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M 0103

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本産業

機械工業会(JSIM)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS M 0103:1968 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


M 0103

:2003

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  分類

1

3.

  定義

2

 


(1) 

日本工業規格

JIS

 M

0103

:2003

ボーリング用機械・器具用語

Glossary of terms for drilling equipments and tools

1.

適用範囲  この規格は,鉱業,建設業などで行う一般地質調査,グラウト孔のせん孔,さく井などに

使用する回転式ボーリング用機械・器具の用語(以下,用語という。

)について規定する。

2.

分類  用語の分類は,次による。

a)

基本

b)

機械

c)

ビット類

1)

ビット

2)

ダイヤモンドビット

3)

メタルビット

4)

リーミングシェル

5)

その他のビット

d)

コアバレル

1)

シングルチューブコアバレル

2)

ダブルチューブコアバレル

3)

ワイヤラインコアバレル

4)

マッドチューブ

e)

ボーリングロッド及びウオータスイベル

1)

ボーリングロッド

2)

ウオータスイベル

f)

昇降器具

1)

滑車

2)

ワイヤロープ付属器具

3)

昇降具

g)

保持器具

h)

孔壁保護器具

1)

ドライブパイプ

2)

ケーシング

3)

ケーシング関係器具

i)

事故回復器具

1)

タップ


M 0103

:2003

(2)

2)

その他の器具

3.

定義  用語及び定義は,次のとおりとする。

なお,参考として対応英語を示す。また,定義の文章の中で用語の後の丸括弧の数字は,この規格にお

ける用語の番号を示す。

a)

基本

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

1101 

ボーリング 

ビット (3101) に回転と推力を与えて地盤又は構

築物にあな(孔)をあけること。

boring

drilling

試すい

せん孔 
さく孔

1102 

コア 

コアビット (3102) で切り取った円柱状の試料。

core

1103 

コアリング 

ボーリング (1101) でコア(1102)を採取すること。 coring

1104 

ノンコアリング 

ボーリング (1101) でコア (1102) を採取しない

こと。

noncoring

1105 

リーミング 

ボーリング (1101) で孔径を拡大すること。 reaming

b)

機械

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

2101 

ボーリングマシン 

ボーリング (1101) に使用する機械。

回転,給進装置を備えたスイベルヘッド (2105),
ボーリングホイスト (2109),トランスミッショ
ン,原動機などで構成する。

boring

machine

drilling

machine

試すい機

せん孔機 
さく孔機

2102 

スピンドル型 
ボーリングマシン 

スイベルヘッド (2105) に組み込まれたスピンド
ルがスライド移動する方式のボーリングマシン

(2101)

図 2102 参照]。

spindle type

  boring 
  machine

2103 

パワードライブ型 
ボーリングマシン 

スイベルヘッド (2105) がドライブシャフトに沿
ってスライド移動する方式のボーリングマシン

(2101)

図 2103 参照]。

power drive

  type boring

  machine

ドライブヘ
ッド型ボー

リングマシ

2104 

パワースイベル型 
ボーリングマシン 

駆動装置を搭載したスイベルヘッド (2105) がス

ライド移動する方式のボーリングマシン(2101)

図 2104 参照]。

power swivel

  type boring 
  machine

トップドラ

イブ型ボー
リングマシ

2105 

スイベルヘッド 

ボーリングマシン (2101) の掘進部で,ボーリン
グロッド (5101) に回転及び推力を与える装置。

ギヤケース,スピンドル,チャック,給進装置な
どで構成する。 
給進装置には,ハイドロリックフィード,スクリ

ューフィード,ハンドフィード及びこれらを併用
したものがある。

swivel head

2106 

ハイドロリック 
フィードスイベル 
ヘッド 

油圧アクチュエータによってスピンドルを前進

又は後退させる機能をもつスイベルヘッド(2105)

図 2102 参照]。

hydraulic feed

  swivel head

2107 

ス ク リ ュ ー フ ィ ー 
ドスイベルヘッド 

ねじを切ったスピンドルにフィードナットを組
み合わせ,両者の回転速度の差を調整することに
よってスピンドルを前進又は後退させる機能を

もつスイベルヘッド (2105)[

図 2107 参照]。

screw feed

  swivel head


M 0103

:2003

(3) 

 

図 2103  パワードライブ型ボーリングマシン

 
 
 
 
 
 
 
 

図 2107  スクリューフィードスイベルヘッド

スイベルヘッド

図 2102  スピンドル型ボーリングマシン

図 2104  パワースイベル型ボーリングマシン


M 0103

:2003

(4)

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

2108 

ハ ン ド フ ィ ー ド ス 
イベルヘッド 

レバー又はハンドルを操作してピニオンを回転
させ,ラックに連結したスピンドルを前進又は後

退させる機能をもつスイベルヘッド (2105)[

2108

参照]

hand feed

  swivel head

2109 

ボーリング 
ホイスト 

ボーリングロッド (5101),コアバレル,ビット

(3101)

などの掘削器具を昇降するために使用す

る巻上げ装置。 
ドラム形,コンプーリ形がある[

図 2109 参照]。

hoist

2110 

ドラム型ホイスト 

円筒状の巻胴を回転させてワイヤロープで巻き
取るホイスト[

図 2109 参照]。

drum hoist

図 2109  ボーリングホイスト

図 2108  ハンドフィードスイベルヘッド


M 0103

:2003

(5) 

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

2111 

コンプーリ型 
ホイスト 

回転している鼓形の巻胴にロープを2∼3回巻
き付け,ロープを引く力を調整することによって

パイプの打込み,打上げ作業及び器具の巻上げに
使用するホイスト[

図 2109 参照]。

cathead

2112 

ワイヤライン 
ホイスト 

ワイヤラインコアバレル (4301) のインナチュー

ブ (4204)  及 び ワ イ ヤ ラ イ ン オ ー バ シ ョ ッ ト

(4303)

