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L 1930

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

1.2

  規格の構成  

1

1.3

  洗濯方法の独立性  

1

1.4

  乾燥方法の種類  

1

1.5

  試験の構成  

2

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義  

2

4

  一般原則  

3

5

  装置及び材料  

3

5.1

  全自動洗濯機  

3

5.2

  タンブル乾燥機  

3

5.3

  電気式(乾熱)熱平板プレス  

3

5.4

  つり干し乾燥  

3

5.5

  乾燥棚(ラック)  

3

5.6

  負荷布  

4

6

  洗剤及び水  

4

6.1

  標準洗剤  

4

6.2

  水  

5

7

  調湿及び標準状態  

5

8

  被洗物量  

5

8.1

  被洗物総質量  

5

8.2

  試料の数  

6

8.3

  負荷布の選択  

6

8.4

  被洗物総質量と負荷布との比率  

6

9

  洗濯手順  

6

10

  乾燥方法  

7

10.1

  自然乾燥  

7

10.2

  機械を用いた乾燥  

7

11

  試験報告書  

9

附属書 A(規定)形基準洗濯機−水平軸・前面投入形(ドラム式)の仕様  

10

附属書 B(規定)形基準洗濯機(ドラム式)の洗濯方法仕様書  

11

附属書 C(規定)形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(アジテータ式)の仕様  

13

附属書 D(規定)形基準洗濯機(アジテータ式)の洗濯方法仕様書  

14

附属書 E(規定)形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(パルセータ式)の仕様  

15


L 1930

:2014  目次

(2)

ページ

附属書 F(規定)形基準洗濯機(パルセータ式)の洗濯方法仕様書  

16

附属書 G(規定)タンブル乾燥機の仕様  

17

附属書 H(規定)洗濯に使用する負荷布の仕様  

18

附属書 I(規定)標準洗剤 の成分表  

19

附属書 J(規定)標準洗剤 の成分表  

21

附属書 K(規定)標準洗剤 の成分表  

22

附属書 L(規定)標準洗剤 の成分表 

23

附属書 M(規定)標準洗剤 の成分表  

24

附属書 N(規定)標準洗剤 の成分表  

26

附属書 O(規定)標準洗剤 2,標準洗剤 及び標準洗剤 の販売並びに混合方法  

27

附属書 P(規定)タイマー付きタンブル乾燥機の乾燥時間の算出  

28

附属書 JA(参考)形基準洗濯機による洗濯機械力測定方法及び測定結果  

30

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

38


L 1930

:2014

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 L

1930

:2014

繊維製品の家庭洗濯試験方法

Textiles-Domestic washing and drying procedures for textile testing

序文 

この規格は,2012 年に第 3 版として発行された ISO 6330 を基とし,我が国の家庭洗濯の実態に対応す

るため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にはない事項である。

この規格は,多くの繊維製品(生地,衣類など)の品質及び性能評価のために使用できる。家庭におけ

る洗濯及び乾燥処理(漂白及びアイロン仕上げ処理は除く。

)の評価項目は,外観変化,寸法変化,防汚性,

はっ水性,染色堅ろう度などである。また,国際規格及び日本工業規格の試験方法として規定した取扱い

表示のための評価に適用できる。

生地の特性(性能,性質)だけでなくアパレル製品,家庭で作られた製品及び他の繊維製最終製品の性

能評価にも使用できる。

洗濯機,乾燥機,それらに付随する負荷布,洗剤の種類,他の乾燥方法などは繊維製品が消費される国

又は地域に合わせて選択することができる。

注記  この規格で規定する洗濯機,洗剤及び負荷布は,市場で入手できる。

適用範囲 

1.1

この規格は,繊維製品の家庭における洗濯試験方法について規定する。この規格の試験方法は,洗

濯及び乾燥を適宜組み合わせて,生地,衣類,その他の繊維製品に適用できる。

1.2 

規格の構成 

規格の構成は,次による。

a)  A

形基準洗濯機を使用する 13 種類の洗濯方法を規定する。

b)  B

形基準洗濯機を使用する 11 種類の洗濯方法を規定する。

c)

C 形基準洗濯機を使用する 7 種類の洗濯方法を規定する。

1.3 

洗濯方法の独立性 

それぞれの家庭洗濯方法は,独立した単一の洗濯方法とする。

1.4 

乾燥方法の種類 

この規格では,6 種類の乾燥手順について規定する。

A 法−つり干し乾燥

B 法−ぬ(濡)れつり干し乾燥(だら干し) 
C 法−平干し乾燥 
D 法−ぬれ平干し乾燥


2

L 1930

:2014

E 法−平プレス乾燥 
F 法−タンブル乾燥

1.5 

試験の構成 

この試験方法は,洗濯及び乾燥の一連の手順からなる。

注記 1  この規格における試験は,異なる条件(洗濯機,洗剤,タンブル乾燥機など)を使用した場

合には異なる結果が得られる可能性がある。そのため,この規格による試験の依頼者及び試

験機関については,使用する手順の条件について事前に合意しておくことが非常に重要であ

る。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6330:2012

,Textiles−Domestic washing and drying procedures for textile testing(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0101

  工業用水試験方法

JIS K 3362

  家庭用合成洗剤試験方法

JIS K 3371

  洗濯用合成洗剤

JIS L 0105

  繊維製品の物理試験方法通則

注記  対応国際規格:ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing(MOD)

JIS L 0208

  繊維用語−試験部門

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0105 及び JIS L 0208 によるほか,次による。

3.1 

環境条件(ambient conditions)

試験を実施する地域での標準的な室内又は室外環境の温度及び相対湿度。

3.2 

負荷布(ballast)

規定の質量となるよう試料とともに洗濯機に加える補充布(素材は,綿,綿/ポリエステル又はポリエ

ステル)

3.3 

湿度制御装置(controlled humidity device)

タンブル乾燥機中の被乾燥物の湿度を測定し,所定水準の残留水分で乾燥操作を停止することができる

制御装置。

3.4 

過乾燥(over-drying)

被乾燥物の残留水分が完全に除去,乾燥するまで続けられる乾燥操作。


3

L 1930

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3.5 

標準洗剤(reference detergent)

この規格の洗濯試験に使用するために規定の処方で作られた洗剤。

3.6 

基準洗濯機(reference washing machine)

試験目的のために指定した動作ができる機械仕様をもつ洗濯機。

3.7 

洗濯手順(washing procedure)

洗濯機に事前にプログラム設定された,給水,洗濯,すすぎ,脱水の繰返し並びにその後の給水及び最

後の脱水を含む洗濯のサイクル。

3.8 

脱水処理(spinning process)

洗濯手順の一部として,水分を遠心力によって被洗物(繊維製品)から除去する洗濯機による脱水処理。

3.9 

無風状態(still air)

自然の風又は機械装置による強制的な風の影響を受けていない状態。

3.10 

被洗物総質量(total air-dry mass)

JIS L 0105

に規定した標準状態で恒量にした試料及び負荷布の全質量。

一般原則 

箇条 及び箇条 10 の手順(procedure)によって,試料を洗濯し,乾燥する。

装置及び材料 

5.1 

全自動洗濯機 

5.1.1 A

形基準洗濯機−水平軸・前面投入形(ドラム式)  A 形基準洗濯機の仕様を,附属書 に示す。

5.1.2 B

形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(アジテータ式)  B 形基準洗濯機の仕様を,附属書 に示

す。

5.1.3 C

形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(パルセータ式)  C 形基準洗濯機の仕様を,附属書 に示

す。

5.2 

タンブル乾燥機 

5.2.1 A1

形タンブル乾燥機−排気式  A1 形タンブル乾燥機の仕様を,附属書 に示す。

5.2.2 A2

形タンブル乾燥機−コンデンサー式  A2 形タンブル乾燥機の仕様を,附属書 に示す。

5.2.3 A3

形タンブル乾燥機−排気式  A3 形タンブル乾燥機の仕様を,附属書 に示す。

5.3 

電気式(乾熱)熱平板プレス 

熱平板プレス機による乾燥方法を使用する場合の,プレスの形式は,受渡当事者間の協定による。

5.4 

つり干し乾燥 

乾燥手順のつり干し乾燥(A 法)は,10.1.1 を参照,又はぬれつり干し(だら干し)乾燥(B 法)は,

10.1.2

を参照。

5.5 

乾燥棚(ラック) 


4

L 1930

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乾燥棚は,約 16 メッシュのステンレス又はプラスチックの網目状の乾燥棚とし,平干し乾燥(C 法)は,

10.1.3

を参照,又はぬれ平干し乾燥(D 法)は,10.1.4 を参照。

注記  網目は,16 メッシュで目開き 1.0∼1.2 を参考値とするのがよい。

5.6 

負荷布 

5.6.1 I

型  綿 100 %の負荷布 

綿 100 %負荷布の仕様を,

附属書 に示す。

5.6.2 II

型  ポリエステル 50 %/綿 50 %の負荷布 

ポリエステル 50 %/綿 50 %負荷布の仕様を,

附属書 に示す。

5.6.3 III

型  ポリエステル 100 %の負荷布 

ポリエステル 100 %負荷布の仕様を,

附属書 に示す。

洗剤及び水 

6.1 

標準洗剤 

注記  附属書 I∼附属書 の成分表中,標準洗剤 1 では Brightener,標準洗剤 2 及び標準洗剤 6 では

Optical whitener,標準洗剤 4 では Optical brightener,標準洗剤 5 では Fluorescent whitening agent

