

5.5 

依頼者の製品,プロセス及び組織

6.2.3  

5.6 


6

Q 17021-3

:2014 (ISO/IEC TS 17021-3:2013)

参考文献

[1]  ISO/TR 10013

  Guidelines for quality management system documentation

[2]  ISO 10015

  Quality management−Guidelines for training

[3]  ISO 10018

  Quality management−Guidelines on people involvement and competence

[4]  JIS Q 19011:2012

  マネジメントシステム監査のための指針

注記  対応国際規格:ISO 19011:2011,Guidelines for auditing management systems(IDT)

[5]  JIS Q 9000

  品質マネジメントシステム−基本及び用語

注記  対応国際規格:ISO 9000,Quality management systems−Fundamentals and vocabulary(IDT)

[6]  JIS Q 9001

  品質マネジメントシステム−要求事項

注記  対応国際規格:ISO 9001,Quality management systems−Requirements(IDT)

[7]  JIS Q 9004

  組織の持続的成功のための運営管理−品質マネジメントアプローチ

注記  対応国際規格:ISO 9004,Managing for the sustained success of an organization−A quality

management approach

(IDT)

[8]  ISO 10005

  Quality management systems−Guidelines for quality plans

[9]  JIS Q 10002

  品質マネジメント−顧客満足−組織における苦情対応のための指針

注記  対応国際規格:ISO 10002,Quality management−Customer satisfaction−Guidelines for complaints

handling in organizations

(IDT)

[10] JIS Q 10001

  品質マネジメント−顧客満足−組織における行動規範のための指針

注記  対応国際規格:ISO 10001,Quality management−Customer satisfaction−Guidelines for codes of

conduct for organizations

(IDT)

[11]  JIS Q 10003

  品質マネジメント−顧客満足−組織の外部における紛争解決のための指針

注記  対応国際規格:ISO 10003,Quality management−Customer satisfaction−Guidelines for dispute

resolution external to organizations

(IDT)

[12] ISO 10004

  Quality management−Customer satisfaction−Guidelines for monitoring and measuring

[13] JIS Q 10012

  計測マネジメントシステム−測定プロセス及び測定機器に関する要求事項

注記  対応国際規格:ISO 10012,Measurement management systems−Requirements for measurement

processes and measuring equipment

(IDT)

[14] ISO 10014

  Quality management−Guidelines for realizing financial and economic benefits

[15] ISO/TR 10017

  Guidance on statistical techniques for ISO 9001:2000

[16] ISO 9001 Auditing Practices Group

入手先:<www.iso.org/tc176/ISO9001AuditingPracticesGroup>

[17] ISO 19011 Auditing Management Systems

入手先:<www.iso.org/19011auditing>

[18] ISO TC 176/SC2 Home Page

入手先:<http://isotc.iso.org/livelink/livelink/open/tc176SC2public>