>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 M

7615

-1987

防爆用ベリリウム銅合金工具類

Nonsparking Beryllium Copper Alloy Tools

1.

適用範囲  この規格は,火花によって爆発を起こすおそれのある鉱山,工場,その他の事業場並びに

船舶,車両,航空機などで用いる防爆用ベリリウム銅合金工具類(以下,防爆用工具という。

)について規

定する。

引用規格及び関連規格:24 ページに示す。

備考1.  補修用として使用するスパナ及びめがねレンチについて,それぞれ附属書1及び附属書2に示

す。

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

規格値である。


2

M 7615-1987

2.

種類  防爆用工具の種類は,表 による。

表 1  種類

種類

参考

名称

口の数による
種類

口及び柄の角
度による種類

その他の特徴
による種類

関連規格

片口

スパナ

両口

丸形

JIS B 4630

たがね

片手ハンマ

JIS B 4613

大ハンマ

JIS A 8903

ドラムロ金レンチ

平板形

モンキレンチ

23

度形

JIS B 4604

パイプレンチ

JIS B 4606

ねじ回し

普通形

JIS B 4609

15

度形

片口

45

度形

15

度形

めがねレンチ

両口

45

度形

JIS B 4632

プライヤ

JIS B 4614

ペンチ

JIS B 4623

両つるはし

JIS A 8901

3.

品質

3.1

外観  外観は,有害なきず,割れ,まくれ,曲がりなど使用上の欠点がなく,仕上げは良好でなけ

ればならない。

3.2

硬さ  硬さは,HRC35 以上とする。ただし,パイプレンチ植え歯の硬さは,HRC40 以上とする。

3.3

強さ  6.4 に規定する方法で試験した後,各部は表 に示す品質を満足しなければならない。

表 2  強さ

品名

各部の品質

スパナ

永久変形は二面幅の先端において呼び 10∼18mm のものは 0.15mm 以
下,19∼46mm のものは 0.2mm 以下とし,試験棒に接触した二面幅の面
の箇所に著しいきずあとを残してはならない。

ドラム口金レンチ

口幅の最大変形量は 0.5mm 以下とし,試験用固定口金に接触した箇所に
著しいきずあとを残してはならない。

モンキレンチ

ウォームとラックのかみ合い及び下あごの動きは円滑であり,口幅の最
大変形量は 0.5mm 以下であること。 
また,試験棒に接触した箇所の圧こんの深さは 0.1mm 以内であること。

パイプレンチ

試験棒に接触した箇所に著しいきずあとを残してはならない。

ねじ回し

先端に欠け,ねじれ及びその他各部に損傷があってはならない。

めがねレンチ

試験棒に接触した口幅の面の箇所に著しいきずあとを残してはならない。

呼び寸法

荷重時の変形

永久ひずみ

150 2

∼6mm 0.4mm 以下

プライヤ

荷重時における柄部最大幅

の 変 形 及 び 永 久 ひ ず み は
各々許容値を満たすこと。

200 2

∼8mm 0.5mm 以下

ペンチ

荷重後の柄部最大幅における永久ひずみは 2%以下であること。


3

M 7615-1987

3.4

機能  各部の機能は,表 に示す品質を満足しなければならない。

表 3  機能

品名

機能

(1)

ウォームとラックのかみ合わせ

ウォームとラックのかみ合わせはすきまが少なく,その動きは円滑でなけれ

ばならない。

(2)

下あごの最大開きは次のとおりである。

モンキレンチ

(3)

下あごの遊び

下あごの動きは,円滑で上あごに対して平行を保ち,遊び(がた)は次によ

る。

また,遊びは

図 に示すとおり縦及び左右の両方向について調べるものとす

る。

図 1  下あごの遊びの方向

ねじ回し

本体と握り部の結合は,強固でなければならない。

プライヤ

結合部分及び刃部の接触面には,すきまが少なく,かつ本体の穴から穴への移動及

び開閉は,円滑でなければならない。

ペンチ

結合部分のすべり接触面には,すきまが少なく,開閉が円滑でなければならない。

3.5

切れ味  切れ味は,表 26 及び表 27 に規定する方法で試験したとき,試験用線材は規定値以下で切

断しなければならない。


4

M 7615-1987

4.