を昇降させるホイスト。ボーリングマシン

取付型と別置型がある[

図 2112 参照]。

wire line hoist

2113 

ロッドプラー 

空圧又は油圧シリンダのピストンロッドに取り
付けたグリップによって,ボーリングロッド

(5101)

を昇降させる装置[

図 2107 参照]。

rod puller

2114 

ボーリングポンプ 

ボーリング (1101) で切くず(屑)の排出とビッ
ト (3101) の刃先を冷却するためにボーリングロ

ッド (5101) を通して清水又は泥水を送るポン
プ。 
型式はピストン式,プランジャ式が多い[

図 2114

参照]

boring pump

2115 

ピストン式 
ボーリングポンプ 

シリンダ内を往復動するピストンの両側に吸入,

吐出し弁を備えた復動式ポンプ[

図 2114 参照]。

piston type

  boring pump

2116 

プランジャ式 
ボーリングポンプ 

シリンダ内を往復動するプランジャの片側に吸
入,吐出し弁を備えた単動式ポンプ。

plunger type

  boring pump

2117 

マッドミキサ 

ボーリング (1101) の循環泥水を作るかくはん
機。

ベントナイトや他の材料と水を混合する。 
かくはん翼が槽の中で回転するものが多い[

2117

参照]

また,ポンプの圧力水を利用したジェット式もあ
る。

mud mixer

2118 

ボーリングやぐら 

掘削器具の昇降作業を行うために使用するやぐ

ら[

図 2118 参照]。

derrick mast

2119 

サブストラクチャ 

ボーリングやぐら (2118),ボーリングマシン

(2101)

などを,地上所定の高さに設置するための

下部構造物[

図 2118 参照]。

substructure

2120 

ダウンザホール 
ハンマ 

ボーリングロッド (5101) の先端に取り付け,エ

ア又はその他の流体によって内部のピストンが
往復運動し  ,ビットに衝撃を与える孔内使用の
ハンマ[

図 2120 参照]。

down the hole

  hammer


M 0103

:2003

(6)

図 2112  ワイヤラインホイスト(別置型)

図 2114  ボーリングポンプ(ピストン式)

図 2117  マッドミキサ

      図 2118  ボーリングやぐら

図 2120  ダウンザホールハンマ


M 0103

:2003

(7) 

c)

ビット類

1)

ビット

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3101 

ビット 

ボーリング (1101) に使用するきり。

コア (1102) 採取のために環状に掘削する刃をも
つコアビット (3102) と,全断面を掘削するノン
コアリングビット (3103) がある。

刃先の材質にダイヤモンドを使用したダイヤモ
ンドビット,メタルチップ・硬質合金などを使用
したメタルビットがある。

bit

3102 

コアビット 

コア (1102) 採取のために環状に地盤を掘削する
刃先をもつビット (3101)。 
刃先の材質によってダイヤモンドコアビット

(3201)

とメタルクラウン (3301) などがある。

coring bit

3103 

ノンコアリング 
ビット 

コア (1102) を必要としない掘削目的に使用する

全断面を掘削するビット (3101)。

non coring bit

3104 

ケーシングビット 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続して掘
削し,ケーシングチューブ (8201) を所定の位置

に設置するために使用するビット(3101)。 
形状はコアビット (3102) と同じであるが肉厚が
薄い。

ダイヤモンドケーシングビット (3209) とケーシ
ングメタルビット (3311) がある。

casing bit

3105 

ケーシングシュー 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続し,既
に掘った孔をさらいながらケーシングチューブ

(8201)

を所定の位置に設置するための刃先。

ケ ー シ ン グ 内 で 回 転 す る ボ ー リ ン グ ロ ッ ド

(5101)

などを保護するために内周には刃を植え

付けていない。

ダイヤモンドケーシングシュー (3210) とケーシ
ングメタルシュー (3312) がある。

casing shoe


M 0103

:2003

(8)

2)

ダイヤモンドビット

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3201 

ダイヤモンド 
コアビット 

刃 先 に ダ イ ヤ モ ン ド を 使 用 し た コ ア ビ ッ ト

(3102)

主に硬岩,中硬岩の掘削に使用する。

サーフェイスセットビット[

図 3202 参照]とイ

ンプリグネイテッドビット[

図 3203 参照]があ

る。

diamond

  coring bit

3202 

サーフェイスセット 
ダイヤモンド 
コアビット 

ダイヤモンド粒を表面に植え付けて作ったコア
ビット (3102)。 
主に硬岩,中硬岩の掘削に使用する。形状は円筒

状で,ダイヤモンド植え付け部,胴部,ねじ部か
らできている。 
刃部の輪郭にはラウンドタイプ[

図 3202a)  b)参

照]

,ステップタイプ[

図 3202 c)参照]などがあ

る。 
使用目的別には,シングルチューブコアバレル

(4101)

用とダブルチューブコアバレル(4201)用

があり,シングルチューブコアバレル(4101)用に
は,内部にコアリフタを装着できるベベルウオー

ルタイプと,装着しないストレートウオールタイ
プとがある。

surface set

  diamond 
  coring bit

サーフェイ
スビット

3203 

ダイヤモンド 
インプリグネイテッ
ドコアビット 

ダイヤモンドの粉末を金属粉末と混合して作っ
たコアビット (3102)。主に硬岩及び破砕帯の掘削
に使用する[

図 3203 参照]。

使用目的別には,シングルチューブコアバレル

(4101)

用とダブルチューブコアバレル (4201)

用があり,シングルチューブコアバレル (4101)

