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M 8236

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本フェロアロイ

協会(JFA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS M 8236:1988 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4293:1982,Manganese ores and

concentrates─Determination of phosphorus content─Extraction-molybdovanadate photometric method を翻訳し,

附属書 として採用した。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS M 8236

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)モリブドりん酸青吸光光度法

附属書 2(規定)モリブドバナドりん酸抽出吸光光度法

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


M 8236

:2004

(2)

目  次

ページ

1.  適用範囲

1

2.  引用規格

1

3.  一般事項

1

4.  定量方法の種類 

1

附属書 1(規定)モリブドりん酸青吸光光度法 

2

附属書 2(規定)モリブドバナドりん酸抽出吸光光度法 

4

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

7

 


日本工業規格

JIS

 M

8236

:2004

マンガン鉱石−りん定量方法

Manganese ores

Methods for determination of phosphorus content

序文  この規格は,1982 年に第 1 版として発行された ISO 4293:1982,Manganese ores and concentrates

─Determination of phosphorus content─Extraction-molybdovanadate photometric method を翻訳し,技術的内容

を変更することなく作成し,

附属書 として採用した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 3(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,マンガン鉱石中のりん定量方法について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 4293

: 1982 , Manganese ores and concentrates ─ Determination of phosphorus content ─

Extraction-molybdovanadate photometric method(MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS M 8203

  マンガン鉱石化学分析方法通則

ISO 4296-1

  Manganese ores─Sampling─Part 1:Increment sampling

ISO 4296-2

  Manganese ores─Sampling─Part 2:Preparation of samples

3.

一般事項  定量方法に共通な一般事項は,JIS M 8203 による。

4.

定量方法の種類  定量方法及びその適用含有率範囲は,表  1 による。

  1  マンガン鉱石のりん定量方法及びその適用含有率範囲

定量方法

適用含有率範囲

%(質量分率)

附属書

番号

モリブドりん酸青吸光光度法 0.005 以上  0.50 以下

モリブドバナドりん酸抽出吸光光度法

0.02  以上   0.5 以下


2

M 8236

:2004

附属書 1(規定)モリブドりん酸青吸光光度法

1.

要旨  試料を塩酸と硝酸とで分解し,過塩素酸白煙処理を行ってりんを酸化する。亜硫酸水素ナトリ

ウムで析出した二酸化マンガンを還元してろ過する。残さ処理を行った後,亜硫酸水素ナトリウムで鉄を

還元し,七モリブデン酸六アンモニウムと硫酸ヒドラジニウムを含む呈色試薬を加え,加熱してモリブデ

ン青を生成させ,その吸光度を測定する。

2.

試薬  試薬は,次による。

a)

塩酸

b)

硝酸

c)

過塩素酸[60  %(質量分率)]

d)

ふっ化水素酸

e)

亜硫酸水素ナトリウム溶液(100 g/L

f)

呈色試薬溶液

A 液:七モリブデン酸六アンモニウム四水和物[(NH

4

)

6

Mo

7

O24・4H

2

O]20 g を水 300 ml に溶解し,こ

れに硫酸(1+1)650 ml を加え,冷却した後,水で 1 L に薄める。

B 液:硫酸ヒドラジニウム溶液(1.5 g/L)

使用時に,A 液 25 ml,B 液 10 ml 及び水 65 ml を混合する。

g)

標準りん溶液(100 

µgP/ml)  りん酸二水素カリウム(KH

2

PO

4

)を 110  ℃で 1∼2 時間乾燥してデシ

ケータ中で室温まで冷却し,恒量としたもの 0.439 4 g をはかり取り,水に溶解して 1 000 ml の全量フ

ラスコに移し,水で標線まで薄める。

3.

試料はかり取り量  試料はかり取り量は,りん含有率に応じ,附属書 表 に従って 0.1 mg のけたま

で読み取る。

附属書   1  試料はかり取り量

りん含有率

%(質量分率)

試料はかり取り量

g

0.15 未満

    0.15 以上  0.50 以下

0.50 
0.15

4.