形状及び寸法

4.1

片口スパナ  寸法は,表 による。形状の一例を図 に示す。

図 2  片口スパナの形状(一例)

表 4  片口スパナの寸法

単位 mm

二面幅 S

外幅 S

1

厚さ T

全長 L

呼び

基準寸法

許容差

最大

最大

許容差±6%

10 10

+0.19

+0.04

26 6  110

13 13

+0.24

+0.04

33 7.5 135

16 16

+0.27
+0.05

40 9.5 160

18 18

+0.30
+0.05

44.5 10

170

21 21

52

11

200

24 24

+0.36

+0.06

58 11.5 220

30 30

+0.48
+0.08

70 13.5 270

36 36

82

15.5

320

46 46

+0.60
+0.10

105 19  400

4.2

両口スパナ  組合せ方及び寸法は表 による。形状の一例を図 に示す。


5

M 7615-1987

図 3  両口スパナの形状(一例)

表 5  両口スパナの寸法

単位 mm

二面幅  S

外幅  S

1

小さい方

大きい方

小さい方 大きい方

厚さ T

全長 L

呼び

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

最大

最大

最大

許容差

±6%

10

×13 10

+0.19 
+0.04

13

+0.24
+0.04

26 33

6.5 135

13

×16 13

+0.24 
+0.04

16

+0.27
+0.05

33 40

9.5 160

16

×18 16

+0.27 
+0.05

18

+0.30
+0.05

40 44.5 10  170

18

×21 18

+0.30

+0.05

21 44.5

52

11

200

21

×24 21

24

+0.36

+0.06

52 58  11.5 220

24

×27 24

+0.36 
+0.06 27

58

62

12.5

245

27

×30 27

30

62

70

13.5  270

30

×32 30

32

+0.48

+0.08

70 74  14  285

32

×36 32

+0.48 
+0.08

36 74

82

15.5

320

36

×41 36

41

82

92

17

360

41

×46 41

+0.60 
+0.10 46

+0.60

+0.10

92 105

19  400


6

M 7615-1987

4.3

たがね  寸法は,表 による。形状の一例を図 に示す。

図 4  たがねの形状(一例)

表 6  たがねの寸法

単位 mm

呼び

全長

L

1

先端の長さ

L

2

(約)

刃先の幅

C

刃先の厚さ

d

(約)

対辺距離

e

20

×200 200

50

20

3

19

27

×200

200 70  27 4.5 25

27

×250

250 70  27 4.5 25

4.4

片手ハンマ  寸法及び質量は,表 による。形状の一例を図 に示す。

図 5  片手ハンマの形状(一例)


7

M 7615-1987

表 7  片手ハンマの寸法及び質量

単位 mm

質量

呼び

φ

a

寸法

b

寸法

r

1

最小

r

2

寸法

L

1

寸法

L

2

寸法

C

1

寸法

C

2

寸法

C

3

寸法

C

4

寸法

kg

許容差

4

1

16 22

8  62 34 15 10 14  9 0.11

2

1

21 27

9  80 44 20 14 19 13 0.23

4

3

25 32

11 93 50 25 18 23 16 0.34

1  26 35

13 100 55 28 20 23 16 0.45

2

1

1

30 40

16 118 65 30 22 27 20 0.67

2  34 45

18 130 72 32 24 28 20 0.91

3 44 48

100

20 148 80 34 26 30 22 1.36

%

8

2


4.5

大ハンマ  寸法及び質量は,表 による。形状の一例を図 に示す。

図 6  大ハンマの形状(一例)


8

M 7615-1987

表 8  大ハンマの寸法及び質量

単位 mm

質量

呼び

a

L

b

1

b

2

b

3

b

4

kg

許容差

3  44 111 30  20  28  18 1.36

4  48 118 30 20 28 18 1.82

5  51 128 33  23  31  21 2.27

6  53 138 34  27  32  25 2.72

8  59 152 34  27  32  25 3.63

10  62 166 34  27  32  25 4.53

12  67 173 34  27  32  25 5.45

15  71 190 34  27  32  25 6.80

%

8
2

+

4.6

ドラム口金レンチ  形状及び寸法の一例を図 に示す。

図 7  ドラム口金レンチの形状・寸法(一例)

