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日本工業規格

JIS

 M

3906

-1959

コールピックスチール

Coal Pick Steel

1.

適用範囲  この規格は,CA−7 形用炭素鋼コールピックスチール(以下,ピックスチールという。)

について規定する。

2.

種類  ピックスチールは全長の寸法により,表 のとおり 3 種類に区分する。

表 1

単位 mm

種類

記号

全長

備考

I

型 M400 400 鉱山用

II

型 M450  450 鉱山用

III

型 C600  600 土木用

3.

製造方法  ピックスチールは,圧延棒鋼を所要の長さに切断し,鍛造成形後,機械加工および熱処理

を行なうものとする。

4.

品質

4.1

ピックスチールの化学成分は,

表 による。

表 2

化学成分 (%)

種類

C Si Mn P  S

1

種 0.55∼0.70 0.35 以下 0.50 以下 0.030 以下

0.030

以下

2

種 0.70∼0.85 0.35 以下 0.50 以下 0.030 以下

0.030

以下

備考1.  不純物として,各種とも Cu 0.30%,Ni 0.25%,Cr 0.20%をこえてはならな

い。

2.

各種とも 0.25%以下の V を添加してもさしつかえない。

4.2

ピックスチールは品質良好で,鍛造によるまくれ,焼割れなどの欠点があってはならない。

4.3

シャンク部は研摩仕上げとし,他は荒仕上げを原則とする。

4.4

ピックスチールの各部のかたさは,

表 を原則とする。


2

M 3906-1959

表 3

名称

かたさ

(ロックウェル C)

シャンク頭部

45

∼55

身部

30

∼40

刃先部

55

∼60

備考  刃先の焼入は,注文者の要求によ

り行なう。

5.

形状・寸法および許容差  ピックスチールの形状・寸法および許容差は,図 による。

図 1

単位 mm

記号

A

B

C

D

φ

E F

G

φ

H

φ

I

φ

J

K

R

r

寸法および 
許容差

400 450 600 80

5

.

0

0

 80  (60) 26

1

6

0

.

0

0

4

0

.

0

13

12

40

28

21

(25) 60

° 5  15

5

備考1.  CIは基準寸法とし,注文者の要求ある場合は別に定める。

2.

表中かっこ内数値は,岩石用を示す。

6.

試験

6.1

化学分析試験

6.1.1

化学分析試料は,JIS G 0303(鋼材の検査通則)による。

6.1.2

化学分析方法は,つぎの規定による。

JIS G 1201

(鋼および銑鉄の分析方法の通則)

JIS G 1211

(鋼および銑鉄の炭素分析方法)

JIS G 1212

(鋼および銑鉄のけい素分析方法)

JIS G 1213

(鋼および銑鉄のマンガン分析方法)

JIS G 1214

(鋼および銑鉄のりん分析方法)

JIS G 1215

(鋼および銑鉄のいおう分析方法)

JIS G 1216

(鋼および銑鉄のニッケル分析方法)

JIS G 1217

(鋼および銑鉄のクロム分析方法)

JIS G 1219

(鋼および銑鉄の銅分析方法)

JIS G 1221

(鋼および銑鉄のバナジウム分析方法)

6.2

かたさ試験  JIS Z 2245(ロックウェルかたさ試験方法)による。


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M 3906-1959

7.

検査

7.1

外観,寸法,化学分析試験およびかたさ試験の成績は,4.および 5.の規定に適合しなければならない。

7.2

シャンク部の寸法は,

図 に規定する検査用ゲージにより検査を行ない,これに合格しなければな

らない。

図  2

単位 mm

d

記号

種別

寸法

許容差

通り用 26

−0.038 
−0.040

止り用 26

−0.061 
−0.063

8.

表示

8.1

ピックスチールのフランジ部には,製造業者名を表示する刻印を施さなければならない。

8.2

検査に合格したものには,注文者の要求により種類の記号および材質の種類などを明示する。