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L 5166:2005  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本繊維機械標準

化協議会(JCSTM)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによってJIS L5166:1995は改正され,また,JIS L5167:1995は廃止・統合され,この規格に置き換

えられる。 

今回の改正では,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 98:2001,Textile machinery and 

accessories−Spinning preparatory and spinning machinery−Main dimensions of coverings for top rollersを基礎と

して用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS L5166には,次に示す附属書がある。 

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

L 5166:2005  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 種類 ······························································································································ 1 

3. 形状・寸法 ····················································································································· 3 

4. 製品の呼び方 ·················································································································· 3 

5. 表示 ······························································································································ 3 

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ····································································· 4 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

L 5166:2005 

リング精紡機用及び粗紡機用転がり軸受け 

トップローラ 

Ball and roller bearing top rollers for ring spinning frames and for roving 

frames 

序文 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 98:2001,Textile machinery and accessories−

Spinning preparatory and spinning machinery−Main dimensions of coverings for top rollersを翻訳し,対応する部

分については,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定さ

れていない規定項目を日本工業規格として追加している。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。 

1. 適用範囲 この規格は,次の転がり軸受けトップローラについて規定する。 

− 綿紡式及びそ毛紡式リング精紡機用転がり軸受けトップローラ 

− 粗紡機用転がり軸受けトップローラ 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 98:2001,Textile machinery and accessories−Spinning preparatory and spinning machinery−Main 

dimensions of coverings for top rollers (MOD) 

2. 種類 種類は,形状及び用途によって図1及び図2並びに表1及び表2による。 

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L 5166:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 1 トップローラBA形 

単位 mm 

図 2 トップローラBC形 

表 1  ローラの種類 

   種 類 

   区分 ・ 形状 

 トップローラBA形 

  トップアーム形 

 トップローラBC形 

   キャップバー形 

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L 5166:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 2 各部の寸法 

単位 mm 

寸法 

各部 

BA形 

BC形 

 65, 68., 70, 75, 80, 82.5, 85, 90, 110, 130 

 134.0, 143.0, 154.0 

d1 

 (16), (18), 19, (20), 22, 25, 
(28), (30) 

30, 32,(35), 36, 38,(40),(45),(50),(55),
(60) 

d2 

 25, 27, 28, 30, (32), 35, (40), 42, 45, 48, 50, 52, (55), (60), (65), 
(70), (75),(80) 

 25, 27, 28, 30, 32, 33, (34), 35, 39, (40), 45, 50, 59 

 30, 32, 34, 36, 38, 40, 42, 45, 50, 60 

 備考1. 寸法区分はL及びd1を除き,BC形,BA形共通である。 

2. 括弧内は,生産量は少ないが現在使用されており,ISOにあるものである。 

3. 形状・寸法 形状及び寸法は,図1及び図2,並びに表1及び表2による。 

備考 両図の加圧部の形状は,アール形でもよいものとする。 

4. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類,スピンドルゲージ(G),コット内径(d1),コット外径 (d2),

コット幅(b)による。 

例 トップローラBA形 75 x 19 x 28 x 28 

5. 表示 トップローラには,見やすい箇所に製造業者名又はその略号を表示しなければならない。 

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L 5166:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

JIS L 5166:2005 リング精紡用及び粗紡機用転がり軸受けトップローラ 

ISO 98:1977,繊維機械及び附属品 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国際
規格番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体 
 表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

1.適用範囲 

綿紡式及びそ毛式リング
精紡機用転がり軸受けト
ップローラ並びに粗紡機
用転がり軸受けトップロ
ーラ,について規定。 

ISO 98 

1適用範
囲 

紡績準備機及び紡績
機に用いるトップ
ローラ用被覆の主
要寸法について規
定。 

MOD/変更 

表現は異なるが,実質的内容は同じで
ある。 

− 

− 

2記号 

トップローラ用被
覆の各部寸法など
に用いる記号につ
いて規定。 

MOD/削除 

JISには,記号につい
ての規定項目はない。 

JISは,3.でISO規格と同様の記号を使
用している。 

2.種類 

トップローラBA形(ト
ップアーム形)及びトッ
プローラBC形(キャッ
プバー形) 

3寸法 

3.1紡績準備機用シ
ングルボストップ
ローラ皮膜の主要
寸法を規定 
 
3.2紡機及び粗紡機
用ツインボストッ
プローラ皮膜の主
要寸法を規定 
 
 
 
 
 
 

MOD/追加 

JISは,ISO規格にな
い,トップローラBC
形を追加。 

日本では,BC形ローラが広く使用され
ているのでJISとして必要。 
次回のISO規格改正時に提案を検討す
る。 

2

L

 5

1

6

6

2

0

0

4

  

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L 5166:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国際
規格番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体 
 表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

3.形状・寸法 トップローラの形状及び

寸法について規定。 

3.1紡績準備機用シ
ングルボストップ
ローラ皮膜の主要
寸法を規定 
 
3.2紡機及び粗紡機
用ツインボストッ
プローラ皮膜の主
要寸法を規定 

MOD/削除 

形状については,JIS
は,ISO規格のシング
ルボストップローラ
を削除。 

日本で使用されている機械の実態に基
づく。 

MOD/追加 

寸法規定の対象項目
として、JISは,ISO
規格にない,ツインボ
ス間の寸法などを規
定している。 

JISとして必要な規定内容を追加。 
次回のISO規格改正時に提案を検討す
る。 

MOD/変更 

JISは,ISO規格の規
定寸法の一部を変更
している。 

JISとして必要な規定内容を追加。 
次回のISO規格改正時に提案を検討す
る。 

4.製品の呼び
方 

種類,スピンドルゲージ,
コット内径,コット外径
及びコット幅。 

4皮膜の
呼び方 

規格番号,コット
寸法(内径,外径
及び幅),ショアA
硬度,type of 
executuions及び
saddle force 

MOD/変更 

次回のISO規格改正時に,整合化のた
めの提案を検討する。 

5.表示 

製造業者名又はその略号
を表示。 

− 

− 

MOD/追加 

JISとして必要な規定項目を追加。 

 
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

L 5166:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

考1. 

項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  ― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  ― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。 
2. 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― MOD…………… 国際規格を修正している。