4.7

モンキレンチ  寸法は,表 による。形状は一例を図 に示す。

図 8  モンキレンチの形状(一例)


9

M 7615-1987

表 9  モンキレンチの寸法

単位 mm

呼び

L

(約)  a

1

(最大) a

2

(最大) b(最大) d(最小)

100

110 35  12  16 8

150 160  48

14

20  10

200 210  60

16

24  12

250 260  73

18

28  14

300 310  86

20

32  16

375 390  105

25

40  19

4.8

パイプレンチ  寸法は,表 10 による。形状の一例を図 に示す。

図 9  パイプレンチの形状(一例)

表 10  パイプレンチの寸法

単位 mm

上あご

本体

呼び(

1

)

a

b

L

1

L

2

くわえられる

管の外径(

2

)

200 28 15 95 160 6

∼20

250 32 17 115

200 6

∼26

300 38 19

135

240

10

∼32

350 44 21

155

285

13

∼38

450 50 24

180

370

26

∼52

600 58 28

215

495

38

∼65

900 72 34

280

750

50

∼95

(

1

)

呼びは,くわえられる最大の管をくわえたときの全長を示す。

(

2

)

くわえられる管の範囲は,一般に用いられている管の外径を示

したものである。


10

M 7615-1987

4.9

ねじ回し  寸法は,表 11 による。形状の一例を図 10 に示す。

図 10  ねじ回しの形状(一例)

表 11  ねじ回しの寸法

単位 mm

本体

先端部

呼び

L(

3

)

4

.

0

2

.

0

+

a

±0.1

b

4.5

× 50

50

5

0.6

4.5

±0.2

4.5

× 75

75

5

0.7

5.5

±0.3

6

×100 100

5.5

0.8  6

±0.3

7

×125 125

6

0.9  7

±0.3

8

×150 150

7

1   8

±0.3

9

×200 200

8

1.1  9

±0.3

10

×250 250

8

1.2

10

±0.3

10

×300 300

8

1.2

10

±0.3

(

3

)  L

の寸法は,用途によって短くすることができる。

4.10

片口めがねレンチ  寸法は,表 12 による。形状の一例を図 11 に示す。


11

M 7615-1987

図 11  片口めがねレンチの形状(一例)

表 12  片口めがねレンチ寸法

単位 mm

二面幅 S

呼び

基準寸法

許容差

全長 L

(約)

厚さ T

(最大)

外経 D

(最大)

10 10

+0.19

+0.04

160 9

17

13 13

+0.24

+0.04

190 11

22

16 16

+0.27
+0.05

230 13

27

18 18

+0.30
+0.05

250 14

30

21 21

280

16  36

24 24

+0.36

+0.06

305 18.5  40

30 30

+0.48
+0.08

370 21.5  50

36 36

430

26  61

46 46

+0.60
+0.10

480 28

78

4.11

両口めがねレンチ  寸法は,表 13 による。形状の一例を図 12 に示す。


12

M 7615-1987

図 12  両口めがねレンチの形状(一例)

表 13  両口めがねレンチの寸法

単位 mm

二面幅 S

全長

厚さ T

外経 D

S

1

S

2

L

T

1

T

2

D

1

D

2

呼び

基準寸法 許容差  基準寸法 許容差

(約)

(最大)

(最大)

10

×13 10

+0.19 
+0.04

13

+0.24
+0.04

180 9  11  17  22

13

×16 13

+0.24 
+0.04

16

+0.27
+0.05

210 11  13

22  27

16

×18 16

+0.27 
+0.05

18

+0.30
+0.05

240 13  14

27  30

18

×21 18

+0.30

+0.05

21 265

14

16

30

36

21

×24 21

24

+0.36

+0.06

290 16  18.5  36  40

24

×27 24

+0.36 
+0.06 27

320  18.5  20.5

40

45

27

×30 27

30

340  20.5  21.5  45

50

30

×32 30

32

+0.48

+0.08

360 21.5 22

50  53

32

×36 32

+0.48 
+0.08

36 400

22

26

53

60

36

×41 36

41

430  26

21

60

68

41

×46 41

+0.60 
+0.10 46

+0.60

+0.10

460 21  28

68  77

4.12

プライヤ  寸法は,表 14 による。形状の一例を図 13 に示す。


13

M 7615-1987

図 13  プライヤの形状(一例)