の用語が使用されているが,いずれも蛍光増白剤を表す。

6.1.1 

標準洗剤 

標準洗剤 1 は,次による。

a)

標準洗剤 1 は,酵素無配合の粉末洗剤で,蛍光増白剤無配合[別名:1993 AATCC (WOB)]及び蛍光

増白剤配合(別名:1993 AATCC)の 2 種類とする。

b)

標準洗剤 1 は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

c)

標準洗剤 1 の成分表を,

附属書 に示す。

6.1.2 

標準洗剤 

標準洗剤 2 は,次による。

a)

標準洗剤 2(別名:IEC 標準洗剤 A

)は,酵素及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤である。

b)

標準洗剤 2 は,A 形洗濯機及び B 形洗濯機の両方で使用できる。

c)

標準洗剤 2 の成分表を,

附属書 に示す。

d)

混合方法を,

附属書 に示す。

6.1.3 

標準洗剤 

標準洗剤 3 は,次による。

a)

標準洗剤 3(別名:ECE 標準洗剤 98)は,酵素及び蛍光増白剤無配合の粉末洗剤である。

b)

標準洗剤 3 は,A 形洗濯機及び B 形洗濯機の両方で使用できる。

c)

標準洗剤 3 の成分表を,

附属書 に示す。

d)

混合方法を,

附属書 に示す。

6.1.4 

標準洗剤 

標準洗剤 4 は,次による。

a)

標準洗剤 4(別名:JIS K 3371・第 1 種)は,酵素及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤である。

b)

標準洗剤 4 は,C 形洗濯機にだけ使用できる。

c)

標準洗剤 4 の成分表を,

附属書 に示す。

6.1.5 

標準洗剤 


5

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標準洗剤 5 は,次による。

a)

標準洗剤 5 は,液体洗剤で,蛍光増白剤無配合[別名:2003 AATCC (WOB)]及び蛍光増白剤配合(別

名:2003 AATCC)の 2 種類とする。

b)

標準洗剤 5 は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

c)

標準洗剤 5 の成分表を,

附属書 に示す。

6.1.6 

標準洗剤 

標準洗剤 6 は,次による。

a)

標準洗剤 6(別名:SDC 標準洗剤・タイプ 4)は,酵素無配合及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤である。

b)

標準洗剤 6 は,A 形洗濯機に使用できる。

c)

標準洗剤 6 の成分表を,

附属書 に示す。

d)

混合方法を,

附属書 に示す。

6.2 

 

6.2.1 

水の硬度 

使用する水の硬度は,炭酸カルシウム換算値で 300 mg/L 以下

1)

 とし,JIS K 0101 の 15.1.1(キレート滴

定法)によって測定する。

注記 1  対応国際規格(ISO 6330)では,“ISO 6059 に従い測定した水の硬度は,炭酸カルシウム換

算値で 0.7 mmol/L(70 mg/L)を超えないものとする。

”と規定されている。

注記 2  対応国際規格(ISO 6330)では,“IEC 60456  電気洗濯機の性能測定方法に記載されている

内容に従い,当事者間の同意を得て,炭酸カルシウム換算値で 2.7 mmol/L(270 mg/L)以下

の硬度の水を使用してもよい。

”と記載されている。

注記 3  硬度とは,水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの総量を,1 L 当たりに含まれ

る炭酸カルシウム(CaCO

3

)量(mg/L)に換算したものをいう。

1)

  厚生労働省水道法に基づく水質基準に関する省令による。

6.2.2 

供給水圧 

試験室における基準洗濯機への供給水圧は,150 kPa 以上とする。

6.2.3 

給水温度 

給水温度は,次による。

a)  A

形洗濯機への給水温度は,20  ℃±5  ℃とする。

b)  C

形洗濯機への給水は,洗濯開始時に

附属書 に規定の温度になるようにする。

c)

熱帯地方では 20  ℃±5  ℃は,最低温度とみなす。この下限値と異なる水温で試験を実施する場合に

は,供給水の温度を試験報告書に記載する。

調湿及び標準状態 

被洗物を調湿するときは,JIS L 0105 に規定する標準状態で恒量にする。また,簡易的に行う場合には,

標準状態の室内に 4 時間以上放置し調湿する。

被洗物量 

8.1 

被洗物総質量 

調湿された被洗物総質量は,全ての形式の基準洗濯機で 2 000  g±100 g とする。製品試験の場合におい

て,一枚の製品が 2.1 kg より多い場合には,その旨を試験報告書に記載する。


6

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8.2 

試料の数 

この規格で規定した洗濯及び乾燥方法における試料の数は,

被洗物が必要とする目的によって決定する。

8.3 

負荷布の選択 

セルロース系繊維製品のときは,綿の負荷布 I 型(5.6.1 参照)を使用する。合成繊維並びに混紡の製品

のときは,ポリエステル/綿混紡の負荷布 II 型(5.6.2 参照)又はポリエステルの負荷布 III 型(5.6.3 参照)

を使用する。

8.4 

被洗物総質量と負荷布との比率 

寸法安定性を試験する場合の試料質量は,被洗物総質量の半分以下でなければならない。

製品の試験の場合において,製品と負荷布との質量比が 1:1 より多い場合には,その旨を試験報告書に

記載する。

洗濯手順 

9.1

A 形基準洗濯機については,附属書 から,B 形基準洗濯機については,附属書 から,C 形基準

洗濯機については,

附属書 から洗濯方法を選択する。

9.2

質量の減量を測定する必要がある場合,又はタンブル乾燥する場合には,洗濯前に個々の試料,繊

維製品及び衣料品の質量を計量する。

9.3

試料に 8.1 に規定している被洗物総量の質量になるよう負荷布(5.6 参照)を追加し,洗濯機に投入

する(5.1.15.1.3 参照)

。その後,洗濯方法を選択する。試料及び負荷布は,投入する前に均一に混ぜ合

わせておく。

9.4

洗剤の投入は,次による。

a)  A

形基準洗濯機の場合は,標準洗剤 2,標準洗剤 3 又は標準洗剤 6 を 20 g 直接洗剤投入口(ディスペ

ンサー)に入れる。

b)  B

形基準洗濯機の場合は,まず,選定した操作温度の水を洗濯機に注ぎ,次に,標準洗剤 1 を 66 g±1

g,又は標準洗剤 5 を 100 g±1 g を投入する。標準洗剤 2 又は標準洗剤 3 を使用する場合には,洗濯サ

イクル終了時に計測した泡立ち高さが 3 cm±0.5 cm を超えないレベルになるように適量の洗剤を投入

する。

c)

C 形基準洗濯機の場合は,1.33 g/L の標準洗剤 4 を直接洗剤投入口(ディスペンサー)に入れ,次に

選定した操作温度の水温になるように洗濯機に給水する。

d)

標準洗剤の投入量を

表 に示す。


7

L 1930

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表 1−標準洗剤の投入量 

標準洗剤

基準洗濯機

A 形

g

B 形

g

C 形

g/L

1

− 66±1

2 20±1

適正量

3 20±1

適正量

4

− 1.33

5

− 100±1

6 20±1

9.5

洗濯手順がひととおり終了したら,引き伸ばしたり,又は変形したりしないように注意し,試料を

取り出し,箇条 10 の乾燥方法のいずれか一つで乾燥する。

10 

乾燥方法 

10.1 

自然乾燥 

洗濯手順が終了した後,直ちに試料を取り出し,次の A 法∼D 法までのいずれかの乾燥を行う。ただし,

ぬれ乾燥(B 法及び D 法)の場合は,脱水しないで終了する。すなわち,最後のすすぎの後,絞らずに試

料を取り出す。

10.1.1 A

法−つり干し乾燥 

試料を洗濯機から取り出し,

変形しないように広げる。

試料が織地の場合はたて糸が垂直になるように,

編地の場合は,ウエールが垂直になるように,製品の場合は,使用する方向が垂直になるようにさお,ハ

ンガーなどにつるし,室温,無風状態で乾燥する。

注記  同じ試料を続けて試験する場合は,乾燥を JIS L 0105 に規定する標準状態の環境で行うことが

望ましい。

10.1.2 B

法−ぬれつり干し乾燥(だら干し) 

