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Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 2 

3 用語及び定義  2 

4 一般的な力量要求事項  2 

5 EMS審査員に対する力量要求事項 2 

5.1 一般  2 

5.2 環境用語  2 

5.3 環境指標  2 

5.4 環境の監視及び測定の技術  2 

5.5 環境側面及び影響  2 

5.6 ライフサイクルの視点  3 

5.7 環境パフォーマンス評価  3 

5.8 順守義務  3 

5.9 緊急事態への準備及び対応  3 

5.10 運用管理  3 

5.11 サイトに関連する要因  3 

5.12 適用範囲  3 

5.13 伝達された情報  3 

5.14 組織の状況  3 

5.15 リスク及び機会  4 

6 EMS審査における側面に固有の力量要求事項  4 

6.1 一般  4 

6.2 大気への排出  4 

6.3 土地への排出  4 

6.4 水への排出  5 

6.5 原材料,エネルギー及び天然資源の使用 5 

6.6 排出されたエネルギー  6 

6.7 廃棄物  6 

6.8 空間の使用  6 

7 審査員以外の要員に対する力量要求事項  7 

7.1 一般  7 

7.2 審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し, 

  審査工数を決定するための申請のレビューを実施する要員の力量 7 

7.3 審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員の力量  7 


 

Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 目次 

(2) 

ページ 

附属書A(参考)EMSの審査及び認証に関する知識  9 

参考文献  11 

 

 


 

Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

(3) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。 

これによって,JIS Q 17021-2:2014は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS Q 17021の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS Q 17021-1 第1部:要求事項 

JIS Q 17021-2 第2部:環境マネジメントシステムの審査及び認証に関する力量要求事項 

JIS Q 17021-3 第3部:品質マネジメントシステムの審査及び認証に関する力量要求事項 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

Q 17021-2:2018 

 

(ISO/IEC 17021-2:2016) 

適合性評価−マネジメントシステムの審査及び 

認証を行う機関に対する要求事項− 

第2部:環境マネジメントシステムの審査及び 

認証に関する力量要求事項 

Conformity assessment-Requirements for bodies providing audit and 

certification of management systems-Part 2: Competence requirements for 

auditing and certification of environmental management systems 

 

序文 

この規格は,2016年に第1版として発行されたISO/IEC 17021-2を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。 

この規格は,JIS Q 17021-1を補足するものである。特に,JIS Q 17021-1:2015の附属書Aに規定された,

認証プロセスに関与する要員の力量に関する要求事項を明確化する。 

認証機関は,必要とされる力量をもつと実証した審査員だけが環境マネジメントシステム(以下,EMS

という。)審査を実施することを確実にする責任を,依頼者及び被認証組織の顧客を含む利害関係者に対し

て負っている。全てのEMS審査員は,JIS Q 17021-1に規定された一般的な力量に加え,この規格に規定

するEMSに固有の知識をもつことが望ましい。 

認証機関は,個々のEMS審査の審査範囲に対して必要とされる,個別の審査チームの力量を特定する

ことが必要となる。EMS審査チームの選定は,EMSにおける専門分野,組織の状況,組織の環境側面及

びそれらが存在するサイトなどの,様々な要因に依存する。 

この規格は,審査員以外の認証活動に関与する要員に対する力量要求事項も規定している。 

 

適用範囲 

この規格は,環境マネジメントシステム(EMS)の審査及び認証プロセスに関与する要員に関する追加

の力量要求事項を規定し,JIS Q 17021-1の要求事項を補足する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/IEC 17021-2:2016,Conformity assessment−Requirements for bodies providing audit and 

certification of management systems−Part 2: Competence requirements for auditing and 

certification of environmental management systems(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

 


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

  

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 

JIS Q 17021-1:2015 適合性評価−マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事

項−第1部:要求事項 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 17021-1:2015,Conformity assessment−Requirements for bodies 

providing audit and certification of management systems−Part 1: Requirements(IDT) 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 17021-1:2015によるほか,次による。 

