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P 8122:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,紙パルプ技術協会

(JAPAN TAPPI)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS P 8122 : 1976 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


P 8122

:2004

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目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  原理

1

4.

  器具及び試薬

1

4.1

  ストップウォッチ

1

4.2

  シャーレ

1

4.3

  ピペット

1

4.4

  2 %チオシアン酸アンモニウム水溶液

1

4.5

  1 %塩化鉄(Ⅲ)水溶液

1

5.

    試験片

1

6.

  操作

2

7.

  試験結果の表し方

2

8.

  報告

2

 


日本工業規格

JIS

 P

8122

:2004

紙及び板紙−サイズ度試験方法−ステキヒト法

Paper and board

−Determination of sizing−Stöckigt method

1.

適用範囲  この規格は,紙及び板紙のステキヒト法によるサイズ度(水の浸透抵抗度)の測定方法に

ついて規定する。

参考  この試験方法は,水の浸透が極めて速い紙,水の吸収容量が極めて大きい紙又ははっ水性の高

い紙の試験には適さない。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 8142

  塩化鉄(Ⅲ)六水和物(試薬)

JIS K 9000

  チオシアン酸アンモニウム(試薬)

JIS P 8110

  紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法

JIS P 8111

  紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3.

原理  チオシアン酸アンモニウム水溶液に試験片を浮かべ,その試験片上に塩化鉄(Ⅲ)水溶液の液

滴を載せる。それぞれの水溶液は紙中に浸透し,接触,反応することによってチオシアン酸鉄を生じ赤色

を呈する。したがって,呈色を確認することによって,浸透に要する時間を容易に測定することができる。

この呈色に要する時間をサイズ度とし,秒単位で表す。

4.

器具及び試薬  器具及び試薬は,次による。

4.1

ストップウォッチ  0.1 秒の精度をもつもの。

4.2

シャーレ  試験片を浮かべるのに十分な大きさのもの。

4.3

ピペット  一滴の容量が,約 0.05 ml の液滴が得られるもの。

4.4

2 %

チオシアン酸アンモニウム水溶液  水 100 ml をメスシリンダではかり,ビーカーに入れ,JIS K 

9000

に規定するチオシアン酸アンモニウム約 2.0 g を加え,溶解する。得られた水溶液を褐色びんに移し

保存したもの。

4.5

1 %

塩化鉄(Ⅲ)水溶液  水 100 ml をメスシリンダではかり,ビーカーに入れ,JIS K 8142 に規定

する塩化鉄(Ⅲ)六水和物約 1.6 g を加え,溶解する。得られた水溶液を褐色びんに移し保存したもの。

5.

試験片  試験片は,JIS P 8110 に規定する方法によって採取した試験用紙から採取し,JIS P 8111 に規

定する標準条件で前処置する。試験片の寸法は,一辺が 30 mm 以上の四辺形とする。

試験片には,試験用紙の表裏が明確に識別できるようなマークを付け,10 枚採取する。試験片には,折

り目・しわ・すき入れ・汚点があってはならない。


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6.

操作  操作は,JIS P 8111 に規定する標準条件で行う。試験片は図 に示した方法で四周を折り,シ

ャーレに入れた 23±1  ℃の 2 %チオシアン酸アンモニウム水溶液に浮かべる。直ちにピペットを用いて同

じ温度の 1 %塩化鉄(Ⅲ)水溶液を試験片上に一滴落とし,滴内に 3 個の赤色はん点が現れるまでの時間

をストップウォッチによって 0.1 秒単位で計る。

この操作を,試験片の両面について 5 回ずつ,計 10 回行う。

7.

試験結果の表し方  平均値及び最大値・最小値を,JIS Z 8401 に規定する方法によって丸めの幅 1 に丸

める。

8.

報告  報告には,必要に応じて次の項目を記録する。

a)

規格名称及び規格番号

b)

試験年月日及び試験場所

c)

試験片の種類及び名称

d)

平均値,最大値・最小値

e)

その他必要とする事項

  1  試験片の折り方の一例