脱水することなく 10.1.1 の操作を行う。

注記  同じ試料を続けて試験する場合は,乾燥を JIS L 0105 に規定する標準状態の環境で行うことが

望ましい。

10.1.3 C

法−平干し乾燥 

水平の網状の乾燥棚(5.5 参照)に広げて,引き伸ばしたり変形したりしないようにしてしわ(皺)を手

で除いて,室温,無風状態で乾燥する。

注記  同じ試料を続けて試験する場合は,乾燥を JIS L 0105 に規定する標準状態の環境で行うことが

望ましい。

10.1.4 D

法−ぬれ平干し乾燥 

脱水することなく 10.1.3 の操作を行う。

10.2 

機械を用いた乾燥 

10.2.1 E

法−平プレス乾燥 

洗濯機から試料を取り出し,電気式(乾熱)熱平板プレス機(5.3 参照)の平らなベッドの上に載せ,強

い皺(しわ)を手で平らにし,乾燥させる物に適した温度に設定した上ごてで試料を 1 回∼数回短時間押

さえて乾燥する。使用した温度及び圧力を記録する。


8

L 1930

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10.2.2 F

法−タンブル乾燥 

洗濯手順が終了した後,直ちに被洗物を取り出し,負荷布と一緒にタンブル乾燥機(5.2 参照)に入れ,

次の 10.2.2.110.2.2.3 のいずれかの規定に従ってタンブル乾燥する。

10.2.2.1 

タイマー設定によるタンブル乾燥方法 

タイマー設定によるタンブル乾燥方法は,最適な温度設定を決めるために,

附属書 の規定方法に基づ

いて算出した試験サイクル時間に設定し,普通温度でタンブル乾燥する。試験サイクル時間が終了した時

点での最終水分は,調温調湿時の相対湿度での水分含有量と同等である。

タンブル乾燥中の布の温度を測定する必要がある場合は,温度表示プラスチックリボン(40  ℃∼90  ℃

の温度範囲を測ることができるサーモラベル)を布に貼り付ける。

5.2

に規定したタンブル乾燥機については,乾燥ドラムからの排気温度は,最低 40  ℃に設定し,普通の

生地に対しては 80  ℃,デリケートな生地に対しては 60  ℃に設定する。

試料が乾燥するまで乾燥機を運転し,加温を止めて,更に 5 分間回転を続けた後,直ちに取り出す。

10.2.2.2 

過乾燥する方法 

過乾燥する方法は,残留水分が調温調湿された状態(標準状態)より,更に,乾燥させることで生じる。

繊維組成との関連では,最終水分率として,次の値を適用する。

−  合成繊維素材で作られた製品は,調温調湿した製品の相対水分との対比で−2 %

−  セルロース系繊維素材で作られた製品は,調温調湿した製品の相対水分との対比で−5 %

過乾燥による寸法への影響を調べるために,試料の寸法を過乾燥状態の前後で測定する必要がある。

決められた最終水分率に到達するまで試料の乾燥を続ける。加熱を止め,5 分間回転を続けた後,直ち

に試料を取り出す。

10.2.2.3 

水分コントロール装置付きタンブル乾燥機を使用する方法 

水分コントロール装置付きタンブル乾燥機を使用する方法は,水分計測装置で測った最終水分率が,

2

の残留水分率に達するまで普通温度又は低温に設定してタンブル乾燥する。加温を止めた後,最低 5 分

間回転を続ける。次に,直ちに試料を取り出す。

タンブル乾燥処理は,受渡当事者間で取り決める。取り決めがない場合には,タンブル乾燥処理の No.1

を適用する。

表 2−タンブル乾燥機の水分率設定 

No.

素材

タンブル乾燥機にセットする

残留水分率 %

1

綿

  0(±3)

2

合成繊維及び混紡品

  2(±3)

3

綿(アイロン掛けをする場合) 12(±3)


9

L 1930

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11 

試験報告書 

試験報告書には,次の事項を含めなければならない。

a)

規格番号又は規格名称

b)

試験機関名及び報告書番号

c)

試験年月日

d)

試験方法

e)

試験条件

1)

使用洗濯機及び乾燥機の種類

2)

洗剤の種類

3)

負荷布の種類

4)

乾燥方法(熱平板プレス機の場合は温度及び圧力,タンブル乾燥の場合は乾燥温度及び被乾燥物質

量)

5)

その他必要な事項(変更点などの詳細)

f)

試験結果


10

L 1930

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附属書 A

(規定)

A

形基準洗濯機−水平軸・前面投入形(ドラム式)の仕様

A 形基準洗濯機の仕様は,表 A.1 による。 

表 A.1形基準洗濯機の仕様 

大項目

項目

細目

A1 形

(A2 形から変わった

新形機の仕様)

A2 形

(2002 年以前に製造され

ていた機種の仕様)

内槽ドラム

直径

− 520

mm±1 mm

515 mm±5 mm

深さ

− 315

mm±1 mm

335 mm±5 mm

容量

61 L

65 L

リフター(桟)

数 3

3

高さ 53

mm±1 mm

53 mm±5 mm

長さ

内ドラム幅

内ドラム幅

配置 120° 120°

外槽ドラム

直径

− 554

mm±1 mm

575 mm±5 mm

ドラム回転速度

洗濯

洗濯物及び水負荷時

52 rpm±1 rpm

52 rpm±1 rpm

脱水(回転)

低速 500

rpm±20 rpm

500 rpm±20 rpm

高速 800

rpm±20 rpm

800 rpm±20 rpm

加熱システム

加熱容量

− 5.4

kW±2 %

5.4 kW±2 %

サーモスタット

式制御

自動制御

自動制御

スイッチ・オフ時の

精度

±1  ℃

±1  ℃

スイッチ・オンにな

る温度

スイッチ・オフ温度以下

4  ℃以内

スイッチ・オフ温度以下

4  ℃以内

ドラム回転間隔

タイマー間隔及

び許容誤差

ノーマルかくはん ON

12s±0.1s

OFF 3s±0.1s

ON 12s±0.1s 
OFF 3s±0.1s

マイルドかくはん ON

8s±0.1s

OFF 7s±0.1s

ON 8s±0.1s 
OFF 7s±0.1s

ジェントルかくはん

ON 3s±0.1s 
OFF 12s±0.1s

ON 3s±0.1s 
OFF 12s±0.1s

給水システム

給水

給水量 20

L/min±2 L/min

16 L/min±2 L/min

水温 20

℃±5  ℃ 20

℃±5  ℃

水位レベル検知

検知幅

≦3 mm

≦3 mm

再現性

±5 mm(±1 L)

±5 mm(±1 L)

排水システム

排水バルブ

>30 L/min

>30 L/min

注記  少なくとも 1 年に 1 回は,供給工場から提供される校正説明書によって,基準洗濯機の校正を行う。


11

L 1930

:2014

附属書 B

(規定)

A

形基準洗濯機(ドラム式)の洗濯方法仕様書

B.1

A 形基準洗濯機の洗濯方法の仕様は,表 B.1 による。

表 B.1形基準洗濯機の洗濯方法 

方法

No.

加熱昇温中の

かくはん方法,

洗濯及び

すすぎ時

洗濯

すすぎ 1

すすぎ 2

すすぎ 3

すすぎ 4

水温

a)

 

水量

レベル

b)c)

mm

洗濯

時間

d)

冷却の

有無

f)

水量

レベル

b)c)

mm

すすぎ

時間

d)g)

水量

レベル

b)c)

mm

すすぎ

時間

d)g)

脱水

時間

d)

水量

レベル

b)c)

mm

すすぎ

時間

d)g)

脱水

時間

d)

水量

レベル

b)c)

mm

すすぎ

時間

e)g)

脱水

時間

d)

9 N

h)

  ノーマル 92±3 100  15  あり

i)

130 3 130  3  − 130  2  − 130  2  5

7 N

h)

  ノーマル 70±3 100  15  あり

i)

130 3 130  3  − 130  2  − 130  2  5

6 N

h)

  ノーマル 60±3 100  15  なし 130  3  130  3  − 130  2  − 130  2  5

6 M

h)

  マイルド 60±3 100  15  なし 130  3  130  2  − 130  2  2

j)

5 N

h)

  ノーマル 50±3 100  15  なし 130  3  130  3  − 130  2  − 130  2  5

5 M

h)

  マイルド 50±3 100  15  なし 130  3  130  2  − 130  2  2

j)

4 N

ノーマル 40±3 100  15  なし 130  3  130  3

− 130  2  − 130  2  5

4 M

マイルド 40±3 100  15  なし 130  3  130  2

− 130  2  2

j)

4 G

ジェントル

e)

 40±3 130  3  なし

130 3 130 3  1 130 2  6  −

3 N

ノーマル 30±3 100  15  なし 130  3  130  3

− 130  2  − 130  2  5

3 M

マイルド 30±3 100  15  なし 130  3  130  2

− 130  2  2

j)

3 G

ジェントル

e)

 30±3 130  3  なし 130  3  130  3  − 130  2  2

j)

4 H

ジェントル

e)

 40±3 130  1  なし 130  2  130  2

2  −

11

L

 1

930


20
14


12

L 1930

:2014

表 B.1形基準洗濯機の洗濯方法(続き) 

注記 1  A 形洗濯機では,既製のメモリーカード(A1 形用)又は詳細なプログラム説明書(A2 形用)が洗濯機の製造業者から入手できる。ただし,メモリーカード

は,ロックされていて,内容を書き換えることはできない。

注記 2  方法 No において,N はノーマルかくはん,M はマイルドかくはん,G はジェントルかくはん及び H は模擬手洗いを表し,かくはんの条件は次のとおりとす

る。

N  ノーマルかくはん

:12 秒間ドラム回転,3 秒間静止

M  マイルドかくはん

:8 秒間ドラム回転,7 秒間静止

G  ジェントルかくはん

:3 秒間ドラム回転,12 秒間静止

H  模擬手洗いのジェントルかくはん :3 秒間ドラム回転,12 秒間静止

a)

  洗濯時の水温度は,加熱器のスイッチがオフの状態での温度をいう。

b)

  水量レベルは,洗濯機を 1 分間運転し,次いで 30 秒間静止した後に,水槽(ケージ)の底部から測定したもの。

c)

  A 形基準洗濯機の A1 形については,正確さを期すため,水量を測定してから使用する(表 B.2 参照)。

d)

  記載時間の許容範囲は,20 秒とする。

e)

  供給された水温から設定温度より 5  ℃低い温度(−5  ℃)まで加熱する間は,かくはんしない。設定温度−5  ℃から設定温度になるまではジェントルかくは

んをする。

f)

  冷却(クールダウン)は,130 mm の水量レベルまで冷水を満たして 2 分間かくはんする。

g)