操作

4.1

試料の分解  附属書 表 によって試料をはかり取り,ビーカー(300 ml)に移して時計皿で覆い,

塩酸 20 ml を加えて徐々に加熱分解し,硝酸 5 ml 及び過塩素酸 10 ml を加えて加熱蒸発し,過塩素酸の蒸

気がビーカーの内壁を伝わって逆流する状態まで加熱する(

1

)。放冷した後,温水 50 ml を加え,加熱しな

がら亜硫酸水素ナトリウム溶液を少量ずつ加えてかき混ぜ,二酸化マンガンを還元するとともに可溶性塩

類を溶解する。これに少量のろ紙パルプを加えたろ紙(5 種A)を用いてろ過し,ろ液をビーカー(300 ml)

に受ける。ろ紙上の残さを温水で十分に洗浄後,ろ液及び洗液は主液として保存する。

注(

1

)  この方法は呈色溶液中に,ひ素 0.1 mg までの共存は妨害とならない。

4.2

残さの処理  4.1 で得た残さ(

2

)をろ紙と共に白金皿(50 番)に移し,徐々に加熱してろ紙を灰化し,


3

M 8236

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放冷する。硝酸 5 ml 及びふっ化水素酸 5 ml を加えて静かに加熱し,更に過塩素酸 7 ml を加え,加熱蒸発

して濃厚な白煙を発生させながら約 2 ml まで濃縮する。放冷した後,温水約 30 ml を加えて可溶性塩類を

溶解し,ろ紙(5 種A)を用いてろ過し,温水で十分に洗浄してろ液及び洗液を主液に合わせる。この溶液

を約 50 ml まで加熱濃縮し,常温まで放冷した後,100 ml の全量フラスコに移し,水で標線まで薄める。

注(

2

)  不溶解残さ中にりんを含むおそれがない場合には 4.2 の操作を省いてもよい。

4.3

呈色  4.2 で得た試料溶液から正確に 10 ml を分取して,100 ml の全量フラスコに移し入れ,亜硫酸

水素ナトリウム溶液 10 ml を加えて振り混ぜ,沸騰水浴中で溶液が無色又は液色が変化しなくなるまで加

熱する。次に呈色試薬溶液[2.f)]25 ml を加えて振り混ぜ,再び沸騰水浴中で約 15 分間加熱した後,流水中

で常温まで冷却し,水で標線まで薄める。

4.4

吸光度の測定  4.3 で得た溶液の一部を光度計の吸収セル(10 mm,ガラス製)(

3

)に移し,水を対照

液として波長 825 nm 付近の吸光度を測定する。

注(

3

)  試料中のりん含有率 0.04  %(質量分率)未満の場合には,20 mm 吸収セルを用いる。この場合に

は,検量線も同じ 20 mm 吸収セルで作成する。

5.

空試験  試薬だけを用いて,4.  の操作を試料の定量操作と並行して行う。

6.

検量線の作成  数個のビーカー(300 ml)を準備し,それぞれに過塩素酸 5 ml を加え,これに標準りん

溶液[2.g)] 0∼8.0 ml(りん含有量として 0∼800 µ g)を段階的に正確に加え,加熱蒸発して過塩素酸の白煙

を発生させた後放冷する。常温まで冷却した後,100 ml の全量フラスコに移して水で標線まで薄める。以

下,4.3 以降の手順に従って操作し,吸光度を測定する。吸光度と呈色溶液中のりん量との関係線を作成し,

その関係線が原点を通るように平行移動して検量線とする(

4

)。

注(

4

)  4.4 で用いた吸収セル(10 mm 又は 20 mm)ごとに検量線を作成する。

7.