表 14  プライヤの寸法

単位 mm

寸法

許容差

呼び

A

(最小)

B

±3

C

(最大)

E

(最大)

切断することのでき
る線材の最大直径

150

150 42 11 45

3

200 200

47

12

50

4

4.13

ペンチ  寸法は,表 15 による。形状の一例を図 14 に示す。

図 14  ペンチの形状(一例)


14

M 7615-1987

表 15  ペンチの寸法

単位 mm

寸法

a

1

a

2

b

1

b

2

d

L

許容差

呼び寸法

±0.7

±0.7

(最大) (最大)

±4

150 22

12.5

50

12

20

160

175 24

13.5

52

13

22

185

200 27

14.5

54

14

25

210

4.14

両つるはし  寸法及び質量は,表 16 による。形状の一例を図 15 に示す。

図 15  両つるはしの形状と寸法(一例)

表 16  つるはしの質量

単位 kg

種類

質量

許容差

両つるはし

3.25

+0.2 
−0.1

5.

材料  材料は,ベリリウム銅合金とし,その化学成分及び非着火性は,次のとおりとする。

5.1

化学成分  6.1 に規定する方法で試験し,次の成分を満足するものでなければならない。

Be 1.8

∼3.0%

Co

+Ni 0.2%以上


15

M 7615-1987

Co

+Ni+Fe 1.2%以下

Cu

+Be+Co+Ni+Fe 99.0%以上

5.2

非着火性  6.2 に規定する方法で試験し,着火しないものでなければならない。

6.