  すすぎ時間は,規定の水量レベルに達してから測定する。

h)

 40 ℃まで加熱後,15 分間かくはんを続けて,規定の洗濯温度まで加熱する。

i)

  試験室での操作を安全にするためにだけ実施。

j)

  短時間遠心脱水するか又はぬれ干し乾燥する。

B.2 A1

形の水量レベル及び水量は,

表 B.2 による。

表 B.2A1 形の水量レベル及び水量 

注水操作

水量レベル

mm

水量

L

洗濯(乾いた状態の洗濯物に注水) 100

16

130 18

すすぎ(ぬれた状態の洗濯物に注水) 130

14

12

L

 1

930


20
14


13

L 1930

:2014

附属書 C 
(規定)

B

形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(アジテータ式)の仕様

B 形基準洗濯機の仕様は,表 C.1 による。 

表 C.1形基準洗濯機の仕様 

大項目

項目

細目

仕様

内槽ドラム

(バスケット)

深さ

− 370

mm±1 mm

容量

− 90.6

L

かくはん機

数 1

外槽ドラム 
(浴槽)

直径

上端 565

mm±1 mm

底 551

mm±1 mm

ドラム回転速度

脱水(回転数)

低速回転 399

rpm∼420 rpm

高速回転 613

rpm∼640 rpm

加熱装置

加熱容量

なし

回転運動

ストローク数

ノーマル 173∼180 ストローク/min

ジェントル 114∼120 ストローク/min

給水システム

給水

水道水

水位レベル

高 356

mm±13 mm

中 297

mm±25 mm

低 237

mm±25 mm

最低 178

mm±25 mm

排水システム

排水バルブ 43

L/min∼64 L/min

注記  上記以外の洗濯機であっても,上記に記載の性能と相関評価とを行い同等の性能をもつ洗濯機は,

使用することができる。


14

L 1930

:2014

附属書 D 
(規定)

B

形基準洗濯機(アジテータ式)の洗濯方法仕様書

B 形基準洗濯機の洗濯方法の仕様は,表 D.1 による。 

表 D.1形基準洗濯機の洗濯方法 

方法

No.

加熱昇温中の

かくはん方法,

洗濯及び

すすぎ時

被洗物総量

(乾燥時)

kg

洗濯

すすぎ

脱水

水温

水位レベル

mm

洗い

時間

水位

レベル

mm

すすぎ

時間

脱水速度

回転数

rpm

脱水

時間

1B

ノーマル

2±0.1 60±3 297±25 12

297±25 3  613∼640 6

2B

ノーマル

2±0.1 49±3 297±25 12

297±25 3  613∼640 6

3B

ノーマル

2±0.1 49±3 297±25 10

297±25 3  399∼420 4

4B

ノーマル

2±0.1 41±3 297±25 12

297±25 3  613∼640 6

5B

ノーマル

2±0.1 41±3 297±25 10

297±25 3  399∼420 4

6B

ノーマル

2±0.1 27±3 297±25 12

297±25 3  613∼640 6

7B

ノーマル

2±0.1 27±3 297±25 10

297±25 3  399∼420 4

8B

ジェントル

2±0.1 27±3 297±25

8

297±25 3  399∼420 4

9B

ノーマル

2±0.1 16±3 297±25 12

297±25 3  613∼640 6

10B

ノーマル

2±0.1 16±3 297±25 10

297±25 3  399∼420 4

11B

ジェントル

2±0.1 16±3 398.5±17.8

8  297±25 3  399∼420 4

14

L

 1

930


20
14


15

L 1930

:2014

附属書 E

(規定)

C

形基準洗濯機−垂直軸・上部投入形(パルセータ式)の仕様

C 形基準洗濯機の仕様は,表 E.1 による。 

表 E.1形基準洗濯機の仕様 

大項目

項目

細目

仕様

内槽ドラム

(バスケット)

深さ

− 440

mm±1 mm

直径

− 460

mm±1 mm

容量

− 50

L

パルセータ

数 1

外槽ドラム

(浴槽)

深さ

− 510

mm±1 mm

直径

− 490

mm±1 mm

ドラム回転速度

脱水(回転数)

高速回転 (780

rpm±30 rpm)  ∼ (830 rpm±30 rpm)

低速回転 500

rpm±30 rpm

回転速度

パルセータ速度

強 120

rpm±20 rpm

弱 90

rpm±20 rpm

給水システム

すすぎ時の給水

約 15 L/min(水道水)

表示水量

(レベル感知式)

実測水量

(総水量/内槽水量)

54 L

a)

 (57

L±2 L) / (43 L±2 L)

40 L

(40 L±2 L) / (27 L±2 L)

排水システム

排水バルブ

約 27 L/min

注記  上記以外の洗濯機であっても,上記に記載の性能と相関評価とを行い同等の性能をもつ洗濯機は,使用する

ことができる。相関評価の試験方法の一例を

附属書 JA に示す。

a)

  洗濯機の表示 54 L のとき,洗濯負荷布がない場合の実測水量は 59 L,5 kg の洗濯負荷布のときの実測水量は

54 L,2 kg の洗濯負荷布のときの実測水量は 57 L となる。


16

L 1930

:2014

附属書 F

(規定)

C

形基準洗濯機(パルセータ式)の洗濯方法仕様書

C 形基準洗濯機の洗濯方法は,表 F.1 による。 

表 F.1形基準洗濯機の洗濯方法 

方法

No.

洗濯及びすす

ぎのパルセー

タのかくはん

動作

洗濯

すすぎ 1

c)

すすぎ 2

c)

水温

a)

表示水量

b)

L

洗い時間

脱水時間

f)

表示水量

b)

L

すすぎ時間

脱水時間

f)

表示水量

b)

L

すすぎ時間

脱水時間

f)

C4N

ノーマル

d)

 40±3

40 15 3 40 2  3 40 2  7

C4M

ノーマル

d)

 40±3

40 6 3 40 2  3 40 2  3

C4G

ノーマル

d)

 40±3

40 3 3 40 2  3 40 2 ≦1

C3N

ノーマル

d)

 30±3

40 15 3 40 2  3 40 2  7

C3M

ノーマル

d)

 30±3

40 6 3 40 2  3 40 2  3

C3G

ノーマル

d)

 30±3

40 3 3 40 2  3 40 2 ≦1

C4H

ジェントル

e)

 40±3

54 6 2 54 2  2 54 2 ≦1

a)

  洗濯に使用する水は,洗濯開始時に規定の温度になるようにして洗濯機に供給する。

b)

  基準洗濯機の表示水量である。実測水量は表 E.1 を参照。すすぎに使用する水は,水道水を使用する。

c)

  すすぎに使用する水は,水道水を使用する。

d)

  かくはん動作ノーマルは,パルセータが 0.8 秒間回転,0.6 秒間停止,次に,0.8 秒間逆回転,0.6 秒間停止のサイクルでかくはんする。

e)

  かくはん動作ジェントルは,パルセータが 1.3 秒間回転,5.8 秒間停止,次いで 1.3 秒間逆回転,5.8 秒間停止のサイクルでかくはんする。

f)

  かくはん動作ノーマルの脱水は,高速度回転での脱水とする。ただし,かくはん動作ジェントル(C4H)の脱水は,低速度回転での脱水とする。

注記 C4H は,模擬手洗いを表す。

16

L

 1

930


20
14


17

L 1930

:2014

附属書 G 
(規定)

タンブル乾燥機の仕様

タンブル乾燥機の仕様は,

表 G.1 による。

表 G.1−タンブル乾燥機の仕様 

項目

細目 A1 形 A2 形 A3 形

乾燥方式

排気式

コンデンサー式

排気式

湿度制御

タイマー

タイマー

タイマー

自動

自動

自動

ドラム

容量 80

L∼130 L

80 L∼130 L

160 L∼200 L

直径 550

mm∼590 mm

550 mm∼590 mm

650 mm∼700 mm

外周遠心加速度 0.6

g∼0.95 g 0.6

g∼0.95 g 0.6

g∼0.95 g

リフター(桟)

2 又は 3 2 又は 3 2 又は 3

高さ 50

mm∼90 mm

50 mm∼90 mm

80 mm∼100 mm

配置間隔

等間隔配置

等間隔配置

等間隔配置

加熱容量

最高 3.5 kW

最高 3 kW

最高 6 kW

乾燥速度

綿 100 %

最低 25 mL/min

最低 25 mL/min

最低 50 mL/min

綿/ポリエステル

最低 20 mL/min

最低 20 mL/min

最低 40 mL/min

排気温度管理

高温

最高 80  ℃

最高 80  ℃

最高 80  ℃

低温

最高 60  ℃

最高 60  ℃

最高 60  ℃

クールダウン

(放冷)

最低 5 分又は

50  ℃以下

最低 5 分又は

50  ℃以下

最低 5 分又は

50  ℃以下

コンデンサー

凝縮効率

最低 80 %

ドラム容量からの

負荷質量 
 
容積比=

負荷質量(kg)

ドラム容量(L)

容積比  1:15

容積比  1:25 
(綿 100 %)

5.3 kg∼8.7 kg 
3.2 kg∼5.2 kg

5.3 kg∼8.7 kg 
3.2 kg∼5.2 kg

10.6 kg∼13.3 kg

6.4 kg∼8 kg

容積比  1:30

容積比  1:50

(綿/ポリエステル)

