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P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 原理 3 

5 装置 3 

6 試料採取及び調湿  3 

7 試験片の調製  4 

8 操作 4 

9 試験結果の表し方  4 

10 報告書  4 

附属書A(規定)ISO白色度測定用反射率計の分光特性 6 

附属書B(規定)紫外光校正サービス 8 

附属書C(参考)精度  10 

 

 


 

P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

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まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会

(JAPAN TAPPI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。 

これによって,JIS P 8148:2001は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

P 8148:2018 

 

(ISO 2470-1:2016) 

紙,板紙及びパルプ−拡散青色光反射率の測定方法 

−室内昼光条件(ISO白色度) 

Paper, board and pulps-Measurement of diffuse blue reflectance factor- 

Indoor daylight conditions (ISO brightness) 

 

序文 

この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 2470-1を基に,技術的内容及び構成を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,紙,板紙及びパルプのISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法について規定する。 

この規格は,白色及び白色に近いパルプ,紙及び板紙に適用する。測定は,照明光に含まれる紫外光エ

ネルギーが標準蛍光白色面を用いてCIEイルミナントC[1]に対応するように調整した装置によって可能で

ある。CIEイルミナントCは,適切な割合の紫外光[2]を含んでいるので室内昼光条件を代表するものであ

る。 

注記1 D65白色度と呼ばれる特性は,この規格で規定されているよりもはるかに多くの紫外光量を

含んでいるCIE標準イルミナントD65[3]に対応するように調整した装置を用いて測定されて

いる。D65白色度の測定については,ISO 2470-2[4]に記載されている。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 2470-1:2016,Paper, board and pulps−Measurement of diffuse blue reflectance factor−Part 1: 

Indoor daylight conditions (ISO brightness)(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法 

注記 対応国際規格:ISO 186: Paper and board−Sampling to determine average quality(IDT) 

JIS P 8201 製紙用パルプの試料採取方法 

注記 対応国際規格:ISO 7213: Pulps−Sampling for testing 

JIS P 8212 パルプ−拡散青色光反射率(ISO白色度)の測定方法 

注記 対応国際規格:ISO 3688,Pulps−Preparation of laboratory sheets for the measurement of diffuse 


P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

blue reflectance factor (ISO brightness)  

ISO 2469,Paper, board and pulps−Measurement of diffuse radiance factor (diffuse reflectance factor) 

ISO 4094,Paper, board and pulps−International calibration of testing apparatus−Nomination and acceptance 

of standardizing and authorized laboratories 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

注記1 JIS P 0001[9],JIS Z 8105[10],JIS Z 8120[11]及びISO/TR 10688[12]も参照。 

注記2 用いる記号は,可能な限りCIE国際照明用語集[5]によることが望ましい。 

3.1 

拡散放射輝度率(diffuse radiance factor)β 

拡散照明光と受光との同一条件下において,完全拡散反射体が放射する放射輝度に対し,物体が放射す

る放射輝度の比率。 

注記1 蛍光(発光)材料については,この規格で規定した照射条件は,CIEイルミナントCであり,

拡散放射輝度率βは,反射放射輝度率βRと蛍光放射輝度率βLとの二つを合計した放射輝度

率となる。 

β=βR+βL 

注記2 無蛍光材料については,拡散放射輝度率βは単に拡散反射率Rである。 

3.2 

拡散反射率(diffuse reflectance factor)R 

拡散照明光と法線方向受光(0°受光)との同一条件下において,完全拡散反射体によって反射された放

射に対し,物体によって反射された放射の比率。 

注記1 比率は,百分率で表す。 

注記2 拡散反射率は,物体が半透明の場合には裏当ての影響を受ける。 

注記3 この規格で規定する拡散照明光及び0°受光は,この規格の規定に従って校正した装置を使

用する場合に限られる。 

3.3 

固有拡散反射率(intrinsic diffuse reflectance factor)R∞ 

シート数を2倍にしても測定する反射率に変化がないほど不透明になる厚さの1枚の,又は重ねた試料

の反射率。 

注記 不透明でない単一シートの拡散反射率は,裏当てに依存し,材料の特性に依存しない。 

3.4 

ISO白色度(ISO brightness)R457 

ISO 2469に規定された仕様をもち,有効波長457 nm及び半値幅44 nmとなるようなフィルタ又はそれ

に相当する機能を備え,試験片への照明光に含まれる紫外光量がCIEイルミナントCに相当するように調

整した反射率計で測定したときの固有拡散反射率。 

注記 フィルタを含めた反射率計全体の機能は,附属書A及び表A.1に示す相対分光分布関数を用い

て,更に詳しい規定を示す。 

 


