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L 1021-4

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本カーペット工業組合(JCMA)/財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって JIS L 1021:1999,JIS L 1022:1992 及び JIS L 1023:1992 は廃止され,JIS L 1021-1JIS L 

1021-19

に置き換えられた。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8543:1998,Textile floor coverings

−Methods for determination of mass を基礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS L 1021-4

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS L 1021

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

L

1021-1

第 1 部:物理試験のための試験片の採取方法

JIS

L

1021-2

第 2 部:く(矩)形の繊維製床敷物の寸法測定方法

JIS

L

1021-3

第 3 部:厚さの測定方法

JIS

L

1021-4

第 4 部:質量の測定方法

JIS

L

1021-5

第 5 部:単位長さ及び単位面積当たりのパイル数測定方法

JIS

L

1021-6

第 6 部:静的荷重による厚さ減少試験方法

JIS

L

1021-7

第 7 部:動的荷重による厚さ減少試験方法

JIS

L

1021-8

第 8 部:パイル糸の引抜き強さ試験方法

JIS

L

1021-9

第 9 部:はく離強さ試験方法

JIS

L

1021-10

第 10 部:水及び熱の影響による寸法変化の試験方法

JIS

L

1021-11

第 11 部:摩耗強さ試験方法

JIS

L

1021-12

第 12 部:ベッターマンドラム試験機及びヘキサポッドタンブラー試験機による外観変

化の作製方法

JIS

L

1021-13

第 13 部:外観変化の評価方法

JIS

L

1021-14

第 14 部:改良形ベッターマンドラム試験機によるカットエッジの機械的損傷試験方法

JIS

L

1021-15

第 15 部:ファイバーバインド試験方法

JIS

L

1021-16

第 16 部:帯電性−歩行試験方法

JIS

L

1021-17

第 17 部:電気抵抗測定方法

JIS

L

1021-18

第 18 部:汚れ試験方法

JIS

L

1021-19

第 19 部:クリーニング試験方法


L 1021-4

:2007

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  調整及び試験条件

2

5.

  試験片の数

2

6.

  単位面積当たりの全質量

2

6.1

  原理

2

6.2

  試験器具

2

6.3

  試験片

2

6.4

  試験片の準備

2

6.5

  手順

2

6.6

  試験結果

3

6.7

  試験報告書

3

7.

  単位面積当たりのパイル糸の全質量

3

7.1

  原理

3

7.2

  試験器具

3

7.3

  試験片

3

7.4

  手順

3

7.5

  試験結果

4

7.6

  試験報告書

4

8.

  単位面積当たりの基部上のパイル質量

4

8.1

  原理

4

8.2

  試験器具及び装置

4

8.3

  試験片

4

8.4

  試験片の準備

4

8.5

  手順

4

8.6

  試験結果

5

8.7

  試験報告書

5

9.

  単位面積当たりの基部上のパイル質量及びパイル繊維の体積比

6

9.1

  原理

6

9.2

  試験器具及び装置

6

9.3

  試験片

6

9.4

  試験片の準備

6

9.5

  手順

6


L 1021-4

:2007  目次

(3) 

ページ

9.6

  試験結果

6

9.7

  試験報告書

7

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

8


L 1021-4

:2007

 

白      紙


日本工業規格

JIS

 L

1021-4

:2007

繊維製床敷物試験方法−第 4 部:質量の測定方法

Textile floor coverings

−Part 4 : Methods for determination of mass

序文  この規格は,1998 年に第 2 版として発行された ISO 8543,Textile floor coverings−Methods for

determination of mass

を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,繊維製床敷物の単位面積当たりの全質量,単位面積当たりのパイル糸の全質

量及び基部上のパイル質量の測定方法並びに単位体積当たりの基部上のパイル質量及びパイル繊維の体積

比の算出方法について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8543:1998

,Textile floor coverings−Methods for determination of mass (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 0105

