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L 7504 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS L 7504 : 1995 は改正され,JIS L 7504 及び JIS L 7509 に置き換えら

れる。

今回の改正では,対応国際規格である ISO 5249 : 1988, Textile machinery and accessories−Guide rollers for

dyeing and finishing machinery

との整合化を図るため,対応国際規格に該当する部分については JIS L 7509

として独立・制定し,対応国際規格に該当しない部分については最近の実情を反映させて JIS L 7504 とし

て改正を行った。また,この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案

権,又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及

び日本工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又

は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 L

7504

 : 1999

染色加工用絞りローラ及び

乾燥シリンダ

Squeezing rollers and drying cylinders for dyeing finishing

1.

適用範囲  この規格は,各種の織物,編物及び不織布に用いる染色加工用水洗機,パッダ用の絞りロ

ーラ並びに蒸気の最高使用圧が 0.2MPa の染色加工用乾燥シリンダ(以下,乾燥シリンダという。

)につい

て規定する。ただし,熱処理用を除く。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格はその最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0401-2

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

JIS B 0405

  普通公差−第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差

JIS B 0659

  比較用表面粗さ標準片

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7533

  てこ式ダイヤルゲージ

JIS B 8270

  圧力容器(基盤規格)

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4303

  ステンレス鋼棒

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS G 5121

  ステンレス鋼鋳鋼品

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

JIS K 6253

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法

3.

種類  種類は,次のとおりとする。

a)

水洗機用絞りローラ  ローラの材質及び加圧の呼び(トン数)によって,次のとおり区分する。

1)

ステンレスローラ  2 トン用,3 トン用,5 トン用及び 8 トン用

2)

ゴムローラ  2 トン用,3 トン用,5 トン用及び 8 トン用

b)

パッダ用絞りローラ  ローラの材質及び加圧の呼び(トン数)によって,次のとおり区分する。

1)

ステンレスローラ  10 トン用及び 15 トン用

2)

ゴムローラ  10 トン用及び 15 トン用


2

L 7504 : 1999

c)

乾燥シリンダ  駆動部の位置によって,次のとおり区分する。

1)

駆動部が軸受の外側にあるもの

2)

駆動部が軸受の内側にあるもの

4.

品質

4.1

機能  機能は,使用目的に対応する作業条件を十分に満足できるものでなければならない。

4.2

外観  外観は,使用上有害な,きず,割れ,さび,まくれ,その他の欠点がなく,仕上げが良好で

なければならない。

4.3

表面粗さ  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのステンレスローラ並びに乾燥シリンダの

表面粗さは,7.1 によって試験したとき,原則として 1.60

µmRa 以上とする。

なお,特に必要のある場合は,受渡当事者間の協定によってもよい。

4.4

ゴムの硬さ  ゴムの硬さは,7.2 によって試験したとき,A60∼90 の間で受渡当事者間で協議する。

ただし,許容差は,±A2 とする。

4.5

耐圧性  乾燥シリンダは,7.3 によって試験したとき,0.4MPa の水圧に耐えるものでなければなら

ない。

4.6

外径の振れ  水洗機用絞りローラ,パッダ用絞りローラ及び乾燥シリンダの外径の振れは,7.4 によ

って試験したとき,次のとおりとする。

a)

水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのステンレスローラ  ステンレスローラの外径の振れ

は,

表 のとおりとする。

表 1  水洗機絞りローラ及びパッダ用絞りローラの 

ステンレスローラの外径の振れ

単位 mm

ローラの外径

外径の振れ

400

未満 0.04 以下

400

以上 0.05 以下

b)

水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのゴムローラ  ゴムローラの外径の振れは,0.05mm 以

下でなければならない。

c)

乾燥シリンダ  乾燥シリンダの外径の振れは,表 のとおりとする。

表 2  乾燥シリンダの外径の振れ

単位 mm

シリンダ幅

外径の振れ

1 800

以下 0.8 以下

2 000

以上 1.5 以下

5.