試験

6.1

分析試験  JIS H 1261(ベリリウム銅分析方法)又は JIS Z 2611(金属材料の光電測光法による発光

分光分析方法通則)に規定する方法によって試験する。

6.2

非着火性試験  JIS M 7002(防爆用ベリリウム銅合金製工具類の非着火性試験方法)に規定する方

法によって試験する。

6.3

硬さ試験  JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)に規定する方法によって試験する。

6.4

強さ試験

6.4.1

スパナ  試験前に,なるべく先端に近い二面幅寸法を測定し,図 16 に示すように,口に六角試験

棒をくわえ,

表 17 に示す曲げモーメントを約 30 秒間加え,試験後,同一と思われる箇所の二面幅寸法を

測定する。

なお,試験棒の二面幅の寸法は,の最小寸法に対して

表 18 とし,硬さは HRC50 以上とする。この時

試験棒の角は,スパナの口の底に触れてはならない。

図 16  スパナの強さ試験方法

表 17  スパナの強さ試験の荷重

呼び

10 13 16 18 21 24 27 30 32 36 41 46

曲げモーメント

21.6 45.1 82.4 110 161 226 294 378 431 559 745 745

N

・m

{kgf

・m}

{2.2} {4.6} {8.4} {11.2}

{16.4}

{23.1}

{30.0}

{38.6}

{44.0}

{57.0}

{76.0}

{76.0}

表 18  二面幅の寸法,許容差

単位 mm

寸法の区分

S

の最小寸法に

対する許容差

6

を超え 10 以下

0

−0.040

10

を超え 18 以下

0

−0.043

18

を超え 30 以下

0

−0.052

30

を超え 50 以下

0

−0.062


16

M 7615-1987

6.4.2

ドラム口金レンチ  図 17 に示すように,ドラム口金レンチの口部を試験用固定口金にセットし,

ドラム口金レンチの他の端に荷重を約 30 秒間加えて

表 19 に示す曲げモーメントを与え,各部の異状の有

無及び口幅の最大変形量を調べる。これを

図 17 に指定する各箇所について行う。

なお,試験用固定口金の硬さは HRC20∼30 とし,その寸法は

表 20 による。

図 17  ドラム口金レンチの強さ試験方法

表 19  ドラム口金レンチの強さ試験の条件

測定箇所

項目

1 2 3 4

曲げモーメント  N・m

98 343 343 343

{kgf

・m}

{10}

{35}

{35}

{35}

試験用固定口金の口幅  mm

9 27 38 71

備考  試験用固定口金の口幅の寸法許容差は,±0.5mm とす

る。

6.4.3

モンキレンチ  図 18 に示すように表 20 の試験棒をくわえ,モンキレンチの他の端に荷重を 30 秒

間加えて,

表 20 に示す曲げモーメントを与え,各部の異状の有無及び口幅の最大変形量を測定する。


17

M 7615-1987

図 18  モンキレンチの強さ試験方法

表 20  モンキレンチの強さ試験の条件

呼び

100 150 200 250 300 375

試験棒の二面幅  mm 10±0.3

17

±0.3

21

±0.3

26

±0.5

32

±0.5 41±0.5

曲げモーメント  N・m {kgf・m}

29.4 {3}

49 {5}

98 {10}

196 {20}

294 {30}  490 {50}

備考 1.  試験棒の硬さは,HRC50∼60とする。

 2.

試験棒の形は,四角又は六角のいずれでもよいが,モンキレンチの深さより大であり,
角には面取りを施したものが望ましい。

6.4.4

パイプレンチ  図 19 に示すように表 21 の試験棒をくわえ,パイプレンチの他の端に荷重を約 1

分間加えて

表 21 のモーメントを与え,各部の異状の有無を調べる。

図 19  パイプレンチの強さ試験方法

表 21  パイプレンチの強さ試験の条件

呼び

200 250 300 350 450 600 900

試験棒の直径  mm

16 20 25 30 40 52 75

曲げモーメント  N・m {kgf・m}  147 {15}

265 {27}

373 {38}

490 {50}

736 {75}

1079 {110}  1765 {180}

備考  試験棒の硬さは,約 HRB80 とする。

6.4.5

ねじ回し  ねじ回しの先端を表 22 に示す溝に入れ,握り部に表 22 のねじりモーメントを与えて損

傷の有無を調べる。

表 22  ねじり強さ試験の条件

呼び

項目

4.5

×50 5.5×75 6×100 7×125 8×150 9×200 10×250 10×300

15

.

0
0

8

.

0

+

15

.

0

0

0

.

1

+

2

.

0

0

2

.

1

+

2

.

0

0

2

.

1

+

2

.

0

0

6

.

1

+

2

.

0

0

6

.

1

+

2

.

0

0

8

.

1

+

2

.

0

0

8

.

1

+

先 端 の は ま る
溝の寸法  mm

深さ 1.5±0.1 1.5±0.1

2.5

±0.15 2.5±0.15 3.5±0.15 3.5±0.15 3.5±0.15 3.5±0.15

ねじりモーメント

{kfg

・m} N・m

20 {1.98}  40 {3.92} 45 {4.41} 55 {5.39} 65 {6.37} 75 {7.36}  85 {8.34}  85 {8.34}

備考 1.  この試験に用いる試験棒の溝の部分の硬さは,HRC58以上とする。

 2.