計算  4.4 で得た吸光度から,で得た吸光度を差し引いて得られる吸光度と,6.  で作成した検量線と

からりん量を求め,試料中のりん含有率を,次の式によって算出する。

100

10

1 ×

×

=

m

A

P

ここに,

P

試料中のりん含有率[%(質量分率)]

A

分取した試料溶液中のりん検出量(g)

m

試料はかり取り量(g)

8.

許容差  許容差は,附属書 表 による。

附属書   2  許容差

  %(質量分率)

りん含有率

室内再現許容差

室間再現許容差

0.018 以上  0.084 以下 0.004P+0.0014 0.031P+0.0012


4

M 8236

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附属書 2(規定)モリブドバナドりん酸抽出吸光光度法

1.

要旨  試料を塩酸とで硝酸と分解し,過塩素酸の白煙を発生させてけい素を分離する。塩類を水に溶

解し,未分解残さをろ過して分離し,ろ液を主液として保存する。

残さとろ紙を強熱して硫酸とふっ化水素酸で処理する。強熱した残さを炭酸ナトリウムで融解する。融

成物を塩酸で溶解し,得られた溶液を主液に合わせる。溶液を過塩素酸の白煙が発生するまで蒸発する。

りんをモリブドバナドりん酸錯体に変える。

くえん酸を添加して鉄及びひ素による影響を除く。くえん酸と鉄及びひ素との錯塩の存在下で,モリブ

ドバナドりん酸を 4-メチル-2-ペンタノンで抽出する。

分光光度計又は光電光度計を用いて吸光度を測定する。

2.

試薬

a)

  塩酸

b)

  塩酸(1+1,1+50)

c)

  硝酸

d)

  過塩素酸[60%(質量分率)]

e)

  硫酸(1+1)

f)

  ふっ化水素酸

g)

  バナジン酸アンモニウム溶液 (2.50 gNH

4

VO

3

/L)

h)

  モリブデン酸アンモニウム四水和物溶液[150 g(NH

4

)

6

Mo

7

O

24

・4 H

2

O /L ]

i)

炭酸ナトリウム(無水)

j)

くえん酸溶液[500 g C

3

H

4

(OH)(COOH)

3

/L]

k)

  4-メチル-2-ペンタノン(C

6

H

12

O)

l)

標準りん溶液(0.1 gP/L)  あらかじめ 105  ℃で 1∼2 時間乾燥したりん酸二水素カリウム(KH

2

PO

4

  (高純度)0.4394 g を 1 000 ml の全量フラスコに移し入れ,水 100 ml で溶解し,標線まで薄めて混合す

  る。

m)

  標準りん溶液(0.05 gP/L)  標準りん溶液[2.l)]50 ml を 100 ml の全量フラスコに移し入れ,水で標線

  まで薄めて混合する。

n)

  マンガン  マンガン[純度 99.5%(質量分率)以上]で,りんを含有しないか,又はりん含有率が既知で

  あるもの。

3.

装置  通常の分析室用の装置及び次のものを用いる。

a)

分光光度計又は光電光度計

b)

白金るつぼ(30 番)

4. 

試料  マンガン鉱石の試料採取法については,ISO 4296-1 を参照する。試料調製法については

ISO 4296-2

を参照する。試料は,100 µ m 以下の粒度(適切なサイズのふるいでチェックする。

)まで粉砕

したもので,実験室条件で空気乾燥(

5

)したものを使用する。

注(

5

)  試料をシャーレー等に入れ,実験室内で汚染の無いように1夜間程度以上放置する。


5

M 8236

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5.