3.1 

EMSにおける専門分野 

EMS及びその意図した結果に関連するプロセスの共通性によって特徴付けられる分野。 

 

一般的な力量要求事項 

認証機関は,該当するEMSにおける専門分野ごとに,また,認証活動の機能別に,力量要求事項を定

めなければならない。認証機関は,箇条5〜箇条7に規定する全ての要求事項(これらは自身が定めたEMS

における専門分野に関連する。)を考慮しなければならない。特定の認証の機能に関与する要員に対する力

量要求事項の概要を,表A.1及び表A.2に記載する。 

 

EMS審査員に対する力量要求事項 

5.1 

一般 

各EMS審査員は,JIS Q 17021-1に規定される一般的な力量及び5.2〜5.15に規定するEMSの知識を含

む,関連する専門分野に対し認証機関によって定められた一定レベルの力量をもたなければならない。 

5.2 

環境用語 

各EMS審査員は,EMSで用いる環境に関する用語,定義及び概念に関する知識をもたなければならな

い。 

注記 概念には,“意図した成果”,“環境的持続可能性”及び“持続可能な開発”が含まれる(JIS Q 

14001:2015の箇条1及びA.3を参照)。 

5.3 

環境指標 

各EMS審査員は,EMS及び該当する順守義務に適用できる,環境へのアウトプットの定量化に関する

知識をもたなければならない。 

例 直接測定,正規化された測定,統合された測定,指標化された測定,重み付けされた測定,モデ

リング,マスバランス 

5.4 

環境の監視及び測定の技術 

各EMS審査員は,(装置及びその校正又は検証及びメンテナンスを含む)環境の監視及び測定の技法並

びに分析手法に関する知識をもたなければならない。 

例 連続サンプリング,定期サンプリング,手動サンプリング,異常条件での観察 

5.5 

環境側面及び影響 

各EMS審査員は,環境側面及び影響の特定,並びにそれらの著しさの決定に関わる技術に関する知識


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

 