用にはベベルウオールタイプとストレートウオ
ールタイプとがある。

diamond

  impregnated 
  coring bit

インプリビ
ット

3204 

ダイヤモンド 
コンケーブビット 

主に中硬岩,軟岩の掘削に使用するノンコアリン

グビット (3103)。サーフェイスセットのものが多
い。 
形状は中央部がくぼんでおり,表面にダイヤモン

ド粒を植え付けている[

図 3204 参照]。

diamond

  concave bit

3205 

ダイヤモンド 
コンベックスビット 

主に中硬岩,軟岩の掘削に使用するノンコアリン

グビット (3103)。サーフェイスセットのものが多
い。 
形状は先端部が半球形をしており,表面にダイヤ

モンド粒を植え付けている[

図 3205 参照]。

diamond

  convex bit

3206 

ダイヤモンド 
パイロットビット 

主に硬岩,中硬岩の掘削に使用するノンコアリン
グビット (3103)。サーフェイスセットのものが多

い。 
形状はビット (3101) の中央部が突き出ており,
この面にダイヤモンド粒を植え付けている。

上段面が先進してパイロットの役割をし,下段面
で拡孔しながら掘削するので孔曲がりが少ない

図 3206 参照]。

diamond pilot

  bit


M 0103

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(9) 

      図 3202  サーフェイスセット  ダイヤモンドコアビット

図 3203  ダイヤモンドインプリグネイテッド  コアビット 

              図 3204              図 3205                  図 3206               

              ダイヤモンド        ダイヤモンド              ダイヤモンド

            コンケーブビット    コンベックスビット        パイロットビット

  a)                  b)                c) 

  a)

                    b) 


M 0103

:2003

(10)

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3207 

ダイヤモンド 
テーパビット 

主に硬岩,中硬岩の掘削に使用するノンコアリン
グビット (3103)。サーフェイスセットのものが多

い。 
形状は胴部が円すい(錐)状になっており,先端
はくぼんでいて,この面及び円錐面にダイヤモン

ド粒を植え付けている[

図 3207 参照]。

diamond

  tapered bit

3208 

ダイヤモンド 
リーミングビット 

既に掘った孔の径を拡大するビット (3101)。 
ビット (3101) の中央部に棒状の案内を付けたも

の[

図 3208 参照]。

diamond

  reaming bit

3209 

ダイヤモンド 
ケーシングビット 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続して掘

削し,ケーシングチューブ (8201) を所定の位置
に設置するために使用するビット。 
形状はダイヤモンドコアビット (3201) と同じで

あるが肉厚が薄い[

図 3209 参照]。

diamond

  casing bit

3210 

ダイヤモンド 
ケーシングシュー 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続し,既
に掘った孔をさらいながらケーシングチューブ

(8201)

を所定の位置に設置するために使用する

刃先。 
形状はダイヤモンドケーシングビット (3209) と

同じであるが,内周にはダイヤモンド粒を植え付
けていない[

図 3210 参照]。

diamond

  casing shoe

      図 3207                図 3208                  図 3209                  図 3210 

ダイヤモンド            ダイヤモンド              ダイヤモンド            ダイヤモンド 
テーパビット          リーミングビット          ケーシングビット        ケーシングシュー


M 0103

:2003

(11) 

3)

メタルビット

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3301 

メタルクラウン 

主に中硬岩,軟岩,未固結たい(堆)積層の掘削
に使用する刃先にメタルチップを植え付けてい
るコアビット (3102)。

形状は円筒状をしており,コアチューブ (4103),
コアシェル (4107) などに接続して使用する[

3301

参照]

cemented

  carbide bit

メタルビッ

3302 

ブランククラウン 

メタルクラウン (3301) にメタルチップを植え付
けてないもの[

図 3302 参照]。目的に応じてメタ

ルチップを植え付ける。

bit blank

3303 

メタルチップ 

ボーリング (1101) に使用する超硬チップ等の総
称。

ビット (3101) の刃先として使用するほか,ロッ
ドホルダの刃部,カップリングの外周などに植え
て耐摩耗性を増すために使用する[

図 3303 

照]

metal tip

cemented

  carbide tip

メタル

3304 

ウイングクラウン 

メタルクラウン (3301) の外周に羽根を付けたコ
アビット (3102)。

軟質地盤に大きな孔をあける場合[

図 3304  a)参

照]

,又は粘土層などで孔壁とコアチューブ(4103)

の間げきを大きくして切屑の排出を良くする場

合[

図 3304 b)参照]などに使用する。

winged coring

  bit

3305 

カッタクラウン 

主に軟質地層の掘削に使用するのこ刃状の刃先

をもつコアビット (3102)。 
形状は円筒状で,コアチューブ (4103) に接続し
て使用する。

刃先は硬化処理するか,又は硬質合金を溶接若し
くはろう付けする[

図 3305 参照]。

saw tooth bit

3306 

フィッシュテール 
ビット 

主に軟質地盤,砂利層の掘削に使用する魚の尾の

ような形をしたビット (3101)。 
刃先に硬質合金を溶接又はろう付けしたものと,
メタルチップ (3303) を植え付けたものとがあ

る。 
ボ ー リ ン グ ロ ッ ド  (5101) 又 は ド リ ル カ ラ ー

(5103)

に接続して使用する[

図 3306 参照]。

fish tail bit

3307 

フラットビット 

主に軟質地盤,軟岩の掘削に使用する先端が平ら
になっているビット (3101)。

フィッシュテールビット (3306) の一種で,刃先
に硬質合金を溶接又はろう付けしたものとメタ
ルチップ (3303) を植え付けたものとがある。

ボ ー リ ン グ ロ ッ ド  (5101) 又 は ド リ ル カ ラ ー

(5103)

に接続して使用する[

図 3307 参照]。

flat bit


M 0103

:2003

(12)

                      図 3301                    図 3302                  図 3303 

                    メタルクラウン              ブランククラウン            メタルチップ 

図 3304                                  図 3305 

ウイングクラウン                          カッタクラウン

 
 

  図 3306  フィッシュテールビット                    図 3307  フラットビット 

  a)                    b) 


M 0103

:2003

(13) 