形状及び寸法  形状及び寸法は,図 1による。


3

L 7504 : 1999

図 1  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのステンレスローラ

単位 mm

a)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

200

60

1 650

1 950

 250  65

2

000

1 800

70

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

b)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

225

60

1 650

1 950

 250  65

2

000

1 800

70

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

c)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

250

70

1 650

1 950

 300  75

2

000

1 800

80

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

d)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

300

  90

1 650

2 000

 350  100

2

100

 400  105

2

150

1 800

110

1 800

2 200

2

300

2

350

2 000

2 000

2 500

2

550


4

L 7504 : 1999

単位 mm

e)

  パッダ用絞りローラ・10 トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

300

90

1 650

2 150

 350  95

2

200

1 800

100

1 800

2 300

   110

2

350

2 000

115

2 000

2 500

2

550

f )

  パッダ用絞りローラ・15 トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

350

100

1 650

2 150

 380  110

2

200

1 800

400

120

1 800

2 300

   125

2

350

2 000

2 000

2 500

2

550

備考  図において許容差が規定されていない寸法の許容差は,JIS B 

0405

に規定する公差等級の中級による。

なお,アダプタ付軸受の軸径

φ

d

2

の許容差は,JIS B 0401-2 

規定する h8 とする。

図 1  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのステンレスローラ(続き)

a)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

200

60

1 650

1 950

 250  65

2

000

1 800

70

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

図 2  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのゴムローラ


5

L 7504 : 1999

単位 mm

b)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

225

60

1 650

1 950

 250  65

2

000

1 800

70

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

c)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

250

70

1 650

1 950

 300  75

2

000

1 800

80

1 800

2 100

2

150

2 000

2 000

2 300

2

350

d)

  水洗機用絞りローラ・トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

300

  90

1 650

2 000

 350  100

2

100

 400  105

2

150

1 800

110

1 800

2 200

2

300

2

350

2 000

2 000

2 500

2

550

e)

  パッダ用絞りローラ・10 トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

300

  90

1 650

2 150

350

 95

2 200

1 800

100

1 800

2 300

110

2 350

2 000

115

2 000

2 500

2

550

単位 mm

f )

  パッダ用絞りローラ・15 トン用

外径 d

1

軸径 d

2

ローラ幅 l

軸受中心距離 S

1 650

350

100

1 650

2 150

 380  110

2

200

1 800

400

120

1 800

2 300

   125

2

350

2 000

2 000

2 500

2

550

備考  図において許容差が規定されていない寸法の許容差は,JIS B 

0405

に規定する公差等級の中級による。

なお,アダプタ付軸受の軸径

φ

d

2

の許容差は,JIS B 0401-2 

規定する h8 とする。


6

L 7504 : 1999

図 2  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのゴムローラ(続き)

シリンダ幅 l

軸径 d

2

軸受中心距離 S

1 650

60

1

+250

1 800

65

1

+300

2 000

1

+350

1

+430

図 3  乾燥シリンダ

6.

材料  材料は,原則として表 のものとする。

表 3  材料

種類

材料

外筒

JIS G 5121

に規定する SCS13 又は

合成ゴム

水洗機用絞りローラ及びパッダ用

絞りローラ

JIS G 3101

に規定する SS400 又は

JIS G 4051

に規定する S45C

外筒

JIS G 4305

に規定する SUS304

鏡板

JIS G 3101

に規定する SS400

乾燥シリンダ

JIS G 3101

に規定する SS400 又は

JIS G 5501

に規定する FC200

7.