をもたなければならない。 

5.6 

ライフサイクルの視点 

各EMS審査員は,ライフサイクルの概念,並びに組織がライフサイクルの視点を製品及びサービスに

適用する方法に関する知識をもたなければならない。 

注記 “ライフサイクル”は,JIS Q 14001:2015の3.3.3に定義されている。また,JIS Q 14001:2015

のA.6.1.2を参照。 

5.7 

環境パフォーマンス評価 

各EMS審査員は,組織の環境パフォーマンスが,EMSの意図した成果を達成しているかを決定するた

めに十分な,指標を含む環境パフォーマンス評価に関する知識をもたなければならない。 

注記 JIS Q 14031は,環境パフォーマンス評価に関する詳細情報を提供している。 

5.8 

順守義務 

各EMS審査員は,組織がEMSに関連する順守義務を決定したか,及びEMSに関連する順守義務の充

足を評価したかを確定するための知識をもたなければならない。 

注記 “順守義務”は,JIS Q 14001:2015の3.2.9に定義されている。 

5.9 

緊急事態への準備及び対応 

5.9.1 

各EMS審査員は,組織が潜在的な緊急事態を特定し,関連する対応を計画したかを確定するため

に,十分な知識をもたなければならない。 

5.9.2 

各EMS審査員は,緊急事態への対応のテストにおける組織の有効性を評価するために十分な知識,

及び該当する場合,実際の緊急事態への対応において,組織の有効性を評価するために,十分な知識をも

たなければならない。 

5.10 運用管理 

各EMS審査員は,EMSに関連する変更管理を含む,運用の計画及び管理に使用されるプロセスに関す

る知識をもたなければならない。 

5.11 サイトに関連する要因 

各EMS審査員は,周辺地域,生態系及び地域社会に対し,組織の側面が潜在的影響を及ぼし得る,サ

イトに関連する要因についての知識をもたなければならない。サイトに関連する要因には,地理,気候,

水文地質,地形,土壌,その他のサイトに関連する物理的条件,及びそのサイトの以前の使用状況を含む。 

5.12 適用範囲 

各EMS審査員は,組織の状況,並びに組織の活動,製品及びサービスにおいて,EMSの適用範囲が適

切であると確定するための知識をもたなければならない。 

5.13 伝達された情報 

各EMS審査員は,EMSに関わる関連環境情報の信頼性の審査を可能にするための,伝達された情報の

審査に関連する知識をもたなければならない。 

注記 これには,透明性,適切性,真正性,事実性/正確性,完全性及び明瞭性等,信頼性に影響を

及ぼす要因に関する知識が含まれる(JIS Q 14001:2015のA.7.4参照)。 

5.14 組織の状況 

5.14.1 各EMS審査員は,組織が活動する状況に関わる環境状態で,EMSの意図した成果を達成する組織

の能力に影響を及ぼし得るものを含む外部及び内部の課題を,組織が特定したことを確定するための知識

をもたなければならない。 

5.14.2 各EMS審査員は,組織のEMSに関係する利害関係者のニーズ及び期待を組織が特定したことを


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確定するための知識をもたなければならない。 

5.15 リスク及び機会 

5.15.1 各EMS審査員は,リスク及び機会を決定する方法,並びに組織の状況の中でこれらの方法を適用

する方法に関する知識をもたなければならない。 

注記1 “リスク及び機会”は,JIS Q 14001:2015の3.2.11に定義されている。 

注記2 リスク及び機会を確定する方法の例には,SWOT(強み,弱み,機会,脅威),PESTLE(政

治,経済,社会,技術,法律,環境動向),デルファイ法,発生確率及び影響度マトリックス,

並びにリスク・ファシリテーション・ワークショップが含まれる。 

5.15.2 各EMS審査員は,組織が,組織の状況,環境側面及び順守義務に関連するリスク及び機会を適切

に特定し,対応したかを決定するための知識をもたなければならない。 

 

EMS審査における側面に固有の力量要求事項 

6.1 

一般 

審査を実施するための力量をチーム全体としてもつような審査員(及び必要な場合は,技術専門家)で

構成された審査チームが,任命されなければならない。認証機関は,自身が活動するEMSにおける専門

分野に適した各側面に関連し,かつ,6.2〜6.8に規定する知識と整合する,具体的な力量の判断基準を定

めなければならない。 

注記 審査チームの各審査員が,同じ力量をもつ必要はない。しかし,審査チーム全体としての力量

は,審査目的を達成するために十分である必要がある。 

6.2 

大気への排出 

6.2.1 

一般 

大気への排出は,機械的,化学的又は生物学的なプロセスを遂行する活動,エネルギーの生成又は使用

を伴う活動,化石燃料自動車の使用を必要とするサービスの提供などによって発生する。これらの排出に

は,ガス及び粒子状物質を含む可能性があり,大気汚染を回避するために,許容レベルにまでそれらを低

減するための,機械的,化学的又は自然を利用した手段による管理が求められる。 

6.2.2 

ガス,エアロゾル及び粒子状物質 

EMS審査に関与するチームの要員は,ガス,エアロゾル又は粒子状物質[例えば,揮発性有機化合物

(VOC),臭気,酸性物質,塩基性物質,温室効果ガス,微生物,重金属]の大気への排出のタイプ[局

所的又は発散的な漏えい(洩)]に関する知識をもたなければならない。 

6.2.3 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,ろ過技術,浄化(scrubber),水噴霧管理及び熱酸化などの,大気

への排出を管理するために用いられる技法に関する知識をもたなければならない。 

6.2.4 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,大気への排出の監視に用いられる技法に関する知識をもたなけれ