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3308 

ウイングビット 

主に砂利層,玉石層の掘削に使用する3∼6枚の
羽根をもつビット (3101)。

刃先に硬質合金を溶接又はろう付けしたものと
メタルチップ (3303) を植え付けたものとがある

図 3308 a)参照]。

また,上下2段の切削面をもつパイロットタイプ
のもの[

図 3308 b)参照]もある。

wing bit

3309 

ロッドクラウン 

発破孔,グラウト孔などの掘削に使用する刃先径
がボーリングロッド (5101) よりやや大きいビッ
ト (3101)。

形状は厚肉円筒状で,メタルチップ (3303) を植
え付けている[

図 3309 参照]。

cemented

  carbide rod 
  bit

ロッドビッ

3310 

リーミングビット 

既に掘った孔を拡孔するビット (3101)。 
形状はビット (3101) の先端に案内が付いてお

り,切削面にはメタルチップ (3303) を植え付け
ている。 
作業によっていろいろな形状のものが作られる

図 3310 参照]。

reaming bit

拡孔ビット

3311 

ケーシング 
メタルビット 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続して掘

削し,ケーシングチューブ (8201) を所定の位置
に設置するために使用するビット。 
形状はメタルクラウン (3301) と同じであるが肉

厚が薄い[

図 3311 参照]。

cemented

  carbide 
  casing bit

3312 

ケーシング 
メタルシュー 

ケーシングチューブ (8201) の先端に接続し,既
に掘った孔をさらいながらケーシングチューブ

(8201)

を所定の位置に設置するために使用する

刃先。 
形状はケーシングメタルビット (3311) と同じで
あるが,内周にはメタルチップ (3303) を植え付

けていない[

図 3312 参照]。

cemented

  carbide 
  casing shoe

3313 

ケーシング 
ブランクシュー 

ケーシングメタルシュー (3312) にメタルチップ

(3303)

を植え付けていないもの。地層に合わせて

メタルチップを植え付けて使用する。

casing shoe

  blank


M 0103

:2003

(14)

図 3308  ウイングビット                          図 3309  ロッドクラウン 

  図 3310  リーミングビット      図 3311  ケーシングメタルビット      図 3312  ケーシングメタルシュー 

  a)

                    b) 


M 0103

:2003

(15) 

4)

リーミングシェル

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3401

リーミングシェル 

ビ ッ ト  (3101) で 掘 削 す る と 同 時 に , ビ ッ ト

(3101)

の後部に取り付け側面切削を並行して行

い,孔径を一定に維持するために使用する。

形状は円筒状で,胴部外周にダイヤモンド又はメ
タルチップ (3303) を植え付けている。 
ダイヤモンドリーミングシェル (3402) とメタル

リーマ (3403) がある。

reaming shell

3402

ダイヤモンド 
リーミングシェル 

ダイヤモンドを側面切削刃先材とするリーミン
グシェル (3401)。

サーフェイスセットタイプとインプリグネーテ
ッドタイプがある。 
また,サーフェイスセットタイプには,外周全面

にダイヤモンド粒を植え付けたバランスタイプ

図 3402  a)参照]と,ダイヤモンド粒を植え付

けた小片を外周の数箇所にろう付けしたインサ

ートタイプ[

図 3402 b)参照]がある。

diamond

  reaming shell

3403

メタルリーマ 

メタルチップ (3303) や硬質合金を側面切削用刃

先材とするリーミングシェル (3401)[

図 3403 

照]

cemented

  carbide 
  reaming shell

3404

ダイヤモンド 
ケーシング 
リーミングシェル 

ダイヤモンドケーシングビット (3208) 又はダイ

ヤモンドケーシングシュー (3210) に接続して使
用するリーミングシェル (3401)。 
形状はダイヤモンドリーミングシェル (3402) と

同じで,肉が薄くなっており,バランスタイプと
インサートタイプがある[

図 3404 参照]。

diamond

  reaming shell 
  for casing

ケーシング

リーマ

3405

ダイヤモンド 
テーパリーミング 
シェル 

ダイヤモンドビットに接続して使用する拡孔用
のリーミングシェル (3401)。 
形状は胴部が長い円錐状になっており,この面に

ダイヤモンド粒を植え付けている[

図 3405 

照]

tapered

  diamond 
  reaming shell

テーパリー


M 0103

:2003

(16)

      図 3402  ダイヤモンドリーミングシェル          図 3403  メタルリーマ 

  図 3404  ダイヤモンドケーシングリーミングシェル        図 3405  ダイヤモンドテーパリーミングシェル 

  a)                    b) 


M 0103

:2003

(17) 

5)

その他のビット

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

3501 

ローズビット 

孔中に残った器具類,岩の破片などをすりつぶす
ために使用するビット (3101)。形状は円筒状で,
先端部表面全体に刃を切っており,刃先は硬化処

理してある。 
ボーリングロッド (5101) に接続して使用する

図 3501 参照]。

rose bit

3502 

チョッピング 
ビット 

孔底に残ったコア (1102),メタルチップ (3303)
の破片などを衝撃によって砕くために使用する
ビット (3101)。

刃先が十文字になっているクロスチョッピング
ビット[

図 3502  a)参照]のほかに,一文字にな

っているストレートチョッピングビット

図 3502

b)

参照]と刃先が偏っているオフセットチョッピ

ングビット[

図 3502 c)参照]がある。

ボーリングロッド (5101) に接続して使用する。

chopping bit

3503 

ローラコーン 
ビット 

刃のついた円錐形のコーンをボディにベアリン
グを介して取り付けており,岩石に押し付けてボ

ディを回転させることによってコーンが岩石表
面を転がって岩石を切削するビット。 
コーンの数が 3 個のものが多く,スリーコーンビ

ットと呼ばれる。刃の形式によってインサート型
とミルツース型がある[

図 3503 参照]。

roller cone bit

3504 

ハンマビット 

ダウンザホールハンマ (2120) など衝撃式掘削に

使用するビット (3101)[

図 3504 参照]。

hummer bit


M 0103

:2003

(18)