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原理 

この規格で規定した装置によって試験片に拡散照明を行う。試験片面に対して法線方向に反射した光を,

決められた光学フィルタを通して光検知器で測定するか,又は異なった有効波長を感知する複数のダイオ

ードが並ぶフォトダイオードアレイを用いて測定する。白色度は,光検知器の出力から直接測定するか,

又はフォトダイオードの出力から適切に重み付けされた分光分布関数を用いて計算によって求める。 

 

装置 

5.1 

反射率計 

5.1.1 

反射率計は,ISO 2469に規定された幾何学的,分光学的及び測光上の特性をもち,ISO 2469の規

定に従って校正され,附属書Aに規定した青色光反射率の測定機能を備えたもの。 

5.1.2 

フィルタ方式の反射率計の場合,試験片への照射は,CIEイルミナントCに相当する紫外光量を含

んでいなければならない。 

5.1.3 

分光反射率計の場合,装置は,カットオフ波長395 nmの紫外光量調整可能なフィルタ又は調整及

び制御用の他の機構を備えていなければならない。このフィルタ又は他の機構によって,試験片への照明

光に含まれる紫外光量がCIEイルミナントCに相当するように参照標準蛍光白色面(5.2.3)を用いて調整

しなければならない。 

5.2 

装置校正用参照標準 

5.2.1 

参照標準による装置の校正及び紫外光量の調整 

注記 この調整頻度の間隔は,一定のスケジュール又は管理限界(例えば,測定装置のドリフト解析

による。)に従って定めることができる。 

5.2.2 

参照標準無蛍光白色面 装置校正用で,ISO 2469に規定されたレベル3のISO参照標準白色面

(IR3)の要求事項を満たすもの。 

5.2.3 

参照標準蛍光白色面 試験片に照射する照明光の紫外光量を調整するためのもので,附属書Bに

規定するISO白色度値及びその他関連した情報を備え,ISO 2469に規定されたレベル3のISO参照標準

白色面(IR3)の要求事項を満たすもの。 

5.3 

常用標準 

5.3.1 

乳白ガラス製,セラミック製又は他の適切な無蛍光材料の平滑な2枚の平板 ISO 2469の規定に

従って洗浄及び校正したもの。 

注記 内部標準白色面を備えている装置では,常用標準白色面の機能をそれで代用することができる。 

5.3.2 

安定なプラスチックなどの材料の平板 蛍光増白剤を混合したもの。 

5.3.3 

黒色筒 装置製造業者が定めた反射率に対し,全ての波長において反射率の差が±0.2 %以内にあ

るもの。黒色筒は,無じん(塵)の雰囲気下に開口面を下向きに置くか,又は保護用の蓋をして保管する。 

注記 黒色筒の反射率は,装置の製造業者に問い合わせて確認することができる。 

 

試料採取及び調湿 

紙及び板紙のロットを評価するために試験を行うときは,JIS P 8110に規定する方法によって,試料を

採取する。パルプのロットを評価するために試験を行うときは,JIS P 8201に規定する方法によって,試

料を採取する。その他の種類の試料について試験を行うときは,その試料全体を代表するように採取する。

JIS P 8111[6]による調湿は,必須ではないが,推奨する。温度の上昇を伴う前処置は,光学的特性を変え

ることがあるため行わない方がよい。 


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試験片の調製 

パルプ試料に関しては,JIS P 8212に規定する方法に従って試験用手すき紙を調製する。透かし,ちり,

斑点,汚れ及び明らかな欠陥箇所を避けて約75 mm×150 mmの大きさに切り取る。10枚以上の試験片を,

表が上を向くようにして重ねる。試験片の枚数は,2倍にしても拡散反射率が変化しない枚数を必要とす

る。試験片束の上下に保護紙を当て,汚れ,光及び熱から保護する。一番上の試験片の隅に,試料の種類

及び面が分かるように印を付ける。表・裏の判別が可能な場合は,表を上に向ける。ツインワイヤ抄紙機

で抄造された紙の場合のように,表・裏の判別が不可能な場合は,同じ面を上に向ける。 

 