  繊維製品の物理試験方法通則

備考  ISO 139:2005,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS L 0212-1

  繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)−第 1 部:繊維製床敷物

JIS L 1021-1

  繊維製床敷物試験方法−第 1 部:物理試験のための試験片の採取方法

備考  ISO 1957:2000,Machine-made textile floor coverings−Selection and cutting of specimens for

physical tests

が,この規格と一致している。

JIS L 1021-3

  繊維製床敷物試験方法−第 3 部:厚さの測定方法

備考  ISO 1765:1986,Machine-made textile floor coverings−Determination of thickness,ISO 1766

1999

,Textile floor coverings−Determination of thickness of pile above the substrate からの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS L 0212-1 によるほか,次による。

a)

恒量  (constant mass)  質量を 3 時間以上にわたり,1 時間間隔で連続的に測定したとき,測定値に 1 %

以上のばらつきがない状態。

b)

単位面積当たりのパイル糸の全質量  (total pile mass per unit area)  4.で恒量となった基部上のパイル糸


2

L 1021-4

:2007

と基部中に存在しているパイル糸との質量を合計したもの。パイル糸に付着しているバッキング樹脂

は含まない。

c)

単位体積当たりのパイル質量  (measured surface pile density)  2.0 kPa±0.2 kPa の圧力下で求めた単位

体積中における基部上のパイル質量。

d)

パイル繊維の体積比 (measured pile fibre volume ratio)  単位体積当たりのパイル構成繊維の質量を構

成繊維の密度で除したもので,単位体積当たりに存在するパイル構成繊維の量。

4.

調整及び試験条件  調整及び試験条件は,JIS L 0105 の 5.1.1(標準状態)による。

5.

試験片の数  6.8.に規定する個々の測定に対する試験片の数は,測定結果が 95 %信頼限界で±6 %を

確保できる数にする。まず,最初に 4 枚の試験片で試験を行い,試験結果から変動係数(CV)を求め,CV

の値が 4 %を超えたなら,更に次のとおり試験片の数を追加し,試験を行う。

      4 %<CV≦5.5 %なら,更に 2 枚の試験片を追加する(計 6 枚)

      5.5 %<CV≦7 %なら,更に 4 枚の試験片を追加する(計 8 枚)

      CV>7 %なら,更に 8 枚の試験片を追加する(計 12 枚)

備考

x

SD

CV

=

ここに,

SD

:  標準偏差

  :  平均値

n

CV

CL

±

=

ここに, CL:  信頼限界(%) 

t

:  スチューデントの の固有値

n

:  試験片の数

6.

単位面積当たりの全質量

6.1

原理  繊維製床敷物の一定面積の質量全体を測定する。

6.2

試験器具  試験器具は,次による。

a

)

ナイフ  鋭利にとがったナイフ。

b

)

定規  一目の読みが 1 mm 表示の定規。

c

)

はかり  精度 0.01 g のはかり。

6.3

試験片  JIS L 1021-1 によって,試験片を選択し,鋭利にとがったナイフを用いて,200 mm×200 mm

以上のく(矩)形の試験片を 4 枚(

1

)

以上採取する。ただし,試験片の各辺は試料の生産方向に対して平行

又は直角とする。

注(

1

)

信頼限界を考慮し,4 枚以上の試験片を用意する(5.参照)

6.4

試験片の準備  4.で規定する調整条件下に試験片を平らに,一枚ずつ,表面を上にして恒量に達する

まで調整する。

6.5

手順  手順は,次による。

a

)

各々の試験片の質量(m)を 0.01 g 単位で測定する。

x


3

L 1021-4

:2007

b

)

各々の試験片の裏面 4 辺について,たて及びよこ方向の長さを mm 単位で測定する。

6.6

試験結果  各々の試験片の長さ及び幅の平均値をそれぞれ mm 単位で求め,それを掛け合わせ,面

積(A)を求める。次に,各試験片ごとに,次の式によって単位面積当たりの全質量を求める。

単位面積当たりの全質量(g/m

2

)

6

10

×

A

m

ここに,

m

:  質量 (g)

A

:  面積 (mm

2

)

さらに,変動係数(CV)を計算し,必要ならば 5.によって試験片を追加して試験を行う。最後に,全試験

片から得られた単位面積当たりの全質量の平均値及び変動係数(CV)を計算する。

6.7

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a

)

試験は,この規格項目に従った旨

b

)

試験片を採取した試料の明細(製造業者及び型番)

。部分的にパイル長又はパイル密度に違いのある場

合は,その旨

c

)

調整及び試験時の標準状態

d

)

試験に用いた試験片数

e

)

各試験片の単位面積当たりの全質量(g/m

2

)

f

)

単位面積当たりの全質量(g/m

2

)

の平均値及び全試験片から得られた変動係数

7.