2.7 kg∼4.4 kg 
1.6 kg∼2.6 kg

2.7 kg∼4.4 kg 
1.6 kg∼2.6 kg

5.3 kg∼6.7 kg 
3.2 kg∼4.0 kg


18

L 1930

:2014

附属書 H 
(規定)

洗濯に使用する負荷布の仕様

H.1 

負荷布の構成 

負荷布の組成及び仕様は,

表 H.1 による。

表 H.1−負荷布の組成及び仕様 

項目

I 型 II 型 III 型

組成

綿 100 %

ポリエステル 50 %

/綿 50 %

ポリエステル 100 %

糸 Ne

17/1

40/1

Tex

布組織

織物(平織)

織物(平織)

編み物

織物の

密度

たて糸

a)

よこ糸

a)

(25.9±2) /cm 
(22.7±2) /cm

(18.9±2) /cm 
(18.9±2) /cm

糸種

ポリエステル加工糸

目付

a)

 188

g/m

2

±10 g/m

2

 155

g/m

2

±10 g/m

2

 310

g/m

2

±20 g/m

2

寸法 [92×92 (±2)] cm

[92×92 (±2)] cm

[20×20 (±4)] cm

質量(1 枚当たり) 320

g±10 g

260 g±10 g

50 g±5 g

寸法変化率

たて及びよこ

±5 %

たて及びよこ

±5 %

ウエール及びコース

±5 %

仕上げ

のり(糊)抜き,煮沸,
毛焼き,漂白,目詰め処

理又は硬化処理なし,圧

縮式防縮加工

洗濯,

目詰め処理又は硬化

処理なし(熱セット)

a)

  生機時(grey fabric)

H.2 

負荷布の縫製仕様 

負荷布の縫製仕様は,

表 H.2 による。

表 H.2−負荷布の縫製仕様 

項目

I 型 II 型 III 型

組成

綿 100 %

ポリエステル 50 %/

綿 50 %

ポリエステル 100 %

重ね枚数 2

2

4

縫い方

2 枚を重ね,4 辺の全
てを縫い合わせる。

2 枚を重ね,4 辺の全
てを縫い合わせる。

4 枚を重ねて 4 辺の全てをオーバーロック
縫いし,4 隅をかんぬき(閂)止めする。


19

L 1930

:2014

附属書 I

(規定)

標準洗剤 1 の成分表

I.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

I.2 

標準洗剤 1[別名:1993 AATCC (WOB) 

標準洗剤 1[別名:1993 AATCC (WOB)]は,酵素及び蛍光増白剤無配合の粉末洗剤で,成分組成は

I.1

による。この洗剤は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

表 I.1−標準洗剤 1:酵素及び蛍光増白剤無配合(WOB)粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

18.79±1.0

アルミノけい酸ナトリウム固体(ゼオライト)

(Sodium aluminosilicate solids)

27.91±1.5

炭酸ナトリウム

(Sodium carbonate)

16.56±0.8

けい酸ナトリウム固体 
(Sodium silicate solids)

0.58±0.03

硫酸ナトリウム 
(Sodium sulfate)

22.51±1.2

ポリエチレングリコール

(Polyethylene glycol)

2.14±0.1

ポリアクリル酸ナトリウム

(Sodium polyacrylate)

3.70±0.2

シリコン,消泡剤

(Silicone, suds suppressor)

0.38±0.02

水分

(Moisture)

7.22±0.4

その他(界面活性剤成分中の未反応物) 
[Miscellaneous (unreacted in surfactant stocks)]

0.07

合計 100.0


20

L 1930

:2014

I.3 

標準洗剤 1(別名:1993 AATCC 

標準洗剤 1(別名:1993  AATCC)は,酵素無配合及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤で,成分組成は

表 I.2

による。この洗剤は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

表 I.2−標準洗剤 1:酵素無配合及び蛍光増白剤配合粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

18.79±1.0

アルミノけい酸ナトリウム固体

(Sodium aluminosilicate solids)

27.91±1.5

炭酸ナトリウム

(Sodium carbonate)

16.56±0.8

けい酸ナトリウム固体 
(Sodium silicate solids)

0.58±0.03

硫酸ナトリウム 
(Sodium sulfate)

22.51±1.2

ポリエチレングリコール

(Polyethylene glycol)

2.14±0.1

ポリアクリル酸ナトリウム

(Sodium polyacrylate)

3.70±0.2

シリコン,消泡剤

(Silicone, suds suppressor)

0.38±0.02

水分

(Moisture)

7.22±0.4

蛍光増白剤 
(Brightener)

0.21±0.01

合計 100.0


21

L 1930

:2014

附属書 J

(規定)

標準洗剤 2 の成分表

J.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

J.2 

標準洗剤 2(別名:IEC 標準洗剤 A*) 

標準洗剤 2(別名:IEC 標準洗剤 A*)は,酵素及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤で,成分組成は

表 J.1 

よる。この洗剤は,A 形洗濯機及び B 形洗濯機の両方で使用できる。

表 J.1−標準洗剤 2:酵素及び蛍光増白剤配合粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

8.8±0.5

脂肪アルコールエチレンオキサイド付加物 C

12/14

(7EO)

[Ethyloxylated fatty alcohol C

12/14

 (7EO)]

4.7±0.3

脂肪酸ナトリウム塩(牛脂石けん)

[Sodium soap (tallow soap)]

3.2±0.2

消泡剤(無機物担持 12 %シリコーン) 
[Foam inhibitor concentrate (12 % silicon on inorganic carrier)]

3.9±03

アルミノけい酸ナトリウム  ゼオライト 4A(有効分 80 %) 
[Sodium aluminium silicate zeolite 4A (80 % active substance)]

28.3±1.0

炭酸ナトリウム

(Sodium carbonate)

11.6±1.0

アクリル酸/マレイン酸共重合体のナトリウム塩(粒状)

[Sodium salt of a copolymer from acrylic and maleic acid (granulate)]

2.4±0.2

けい酸ナトリウム(SiO

2

:Na

2

O=3.3:1)

[Sodium silicate (SiO

2

 : Na

2

O = 3.3 : 1)]

3.0±0.2

カルボキシメチルセルロース(CMC)

(Carboxymethylcellulose)

1.2±0.1

ホスホン酸塩(デイクエスト 2066,有効分 25 %) 
[Phosphonate (DEQUEST 2066, 25 % active acid)]

2.8±0.2

綿用蛍光増白剤(スチルベンタイプ) 
[Optical whitener for cotton (stilbene type)]

0.2±0.02

硫酸ナトリウム

(Sodium sulfate)

6.5±0.5

プロテアーゼ(サビナーゼ 8.0)

[Protease (Savinase 8.0)]

0.4±0.04

過ほう酸ナトリウム(PB)

・四水和物(有効酸素 10.00 – 10.40 %)

(別途添加)

[Sodium perborate tetrahydrate (active oxygen 10.00 – 10.40 %) (as a separate addition)]

20.0

テトラアセチルエチレンジアミン(有効分 90.0 – 94.0 %)

(別途添加)

[Tetra-acetylethylenediamine (active content 90.0 – 94.0 %) (as a separate addition)]

3.0

合計 100.0


22

L 1930

:2014

附属書 K

(規定)

標準洗剤 3 の成分表

K.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

K.2 

標準洗剤 3(別名:ECE 標準洗剤 98 

標準洗剤 3(別名:ECE 標準洗剤 98)は,酵素及び蛍光増白剤無配合の粉末洗剤で,成分組成は

表 K.1

による。この洗剤は,A 形洗濯機及び B 形洗濯機の両方で使用できる。

表 K.1−標準洗剤 3:酵素及び蛍光増白剤無配合粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(アルキル基の平均鎖長 C

11.5

[Linear sodium alkylbenzene sulfonate (mean length of alkane chain C

11.5

)]

7.5±0.5

脂肪アルコールエチレンオキサイド付加物 C

12-18

(7EO)

[Ethyloxylated fatty alcohol C

12-18

 (7EO)]

4.0±0.3

脂肪酸ナトリウム塩(鎖長 C

12-17

 46 %:C

18-20

 54 %)

[Sodium soap (chain length C

12-17

 46 %:C

18-20

 54 %)]

2.8±0.2

消泡剤

[Foam inhibitor (DC-42485)]

5.0±0.3

アルミノけい酸ナトリウム(ゼオライト 4A)

(Sodium aluminium silicate zeolite 4A)

25.0±1.0

炭酸ナトリウム

(Sodium carbonate)

9.1±1.0

アクリル酸/マレイン酸共重合体のナトリウム塩

(Sodium salt of a copolymer from acrylic and maleic acid)

4.0±0.2

けい酸ナトリウム(SiO

2

:Na

2

O=3.3:1)

[Sodium silicate (SiO

2

 : Na

2

O = 3.3 : 1)]

2.6±0.2

カルボキシメチルセルロース(CMC) 
[Carboxymethylcellulose (CMC)]

1.0±0.1

ジエチレン-トリアミン・ペンタ(メチレンりん酸)

[Diethylene-triamine penta (methylene phosphoric acid)]

0.6

硫酸ナトリウム

(Sodium sulfate)

6.0±0.5

(Water)

9.4

過ほう酸ナトリウム(PB)

・四水和物(別途添加)

[Sodium perborate tetrahydrate (as a separate addition)]

20.0

テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)

(有効分 100 %)

(別途添加)

[Tetra-acetylethylenediamine (TAED) (100 % active) (as a separate addition)]

3.0

合計 100.0


23

L 1930

:2014

附属書 L

(規定)