ばならない。例えば,煙突からの排出の監視,連続的な又はサンプリングに基づく煙突の監視,空気のサ

ンプリング及び分析,計算に基づくマスバランス,微生物数のカウント,並びに臭気テストがある。 

6.3 

土地への排出 

6.3.1 

一般 

固体又は液体の土地への排出は,製品の生産,製品の処分若しくはサービスの提供における,機械的,

化学的若しくは生物学的なプロセスからの廃棄物として,又は自然現象若しくは偶然の状況の結果として


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

 

生じることがある。 

6.3.2 

液体又は固体の排出 

EMS審査に関与するチームの要員は,土地への排出に関する知識をもたなければならない。重金属,多

環式芳香族炭化水素(PAH),石油製品,ハロゲン化炭化水素,殺虫剤,除草剤及び動物の排せつ(泄)物

の放出を含むが,これらに限らない。 

6.3.3 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,一次又は二次の封じ込め(遮水工)及び分散[土壌還元割合(land 

application rates)]のような,土地への排出の管理に用いられる技法に関する知識をもたなければならない。 

注記 こうした排出は,物理的手段(例えば,シルトトラップ,水門),自然処理(例えば,堆肥化)

又は化学的処理(一次処理,二次処理又は三次処理)及びバイオレメディエーション(生物に

よる環境修復)(ファイトレメディエーション及び/又は嫌気性微生物分解)を通じた管理の対

象になり得る。 

6.3.4 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,土地への排出に関連した,土壌の監視,測定及び分析に用いられ

る技法に関する知識をもたなければならない。 

6.4 

水への排出 

6.4.1 

一般 

水への排出とは,排出物,下水及び拡散流出(例えば,自然降雨によって運ばれる肥料又は殺虫剤)を

含む放出である。この排出は,処理のために排出されたり,処理の前後に地表水又は地下水に直接排出さ

れたりすることがある。 

6.4.2 

地表水及び地下水 

EMS審査に関与するチームの要員は,水柱,浮遊物質及び溶存物質,沈殿,排水粘度及び密度,蒸発,

酸性化並びに富栄養化を含む,地表水及び地下水の流れ並びに特性に関する知識をもたなければならない。 

6.4.3 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,典型的な廃水の流れに関する知識(例えば,有機物,無機物)及

び廃水処理に用いられる技法に関する知識(例えば,好気性及び嫌気性処理)をもたなければならない。 

EMS審査に関与するチームの要員は,地表水への排出の管理に用いられる技法に関する知識(例えば,

天候に起因するもの),並びに地表水及び地下水の水質改善に用いられる技法に関する知識をもたなければ

ならない。 

6.4.4 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,測定されたパラメータに関する知識,並びに廃水処理プロセス及

び/又はその他の排出の監視に用いられる技法に関する知識をもたなければならない[例えば,生物化学

的酸素要求量(BOD)又は化学的酸素要求量(COD)を含む指標,サンプリング及び分析,工程内の監視

装置及び検査]。 

6.5 

原材料,エネルギー及び天然資源の使用 

6.5.1 

上流工程管理 

6.5.1.1 

EMS審査に関与するチームの要員は,再生可能及び再生不能な原材料の調達,水不足,森林減少

並びに土壌劣化を含む,資源枯渇問題に関する知識をもたなければならない。 

6.5.1.2 

EMS審査に関与するチームの要員は,再生可能及び再生不能なエネルギー源,それらを有用なエ

ネルギーに変換する技法,気候変動,生物多様性及び生態系への影響を含むそれらの環境影響,並びにそ


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れらの適用の限界に関する知識をもたなければならない。 

6.5.2 

下流工程管理 

6.5.2.1 

EMS審査に関与するチームの要員は,発生源の削減,消費及び最小化,資源回収,並びに処理の

実施及びプロセスに関連する,技術及び技法に関する知識をもたなければならない。 

6.5.2.2 

EMS審査に関与するチームの要員は,組織の活動が生物多様性及び生態系を含む環境に与える影

響に関する知識をもたなければならない。 

6.5.3 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,資源の効率的使用を管理するための技法に関する知識をもたなけ

