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P 0138 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS P 0138 : 1961 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 P 0138

: 1998

紙加工仕上寸法

Writing paper and certain classes of printed matter

−Trimmed sizes−A and B series

序文  この規格は,1975 年に第 1 版として発行された ISO 216 : 1975,  Writing paper and certain classes of

printed matter

−Trimmed sizes−A and B series を元に作成した日本工業規格であるが,以下の規定内容を除

いて技術的内容を変更することなく作成している。

[規定内容の相違点の概略]

①引用規格で JIS P 0001 及び JIS P 8111 を追加した。②定義を追加した。③仕上寸法で対応国際規格で規

定している補助シリーズ(ISO-B シリーズ)を不採用とし,従来の日本工業規格で規定していた B シリー

ズを補助シリーズ(JIS-B シリーズ)として採用した。④寸法の測定で JIS P 8111 で定める標準状態を追

加した。

1.

適用範囲  この規格は,筆記用紙及び各種印刷物の仕上寸法について規定する。この規格は,行政,

商取引,工業の分野で用いられる紙の仕上寸法並びにビジネスフォーム,カタログ,その他各種印刷物に

適用する。この規格は,新聞,出版物,ポスター又は他に国際規格があるものには適用しない。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 216 : 1975

  Writing paper and certain classes of printed matter−Trimmed sizes−A and B series

2.

引用規格  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS P 0001

  紙,板紙及びパルプ用語

JIS P 8111

  紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態

ISO/R 187

  Paper, board and pulps standard atmosphere for conditioning and testing and procedure for

monitoring the atmosphere and conditioning of samples

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001 による。

4.

原理

4.1

基本原理(正規寸法)  紙の寸法体系は,以下の根拠による。各標準シリーズ(正規寸法)は,各

辺を直接 2 等分し,短辺に対し平行となるよう分割(2 等分の原則)して得られる一連の寸法で構成する。

参考  その結果,隣接する二つの寸法の面積は 2 対 1 の比率となる(図 参照)。


2

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図 1

図 2

図 3

各シリーズのすべての寸法は,幾何学的に互いに相似(相似の原則)

図 参照)する。

参考  この必要条件を満たす X 辺と Y 辺の比率は以下のとおりとなる(図 参照)。

X

=√2 : 1=1.414  (1)

いい換えれば,X 辺と Y 辺の比率は,正方形の辺と対角線の比率に等しい。

4.2

寸法体系  寸法は,メートル法による。

4.3

主要シリーズ(ISO-A シリーズ)  A シリーズ (A0) の基本寸法は,1 平方メートルの面積とし,以

下の方程式による。

X

×Y=1m

2

 (2)

参考1.  (1)及び(2)の方程式から,A シリーズの基本寸法の両辺の長さは以下のとおりとなる。

X

=0.841m  Y=1.189m

2.

主要シリーズの各寸法は,上記の基本寸法に対し,4.1 に規定した基本原理を適用することで

得られる。

4.4

補助シリーズ(JIS-B シリーズ)  補助シリーズの各寸法は,A シリーズの隣接する各寸法の間に幾

何学的な中間値を設けることで得る。

4.5

長寸法(特殊寸法)  長寸法は,上記 2 シリーズの正規寸法から,長辺と短辺の比率がルート 2 以

上となるよう,短辺と平行に,3,4 又は 8 等分に分割することで得る。

5.

仕上寸法の呼び方

5.1

主要及び補助シリーズの各仕上寸法  主要及び補助シリーズの各仕上寸法は,後に番号が付いた記

号によって示す。記号(A 又は B)は寸法のシリーズを示し,番号 0 から始まる基本寸法を分割した数を

示す。

5.2

仕上長寸法  仕上長寸法は,前に付けた分数が分割した数を示す特殊寸法とする。

例 1/4A4:4 等分に分割され,等しく 210mm の辺をもつ A4 判 (210mm×297mm)。

6.

仕上寸法

6.1

仕上寸法主要シリーズ(ISO-A シリーズ)  A シリーズの仕上寸法は,あらゆる種類の事務用品や,

1.

に指定した印刷物向けに規定したもので,寸法は,

表 による。


3

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表 1  ISO-A シリーズ

単位 mm

呼び

A

A0 841

×1 189

A1 594

×841

A2 420

×594

A3 297

×420

A4 210

×297

A5 148

×210

A6 105

×148

A7 74

×105

A8 52

×74

A9 37

×52

A10

26

×37

参考  下記の寸法は,A シリーズに属するが,実際はまれにしか使用しない。

4A0 : 1 682mm

×2 378mm

2A0 : 1 189mm

×1 682mm

6.2

仕上寸法補助シリーズ(JIS-B シリーズ)  B シリーズの仕上寸法は,A シリーズの二つの隣接した

寸法の間に,中間寸法が必要とされる場合などに限り,例外的に使用するものとし,寸法は,

表 による。

表 2  JIS-B シリーズ

単位 mm

呼び

B

B0 1

030

×1 456

B1 728

×1 030

B2 515

×728

B3 364

×515

B4 257

×364

B5 182

×257

B6 128

×182

B7 91

×128

B8 64

×91

B9 45

×64

B10 32

×45

6.3

ISO

仕上長寸法  仕上長寸法は,可能な限り,A シリーズの正規寸法から作成しなければならない。

この寸法は,ラベル,切符,その他ある種の用途に用いる。


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7.

許容差

7.1

寸法許容差  注文時点で細かな寸法許容差が決まっていない場合,その許容差は下記のとおりとす

る。

a)

寸法が 150mm 以下のもの  ±1.5mm

b)

寸法が 150mm を超え,600mm 以下のもの  ±2mm

c)

寸法が 600mm を超えるもの  ±3mm

7.2

寸法の測定  寸法は,ISO/R 187 又は JIS P 8111 で定める標準状態で測定しなければならない。

8.

ISO

寸法の使用例

a) A3

は,A4 では小さすぎる場合,平面のまま又は A4 に折り,公的又は商取引で,大形の表,図,図

表の用途に用いる。

b) A4

は,公的又は商取引で,通信及び印刷物の用紙の標準寸法として用いる。

c) A5

は,A4 では大きすぎる場合,A4 と類似した用途に用いる。

d) A6

は,絵はがきや郵便書簡として用いる。A4,A5 では大きすぎる場合,A4,A5 と類似した用途に

用いる。

JIS

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

西  原  主  計

神奈川工科大学

(委員)

生  田  章  一

通商産業省生活産業局

宮  崎  正  浩

通商産業省工業技術院

藤  井  昭  夫

総務庁行政管理局

山  村  修  蔵

財団法人日本規格協会

竹  川      寿

大永紙通商株式会社

高  橋      隆

凸版印刷株式会社

田  中  博  康

図書印刷株式会社

長  坂  正  幸

財団法人東京大学出版部

石  森      眞

日本雑誌協会

金  谷  栄  一

全日本紙製品工業組合

中  田      潔

日本事務機械工業会(1997 年 11 月まで)

桐  谷  俊  雄

日本事務機械工業会(1997 年 12 月から)

上  床  恒  弘

王子製紙株式会社

印  銀  二三男

日本製紙株式会社

溝  渕  博  士

大王製紙株式会社

飯  沼  和  二

三菱製紙株式会社

大  池      孝

日本加工製紙株式会社

西  部  紀  春

中越パルプ工業株式会社

(事務局)

鴇  田  昭  彦

日本製紙連合会

斉  藤  敏  明

日本製紙連合会