標準洗剤 4 の成分表

L.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

L.2 

標準洗剤 4(別名:JIS K 3371・第 種) 

標準洗剤 4(別名:JIS K 3371・第 1 種)は,酵素及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤で,成分組成は

表 L.1

による。この洗剤は,C 形洗濯機用にだけ使用できる。

表 L.1−標準洗剤 4:酵素及び蛍光増白剤配合粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

15.0±1.0

ゼオライト

(Zeolite)

17.0±1.0

けい酸ナトリウム

(Sodium silicate)

5.0±0.5

炭酸ナトリウム 
(Sodium carbonate)

7.0±0.5

カルボキシメチルセルロース(CMC) 
[Carboxymethylcellulose (CMC)]

1.0±0.5

硫酸ナトリウム

(Sodium sulfate)

55.0±5.0

蛍光増白剤

(Optical brightener)

酵素

(Enzyme)

合計 100.0

注記 1  上記は,C 形洗濯機に適合する洗剤の一例であり,洗浄性能が同等又は優れていること

が実証された洗剤の場合には,他の洗剤を使用してもよい。洗剤の投入量は,使用する
洗剤の指示に従う。

なお,試薬及び試験用材料は,JIS K 3362 の規定に従う。

注記 2  標準洗剤 4 は,洗濯液 1 L につき 1.33 g 使用する。


24

L 1930

:2014

附属書 M

(規定)

標準洗剤 5 の成分表

M.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

M.2 

標準洗剤 5[別名:2003 AATCC (WOB) 

標準洗剤 5 は,蛍光増白剤無配合[別名:2003 AATCC (WOB)]液体洗剤で,成分組成は

表 M.1 による。

この洗剤は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

表 M.1−標準洗剤 5:蛍光増白剤無配合(WOB)の液体洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

12.0±0.6

非イオン系界面活性剤

(Nonionic)

8.0±0.8

くえん酸(くえん酸ナトリウムとして)

[Citric acid (as sodium citrate)]

1.2±0.12

脂肪酸ナトリウム塩(C

24

[Fatty acid (C

24

 sodium salt)]

4.0±0.6

水酸化ナトリウム 
[Caustic (NaOH)]

2.7

キレート剤(DTPA)

[Chelant (DTPA)]

0.3±0.05

安定化剤(プロパンジオール)

[Stabilizers (Propanediol)]

8.0±1.2

防腐剤(Borax)

[Preservative (Borax)]

1.0±0.1

水分/その他

(Water/Miscellaneous)

バランス

合計 100.0


25

L 1930

:2014

M.3 

標準洗剤 5(別名:2003 AATCC 

標準洗剤 5(別名:2003  AATCC)は,蛍光増白剤配合液体洗剤で,成分組成は

表 M.2 による。この洗

剤は,B 形洗濯機にだけ使用できる。

表 M.2−標準洗剤 5:蛍光増白剤配合液体洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

(Linear sodium alkylbenzene sulfonate)

12.0±0.6

非イオン系界面活性剤

(Nonionic)

8.0±0.8

くえん酸(くえん酸ナトリウムとして)

[Citric acid (as sodium citrate)]

1.2±0.12

脂肪酸ナトリウム塩(C

24

[Fatty acid (C

24

 sodium salt)]

4.0±0.6

水酸化ナトリウム 
[Caustic (NaOH)]

2.65

キレート剤(DTPA)

[Chelant (DTPA)]

0.3±0.05

安定化剤(プロパンジオール)

[Stabilizers (Propanediol/Neutralant)]

8.13±1.2

防腐剤(Borax)

[Preservative (Borax)]

1.0±0.1

蛍光増白剤

(Fluorescent whitening agent)

0.04±0.01

水分/その他 
(Water/Miscellaneous)

バランス

合計 100.0


26

L 1930

:2014

附属書 N 
(規定)

標準洗剤 6 の成分表

N.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

N.2 

標準洗剤 6(別名:SDC 標準洗剤・タイプ 4 

標準洗剤 6(別名:SDC 標準洗剤・タイプ 4)は,酵素無配合及び蛍光増白剤配合の粉末洗剤で,成分

組成は

表 N.1 による。この洗剤は,A 形洗濯機に使用できる。

注記  別名 SDC 標準洗剤・タイプ 4−ISO 6330:2000 の附属書 に IEC 標準洗剤 A とあるのは,記載

間違いである。

表 N.1−標準洗剤 6:酵素無配合及び蛍光増白剤配合粉末洗剤の成分表 

組成

配合割合 %

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 
(Linear sodium alkyl benzene sulphonate)

7.5±0.5

脂肪アルコールエチレンオキサイド付加物 C

12-18

(7EO)

[Ethoxylated fatty alcohol C

12-18

 (7 EO)]

4.0±0.3

脂肪酸ナトリウム塩 
(Sodium soap)

2.8±0.2

消泡剤(有機物担持 8 %シリコン) 
[Foam inhibitor concentrate (8 % silicon on organic carrier)]

5.0±0.3

アルミノけい酸ナトリウム(ゼオライト 4A) 
(Sodium aluminium silicate)

25.0±1.0

炭酸ナトリウム 
(Sodium carbonate)

9.1±1.0

アクリル酸/マレイン酸共重合体のナトリウム塩 
(Sodium salt of a copolymer from acrylic and maleic acid)

4.0±0.2

けい酸ナトリウム(SiO

2

:Na

2

O=3.3:1)

[Sodium silicate (SiO

2

 : Na

2

O = 3.3 : 1)]

2.6±0.2

カルボキシメチルセルロース(CMC) 
(Carboxymethylcellulose)

1.0±0.1

ジエチレン-トリアミン・ペンタ(メチレンりん酸) 
(Diethylene-triaminepenta)

0.6

硫酸ナトリウム 
(Sodium sulfate)

5.8±0.5

蛍光増白剤(綿用,スチルベンタイプ) 
[Optical whitener for cotton (stilbene type)]

0.2±0.02

水分 
(Water)

9.4

過ほう酸ナトリウム(PB)

・四水和物(別途添加)

[Sodium perborate tetrahydrate (as a separate addition)]

20.0

テトラアセチルエチレンジアミン(別途添加) 
[Tetra-acetylethylenediamine (as a separate addition)]

3.0

合計 100.0


27

L 1930

:2014

附属書 O 
(規定)

標準洗剤 2,標準洗剤 3 及び標準洗剤 6 の販売並びに混合方法

O.1 

使用時の警告 

この附属書は,健康・環境に害を及ぼす可能性のある物質・方法を使用することになっているが,技術

的な妥当性にだけ言及したもので,使用者に課せられる健康及び安全・環境に関する法的責務,地域(各

国)の職務上又は専門家として遵守すべき勧告などから免責されるものではない。

O.2 

一般事項 

標準洗剤 2,標準洗剤 3 及び標準洗剤 6 は,次の三つの成分に分けて販売されている。

a)

ベース洗剤粉末

b)

過ほう酸ナトリウム・四水和物

c)

テトラアセチルエチレンジアミン漂白活性化剤

使用の前に次の手順でこれらの 3 成分を混合する。

なお,安定性の理由から,次の割合で 3 成分をドライの状態で混合することが望ましい。

− 77 部(parts)

:ベース洗剤粉末

− 20 部(parts)

:過ほう酸ナトリウム・四水和物

−    3 部(parts)

:テトラアセチルエチレンジアミン漂白活性化剤

試験に必要な量の洗剤を配合するために,各成分をひょう(秤)量し,使用する前に十分に混合する。

配合した洗剤をすぐに使用しない場合は,密閉した容器に保管する。標準洗剤 2,標準洗剤 3 及び標準

洗剤 6 の配合後使用するまでの最大保管期限は 14 日間とする。また,各成分全てが使用する時点でそれぞ

れの使用期限以内とする。

O.3 

酵素効果(標準洗剤 及び標準洗剤 にだけ適用) 

酵素の効果を評価する場合は,標準洗剤 2 及び標準洗剤 3 に次の酵素をその添加量に応じた洗剤粉末を

減量した上で適宜加える(

表 O.1 参照)。

表 O.1−酵素の任意追加量 

酵素

製品名

添加量

%

プロテアーゼ

(Protease)

Savinase 12T

0.5

リパーゼ

(Lipase)

Lipolase 100T

0.1

アミラーゼ

(Amylase)

Termamyl 60T

0.3

セルラーゼ

(Cellulase)

Celluzyme 0.7T

0.3


28

L 1930

:2014

附属書 P

(規定)

タイマー付きタンブル乾燥機の乾燥時間の算出

P.1 

乾燥時間を推定する方法 

P.1.1 

準備 

100 %負荷布(5.6 参照)だけからなる洗濯物を使用する。まず,標準状態(箇条 参照)中で調温調湿

する。調温調湿後の洗濯物の質量をキログラム単位で 0.05 kg まで計量する。

P.1.2 

初期質量 

箇条 の規定どおりに洗濯する。脱水後,洗濯物を計量する(初期質量)