操作 

8.1 

装置製造業者が提供する説明書に従って,レベル3のISO参照標準無蛍光白色面(IR3)(5.2.2)又

はIR3によって校正した常用標準無蛍光白色面(5.3.1)を用いて,装置の校正を行う。装置が分光反射率

計の場合は,レベル3の参照標準蛍光白色面(5.2.3)及び参照標準無蛍光白色面(5.2.2)を用いて,装置

製造業者が提供する説明書に従って,フィルタ又は他の機構によって紫外光量を調整する(5.1.3)。 

8.2 

試験片束から保護用の紙を取り除く。測定箇所に触れないようにして,装置の操作手順に従い,試

験片束の表のISO白色度を測定する。値を読み取り,ISO白色度を0.05 %単位で記録する。 

8.3 

測定した試験片を,試験片束の一番下に移し,次の試験片についてもISO白色度を測定する。これ

以降の試験片についても同様に行い,計10枚以上の試験片を測定する。 

8.4 

必要な場合は,試験片束の上下を逆にし,反対の面についても操作を繰り返す。 

注記1 蛍光増白剤を含む試料の場合,420 nmカットオフフィルタを光路に置いて測定すれば,蛍光

増白しないときの白色度を求めることができ,蛍光増白剤が白色度に及ぼす効果を計算する

ことは可能であるが,それは,この規格の適用範囲外である。 

注記2 蛍光増白剤を含まない場合,D65白色度とISO白色度とは同じ数値となる。 

注記3 試料は,暗所に保存する。 

 

試験結果の表し方 

測定した紙,板紙又はパルプの必要な面又は両面のISO白色度(%)の平均値及び標準偏差を計算し,

丸めの幅0.5 %に丸める。両面を測定した場合は,各面の平均値の差が0.5 %(拡散反射率)よりも大きく,

かつ,その平均値の差がどちらの面であってもその繰返し測定のばらつきによる標準偏差の3倍を超える

場合は,表裏別々に表記する。その差が同じか,又は0.5 %(拡散反射率)以下の場合は,全体の平均値

を報告する。測定装置の精度からいえば,丸めの幅0.05 %に丸めるのがよいが,UVフィルタの調整操作

による変動から最終結果は,丸めの幅0.5 %に丸めることが望ましい。 

注記1 数値の丸め方は,JIS Z 8401[13]を参照。 

注記2 試験結果は,0.1 %単位で表すこともある。 

注記3 精度については,附属書Cを参照。 

 

10 報告書 

報告書には,必要に応じて次の事項を記載する。 

a) 試験規格名称又は規格番号 

b) 試験年月日及び試験場所 

c) 試料の種類及び名称 


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d) 試料の調湿条件 

e) 測定した面それぞれの,又は面を区別せずに求めた,丸めの幅0.5 %のISO白色度の平均値及び標準

偏差 

注記 試験結果は,0.1 %単位で表すこともある。 

f) 

用いた装置の名称及び形式 

g) その他必要とする事項 

 


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附属書A 

(規定) 

ISO白色度測定用反射率計の分光特性 

 

A.1 フィルタ方式の反射率計(光電色彩計) 

反射率計の有効波長457.0 nm±0.5 nm及びピーク半値幅44 nmは,次のa)〜d)を考慮して,ランプ,積

分球,レンズ,光学フィルタ及び光電検出器を組み合わせて達成される。 

a) 積分球から放出された光束の相対分光分布 

b) レンズの相対分光透過率 

c) 光学フィルタの相対分光透過率及び検出システムの分光感度 

d) 光電検出器の相対分光応答度(それぞれが波長の関数になっている) 

 

A.2 分光反射率計 

波長間隔5 nmでの白色度の相対分光分布関数F(λ)は,表A.1による。10 nm又は 20 nm間隔で測定

する分光反射率計では,表A.1に示す各波長に対する規定値を用いて,ISO白色度を計算することが望ま

しい。規定値以外の値(補間値)は用いない。 

 

表A.1−ISO白色度測定装置の相対分光分布関数F(λ) 

波長 

nm 

F(λ) 

5 nm 

換算係数 

F(λ) 

10 nm 

換算係数 

F(λ) 