操作

5.1

試料の分解  試料 0.5 g を 0.1mg のけたまではかり取り,ビーカー(300 ml)に移し入れ,塩酸 25 ml,

硝酸 5 ml を加え,加熱しながら分解する。反応が終了したら,過塩素酸 10 ml を加えて白煙が発生するま

で蒸発する。冷却した後,水 25 ml を加えて沸騰するまで加熱する。未分解残さを少量のろ紙パルプを加

えたろ紙(5 種 A)でろ過し,ろ液をコニカルビーカー(300∼500 ml)に受ける。ろ紙上の残さを塩酸(1+50)

で 3,4 回,次いで温水で 5,6 回洗浄する。ろ液を主液として保存する。

試料が不溶解性のりんを含まない場合は,得られた残さとともにろ紙を捨てる。

5.2

未分解残さの処理  ろ紙及び残さを白金るつぼ(30 番)に移し入れ,500∼600  ℃で灰化し,強熱する。

るつぼを冷却した後,残さを水 2,3 滴で湿し,硫酸(1+1)2,3 滴及びふっ化水素酸 5∼7 ml を加え,乾

固するまで蒸発する。乾燥残さを 500∼600  ℃で強熱し,冷却し,炭酸ナトリウム(無水)1∼2 g を加え,

900∼1 000  ℃で 15∼20 分間残さを融解する。融成物の入っているるつぼをビーカー(100 ml)に入れ,塩

酸(1+1)20 ml を加え,融成物が完全に溶解するまで加熱する。ビーカーからるつぼを取り出してそれを

水で洗う。得られた溶液を煮沸して 5.1 の主液に合わせる。

5.3

モリブドバナドりん酸錯体の抽出  5.2 で合わせた溶液を濃厚な過塩素酸の白煙がコニカルビーカ

ーの口から発生するまで蒸発し,冷却した後,水 25 ml,次いで硝酸 5 ml を加え,5 分間煮沸する。

りん含有率が 0.08  %(質量分率)以上の場合には,溶液を 200 ml の全量フラスコに移し入れ,水で標線ま

で薄めて混合する。その 20 ml (

6

)を分取してコニカルビーカー(125 ml)に移し入れ,過塩素酸 9 ml を加

え,過塩素酸の濃厚な白煙が発生するまで蒸発する。溶液を冷却した後,水 25 ml,硝酸 5 ml を加えて 5

分間沸騰させる。

溶液を室温まで冷却した後,バナジン酸アンモニウム溶液 10 ml 及びモリブデン酸アンモニウム溶液 15

ml を加え,次いで錯体の呈色が完了するまで 7 分間静置する。

試料にチタンを 0.5  %(質量分率)以上含有する場合には,静置する時間を 1 時間に延長することによっ

て完全な呈色が得られる。

この溶液を 80 ml の位置に標線を付けた 200 ml の分液漏斗に移し入れ,水で 80 ml に薄める。くえん酸

溶液 10 ml を加えて振り混ぜ,直ちに 4-メチル-2-ペンタノン 40 ml をビュレットを用いて加える。分液漏

斗を 30 秒間振り混ぜる。

2 層に分離させ,下層(水相)を除去する。分液漏斗の脚部の内側をろ紙の小片を用いて乾燥させる。

有機相を乾いたろ紙(5 種 A)を用いて乾いた小ビーカーにろ過する。

注(

6

)  分取する量は,適切な吸光度が得られるようなりん量(0.2∼0.4 mg)となるように増減してよ

い。この場合,次に加える過塩素酸の量は,溶液中に過塩素酸が 10 ml となるように不足分を

添加する。

5.4

吸光度の測定  有機相の一部を分光光度計又は光電光度計の吸収セル(10mm,ガラス製)(

7

)に取り波

長 425 nm で,対照液として 4-メチル-2-ペンタノンを用いて,吸光度を測定(

8

)する。

注(

7

)  吸光度が低い場合は,20 mm セルを用いる。

(

8

)  吸光度を測定する場合,呈色溶液の温度は 20∼25  ℃がよい。

5.5

空試験  全操作を通じて空試験を行う。

5.6

検量線の作成  一連の幾つかのビーカー(300 ml)を準備し,それぞれにマンガン[2.n)]0.25 g をはか

り取り,塩酸 25 ml を加え,加熱して溶解する。得られた溶液にミクロビュレットを用いて標準りん溶液

2.m)]0,1.0,2.0,4.0,6.0,8.0,10.0 ml を正確に加える。これは,それぞれりんとして 0,0.05,0.10,


6

M 8236

:2004