ねじりモーメントは,ねじ回し先端の幅によって定める。


18

M 7615-1987

6.4.6

めがねレンチ  図 20 に示すように,これと適合する六角の試験棒をくわえ,めがねレンチの他の

端に荷重を加えて約 30 秒間に

表 23 に示す曲げモーメントを与えたとき,ボルト頭又はナットにはまり合

う面に割れ又は著しい圧こんその他各部の異状の有無を調べる。ただし,試験棒は固定され,その二面幅

の寸法は二面幅 の最小許容寸法に対し

表 18 とし,硬さは HRC50 以上とする。

図 20  めがねレンチの強さ試験方法

表 23  めがねレンチの強さ試験の荷重

呼び  10 13 16 18 21 24 27 30 32 36 41 46

曲げモーメント

39.2 82.4 151 192 267 329 412 520 588 785 981 981

N

・m

{kgf

・m}

{4} {8.4}

{15.4}

{19.6}

{27.2}

{33.5}

{41}

{52}

{60} {80} {100}

{100}

6.4.7

プライヤ  図 21 に示すように,くわえ部の先端から約 2mm の点に直径 3.2mm の鉄線を挟み,柄

部最大幅の位置に

表 24 のモーメントを与え,荷重時における柄部最大幅の変形,永久ひずみ及び各部の異

常の有無を調べる。

図 21  プライヤの強さ試験方法


19

M 7615-1987

表 24  プライヤの強さ試験の荷重

呼び寸法

モーメント  N・m {kgf・m}

150 490

{48.05}

200 950

{93.16}

6.4.8

ペンチ  図 22 に示すように,くわえ部の先端から約 2mm の点に直径 3.2mm の鉄線を挟み,柄部

最大幅の位置に

表 25 のモーメントを与えたとき,各部の異常の有無及び柄部最大幅の永久ひずみを調べる。

図 22  ペンチの強さ試験方法

表 25  ペンチの強さ試験の荷重

呼び寸法

モーメント N・m {kgf・m}

150 490

{48.05}

175 720

{70.60}

200 950

{93.16}

6.5

切れ味試験

6.5.1

プライヤ  刃部に表 26 の線材を挟み,柄部に荷重を加えて表 26 のモーメントを与え線材を切断す

る。

なお,この試験に用いる線材は,JIS H 3260(銅及び銅合金線)の

1

/

4

硬質 (C 2600 W-

1

/

4

 H)

を用いる

ものとする。

表 26  プライヤの切れ味試験の条件

線材

呼び

径 mm

許容差 mm

モーメント

N

・m {kgf・m}

150 2

±0.06 320

{31.38}

200 2.6

±0.08 600

{58.84}

6.5.2

ペンチ  刃部のほぼ中央に表 27 の線材を挟み,柄部に荷重を加えて線材を切断する。

なお,この試験に用いる線材は,JIS H 3260 

1

/

4

硬質 (C 2600 W-

1

/

4

 H)

を用いるものとする。

表 27  ペンチの切れ味試験の条件

線材

呼び

径 mm

許容差 mm

線 材 を く わ え る
点の荷重 N {kgf}

150 2

±0.06

 980 {100}

175 2.6

±0.08

1 961 {200}

200 3.2

±0.08

2 942 {300}

7.

検査


20

M 7615-1987

7.1

分析検査  成分は,製品又は製品と同一溶銅から採取した試料について,6.1 に規定する方法で分析

し,5.1 の規定を満足しなければならない。

7.2

非着火性検査  非着火性は,製品と同一成分の試料について 6.2 に規定する方法で検査し,5.2 の規

定を満足しなければならない。ただし,この検査は,原則として同一成分の材料について 1 回行えばよい。

7.3

寸法検査  寸法は,直尺,ノギス,マイクロメータ又はゲージを用いて検査し,4.の規定を満足しな

ければならない。

7.4

外観検査  外観は,目視によって検査し,3.1 の規定を満足しなければならない。

7.5

硬さ検査  硬さは,6.3 に規定する方法で検査し,3.2 の規定を満足しなければならない。

7.6

強さ検査  強さは,6.4 に規定する方法で検査し,3.3 の規定を満足しなければならない。

7.7

機能検査  機能検査は,表 28 による。

表 28  機能検査

品名

機能

モンキレンチ

(1)

作動検査

作動は触感によって検査し,3.4 の規定を満足しなければ

ならない。

(2)

下あごの遊び検査

下あごの縦の遊びは,ウォームを軽く指先で軸方向及び回

転方向に動かないように押さえ,下あごを

図 に示すよう

に動かし,先端における動きの量を測定する。

また,下あごの左右の遊びは,下あごを

図 に示すように

指先で左右に動かし,先端における動きの量を測定する。
この結果,3.4 の規定を満足しなければならない。

ペンチ,プライヤ  適当な用具又は感触によって検査し,3.4 の規定を満足しなけれ

ばならない。

7.8

切れ味検査  切れ味は 6.5 に規定する方法で検査し,3.5 の規定を満足しなければならない。

8.