図 3501  ローズビット                              図 3502  チョッピングビット

図 3503  ローラコーンビット

図 3504  ハンマビット

  a)                            b)                        c) 


M 0103

:2003

(19) 

d)

コアバレル

1)

シングルチューブコアバレル

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4101 

シングルチューブ 
コアバレル 

コア (1102) を採取する器具で,コアチューブ

(4103)

とコアチューブカップリング (4102) と

を組み合わせたもの。 
コアチューブカップリング (4102) を使用せず,

コアチューブ (4103) に直接ボーリングロッド

(5101)

のねじを切ったものもある[

図 4101 

照]

single tube

  core barrel

4102 

コアチューブ 
カップリング 

コ ア チ ュ ー ブ  (4103) と ボ ー リ ン グ ロ ッ ド

(5101)

を接続する継手[

図 4102 参照]。

head for single

  core tube

4103 

コアチューブ 

コア (1102) を収納する鋼管。 
一方はビット (3101),リーミングシェル (3401)
などと接続し,他方はコアチューブカップリング

(4102)

と接続して使用する[

図 4103 参照]。

core tube

4104 

プロロング 
カップリング 

コアチューブ (4103) を延長するときにコアチュ
ーブ (4103) とコアチューブ (4103) を接続する

継手[

図 4104 参照]。

prolong

  coupling

4105 

コアシェル 
コンプリート 

コア (1102) を孔中から引き上げるために使用す

る器具。 
コアリフタを内蔵したコアシェル (4107) とコア
シェルカップリング (4106) からなり,ビット

(3101)

とコアチューブ (4103) の間に接続して

使用する[

図 4105 参照]。

core shell

  complete

4106 

コアシェル 
カップリング 

コアシェル (4107) とコアチューブ (4103) を接

続する継手[

図 4105 参照]。

core shell

  coupling

4107 

コアシェル 

コアリフタ (4108) を内蔵するケース。

円筒の内部にテーパが付いており,両端にねじが
切ってある[

図 4105 参照]。

core shell

4108 

コアリフタ 

コア (1102) の脱落を防ぐために使用する,内面

にたて溝の入った環状のスプリング。 
外面にはテーパが付いており,コアシェル (4107)
と同時に使用する[

図 4108 参照]。

core lifter

ブレーカリ

ング


M 0103

:2003

(20)

図 4101  シングルチューブコアバレル

図 4102  コアチューブカップリング                        図 4103  コアチューブ

図 4104  プロロングカップリング                    図 4105  コアシェルコンプリート

図 4108  コアリフタ


M 0103

:2003

(21) 

2)

ダブルチューブコアバレル

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4201 

ダブルチューブ 
コアバレル 

コアの採取率を良くするために使用する二重管
式のコアバレル。 
スイベルタイプ[

図 4201 a)参照]とリジットタ

イプ[

図 4201 b)参照]がある。

スイベルタイプのものは軸受を内蔵しており,ア
ウタチューブ (4203) が回転してもインナチュー

ブ (4204) は共回りしない。 
リジットタイプのものは継手が一体になってお
り,アウタチューブ (4203) とインナチューブ

(4204)

が共回りする。

double tube

  core barrel

ダブルコア
チューブ

4202 

ダブルチューブ 
コアバレルヘッド 

ダブルチューブコアバレル (4201) の頭部器具。
一方にボーリングロッド (5101) と接続するねじ

が,他方にアウタチューブ (4203) 及びインナチ
ューブ (4204) と接続するねじが切ってある[

4202

参照]

head for

  double tube

  core barrel

4203 

アウタチューブ 

ダブルチューブコアバレルの外管。 
一方はコアバレルヘッドと接続し,他方はリーミ

ングシェル (3401) に接続する。

outer tube

外管

4204 

インナチューブ 

ダブルチューブコアバレル (4201) の内管。 
一方はコアバーレルヘッドと接続し,他方はエク

ステンションチューブ (4205) 又はコアリフタケ
ース (4206) に接続する。

inner tube

内管

4205 

エクステンション 
チューブ 

イ ン ナ チ ュ ー ブ  (4204) と コ ア リ フ タ ケ ー ス

(4206)

の間に接続する短管。

インナチューブ (4204) 先端部の損耗が多いの

で,この部分だけ取り替えて使用するもの[

4205

参照]

extention tube

4206 

コアリフタケース 

コアリフタ (4108) を内蔵し,内側にテーパのつ

いたケース。 
エクステンションチューブ (4205) 又はインナチ
ューブ (4204) に接続して使用する[

図 4206 

照]

core lifter case


M 0103

:2003

(22)

図 4201  ダブルチューブコアバレル

                  a)                                                      b)

図 4202  ダブルチューブコアバレルヘッド

図 4205  エクステンションチューブ                  図 4206  コアリフタケース

a) 

b)


M 0103

:2003

(23) 

3)

ワイヤラインコアバレル

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4301 

ワイヤライン 
コアバレル 

ダブルチューブコアバレル (4201) の一種で,ア
ウタチューブ (4203) を孔内に残したままインナ
チューブ (4204) だけを着脱できるコアバレル。

インナチューブ (4204) の取出しはワイヤライン
オーバショット (4303) を取り付けたワイヤロー
プを巻き上げることによって行う。

ボーリングロッド (5101) はワイヤライン専用の
ものを使用する[

図 4301 参照]。

wireline core

  barrel

4302 

ワイヤライン 
インナチューブ 
ヘッド 

ワイヤラインインナチューブの頭部器具。

アウタチューブ (4203) 内の所定の位置に固定す
る機構をもち,上部はワイヤラインオーバショッ
ト (4303) に連結できるようになっている[

4302

参照]

inner tube

  head for 
  wireline core 
  barrel

4303 

ワイヤライン 
オーバショット 

ワイヤラインコアバレル (4301) のインナチュー

ブ (4204) を引き出すための器具。 
一 方 が イ ン ナ チ ュ ー ブ ヘ ッ ド ワ イ ヤ ラ イ ン

(4302)