20 nm 

換算係数 

400 

1.0 

0.107 

1.0 

0.213 

1.0 

0.425 

405 

2.9 

0.309 

 

 

 

 

410 

6.7 

0.715 

6.7 

1.430 

 

 

415 

12.1 

1.291 

 

 

 

 

420 

18.2 

1.942 

18.2 

3.885 

18.2 

7.728 

425 

25.8 

2.752 

 

 

 

 

430 

34.5 

3.680 

34.5 

7.364 

 

 

435 

44.9 

4.790 

 

 

 

 

440 

57.6 

6.145 

57.6 

12.295 

57.6 

24.459 

445 

70.0 

7.467 

 

 

 

 

450 

82.5 

8.801 

82.5 

17.609 

 

 

455 

94.1 

10.038 

 

 

 

 

460 

100.0 

10.668 

100.0 

21.345 

100.0 

42.463 

465 

99.3 

10.593 

 

 

 

 

470 

88.7 

9.462 

88.7 

18.933 

 

 

475 

72.5 

7.734 

 

 

 

 

480 

53.1 

5.665 

53.1 

11.334 

53.1 

22.548 

485 

34.0 

3.627 

 

 

 

 

490 

20.3 

2.166 

20.3 

4.333 

 

 

495 

11.1 

1.184 

 

 

 

 

500 

5.6 

0.597 

5.6 

1.195 

5.6 

2.378 

505 

2.2 

0.235 

 

 

 

 

510 

0.3 

0.032 

0.3 

0.064 

 

 

合計 

937.4 

100.000 

468.5 

100.000 

235.5 

100.000 


P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

なお,フィルタ方式の反射率計の場合は,試料で発生する赤外蛍光放射の影響を受けないように,波長

700 nmを超える波長に対するF(λ)曲線下の面積を十分小さくすることが望ましい。 

 


P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

附属書B 

(規定) 

紫外光校正サービス 

 

B.1 

一般事項 

この規格では,試験片への照明光に含まれる相対的な紫外光量をCIEイルミナントCに一致するように

調整するために必要な,IR3標準蛍光白色面について言及している。この調整を可能にするために次の操

作を規定する。 

 

B.2 

標準化試験所(Standardizing laboratories) 

二つのモノクロメータ(単色光器)[7]を用いて第1次の分光蛍光測定が行える装置を所有する試験所は,

ISO 4094の規定に従って,“標準化試験所”に指定される。この試験所は“レベル2のISO参照標準白色

面”(IR2)を認定試験所(B.3)に向けて提供する。このIR2参照標準白色面には,CIEイルミナントCに

対する白色面の分光全放射輝度率の測定値を添付しなければならない。標準化試験所は,IR2校正の品質

及び能力に関する一般的な要求事項を満たさなければならない。 

 

B.3 

認定試験所(Authorized laboratories) 

B.3.1 必要とされる技術的能力があり,ISO 2469に規定された特性をもつ反射率計を管理している試験

所は,ISO 4094の規定に従って,“認定試験所”に指定される。 

注記 このような認定試験所は,ISO 2469の要求事項に従って認定された機関と同一となるはずであ

るが,標準化試験所の場合は必要とする設備が異なるため,必ずしもISO 2469に従って指定さ

れた認定試験所と同一の機関である必要はない。 

B.3.2 基本的な測光レベルに関して,標準化試験所の装置と認定試験所の装置によって得られた結果に差

がある場合は,認定試験所はこの差を正しく調整する必要がある。調整した後で,IR2のISO白色度を計

算し,この白色度を認定試験所の反射率計の紫外光量の調整に用いなければならない。白色度の計算は,

10 nmごとの反射率及び附属書Aに示す相対分光分布関数を用いて行わなければならない。 

B.3.3 認定試験所は,標準化試験所における測定結果に影響するようなIR2標準白色面の反射光の方向に

よる影響がどのようなものであるかを認識し,それを考慮に入れて,拡散照明の一般的な装置の校正に適

用する値を決定しなければならない。 

 