0.20,0.30,0.40,0.50 mg に相当する。次いで硝酸 5 ml 及び過塩素酸 10 ml を加えて濃厚な過塩素酸の白

煙が発生するまで蒸発する。溶液を冷却した後,水 25 ml,硝酸 5 ml を加えて 5 分間煮沸する。

溶液を室温まで冷却した後,バナジン酸アンモニウム溶液 10 ml,モリブデン酸アンモニウム溶液 15 ml

を加え,錯塩の呈色が完了するまで 7 分間静置する。以下,

“溶液を 100 ml の分液漏斗に移し入れ,……”

から 5.3 に従って操作を続ける。

得られた吸光度と溶液のりん含有量との関係線を作成し,原点を通るように平行移動して検量線とする。

6.

結果の表示

6.1

計算  試料溶液で得られた吸光度を,空試験で得られた吸光度を差し引いて,検量線(5.6)を用い

てりん含有率に変換する。

りん含有率は,質量分率(%)で表すと,次の式で計算する。

K

m

m

K

m

m

P

×

×

=

×

×

×

=

10

000

1

100

0

1

0

1

ここに,

P

りん含有率%(質量分率)

m

0

試料はかり取り量(g)

m

1

検量線から得られたりん検出量(mg)

K

りん含有率をドライベースで表示するための換算係数

参考  ドライベースで表示するための換算係数については,JIS M 8203 の 3.4.4(吸湿水含有率の定量)

による。

6.2

併行分析結果の許容差

附属書   1

許容差

りん含有率

3 回併行測定

2 回併行測定

%(質量分率)

%(質量分率)

%(質量分率)

0.02 以上  0.05 未満 
0.05 以上  0.10 未満 
0.10 以上  0.15 未満 
0.15 以上  0.25 未満 
0.25 以上  0.50 未満

0.50 以上  1.0  以下

0.010 
0.015 
0.020 
0.025 
0.040 
0.050

0.008 
0.013 
0.017 
0.020 
0.035 
0.040

関連規格  ISO 4297  Manganese ores and concentrates─Methods of chemical analysis─General instructions


7

M 8236

:2004

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS M 8236

:2001  マンガン鉱石―りん定量方法

ISO 4293

:1982  マンガン鉱石及び選鉱品:り

ん含有率の定量─モリブドバナドりん酸抽出

吸光光度法

(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ )
国 際
規 格
番号

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術
的差異の項目ごとの評価及
びその内容 
表示箇所:

表示方法:

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の
理由及び今後の対

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内

1.適用範 

マ ン ガ ン 鉱 石 中
のりん定量方法

ISO 

4293 

1.適用範 

マ ン ガ ン 鉱 石
中 の り ん 定 量

方法

IDT

2.引用規 

JIS M 8203

ISO 4296-1

ISO 4296-2

 

 2.引用規

ISO 4296-1

ISO 4296-2

MOD/ 追

3.一般事 

JIS M 8203

によ

る。

4.定量方 
法の種類

附属書 1:モリブ

ド り ん 酸 青 吸 光
光度法[適用含有
率 範 囲 0.005 ∼
0.5  %(質量分率)]
附属書 2:モリブ
ド バ ナ ド り ん 酸

抽 出 吸 光 光 度 法
[適用含有率範囲
0.02∼0.5  %(質量
分率)]

 
 
 
 
(タイトル
で規定) 
1.適用範 

なし 
 
 
 
 
モ リ ブ ド バ ナ
ド り ん 酸 抽 出

吸光光度法 
[ 適用含有率範
囲 0.02∼0.5  %
(質量分率)]

MOD/ 追
加 
 
 
 