の上部に連結でき,他方にワイヤロープを

取り付ける金具が付いている[

図 4303 参照]。

wireline

  overshot


M 0103

:2003

(24)

4301

ワイヤライン

コア

バレル

4302

ワイヤライン

イン

ナチュー

ブヘッ

4303

ワイヤライン

オー

バショッ


M 0103

:2003

(25) 

4)

マッドチューブ

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

4401 

マッドチューブ 

二重管構造の切くず採取器具。 
外管に小さな穴を多数あけ,ここから切くずを取
り込む。

内管は流体を通す。 
ボ ー リ ン グ ロ ッ ド  (5101) と コ ア チ ュ ー ブ

(4103)

の間に接続して使用する[

図 4401 参照]。

mud barrel

  closed sludge 
  barrel

4402 

セジメント 
チューブ 

コアチューブ (4103) の上部に取り付けて,切く
ずを採取する管。 
片側は左ねじで,セジメントチューブカップリン

グ (4403) に接続する[

図 4402 参照]。

sediment tube

  sludge barrel

4403 

セジメント 
チューブカップリン
 

コ ア チ ュ ー ブ  (4103) と セ ジ メ ン ト チ ュ ー ブ

(4402)

を接続し,更にボーリングロッド (5101)

を接続する継手。 
セジメントチューブ (4402) と接続する部分は左

ねじになっている[

図 4403 参照]。

head for

  sludge barrel

セジメント

カップリン


M 0103

:2003

(26)

図 4401  マッドチューブ

図 4402  セジメントチューブ

図 4403  セジメントチューブカップリング


M 0103

:2003

(27) 

e)

ボーリングロッド及びウオータスイベル

1)

ボーリングロッド

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

5101 

ボーリングロッド 
 

回転及び推力をビット (3101) に伝え,流体を刃

先に供給する掘管。 
厚さが一様なパラレルウォール[

図 5101 a)参照]

と,ねじ部だけが厚くなっているアプセットウォ

ール[

図 5101 b)参照]がある。

また,カップリングによって接続するもの[

5101 ab)

参照]

とカップリングを使用しないもの

図 5101 c)参照]がある。

boring rod

drill rod

5102 

ロッド 
カップリング 

ボーリングロッド (5101) を接続する継手[

5102

参照]

rod coupling

5103 

ドリルカラー 

孔曲がりの防止及びビット (3101) の推力を増す
ために使用する肉厚管。

ビット (3101) の上部に接続して使用する[

5103

参照]

drill collar

5104 

ロッド 
レジューサ 

ね じ の サ イ ズ が 異 な っ た ボ ー リ ン グ ロ ッ ド

(5101)

を接続する継手[

図 5104 参照]。

rod reducer

ロッドサブ

5105 

ロッド 
チェックバルブ 

流体がボーリングロッド (5101) 内を逆流するの

を防ぐためのバルブ。 
湧水激しい地盤の掘削,上向きの掘削などで,ボ
ーリングロッド (5101) の間に接続して使用する

図 5105 参照]。

rod check

  valve


M 0103

:2003

(28)

図 5101  ボーリングロッド

図 5102  ロッドカップリング                      図 5103  ドリルカラー

図 5104  ロッドレジューサ                        図 5105  ロッドチェックバルブ

b) 

a) 

c) 


M 0103

:2003

(29) 

2)

ウオータスイベル

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

5201 

ウオータスイベル 

ポンプからの流体を回転しているボーリングロ
ッド (5101) 内部に送るための器具。 
ボーリングロッド (5101) の上部に接続して使用

する。 
スピンドル,軸受,パッキンなどで構成する[

5201

参照]

water swivel

5202 

ホイスチング 
ウオータスイベル 

つり輪の付いたウオータスイベル (5201)。 
深堀りのボーリング (1101) などで,ボーリング
ロッド (5101) をつり,ビット (3101) にかかる

推力を調整しながら掘削を行うときに使用する

図 5202 参照]。

water swivel

  with bail

5203 

ワイヤライン 
ウオータスイベル 

ワイヤライン工法で水平又は緩傾斜ボーリング
を行う場合に使用するウオータスイベル(5201)。
ワ イ ヤ ロ ー プ を 取 り 付 け た オ ー バ シ ョ ッ ト

(4303)

を水圧で送り込み,又はインナチューブ

(4204)

を回収するときに使用する[

図 5203 参照]。

wireline

  water swivel

      図 5201  ウオータスイベル                  図 5202  ホイスチングウオータスイベル


M 0103

:2003

(30)

図 5203  ワイヤラインウオータスイベル

f)

昇降器具

1)

滑車

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

6101 

クラウンブロック 

ボーリング用やぐら (2118) の頂部に取り付ける
滑車装置。

掘削器具の昇降に使用し,滑車,軸,軸受などで
構成する[

図 6101 参照]。

crown block

ヘッドプー

6102 

デリックブロック 

ボーリング用やぐら (2118) の頂部につり下げ,

掘削器具の昇降に使用する滑車装置。 
滑車,軸,枠,フックなどで構成する[

図 6102

参照]

tripod sheave

block in

  derrick

6103 

トラベリング 
ブロック 

巻上機能力を倍増させるために使用する動滑車
装置。

二重,三重滑車などもある[

図 6103 参照]。

travelling

  block

ランニング
ブロック

6104 

スナッチブロック 

軽量な器具,荷物の上げ降ろし,移動などに使用
する滑車装置。

滑車,軸,枠,フックなどで構成し,枠の側板が
開き,ここからロープを挿入できるようになって
いる[

図 6104 参照]。

snatch block


M 0103

:2003

(31) 