B.4 

IR3参照標準蛍光白色面 

B.4.1 IR3参照標準蛍光白色面は,白紙で,放射輝度率が均一で,4か月〜6か月間のISO白色度の低下

値が0.1 %未満となるような光学的安定性をもたせるため,十分な時間をおいたものでなければならない。 

B.4.2 IR3参照標準蛍光白色面は,不透明な白紙束で,平滑な光沢のない表面でなければならない。その

白紙束は適切な覆いをかぶせて保護しなければならない。 

注記 蛍光板及び蛍光タイルは,常用標準蛍光白色面としては適切であるが,IR3参照標準蛍光白色

面として用いるには適切でない。IR3参照標準蛍光白色面は,白紙に限定されている。 

B.4.3 積分球への蛍光放射の影響によって,白色度の尺度に非線形性が生じるので,IR2及びIR3の参照

標準蛍光白色面は,ISO白色度が最低95 %で,そのうち最低10 %(ISO白色度値として)が蛍光増白成


P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

分でなければならない。 

 

B.5 

コメント 

ここで規定する手順は,可視光の青色光領域(400 nm〜500 nm)で蛍光を発する白紙を測定試料として

用いる場合に限定する。また,この波長領域以外で蛍光を発する測定試料に対してはこの手順を適用しな

い。 


10 

P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

附属書C 
(参考) 

精度 

 

C.1 一般事項 

ISO白色度のデータは,CEPI Comparative Testing Service,February 2007から入手した。参加した試験所は,

4種類の試料につき,それぞれ10回ずつ測定した。表C.1及び表C.2に示すように平均値及び標準偏差が

計算された。計算はISO/TR 24498[8]に従って行われた。 

報告されている繰返し精度及び再現性の許容差は,類似の試験条件の下,類似の材料で行った二つの試

験結果を比較するとき,20回のうち19回で期待される差の最大値を評価したものである。材料及び試験

条件が異なる場合には,これらの数値は,有効ではない。 

注記 繰返し精度及び再現性の許容差は,標準偏差に2.77を乗じて計算する。2.77=1.962,この値

は,測定値が正規分布しており,標準偏差srが多数の試験に基づいていることを前提としてい

る。 

 

C.2 繰返し精度 

 

表C.1−繰返し精度 

ISO白色度 

条件 

試験所数 

平均白色度 

 

繰返し精度 

標準偏差 

sr 

変動係数 

CoV,r 

繰返し精度 

許容差 

UV調整 

無蛍光1 

20 

80.36 

0.26 

0.32 

0.72 

無蛍光2 

18 

90.63 

0.06 

0.07 

0.17 

蛍光1 

20 

86.24 

0.17 

0.20 

0.47 

蛍光2 

19 

99.52 

0.09 

0.09 

0.25 

 

C.3 再現性 

 

表C.2−再現性 

ISO白色度 

条件 

試験所数 

平均白色度 

 

再現性 

標準偏差 

SR 

変動係数 

CoV,R 

再現性 
許容差 

UV調整 

無蛍光1 

20 

80.36 

0.33 

0.41 

0.91 

無蛍光2 

18 

90.63 

0.33 

0.36 

0.91 

蛍光1 

20 

86.24 

0.30 

0.35 

0.83 

蛍光2 

19 

99.52 

0.43 

0.43 

1.19 

 

 

 

 

 


11 

P 8148:2018 (ISO 2470-1:2016) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 [1] CIE 15:2004,Colorimetry,3rd ed.,CIE Central Bureau,Vienna,Austria 

[2] Bristow, J.A Karipidis, C., ISO brightness of fluorescent papers and indoor whiteness−Proposal 

for illuminant. TAPPI J.1999,82,pp. 183-193 

[3] ISO 11664-2:2007/CIE S014-2:2006,Colorimetry−Part 2: CIE standard illuminants  

[4] ISO 2470-2,Paper, board and pulps−Measurement of diffuse blue reflectance factor−Part 2: 

Outdoor daylight conditions (D65 brightness) 

[5] CIE S017:2011,ILV:International Lighting Vocabulary 

[6] JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態 

注記 対応国際規格:ISO 187,Paper, board and pulps−Standard atmosphere for conditioning 

and testing and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples 

[7] CIE 182:2007,Calibration methods and photoluminescent standards for total radiance factor 

measurements 

[8] ISO/TR 24498:2006,Paper, board and pulps−Estimation of uncertainty for test methods 

[9] JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語 

[10] JIS Z 8105 色に関する用語 

[11] JIS Z 8120 光学用語 

[12] ISO/TR 10688,Paper, board and pulps−Basic terms and equations for optical properties 

[13] JIS Z 8401 数値の丸め方