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日本工業規格

JIS

 M

2504

-1992

鉱山用 I 形鋼及び継目板

I section steels and fish plates for mine

1.

適用範囲  この規格は,鉱山において使用する支保用 I 形鋼(以下 I 形鋼という。)及びこれを使用し

て施枠する剛性鋼枠の継目板(以下,継目板という。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 0303

  鋼材の検査通則

JIS G 1214

  鉄及び鋼中のりん定量方法

JIS G 1215

  鉄及び鋼中の硫黄定量方法

JIS G 1252

  炭素鋼及び低合金鋼の発光分光分析方法

JIS G 1253

  鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法

JIS G 1256

  鉄及び鋼の蛍光 X 線分析方法

JIS G 1257

  鉄及び鋼の原子吸光分析方法

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3192

  熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考値である。

なお,1N/mm

2

は 1MPa である。

2.

種類及び記号

2.1

I

形鋼  I 形鋼の種類及び記号は,表 のとおりとする。

表 1  形鋼の種類及び記号

種類

記号

甲 SMI

105

乙 SMI

115

丙 SMI

125

2.2

継目板  継目板の種類は,表 のとおりとする。

表 2  継目板の種類

種類

適用 I 形鋼

甲 SMI

105

乙 SMI

115

U

丙 SMI

125

M

甲 SMI

105


2

M 2504-1992

種類

適用 I 形鋼

乙 SMI

115

丙 SMI

125

3.

化学成分及び機械的性質  I 形鋼及び継目板の化学成分及び機械的性質は,表 による。

表 3  化学成分及び機械的性質

I

形鋼

継目板

化学成分 %

機械的性質

種類

記号

P S

引張強さ

N/mm

2

{kgf/mm

2

}

伸び

%

化学成分及び機械的性質

甲 SMI

105

乙 SMI

115

丙 SMI

125

0.050

以下 0.050 以下

657 {67}

以上

12

以上

JIS G 3101

の SS 400 又はこ

れ と 同 等 以 上 の も の と す
る。

備考  化学成分は,とりべ分析による。

4.

断面形状,寸法及び質量

4.1

I

形鋼  I 形鋼の断面形状,寸法及び質量は,図 1(a)による。

なお,継目穴をあける場合は,その寸法は

図 1(b)による。

図 1    形鋼

単位 mm

断面寸法

種類

A

B

t

1

t

2

h

r

1

r

2

断面積

(cm

2

)

質量

(kg/m)

105   84

 9

19

7

15

4

28.89

22.7

乙 115

95

11 22 7 16 4  36.51  28.7

丙 125

105

12 24 8 17 4  44.19  34.7

参考  重心の位置,断面二次モーメント,断面二次半径及び断面係

数は,

参考表 に示す。

単位 mm

種類

a

b

c

d

甲 52.5 60 100 24

乙 57.5 60 100 27

丙 62.5 70 120 30


3

M 2504-1992

参考表 1    形鋼の断面特性

重心の位置

cm

断面二次モー

メント  cm

4

断面二次半径

cm

断面係数

cm

3

種類

Cx Cy  Ix  Iy  ix iy Zx Zy 

甲 0 0

490

101

4.12

1.87

93.4

24.1

0

0  732  154 4.48 2.05 127 32.4

0

0 1

050

231 4.87 2.29 168 44.0

4.2

継目板  継目板の断面形状,寸法及び質量は,図 2による。

図 2  形継目板(断面図)

図 3  形継目板(断面図)

単位 mm

種類

a

b

c

t

r

92

35 72  12 16

乙 102

38 78  12 18

U

丙 109

43.5 82.4

12 18

単位 mm

種類

a

b

h

d

e

f

t

r

1

r

2

132

71 36  5 114

72

9 13 5.5

144

74 42  4 124

78  10 18 6.0

M

152

84.5

49.5

4 134

82.4

10 18 6.0

図 4  継目板(側面図)

単位 mm

種類

L

l

1

l

2

l

3

h

g

1

枚の質量

(kg)