図 6101  クラウンブロック        図 6102  デリックブロック      図 6103  トラベリングブロック

図 6104  スナッチブロック


M 0103

:2003

(32)

2)

ワイヤロープ付属器具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

6201 

ホイスチングフック 

器具の昇降に使用するかぎ金具。ワイヤロープに
接続する。

hoisting hook

6202 

ホイスチング 
ウエイト 

ボーリング (1101) の昇降作業で,ホイスチング

フック (6201) を円滑に下降させるためのおも
り。 
おもりの中央にワイヤロープを通す穴のあいて

いるもの[

図 6202 a)参照],両端につり輪のつい

たもの[

図 6202 b)参照]などがある。

hoisting

  weight

6203 

ロープソケット 

ワイヤロープに他の器具を接続する金具

図 6203

参照]

スイベル機構を内蔵したものもある。

rope socket

cable clevis

          a)                        b)                            図 6203  ロープソケット

            図 6202  ホイスチングウエイト


M 0103

:2003

(33) 

3)

昇降具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

6301 

ホイスチング 
スイベル 

ボーリングロッド (5101),ケーシングチューブ

(8201)

などの昇降に使用する回転自在のつり具。

下部にはボーリングロッド (5101) 用のねじが切

ってある[

図 6301 参照]。

hoisting

  swivel

hoisting plug

6302 

ホイスチング 
ベール 

ウオータスイベル (5201) をつかんでボーリング
ロッド (5101) を昇降するために使用する器具。

形状はつり輪の付いた円板の一方にウオータス
イベル (5201) を挿入する切欠きが付いている

図 6302 参照]。

lifting bail

6303 

ロッドリフタ 

ボーリングロッド (5101) の昇降に使用する器
具。

テーパリングとボールの作動によって,引き上げ
るとボーリングロッド (5101) をつかむ構造にな
っている[

図 6303 参照]。

rod lifter

図 6301  ホイスチングスイベル    図 6302  ホイスチングベール        図 6303  ロッドリフタ


M 0103

:2003

(34)

g)

保持器具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

7101 

ロッドホルダ 

ボーリングロッド (5101) を保持する器具。 
枠の中に 2 個のこま(駒)があり,こまに付いた
手動軸の操作によって,ボーリングロッド (5101)

を保持したり,解放したりする。 
こまは一般に扇形で,ボーリングロッド (5101)
との接触面には山形の歯が切ってある[

図 7101

参照]

rod holder

7102 

ロアリング 
アイアン 

浅堀りのボーリング (1101) に使用するロッドホ
ルダ兼用の簡易ボーリングロッド降下用器具。

枠の中に 2 個のこまがあり,カムの付いたハンド
ル操作によってこまの開きを調節し,ボーリング
ロッド (5101) を孔中に降下させるもの[

図 7102

参照]

lowering iron

7103 

ホールディング 
ドッグ 

浅掘りのボーリング (1101) に使用するボーリン

グロッド (5101) の引き上げ金具。

U

字形の枠の一端に金具の付いたもので,金具の

形状にはナイフ形[

図 7103 a)参照]と偏心形[図

7103 b)

参照]がある。

holding dog

7104 

ロッドバンド 

崩壊などでボーリングロッド (5101) が抜けない
ときジャッキを受けるためのバンド。

ボーリングロッド (5101) との接触面には山形の
歯が切ってある[

図 7104 参照]。

rod clamp

7105 

ケーシング 
バンド 

ケーシングチューブ (8201) を保持する器具。 
ケーシングチューブ (8201) と接触する面には山
形の歯が切ってあり,バンドに直接歯を切ったも

の[

図 7105 a)参照]と,枠だけを共通にしてこ

まを替えることによって数種類のサイズに利用
できる替えこま式[

図 7105 b)参照]がある。

替えこまは二つ又は三つ割りで,外周はテーパに
なっている。

casing clamp

7106 

ドライブパイプ 
バンド 

ドライブパイプ (8101) を引き抜くとき,ジャッ

キを受けたり,作業中パイプが落ちないように保
持するバンド。 
ケーシングバンドと同じく直接歯が切ってある

ものと替えこま式がある。

drive pipe

  clamp


M 0103

:2003

(35) 

図 7101  ロッドホルダ                                図 7102  ロアリングアイアン

図 7103  ホールディングドッグ

図 7104  ロッドバンド

                    a)                                              b)

図 7105  ケーシングバンド

    a)                                            b) 


M 0103

:2003

(36)

h)

孔壁保護用具

1)

ドライブパイプ

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

8101 

ドライブパイプ 

表土,砂れき層などの崩壊防止のため土中に打ち

込む肉厚鋼管[

図 8101 参照]。

drive pipe

8102 

ドライブパイプ 
カップリング 

ドライブパイプ (8101) を接続する継手。 
内側にねじが切ってある[

図 8101 参照]。

drive pipe

  coupling

ドライブパ
イプソケッ

8103 

ドライブパイプ 
ブッシング 

ドライブパイプ (8101) の昇降に使用する継手。

ドライブパイプカップリング (8102) とホイスチ
ングスイベル (6301) の間に接続して使用する

図 8103 参照]。

drive pipe

  bushing

ドライブパ

イプスイベ

8104 

ドライブパイプ 
ヘッド 

ドライブパイプ (8101) を土中に打ち込むとき打
撃を受ける金具。 
ドライブパイプ (8101) の最上端に接続して使用

する[

図 8104 参照]。

drive pipe

  head

8105 

ドライブパイプ 
シュー 

ドライブパイプ (8101) を土中に打ち込むとき入

りやすくする金具。 
先端はナイフエッジ状をしており,ドライブパイ
プ (8101) の最下端に接続して使用する[

図 8105

参照]

drive pipe

  shoe

図 8101  ドライブパイプ

図 8103  ドライブパイプブッシング    図 8104  ドライブパイプヘッド    図 8105  ドライブパイプ

シュー


M 0103

:2003

(37) 