製品の呼び方  製品の呼び方は,規格番号又は規格名称,種類及び呼びによる。

例:JIS M 7615  モンキレンチ      200

9.

表示  適当な箇所に,次の事項を表示する。

(1)

呼び

(2)

製造業者名又はその略号


21

M 7615-1987

附属書 1  スパナ(補修用)

1.

適用範囲  この附属書は,補修用として当分の間使用することができるスパナについて規定する。

なお,この

附属書で規定する以外の事項は,本体による。

2.

種類・等級  種類及び等級は,本体表 による。

3.

形状・寸法

3.1

片口スパナ  片口スパナの形状は,原則として本体図 により,寸法は,附属書表 による。

附属書表 1

単位 mm

二面幅 S

外幅 S

1

厚さ T

全長 L

呼び

基準寸法

許容差

最大

最大

許容差±6%

10 10

+0.2

+0.05

26 6  110

11 11

29 6.5 120

12 12

30 7  125

13 13

33 7.5 135

14 14

35 8  140

17 17

+0.3

+0.1

41 9  165

19 19

46 9  180

22 22

53

10.5 205

24 24

58

11.5 220

27 27

62

12.5 245

30 30

+0.4 
+0.15

70 13.5  270

32 32

74

14  285

36 36

82

15.5 320

41 41

92

17  360

46 46

+0.6

+0.2

105 19

400

備考  上記の呼び以外の寸法のものについては,当事者間の協定による。

3.2

両口スパナ  両口スパナの形状は,原則として本体図 により,組合せ方及び寸法は,附属書表 2

による。


22

M 7615-1987

附属書表 2

単位 mm

二面幅 S

外幅 S

1

小さい方

大きい方

小さい方 大きい方

厚さ T  全長 L

呼び

基準寸法

許容差

基準寸法

許容差

最大

最大

最大

許容差

±6%

10

×11 10

11

26

29

6.5  125

10

×12

10 12 26

30

7

130

10

×14 10

+0.2 
+0.05

14 26

35

8

140

11

×13 11

13

29

33

7.5  135

12

×14

12 14 30

35

7

140

13

×17

13 17 33

41

9

165

14

×17 14

17

+0.3
+0.1

35 41 9  165

17

×19 17

+0.3 
+0.1

19 41

46

9

180

19

×22

19 22 46

53

10.5

205

22

×24

22 24 53

58

11.5

220

24

×27

24 27 58

62

12.5

245

27

×30 27

30

+0.4
+0.15

62 70 13.5

270

30

×32 30

+0.4 
+0.15

32 70

74

14

285

32

×36

32 36 74

82

15.5

320

36

×41

36 41 82

92

17

360

41

×46 41

+0.6 
+0.2

46

+0.6
+0.2

92 105 19  400

4.

強さ  本体表 17 に対応する強さは,附属書表 による。

附属書表 3

呼び

10 11

12 13 14

17

19

22

24

27

30

32 36 41 46

曲げモーメント 21.6 28.4

36.3 45.1 53.9

95.1

128

181

226

294

378

431  559  745  745

N

・m

{kgf

・m}

{2.2} {2.9}

{3.7} {4.6} {5.5}

{9.7} {13.2} {18.5} {23}

{30} {38.5} {44}  {57}  {76}  {76}


23

M 7615-1987

附属書 2  めがねレンチ(補修用)

1.

適用範囲  この附属書は,補修用として当分の間使用することができるめがねレンチについて規定す

る。

なお,この

附属書で規定する以外の事項は,本体による。

2.

種類・等級  種類及び等級は,本体表 による。

3.