甲 400 40 100 120 24  34  4.35

乙 400 40 100 120 27  34  4.81

U

丙 460 40 120 140 30  38  6.15

M

甲 400 40 100 120 24  34  6.33


4

M 2504-1992

単位 mm

種類

L

l

1

l

2

l

3

h

g

1

枚の質量

(kg)

乙 400 40 100 120 27  34  8.01

丙 460 40 120 140 30  38  11.2

備考  Ll

1

l

2

及び l

3

は,弧の長さとする。

単位 m

継目板の曲

率半径  R

1.09 1.20 1.38 1.55 1.80 2.10 2.50 3.30

参考  継目板の曲率半径と鋼枠部材の曲率半径との関係は参考表 に示す。

参考表 2  曲率半径と適用範囲

単位  m

継目板曲率半径

部材曲率半径の適用範囲

1.09 0.93

∼1.11

1.20 1.02

∼1.31

1.38 1.15

∼1.55

1.55 1.28

∼1.76

1.80 1.48

∼2.15

2.10 1.68

∼2.59

2.50 1.95

∼2.34

3.30 2.42

∼4.90

5.

寸法の許容差

5.1

I

形鋼  I 形鋼の寸法の許容差は,表 による。

表 4  形鋼の寸法許容差

単位 mm

区分

寸法の許容差

ウエブの高さ  (A)

± 2.0

フランジの幅  (B)

± 2.0

ウエブの厚さ  (t

1

)

± 0.8

長さ 7 000 以下

+40

    0


長さ 7000 を超えるも

長さ 1 000 又はその端数を増すごと

に,上記+の許容差に 5 を加える。
ただし,最大 120 にとどめる。

穴の径と位置

±1.0

5.2

継目板  継目板の寸法の許容差は,表 による。

表 5  継目板の寸法許容差

単位 mm

区分

寸法の許容差

長さ  (L)

±3.0

穴の相互位置

±1.0

6.

外観  I 形鋼及び継目板には,使用上有害な欠陥があってはならない。ただし,表面に有害な欠陥の

ある場合は,JIS G 3192 の 9.(外観)の規定によって,補修を行うことができる。


5

M 2504-1992

7.

試験  I 形鋼の試験は,次による。ただし,継目板材料の試験は,JIS G 3101 による。

(1)

分析試験

(1.1)

分析試験の一般事項及び分析試料のとり方は,JIS G 0303 の 3.(化学成分)の規定による。

(1.2)

分析方法は,次のいずれかによる。

(a)  JIS G 1214

(b)  JIS G 1215

(c)  JIS G 1252

(d)  JIS G 1253

(e)  JIS G 1256

(f)  JIS G 1257

(2)

機械試験

(2.1)

機械試験の一般事項は,JIS G 0303 の 4.(機械的性質)の規定による。ただし,供試材のとり方は

A

類によって,試験片の数及び採取位置は,次による。

(a)

試験片の数は,同一溶鋼及び同一種類に属するものを一括して 1 個とする。ただし,50t を超えると

きは 2 個とする。

(b)

試験片の採取位置は,

図 による。

図 5  試験片採取位置

(2.2)

引張試験片は,JIS Z 2201 に規定する 1A 号試験片を用いる。

(2.3)

引張試験方法は,JIS Z 2241 による。

8.

検査

8.1

化学成分,機械的性質,形状,寸法,質量及び外観の検査は,3.6.の規定に適合しなければならな

い。

8.2

再検査  引張試験で合格にならなかった I 形鋼及び継目板材料は,JIS G 0303 の 4.4(再試験)の規

定によって再試験を行って合否を決定する。

9.

製品の呼び方

9.1

鉱山用 I 形鋼は名称及び種類,又は記号による。

1.  鉱山用 I 形鋼甲

2. SMI

105

9.2

継目板は名称及び種類,又は適用 I 形鋼及び形状区分による。

1.  鉱山用 I 形鋼継目板 U 形甲


6

M 2504-1992

2. SMI

105U

10.

表示

10.1  I

形鋼には 1 本ごと又は 1 結束ごとに,次の項目を適切な方法で明示しなければならない。

(1)

種類の記号

(2)

製造業者名又はその略号

10.2

継目板には,継目板腹部の内面に,継目板の曲率半径を刻印で次の例によって明示しなければなら

ない。

例 109