ればならない。 

6.5.4 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,資源の使用に関連する監視及び測定の技法に関する知識をもたな

ければならない。 

6.6 

排出されたエネルギー 

6.6.1 

エネルギー排出源 

EMS審査に関与するチームの要員は,熱,光,電磁波,電離放射線,騒音及び振動の排出源,並びにそ

れらの潜在的な環境影響に関する知識をもたなければならない。 

6.6.2 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,プロセス管理を含む排出量の管理・制御方法に関する知識,並び

に排出量の削減及び軽減に関する知識をもたなければならない。 

例 これらには,熱交換及び断熱等の技法が含まれる。 

6.6.3 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,熱画像(熱),測光(光),ガウスメーター(電磁気力),放射線

計数管及びフィルムバッジ(電離放射線),測定(騒音及び振動)等の,エネルギー排出に関連する監視及

び測定の技法に関する知識をもたなければならない。 

6.7 

廃棄物 

6.7.1 

廃棄物の発生源 

EMS審査に関与するチームの要員は,廃棄物の特性及びそれらの潜在的環境影響を含む,組織の活動に

よって発生した廃棄物に関する知識をもたなければならない。 

6.7.2 

運用管理 

6.7.2.1 

EMS審査に関与するチームの要員は,再使用,分離及び再生を含む,除去,発生源の低減及び廃

棄物最小化の方法に関する知識をもたなければならない。 

6.7.2.2 

EMS審査に関与するチームの要員は,廃棄物の取扱い,貯蔵,運搬,処理及び処分に関する知識

をもたなければならない。 

6.7.3 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,マスバランス計算,重量測定,容積測定,廃棄物貯蔵基準(例え

ば,可燃物の温度,貯蔵時間)等の,廃棄物の監視及び測定の技法に関する知識をもたなければならない。 

6.8 

空間の使用 

6.8.1 

物理的属性 

EMS審査に関与するチームの要員は,建物,構造物及び設備の物理的属性(大きさ,形及び色)と周辺

環境との相互作用に関する知識をもたなければならない。 


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

 

6.8.2 

運用管理 

EMS審査に関与するチームの要員は,環境に対する貫入影響(intrusive impact)を削減するために,計

画及び設計,造園,色の使用等の物理的属性を管理するための技法に関する知識をもたなければならない。 

6.8.3 

監視及び測定 

EMS審査に関与するチームの要員は,空間計画,建物及び設備に関する要求事項,並びに保守システム

及び造園の監視に関する知識をもたなければならない。 

 

審査員以外の要員に対する力量要求事項 

7.1 

一般 

認証機関は,7.2及び7.3に規定するとおり,審査員以外の認証の機能に関与する要員に対する力量要求

事項を定めなければならない。これらの機能は一名以上の要員によって満たすことができる。 

7.2 

審査チームに要求される力量を判定し,審査チームメンバーを選定し,審査工数を決定するための

申請のレビューを実施する要員の力量 

7.2.1 

環境用語 

要員は,その機能に適切なように,環境に関する用語及び定義に関する知識をもたなければならない。 

7.2.2 

環境側面及び環境影響 

要員は,その機能に適切なように,環境側面及び関連する環境影響に関する知識をもたなければならな

い。 

7.2.3 

サイトに関連する要因 

要員は,その機能に適切なように,力量ある審査チームを選定するのに十分な,組織の活動によって影

響を受け得る敏感な環境(例えば,湿地,植物相,動物相及びコミュニティ)への近接の問題を含む,サ

イトに関連する要因の知識をもたなければならない。 

7.2.4 

適用範囲 

要員は,その機能に適切なように,申請のレビューの意図した結果を達成するために,提案された認証

の適用範囲が適切であることを確定するための知識をもたなければならない。 

7.3 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員の力量 

7.3.1 

環境用語 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,環境に関する用語及び定義に関する知識をもたな