P.1.3 

乾燥速度 の算出 

乾燥機の乾燥時間を 80 分以上に設定し,始動する。30 分(又は 60 分)運転して乾燥機を止め,洗濯物

を取り出して計量する。蒸発した水分量を計算し,蒸発水分量を乾燥時間で除した“乾燥速度 a”を算出

する。

P.1.4 

仮乾燥時間の算出 

9.1

で使用したと同水位まで洗濯機に注水し,洗濯物を再度ぬ(濡)らし,最終脱水まで洗濯プログラム

を行う。

脱水終了後,洗濯物を計量する。この洗濯物の質量及び“乾燥速度 a”から仮のサイクル時間,すなわ

ち,保持水分質量を乾燥速度で除した値を計算する。

P.1.5 

乾燥 

乾燥機に洗濯物を入れ,安全を見て,仮の乾燥時間以上に乾燥時間を設定して運転を開始する。

P.1.6 

乾燥速度 の算出 

仮のサイクル時間になったら直ちに乾燥機を止め,

洗濯物を出して計量し,

蒸発した水分量を計算する。

この数値及び仮のサイクル時間から,蒸発水分量を乾燥時間で除した“乾燥速度 b”を算出する。

P.1.7 

最終試験乾燥時間の算出 

次の式で計算する最終推定試験乾燥時間から設定時間を決定し,試験サイクルを実施する。

冷却時間

乾燥速度(

後の質量)

(初期質量−調温調湿

最終推定試験乾燥時間

+

×60

b

次の例で最終推定試験乾燥時間の算出方法を説明する:

調温調湿した洗濯物の質量

=2.0 kg

洗濯物の初期質量(P.1.2

=3.75 kg

保持水分

=1.75 kg

30 分後の蒸発水分

=0.9 kg(測定値)

45 分後の蒸発水分

=1.35 kg(測定値)

乾燥速度(a

=1.8 kg/h

仮の乾燥時間

8

.

1

75

.

1

=0.97 h(すなわち,58 分)

58 分後の蒸発水分

=1.71 kg(測定値)


29

L 1930

:2014

乾燥速度(b

97

.

0

71

.

1

=1.77 kg/h

最終推定試験乾燥時間

冷却

乾燥速度

保持水分

5

60

)

(

+

×

b

したがって,この場合の最終推定試験乾燥時間は,

64

5

77

.

1

60

75

.

1

=

+

×

上記の例に見られるとおり,最終推定試験乾燥時間の算出に“乾燥速度 a”を使用すると,5 %少なく推

定することになるので,この不足分(低下率)を補正するために 2 回目の乾燥が必要となる。

このことから,外気の温度及び相対湿度が相当程度一定している場合は,

“乾燥速度 b”は一度だけ求め

ればよいが,万一,外気の温度及び湿度が変動している場合には,乾燥速度は,変化した状態で新たに算

出しなければならないことになる。

この方法で算出した推定乾燥時間は,正確な基準で測定した真の時間の±2 %以内に収まっている。

この精度水準は,同じ質量の異なる種類の繊維を乾燥する場合でも過乾燥の要因が不確定であることを

考慮すると適切となる。

P.2 

しわ 

繊維製品によっては,タンブル乾燥は洗濯処理で生じたしわを除去するのに効果がある。

P.3 

繰返し試験 

試験を繰り返す場合は,1 回の試験が終わるたびにタンブル乾燥機を外気温まで冷却して置く。冷却(ク

ールダウン)操作を繰り返すことが重要となる。

P.4 

終点 

全ての繊維製品について,終点は調温調湿後質量の 0 %∼−3 %の間でなければならない。

100

1

×

=

質量

調温調湿後の洗濯物の

物の質量

乾燥時間終了後の洗濯

終点

%


30

L 1930

:2014

附属書 JA

(参考)

C

形基準洗濯機による洗濯機械力測定方法及び測定結果

JA.1 

一般事項 

2005 年から開始された

ISO 6330

改正検討時にパルセータ式洗濯機を使用した試験方法を提案すること

になった。このため,

附属書 A

に記載のドラム式洗濯機と

附属書 E

に記載のパルセータ式洗濯機による被

洗物が洗濯中に受ける機械的作用量を比較する試験を行い,

附属書 F

の操作条件(以下,C 法という。

を提案した。この附属書は,その試験方法及びその試験によって得られた値について記載した。

今回は,被洗物が洗濯中に受ける機械的作用量(この附属書では,洗濯機械力という。

)を直接測定する

方法がないため,既存の MA 試験布,EMPA306 試験布及び寸法変化測定布を使用することによって MA

値,ドット脱落率及び寸法変化率を測定する方法によって代替した。これらの方法を用いて,基準洗濯機

と他の洗濯機の洗濯機械力を同等にする条件を見いだすことができる。

JA.2 

洗濯機械力測定用試験布の種類 

洗濯機械力測定試験に用いた試験布(以下,試験布という。

)の種類は,次による。

a) MA

試験布

  一定の剛軟度の綿白布の中央部にあらかじめ直径 35 mm の円形の穴を五つ打ち抜いてあ

る試験布。これを被洗物とともに洗濯し,乾燥後に穴の中にほつれ出た糸の本数を数え,五つの穴に

ついての合計本数を MA 値(Mechanical Action Value)と称し,この数値の大小によって洗濯機械力を

評価した。

注記

 MA 試験布(以下,MA 布という。)は,Danish Technological Institute(Denmark)製の試験布

で,Mechanical Action Test Cloth の略である。これには,主に 40 cm×40 cm と 24 cm×24 cm

の 2 サイズがあり,この試験では,24 cm×24 cm のサイズの MA 布を使用した。

b) EMPA306

試験布

  綿白布(34 cm×34 cm)の片面全体にあらかじめ小さな樹脂製のドットを接着し

てある試験布。これを被洗物とともに洗濯し,乾燥後に脱落したドットの個数を測定し,ドットの脱

落率の大小から洗濯機械力を評価した。

注記 1

 EMPA306 試験布(以下,EMPA306 という。)は,EMPA Testmaterialien AG (Switzerland)  製

の試験布である。

注記 2

 EMPA306 は,試験布の所定の 4 部位の反射率測定から,洗濯前後の Y 値変化を求め,洗

濯時の洗濯機械力を評価する(参考文献[1]

IEC/PAS 62473

:2007 参照)のが基本である。

ただし,この試験では,洗濯前後の試験布をスキャナで読み取り,図形分析ソフトを用

いてドットの個数を測定し,脱落率を計算する方法によった。図形分析ソフトが利用でき

ないときは,反射率測定法又は簡易測定法(参考文献[4]参照)を利用するのもよい。

c) 

寸法変化測定用試験布  JIS L 0803

の染色堅ろう度試験用添付白布・毛 1-1 号に規定の毛織物(以下,

寸法変化測定布という。

)を被洗物とともに洗濯・乾燥し,洗濯前後の寸法変化率から洗濯時の機械力

を評価した。洗濯によって毛が縮じゅう(絨)しやすいことを利用した方法である。

注記

  3 種類のいずれの試験布も,そのロットによって試験結果が変化することがあるため,試験時

には同一のロットを使用することが望ましい。また,ロット間の相関を取る試験を行うのが望

ましい。


31

L 1930

:2014

JA.3 

負荷布 

この試験で使用した負荷布は,

表 H.2

の III 型に規定したポリエステル加工糸 100 %ニット生地(目付

310 g/m

2

±20 g/m

2

)を使用し,4 枚重ねにして四方及びクロスに本縫い

1)

 を行い,仕上がりの大きさ 20 cm

×20 cm,になるよう作成する(

図 JA.1

参照)

。負荷布の重さは,50±5 g/枚とする。

図 JA.1

負荷布の縫い方 

1)

図 JA.1

は,今回使用した負荷布の縫い方であり,

表 H.2

の III 型に規定の負荷布の縫い方とは

異なる。

JA.4 

洗剤 

洗剤は,弱アルカリ性合成洗剤とする。

注記  表 JA.2

のデータ作成のための洗剤は,市販の衣料用合成洗剤(弱アルカリ性・粉末)を使用し

た。

JA.5 

試験方法 

JA.5.1 

試験条件 

試験条件は,次による。

a)

  被洗物投入量:2.0 kg±0.1 kg

b)

  試験布:各 2 枚以上

c)

  浴比:1:14

注記

  洗濯槽が外槽と内槽の二重槽になっている場合には,被洗物と内槽水量との比率を浴比とす

る(供試 C 形基準機の場合は 28 L)

d)

  洗剤の使用量:洗剤に規定の標準使用量による。

注記

  洗濯槽が外槽と内槽の二重槽になっている場合には,総水量とする(供試 C 形基準機の場合

は 40 L)

JA.5.2 

洗濯操作条件 

洗濯操作の条件は,次による。

a)

附属書 F

の C 形基準洗濯機の洗濯方法の

表 F.1

の C4N,C4M,C4G 及び C4H による。

b)

  試験処理回数

1)

 MA 布及び EMPA306 の処理回数は 1 回とする。

2)

  寸法変化測定布は,3 回処理(洗濯から乾燥までの繰り返し)とする。ただし,乾燥は,毎回標準

状態において,軽くしわを伸ばしたのち,平干し乾燥を行う。

JA.6 MA

布による測定方法 


32

L 1930

:2014

JA.6.1 

準備 

MA 布(24 cm×24 cm)の,各穴に一番近いたて糸及びよこ糸,各 2 本計 4 本に細線を引く[

図 JA.4 a) 

①及び

図 JA.4 b) 

参照]

。その後,

JA.3

に規定の負荷布の四隅に止縫いする(

図 JA.2

参照)

注記

  穴に接した糸に細線を引く目的は,測定時に切れた糸を数えやすくするためである。

図 JA.2

MA

試験布の細線及び負荷布への縫付け例 

JA.6.2 

試験方法 

MA 布の試験方法は,

JA.5

の試験方法による。

JA.6.3 MA

値の測定方法 

MA 布の MA 値測定方法は,次による。

a)