単位面積当たりのパイル糸の全質量

7.1

原理  一定寸法の試験片を完全に分解し,パイル糸と他の部位とを分離し,パイル糸の質量を測定

する。

7.2

試験器具  試験器具は,次による。

a

)

ナイフ  6.2 a)による。

b

)

定規  6.2 b)による。

c

)

はかり  6.2 c)による。

d

)

針及びピンセット  分解用の針及びピンセット。

7.3

試験片  JIS L 1021-1 によって,鋭利にとがったナイフを用いて試料のできるだけ広い範囲から 200

mm

×200 mm 以上のく(矩)形の試験片を 4 枚以上(

2

)

採取する。ただし,試験片の各辺は,試料のパイル

の列又はステッチ方向に対して完全に平行でなければならない。

採取後の試験片の裏面の 4 辺の長さを,mm 単位で測定する。

注(

2

)

信頼限界を考慮し,4 枚以上の試験片を用意する(5.参照)

7.4

手順  手順は,次による。

a

)

針及びピンセットを用い,各試験片のパイルを形成しているすべての糸を注意深く取り出し,それを

収集する。

多色のウイルトンカーペットにあっては,試験片のパイルを形成しているかいないかにかかわらず,

表面に現れていない沈み糸(以下,デッドヤーンという。

)もパイル糸として収集する。

b

)  4.

で規定する調整条件下でパイル糸及びデッドヤーン(デッドヤーンがある場合)を恒量に達するま

で調整する。

c

)

調整したパイル糸及びデッドヤーン(デッドヤーンがある場合)の質量(m)を,0.01 g 単位で測定する。


4

L 1021-4

:2007

ただし,多色のウイルトンカーペットには,デッドヤーンが試験片表面に露出していない場合もある

が,このような場合もパイル糸としてその質量を測定する。

7.5

試験結果  各々の試験片の面積 A (mm

2

)

を求める。次に,各試験片ごとに,次の式によって単位面積

当たりのパイル糸の全質量(g/m

2

)

を求める。

単位面積当たりのパイル糸の全質量(g/m

2

)

6

10

×

A

m

ここに,

m

試験片の質量 (g)

A

試験片の面積 (mm

2

)

さらに,変動係数(CV)を計算し,必要ならば,5.の規定によって試験片を追加し,試験を行う。最後に,

全試験片から得られた単位面積当たりのパイル糸の全質量の平均値及び変動係数(CV)を計算する。

7.6

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a

)

試験は,この規格項目に従った旨

b

)

試験片を採取した試料の明細(製造業者及び型番)

。部分的にパイル長又はパイル密度に違いのある場

合は,その旨

c

)

調整及び試験時の標準状態

d

)

試験に用いた試験片の数

e

)

各試験片の単位面積当たりの全パイル質量(g/m

2

)

f

)

単位面積当たりの全パイル質量(g/m

2

)

の平均値及び全試験片から得られた変動係数

g

)

デッドヤーンがある多色のウイルトンカーペットの場合,その状態

8.

単位面積当たりの基部上のパイル質量

8.1

原理  一定寸法の試験片のパイル刈取り前後の質量を測定し,その差を求める。

8.2

試験器具及び装置  試験器具及び装置は,次による。

a

)

ナイフ  6.2 a)による。

b

)

はかり  6.2 b)による。

c

)

定規  6.2 c)による。

d

)

バンドナイフ機又はハンドヘルドクリッパ(バリカン)  基部からパイルを完全に刈り取る性能をも

つもの。

備考1.  シャーリング機及び操作方法の詳細は,受渡当事者間の協議による。

2.