試験方法


7

L 7504 : 1999

7.1

表面粗さ  水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラのステンレスローラ並びに乾燥シリンダの

表面粗さは,JIS B 0659 

表 1(算術平均粗さの呼び値による比較用標準片の範囲)に適合する比較用標

準片と試料とを比較測定する。

7.2

ゴムの硬さ  ゴムの硬さの試験は,JIS K 6253 による。この場合,使用する試験機は,タイプ A デ

ュロメータとし,加圧面が密着してから 1 秒後に試験機の目盛を読む。

7.3

水圧試験  JIS B 8270 に規定する圧力容器(基盤規格)に基づき 0.4MPa の水圧試験を行う。

7.4

外径の振れ  水洗機用絞りローラ,パッダ用絞りローラ及び乾燥シリンダの外径の振れは,ローラ

又はシリンダを回転させ,JIS B 7503 に規定するダイヤルゲージ又は JIS B 7533 に規定するてこ式ダイヤ

ルゲージを用いて中央部及び両端部で測定する。

7.5

形状及び寸法  形状及び寸法は,JIS B 7502 に規定するマイクロメータ,JIS B 7507 に規定するノギ

ス又はこれらと同等以上の精度をもつ測定器を用いて測定する。

8.

検査方法  水洗機用絞りローラ,パッダ用絞りローラ及び乾燥シリンダは,4.及び 5.について検査を

行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取検査方式によって行う。

9.

製品の呼び方  製品の呼び方は,次のとおりとする。

a)

水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラは,種類,ローラ幅,外径及び軸径による。

例  水洗機用  2 トン用ステンレスローラ 1

650

×200×60

パッダ用  10 トン用ゴムローラ 

1 650

×350×90

b)

乾燥シリンダは,種類,シリンダ幅及び軸径による。

例  乾燥シリンダ  駆動部が軸受の外側にあるもの  1 650×60

10.

表示  水洗機用絞りローラ,パッダ用絞りローラ及び乾燥シリンダは,見やすい箇所に,次の事項を

表示しなければならない。

a)

製造業者名又はその記号

b)

加圧トン数(水洗機用絞りローラ及びパッダ用絞りローラだけに適用する。)

c)

蒸気最高使用圧力(乾燥シリンダだけに適用する。)


8

L 7504 : 1999

国際整合化調査研究事業委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

風  間      健

武庫川女子大学

(委員)

出  野  清  光

技術コンサルタント

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

湯  村  崇  男

日本化学繊維協会

中  尾      秀

日本紡績協会

森  本  國  弘

社団法人日本染色協会

小代田  寛  之

日本ニット工業組合連合会

山  田  俊  幸

東洋紡績株式会社

(西  松  光  好)

東洋紡績株式会社(前任)

金  井  吉  富

日本毛織株式会社

(北  川  正  男)

日本毛織株式会社(前任)

塩  川  正  人

東海染工株式会社

鈴  木  時  英

セーレン株式会社

宮  本  紀  明

株式会社豊田自動織機製作所

榎  本  博  史

豊和工業株式会社

河原林      晋

村田機械株式会社

中  嶋  利  夫

株式会社島精機製作所

澤      隆  士

株式会社福原精機製作所

石  丸      治

株式会社日阪製作所

横  田  力  造

上野山機工株式会社

近  藤      正

京都機械株式会社

久  保  雄  司

関西繊維機器工業会

大  角  雅  夫

東海繊維機械工業会

片  岡  岐  及

北陸繊維機械工業会

宝  金  昭  造

社団法人日本繊維機械協会

(事務局)

君  塚  正  二

日本繊維機械標準化協議会

国際整合化調査研究事業染色仕上機械分科会  構成表

氏名

所属

(委員長)

風  間      健

武庫川女子大学

(委員)

出  野  清  光

技術コンサルタント

本  間      清

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

高  橋  史  明

和歌山染工株式会社

塩  川  正  人

東海染工株式会社

鈴  木  時  英

セーレン株式会社

森  本  國  宏

社団法人日本染色協会

石徹白  博  司

株式会社山東鐵工所

近  藤      正

京都機械株式会社

横  田  力  造

上野山機工株式会社

石  川  達  夫

株式会社市金工業社

石  丸      治

株式会社日阪製作所

久  保  雄  司

関西繊維機器工業会

大  角  雅  夫

東海繊維機械工業会

片  岡  岐  及

北陸繊維機械工業会

宝  金  昭  造

社団法人日本繊維機械協会


9

L 7504 : 1999

(事務局)

君  塚  正  二

日本繊維機械標準化協議会