ければならない。 

7.3.2 

環境側面及び環境影響 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,環境側面及び環境影響に関する知識をもたなけれ

ばならない。 

7.3.3 

環境パフォーマンス評価 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,環境パフォーマンス評価に関する知識をもたなけ

ればならない。 

注記 JIS Q 14031は,環境パフォーマンス評価に関する詳細情報を提供している。 

7.3.4 

順守義務 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,認証審査報告書に基づいて決定を行うために足り

る,適用可能な順守義務に関する知識をもたなければならない。 


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

  

7.3.5 

適用範囲 

審査報告書のレビュー及び認証の決定を行う要員は,認証の適用範囲が適切であることを確定するため

の知識をもたなければならない。 

 


Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

 

附属書A 

(参考) 

EMSの審査及び認証に関する知識 

 

表A.1及び表A.2は,EMSの審査及び認証に求められる知識の概要を提供するが,特定の認証の機能に

関する知識の分野だけを示すもので,参考情報である。 

各機能に対する力量要求事項は,箇条5,箇条6及び箇条7に規定しており,表A.1及び表A.2では各

要求事項への参照を示す。“X”は,認証機関が範囲及び知識の程度を決定することが望ましいことを示す。 

 

表A.1−EMSの審査及び認証に関する知識 

知識 

認証の機能 

審査チームに要求される力量を判定し,審査
チームメンバーを選定し,審査工数を決定す
るための申請のレビューの実施 

審査報告書のレビュー
及び認証の決定 

審査 

環境用語 

X(7.2.1) 

X(7.3.1) 

X(5.2) 

環境指標 

N/A 

N/A 

X(5.3) 

環境の監視及び測定の技術 

N/A 

N/A 

X(5.4) 

環境側面及び影響 

X(7.2.2) 

X(7.3.2) 

X(5.5) 

ライフサイクルの視点 

N/A 

N/A 

X(5.6) 

環境パフォーマンス評価 

N/A 

X(7.3.3) 

X(5.7) 

順守義務 

N/A 

X(7.3.4) 

X(5.8) 

緊急事態への準備及び対応 

N/A 

N/A 

X(5.9) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(5.10) 

サイトに関連する要因 

X(7.2.3) 

N/A 

X(5.11) 

適用範囲 

X(7.2.4) 

X(7.3.5) 

X(5.12) 

伝達された情報 

N/A 

N/A 

X(5.13) 

組織の状況 

N/A 

N/A 

X(5.14) 

リスク及び機会 

N/A 

N/A 

X(5.15) 

注記 N/Aは,該当しないことを示す。 

 


10 

Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

  

表A.2−固有の側面に関する知識 

知識 

認証の機能 

審査チームに要求される力量を判定し,審査
チームメンバーを選定し,審査工数を決定す
るための申請のレビューの実施 

審査報告書のレビュー
及び認証の決定 

審査 

側面 

大気への排出(6.2) 

ガス,エアロゾル及び粒子
状物質 

N/A 

N/A 

X(6.2.2) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.2.3) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.2.4) 

土地への排出(6.3) 

液体又は固体の排出 

N/A 

N/A 

X(6.3.2) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.3.3) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.3.4) 

水への排出(6.4) 

地表水及び地下水 

N/A 

N/A 

X(6.4.2) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.4.3) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.4.4) 

原材料,エネルギー及び天然資源の使用(6.5) 

上流工程管理−天然資源の
使用(例 化石燃料,水生
植物相及び動物相,土地) 

N/A 

N/A 

X(6.5.1) 

下流工程管理(発生源の低
減,最小化,再使用,再生
及び処理方法,並びにプロ
セス) 