2)

ケーシング

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

8201 

ケーシング 
チューブ 

ボーリング (1101) 孔の孔壁の崩壊防止のために
孔中に設置する鋼管。 
接続するときにカップリングを使用しないフラ

ッシュジョイントケーシングチューブ

図 8201 a)

参照]と,カップリングを使用するフラッシュカ
ップルドケーシングチューブ[

図 8201  b)参照]

とがある。

casing tube

ケーシング
パイプ

8202 

ケーシング 
カップリング 

フラッシュカップルドケーシングチューブを接
続する継手[

図 8202 参照]。

casing

  coupling

8203 

ケーシング 
ブッシング 

ケーシングチューブ (8201) の昇降及びロッドか
らの回転力,推力を伝えるのに使用する継手。

ケーシングチューブ (8201) とホイスチングスイ
ベル (6301),又はケーシングチューブ (8201) と
ボーリングロッド (5101) との間に接続して使用

する[

図 8203 参照]。

casing bushing

ケーシング
スイベル

8204 

ケーシング 
ヘッド 

ケーシングチューブ (8201) のねじの保護金具。
ケーシングチューブ (8201) の最上端に接続して

使用する[

図 8204 参照]。

casing head

8205 

ケーシング 
ドライブシュー 

ケーシングチューブ (8201) を孔中に挿入すると

き,入りやすくする金具。 
先端はナイフエッジ状をしており,ケーシングチ
ューブ (8201) の最下端に接続して使用する[

8205

参照]

casing drive

  shoe


M 0103

:2003

(38)

図 8201  ケーシングチューブ

図 8202  ケーシングカップリング                    図 8301  ケーシングカッタ

          図 8302  アンダリーマ                        図 8303  ケーシングミリングカッ

      図 8203                図 8204              図 8205

a) 

b) 

        ケーシング            ケーシング            ケーシング 
        ブッシング            ヘッド                ドライブシュ


M 0103

:2003

(39) 

3)

ケーシング関係器具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

8301 

ケーシング 
カッタ 

孔中に設置されたケーシングチューブ (8201) が

抜けないとき,途中からケーシングチューブ

(8201)

を切断する器具。

ボーリングロッド (5101) に接続して使用する。

ポンプの圧力水によって刃が出る[

図 8301 

照]

casing cutter

8302 

アンダリーマ 

さらに深くケーシングチューブ (8201) を挿入す

るため,ケーシングチューブ (8201) の管端以深
を拡孔掘削する器具。 
コアチューブ (4103) に接続して使用する。

ポンプの圧力水によって刃が出る[

図 8302 

照]

under reamer

8303 

ケーシング 
ミリングカッタ 

ケーシングチューブ (8201) の内径の付着物,変
形等を取り除く器具。 
コアチューブ (4103) に接続して使用する。胴部

円周上に刃が切ってある[

図 8303 参照]。

casing milling

  cutter

i)

事故回復用具

1)

タップ

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

9101 

インサイド 
ロッドタップ 

ボーリングロッド (5101) が孔中で切断したと

き,孔中に残ったボーリングロッド (5101) の内
側にねじ込んで取り上げる器具。 
胴部にテーパねじ状の刃が切ってあり,ボーリン

グロッド (5101) に接続して使用する。 
右ねじと左ねじのものがある[

図 9101 参照]。

male drill rod

  tap

9102 

アウトサイド 
ロッドタップ 

ボーリングロッド (5101) が孔中で切断したと

き,孔中に残ったボーリングロッド (5101) の外
側にねじ込んで取り上げる器具。 
管の内側にテーパねじ状の刃が切ってあり,ボー

リングロッド (5101) に接続して使用する。 
右ねじと左ねじのものがある[

図 9102 参照]。

female drill

  rod tap

ベルタップ

9103 

ロッド 
カップリング 
タップ 

ボーリングロッドカップリング部分が孔中で切
断したとき,孔中に残ったボーリングロッドカッ
プリング (5102) の内側にねじ込んで取り上げる

器具。 
胴部にテーパねじ状の刃が切ってあり,ボーリン
グロッド (5101) に接続して使用する。

右ねじと左ねじのものがある[

図 9103 参照]。

male drill rod

  coupling tap


M 0103

:2003

(40)

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

9104 

コアチューブ 
タップ 

孔中に残ったコアチューブ (4103) の内側にねじ
込んで取り上げる器具。 
胴部にテーパねじ状の刃が切ってあり,ボーリン

グロッド (5101) に接続して使用する[

図 9104

参照]

core tube tap

9105 

ケーシング 
タップ 

孔中に残ったケーシングチューブ (8201) の内側

にねじ込んで取り上げる器具。 
胴部にテーパねじ状の刃が切ってあり,ボーリン
グロッド (5101) に接続して使用する。

casing tap

図 9101  インサイドロッドタップ                        図 9102  アウトサイドロッドタップ

図 9103  ロッドカップリングタップ                      図 9104  コアチューブタップ


M 0103

:2003

(41) 

2)

その他の器具

参考

番号

用語

定義

対応英語

慣用語

9201 

ドライブハンマ 

ド ラ イ ブ パ イ プ  (8101) や ボ ー リ ン グ ロ ッ ド

(5101)

に打撃を与えるハンマ。

パイプの設置,回収,ボーリングロッド (5101)

の引き抜きなどに使用する。 
中央にボーリングロッド (5101) を通す穴があ
り,上部にチェーンが付いている[

図 9201 参照]。

driving

  hammer

チェーン付
きモンキ 
モンケン

9202 

ノッキング 
ブロック 

ドライブハンマ (9201) の打撃を受ける金具。 
ボーリングロッド (5101) やケーシングチューブ

(8201)

の間に接続して使用する[

図 9202 参照]。

jar collar

ノッキング
ヘッド

                                                      図 9202  ノッキングブロック

    図 9201  ドライブハンマ