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日本工業規格

JIS

 L

5119

-1987

精紡筋ローラ

Fluted Rollers for Spinning Frames

1.

適用範囲  この規格は,精紡機に用いる筋ローラ(以下,筋ローラという。)について規定する。ただ

し,筋形寸法は,JIS L 5121(精紡筋ローラの筋形寸法)による。

引用規格: 

JIS B 0405

  削り加工寸法の普通許容差

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7520

  指示マイクロメータ

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4105

  クロムモリブデン鋼鋼材

JIS L 5121

  精紡筋ローラの筋形寸法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

JIS Z 2246

  ショア硬さ試験方法

対応国際規格: 

ISO 3464

  Textile machinery and accessories−Bearings for bottom rollers and allied dimensions

capswith central nose and caps with side lugs

ISO 5233

  Textile machinery and accessories−Bottom fluted rollers for drafting systems

2.

種類  筋ローラの種類は,精紡機への取付位置によって区分し,表 の 2 種類とする。

表 1  筋ローラの種類

種類

筋形

フロント用及びバック用筋ローラ

スパー形又はヘリカル形

クレードル用筋ローラ

ナールド形

3.

形状・寸法  筋ローラの形状を,一例として図に示す。

また,寸法は,

表 2のとおりとする。


2

L 5119-1987

図  筋ローラの形状例

*

R

は特に規定しない。

備考  図には,一例として,中間に使用する 6 錘スパー形,ねじ接手のものを示した。

表 2  筋部径・ぬすみ部・軸受部径の寸法

単位 mm

筋部径 

許容差 

フロント用 
バック用 

ク レー ドル
 

ぬすみ部径 

軸受部径 

(22.22)

19, 20.5

15.87, 16, 16.5

25

(21), 23

16, 16.5, 17, 18, 18.5, 19

(25.4)

22, 23

16, 16.5, 17, 18, 18.5

27

25

16.5, 17, 18, 18.5, 19, 20

28.5

26.5

16, 16.5, 17, 18, 18.5, 19, 20

(28.57)

30

28

19, (19.05) , 20, 21, 22

32 30

35 33

38 35

25

40 37

30

44 40

48

0

−0.05

±0.05

44

許容差は表 4
による。

備考1.  括弧内寸法は,新しく設計する機種には使用しない。

2.  B

のぬすみ部径寸法は,転造段なし筋ローラには適用しない。

3.  B

の許容差は,JIS B 0405(削り加工寸法の普通許容差)の中級による。


3

L 5119-1987

表 3  スピンドルゲージ・筋幅・軸受部幅の寸法

単位 mm

スピンドルゲージ

G

筋幅

H

軸受部幅

M

65 30

12

(66.67) 33

13

(69.85) 36

19

70 38

20

75 40

22

80 45

24

82.5 50

(25.4)

85 55

26

95 60

30

100

32

105

120

150

170

許容差

表 4

による。

備考1.  括弧内寸法は,新しく設計する機種には使用しない。

2.  G

及び H の許容差は,JIS B 0405 の中級による。

表 4  軸受部径・軸受部幅の許容差

単位 mm

軸受部径

d

継手の種類

10

を超え 18 以下 18 を超え 30 以下

軸受部幅

M

ボールベアリング用

−0.006

−0.017

−0.007

−0.020

−0.1

−0.3

ねじ継手

ニードルベアリング用

+0.008

−0.003

+0.009

−0.004

スプライン継手

±0.0055

±0.0065

0

−0.1

4.

品質

4.1

振れ  振れは 6.2 によって試験したとき,1 スタッフ(

1

)

内において 0.04mm 以下でなければならない。

なお,軸受部を中心として,これとかん合する相手ローラに隣接する筋部の外周の振れも,0.04mm 以

下でなければならない。

(

1

)

スタッフとは,図の中で で示される長さをいう。

4.2

硬さ  表面の硬さは 6.3 によって試験したとき,HRC56 以上又は HS75 以上でなければならない。

4.3

外観  外観は,6.4 によって試験したとき,使用上有害なきず,割れ,さび,まくれ及びその他の欠

点がなく,仕上げは良好でなければならない。

5.

材料  材料は,JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)の S45C,S48C 又は JIS G 4105(クロムモリブ

デン鋼鋼材)の SCM415 を使用する。


4

L 5119-1987

6.

試験方法

6.1

寸法  寸法は,JIS B 7507(ノギス)及び JIS B 7520(指示マイクロメータ)に規定のもの又はこれ

らと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて測定する。

6.2

振れ  振れは,ローラの左右 2 か所を三角台で受け,ローラを静かに回転させ,アタッチメント付

ダイヤルゲージを用いてローラの外径を測定する。

6.3

硬さ  硬さは,JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)又は JIS Z 2246(ショア硬さ試験方法)に

よって測定する。

6.4

外観  外観は,視感によって,その状態を調べる。

7.

検査  検査は,寸法及び品質について 6.によって試験を行い,それぞれ 3.及び 4.の規定に適合した場

合を合格とする。

8.

製品の呼び方  製品の呼び方(以下,名称という。)は,次のとおりとする。

(1)

フロント用及びバック用筋ローラで筋形がスパーのときは,種類,筋形及び筋部の径  (D)  ×スピンド

ルゲージ  (G)  による。

(2)

フロント用及びバック用筋ローラで筋形がヘリカルのときは,種類,筋形及び筋部の径  (D)  ×スピン

ドルゲージ  (G)  ×ヘリカル形のねじれ角度  (

α

)

による。

(3)

クレードル用筋ローラは,種類,筋形及び筋部の径  (D)  ×スピンドルゲージ  (G)  ×ナールド形の筋

形ピッチ  (P)  による。

1  精紡フロント用スパー形筋ローラ:

φ

25

×75G

2  精紡バック用ヘリカル形筋ローラ:

φ

25

×75G×5°

3  精紡クレードル用ナールド形筋ローラ:

φ

25

×75G×1.4P

9.

表示  筋ローラには,適当な箇所に次の事項を表示する。

(1)

製品

(a)

製造業者名又はその略号

(2)

包装

(a)

名称

(b)

製造業者名及びその略号

(c)

製造番号

(d)

製造年月


5

L 5119-1987

原案作成委員会  構成表

氏  名

所  属

(委員長)

中  島  粂  男

大阪府立大学名誉教授

半  田      武

通商産業省機械情報産業局

吉  田  信  之

工業技術院標準部

上  月  利  一

東洋紡績株式会社

春  田  茂利夫

日東紡績株式会社

筒  井  清次郎

日本紡績協会

保  田  敏  弘

鈴喜産業株式会社

井  筒  清  治

豊和工業株式会社

西  川  尚  武

株式会社豊田自動織機製作所

井  上  弥寿夫

大阪機工株式会社

吉  川      宏

株式会社オーエム製作所

川  北      健

株式会社石川製作所

西  川  玉  敬

関西繊維機器工業会

宝  金  昭  造

社団法人日本繊維機械協会

(事務局)

渡  辺  英  三

日本繊維機械国際標準化協議会

君  塚  正  二

日本繊維機械国際標準化協議会