2

種類の装置から得られた結果は,一致しない。

e

)

プレス機及びカッター  プレス機及びカッター又は同等の性能をもつ装置。ただし,円形又は方形の

面積(A

2

)

は 25 000 mm

2

以上でなければならない。

8.3

試験片  JIS L 1021-1 によって,ナイフを用いて 200 mm×200 mm 以上のく(矩)形の試験片を 4

枚以上(

3

)

採取する。ただし,試験片の各辺は試料の生産方向に対して平行又は直角とする。

注(

3

)

信頼限界を考慮し,4 枚以上の試験片を用意する(5.参照)

8.4

試験片の準備  4.で規定する調整条件下に試験片を平らに,一枚ずつ,表面を上にして恒量に達する

まで調整する。

8.5

手順  手順は,次による。

a

)

各々の試験片の質量(m

1

)

を,0.01 g 単位で測定する。


5

L 1021-4

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b

)

各々の試験片の裏面 4 辺について,たて及びよこ方向の長さを mm 単位で測定する。

c

)

試験片のパイルを次のように刈り取る。

1

)

バンドナイフ機を用いる場合は,基部をきず付けないように送りローラをできるだけ低い位置に保

ちながら刈り取る。ローラを同一の位置にし,試験片の方向を変え,数回,バンドナイフ機に送る。

刈取り終了後,パイルのあった面をブラッシングする。

2

)

ハンドヘルドクリッパを用いる場合は,すべての方向に刈取り作業を行う。基部をきず付けず,基

部に沿ってすき具又はカッターを使用し,基部限界まで刈取りを行う。このとき,パイルは絶対に

引き抜かない。また,基部を傷めてはならない。試験片の端のパイルは刈り取る必要はない。パイ

ル刈取り終了後,試験片の中心部から 25 000 mm

2

の試験片を採取する。

刈取り作業中及び/又は刈取り終了後にブラッシング,ブロー又は吸引などの方法で試験片を調

製する。

なお,刈取り作業は,刈取り機の刃に繊維の微じん(塵)が肉眼で確認できなくなるか,又は繊

維の微じん(塵)を目立たせるような色の平面上でパイルの刈取り面を下にして基部を振り,繊維

の微じん(塵)が落ちなくなるまで続けなければならない。

d

)

刈取り終了後,損傷を受けておらず,完全にパイルの刈り取られた部分から基部の単位面積当たりの

質量を測定する。刈取り後の試験片の中央部分付近から,プレス機及びカッターを用い,25 000 mm

2

以上の完全にパイルが刈り取られた試験片を採取する。

なお,採取した試験片の基部中の糸には損傷を与えたり,引き抜いてはならない。

e

)

パイルを刈り取った試験片から採取した刈取り後の試験片は,4.で規定した調整条件下に試験片を平

らに,一枚ずつ並べ,恒量に達するまで調整する。

f

)

最終調整後,刈取り後の試験片の質量(m

2

)

を 0.01 g 単位まで測定する。

8.6

試験結果  8.5 b)で測定した各々の試験片の幅及び長さの平均値を求め,各試験片ごとに面積(A

1

)

mm

2

を算出する。次に,個々の試験片ごとに単位面積当たりの全質量(m

1

/A

1

)

を計算する。8.5 d)で規定する

ように,パイル刈取り後の各試験片の面積(A

2

) mm

2

を求め,各々の試験片のパイル刈取り後の単位面積当

たりの質量(m

2

/A

2

)

を算出する。

参考  A

2

A

1

の場合は,刈取り後の試験片の全質量が計算できる。カッターを用いた場合は,A

2

は刈

取り後の試験片から採取された面積に等しい。

次に,次の式を用い,各試験片ごとに単位面積当たりの刈取りパイル質量 Q

A

(g/m

2

)

を求める。

単位面積当たりの刈取りパイル質量 Q

A

 (g/m

2

)

6

2

2

1

1

10

×

÷÷ø

ö

ççè

æ

A

m

A

m

さらに,変動係数(CV)を計算し,必要ならば,5.の規定によって試験片を追加し,試験を行う。最後に,

全試験片から得られた単位面積当たりの刈取りパイル質量の平均値及び変動係数(CV)を計算する。

8.7

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a

)

試験は,この規格項目に従った旨

b

)

試験片を採取した試料の明細(製造業者及び型番)

。部分的にパイル長又はパイルの個数に違いがあっ

た場合は,その旨

c

)

調整及び試験時の標準状態

d

)

試験に用いた試験片の数

e

)

各試験片の単位面積当たりの基部上のパイル質量(g/m

2

)

f

)

単位面積当たりの基部上のパイル質量(g/m

2

)

の平均値及び全試験片から得られた変動係数


6

L 1021-4

:2007

g

)

部分的にパイル長又はパイルの個数に違いがあったかどうか

h

)

刈取りに用いた装置の種類

9.