  X=切れた糸の本数,Y=つながった状態で飛び出した糸の本数(

図 JA.3

参照)

b)

  外接正方形の 4 か所について数え,1 穴の X+Y の合計を計算した後,5 穴の合計を求め,試験枚数(N

数)の平均を整数位まで求める。

図 JA.3

Y

の数え方の例(参考文献[1]参照) 

負荷布

試験布

止縫い

細線


33

L 1930

:2014

a) b) 

図 JA.4

X

Yの数え方の例 

注記

図 JA.4 a)

(参考文献[2]参照)及び

図 JA.4 b)

(参考文献[3]参照)は,X+Y+Z を測定する方法

である。ただし,この規格では,X+Y の値を使用し,Z は使用しない。

JA.7 EMPA306

による測定方法 

JA.7.1 

準備 

EMPA306(34 cm×34 cm)を 1/4 の大きさ(17 cm×17 cm)にカットして試験布とし,

JA.3

に規定の負

荷布の四隅に止縫いする(

図 JA.5

参照)

図 JA.5

EMPA306

の縫付け例 

JA.7.2 EMPA306

の試験方法 

EMPA306 の試験方法は,

JA.5

の試験方法による。

JA.7.3 

ドット脱落率測定方法 

負荷布

試験布

止縫い


34

L 1930

:2014

EMPA306 のドット脱落率測定方法は,次による。

a)

 17

cm×17 cm の試料のほぼ中央に,13 cm×13 cm の正方形を印し,試験前の正方形内のドット数の測

定を行う(

表 JA.1

参照)

b)

  試験後の正方形内のドット数を測定し,次の式によって脱落率を求める。

c)

  試験枚数(N 数)の平均%を整数位まで求める。

100

0

1

0

×

=

b

b

b

a

ここに,

a

脱落率(%)

b

0

試験前の 13 cm×13 cm のドット数

b

1

試験後の 13 cm×13 cm のドット数

注記 1

  簡易測定法として,次の方法(参考文献[4]参照)がある。

① EMPA306  34 cm×34 cm の外周約 2 cm を除いた内側から 5 cm 四方の試料を切り取る

図 JA.6

参照)

②  試料のほぼ中央に直径約 2 cm の円を書く(

図 JA.7

参照)

。1 円硬貨の外周を利用すると

よい。

③  コピー機で拡大し,線の内側にあるドットの数(b

0

)を記録する(

図 JA.8

参照)

。ただ

し,線と重なっているドット又は取れて薄くなっているドットは除く。

④  負荷布又は試料に止縫いする。

⑤  試験後に③と同様の操作によってドットの数(b

1

)を記録する。

JA.7.3 c)

  によって脱落率(a)を求める。

⑦  1 回の試験の試料は,5 枚又はそれ以上が望ましい。

図 JA.6

外周を 5 cm 四角に 


35

L 1930

:2014

表 JA.1

ドット数測定(例) 

行数

試料(

例  No.3)

処理前

処理後

 1

4

3

 2

8

5

 3

10

5

 4

11

8

 5

12

9

 6

13

10

 7

14

12

 8

13

8

 9

13

10

10 12

8

11 10

7

12 9

7

13 6

4

合計 135 96

− 39

脱落率 %

− 29

 

図 JA.7

1

円硬貨の外周による円 

図 JA.8

拡大コピー 

JA.8 

寸法変化測定布による測定方法 

JA.8.1 

準備 

寸法変化測定布は,35 cm×35 cm の大きさの 2 枚重ねとし,縁をロックかがり縫いする。測定用の印は,

寸法変化測定布のしわを軽く伸ばしたのち,25 cm 間隔で,たて 3 か所,よこ 3 か所が測定できるよう計 8

か所に付ける(

図 JA.9

参照)

図 JA.9

寸法変化測定布の印付け例 

JA.8.2 

試験方法 

寸法変化測定布の試験方法は,

JA.5

による。

JA.8.3 

寸法変化率測定方法 

寸法変化測定布の寸法変化率測定方法は,次による。

×  ×  ×

 

×      ×

 

×  ×  ×


36

L 1930

:2014

a)

  洗濯処理前の各印間を測長しておく。

b)

  洗濯処理後の各印間を測長する。

c)

  洗濯処理前及び処理後のたて方向の三つの測長区間の長さの平均値(小数点以下 1 桁まで)を求め,

次の式によって寸法変化率(小数点以下 2 桁まで)を求める。同様によこ方向の寸法変化率を求める。

d)

  たて方向及びよこ方向の寸法変化率を合計する。

e)

  試験した試料数(N 数)の平均値を求め,小数点以下 1 桁に丸める。

100

Δ

1

1

2

×

=

L

L

L

L

ここに,

ΔL: 寸法変化率(%)

L

1

処理前の長さ(mm)

L

2

処理後の長さ(mm)

JA.9 C

形洗濯機による洗濯機械力測定試験結果 

附属書 F

の試験方法による 3 種類の試験布による洗濯機械力測定試験結果は,次のとおりである。

表 JA.2

洗濯機械力測定試験結果 

操作条件

No.

MA 布 EMPA306 寸法変化測定布

MA 値(X+Y 法)

(ロット No.VIII)

脱落率 %

寸法変化率 %

(3 回洗濯後のたて+よこ)

C4N 85∼105 70∼80

−7.0∼−10.0

C4M 70∼85 40∼60

−4.5∼−6.0

C4G 55∼70 30∼40

−2.5∼−4.0

C4H

∼35

∼−2.5

注記 1  この表は,ISO 6330 改正時に C 法導入のために A 法と比較検討された数値であり,各洗濯方法

の参考範囲を示している。

注記 2  3 種いずれの試験布も,ロットによって値が異なる可能性があるので,新たなロットの試験布に

て試験を行う場合には,ロット間の比較表等を入手し確認試験をすることが望ましい。

注記 3 MA 布は,ロット No.VIII のデータである。2014 年からロット No.x になっている。ロット間の比

較表は,販売元から入手できる。ただし,その値については,確認試験をすることが望ましい。

注記 4 EMPA306 及び寸法変化測定布は,2008 年に購入し,試験したデータである。


37

L 1930

:2014

参考文献 

[1]

IEC/PAS 62473

:2007,Clothes washing machines for household use−Methods for measuring the mechanical

action in household washing machines

[2]  原図:片山倫子・舟橋  良・藤川尚子・小澤玲子,MA 値による機械作用の評価,日本家政学会誌(2003)

54,237~242 の中の 480 頁の Fig.5

[3]  資料提供:片山倫子東京家政大学名誉教授 
[4]  Michiko Katayama & Reiko Sugihara, “Which type of washing machine should you choose ?” International

Journal of Consumer Studies (2011) 35, 237~242 の中の 238 頁から引用

[5] 1993

AATCC

 Standard Reference Detergent and Laundry Detergents in General

[6] 2003

AATCC

 Standard Reference Liquid Laundry Detergent

[7]

ISO 3758

:2012,Textiles−Care labelling code using symbols

[8]

ISO 3759

:2011,Textiles−Preparation, marking and measuring of fabric specimens and garments in tests for

determination of dimensional change

[9]

IEC 60456

,Clothes washing machines for household use−Methods for measuring the performance

[10]

JIS L 0803

  染色堅ろう度試験用添付白布


38

L 1930

:2014

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS L 1930:2014

  繊維製品の家庭洗濯試験方法

ISO 6330:2012

,Textiles−Domestic washing and drying procedures for textile testing

(I)JIS の規定

(II)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

3  用 語 及
び定義

3.1  環境条件など 10
の定義を規定

 3 JIS とほぼ同じ

追加

ここで定義した用語以外の定
義は,JIS L 0105 及び JIS L 

0208

によることにした。

用語であり実質的な技術的差異
はない。

6  洗 剤 及
び水

6.1  標準洗剤の成分
中の蛍光増白剤 
6.2  水

 6 JIS とほぼ同じ

変更 6.2

水の硬度は,厚生労働省の

省令に規定されている日本の
水道水の基準値に変更した。

WTO/TBT 協定の例外事項(地理
的要因)

 6.2.3

給水温度

追加 6.2.3 の給水温度は,パルセー

タ式に昇温装置が装備されて
いないため,洗濯開始時の温度

になるよう規定した。

ISO

規格の見直しの際,修正を提

案する。

9  洗 濯 手

9.4  洗剤の投入

追加

JIS

では,9.4 の項目を追加し

て a)∼d)  と区分けした。

編集上の問題で技術的差異はな

い。

11  試験報
告書

11

JIS

とほぼ同じ

追加

JIS

では,試験年月日等の項目

を追加した。

試験報告書に試験年月日は必要
で ISO 規格の見直しの際,修正を

検討する。

附属書 I∼

附 属 書 O
(規定)

附属書 I

∼附属書
O(規定)

JIS

にほぼ同じ

追加

他の附属書には警告文が規定

されているが,附属書 I にはな
いため I.1 に使用時の警告を追

加した。

ISO

規格の見直しの際,修正を提

案する。技術的差異はない。

削除

表 I.1 及び表 I.2 から注

a)

,注

b)

及び注

c)

を削除した。

この洗剤は,通常市場から入手す
るため,過剰な情報であり,削除

した。

38

L

 1

930


20
14


39

L 1930

:2014

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6330:2012,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

39

L

 1

930


20
14