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L 4105 : 2000

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS L 4105 : 1997 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 L 4105

:

2000

浴用タオル

YOKUYO Towel

序文  この規格は,浴用タオルについて規定したもので,1958 年(昭和 33 年)に制定された。今回の改

正では,引用規格の廃止及び改正に伴い,引用規格の規格名称,項目番号及び関係する規定内容を変更し

ている。

1.

適用範囲  この規格は,純綿でループパイルの浴用タオル(

1

)

(以下,タオルという。

)について規定す

る。

(

1

)

浴用タオルとは,主に入浴時又は洗顔時に使用するタオルをいう。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS L 0801

  染色堅ろう度試験方法通則

JIS L 0803

  染色堅ろう度試験用添付白布

JIS L 0844

  洗濯に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 0849

  摩擦に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 1030-1

  繊維製品の混用率試験方法−第 1 部:繊維鑑別

JIS L 1030-2

  繊維製品の混用率試験方法−第 2 部:繊維混用率

JIS L 1096

  一般織物試験方法

JIS L 1907

  繊維製品の吸水性試験方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

3.

種類  タオルの種類は,質量の区分によって,次の 3 種類とする。

a) 

1

号  675g/12 枚以上 750g/12 枚未満

b)  2

号  750g/12 枚以上 900g/12 枚未満

c)

3

号  900g/12 枚以上 1 125g/12 枚未満

4.

性能

4.1

染色堅ろう度

4.1.1

洗濯堅ろう度  洗濯堅ろう度は,7.1.1 によって試験したとき,変退色 4 級以上,汚染 3 級以上と

する。


2

L 4105 : 2000

4.1.2

摩擦堅ろう度  摩擦堅ろう度は,7.1.2 によって試験したとき,乾燥 4 級以上,湿潤 3 級以上とす

る。ただし,染料によって染色した濃色品(

2

)

の場合は,乾燥 3 級以上,湿潤 2-3 級以上とし,顔料プリン

トによる濃色品の場合は,乾燥 3 級以上,湿潤 2 級以上とする。

(

2

)

濃色とは,JIS L 08019.(3)の汚染の判定に規定の方法によって,タオルと JIS L 0803に規定の

添付白布3号(綿添付白布)との色の開きを比較したとき,1級以下のものをいう。

4.2

寸法変化  寸法変化は,7.2 によって試験したとき,たて−3%以内,よこ−3%以内とする。ただし,

先ざらし(晒)品の場合は,たて

5

0

%

以内,よこ

4

0

+

%

以内とする。

4.3

吸水性  タオルの吸水性は,7.3 によって試験したとき,吸水速度が 5 秒以下とする。ただし,5 秒

を超える試料にあっては,7.3 の前処理を 1 回施すことによって 5 秒以下となるものは,前処理後である旨

を試験結果に付記するものとする。

5.

品質

5.1

寸法  タオルの寸法は,タオルを平らな台の上に置き,不自然なしわや張力を除き,幅及び長さを

測り,JIS Z 8401 によって小数点以下 1 けたに丸め,幅 33.5cm 以上 35.5cm 未満,長さ 83cm 以上とする。

5.2

外観  外観は,目視によって次のとおりとする。

a)

織りきず,汚れなどの製織上の欠点,染めむらなどの染色加工上の欠点及び縫い外れなどの縫製上の

欠点がないこと。

b)

ヘム縫いは,返し縫いが施されていること。

c)

パイルの形状は,均一であること。

d)

パイル地と他の部分との境目が均整であること。

5.3

質量  質量は,7.4 によって試験したとき,呼び質量(

3

)

に対し,±3%以内の許容範囲とする。

(

3

)

呼び質量とは,タオル12枚の質量をいう。

5.4

密度  タオルの構成糸の密度は,7.5 によって試験したとき,1 号のもの及び 2 号のものにあっては,

たて糸は 5cm 間に 100 本以上,よこ糸は 5cm 間に 65 本以上とし,3 号のものにあっては,たて糸は 5cm

間に 110 本以上,よこ糸は 5cm 間に 70 本以上とする。

5.5

パイル糸の長さ  パイル糸の長さは,7.6 によって試験したとき,地たて糸の長さの 3 倍以上とする。

5.6

縫い  ヘム縫いは本縫いとし,縫い目数が,7.7 によって試験したとき,5cm 間に 14 針以上であっ

て,ほつれ止めのための返し縫いが施されていること。

6.

材料  タオルの材料には,純綿糸を用いる。ただし,装飾などを目的として使用する糸で,全体の質

量の 5%以下であれば,純綿糸以外の糸を使用してもよい。

7.

試験方法

7.1

染色堅ろう度

7.1.1

洗濯堅ろう度  JIS L 0844 の A-2 号による。

7.1.2

摩擦堅ろう度  JIS L 0849 の摩擦試験機 II 形による。

7.2

寸法変化  JIS L 1096 の 8.64(寸法変化)による。ただし,JIS L 1096 の 8.64.4(織物の寸法変化)

の D 法(石けん液浸せき法)を用いる。また,試験片の大きさは,JIS L 1096 

図 59 による。

7.3

吸水性  JIS L 1907 の沈降法による。ただし,60 秒以上経過しても沈降しない場合は,沈降しない

ものとみなす。


3

L 4105 : 2000

なお,4.3 の前処理は,JIS L 0844 の 7.1A-1 号による。ただし,石けん及びステンレス鋼球は用いない

ものとする。

7.4

質量  タオル 12 枚の質量を測り JIS Z 8401 によって整数位まで求める。

7.5

密度  JIS L 1096 の 8.6 密度による。ただし,測定箇所は 3 か所,測定区間は 5cm とする。

7.6

パイル糸の長さ  タオルの長さの方向の任意の 3 か所において,10cm 間のパイル糸及び地たて糸の

長さを測り,それぞれの平均値を求め,JIS Z 8401 によって小数点以下 1 けたに丸める。

7.7

縫い  ヘム縫い部分及び耳縫い部分それぞれ任意の 3 か所において,5cm 間の縫い目数を測り,そ

れぞれの平均値を求め,JIS Z 8401 によって整数位まで求める。

7.8

材料  JIS L 1030-1 及び/又は JIS L 1030-2 による。

8.

検査  タオルの検査は,4.5.及び 6.について行い,その結果が 4.5.及び 6.の各項目に適合したもの

を合格とする。

なお,検査方法は,全数検査又は合理的な抜取検査方式を用いて行うこととする。

9.

表示  タオルには,適切な方法で次の事項を表示する。

a)

種類

b)

繊維の組成(家庭用品品質表示法による。

c)

製造業者名又はその略号

平成 9 年 6 月改正時の原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

林      怡久雄

日本タオル卸商連合会

(委員)

所  村  利  男

通商産業省生活産業局

五十嵐  重  雄

通商産業省生活産業局

小  倉      悟

工業技術院標準部

緒  方  憲  一

財団法人日本タオル検査協会

田  中      進

財団法人日本タオル検査協会中四国検査所

幅      順  一

日本タオル工業組合連合会

奥      一  男

大阪タオル工業組合

森      和  彦

日本タオル卸商連合会

(事務局)

高  橋  孝  一

通商産業省製品評価技術センター

柴  崎  増  治

通商産業省製品評価技術センター

大  森      享

通商産業省製品評価技術センター

池  田  忠  夫

通商産業省製品評価技術センター近畿支所