単位面積当たりの基部上のパイル質量及びパイル繊維の体積比

9.1

原理  パイル刈取り前後の試験片からパイル層の厚さを測定する。得られた測定結果及び単位面積

当たりの基部上のパイル質量から,単位体積当たりの基部上のパイル質量及びパイル繊維の体積比を算出

する。

9.2

試験器具及び装置  試験器具及び装置は,8.2 a)∼d)に規定するもの並びに JIS L 1021-3 の 5.に規定

するカーペット厚さ測定器及び直定規。

9.3

試験片  8.3 で規定する方法と同様に試験片を採取する。

9.4

試験片の準備  直定規又は定規などを用いて,パイルの傾斜方向に対して初めは逆に(逆目方向),

次に順方向(順目方向)に使用面を軽くブラッシングする。その後,恒量に達するまで,4.で規定する調

整条件下に試験片を平らに,一枚ずつ,表面を上にして,24 時間以上調整する。

9.5

手順  手順は,次による。

a

)

各試験片の基部上のパイル層の厚さを,JIS L 1021-3 の 5.2 によって,測定する。

b

)  8.5 c)

によって,試験片からパイルを刈り取り,8.によって,刈取り前後の単位面積当たりのパイルの

質量を求める。

9.6

試験結果  試験結果は,次による。

a

)  JIS L 1021-3

の 5.2 によって,各試験片から得られたパイル層の厚さの平均値(d)を,0.1 mm 単位まで

求める。

b

)  8.6

によって,単位面積当たりの基部上のパイル質量の平均値(g/m

2

)

を求める。

c

)

次の式によって,標準圧力下(2.0 kPa±0.2 kPa)における単位体積当たりの基部上のパイル質量 Q

s

(g/cm

3

)

を算出する。

(

)

3

A

3

10

cm

g

s

×

=

d

Q

Q

3

2

2

1

1

10

×

=

d

A

m

A

m

ここに,  m

1

m

2

A

1

A

2

及び Q

A

: 8.5 及び 8.6 による

d

JIS L 1021-3

の 5.2 によって測定したパイル

層の厚さ (mm) 

d

)

単位体積当たりのパイル繊維の体積比は次の式によって,算出する。

単位体積当たりのパイル繊維の体積比=

F

S

Q

Q

ここに,  Q

S

:  単位体積当たりの基部上のパイル質量 (g/cm

3

)

Q

F

:  パイル構成繊維の比重 (g/cm

3

) (

4

)

備考  パイル繊維の体積比は,見掛けの表面パイル密度をパイル構成繊維で除したものであるが,密

度百分率(%)として表現してもよい。

注(

4

)

パイルが 2 種類以上の繊維で構成されている場合は,パイル構成繊維の比重(Q

F

)

は次の式によ

って,算出する。


7

L 1021-4

:2007

n

n

F

F2

2

F1

1

100

Q

C

Q

C

Q

C

Q

+

⋅⋅

+

=

ここに,

  C

1

繊維の密度

Q

F1

の繊維の混用率

C

2

繊維の密度

Q

F2

の繊維の混用率

C

n

繊維の密度

Q

Fn

の繊維の混用率

9.7

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a

)

試験は,この規格項目に従った旨

b

)

試験片を採取した試料の明細(製造業者及び型番)

c

)

調整及び試験時の標準状態

d

)

各試験片のパイル層の厚さ

e

)

パイル層の厚さの平均値(

0.1 mm

単位)

f

)

各試験片の単位面積当たりの基部上のパイル質量

 (g/m

2

)

g

)

単位面積当たりの基部上のパイル質量の平均値

 (g/m

2

)

h

) 2.0

kPa

の圧力下における単位体積当たりの基部上のパイル質量

 (g/cm

3

)

i

)

単位体積当たりのパイル繊維の体積比

j

)

刈取りに用いた装置の種類


8

L 1021-4

:2007

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS L 1021-4

:2007  繊維製床敷物試験方法−第 4 部:質量の測定方法

ISO 8543

:1993,繊維製床敷物−質量の測定方法

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

1.