IDT

モリブデンとり

んの錯塩を還元
し,そのまま測
定する。

モリブデンとバ
ナジウムとりん
の錯塩を有機溶

媒で抽出して測
定する。

この方法は,従来

の JIS であり,日
本 国 内 及 び 欧 米
で 広 く 使 用 さ れ

ているため,採用
した。

ISO

に提 案する

予定。 

附属書 1

モリブドりん酸

青吸光光度法

  ―      ―

MOD/ 追

ISO

規格 に提案

する。

附属書 2

モリブドバナド

りん酸抽出吸光 
光度法

ISO 

4293 

附 属 書 2
の 
1.要旨

試料の分解, 未分
解残さの処理, モ
リ ブ ド バ ナ ド り

ん酸の抽出。 

 3.要旨

JIS

と同じ 

IDT

附 属 書 2
の 
2.試薬

ISO

で 規 定 す る

14 種の試薬に加
え て マ ン ガ ン を
規定した。 

 4.試薬 14 種類につい

て は JIS と 同

じ。

MOD/ 追

検量線に使用す
る マ ン ガ ン が

ISO

規格に入っ

ていない。

ISO

規格 に追加

提案する。

附属書 2 の 3.装置

5.装置

a)

分 光 光 度 計 又 は

光電光度計 

 5.1  JIS と同じ 

IDT


8

M 8236

:2004

(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ )
国 際

規 格
番号

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術
的差異の項目ごとの評価及

びその内容 
表示箇所: 
表示方法:

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の

理由及び今後の対

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内

b)

白金るつぼ ISO 

4293 

5.2

JIS

と同じ 

IDT

附 属 書 2
の 4.試料

ISO 4296-1

ISO 

4296-2,

による。

 6.試料

JIS

と同じ IDT

附属書 2 の 5.操作

7.操作

5.1 試料 
の分解

試料 0.5 g を塩酸,

硝酸, 過塩素酸で
分解

 7.1 試料の

分解

JIS

と同じ 

IDT

5.2 未分解
残 さ の 処

硫酸, ふっ化水素

酸で処理した後,
炭 酸 ナ ト リ ウ ム
で融解。

 7.2 未分解

残 さ の 処

JIS

と同じ 

IDT

5.3 モリブ
ド バ ナ ド

り ん 酸 錯
体の抽出

各 種 試 薬 を 加 え
た後,80 ml にし

て 4-メチル-2-ペ
ン タ ノ ン で 抽 出
する。

適 正 な 吸 光 度 を
得 や す い よ う に
注(

5

)を付けた。

 7.3 モリブ

ド バ ナ ド

り ん 酸 錯
体の抽出

各 種 試 薬 を 加
えた後,4-メチ

ル -2- ペ ン タ ノ
ンで抽出する。

MOD/ 追

ISO

規格には,

水溶液の容量を
80 ml にする記
載はない。

JIS

で付けた注

はない。

ISO

規格 に追加

提案する。

5.4 吸光 
度の測定

波 長 425 nm,10 
mm セルで吸光度
を測定する。 
20 mm セルの使
用 及 び 呈 色 溶 液

の 温 度 に つ い て
注(

6

)(

7

)を付けた。

 7.4 吸光

度の測定

JIS

と同じ

 

MOD/ 追

操作は ISO 規格
と 同 じ で あ る

が,分析精度を
向上させるため

JIS

で付けた注

はない。

ISO

規格 に追加

提案する。

5.5 空試験  全 操 作 を 通 じ て

行う。

 7.5 空試験 JIS と同じ IDT

5.6 検量線
の作成

7.6 検量線
の作成

JIS

と同じ IDT

附属書 2 の 6.結果の表示

8. 結 果 の
表示

6.1 計算

8.1 計算

JIS

と同じ IDT

6.2 併行分
析 結 果 の

許容差

8.2 併行分
析 結 果 の

許容差

JIS

と同じ IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT技術的差異はない。 
− MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− MOD  国際規格を修正している。