形状・寸法

3.1

片口めがねレンチ  片口めがねレンチの形状は,原則として本体図 11 により,寸法は,附属書表 4

による。

附属書表 4

単位 mm

二面幅 S

呼び

基準寸法

許容差

全長 L

(約)

厚さ T

(最大)

外径 D

(最大)

10 10

+0.2 
+0.05

160 9 18

11 11

170 9.5

19

12 12

185

10 20

13 13

190

11 21.5

14 14

200

12 23

17 17

+0.3 
+0.1

230 13  28

19 19

250

14 31

22 22

280

16.5

35

24 24

305

18.5

39.5

27 27

340

20.5

44.5

30 30

+0.4

+0.15

370 21.5 49.5

32 32

395

22 52

36 36

430

36 62

41 41

+0.6 
+0.2

430 27  70

備考  上記呼び以外の製品の寸法については,当事者間の協

定による。

3.2

両口めがねレンチ  両口めがねレンチの形状は,原則として本体図 12 により,組合せ方及び寸法は,

附属書表 による。


24

M 7615-1987

附属書表 5

単位 mm

二面幅 S

全長

厚さ T

外径 D

S

1

S

2

L

T

1

T

2

D

1

D

2

呼び

基準寸法  許容差

基準寸法

許容差

(約)

(最大)

(最大)

10

×11 10

11

180  9

9.5 18

19

10

×12 10

+0.2 
+0.05

12

180 9  10 18  20

11

×13

11

13

180 9.5

11 19  21.5

12

×14 12

14

200  10

12  20

23

14

×17 14

17

+0.3 
+0.1

220 12  13  23  28

17

×19 17

+0.3 
+0.1

19 245

13

14

28

31

19

×22 19

22

255  14

16.5 31

35

22

×24 22

24

280  16.5  18.5 35

39.5

24

×27 24

27

310  18.5  20.5 39.5  44.5

27

×30 27

30

+0.4

+0.15

330 20.5 21.5 44.5 49.5

30

×32 30

+0.4 
+0.15

32 360

21.5

22

49.5

52

32

×36 32

36

375  22

26  52

62

36

×41 36

+0.6

+0.2

41

+0.6 
+0.2

385 26  27  62  70

備考  上記呼び以外の製品の寸法については,当事者間の協定による。

4.

強さ  本体表 23 に対応する強さは,附属書表 による。

附属書表 6

呼び

10 11 12 13 14 17 19 22 24 27 30 32 36 41

曲げモーメント

N

・m

{kgf

・m}

39.2

{4}

54.9

{5.6}

68.6

{7}

82.4

{8.4}

108

{11}

177

{18}

216

{22}

294

{30}

329

{33.5}

412

{42}

520

{53}

588

{60}

785

{80}

981

{100}

引用規格: 

JIS H 1261

  ベリリウム銅分析方法

JIS H 3260

  銅及び銅合金線

JIS M 7002

  防爆用ベリリウム銅合金製工具類の非着火性試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 2611

  金属材料の光電測光法による発光分光分析方法通則

関連規格:JIS A 8901  つるはし

JIS A 8903

  両口及び片口ハンマ

JIS B 4604

  モンキレンチ

JIS B 4606

  パイプレンチ

JIS B 4609

  ねじ回し

JIS B 4613

  片手ハンマ

JIS B 4614

  プライヤ

JIS B 4623

  ペンチ

JIS B 4630

  スパナ

JIS B 4632

  めがねレンチ


25

M 7615-1987

資源エネルギー部会  鉱山安全用具専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

房  村  信  夫

早稲田大学

網  本  汀  司

財団法人  日本船舶標準協会

池  田  慎  治

鉱業労働災害防止協会

加  藤  正  夫

石油連盟

木  崎      宏

日本石炭協会

北  山  宏  幸

労働省労働基準局

笹  谷      勇

工業技術院標準部

志  賀  四  郎

社団法人  日本保安用品協会

左右田  礼  典

労働省産業医学総合研究所

千  葉  民  治

昭和スパナ製造株式会社

西  田  精  利

日本ガイシ株式会社

西  村  光  一

財団法人  石炭技術研究所

廣  田  卓  司

三木ネツレン株式会社

二  木  久  之

日本鋼管株式会社

山  尾  信一郎

工業技術院公害資源研究所

山  口  太  郎

全国作業工具工業組合

吉  田      貢

三井液化ガス株式会社

(事務局)

西  本  光  徳

工業技術院標準部材料規格課