適用範囲 

繊維製床敷物の単位面
積当たりの全質量など
の測定方法を規定。

ISO 8543

1 JIS

に同じ。

IDT

2.

引用規格 

JIS L 1021-1 

2 ISO 

1957 

MOD/

変更

JIS L 0105

JIS L 1021-3 

ISO 139

ISO 1765

ISO 1766 

MOD/

変更

JIS

か ら の 引 用 事 項

は,対応 ISO 規格の該
当事項と同等である。

JIS L 0212-1

− MOD/追加

− 3.のために追加。

3.

定義 

JIS L 0212-1

によるほ

か,次による。

a)

恒量

b)

単位面積当たりのパ

イル糸の全質量

c)

単位体積当たりのパ

イル質量

d)

パイル繊維の体積比

3

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格で規

定の用語[a)∼d)]以外
に,JIS L 0212-1 を引

用し,用語の定義を追
加。

ISO

規格に定義された用語以外も必

要と判断されるため。

4.

調 整 及 び

試験条件 

JIS L 0105

を引用して規

定。

4 JIS

に同じ。

IDT

5.

試 験 片 の

 

試験片の数を規定。

5

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

変 動 係 数  (CV) の 計
算式を記載。

計算式を記載し,算出を容易にした。

 
 
 

8

L

 1021-4


2007


9

L 1021-4

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

6.1

適用範囲

MOD/

削除

1.

(適用範囲)の内容と重複ゆえ削除。

次回 ISO 規格改正時の提案を検討す

る。

6.

単 位 面 積

当たりの全

質量

6.1

原理

6.2

試験器具

6.3

試験片

6.4

試験片の準備

6.5

手順

6.6

試験結果

6.7

試験報告書

6.2

6.3

6.4

6.5

6.6

6.7

6.8

JIS

に同じ。

IDT

− 7.1

適用範囲 MOD/削除

1.

(適用範囲)の内容と重複ゆえ削除。

次回 ISO 規格改正時の提案を検討す

る。

7.

単 位 面 積

当たりのパ

イル糸の全
質量

7.1

原理

7.2

試験器具

7.3

試験片

7.4

手順

7.5

試験結果

7.6

試験報告書

7.2

7.3

7.4

7.5

7.6

7.7

JIS

に同じ。 

IDT

 
 
 
 
 
 
 
 
 

9

L

 1021-4


2007


10

L 1021-4

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

8.1

適用範囲

MOD/

削除

1.

(適用範囲)の内容と重複ゆえ削除。

次回 ISO 規格改正時の提案を検討す

る。

8.1

原理

8.2

JIS

に同じ。

IDT

8.2

試験器具及び装置 8.3

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

ISO

規格にある,バン

ド ナ イ フ 機 又 は ハ ン
ドクリッパの後に“バ

リカン”を追加。

バリカンは,我が国では一般的な用語
であり,ハンドクリッパと同義語であ
るため。

8.

単 位 面 積

当たりの基

部上のパイ
ル質量

8.3

試験片

8.4

試験片の準備

8.5

手順

8.6

試験結果

8.7

試験報告書

8.4

8.5

8.6

8.7

8.8

JIS

に同じ。

IDT

9.

単 位 当 た

りの基部上

のパイル質
量及びパイ
ル繊維の体

積比

9.1

適用範囲

MOD/

削除

1.

(適用範囲)の内容と重複ゆえ削除。

次回 ISO 規格改正時の提案を検討す

る。

 9.1

原理

9.2

試験器具及び装置

9.3

試験片

9.4

試験片の準備

9.5

手順

9.6

試験結果

9.7

試験報告書

9.2

9.3

9.4

9.5

9.6

9.7

9.8

JIS

に同じ。

IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

10

L

 1021-4


2007


11

L 1021-4

:2007

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

11

L

 1021-4


2007