N/A 

N/A 

X(6.5.2) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.5.3) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.5.4) 

排出されたエネルギー(熱,光,電磁波,電離放射線,騒音,振動)(6.6) 

エネルギー排出源 

N/A 

N/A 

X(6.6.1) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.6.2) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.6.3) 

廃棄物(6.7) 

廃棄物の発生源 

N/A 

N/A 

X(6.7.1) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.7.2) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.7.3) 

空間の使用(6.8) 

物理的属性 

N/A 

N/A 

X(6.8.1) 

運用管理 

N/A 

N/A 

X(6.8.2) 

監視及び測定 

N/A 

N/A 

X(6.8.3) 

注記1 上記の側面は,JIS Q 14001のA.6.1.2の項目を反映している。 
注記2 N/Aは,該当しないことを示す。 

 


11 

Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

 

参考文献 

 

[1] JIS Q 9000 品質マネジメントシステム−基本及び用語 

注記 対応国際規格:ISO 9000,Quality management systems−Fundamentals and vocabulary 

[2] JIS Q 14001 環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引 

注記 対応国際規格:ISO 14001:2015,Environmental management systems−Requirements with guidance 

for use 

[3] JIS Q 14004 環境マネジメントシステム−実施の一般指針 

注記 対応国際規格:ISO 14004,Environmental management systems−General guidelines on 

implementation 

[4] JIS Q 14005 環境マネジメントシステム−環境パフォーマンス評価の利用を含む環境マネジメント

システムの段階的実施の指針 

注記 対応国際規格:ISO 14005,Environmental management systems−Guidelines for the phased 

implementation of an environmental management system, including the use of environmental 

performance evaluation 

[5] JIS Q 14006 環境マネジメントシステム−エコデザインの導入のための指針 

注記 対応国際規格:ISO 14006,Environmental management systems−Guidelines for incorporating 

ecodesign 

[6] JIS Q 14031 環境マネジメント−環境パフォーマンス評価−指針 

注記 対応国際規格:ISO 14031,Environmental management−Environmental performance evaluation

−Guidelines 

[7] JIS Q 14040 環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント−原則及び枠組み 

注記 対応国際規格:ISO 14040,Environmental management−Life cycle assessment−Principles and 

framework 

[8] ISO/TR 14062,Environmental management−Integrating environmental aspects into product design and 

development 

[9] JIS Q 14064-2 温室効果ガス−第2部:プロジェクトにおける温室効果ガスの排出量の削減又は吸収

量の増加の定量化,モニタリング及び報告のための仕様並びに手引 

注記 対応国際規格:ISO 14064-2,Greenhouse gases−Part 2: Specification with guidance at the project 

level for quantification, monitoring and reporting of greenhouse gas emission reductions or removal 

enhancements 

[10] JIS Q 14065 温室効果ガス−認定又は他の承認形式で使用するための温室効果ガスに関する妥当性

確認及び検証を行う機関に対する要求事項 

注記 対応国際規格:ISO 14065,Greenhouse gases−Requirements for greenhouse gas validation and 

verification bodies for use in accreditation or other forms of recognition 

[11] JIS Q 14066 温室効果ガス−温室効果ガスの妥当性確認チーム及び検証チームの力量に対する要求

事項 

注記 対応国際規格:ISO 14066,Greenhouse gases−Competence requirements for greenhouse gas 

validation teams and verification teams 


12 

Q 17021-2:2018 (ISO/IEC 17021-2:2016) 

  

[12] JIS Q 19011 マネジメントシステム監査のための指針 

注記 対応国際規格:ISO 19011,Guidelines for auditing management systems 

[13] JIS Q 31000 リスクマネジメント−原則及び指針 

注記 対応国際規格:ISO 31000,Risk management−Principles and guidelines 

[14] JIS Q 17000 適合性評価−用語及び一般原則 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 17000,Conformity assessment−Vocabulary and general principles